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29日の相場は主力株の多くが下げる一方、小型株は高安まちまちとなった。日経平均は247円=0.94%安、TOPIXは0.72%安だった。
プライムは0.72%安、スタンダードは0.29%高、グロースは1.43%高だった。騰落銘柄数を見ると、グロース、スタンダードはもちろん、プライムまで値上がり銘柄の方が多かった。いかに主力大型株中心の下げだったかということである。

【クリアル】
道場銘柄は、またまたクリアル(推)に振り回された。1710▼67で始まりじきに1830△53まで猛反発、しかし10時24分には1669▼108まで急落、終値は1698▼79。
どうもこの会社の真価を分かっていない投資家が多いように思うので、簡単に説明しておきたい。
①いわゆる不動産会社ととらえるのは間違い。IT技術株という側面にもっと着目すべきで、不動産取引に革命をもたらしつつある会社である。
②不動産株と連動して動くとみる見方も間違い。確かにクリアルのファンドも不動産に投資するわけだが、それは単にマンションや戸建て住宅に投資するのではなく、多種多様な有望物件(単身者用のマンション以外にも保育園、物流施設、オフィス、専門学校等)を用意、不動産知識の乏しい個人等に提供するものだ。物件の種類、立地等、選び抜かれた好物件のため、次々に簡単に募集完了になっているわけで、不動産市況にも、たいして左右されないわけである。
③そもそも、現在の不動産市況について、ほとんどの株式の投資家は的確な知識を有していないと思われる。都心中心の人気物件に限れば、この10年くらいをとってみれば、ほぼ一本調子の上げとなっている。クリアルの提供する物件は、都心一等地ばかりとは言えないが、交通の便利さもあって人気だったり物流施設としては一等地だったり、どれもさすがと思わせる好立地物件ばかりなのである。

以上のようなわけで、同社のファンドは今後も売れ続け、同社の高成長は揺るぎないとみるわけである。
論より証拠、CREALロジスティクス東京鹿浜の応募がどうなるかを見ようではないか。1.05日20時00分から募集開始である。私はさすがとうなるくらいの応募状況になるとみている。そのとき、株価がどう反応するか楽しみだ。もし、不人気で応募がなかなか集まらなかったら、その時は己の不明を恥じるばかりだが、まあそういうことはなかろう。

【久世】
久世(推)は安寄りし一進一退の動きから、後場後半になって一気に上げ終値は763△29の高値引け。出来高はさらに増え34600株に達した。私の指摘で新四季報を改めてじっくり見て、おお、こんなすごい業績の会社が、こんなとんでもない株価に放置されていたのかと驚き、買いに走っているのかもしれない。何せ来期、と言っても3ヵ月余後には今期になる2024年3月期は史上最高益必至の会社の株価が歴史的安値圏にあったのだ。そもそも赤字に転落する前の同社の株価は、900円弱から1000円強のレンジ相場だったのである。
とりあえずは突飛高してつけた884円(2022年3月)が目標になるが、そんなものでは終わらないだろう。以前のレンジ相場の900円から1000円のレンジに復帰、その後は1118円(2017年2月)を目指そうというのが、私の読みのわけである。大納会後、大発会まで十分、この会社について研究されたい。そうすれば売る気は起きず、もっと買わねば思うようになること必至である。

12月29日 22時37分記

28日の相場は小幅安となった。安寄り後大きく下げる場面もあったが、次第に下げ幅を縮小し、終値では日経平均は107円=0.41%安、TOPIXは0.06%安だった。主力大型株には高いものも多く、プライムの騰落銘柄数も、やや値下がり銘柄が多い程度だった。日経平均の下落率が大きいのは、例によって、ファストリ、ソフトバンクG、東エレクが、そろって大きく下げたためである。

道場銘柄は値上がりするものが多く、トータルでも、それなりのプラスになった。

ただ、明日は大富豪の夢を抱いて寝たというのに、それはかなわなかった。
クリアル(推)が買い気配で始まり、しばらくして急伸、2100△352という夢のような値段をつけたわけだが、そこからは、ほぼ上げ幅を縮める一方で、終値は最安値に近い1777△29になってしまったためである。私は、朝の気配を見て(2090円程度だったと記憶する)、こんな値段で売れるのならと、2050円くらいから2047円まで、幅広く売りを出しておいた。ところが、寄り直前になると、雲行きが怪しくなってきた。そこで急いで1910円前後にも指値を追加、結局、1948円で寄り付いたわけである。その後、2100円まであったので、それなりに売れはした。最高値では2095円で400株約定。結局、私にしては比較的多く売れた(総保有株数の約15%)が、欲を言えば25%くらいは売っておきたかった。
このように株価が乱高下すると、多くの投資家は振り落とされるわけだが、会社の実態をよく見極め対処することが重要だ。クリアルのビジネスモデルは、これからの大きな飛躍を約束しているのではないか。少し長い目で見れば、2100円は通過点だったということになりそうだ。急に冷たくなって手放したりせず、未来を信じて持続。

お昼に発表した「新四季報銘柄(第3弾)」の久世(推)は、後場、12時30分に680▼6で始まり、すぐに700円強まで駆け上がってしまったが、必死に頑張れば680円から710円程度では買えたであろう。終値は高値引けの734△48。
秘蔵の材料は後の楽しみに取っておいて、ここではPERについてだけ書いておこう。
予想経常利益は2023年3月期、会社予想は3.60億円。対して四季報は前号の4.40億円→5.30億円と、大きく増額している。さらに24年3月期は4.80億円→7.50億円と驚異的な増額となっている。
よって普通なら四季報発売日の12.16日、ストップ高してもいいくらいだったのだが、648▼8と逆に下げる始末。その後も軟調な推移だったので、私も取り上げるのは、まだいいかくらいでいたら27日、突如大商いで大きく上げたわけである。
さてPERである。来期予想1株利益(名目)は四季報では127.5円、鎌倉式実質1株利益(純利益は経常利益の7割とみなして算出)は113.5円。よってPERは名目で5.76倍、実質で6.47倍。
24年3月期業績は史上最高益(経常利益、純利益とも)になる。にもかかわらず株価は最近の最安値(2022年5月614円)をやや上回った程度。ここで、かなり上げたとはいえ、なお底値圏に毛の生えた程度である。しかもチャート的には、この半年以上、まったく無相場で、底練りしていたのである。クリアルが4月につけた上場来高値の1954円を、ついに今日更新した。はるかに仰ぎ見る高い山だったが、あっさり越えたのである。
久世の場合、3月に884円をつけている。さしずめ、これがクリアルの1954円に当たろう。884円でも実質PERは7.79倍に過ぎない。軽く達成可能とみていいかもしれない。実力を素直に評価すれば1000円でも安いくらいだ。PER10倍の1135円あたりが正当な評価だろう。

ヴィスの動きがいい。取り上げた時が945円。28日は1062円まであって1028△9。オフィスの設計・レイアウト等の会社だが、テレワーク対応向けなどの需要が伸びていて、業績が急向上している。新四季報では前号比、今来期とも大幅増額されていて、会社予想とは一段と乖離している。来期予想実質PERは8.0倍に過ぎない。1100円から1200円があっていい。

データアプリの動きもいい。取り上げた時が1651円。28日は1750円まであって1745△45.。

一方、どうしようもないのがファインズで、この日も1215▼84。なぜこうも下げるのかと調べたのだが、ようやく分かった気がする。この9月のIPO銘柄ということに原因がありそうだ。こうした公開したばかりの銘柄は、しばらくの間、不安定で激しい値動きになりがちだ。同類で、ここ暴落しているのが5032 ANYCOLOR(12500円→5500円)、9227 マイクロ波化学(3105円→1711円)で、こうした銘柄への連想が働いていると思われる。ただファインズの場合、業績好調に加え、PER的にも安いので、いずれは見直されよう。

ブテックス(推)とセック(推)の株価はなぜか反対の動きをする。この日は、ここ快調に戻していたブテックスが反落、代わってセックが2740△35と3日ぶりに反発した。セックは2912円の年初来高値更新から3000円挑戦の方向だろう。

12月28日 23時17分記
ほぼ想定通り、日経平均先物は朝方(寄り前)、250円程度のマイナスとなっていた。
「新四季報銘柄(第3弾)」(推奨銘柄でもある)に予定している銘柄は小幅安で始まり、その後大きく下げたので、このまま行ったら、昼休みに発表、、よかったと喜んでいたと思ったら、その後かなり戻してしまった。
それでも日経平均は190円安からかなり戻し157円安(前引け)、市場も落ち着きを取り戻してきたことでもあり、このタイミングでの発表はまずまずだったと言えよう。

前置きが長くなった。

2708 久世 680▼6

私がなぜ注目するかは、後日に譲るとして、以下に掲示板の書き込みを紹介しておく。

>通期の1株利益が75.65円、株価643円で、PER8.5なんだけどな。
通期予想の修正はないのに、なんで各サイトでPER10台なんだろうか??

>2023/3EPS 60.5円→PER 11.3倍

PER10倍台とか11.3倍というのはヤフーファイナンスの「詳細情報」に出ている数字だろう。こういう数字をうのみにしてはいけないというのは、いつも書いていることである。しかもこれは2023年3月期の予想数字だ。
もう年末も年末、すぐに2023年になる。こういう時は2024年3月期の予想数字を使うのが適当なのは論を待たない。新四季報で24年3月期の予想経常利益、予想1株利益、それに基づく鎌倉式実質1株利益を見て、PERを計算してみよう。

結構、値動きが荒いので、買い注文はかなり違う株価でいくつか指して買うのをお勧めする。万一、買った値段からかなり下げたような場合は、天与のナンピン買いのチャンスと心得、買いますといいだろう。

12月28日 12時29分記
野球で言えば9回2死走者なしくらいになって大逆転劇が起きた感じだ。
クリアル(推)が、引け後、2023年3月期業績予想を上方修正、株価が爆発高必至という情勢になっているのだ。予想経常利益を3.10億円→4.30億円に引き上げた。
27日の終値は1748△76だった。PTSでは大商い(1万株弱)になっていて、2000円で始まり高値では2143円まであって現在は1980△232。.夢かとぞ思う水準のわけである。日経平均等の12.15日~21日までの悪夢のような下げは、道場銘柄の場合、26日、27日の上げで、かなり癒えていたわけだが、今度、クリアルがこれくらい上げると保有割合によっては完治することになる。

27日の相場は、前日に続いて、いや前日以上に小型株中心に上げた。日経平均は42円=0.16%高にとどまったが、騰落銘柄数を見ると、171円高した前日以上に値上がり銘柄は多かった。TOPIXは0.40%高。信越化学、ソニー、日立、三菱重工、トヨタなどの日本を代表するような製造業の会社の株価が、軒並み大きく下げた。東エレクも大幅安で半導体関連も下げる銘柄が多かった。三菱UFJは年初来高値を更新するなど、銀行株人気が再燃。
マザーズ指数は9立会日ぶりに大幅反発。

道場銘柄はセック(推)、メルディア、武蔵精密が下げたくらいで、あとはすべて上げた。

20円~30円は上げないとおかしいとしたエージーピーは751△27まであって747△23。なお、アドベンチャー、エイチ・アイ・エス、じげんなども軒並み上げており、中国政府が26日夜、出入国規制を1.08日から撤廃と発表したことが、好感されていると思われる。駐機中の航空機に電力を供給するエージーピーにとっては、まさに待ちに待った好材料であり、株価はもっと大きく見直されることになろう。

ブティックス(推)は3560△135と続伸、この間の下げはなんだったんだろうという動きだ。

イトーキは608△7と続伸、引け新値。

ゲオは2286△1166で連日の年初来高値更新。なお、最近の物価高を映してか、コメ兵、ハードオフ、トレファクなどのリユース等の銘柄は軒並み大きく上げた。

「新四季報銘柄」は以下のように、この日、すべて、そしてほとんどが大きく上げた。(左の株価は12.19日終値)
3848 データ・アプリケーション 1651△1 1700△20
5071 ヴィス 945△10 1019△81(スタンダード値上がり率4位)
5125 ファインズ 1565△68 1299△41
6062 チャームケア 1203▼20 1224△6
6562 ジーニー 1270▼17 1220△32

補欠
2883 大冷 1885▼5 1869△1
6257 藤商事 1059▼5 1230△58
7427 エコートレーディング 648△1 649△23

取り上げて(12.19日)以降の株価だが、トータルでわずかながらもプラスになった。8銘柄を各100万円ずつ計800万円買ったとすると、807.1万円になる(手数料等は無視)。この間、日経平均は27238円→26448円と2.9%と下げている(800万円は777万円になる)ので、今回も全銘柄を買っていれば、満足できる成果になったわけである。

「新四季報銘柄」の第3弾を発表する予定だった。ところが、この銘柄が、27日、かなり上げてしまった。また日経平均先物が、現在、かなり下げている。あえてここで発表すれば、うまくいくケースもなくはないだろうが、うまくいかない(例えば28日起きてみたら日経平均先物が300円とかの急落になっていて、市場は全面安となるケース)ことも十分ありうる。
あれこれ考えた末、やはり、ここでの発表は見送ることにした。
近々発表する考えに変わりはないので、しばしお待ちいただきたい。28日の昼休みに発表の可能性もある程度はあるので気にしておかれたい。

12月27日 23時39分記

26日の相場は小型株中心に上げた。日経平均は171円=0.65%高、TOPIXは0.24%高だった。金融、保険が下げたため、TOPIXの上昇率は小さかった。日経平均はファストリ、東エレクがともに2%台のプラスになったことが効いた。
スタンダードは0.01%安。グロースは0.44%安だったが、これで8

道場銘柄は大半の銘柄が上げ、トータルでも大幅高となった。

クリアル(推)は1672△185(グロース値上がり率2位)。
>ファンドの新規案件は「12月詳細公開予定」と出て久しい。今年も残りわずか。新規案件の発表はもうすぐだ。早ければ明日、月曜にあってもおかしくない。
と前稿で書いたわけだが、まさにどんぴしゃり、月曜26日、(おそらく引け後)に発表された。
(仮称CREAL )ロジスティクス東京鹿浜 募集期間1.05日20時00分から1.22日20時00分  想定利回り4.8%
「成長産業であるeコマース市場を支えるアセットタイプである物流施設への投資」であり、高利回りでもあるので、すんなりと完売となりそうだ。1.05日20時00分からに注目。

ブティックス(推)は23日、わけもなく225円の急落を演じたわけだが、この日は3425△230と下げ幅を5円上回る上げとなった。

イトーキは615円まであって601△27(プライム値上がり率13位)。23日引け後に2022年12月期の業績予想を上方修正したことが好感された。特別利益が発生したため予想PERは5倍台になってしまうが、実質PERでも9倍台になる。同業のコクヨ、オカムラに比べなお割安だ。

エージーピーは724△4。12.22日に90万株(発行済み株式数の6.45%)の自己株式の取得を発表している。日航、日本空港ビルディング、ANAの保有株の一部を取得するもので、いびつな株主構成(この3社の保有割合は合計で80%もあった)の是正も狙ったものだろう。
23日8時45分にToSTNET-3で88万株を買い付け完了(株価は前日終値の726円)。
自社株買いなのだから取得株分くらいの株価アップがあって当然のわけだが、実際のところ、まったく上げていないどころか、わずかながら下げてさえいる。私も見落としていたくらいで、この自己株式取得がほとんど知られていないことに加え、726円で立会外で瞬時に取得したので、多くの投資家が、影響ないことと勘違いしたのかもしれない。
しかし88万株が日航等からエージーピーに移ったのである。少なくとも1株利益の算出に当たっては、この分は発行済み株式数から除外されるので、1株利益は6.5%くらいアップする。日航等は安定株主で株式の売却はするわけがないから、そのうちの1部がエージーピーに移っても影響は実質的にはほとんどないと言う方もあるかもしれない。百歩譲ってそうだとしても「取得した自己株式は、そのうち(概ね半数を目安に消却し」(会社発表)というのだから3.3%程度は、完全に発行済み株式数が減少する。
要するに言いたいのは、今回の自己株式取得で、株価は少なくとも3~4%程度=20円~30円は上げないのは理論的にはおかしいということである。

「新四季報銘柄」の今日の株価は以下のとおり。(左の株価は取り上げた12.19日の終値)
今一つの動きだが、この間、日経平均は1000円近くも下げているので、何かとこれら銘柄をチェンジしたとすれば、かなりの好成績になる。

3848 データ・アプリケーション 1651△1 1680△22
5071 ヴィス 945△10 938▼1
5125 ファインズ 1565△68 1258▼8
6062 チャームケア 1203▼20 1218△46
6562 ジーニー 1270▼17 1188△48

補欠
2883 大冷 1885▼5 1868▼7
6257 藤商事 1059▼5 1172△77 
7427 エコートレーディング 648△1 626△16

株式市場をめぐる状況は、依然、視界不良だ。大きく噴き上げたような局面では、多少は売る等、用心ぶかく大納会(12.30日)まで、対処したい。なおアメリカ市場は、26日は休場日。

12月26日 23時35分記





23日の相場は、前日のアメリカ株が大きく下げた(NYダウ1.05%安、NQ指数2..18%安)のを受けて、大幅安となった。日経平均は273円=1.03%安、TOPIXは0.54%安だった。依然、銀行、保険などの金融株が逆行高しているため、こうした銘柄の影響が大のTOPIXの下落率が小さく、逆に半導体株全面安もあって日経平均の下落率が大きい。

道場銘柄も、大半の銘柄が下げた。
クリアル(推)は小幅安で始まった後1632△60まであったのだが、その後はいいところなくじり貧となり終値は1487▼85.。1600円台では多少なりと売っておきたかったところだが、そううまく立ち回れないが相場である。ファンドの新規案件は「12月詳細公開予定」と出て久しい。今年も残りわずか。新規案件の発表はもうすぐだ。早ければ明日、月曜にあってもおかしくない。好調な応募が確認されれば、株価に大きく好影響を与えるのは必至だろう。

ブテックス(推)、ファインズのここにきての下げがきつい。これほど下げることはないと思うが、懐具合が急速に悪化した個人投資家の投げ売りが、少しかさむだけで、こうしたことになると思っていいだろう。多少なりと投資家心理が上向けば、戻りもそれなりに大きくなるだろう。

セック(推)は2809△37と連騰。ブテックスがあれだけ急落する理由がなさそうなのと同様、こちらも、この地合いで連騰する理由もやや不可解で、どちらも、今の地合いのなせる業とみておいた方がいいだろう。いずれにせよ、両銘柄とも、業績、成長性とも文句なく、今後に期待しよう。

23日のNYダウは176ドル=0.53%高、NQ指数は0.20%高だった。日経平均先物は5円=0.02%高となっている。ここ、アメリカ株などとの比較でも、やや下げすぎ感があるので、26日の大幅高を期待しよう。

12月25日 21時53分記
22日の相場は、前日の正反対というか、実質的に前日下げた分をそっくり取り戻すものとなった。日経平均は前日の下げより小幅な上げ、TOPIXは前日の下げより大幅な上げとなったが、これは構成銘柄や算出法の違いによるもので、プライム指数でみれば、差は小さい。保険以外の全業種が上げたわけだが、そうした中で、半導体関連の銘柄は東エレクはじめ値下がりした銘柄の方が多く、目をひいた。世界の景気への先行き懸念が影響していると思われる。
スタンダードもほぼ同じことが言えるが、グロースだけは前日、22日とも下落となった。これは半導体関連の下げに通じる動きだろう。

道場銘柄は、前日、クリアル(推)が暴落したこともあって、トータルでも大きく下げたわけだが、この日は、ほとんどの銘柄が上げ、前日の下げ分をほぼ取り戻した。クリアルは7割弱の戻りにとどまったが、その他銘柄が前日の下げ以上に上げるものが多かったので、そうなったわけである。

私は20日の立ち合い開始直前で信用の保証金率は33.95%だったのだが、20日の大幅安で21日立ち会い開始直前では31.02%に急低下、そして21日はクリアルの暴落もあって場中で28%くらいまでさらに低下、これはたまらんと、かなり売って、大引け後では30.4%と、辛くも30%をキープ。
手元の現金も乏しく、22日も下げるとことだぞと思っていたのだが、、幸い大きく戻してくれたので、22日の大引け後では、一気に34.76%までアップ(以上ネット証券分)。
こんなことを書いたのは、今の相場、日経平均の変動幅があまりあてにならず、小型株中心の運用の場合は特に値動きが激しいため、上記のように保証金率が、1日で5ポイントくらいは平気で動く。信用でやっている方は、特にこの辺のことに気を付けて、ちょっと戻したからと安心せず、最悪の事態も想定して、持ち高は少なめに、慎重に対処されたい。現物の方も、下げれば、それなりにダメージを受けるわけだから他人事と思わず、慎重に行くようにされたい。

実は、現時点で、日経平均先物が大きく下げているのである。
先ほど発表されたアメリカの経済指標(7-9月期のGDP確定値、先週分新規失業保険申請件数)が、いずれも景気の良さを物語るものだったことが、株価にとっての悪材料になったようで、NYダウは現時点で1%前後のマイナスとなっており、日経平均先物もつれ安しているわけである。

12月22日 23時53分記

酷い相場が続く。
21日の日経平均は180円=0.68%安、TOPIXは0.64%安だった。実感としてはこんな程度の下げではきかないが、それには2つ理由がある。
一つは大型株指数の下落率が0.58%だったのに対し小型株は1.00%とはるかに大きかったこと。もう一つは、前日同様、数少ない値上がり銘柄の多くが銀行、保険関係で占められていること。このため、銀行株などポートフォリオに入れず、小型株中心に運用している投資家(道場銘柄はこれに該当する)の場合、ダメージが大きかったわけである。
これで日経平均は5立会日連続安、値下がり幅は1768円余、下落率は6.3%になる。この間、NYダウはそれほど下げたわけではなく、20日は0.28%高し、21日は現現時点で0.9%台の大幅高となっている。先行して金利上げに踏み切ったアメリカに対し、日本は何もせずのうのうとしているとみんな思っていたら、意表をついて突如の実質利上げに踏み切ったことが、こうした結果を生んだのだろう。比較的近年の傾向としてはよ「市場との対話」が重視されるように思うが、こうした点でも、日本はややもすればガラパゴス化しているようで、木で鼻をくくったような説明しかせず、また市場の裏をかくような対応もする。困ったものである。

それはともかく、ここまで日本株だけ独歩安をすると、そろそろ反騰も近いかもしれない。ただ予断を許さない状況ではあるので、十分な警戒は怠れないのは、言うまでもない。
日経平均先物は、100円前後の下落が続いていたのだが、23時くらいから下げ幅を縮小、現在は40円安前後である。

21日は特にクリアル(推)の下げが強烈だった。14時29分には1327▼347まで下げ、終値も1355▼319(グロース値下がり率2位)。推奨時(1133円)よりはまだかなり高いとはいえ、出来高が急増してかなりの投資家が参加した1017日の1303△90を起点とすると、ほぼ行って来いになったわけである。金利上昇はいい材料ではないが、しかし同社のようなファンドにとっては実際、ほとんど影響はないだろう。狼狽売りは慎みたい。PTSでは1370△15で出来高も900株と、それなりにある。

「新四季報銘柄」は、大半は下げてしまったが、それでもこの地合いにしては比較的強い動きになっている。

3848 データ・アプリケーション 1651→1700
5071 ヴィス 945→935
5125 ファインズ 1565→1445
6062 チャームケア 1203→1180
6562 ジーニー 1270→1195

補欠
2883 大冷 1885→1875
6257 藤商事 1059→1054
7427 エコートレーディング 648→629

地合いさえよくなれば、期待していいだろう。

12月22日 0時03分記


12.18日の稿で以下のように書いた。
>今後の経済指標次第で、いくらでも見方を変えるのがFRB(日銀とは大きく違う)であり(12.18日)
これに腹を立てたわけでもあるまいが、黒田日銀が意表をついて実質的利上げに踏み切った。昼休みに伝わったこの報に、後場から相場は一気に急落となった。

日経平均は821円安まであって670円=2.46%安、TOPIXは1.54%安だった。
実感としてはもっと大きく下げた感じなのには理由がある。金利が上昇するということで、銀行、保険、証券などの金融株が全面高になったわけだが、逆に言えばこれら業種の銘柄を除くと、ほとんどの銘柄が下げたわけで、まあ日経平均1000円安以上のダメージだった投資家が大半のわけである。

日本経済の弱さからして、これを契機に日本で、今後どんどん利上げが行われる可能性は、ほとんどないと言っていいだろう。物価の上昇も一時的な面が強く、ある程度値上げが出そろったところで落ち着くのではないか。円高になったことでもあり、電気・ガスやガソリンの価格は、今後大きく下がる方向とみてよい。
問題は賃金の横ばい・実質賃金の低下が続いていることで、これの重大さに早く気づき(政治家、経営者、労働者)、3者が実質賃金の引き上げとなる大幅な賃金引き上げをすることが、日本経済再生の第1歩となる。

話がやや横道にそれてしまった。21日の相場である。現在、アメリカ株はNYダウ、NQ指数とも、小幅高から次第に上げ幅を拡大している。。対して日経平均先物は大幅安から、ここにきて下げ幅を縮小、現時点で50円前後の下げとなっている。狼狽的な売りが収まれば、それなりに戻す可能性は十分あろう。
冷静に相場を見て対処するところだ。

12月21日 0時38分記
発表前に前回(上段は第1弾=9.19日、下段は第2弾=9.21日)分の成績を振り返っておこう。
数字は取り上げたときの株価→その後の高値(時日)時価である。

2681 ゲオ 1693△11→2060(12.13)1984
2982 ADワークス 156±0→169(11.25)154
2998 クリアル 1188△14→1919(12.19)1816
3457 And Do 880△20→891(9.20)853
3679 じげん 331▼7→408(12.13)386
4260 ハイブリッド 839△50→1370(11.28)1164
5261 リソルHD 4515△20→4810(10.12)4550

6333 帝国電気 1946▼26→2565(11.14)2241
7220 武蔵精密 1653▼57→1963(11.09)1682
8012 長瀬産業 2021▼34→2113(10.06)2022

And Do が情けない結果になり、ADワークス、長瀬産業がやや物足りない結果になったほかは、ほぼ文句のない結果だったと言えよう。中でも、ハイブリッド(高値までの上昇率=63.3%)、クリアル(同61.5%)は、満足のいく結果だった。

今回も、前回に負けない結果を目指して頑張ろう。
そのためにも、極力、すべてかそれに近い銘柄を早めに(原則は即)買うことをお勧めしておく。かなり上がってから買う(そして後で泣きを入れる)のは厳禁である。株価は12.19日終値。

3848 データ・アプリケーション 1651△1
5071 ヴィス 945△10
5125 ファインズ 1565△68
6062 チャームケア 1203▼20
6562 ジーニー 1270▼17

補欠
2883 大冷 1885▼5
6257 藤商事 1059▼5
7427 エコートレーディング 648△1

「補欠」などにするつもりは、最初なかったのだが、予算の関係等で8銘柄は多すぎると感じる方もあろうかと思い、2グループに分けた。

高寄りを避けるため、材料等は、この時点では書かない。各自四季報を読むようにされたい。そのさい、前号も併せ見、比較すると、推奨理由がよく分かるケースも出てこよう。四季報はないとか、前号は捨てたとかいう方もあるかもしれないが、今後はそういうことのないようにすることをお勧めしておく。

12月19日 21時17分記