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27日の相場は前日のアメリカ株急落を受けて、かなりの下げとなったが、それでも安値からは大きく戻して終えた。日経平均は387円安で始まり649円安まであったわけだが、終値では313円=1.17%安まで戻した。TOPIXは0.94%安。
マザーズ指数は1.54%安だった。

道場銘柄も、一時は惨憺たるものだった(エスプール(推)1243▼134、クロスキャット(推)918▼36、ライトアップ2621▼73等)が、後場後半から大きく戻し、終値はエスプール1293▼84、クロスキャット978△24、ライトアップ2788△94。

クレステック1440▼35、AMG(推)880▼15、フリークアウト1990▼139のように、あまり戻れず終えた銘柄も、それなりにあった。

日本エスコン(推)は、全般安に歩調を合わせ安かったのだが、後場に入って間もなく戻りに転じ814円まであって809△9。2022年12月期の第1四半期決算の発表を控えていて、これへの期待から買われたようだ。
引け後発表されたその決算だが、経常利益は前年同期比36.7%の減益だった。決算短信は異様なくらい長く詳細なもので、第4次中期経営計画を含め、将来ビジョン、親会社となった中部電力とのシナジー効果が着実に出ていること、現在進行中の各種の計画等が、饒舌に語られている。ところが、第1四半期決算がなぜ減益になったのか、通期では業績予想を据え置いているが「今期は過去最高益を更新すべく邁進しております。」と書くばかりで、どうしてそうなるのか具体的には書かれていない。
このためかPTSでは一時759.1▼49.9まで売られた。最後は792▼17。
決算だが、これは例によってマンション等の引き渡しの時期によるもので、何ら心配ないのではないかと思う(会社にはその辺のことを株主にきちんと説明するべきだと分かってほしいものだ)。この辺が理解され、決算短信が十分読まれれば、この決算が期待通りのものだったということになるのだが。

NYダウ先物は大幅高となり、連れて日経平均先物もかなり高かったのだが、その後、始まった市場ではNYダウは小幅高程度になり、日経平均先物は、かなりのマイナスになった。
そして、現時点ではNYダウは200ドル弱のプラス、日経平均先物は±0近辺で推移となっている。
このように、嵐に翻弄される小舟のような相場なので、あくまで慎重に対処されたい。

4月28日 0時18分記
27日の相場は、何とかプラスで終えた(日経平均109円=0.41%高、TOPIX0.11%高)。中小型株指数はプラスだったが、大型株指数のみマイナスだった。マザーズ指数は2.46%高。

道場銘柄は、大半が上げた。
なかでもエスプール(推)は1379△49で、引け新値。出来高も増え、日証金の貸借倍率も0.59倍と再び1倍割れ(カラ売り残の方が多い状態)となってきた。1410円の年初来高値更新期待が高まるところだが、地合いが悪すぎる(これについては後述)のが問題だ。

ライトアップ、フリークアウト、アドベンチャー、黒田精工、東祥なども上げた。

AMG(推)も上げたが、メルディアは700円まであって712▼11と、3.11日以来の安値となった。なお期日がらみの売りが出たようだが、700円というキリのいい値段が安値となったことで、底入れ期待は強まった。

ようやく一息入れたと思ったら、またアメリカ株が大きく下げている。NYダウは1.6%前後、NQは2.9%前後の下げとなっている。連れて日経平均先物も470円=約1.8%前後の下げとなっている。
全く五里霧中の先行きが読めない相場が続くわけで、持ち高は少なめに、慎重の上にも慎重に行くしかないと覚悟を決めよう。

4月27日 0時39分記
25日の相場は、先週末のアメリカ株の急落を受けて、大きく下げた。日経平均は514円=1.90%安、TOPIXは1.50%安だった。
マザーズ指数は1.23%安で、ついに7立会日連続安。

全く、見たくもない相場のわけだが、小生の場合、加えて肉体的疲労もドッと出たようで、今、これを喘ぎ喘ぎ書いている。
3週間ぶりくらいで23日に道志に行ったら、ちょっと間を空けた咎で、カメムシやらクモの巣、畑の雑草が大変なことに。ジャガイモを植えて1泊して昨日帰宅したわけだが、道路が渋滞して片道3時間弱かかったこともあって、それなりに疲れた。
今日は株をやり、パソコンの不具合への対応、散歩・買い物等であっと言う間に夜になり10時近く、夕食を食べ始めたら、少し食べたら、もう食べられなくなった。こんなことは近年ないことなので、少し焦った。
考えると、その前にお菓子を食ったのもあるにしろ、やはり疲労のためとしか思えない。

それで、読者諸氏には申し訳ないが、本日のブログは、簡単に済ませ、これから風呂に入って、早々に寝させてもらうことにした。現金なもので、そう決心したら、少し元気になった。

現在NYダウは400ドル近い下げとなっていて、このままだと、26日の日本株も嫌な展開になりそうだ。
厳しい展開が続くが、これも相場と心得、ネバーギブアップで頑張ろう。
校正をして、今見直したらNYダウは282ドル安、日経平均先物はアズ化にプラスまで戻している。さて、明日はどうなるか。

4月25日 23時31分記
22日の相場で日経平均は前日の上げを大きく上回る下げ(448円=1.63%安)となった。特に小型株指数は前日の下げの2倍超の下げになった。大半の銘柄が下げたわけだが、特に非鉄金属など資源株の下げが大きかった。わずかに保険、空運、陸運の3業種が上げた。
マザーズ指数は7立会日連続安で700ポイントに迫ってしまった。

道場銘柄もほとんどの銘柄が下げた。

エスプール(推)だけは1343△8と強い動きだった。実はこの銘柄、先日発表のニュースリリースについて調べていて、これはもしや予想外に大きな材料なのではと考え、いろいろ調べていた。場合によっては、再度の推奨もとも考えていたのだが、22日の全般大幅安に加え25日もそれ以上に急落の恐れが出てきた(後述)。このため、それはやめたが、そういうわけで、この銘柄、現在の市場の荒波が多少なりと落ち着けば、大いに期待できそうなわけである。お持ちの方は持続。お持ちでない方は、総持ち高を増やさない前提で、打診買い等するのもいいだろう。

クレステックは1501▼20。ここ小型株に逆風が吹く中上げていたことを考慮すると、底堅い動きと評価していいだろう。

逆にクロスキャット(推)は安値952円まであって973▼24。4.18日につけた950円の年初来安値は何とか更新を免れたが、どうにも弱い動きだ。

【アメリカ株急落】
22日のNYダウは一時1000ドル超の下げとなり、終値でも981ドル=2.82%安(下落率は2020年10月以来最大)、NQも2.54%安だった。前日のパウエルFRB議長発言(5月のFOMCでの0.5%の利上げ示唆)で、市場は今後の金融引き締め加速を警戒する動きが強まり、22日の大幅安につながったと思われる。
こうした動きは、これまで何度も見られたわけだが、そのたびこうなるのもまたやむを得ないのだろう。ただ、まったく予想外の事態になっているわけではないので、今回も、そう時間をかけず冷静さを取り戻すことも期待できよう。あまり悲観的にならず、慎重に対処したい。数日前に書いたように持ち高は多少なりと少なめに。

4月24日 21時54分記
21日の相場も、前日とほぼ同様のものになった。すなわち主力株中心に大きく上げたが、グロースはかなりの下げになり、スタンダードは小幅な上げにとどまったのである。
日経平均は335円=1.23%高、TOPIXは0.67%高だった。プライムは0.67%高だったがグロースは0.79%安。なおグロースと似た動きをするマザーズ指数も0.85%安だった。

今回の東証の市場区分見直しで、おおむね、これまでの東証1部はプライムに、東証2部はスタンダードに、JQはグロースになった(かなり例外も多そうで不正確なのはお許し願う)。またマザーズからグロースに変更になった銘柄もかなりある。
以上のことを頭において、4.04日(市場区分見直し後の取引開始日)以降の、各市場の株価推移を見ると、物色動向等が分かりやすい。

 市場      4.04日  4.21日   騰落率
プライム    1004.82  991.69  -1.38%
スタンダード  1006.17 977.71   -8.29%
グロース    1033.54  913.67  -11.60%
マザーズ    820.17  722.33   -11.93%

これで、いかにプライムだけが相対的に堅調で、その他市場が、そろって大きく下げたかが分かろう。プライムの中には上場基準を満たしていない企業も、かなりの数、含まれている(経過措置)。こうした企業を除けば、プライムの騰落率はさらに良くなったと考えられる。
いずれにせよ、この2週間、プライム以外の銘柄は平均で10%前後も値下がりしたわけである。いつまでも、こうした値動き・物色動向が続くとも思えないが、今がそういう時期だと心得、うまく対処していくしかない。

21日の相場だが、道場銘柄は、やや値上がりするものが多い程度で、トータルでは小幅高だった。
エスプール(推)が1367△31までありながら終値では1335▼1と、結局下げて終えたように、小型株(通常の「小型株」の定義に従っていない)の多くが高値から大きく下げて終えた。
注=エスプールやクロスキャット(推)はプライムだが、主力どころのプライムの動きに連動しない傾向があると思っていた方がよい。

クレステックは連日の戻り高値更新となる1532△15まであって1521△4。小型株に逆風が吹く中でのこの動きは先高を暗示するのかもしれない。

メルディアは738△7と続伸。4.19日につけた720円で底入れした気配が濃厚だ。期日売りが峠を越し、ここにきては比較的、買いがコンスタントに入るようになっている。
AMG(推)も似た動きで910△5と続伸。

クロスキャット(推)は相変わらず不安定な動きで972▼30まであって997▼5。

日本エスコン(推)も、どうもしゃっきりせず824▼4。

アフターコロナ銘柄の堅調が目立った。
アドベンチャー9670△310のほか、コシダカ716△34、ブロンコビリー、ルネサンス、ラウンドワンなども、そろって上げた。やはり、ここにきての感染状況の改善が効いているのだろう。

4月21日 23時59分記
20日の相場は大幅続伸となった。日経平均は233円=0.86%高、TOPIXは1.03%高だった。ただ主力大型株に偏った物色で、大型株指数が1.24%高だったのに対し、小型株指数は0.45%高にとどまった。プライム1.03%高、スタンダード0.10%安、グロース2.06%安。
マザーズも2.13%安だった。
要するに、以前でいえば東証1部の主力株は大幅高だったが、その他の東証1部は小幅高どまり、その他市場はマザーズの大幅安を筆頭にJQもハイテク株中心に大幅安といったところだったわけである。
今回の東証の市場区分見直しで、私などは、一段と、市場(マザーズを除く)全体を表す指標がなくなり、分かりにくくなったという思いが強い。

前場の終値→大引け値は
日経平均=155円高→233円高
マザーズ=10.27安→15.88安
となる。後場になって日経平均は一段高する一方、マザーズは一段安となったわけである。グロースもマザーズと同様な動きだったと推測。

道場銘柄は、こうした小型株に逆風が吹く中、何とか持ちこたえ、小幅高程度で終えた。
クロスキャット(推)、エスプール(推)の2銘柄は、それぞれ1030△32,1377△16まであったわけだが、終わってみればクロスキャット1002△4、エスプール1336▼25と、前引け値に比べ大幅安で終えた。両銘柄ともプライムだが、小型株のため、グロースやマザーズの値動きに影響されたとも言えよう。

クレステックは3.30日につけた戻り高値を1円上回る1530円まであって1517△4。引け値としても、戻り高値更新である。出来高も6500株と前日を上回り、まずまずの水準を維持、いよいよ1568円の年初来高値が見えてきた。円安の流れが収まらず1ドル128円前後になっていて、市場は輸出関連銘柄が人気になっているわけだが、クレステックも円安はプラスと公言しており、この流れに乗る。

日本エスコン(推)は828▼4と一休み。

メルディア731△7、AMG(推)905△6と、ともに上げた。両銘柄とも、ようやく信用の期日売り的な売りも峠を越して、需給関係が良くなってきたようだ。
メルディアの場合、信用の売り残もかなり減ってきているが、日証金の融資残高は最近でも多い時で1万株余りあったわけだが、ここにきて1000株を割り込んでいる。20日はついに0にと書く予定で書き始めた(場中に見たとき0となっていた)のだが、今確認したら500株になっていた。
いずれにせよ、需給関係が好転、株価には明るい兆しが出てきたようだというのが、私の見立てである。

4月21日 0時15分記

19日の相場は反発した。日経平均は185円=0.69%高、TOPIXは0.83%高だった。海運、鉱業の値上がり率が突出して大きかった。精密機器、電気機器、輸送用機器も高く、特に半導体関連は軒並み高となった。
マザーズ指数は0.96%安だった。

道場銘柄は、前日踏ん張った反動が心配されたが、大半の銘柄が上げた。

クレステックは1513△33で久しぶりに1500円大台を回復した。3.30日に1529円の戻り高値をつけて以降、調整していたわけだが、これの更新は、そう難しくはないだろう。終値ではその時の高値は1514円であり、これにはあと1円に迫っている。次の関門は年初来高値1568円。
「起死回生銘柄」としてお勧めした時(3.09日)の株価は1279円。翌10日の始値が1349円だったので買いにくかったわけだが、ここで仕込んでおけば、4.19日の終値は1513円だから、まさに起死回生となったわけである。

エスプール(推)は1372円まであって1361△12と続伸。株価の位置はクレステックと似ている。年初来高値1410円を4.05日につけている。しかしこの時の終値は1368円だ。4.19日の終値1361円はこれにあと7円に迫るもの。年初来高値更新も期待できる好位置につけたわけである。

日本エスコン(推)は832±0。年初来高値839円を目前に強ばっているわけだが、いつ急伸してもおかしくない。またそれだけの実力・材料を有している。

クロスキャット(推)は1024円まであったが、終値は998△39。前日の959円が底値になったのか、注視するところ。

相場は、依然、視界不良でもやもや感がぬぐえない。まもなく3月決算の発表が始まるわけだが、半導体不足等を理由に下振れがかなり出る恐れがある。GW接近も要警戒だ。
というわけで、ここはやはり警戒を怠らず、持ち高は多少なりと少なめに、事態が悪化しても慌てないでいられるようにしておきたい。

4月19日 22時43分記
18日の相場は大幅安となった。日経平均は262円安で始まり、前場後半には522円安まであったわけだが、後場に入ると、徐々に落ち着きお取り戻し、結局、後場の高値に近い293円=1.08%)安で終えた。TOPIXは0.86%安。プライム指数は0.86%安、グロース指数は1.81%安だった。業種別では海運、鉱業が大きく上げ、銀行、保険、その他金融も上げたが、他はすべ下げた。半導体株は、東エレク、マルマエなど上げる銘柄も多く高安まちまちとこの地合いにしては強い動きだったのが目をひいた。
マザーズ指数はグロース指数と連動性が強いが、1.84%安だった。

道場銘柄は、高安まちまちで、トータルでもほぼプラマイ0程度と健闘した。

エスプール(推)は1349△26と大きく反発した。広域行政BPO等の新規事業が今後大きく伸びるわけだが、この辺のところが理解されればLITALICOに比べ、あまりに評価不足ということになろう。

クレステックは1480△24の高値引け。ここ薄商いで4.12日には600株にまで減少したわけだが、この日は9700株と3.28日以来の多さになった。2022年6月期業績が会社計画を大きく上回るのは進捗状況から確定的なわけだが、最近の一段と進む円安で、さらなる上振れ期待が強まっているのかもしれない。

日本エスコン(推)は832△4と4連騰。4.15日に「九州エリア第1弾となる」『レジアス大橋』(福岡市)の分譲開始を発表している。好立地のマンション販売が今好調のわけだが、都心のほか、札幌、福岡、仙台、広島等の地方中核都市も同様だ。エスコンは、北広島市(札幌に隣接)に続き、今度は福岡でも分譲するわけである。こちらもかなりの好立地のようで、「レ・ジェイド北海道ボールパーク』(北広島市)同様、売れ行き好調が期待できそうだ。「マンションコミュニティ」(掲示板)を見ても人気のようだ。

クロスキャット(推)は959▼31と続落、連日の年初来安値更新となっている。大きく乱高下、思わぬ値動きになるのが、この株と、腹をくくって行こう。いつ反転するか、時間の問題とみるが。

4月18日 23時45分記





15日の相場は、前日のアメリカ株でNQ指数が2.14%の急落となったことを受けて下げた。日経平均は79円=0.29%安、TOPIXは0.62%安。騰落銘柄数的には前日(値上り1346、値下がり442)の正反対((値上り434、値下がり1350)だったから、日経平均は前日の上げ幅379円並みの下げ幅になっておかしくないところだが、79円安にとどまったのは、ひとえにファストリが8.83%の暴騰になったため。もはや日経平均は東証の株価指標としての役割は果しえないことを、一般の投資家も、しっかり頭に入れておく必要がある。
NQ急落の影響で半導体関連株がほぼ全面となったほか、電気機器などハイテク株の多くが下げた。。銀行など金融関連やアフターコロナ銘柄には上げる銘柄が多かった。
マザーズは2.21%安。

道場銘柄は、やや下げる銘柄が多かったが、トータルでは比較的軽微な下げにとどまった。

メルディアは736△5と前日に続いて上げた。出来高が100株というのは困ったものだが、それでも、このところの板を見ていると、売り物がすっかり影を潜めた感がある。やはり信用の期日売りが峠お越え、需給関係が好転したことがうかがえる。

日本エスコン(推)828△6と3連騰。ここ相場全般が冴えない中、堅調な株価となっている。839円の年初来高値を更新できれば、900円が見えてくる。

アドベンチャー、コシダカ、串カツ田中など、アフターコロナ銘柄も上げるものが多かった。ここ新型コロナの感染状況が改善傾向にあることが好感されたとみられる。コロナはなお予断を許さないが、このまま順調に改善して行くか注視したい。

クロスキャット(推)は985円まであって990▼24で、年初来安値更新。ついに1000円大台を割り込んでしまったわけだが、そろそろ底入れするのではと期待している。

エスプール(推)は1323▼4、クレステックは1456▼2と、ともに小幅安に踏みとどまった。
地合いさえ良くなれば、真っ先に飛び出すことが期待される。

どうもすっきりしない相場が続く。ウクライナやコロナが重くのしかかって、世界経済の先行きも、ここに来てやや悪化の見通しが出ている。日本経済も例外でないどころか、どちらかと言えば劣等生の方に入る。ここからは、相場についてもやや慎重に見て行くスタンスがよさそうだ。

15日のアメリカ市場は聖金曜日で休場。

4月17日 21時12分記

14日の相場は前日のアメリカ株の大幅高(NYダウ1.00%高、NQ2.03%高)を受けて大きく上げた。日経平均は329円=1.22%高、TOPIXは0.95%高。
プライム市場指数0.95%高に対しスタンダード0.41%高、グロース0.37%安と明暗が分かれた。またマザーズ指数も0.43%安だったことで分かるように、結局、この日も残念ながら主力大型株優位の展開となり、小型株は高安まちまちくらいの相場だったわけである。

道場銘柄も高安まちまちで、日経平均大幅高の蚊帳の外だった。

メルディアは5日続落していたわけだが、ようやく731△7と反発した。期日も峠を越えつつあると思われ、期日向かいの買いが、ここからは優位になる可能性が高まってきた。いずれにせよ、大きく下げた後だけに、期待していいのではないか。

エスプール(推)は期待に応えることができず1327▼41と大幅反落。残念ながら、このようにいいところまできてここが正念場といったところでは、非常に高い確率で、このようにずっこけることが多いように思う。つい期待してしまうが、そろそろ学習してシビアに見る癖をつけなくてはと、反省したことだった。まあそれでもこの株に関しては強気堅持でいいだろう。

【日本エスコン(推)】
お待たせしたが、今日はこの会社の
安定した賃貸収入確保による「収益構造の転換」(「第4次中期経営計画修正に関するお知らせ})
を図るべく実現した買収子会社について書く。

>株式会社ピカソ及び優木産業株式会社ならびに同社グループ 6 社 の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ(2021年8.31日)
なおこの株式取得は10.29日に完了している。

以下、このピカソグループがどういう会社なのかを書く。
①株式会社ピカソ(2021年4月期)
売り上げ=60.8億円
経常利益=16.4億円

②優木産業(2020年8月期)
売り上げ=31.1億円
経常利益=4.8億円

③その他6社(2021年2月期)計
売り上げ=1.4億円
経常利益=0.2億円

以上の8社の合計は
売り上げ=93.3億円
経常利益=21.4億円

この数字の評価はどうなるか。
エスコンの2021年12月期の
売り上げ=790.2億円
経常利益=91.0億円

両者を比べると、売り上げはエスコンが圧倒的だが、経常利益はエスコン91.0億円に対しピカソグループ計は21.4億円でエスコンの23.5%にもなる。
エスコンの2022年12月期の経常利益は前期比約31億円増の122億円予想だが、これにはピカソグループが大いに寄与しているわけである。なお原因は承知していないが、ピカソ、優木産業とも、直近の経常利益が前の期に比べ急増しているのは要注目だ。
ピカソは5.28億円→16.37億円
優木産業は2.85億円→4.81億円

ちなみにエスコンはピカソグループを299億円で取得している。年間売り上げ800億円弱、時価総額700億円前後(いずれも当時)の会社にとって、いかに大きな買い物だったかがよく分かろう。それが優良賃貸物件を保有して、大きな賃貸収入を稼ぐお買い得物件だったわけである。

このように、今後は安定した不動産賃貸収入(前期は売り上げの10%だが今期は30%以上になりそうだ)を見込め、かつ配当利回りも5%近くが予想される優良企業として、株価は大きく見直されるのではないか。

4月14日 23時52分記