2022.05.18
エスプール、クレステックは上げる
17日の相場は小幅高だった。日経平均は113円=0.42%高、TOPIXは0.19%高だった。
マザーズ指数は1.88%安と反落。
道場銘柄は多くが上げた。
好決算にもかかわらず下げたクレステックは1448△11と前日の下げ分だけ上げた。この会社の修正としてどこかで上方修正さえすればいいと思っているので、本決算で大上方修正となるわけだろうから、確固たる信念をもって持続。どこかで噴き上げるとみる。
ここ小型株軟調な中で強い動きのエスプール(推)は、前日同様高値からは大きく下押したものの1260△7で3連騰。
クロスキャット(推)は安くなる場面もあったが834△14と反発。これで決算への評価もいいものになったとすれば、先行きに期待も高まろう。
オプテックスは1914△67で引け新値。5.10日発表の第1四半期決算では経常利益は前年同期比53.7%の増益だった。2022年12月期は18.9%増益予想のわけだが、大幅上方修正必至とみれば、株価は2000円大台替わりから、さらに大きく上げる可能性が十分ありそうだ。
日本エスコン(推)も738△6と反発。
コシダカ、ルネサンス、ラウンドワン、ブロンコビリーなどのアフターコロナ銘柄も、ここに来てのコロナ感染状況の落ち着きから、大半の銘柄が上げた。アドベンチャーは下げた。
アメリカ株は現在NYダウ、NQとも上げている。特にNQは1%近い上げとなっている。このまま行って地合いが多少なりとも好転、小型株への物色意欲も戻るのを期待しよう。
5月18日 0時02分記
マザーズ指数は1.88%安と反落。
道場銘柄は多くが上げた。
好決算にもかかわらず下げたクレステックは1448△11と前日の下げ分だけ上げた。この会社の修正としてどこかで上方修正さえすればいいと思っているので、本決算で大上方修正となるわけだろうから、確固たる信念をもって持続。どこかで噴き上げるとみる。
ここ小型株軟調な中で強い動きのエスプール(推)は、前日同様高値からは大きく下押したものの1260△7で3連騰。
クロスキャット(推)は安くなる場面もあったが834△14と反発。これで決算への評価もいいものになったとすれば、先行きに期待も高まろう。
オプテックスは1914△67で引け新値。5.10日発表の第1四半期決算では経常利益は前年同期比53.7%の増益だった。2022年12月期は18.9%増益予想のわけだが、大幅上方修正必至とみれば、株価は2000円大台替わりから、さらに大きく上げる可能性が十分ありそうだ。
日本エスコン(推)も738△6と反発。
コシダカ、ルネサンス、ラウンドワン、ブロンコビリーなどのアフターコロナ銘柄も、ここに来てのコロナ感染状況の落ち着きから、大半の銘柄が上げた。アドベンチャーは下げた。
アメリカ株は現在NYダウ、NQとも上げている。特にNQは1%近い上げとなっている。このまま行って地合いが多少なりとも好転、小型株への物色意欲も戻るのを期待しよう。
5月18日 0時02分記
2022.05.17
外部環境は厳しさを増す
16日の相場は、日経平均こそプラスになったが、実態としてはかなり弱いものだった。日経平均は13日のアメリカ株の大幅高を受けて大幅高で始まり409円高まであったわけだが、その後は急速に上げ幅を縮小、結局119円(0.45%)高だった。これさえファストリ、ソフトバンクGによるもので、騰落銘柄数を見ると値上がり634に対し値下がりは1172に達した。TOPIXは0.05%安。結局、大型株だけが買われ中小型株は下げたのだが、小型株指数の下落率は0.66%だった。
マザーズ指数は1.42%高。
道場銘柄は大半の銘柄が下げた。
クレステックは1473△25で始まったのだが、寄り天となり1420▼28まであって1437▼11。あれだけの決算でこの下げは解せないが、これがこの日の相場だったと言うしかない。13日決算発表銘柄で(道場銘柄ではないが)6556ウェルビーは790▼81、4054日本情報クリエイトは1098▼75とともに大きく下げたが、決算内容は、ともにほぼ予定線程度だった。それでこの下げだから、クレステックの株価も驚くほどではないとも言えそうだ。まあ地合いのなせる業と言い換えることもできるわけで、地合いが小型株向きになるのを待とう。
ライトアップなどは、もっととんでもない値動きだった。2507△27で始まり2569△89までありながら終値では2172▼308。4.14日には3115円をつけたのにである。
AMG(推)、メルディア、クロスキャット(推)なども下げた。
エスプール(推)は強く1253△43。それでも高値の1292円からはかなり下げて終えた。
好決算を発表したポートは721△100のストップ高で大引け比例配分。
コロナ、ウクライナの2大懸念材料は、あまり気にしないでよさそうな状況になってきたように思われるが、代わってアメリカの金融引き締め、中国のコロナ感染状況の深刻化とそれによる世界経済への悪影響という2大悪材料が、次第に深刻になりつつある。
苦しい状況が続くが、これが相場と受け入れるしかない。一段安もありうると覚悟して、持ち高は少なめに、慎重に行くしかなさそうだ。
5月17日 0時09分記
マザーズ指数は1.42%高。
道場銘柄は大半の銘柄が下げた。
クレステックは1473△25で始まったのだが、寄り天となり1420▼28まであって1437▼11。あれだけの決算でこの下げは解せないが、これがこの日の相場だったと言うしかない。13日決算発表銘柄で(道場銘柄ではないが)6556ウェルビーは790▼81、4054日本情報クリエイトは1098▼75とともに大きく下げたが、決算内容は、ともにほぼ予定線程度だった。それでこの下げだから、クレステックの株価も驚くほどではないとも言えそうだ。まあ地合いのなせる業と言い換えることもできるわけで、地合いが小型株向きになるのを待とう。
ライトアップなどは、もっととんでもない値動きだった。2507△27で始まり2569△89までありながら終値では2172▼308。4.14日には3115円をつけたのにである。
AMG(推)、メルディア、クロスキャット(推)なども下げた。
エスプール(推)は強く1253△43。それでも高値の1292円からはかなり下げて終えた。
好決算を発表したポートは721△100のストップ高で大引け比例配分。
コロナ、ウクライナの2大懸念材料は、あまり気にしないでよさそうな状況になってきたように思われるが、代わってアメリカの金融引き締め、中国のコロナ感染状況の深刻化とそれによる世界経済への悪影響という2大悪材料が、次第に深刻になりつつある。
苦しい状況が続くが、これが相場と受け入れるしかない。一段安もありうると覚悟して、持ち高は少なめに、慎重に行くしかなさそうだ。
5月17日 0時09分記
2022.05.15
クレステックは第3四半期で通期業績予想を超過達成
13日の相場は大幅高となった。日経平均は679円(2.64%)高。ただしこれはソフトバンクG12.22%高、ファストリ4.42%高の寄与が大きい。値上がり銘柄数557に対し、これだけ日経平均が上げたのに値下がり銘柄も259もあった。TOPIXは1.91%高。
マザーズ指数は4.51%
道場銘柄はAMG(推)920▼29、メルディア677▼5以外は、ほとんどの銘柄が上げた。
AMGについて。
>なお決算発表は5.12日。そこで2023年3月期の業績予想も示されるわけで、この数字がどうなるかが大いに気にかかるところ。日本の会社の常で、とんでもない保守的な数字が出される懸念も残るが、上述のように高垣組が通期寄与することもあり、かなりいい予想になる可能性もかなりある。(5.09日の稿>
うっかりして見落としていたのだが、同社は2022年3月期決算を12日の14時40分に発表していた。22年3月期の数字は5.09日に出した数字と同じだったが、23年3月期の予想数字が「とんでもない保守的な数字が出される懸念も残る」としたとおりのひどいものだったのには往生した。
前期の経常利益14.09億円に対し今期(23年3月期)予想は10.00億円と29.1%もの減益予想となっている。この理由について会社は次のように述べている。
>今後につきましては、コロナ禍から未だ脱することができないことや、ウクライナ情勢をめぐる国際的な緊張高まりなどの影響が継続するものと思われます。
住宅業界におきましては、住宅資材、住宅設備機器などの供給不足や建設労務費の高騰などによる原価の上昇、納期の遅延、円安やインフレによる住宅ローン金利の上昇も懸念されます。
このような環境下において、当社グループは、第3四半期末より連結子会社となった髙垣組の業績が全期間にわたり寄与することから、売上高は22.3%増加し、20,000百万円を見込んでおります。しかしながら、前述した原価高騰を販売価格へ転嫁することは、現況の市場価格とのバランスを欠くことから難しく、営業利益1,100百万円、経常利益1,000百万円、親会社に帰属する当期純利益620百万円を見込んでおります。(決算短信)
しかし、この説明は納得しにくい。
コロナやウクライナ情勢は業績押し下げ要因になるとは思えない。むしろ押し上げ要因になる可能性の方が大きいとみた方がいいのではないか。原価高騰を販売価格へ転嫁することもそれなりに可能であり、難しいの一言で片付けるのはどうか。このように考えると、結局2022年3月期同様、23年3月期も大幅上方修正になる可能性大とみる。
12日の43円安に続き13日も29円安と続落したわけだが(12日の業績発表を見逃した投資家の売りが出たと思われる)、上記のように、今期業績予想が例によって行き過ぎた超保守的予想ではないかという見方が広がれば、株価も大きく見直されよう。
クロスキャット(推)は12日の引け後に2022年3月期決算と23年3月期決算予想を出している。22年3月期の経常利益は会社予想10.00億円(四季報予想11.50億))に対し11.71億円と大きく上回った。23年3月期予想は11.90億円と微増益予想だった。
微増益予想が気になる向きもあろうが、これは単に堅めの予想にしただけのことだろう。会社は次のように自信たっぷりだ。
>システム開発では、昨今の新型コロナウイルス感染症への対応をきっかけに、社会的にデジタルシフトが一気に加速しており、中でもデジタル政府に向けた取り組み推進により、各種行政手続きのオンライン化の進展や通信キャリア案件の受注拡大に取り組むとともに、DXへの期待が高まる中、これまで様々なBIビジネスで培った知見やノウハウを最大限に活用したBIソリューションを中心に強化し、更なる受注の拡大を目指しております。(決算短信)
配当は前々期の22円から前期は30円予想→32円に増配した。今期は18円(2分割を考慮すると36円)予想へ実質さらに4円増配する。
業績の評価が難しかったようで、株価は811▼14で始まり(これが安値)すぐに863△38まで急騰、終値は831△6.。事業の将来性をきちんと評価すべきだろう。
【クレステックの決算】
マーケットスピードで、数字を見た時が地獄に落とされた気がした。
2022年6月期の第3四半期決算(2021年7月~22年3月)の経常利益が11.65億円、通期予想が9.53億円(前年同期比-10.06%)というのが、目に入ったからである。しかし考えてみたら9.53億円というのは、これまで出していた通期予想の数字そのままで、要するに据え置いただけなのだった。
第3四半期累計で経常利益が11.65億円出たのに、第4四半期(22年4月~6月)は-2.12億円(赤字)で、通期では9.53億円になるというわけである。
>当第3四半期の業績につきましても、通期業績予想と比較し堅調に推移しておりますが、ロシアによるウクライナでの軍事作戦や上海での新型コロナウイルス感染症対策によるロックダウンなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況を踏まえ、2022年6月期の連結業績予測につきましては、2021年8月13日の「2021年6月期 決算短信」で公表いたしました通期の連結業績予想から変更はありません。なお、今後業績予想に変更が生ずると判断した場合には速やかに公表いたします。(決算短信)
いい加減にしてよねとしか言いようがない。こうした、真実を見ようとせず、ただ保守的、御身大事、減額修正は死んでも嫌だ的体質、それによる決断の遅さは、また日本経済凋落の原因にもなっているのではないか。
小幅増益予想くらいが妥当なAMGは大幅減益予想、それなりの増益予想が妥当なクロスキャットは微増益予想、どう見ても大々増益予想にすべきクレステックが10.6%減益予想というわけである。
もう少し投資家に真摯に向き合うことを、多くの上場企業に求めたいと思う。
PTSでは1500.1△52.1。16日はもっと正当に、しっかり評価してほしいものだ。
【アメリカ株猛反発】
NYダウは6立会日連続安で、さすがに売られすぎという見方が広まったようで、13日は466ドル=1.47%高と大きく上げた。NQは3.82%高。
これを受けて日経平均先物も197円=0.75%高となっている。
週明け16日の相場に期待しよう。
5月15日 20時24分記
マザーズ指数は4.51%
道場銘柄はAMG(推)920▼29、メルディア677▼5以外は、ほとんどの銘柄が上げた。
AMGについて。
>なお決算発表は5.12日。そこで2023年3月期の業績予想も示されるわけで、この数字がどうなるかが大いに気にかかるところ。日本の会社の常で、とんでもない保守的な数字が出される懸念も残るが、上述のように高垣組が通期寄与することもあり、かなりいい予想になる可能性もかなりある。(5.09日の稿>
うっかりして見落としていたのだが、同社は2022年3月期決算を12日の14時40分に発表していた。22年3月期の数字は5.09日に出した数字と同じだったが、23年3月期の予想数字が「とんでもない保守的な数字が出される懸念も残る」としたとおりのひどいものだったのには往生した。
前期の経常利益14.09億円に対し今期(23年3月期)予想は10.00億円と29.1%もの減益予想となっている。この理由について会社は次のように述べている。
>今後につきましては、コロナ禍から未だ脱することができないことや、ウクライナ情勢をめぐる国際的な緊張高まりなどの影響が継続するものと思われます。
住宅業界におきましては、住宅資材、住宅設備機器などの供給不足や建設労務費の高騰などによる原価の上昇、納期の遅延、円安やインフレによる住宅ローン金利の上昇も懸念されます。
このような環境下において、当社グループは、第3四半期末より連結子会社となった髙垣組の業績が全期間にわたり寄与することから、売上高は22.3%増加し、20,000百万円を見込んでおります。しかしながら、前述した原価高騰を販売価格へ転嫁することは、現況の市場価格とのバランスを欠くことから難しく、営業利益1,100百万円、経常利益1,000百万円、親会社に帰属する当期純利益620百万円を見込んでおります。(決算短信)
しかし、この説明は納得しにくい。
コロナやウクライナ情勢は業績押し下げ要因になるとは思えない。むしろ押し上げ要因になる可能性の方が大きいとみた方がいいのではないか。原価高騰を販売価格へ転嫁することもそれなりに可能であり、難しいの一言で片付けるのはどうか。このように考えると、結局2022年3月期同様、23年3月期も大幅上方修正になる可能性大とみる。
12日の43円安に続き13日も29円安と続落したわけだが(12日の業績発表を見逃した投資家の売りが出たと思われる)、上記のように、今期業績予想が例によって行き過ぎた超保守的予想ではないかという見方が広がれば、株価も大きく見直されよう。
クロスキャット(推)は12日の引け後に2022年3月期決算と23年3月期決算予想を出している。22年3月期の経常利益は会社予想10.00億円(四季報予想11.50億))に対し11.71億円と大きく上回った。23年3月期予想は11.90億円と微増益予想だった。
微増益予想が気になる向きもあろうが、これは単に堅めの予想にしただけのことだろう。会社は次のように自信たっぷりだ。
>システム開発では、昨今の新型コロナウイルス感染症への対応をきっかけに、社会的にデジタルシフトが一気に加速しており、中でもデジタル政府に向けた取り組み推進により、各種行政手続きのオンライン化の進展や通信キャリア案件の受注拡大に取り組むとともに、DXへの期待が高まる中、これまで様々なBIビジネスで培った知見やノウハウを最大限に活用したBIソリューションを中心に強化し、更なる受注の拡大を目指しております。(決算短信)
配当は前々期の22円から前期は30円予想→32円に増配した。今期は18円(2分割を考慮すると36円)予想へ実質さらに4円増配する。
業績の評価が難しかったようで、株価は811▼14で始まり(これが安値)すぐに863△38まで急騰、終値は831△6.。事業の将来性をきちんと評価すべきだろう。
【クレステックの決算】
マーケットスピードで、数字を見た時が地獄に落とされた気がした。
2022年6月期の第3四半期決算(2021年7月~22年3月)の経常利益が11.65億円、通期予想が9.53億円(前年同期比-10.06%)というのが、目に入ったからである。しかし考えてみたら9.53億円というのは、これまで出していた通期予想の数字そのままで、要するに据え置いただけなのだった。
第3四半期累計で経常利益が11.65億円出たのに、第4四半期(22年4月~6月)は-2.12億円(赤字)で、通期では9.53億円になるというわけである。
>当第3四半期の業績につきましても、通期業績予想と比較し堅調に推移しておりますが、ロシアによるウクライナでの軍事作戦や上海での新型コロナウイルス感染症対策によるロックダウンなど、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような状況を踏まえ、2022年6月期の連結業績予測につきましては、2021年8月13日の「2021年6月期 決算短信」で公表いたしました通期の連結業績予想から変更はありません。なお、今後業績予想に変更が生ずると判断した場合には速やかに公表いたします。(決算短信)
いい加減にしてよねとしか言いようがない。こうした、真実を見ようとせず、ただ保守的、御身大事、減額修正は死んでも嫌だ的体質、それによる決断の遅さは、また日本経済凋落の原因にもなっているのではないか。
小幅増益予想くらいが妥当なAMGは大幅減益予想、それなりの増益予想が妥当なクロスキャットは微増益予想、どう見ても大々増益予想にすべきクレステックが10.6%減益予想というわけである。
もう少し投資家に真摯に向き合うことを、多くの上場企業に求めたいと思う。
PTSでは1500.1△52.1。16日はもっと正当に、しっかり評価してほしいものだ。
【アメリカ株猛反発】
NYダウは6立会日連続安で、さすがに売られすぎという見方が広まったようで、13日は466ドル=1.47%高と大きく上げた。NQは3.82%高。
これを受けて日経平均先物も197円=0.75%高となっている。
週明け16日の相場に期待しよう。
5月15日 20時24分記
2022.05.13
グロース、マザーズは6%の急落
いやはや、とんでもない相場が続く。私など、有言実行を旨とするから、かなり前から持ち高も大きく減らしていて、信用取引の委託保証金率も、ネット証券、伝統証券とも40%前後と、私としては空前の高い率になっている。だから、今日(12日)程度の下げでも、そう資産が目減りしないはずなのだが、実際は、本年最大級の目減りとなった。保証金率も一気に33%台に急落したのには、恐れ入った。
持ち株の多くが2%台から5%台、平均して3%強くらい下げているのだ。日経平均の下落率の2倍近くになる。小型株指数は大型株指数の1.4倍くらいの下落率だが、それでも1.58%である。大幅安の原因は東証グロースにあった。これの下落率は5.95%にもなる。マザーズ指数が-6.07%だから、下落率はほぼ同じだ。と言うか、マザーズ銘柄はかなりがグロースに移っており、結局
グロース≒マザーズなのである。
要するに、と言うわけで、小型株をメインに運用していると、本日は3%強くらいの下げになったというわけである。
昨日あたりで、いくら何でも、もうそろそろ売り飽き気分も台頭するかなどとも思わないでもなかったのだが、そうは甘くなかった。
ネットでアメリカ株に関するニュースを見ていたら「米国株、ダウ続落で始まる。ハイテク株に損失覚悟の売り続く。」とある。スパンをもう少しとればNQの下げはもっときつかったわけで、この影響も受けるので、日本株もなかなか下げ止まらないわけである。
メルディアは679▼8で始まり655▼32まで下げたので、あれだけ説明してもダメ決算の扱いになるのかと嘆きかかったら大きく戻し結局682▼5の高値引け。
一方、クレステックなどは全般、大きく下げて始まる銘柄がほとんどの中、1475±0で始まったのだが、寄り天で1391▼84の安値引けとなる体たらく。
AMG(推)も977▼15で始まり989▼3まで戻し、後場後半までその辺を維持していたのに引けにかけ急落、終値は949▼43。
要するに、一寸先は闇の分かり難い相場が続くわけである。
5月13日 0時07分記
持ち株の多くが2%台から5%台、平均して3%強くらい下げているのだ。日経平均の下落率の2倍近くになる。小型株指数は大型株指数の1.4倍くらいの下落率だが、それでも1.58%である。大幅安の原因は東証グロースにあった。これの下落率は5.95%にもなる。マザーズ指数が-6.07%だから、下落率はほぼ同じだ。と言うか、マザーズ銘柄はかなりがグロースに移っており、結局
グロース≒マザーズなのである。
要するに、と言うわけで、小型株をメインに運用していると、本日は3%強くらいの下げになったというわけである。
昨日あたりで、いくら何でも、もうそろそろ売り飽き気分も台頭するかなどとも思わないでもなかったのだが、そうは甘くなかった。
ネットでアメリカ株に関するニュースを見ていたら「米国株、ダウ続落で始まる。ハイテク株に損失覚悟の売り続く。」とある。スパンをもう少しとればNQの下げはもっときつかったわけで、この影響も受けるので、日本株もなかなか下げ止まらないわけである。
メルディアは679▼8で始まり655▼32まで下げたので、あれだけ説明してもダメ決算の扱いになるのかと嘆きかかったら大きく戻し結局682▼5の高値引け。
一方、クレステックなどは全般、大きく下げて始まる銘柄がほとんどの中、1475±0で始まったのだが、寄り天で1391▼84の安値引けとなる体たらく。
AMG(推)も977▼15で始まり989▼3まで戻し、後場後半までその辺を維持していたのに引けにかけ急落、終値は949▼43。
要するに、一寸先は闇の分かり難い相場が続くわけである。
5月13日 0時07分記
2022.05.11
エスプール
2471 エスプール(東証プライム)
株価=1197△3(05月11日終値)
出来高=447400株(05月11日) (売買単位=100株)
実質予想PER=35.6倍(2023年11月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=934円(02.18日)~1410円(04.05日)=昨年来高値
自信度=A
推奨度=A
3.22日付けで推奨銘柄にしている(なおその前日には「新四季報銘柄としても取り上げている)。このため、現在でも保有されている方もかなりあろう。
そういう銘柄ではあるが、再度推奨しようとしていることは、1ヵ月近くも前になろうが書いたので、ご記憶の方もあろう。
再度推奨しようという理由は、4月に有望企業を子会社化という大きな材料が出たからである。
ブルードットグリーン株式会社の完全子会社化に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、連結子会社であるブルードットグリーン株式会社(以下、「ブルードットグリーン」)の株式のうち、株式会社エコノス(以下、「エコノス」)が保有する持ち分(持分比率 30.0%)を追加取得し、完全子会社化することについて決議しましたので、下記の通りお知らせいたします
記
1.株式取得の理由
当社は、2020 年 6 月1日付「ブルードットグリーン株式会社の株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約締結のお知らせ」にてお知らせしました通り、2020 年6月5日付でブルードットグリーンの株式の 70.0%をエコノスから取得し、 子社化いたしました。今般、グループ間連携を一層強化することによる収益力の拡大、企業価値向上を目的として、当社はエコノスが保有するブルードットグリーン株式を取得し、同社を完全子会社化することといたしました。
2.当該連結子会社の概要
(1)名 称 ブルードットグリーン株式会社
(2)所 在 地 東京都千代田区外神田 1-18-13 秋葉原ダイビル 9 階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 浦上 壮平
(4)主 な 事 業 内 容 環境経営支援コンサルティング
カーボンオフセット・プロバイダー支援
(5)資 本 金 1,000 万円
(6)設立時 期 2011 年 11 月
(7)大株主及び持株比率 株式会社エスプール(70%)、株式会社エコノス(30%)
(8)当社と当該会社との関係
(略)
3.取得株式数および取得前後の所有株式の状況
(略)
4.株式取得日
2022 年 4 月 28 日(予定)
5.今後の業績に与える影響
本件が、2022 年 11 月期の連結業績に与える影響は軽微でありますが、中長期的には当社グループの業績向上に
資するものと考えております。
ブルードットグリーン社の有望性やその事業である環境経営支援コンサルティング・カーボンオフセット・プロバイダー支援については、後日書くとして、ここでは前回の推奨後の4.04日に発表された2022年11月期の第1四半期決算を含め、今期業績について書く。
第1四半期決算では、経常利益は前年同期比74.3%の増益だった。これについて会社は
>利益面を中心に計画を大きく上回り増収増益を達成しました。売上面では、コールセンター向けの人材派遣サービスが好調に推移した人材アウトソーシングサービスと、ストックとなる管理収入が増加した障がい者雇用支援サービスの主力2事業がけん引しました。
損益面では、これら主力2事業の利益増に加えて環境経営支援サービスと広域行政BPOサービスの新規事業が順調な立ち上がりを見せており、特に利益面で貢献することができました。(決算短信)
としている。
4.04日の決算発表で株価は04日の1275円から05日には1410円まで急騰(これが年初来高値になってしまった)したわけだが、その後は、こうした比較的マイナーな銘柄には特に逆風が強く、5.10日には1175円まで下げた。13週移動平均の1178.5円直前で踏みとどまったわけである。再度の推奨のタイミングをじっと測っていたわけだが、頃や良しである。
【11日の相場】
11日の相場は日経平均こそ47円(0.18%)高だったが、東証プライム単純平均、TOPIX大型株指数・中型株指数・小型株指数等がそろってマイナスなので分かるように、実質的には、かなりの下げだった。ファストリの1.69%高が効いている。値上がり銘柄数629に対し値下がり銘柄数は1158。TOPIは0.60%安。
マザーズ指数は0.95%高。なおマザーズ指数と強い連動性のある東証グロース指数も0.90%高だった。なお前日のNYダウは0.26%安で連日の年初来安値更新だったが、NQは0.98%高とかなりのプラスだった。
道場銘柄は、日本エスコン(推)以外は、ほとんどの銘柄が上げた。
AMG(推)は992△37の高値引けで6連騰。前日、決算発表のイーグランドは1425円まであって1400△59。同社は2022年3月期の経常利益を22.70億円→23.46億円に上方修正したが修正幅は小さい。大幅増配と言っても予定していたところからは2円上乗せしたに過ぎない。それで、これだけの上げである。対してAMGは9.80億円→14.09億円というとんでもない大上方修正である。この程度の上げではおかしいとなるのではないか。1000円乗せとなると1065円の年初来高値挑戦の声も出て来よう。
前日決算組では他にに、オプテックス1833△200、タカギセイコー1599△79、三社電気862△67と、そろって大幅高。
メルディアは引け後に2022年6月期の第3四半期決算を発表した。
経常利益は前年同期比41.0%の大幅減益だったが、これは会社計画通りで、何ら問題ない。そう言っても聞き分けのない方はいるもので困ったものだが、以下の説明を示しておこう。
>なお、当社事業の性質上、物件の竣工時期や契約上の引渡時期により、四半期ごとの業績が大きく変動する傾向にあります。そのため、他の四半期の業績と比較した場合、必ずしも均一にならず、各四半期の業績の偏重の度合は過年度の四半期業績と同様になるとは限りません。当期においては、「総合建設事業」におけるマンション分譲及び「不動産事業」について、第4四半期会計期間に偏重することを見込んでおります。当第3四半期累計期間においては、概ね計画通りに進捗いたしました。(決算短信)
これでも納得しない方のために決定的な証拠を出そう。
マンション分譲であるが
>なお、今期販売計画の引渡時期は当初より第4四半期会計期間に偏重する計画となっております。第4四半期会計期間での引渡は306戸を予定しており、当事業年度の引渡戸数は321戸(前期318戸)となる見込みであります。(同)
つまり年間引渡戸数は321戸に対し第3四半期累計でも15戸(321戸-306戸=15戸)しか引き渡していない!のである。
第4四半期に306戸を一気に引き渡し、通期業績は予定通りに収まるというのが、会社の説明である。
私は、「戸建分譲事業」が好調に推移し、会社全体の業績に寄与(同)という、利益率の高い同事業の伸びで最終的には上方修正になる可能性大とみている。
5月11日 23時30分記
株価=1197△3(05月11日終値)
出来高=447400株(05月11日) (売買単位=100株)
実質予想PER=35.6倍(2023年11月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=934円(02.18日)~1410円(04.05日)=昨年来高値
自信度=A
推奨度=A
3.22日付けで推奨銘柄にしている(なおその前日には「新四季報銘柄としても取り上げている)。このため、現在でも保有されている方もかなりあろう。
そういう銘柄ではあるが、再度推奨しようとしていることは、1ヵ月近くも前になろうが書いたので、ご記憶の方もあろう。
再度推奨しようという理由は、4月に有望企業を子会社化という大きな材料が出たからである。
ブルードットグリーン株式会社の完全子会社化に関するお知らせ
当社は、本日開催の取締役会において、連結子会社であるブルードットグリーン株式会社(以下、「ブルードットグリーン」)の株式のうち、株式会社エコノス(以下、「エコノス」)が保有する持ち分(持分比率 30.0%)を追加取得し、完全子会社化することについて決議しましたので、下記の通りお知らせいたします
記
1.株式取得の理由
当社は、2020 年 6 月1日付「ブルードットグリーン株式会社の株式取得(子会社化)に関する株式譲渡契約締結のお知らせ」にてお知らせしました通り、2020 年6月5日付でブルードットグリーンの株式の 70.0%をエコノスから取得し、 子社化いたしました。今般、グループ間連携を一層強化することによる収益力の拡大、企業価値向上を目的として、当社はエコノスが保有するブルードットグリーン株式を取得し、同社を完全子会社化することといたしました。
2.当該連結子会社の概要
(1)名 称 ブルードットグリーン株式会社
(2)所 在 地 東京都千代田区外神田 1-18-13 秋葉原ダイビル 9 階
(3)代表者の役職・氏名 代表取締役 浦上 壮平
(4)主 な 事 業 内 容 環境経営支援コンサルティング
カーボンオフセット・プロバイダー支援
(5)資 本 金 1,000 万円
(6)設立時 期 2011 年 11 月
(7)大株主及び持株比率 株式会社エスプール(70%)、株式会社エコノス(30%)
(8)当社と当該会社との関係
(略)
3.取得株式数および取得前後の所有株式の状況
(略)
4.株式取得日
2022 年 4 月 28 日(予定)
5.今後の業績に与える影響
本件が、2022 年 11 月期の連結業績に与える影響は軽微でありますが、中長期的には当社グループの業績向上に
資するものと考えております。
ブルードットグリーン社の有望性やその事業である環境経営支援コンサルティング・カーボンオフセット・プロバイダー支援については、後日書くとして、ここでは前回の推奨後の4.04日に発表された2022年11月期の第1四半期決算を含め、今期業績について書く。
第1四半期決算では、経常利益は前年同期比74.3%の増益だった。これについて会社は
>利益面を中心に計画を大きく上回り増収増益を達成しました。売上面では、コールセンター向けの人材派遣サービスが好調に推移した人材アウトソーシングサービスと、ストックとなる管理収入が増加した障がい者雇用支援サービスの主力2事業がけん引しました。
損益面では、これら主力2事業の利益増に加えて環境経営支援サービスと広域行政BPOサービスの新規事業が順調な立ち上がりを見せており、特に利益面で貢献することができました。(決算短信)
としている。
4.04日の決算発表で株価は04日の1275円から05日には1410円まで急騰(これが年初来高値になってしまった)したわけだが、その後は、こうした比較的マイナーな銘柄には特に逆風が強く、5.10日には1175円まで下げた。13週移動平均の1178.5円直前で踏みとどまったわけである。再度の推奨のタイミングをじっと測っていたわけだが、頃や良しである。
【11日の相場】
11日の相場は日経平均こそ47円(0.18%)高だったが、東証プライム単純平均、TOPIX大型株指数・中型株指数・小型株指数等がそろってマイナスなので分かるように、実質的には、かなりの下げだった。ファストリの1.69%高が効いている。値上がり銘柄数629に対し値下がり銘柄数は1158。TOPIは0.60%安。
マザーズ指数は0.95%高。なおマザーズ指数と強い連動性のある東証グロース指数も0.90%高だった。なお前日のNYダウは0.26%安で連日の年初来安値更新だったが、NQは0.98%高とかなりのプラスだった。
道場銘柄は、日本エスコン(推)以外は、ほとんどの銘柄が上げた。
AMG(推)は992△37の高値引けで6連騰。前日、決算発表のイーグランドは1425円まであって1400△59。同社は2022年3月期の経常利益を22.70億円→23.46億円に上方修正したが修正幅は小さい。大幅増配と言っても予定していたところからは2円上乗せしたに過ぎない。それで、これだけの上げである。対してAMGは9.80億円→14.09億円というとんでもない大上方修正である。この程度の上げではおかしいとなるのではないか。1000円乗せとなると1065円の年初来高値挑戦の声も出て来よう。
前日決算組では他にに、オプテックス1833△200、タカギセイコー1599△79、三社電気862△67と、そろって大幅高。
メルディアは引け後に2022年6月期の第3四半期決算を発表した。
経常利益は前年同期比41.0%の大幅減益だったが、これは会社計画通りで、何ら問題ない。そう言っても聞き分けのない方はいるもので困ったものだが、以下の説明を示しておこう。
>なお、当社事業の性質上、物件の竣工時期や契約上の引渡時期により、四半期ごとの業績が大きく変動する傾向にあります。そのため、他の四半期の業績と比較した場合、必ずしも均一にならず、各四半期の業績の偏重の度合は過年度の四半期業績と同様になるとは限りません。当期においては、「総合建設事業」におけるマンション分譲及び「不動産事業」について、第4四半期会計期間に偏重することを見込んでおります。当第3四半期累計期間においては、概ね計画通りに進捗いたしました。(決算短信)
これでも納得しない方のために決定的な証拠を出そう。
マンション分譲であるが
>なお、今期販売計画の引渡時期は当初より第4四半期会計期間に偏重する計画となっております。第4四半期会計期間での引渡は306戸を予定しており、当事業年度の引渡戸数は321戸(前期318戸)となる見込みであります。(同)
つまり年間引渡戸数は321戸に対し第3四半期累計でも15戸(321戸-306戸=15戸)しか引き渡していない!のである。
第4四半期に306戸を一気に引き渡し、通期業績は予定通りに収まるというのが、会社の説明である。
私は、「戸建分譲事業」が好調に推移し、会社全体の業績に寄与(同)という、利益率の高い同事業の伸びで最終的には上方修正になる可能性大とみている。
5月11日 23時30分記
2022.05.10
10日は激しい乱高下
09日のNYダウは654ドル(1.98%)の大幅安となり、約1ヵ月ぶりに年初来安値を更新した。長期金利の上昇でハイテク株が売られ(ハイテク株の比率の高いNQの下落率は4.29%に達した)、また中国の景気がコロナ感染状況の深刻化もあって減速懸念が強まっていることも悪材料となった。
これを受けた日本株も売られた。日経平均は一時は546円安まで売られたが、73円安まで戻す場面もあって、終値は152円(0.58%)安。ファストリの0.94%高が下落率を小さくしたわけだが、TOPIXは0.85%安だった。
マザーズは、ザラ場では年初来安値を更新したが、終値では0.31%高で、辛くも安値更新を免れた(通常、年初来安値・高値は終値で言う)。
道場銘柄は大半の銘柄が下げた。小型株の場合、マザーズ銘柄を筆頭に、ここ大きく下げた銘柄が急増、追い証や不足金対策の売りがかさんだように思われる。出来高の不自然な増加は、そういう見方を裏付けるものかもしれない。
メルディアの値動きを見ていて、おもしろいことに気付いた普段は。数千株の出来しかないここの株に、時々1300株とか2100株といったまとまった売りが1人から出されるのである。勇敢にこれに買い向かう投資家(多くの場合、2人以上で)がいて、こうした売りは消化されるのだが、しばらくすると、また1600株(1人で)といった売りが出る。結局679▼19で終え、出来高は29000株にもなった。679円には1300株の売り(1人)が残った。
クロスキャット(推)、エスプール(推)、なども、かなりの出来高で大きく下げた。
AMG(推)は前日の高値960円を上回る964円まであって955△2と上げて終えた。地合いさえ好転すれば、期待できそうだ。とは言え、12日の決算発表に大きく左右されるのは、言うまでもない。
【決算発表が続く】
10日は引け後に、オプテックス、オーウイル、イーグランドの決算発表があった。イーグランドは可もなし・不可もなしの内容だったが、オプテックス、オーウイルは好決算だった。PTSではオプテックスは1800△167。オーウイル1082△37。
今後の発表予定
11日=メルディア
12日=クロスキャット、AMG
13日=クレステック
5月10日 23時50分記
NYダウは大幅高で始まったが現在はプラマイ0近辺。連れて日経平均先物もマイナス幅をやや拡大中だ。11日も、日本株は激しく乱高下するかもしれない。いずれにせよ慎重に。
これを受けた日本株も売られた。日経平均は一時は546円安まで売られたが、73円安まで戻す場面もあって、終値は152円(0.58%)安。ファストリの0.94%高が下落率を小さくしたわけだが、TOPIXは0.85%安だった。
マザーズは、ザラ場では年初来安値を更新したが、終値では0.31%高で、辛くも安値更新を免れた(通常、年初来安値・高値は終値で言う)。
道場銘柄は大半の銘柄が下げた。小型株の場合、マザーズ銘柄を筆頭に、ここ大きく下げた銘柄が急増、追い証や不足金対策の売りがかさんだように思われる。出来高の不自然な増加は、そういう見方を裏付けるものかもしれない。
メルディアの値動きを見ていて、おもしろいことに気付いた普段は。数千株の出来しかないここの株に、時々1300株とか2100株といったまとまった売りが1人から出されるのである。勇敢にこれに買い向かう投資家(多くの場合、2人以上で)がいて、こうした売りは消化されるのだが、しばらくすると、また1600株(1人で)といった売りが出る。結局679▼19で終え、出来高は29000株にもなった。679円には1300株の売り(1人)が残った。
クロスキャット(推)、エスプール(推)、なども、かなりの出来高で大きく下げた。
AMG(推)は前日の高値960円を上回る964円まであって955△2と上げて終えた。地合いさえ好転すれば、期待できそうだ。とは言え、12日の決算発表に大きく左右されるのは、言うまでもない。
【決算発表が続く】
10日は引け後に、オプテックス、オーウイル、イーグランドの決算発表があった。イーグランドは可もなし・不可もなしの内容だったが、オプテックス、オーウイルは好決算だった。PTSではオプテックスは1800△167。オーウイル1082△37。
今後の発表予定
11日=メルディア
12日=クロスキャット、AMG
13日=クレステック
5月10日 23時50分記
NYダウは大幅高で始まったが現在はプラマイ0近辺。連れて日経平均先物もマイナス幅をやや拡大中だ。11日も、日本株は激しく乱高下するかもしれない。いずれにせよ慎重に。
2022.05.09
AMGが大幅上方修正
09日の相場は大幅安となった。日経平均は684円(2.54%)安で、これは本年5番目の下げ幅となる。TOPIXは1.96%安。
電気・ガス業、海運業、石油・石炭製品の3業種以外は、すべて下げた。海運業にしても、12時00分に2022年3月期決算を発表した郵船は、今期は減益予想(営業利益は-30.5%、経常利益は-24.2%)で、株価も9720▼90だった。
マザーズは652.48▼1.70(3.22%)安。2.24日につけた年初来安値652.20にほぼ並んでしまった。
道場銘柄も、大半の銘柄が下げたが、AMG(推)が大きく上げた(後述)ほか、メルディアやクレステックが小幅安にとどまったため、軽傷にとどまった。
【AMGは大幅上方修正】
2.13日の稿で以下のように書いている。
>AMG(推)=4-12月期の経常利益は5.73億円(前年同期は0.91億円の赤字)。通期予想の9.80億円は据え置いた。
メルディア同様、四半期ごとの業績に波があるうえ、第4四半期に大きく左右されるので、この決算の評価、最終的に業績がどうなるのかを予想するのは難しい。
それでも注文住宅、戸建て分譲事業の売り上げ、利益が急増傾向にあり、見通しは明るいとみていいだろう。
さらに高垣組に関して1.01日から3.31日の業績が連結の対象になるとしつつも、影響が軽微なため5.13日に発表した連結業績予想から修正は行っていません。としているが、これは疑問だ。前に書いたように高垣組は年間1億円近い経常利益を直近決算であげており、AMG同様第4四半期の利益が大きいとみられることからして、0.4億円前後は期待できるのではないか。
要するに、結論としては、通期業績は最終的にかなりの上方修正となるとみる。
なお「進捗率が・・」などと言っている方があるが、これは業界のことを全く知らない妄言としか言いようがない。
5.09日13時30分に2022年3月期決算予想について上方修正を発表した。
経常利益は9.80億円→14.09億円
予想1株利益は306.9円。PERは3.1倍。なお実質1株利益は343.6円になり実質PERは2.8倍。
株価は、決算発表直前は907▼6だったが、発表後は急速に戻し、960円まであって終値は953△40(スタンダード値上がり率21位)。これだけの上方修正なのだから、もっと上げてよさそうなものだが、決算発表前の上方修正で虚を突かれ気付かなかった投資家も多かったかもしれない。もちろん地合いの悪さも影響しただろう。
なお決算発表は5.12日。そこで2023年3月期の業績予想も示されるわけで、この数字がどうなるかが大いに気にかかるところ。日本の会社の常で、とんでもない保守的な数字が出される懸念も残るが、上述のように高垣組が通期寄与することもあり、かなりいい予想になる可能性もかなりある。また配当は2022年3月期は前の期の20円から30円に増配予定だが、私が注目するのは23年3月期の配当予想だ。23年3月期も増益とすると1株利益は330円とかになるわけで、30円配当では配当性向は9%の低さになってしまう。40円とかへの連続増配の可能性もあるのではないか。となれば株価が好反応するのは必至だろう。
現在NYダウは500ドル(約1.5%)近い下げ、NQは3%強の下げとなっている。日経平均先物も170円前後の下げになっている。
荒海に投げ込まれていると心得、あくまで持ち高は少なく、慎重に対処したい。
5月09日 23時42分記
電気・ガス業、海運業、石油・石炭製品の3業種以外は、すべて下げた。海運業にしても、12時00分に2022年3月期決算を発表した郵船は、今期は減益予想(営業利益は-30.5%、経常利益は-24.2%)で、株価も9720▼90だった。
マザーズは652.48▼1.70(3.22%)安。2.24日につけた年初来安値652.20にほぼ並んでしまった。
道場銘柄も、大半の銘柄が下げたが、AMG(推)が大きく上げた(後述)ほか、メルディアやクレステックが小幅安にとどまったため、軽傷にとどまった。
【AMGは大幅上方修正】
2.13日の稿で以下のように書いている。
>AMG(推)=4-12月期の経常利益は5.73億円(前年同期は0.91億円の赤字)。通期予想の9.80億円は据え置いた。
メルディア同様、四半期ごとの業績に波があるうえ、第4四半期に大きく左右されるので、この決算の評価、最終的に業績がどうなるのかを予想するのは難しい。
それでも注文住宅、戸建て分譲事業の売り上げ、利益が急増傾向にあり、見通しは明るいとみていいだろう。
さらに高垣組に関して1.01日から3.31日の業績が連結の対象になるとしつつも、影響が軽微なため5.13日に発表した連結業績予想から修正は行っていません。としているが、これは疑問だ。前に書いたように高垣組は年間1億円近い経常利益を直近決算であげており、AMG同様第4四半期の利益が大きいとみられることからして、0.4億円前後は期待できるのではないか。
要するに、結論としては、通期業績は最終的にかなりの上方修正となるとみる。
なお「進捗率が・・」などと言っている方があるが、これは業界のことを全く知らない妄言としか言いようがない。
5.09日13時30分に2022年3月期決算予想について上方修正を発表した。
経常利益は9.80億円→14.09億円
予想1株利益は306.9円。PERは3.1倍。なお実質1株利益は343.6円になり実質PERは2.8倍。
株価は、決算発表直前は907▼6だったが、発表後は急速に戻し、960円まであって終値は953△40(スタンダード値上がり率21位)。これだけの上方修正なのだから、もっと上げてよさそうなものだが、決算発表前の上方修正で虚を突かれ気付かなかった投資家も多かったかもしれない。もちろん地合いの悪さも影響しただろう。
なお決算発表は5.12日。そこで2023年3月期の業績予想も示されるわけで、この数字がどうなるかが大いに気にかかるところ。日本の会社の常で、とんでもない保守的な数字が出される懸念も残るが、上述のように高垣組が通期寄与することもあり、かなりいい予想になる可能性もかなりある。また配当は2022年3月期は前の期の20円から30円に増配予定だが、私が注目するのは23年3月期の配当予想だ。23年3月期も増益とすると1株利益は330円とかになるわけで、30円配当では配当性向は9%の低さになってしまう。40円とかへの連続増配の可能性もあるのではないか。となれば株価が好反応するのは必至だろう。
現在NYダウは500ドル(約1.5%)近い下げ、NQは3%強の下げとなっている。日経平均先物も170円前後の下げになっている。
荒海に投げ込まれていると心得、あくまで持ち高は少なく、慎重に対処したい。
5月09日 23時42分記
2022.05.08
連休期間累計でNYダウは結局小幅安に
2日=+ 84ドル(+0.26%)
3日=+ 67ドル(+0.20%)
4日=+932ドル(+2.81%)
5日=-1063ドル(-3.12%)
6日=- 99ドル(-0.30%)
5.05日の稿で言及しておいたことだが、05日のNYダウは結局1063ドル安と04日の本年最大の上げ分を上回る大幅安になってしまった。
このため、04日~05日(日本時間)にかけて、CMEの日経平均先物は500円高とか、大きく上げていたわけだが、これが、ふいになってしまったわけである。06日の日経平均は234円安で始まったが、終値はなんとか185円(0.69%)高。
そして06日のNYダウが99ドル安と続落したことを受けての日経平均先物は204円安となっているわけである。
日本政府にはやたらと休日を増やす愚はやめてほしいわけだが、それにしても、こうも最悪の結果になるとはである。
まあしかし、嘆いていてもしようがない。株式投資というのは、与えられた条件を素直に受け入れてやるものであり、ああだこうだと注文を出すのは、競馬で競争馬が重馬場は嫌だと難癖をつけるようなもので、厳に慎まなければならない。
さて、NYダウが04日に急騰したのは、FRBによる利上げが想定内ということが好感されたわけだが、翌05日に急落したのは、今度は利上げ・金融引き締めへの警戒感が再び高まったためのようだから、投資家としてはたまったものではない。
言い方を変えれば、このように、ころころと見方・状況が大きく変わるということであり、先行きが読みにくく、安心して取り組めないということである。
GW明け、09日に日本市場がどう動くか、慎重に見極めたい。
5月08日 23時20分記
3日=+ 67ドル(+0.20%)
4日=+932ドル(+2.81%)
5日=-1063ドル(-3.12%)
6日=- 99ドル(-0.30%)
5.05日の稿で言及しておいたことだが、05日のNYダウは結局1063ドル安と04日の本年最大の上げ分を上回る大幅安になってしまった。
このため、04日~05日(日本時間)にかけて、CMEの日経平均先物は500円高とか、大きく上げていたわけだが、これが、ふいになってしまったわけである。06日の日経平均は234円安で始まったが、終値はなんとか185円(0.69%)高。
そして06日のNYダウが99ドル安と続落したことを受けての日経平均先物は204円安となっているわけである。
日本政府にはやたらと休日を増やす愚はやめてほしいわけだが、それにしても、こうも最悪の結果になるとはである。
まあしかし、嘆いていてもしようがない。株式投資というのは、与えられた条件を素直に受け入れてやるものであり、ああだこうだと注文を出すのは、競馬で競争馬が重馬場は嫌だと難癖をつけるようなもので、厳に慎まなければならない。
さて、NYダウが04日に急騰したのは、FRBによる利上げが想定内ということが好感されたわけだが、翌05日に急落したのは、今度は利上げ・金融引き締めへの警戒感が再び高まったためのようだから、投資家としてはたまったものではない。
言い方を変えれば、このように、ころころと見方・状況が大きく変わるということであり、先行きが読みにくく、安心して取り組めないということである。
GW明け、09日に日本市場がどう動くか、慎重に見極めたい。
5月08日 23時20分記
2022.05.05
NYダウは前日の暴騰の後5日は大きく反落中
3連休後の相場が、明日はようやく始まるわけだが、この3連休中のアメリカ株(NYダウ)の動き(5.02日(月)を含む)を振り返っておこう。
2日=+84ドル(0.26%)
3日=+67ドル(0.20%)
4日=+932ドル(2.81%)
この3日間で計1084ドル、3.29%もの上げを演じたわけである。日本市場は、その上げを受けての相場となるはずの3日、4日、5日の休場で、みすみす恩恵を逃したのは残念の一語に尽きる。
それでも5日のNYダウがそれなりなら、どうと言うことはないのだが、これが、現在、かなりの下げとなっている(後述)のだから、参るわけである。
さて4日のNYダウが932ドル高と、本年最大の上げを演じたのは、3-4日に開いたFOMCの決定、パウエルFRB議長の会見内容が、総体として好感されたためであろう。
FOMCではフェデラルファンド・レートの誘導目標を0.50%引き上げること、6月に保有資産の縮小に着手することを決定した。0.50%の引き上げは、通常の0.25%の2倍になり22年ぶりのことになる。しかし、これはすでに予想されていたことで、まったくサプライズはない。むしろ、市場は今後0.75%引き上げの可能性の方を危惧していたと思われる。
それに対し、パウエル議長が「状況が想定通りとなれば、次回2回の会合で0.5%の利上げ検討」とする一方、「0.75%の利上げは検討しない」と明言したことが、市場の安心感を誘ったと思われる。
さて、現在NYダウは650ドル=約1.9%%前後の下落、NQは3.9%前後の下落となっている。
これを受けて21時ころまでは550円以上上げていた日経平均先物は、現在160円前後(0.6%前後)の上げとなっている。
いずれにせよ、依然、乱高下の激しい相場と心得て対処するところだ。
5月05日 23時37分記
2日=+84ドル(0.26%)
3日=+67ドル(0.20%)
4日=+932ドル(2.81%)
この3日間で計1084ドル、3.29%もの上げを演じたわけである。日本市場は、その上げを受けての相場となるはずの3日、4日、5日の休場で、みすみす恩恵を逃したのは残念の一語に尽きる。
それでも5日のNYダウがそれなりなら、どうと言うことはないのだが、これが、現在、かなりの下げとなっている(後述)のだから、参るわけである。
さて4日のNYダウが932ドル高と、本年最大の上げを演じたのは、3-4日に開いたFOMCの決定、パウエルFRB議長の会見内容が、総体として好感されたためであろう。
FOMCではフェデラルファンド・レートの誘導目標を0.50%引き上げること、6月に保有資産の縮小に着手することを決定した。0.50%の引き上げは、通常の0.25%の2倍になり22年ぶりのことになる。しかし、これはすでに予想されていたことで、まったくサプライズはない。むしろ、市場は今後0.75%引き上げの可能性の方を危惧していたと思われる。
それに対し、パウエル議長が「状況が想定通りとなれば、次回2回の会合で0.5%の利上げ検討」とする一方、「0.75%の利上げは検討しない」と明言したことが、市場の安心感を誘ったと思われる。
さて、現在NYダウは650ドル=約1.9%%前後の下落、NQは3.9%前後の下落となっている。
これを受けて21時ころまでは550円以上上げていた日経平均先物は、現在160円前後(0.6%前後)の上げとなっている。
いずれにせよ、依然、乱高下の激しい相場と心得て対処するところだ。
5月05日 23時37分記
2022.05.01
29日のNYダウは939ドルの急落
日本という国は、やたらと祝日、連休が多く、特に近年は政策的に連休が多くなるようにされて、それが顕著になっている。これは、相場をやるものにとっては、大いに迷惑なことで、何とかならないものかと思う。
小手先の働き方改革ではなく、実際にワークライフバランスの取れた、働きやすい社会にしていく地道な努力・改革が求められているわけである。祝日・連休ばかりやけに増やすのではなく、労働者が、権利として休暇を自由に取りやすい社会にしていくのが正しい方向だろう。またその方が、行楽地等での混雑緩和にもなっていい。
こんなことを書いたのは、日経平均先物の動きを見ていて、実害が出ているからである。
4.28日(木)の日経平均は461円=1.75%高だった。TOPIXは2.09%高。
そして28日のNYダウは614ドル=1.85%高だった。
これで29日(金)に日本(東証)も市場が開いていれば、日経平均も大きく上げていただろう。実際先物は大証夜間の最終値で362円高だった(その後のCMEではさらに数10円高していたと記憶する。.
ところが29日の日本は昭和の日で休場、一方、市場の開いたアメリカではNYダウは939ドル(2.77%)の急落となった。NQは4.17%安。
これを受けてCMEの日経平均先物は26745円、28日の東証終値比で103円安となったわけである。
29日のアメリカ株の急落は、金利の上昇が依然続いていることに加え、アマゾンの決算(28日夕発表)が予想を大きく下回り14%も下げたことが響いた。金利上昇の影響の大きいとみなされるハイテク株の下落率が大きく、また同じ理由でNQの下落率が大きいわけである。
いずれにせよ、ここ発表が続くアメリカ企業の決算はよくない傾向が強く、警戒が必要だ。これから本格化する日本企業の場合も、予断を許さない。というか警戒する必要があろう。
中国でのコロナ感染状況が深刻なのも、中国、ひいては世界経済に悪影響を及ぼそう。
残念ながら、市場を取り巻く環境は厳しいものがあり、ここは慎重に行くにしくはない。
5月01日 23時35分記
小手先の働き方改革ではなく、実際にワークライフバランスの取れた、働きやすい社会にしていく地道な努力・改革が求められているわけである。祝日・連休ばかりやけに増やすのではなく、労働者が、権利として休暇を自由に取りやすい社会にしていくのが正しい方向だろう。またその方が、行楽地等での混雑緩和にもなっていい。
こんなことを書いたのは、日経平均先物の動きを見ていて、実害が出ているからである。
4.28日(木)の日経平均は461円=1.75%高だった。TOPIXは2.09%高。
そして28日のNYダウは614ドル=1.85%高だった。
これで29日(金)に日本(東証)も市場が開いていれば、日経平均も大きく上げていただろう。実際先物は大証夜間の最終値で362円高だった(その後のCMEではさらに数10円高していたと記憶する。.
ところが29日の日本は昭和の日で休場、一方、市場の開いたアメリカではNYダウは939ドル(2.77%)の急落となった。NQは4.17%安。
これを受けてCMEの日経平均先物は26745円、28日の東証終値比で103円安となったわけである。
29日のアメリカ株の急落は、金利の上昇が依然続いていることに加え、アマゾンの決算(28日夕発表)が予想を大きく下回り14%も下げたことが響いた。金利上昇の影響の大きいとみなされるハイテク株の下落率が大きく、また同じ理由でNQの下落率が大きいわけである。
いずれにせよ、ここ発表が続くアメリカ企業の決算はよくない傾向が強く、警戒が必要だ。これから本格化する日本企業の場合も、予断を許さない。というか警戒する必要があろう。
中国でのコロナ感染状況が深刻なのも、中国、ひいては世界経済に悪影響を及ぼそう。
残念ながら、市場を取り巻く環境は厳しいものがあり、ここは慎重に行くにしくはない。
5月01日 23時35分記