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相場はまた大型株優位の展開に戻ってしまったが、道場銘柄は好調を維持している。

加えて、引け後、イーグランド(推)が予想どおり、大幅な上方修正を発表、また幼児活動(推)も大幅上方修正を発表した。詳しくは日曜に書くとして、ここではごく簡単に。

【イーグランド】
9月中間期の経常利益は14.32億円で、通期予想の14.40億円にほぼ届いてしまった。ためにさすがに通期予想据え置きという手は使えず、
通期予想は14.40億円→22.70億円。
配当予想も58円→69円
なお69円配当で、配当利回りは時価ベースでは4.38%に達する。

【幼児活動】
9月中間期の経常利益は5.20億円→6.97億円に上方修正。
通期予想も11.50億円→12.80億円に上方修正。
配当予想も15円→19円

10月29日 21時09分記
28日の相場は前日の正反対で、主力大型株中心に下げた。日経平均は278円(0.96%)安、TOPIXは0.70%安。大型株指数は1.10%安だったが、小型株指数は0.10%高だった。ここ先物主導でファストリを代表とする値嵩株に偏った売買が続いていたわけだが、この日は、その反動が一気に出た感じだ。
JQ指数は0.54%高、マザーズ指数は0.81%高だった。
ただ、騰落銘柄数でみると、2部を含め、マザーズ以外はすべて値下がり銘柄のほうが多く、大幅高だったマザーズにしても値上がり銘柄186に対し値下がり銘柄もほぼ同数の180あった。

道場銘柄は、大半の銘柄が上げた。

クレステックは1425△35で、年初来高値1450円がついに射程に入ってきた。

テクノスマートは1602円まであって1585△8。10.21日に1660円の年初来高値をつけた後もみ合っているわけだが、近々、クレステックのようなことになりそうな気がする。注目点は受注残が空前の水準まで積みあがっていることだ。6月末では253億円で、これは前年同月比4.6倍と言う(四季報)。同社の売り上げは2021年3月期は前年比半減で81億円だった。22年3月期は160億円。これらの数字と受注残の253億円を比べると、驚くしかない。リチウムイオン電池向け機器が絶好調なわけである。ここは買い増しても面白そうだ。

旅行関連は全面高で、道場銘柄もアドベンチャー8290△210、オ-プンドア2504△74と大幅高。

半導体関連もほぼ全面高で、道場銘柄もマルマエ、東京応化とそろって上げた。

ここ冴えない動きが続いていた銘柄では、ミマキ、中本パックス、川口化学、CEホールディングスなどが上げた。セプテーニも440△17(これについては後述)。

決算を29日に控えたイーグランド(推)は1562▼9、900円大台に迫っているメルディアは893▼1と、ともに嵐の前の静かさ。

フロイント産業(推)は出遅れ小型株物色の流れにも乗れず839▼5で4日続落となった。ただ耐えるのみ。

アドバネクスが大引けに大量の売りが出て1107▼94(東証1部値下がり率14位)。10.05日にも1151▼104と暴落を演じている。
ラウンドワンも大引け直前に123万株の大量売買が成立している(1日の売買高は248万株)。
こうした不可解な大商いの理由は不明。

セプテーニは引け後、2021年9月期決算を発表(23年9月期予想は非開示)。可もなし不可もなし、ないしやや期待外れの内容だったわけだが、注目すべきは、この内容より
>株式会社電通グループとの資本業務提携、株式交換による株式会社電通ダイレクトの完全子会社化、株式会社電通グループを割当予定先とする第三者割当による新株式発行、株式会社電通デジタル株式の一部取得(持分法適用関連会社化)、並びに親会社の異動及び子会社の異動に関するお知らせ
の方である。
評価が難しいが、会社発表を素直に聞けば、今後、これで大きく飛躍することになる。PTSでは大商いになっており、493△53まであって、その後ほぼ変わらずの水準まで下押した後、現在449△9。
明日は期待して見るとしよう。

10月28日 23時38分記


27日の相場は小型株中心に下げた。日経平均はファストリ高に助けられ8円(0.03%)安にすぎなかったが、値下がり銘柄は1391(値上がりは698)に達し、小型株指数の下落率も0.37%とかなりのものだった。TOPIXは0.23%安。
JQ指数は0.64%安、マザーズ指数は0.95%安だった。

道場銘柄は、高安まちまちながら、主力どころの多くが堅調だったため、トータルでは、かなりのプラスとなった。

メルディアは894△22の高値引け。終値の894円は年初来高値の925円をつけた10.20日の終値896円に次ぐ水準だ。地合いが地合いだけに(これについては最後に書く)、なんとも言いにくいが、一気に行くか、ひと呼吸入れるかはともかく、近々、年初来高値更新から4桁を目指す動きになる公算が高まったと言えよう。

イーグランド(推)は1571△1。29日が決算発表なので、駆け引きが続く。

幼児活動(推)、キョウデン、アドベンチャー、フォーライフ、オーウイル、テクノスマートなども上げた。

アッと驚く動きとなったのがクレステック。寄り前、前日比20円高のところに大量の買いが出て高寄り、その後も継続して買いが出て、高値1397円まであって1390△65((東証2部値上がり率4位)。出来高は前日の3500株が24600株に急増した。年初来高値の1450円(9.17日)が見えてきたが、ここからの動きに注目。

だらしない株は、相変わらずだった。
セプテーニは416円まであって423▼21(JQ値下がり率9位)。底なし沼的な不気味な下げが続くわけだが、下げる理由がはっきりしないため、一段と不気味だ。28日が決算発表だが、内容にかかわらず売られるケースが多発しているので、それを先取りして売っている向きがある?前回の第2四半期決算発表(7.29日)では、翌30日は413▼72と暴落を演じている。
今回は通期決算なので、2022年9月期の決算予想が出るかもしれない(コロナ禍を理由に前回同様、出さない可能性もある)。
前回は高値圏での発表、今回は安値圏での発表。私はこれに期待して決算マタギ、運命愛で行く方針だ。
フロイント産業(推)も844▼7と3日続落。
オプテックスも1456▼14。
ただ、よく調べたら、小型株で、こうしたどうしようもなく下げ続ける銘柄は、決して珍しくないことが分かった。
この辺のことについては、余裕がある時に書いてみたいと思っている。

現在、NYダウは0.33%(119ドル)安の一方、NQは0.45%高。にもかかわらず日経平均先物は308円(1.06%)の大幅安。

10月28日 1時03分記
26日の相場はファストリ5.04%高の影響で日経平均が506円(1.77%)もの急騰となったが、TOPIX1.15%高、値下がり銘柄398でも分かるように、東証1部全体では、それほどの値上がりだったわけではない。
東証1部以外は、さらに小幅な値上がりにとどまった。2部指数は0.62%高、JQ指数に至っては0.22%安(ただし日経JQ平均は小幅プラス)。前日まで4日続落していたマザーズ指数は2.05%高だった。

こういう相場は小型株、そして道場銘柄には向いていないわけだが、道場銘柄は、それなりのプラスにとどまった。前日逆行高したイーグランド(推)が小幅高にとどまった(1570△6)ことなどが響いたわけで、2日間計では、TOPIX以上、日経平均以下くらいの結果になる。

現在は、大型株優位の展開が続いているわけで、そういう状況下での、この成績なので良しとしよう。徐々に小型株にも見直し買いが入ってくると思われるので、デンと構えて、追い風が来るのを待とう。

【メルディアの低PERはどれだけのものか?】
メルディアは872△3。10連騰後3日続落となっていたわけだが、浅押しで早くも出直ってきたわけである。終値で900円台に乗せてからがおいしい相場になりそうだ。真面目にPERなど計算する投資家も今や絶滅危惧種のようだが、この株の超低PERは早晩必ずや脚光を浴びよう。
もう一度、整理しておこう。
2023年6月期(来期)の予想実質1株利益は253.0円(四季報の予想数字に基づく)。
予想実質PER=872(円)÷253.0(円)≒3.45(倍)

2022年6月期の予想PER(鎌倉式実質PERではなく私の言う名目PER)は4.08倍である。
これはJQで低PER順で現在4位。
1位=フィスコ 1.57倍
 経常利益2.45億円に対し純利益56.80億円でこうなっているだけ。鎌倉式実質PERは51.9倍!
2位=ネクストウェア 3.39倍
経常利益0.50億円に対し純利益7.00億円でこうなっているだけ。鎌倉式実質PERは66.8倍!
3位=シー・エス・ランバー 4.00倍
 この会社の場合は上記2社とは違い、おかしな点はない。ただ、会社が10.15日に業績予想を大幅上方修正、その際今期見通しについてレンジ予想にしたので、下限、上限、中間のどれにするかという問題が残る。

以上の分析から、JQの低PER上位銘柄のトップはシー・エス・ランバー、次いでメルディアということになりそうだが、ちょっと待ってと言いたいのである。シー・エス・ランバー(5月決算)の場合、10.15日に第1四半期(6-8月)決算の発表時に通期業績予想の大幅上方修正をしているわけだが、メルディア(6月決算)の場合、第1四半期(7-9月)決算の発表は11.08日に迫っている。ここで通期業績の上方修正も十分考えられることである。
このことを考慮すると、低PERナンバー1の座は、どちらとも決めがたいというべきだろう。

最後になってしまったが、本質的なことで、非常に重要ことががある。シー・エス・ランバーの今回の大幅上方修正は、木材価格の急騰のためである。つまり市況産業会社が価格高騰で一過性の莫大な利益を手にしたわけで、こういう場合、それを割り引いて考えるというのは、相場では常識である(電炉会社が、そろって低PERなのは典型例、証券会社もこの仲間に入れていい)。
結論としては、JQの実質的な低PERナンバーワン銘柄はメルディアで決まりということである。

10月26日 22時54分記

メルディア、イーグランドは、何ら問題ないので強気堅持。
クレステックは1325△24で3連騰。600株まで減った出来高も3500株まで回復した。想定を大きく上回る円安の進行で業績の上方修正期待が高まる。

ラウンドワンは1392△37と続伸、エスケイジャパンを傘下に収めたことを好感する相場が続くとともに、コロナ鎮静化も出して効き出してきたようだ。
ウチヤマはカラオケ関連銘柄では最も出遅れているとみるが、逆にここからは最も妙味がありそうだ。369△6。

動きが悪くてどうしようもないというのが、セプテーニとフロイント産業(推)。それでもセプテーニは5日続落の後444△10と反発したが、フロイントは底なし沼に落ちたように、851▼2で6日続落。ぶん投げたくなるが、ここは辛抱のしどころだろう。

10月27日 0時07分記
25日の相場は、日経平均は204円(0.71%)安、TOPIXは0.34%安だった。日経平均の下げが大きかったのはファストリ、ソフトバンクGがともに3%台の大幅安となったため。騰落銘柄数では値上がり836、値下がり1326なので感覚的には80円安(東証1部全体で)といったところ。
JQ指数は0.25%安、マザーズ指数は1.28%安。マザーズの弱さが際立つ。

道場銘柄は高安まちまちで、やや値上がり銘柄が多い程度だった。

イーグランド(推)は1564△32と5日ぶりに上げた。決算発表が29日で、それに向けて動きが活発になる可能性が大きい。2022年3月期の予想経常利益は会社計画で14.40億円。しかし4-6月期で7.65億円と半分以上に達しており、今回発表の中間期(4-9月期)決算では10数億円が見込まれ、嫌でも通期業績の上方修正を、会社は迫られよう。この辺のことは、ある程度は市場も承知のこととみられるので、4-9月期、どういう数字が出て、市場がどう反応するか、こういう相場なので、読みも難しい。
しかし、いずれにせよ、まだ通期決算ではないので、どちらかと言えば、上方修正が好感されるという展開の可能性のほうが大だろう。26日、27日あたりに上方修正発表の可能性も小さいながらもあろう。

好材料が出た(前稿参照)ラウンドワンは1355△16、ポートは958△20と、ともに上げた。

東和ハイシス(推)、幼児活動(推)、クレステック、テクノスマートなども上げた。オーウイルは1228△40で年初来高値更新。

半導体関連は高安まちまちだった。マルマエは2249△63と上げたが、東京応化は6880▼50。

アフターコロナ銘柄は、むしろ下げるものが多かった。コシダカ、ブロンコビリー、ゼンショーなどが下げ、旅行関連もアドベンチャー、オープンドアなどほとんどが下げた。UTグループ、フルキャスト、アウトソーシングの人材派遣は、そろって上げた。。
以上の動きでもわかるように、アフターコロナ銘柄の動きは素直でない。一進一退はあっても上げる方向に間違いないと思うが、高いところは避け、押し目を拾うようにしたい。

メルディアは869▼6。これで3日続落となったわけだが、やはり10連騰しただけに、それなりに日柄調整も必要だったということだろう。しかし出来高もピーク時の12%まで減り、早ければ26日にも反騰に向かう可能性が十分あろう。いずれにせよ、反騰は時間の問題とみて対処。

現在日経平均先物は90円高。26日はいい日になると期待しよう。

10月25日 23時49分記

22日の相場は、日経平均こそ96円高だったが、実質的には冴えないものだったことは、前稿で買いたので、未読の方はお読みいただきたい。
その後の22日のアメリカ株はNYダウが74ドル(0.20%)高し、8.26日の終値を上回って、史上最高値を更新した。
NQは0.82%安だったからという言い訳はできようが、それでも日経平先物の105円(0.36%)安なのには、日本株の、そして日本経済の弱さをつくづく思い知らされる。

日本経済の弱さの大本には
①決断の遅さ
②リスクを取る気概のなさ

の2つがあると思うが、それはともかく、時代がかつてなく急速に変化し動いて行っているのに、企業も政治もついて行けず、今や、かつてよく言われたイギリス病をはるかに上回る日本病という、不治の病かとさえ案じられる深刻な病魔に侵されているのが、現在の日本なのではないかと、最近、私はつくづく思っている。

話を相場に戻そう。10月後半の株高を演出したのは外国人買いだったと思われる(売買動向)が、ここにきての下げも、同じく外国人売りのようだ。日本人投資家の影は薄く、特に個人投資家は、マザーズ市場の軟調もあって買い意欲、いやむしろ買い余力と言うべきだろう、が乏しく、小型株軟調の原因になっているとみられる。
岸田内閣への海外投資家の視線も冷ややかで、これも現下の株安につながっていそうだ。
こう書いてくると、お先真っ暗に見えてくるかもしれないが、見方によっては、こういう悪材料をすべて織り込んで今の株価があるとみれば、先行きへの見方も違ってくる。

NYダウ史上最高値、コロナの予想以上の鎮静化、為替(対ドル相場)の円安が輸出企業にもたらす好影響等に目が向けば、相場もいい方向に向くだろう。総選挙も結果がどうなるにせよ、そう大きな影響を及ぼすとは考えにくい。むしろ、その後の経済対策等に目が向き、好影響を及ぼす可能性がかなりあろう。

10月24日 22時51分記

22日の相場も、小型株には厳しいものだった。日経平均、TOPIxとも一応はプラスだったが、日経平均の場合、今度は東エレク4.40%高によるところがほとんどで96円(0.34%)高、TOPIXは0.07%高にすぎなかった。騰落銘柄数的には値下がり銘柄は値上がり銘柄の21.2倍あった。
JQ指数は0.39%高だったが、マザーズ指数は1.84%とかなりの下げとなった。

それでも、これで、ようやく小型株の調整も出口が見えてきた感がなくはないが、それについては日曜に書くとして、以下、道場銘柄でいいIRが2つあったので、これについて書いておくとしよう。

【ポート】
カインズとのリフォーム領域における業務提携に関するお知らせ
当社の完全子会社である株式会社ドアーズが、ホームセンターを経営し、リフォーム事業も展開する株式会社カインズと業務提携契約を締結し、リフォーム領域のサービス「外壁塗装の窓口」で連携していくことが決まりましたので、お知らせいたします。

注目すべきは、以下の部分。
今回の業務提携により、ドアーズへ問い合わせいただいたお客様をカインズへ送客することが可能となり、全国の幅広いユーザーニーズに対応できるようになります。全国(一部地域は除く)対応できる送客先との提携は、2021年9月6日に開示した株式会社ヤマダホームズに続き、2件目となります。今回、カインズと提携することで、対応可能なエリアがさらに広がり、かつ複数箇所のリフォームニーズなど、幅広いリフォーム施工に対応できるようになります。今後も、積極的に送客先の拡大を進めて参ります。
PTSでは東証での終値938円より17円高い965円に300株の買いが入り売り物は1030円までなし。

【ラウンドワン】
株式会社エスケイジャパン株式の一部取得(持分法適用会社化)に関するお知らせ
株式取得の目的及び理由
当社は、国内外において総合アミューズメント事業を展開しており、顧客ニーズに応じた魅力的な景品の確保は重要な経営課題であります。また、一部店舗においてクレーンゲーム機を大幅に増台するアミューズメントエリアの「ギガクレーンパーク」への改装を進めており、その重要性はさらに増加しております。
今般、魅力的な景品の安定的な供給確保を目的に、キャラクターエンターテイメント事業等を展開する株式会社エスケイジャパンの普通株式の一部を、同社の大株主である久保泰子氏及び久保千晶氏より取得することといたしました。
今後は、同社との関係性を強化し、一層魅力的な景品の安定的な提供に努めてまいります。

PTSでは東証終値比2.5円高に100株の買いがあるが売り物はなし。
ここ株価は大きく下げているが、そのタイミングでの発表なので、予想以上に大きなインパクトになる可能性があろう。

10月22日 23時41分記
訳の分からない相場について書くのが嫌で、ともかく、早々に済ませ、休むとしようと思い、早めに取り掛かった。
21日の大幅安(日経平均は547円=1.87%安、TOPIXは1.32%安)の原因については、どうもはっきりしない。

前日のアメリカ株がNYダウは高かったもののNQは安かったことで説明していた記事があった。しかしNYダウはザラ場では史上最高値を更新、終値でも0.43%高と、かなりの上げだった。対してNQは下げたと言っても.0.05%安にすぎず、変わらずと言っていいくらいのわずかな下げだったのである。NYダウとNQを共に考慮した場合、トータルの評価としては多少なりと高かったとプラス評価するのが当然だろう。

読売新聞の世論調査で、総選挙は「自民減で単独過半数の攻防」と報じられたことが悪材料になったのではと言ってきた方もある。しかし、これについてはJNNと毎日新聞の調査では「自民党が単独過半数をうかがう勢い」とされていて、読売調査で株が売られたというのは、いかがなものか。

いずれにせよ、いろいろ解釈はできようが、今一つはっきりしない理由で、21日は大きく下げたわけである。
韓国は0.19%安だったが、中国は0.22%高だった。前日のアメリカは前述のとおりである。
つまり、日本株だけ極端に弱い動きのわけである。

現在、総選挙で各党とも「分配」ばかり強調している。しかしこの20年、30年、ほとんど成長せず、1人当たりGDPは世界でどんどん各国に抜かれまくっているという惨状の中、どうやって分配の原資を手に入れるというのだろうか。この辺を、本能的に見抜かれていて、それが株安となって表れているのかもしれない。

中国の恒大集団の債務不履行の可能性高まるとの報道がある。とはいえ、これはもう織り込み済みに近いことかもしれない。
現在、NYダウは小幅安だが、NQは同率程度のプラスである。
ならば日本株はプラマイ0くらいで良さそうだが、日経平均先物は129円(0.45%)安。
とは言え、最近は、こういう数字も明日の相場を占ううえでほとんど当てにならない。
明日は明日の風が吹く、いい方向に向かうと信じて休むとしよう。

10月21日 23時05分記
20日の相場は、値下がり銘柄は値上がり銘柄の1.5倍強に上ったのだが、主力大型株には高いものが多く、日経平均は40円(0.14%)高、TOPIXは0.15%高だった。小型株指数は0..41%安。
JQ指数は0.31%安、マザーズ指数は0.11%安だった。
結局、2部も含め、全市場とも、値下がり銘柄のほうが多かった。
ソフトバンクG4.40%高、ファストリ0.63%高がなせる業で、普通の人には実態が見えなくなり、困ったものである。

道場銘柄はずるずる上げ幅を縮小していったが、それでも、何とか踏ん張り、トータルでは、ややプラスくらいで終えた。

圧巻はメルディア。
注=推奨したのは4.01日で4.01日の終値は645円だった。それ以来一貫して取り上げてきたわけだが、10.01日で6ヵ月が経過、自主ルールで、以降は(推)は付けないことにしている。よって、10.02日以降からそうすべきだったわけだが、失念していた。お詫びする次第である。ただし前稿で書いたように、ここからなお大きく上げるとみているので、考え方・見方としては、依然、推奨銘柄であることは言うまでもない。メルディアは推奨していないのではという疑問を個人的に言って来られた方がいる。これはシード平和がメルディアに社名変更(10.01日より)したことをご存じでなかったというだけの笑い話だった。そういう方はゼロでもなさそうなので、ここで念のため書いておく。

私があれだけ強気を書いたのに寄りは前日比変わらずで出来高も400株という寂しいものだった、しかし10時49分には925△35と急騰、一気に大台替わりとなった。大株主の小生もこれで大富豪に成るかと思ったら上げ幅を急縮小、最後は大量の売りが大引けで出て終値は後場の安値の896△6と、ショッキングな結果で終了。それでも、この日でついに9連騰になったにも関わらず、実態としては前日に続きこの日も十分な調整を入れたとみることができるわけで、9連騰をそう気にすることはなかろう。むしろ、この株の大相場を暗示するものかもしれない。

この日は日経平均も高値では274円高まであって40円高で終えたが、個別の銘柄も天国から地獄へ逆落としになったものが続出した。
マルマエは2368△65まであって終値は2246▼57。東京応化も7180△120まであって6990▼70。半導体株は終わってみれば大半の銘柄が下げて終えた。
アドベンチャ-の場合は90円安で始まり8210▼310まで急落後8770△250まで猛反発、終値は8600△80。

最後まで強い動きだった銘柄も、結構あった。テクノスマートは1629円まであって1612△72(東証2部値上がり率9位)で、連日の年初来高値更新。
幼児活動(推)も1250円まであって1247△31。戻り高値は1309円(9.30日)だが、終値では1254円(9.29日)なので、この日の終値は、それにあと7円に迫ったわけである。
サーバーワークスは4315円まであって4275△550(東証1部値上がり率2位)。好決算にもかかわらず株探ショック?で18日は3725▼510と急落したわけだが、真実は勝つで、この日の猛反発となったわけである。

システム・ロケーション(シスロケ)が引け後、2022年3月期の中間決算予想を発表、上方修正した。PTSでは1720△92。

10月21日 0時30分記


19日の相場は日経平均のみ大幅高(190円高)となったが、これは例によってファストリ、ソフトバンクGがそろい踏みとなったためで、実際は、43円安となった前日と大差ない相場だった。

     値上り  値下り  日経平均
18日   1124   985    ▼43
19日   1115   962   △190

精密機器、電気機器、機械などの輸出関連に高いものが多かった。半導体株はほぼ全面高だった。海運株の暴騰も目立った。鉱業、石油・石炭製品などの資源株は反落するものが多かった。

道場銘柄は高安まちまちだった。

前日急伸したイーグランド(推)は1590▼22と反落。東和ハイシス(推)、フロイント産業(推)、セプテーニなども下げた。

アドベンチャーは8520△340と猛反発。私がここにきて買い増した分も、ようやくプラスになった。
マルマエも2303△133(東証1部値上がり率20位)と4連騰、半導体株では東京応化なども上げた。
キョウデンは508△26で年初来高値更新、オーウイルも1154△38で9.30日につけた1127円の年初来高値を更新した。
アルテは相変わらずじりじりと上げ、連日の年初来高値更新。
UTグループ、フルキャストの人材派遣も上げた。
シンクレイヤも1204△47で4連騰。

【メルディアはどこまで行くか】
この日は小安く始まり868▼12まであったわけだが切り返し、893△13まであって890△10。これで8連騰になってしまった。
連騰が続くのはうれしいが、どこかでドスンと下げるのが怖い。しかしやや手前勝手な解釈をすると、この日の朝の12円安で連騰は終えたとみることもできよう。

同社の経常利益(単位=100万円)の推移をみると以下のようになる。予は四季報予想。
2019年6月期 =1265
2020年6月期 =1374
2021年6月期 =1905
2022年6月期予=2000
2023年6月期予=2200
これだけ順調に、しかも急速に業績を伸ばしている企業のPERがどうかと言うと、
2023年6月期の予想実質1株利益は253.0円。19日の株価は890円なので
PERは890÷253=3.5(倍)
前にも書いたことではあるが、いかに何でも、これだけの業績絶好調企業で財務内容等にも問題のない会社(1株純資産も1040円あるのでPBRも0.8倍台にすぎない)のPERが3.5倍というのは、何かの間違いなのではと言いたくなるではないか。
人は現実に流されがちで、こういう理不尽な実態にも、そう驚かない投資家が多いわけだろうが、それでも真実はいつか現れるのである。
700円弱から900円弱のレンジ相場だった(2021年4月から10月)わけだが、今、新たに900円~1100円弱のレンジで動き出そうとしているのではないか、というのが、私の見方である。

2020年10月に1077円をつけている。近々、900円大台乗せを果たした後は1000円、そして1077円を目指す新たな相場に突入する可能性が高まってきたとみる。

10月20日 0時08分記