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アメリカ株が大揺れとなっている。
NYダウは1.27日が634ドル安、28日300ドル高、29日621ドル安。
ここまで大きく上げて来たことへの警戒感の強まりに加え、27日まで急騰してきたゲームストップ株が28日は乱高下(39%高の後68%安まで急落)、終値では44%安となった。
ネット掲示板メンバーらが空売りで儲けるヘッジファンドを懲らしめようと呼びかけ、ゲームストップ株を大量買い、同社株は20ドルにも満たなかったのが一時は500ドルを超えた(ザラ場ベース)。こうした中、新興ネット証券のロビンフッド・マーケッツ(個人投資家がよく利用する)などが、28日、ゲームストップ株などの購入をできなくする措置を導入した。
こうした動きに、議会は証券会社やヘッジファンドへの批判姿勢を強めた。SECは29日、ロビンフッド・マーケッツなど一部の証券会社が、個別株の取り引きを一時停止した問題に関し調査を始めると発表した。ゲームストップ株は29日は68%高。
注=NY証取には東証のようなストップ高・ストップ安制度はないので、こうした激しい乱高下が起こりうる。

プロの投資家を標的にした個人投資家による「反乱」は、リーマン・ショック後に巻き起こった「ウォール街を占拠せよ」運動を想起させるとの声もある(朝日新聞1.31日朝刊1面)。報道によると空売り筋の損失はゲームストップ株分だけで190億ドル(約2兆円)に上った(同)。
ゲームストップ株やAMCエンターテインメントHD株などを空売りしていたヘッジファンドは、これら銘柄の買戻しに追い込まれただけでなく、損失を埋めるため、保有する主力株で大量の売りを出したとみられ、これがNYダウの大幅安を招いた大きな要因だろう。

1.29日のNYダウは前記のように621ドル(2.03%)安、NQも2.00%安。
日経平均先物は52円(0.19%)高。
アメリカ株大幅安にもかかわらず日経平均先物は高いわけだが、これの理由を考えてみよう。
1.28日のNYダウ300ドル高に対し(NYダウ先物安もあって)、29日の日経平均は534円安。
29日のNYダウは621ドル安なので、28日と29日を合計したNYダウは321ドル安。
日経平均は29日に534円も下げているので、下げすぎとなる。NYダウと同幅の下げなら534−321で213円高、NYダウと日経平均の水準の違いを考慮すると193円高が妥当となる。NYダウ先物が下げていることも考慮すれば、日経平均先物の52円高は、おおむね納得できる数字であろう。
注=円とドルの違いはあるわけだが、これを無視して単純に絶対水準で見た場合、日経平均は、現在NYダウの92.2%の水準にある。上記の計算も円とドルの違いは無視して話を進めている。

いずれにせよ、実体経済の悪化等でアメリカ株が下げたわけではない。また、この問題と日本株とは直接の関係はない。こうしたことから、それほど気にすることはない、少し落ち着けば、特に日本株は戻すだろうという見方も当然ありうる。
ただ、ここまで日本株も含め、実体経済をかなり無視して、金余りをいいことに、かなり買い上がりすぎたのではないかという反省気分を多くの投資家に呼び覚ましたということは、厳然としてある。

一寸先は闇と心得、慎重な運用を心掛けたい。

1月31日 20時40分記

29日の相場は、前日のアメリカ株の猛反発の後と、安心していたら、とんでもない結果になった。
落胆し憔悴しきっている方もおられるかもしれないが、こんなことでへこたれず、明るい未来を信じよう。

いいニュースも続出している。

決算発表が相次いでいるわけだが、道場銘柄の場合、すでにNフィールド(推)、日本瓦斯(推)と終えている。
28日引け後に発表した日瓦斯は5340△280まであったが、その後はいいところなく5010▼50まで下げる場面があって終値は5060±0。地合いのなせる業であり、少し時間をかけて、好決算・株式分割を評価することになると信じて持続。

以下にいいニュースを書く。

アバント(推)が13時00分に2121年6月期決算の12月中間期(7-12月期)決算を発表した。
経常利益は前年同期比19.4%の増益だった。7-9月期は同7.3%の減益だったから、10-12月期に大きく挽回したわけである。会社は通期予想経常利益を前期比微増益の23.3億円としていて、これを今回も据え置いた。7-9月期決算を見て、この増益計画に不安を抱いた投資家もいたはずだが、今回の数字で、それは杞憂に終わり、それどころか、おそらくは大幅上方修正に進むと思われる。しり上がりに良くなってきていることからして、中間期の2倍の経常利益は最低線とみていいだろう。私は今期の経常利益を27億円~31億円とみる。30億円とすると実質1株利益は55.9円。PERは24.7倍にすぎない。
株価は決算発表を見て急騰、1415円まであって終値は1379△71。(東証1部値上がり率12位)。決算内容が今後十分知れ渡れば、株価は1500円はおろか、さらに大きく上げておかしくない。

引け後、テクマトリックス、プロパティデータバンク、santec、FPGも決算を発表した。

テクマトリックス=2021年3月期決算の第3四半期決算を発表。経常利益は前年同期比25.2%の増益だった。通期予想(前年同期比9.3%増益の33.0億円)は据え置いたが、この場合1-3月期の経常利益は6.77億円(前年同期は9.24億円)しか見込まないことになる。
最低でも前年同期にあげた6.77億円をはかなり上回るとみるべきだ。私は今期の経常利益を37億円~40億円とみる。
「新収益認識基準」を今回から適用しているため、売り上げ、営業利益等が大幅に減り、受注高・受注残高は大幅に増加している。
つまり、今期は、この影響を受けてなおあの素晴らしい数字であり、来期はこのマイナスの影響がなくなるので、その分さらに良くなり、驚異的増益になる可能性が高まっているのではないか。この辺のこと、経理に詳しい方の精査を待ちたいが、投資家としては期待が高まることではある。
PTSでは現在1945△39。ただし、まだ今回の決算のすごさがほとんど認識されていない株価とみる。100円以上上げて当然な好決算だったのである。

プロパティデータバンク=2021年3月期決算の第3四半期決算を発表。経常利益は前年同期比92.0%の増益だった。通期予想は3.8億円→4.63億円に上方修正。通期予想では前年同期比44.9%増益にしかならない。92.0%増益なら6.03億円になる。いずれにせよ、いずれさらに大幅な上方修正があろう。PTSでは現在1980△199。

santec=2021年3月期決算の第3四半期決算を発表。経常利益は前年同期比42.1%の増益だった。通期予想は12.00億円→14.5億円に上方修正。PTSでは現在1934.5△37.5。

FPG=2021年9月期の第1四半期決算を発表。経常利益は前年同期比56.1%の減益だった。通期予想は前年同期比132.6%の増益予想を据え置いた。
Air Mauritius破綻による損出処理を完了した。「リースファンド事業は、売り上げの回復基調が継続し順調なスタート」(「連結決算説明資料」)という。掲示板では強弱いろいろなコメントがあふれている。しかしアフターコロナを見て対処すべきだろう。PTSでは現在510△13。

これで、道場銘柄はNフィールドから決算は好決算が6銘柄続いていることになる(FPGは除いたが、これも含めれば7銘柄)。
地合いにも恵まれず、株価の反応はこれまでのところ今一つだが、今後はNフィールド、日瓦斯も含め、好業績の割安有望銘柄が妥当な評価を受けるようになるのを期待しよう。

1月29日 23時54分記

28日の相場は大幅安となった。前日のアメリカ株の急落(NYダウは634ドル=2.04%安、NQは2.60%安)が響いた。VIX指数(恐怖指数)が一時36を超えるなどし警戒感が強まったのがアメリカ株急落の原因のようだ。
日経平均は438円(1.53%)安、TOPIXは1.14%安。大半の銘柄が下げた印象なのに実際は値下がり銘柄数1192に対し値上がり銘柄数も912もあった。内訳をみると、空運業+4.09%を筆頭に陸運業、銀行業などがまとまって上げたために、こういうことになったのであろう。業種別で上げたのは7業種にとどまり、ほとんどの業種は値下がりしたわけである。
JQ指数は0.91%安、マザーズ指数は3.34%安だった。
各市場で情報・通信など、マザーズ的銘柄の大幅安が目立った。

道場銘柄ではアートスパーク、イノベーション、プロパティデータバンク、UBICOM(推)、テクマトリックスなどが大きく下げた。

マルマエ(推)、太陽HD、東京応化など、半導体株も軒並み安だった。

新コスモスも下げ止まらずA&Dも反落した。

前日上方修正を発表したNフィールド(推)は比較的小幅高で始まり直後には3円安まであったが、次第に買い優勢となり,結局この日の高値に近い890△48。1.25日につけた906円、昨年の12.21日につけた昨年来高値の921円が立ちはだかるわけだが、これらの更新は十分あり得よう。2.05日が決算発表で、この時2021年12月期の決算見通しが示される。これまでにも何度か書いたように、実際にどうなるかではなく、会社による保守的な数字が出される恐れがあるので要警戒だ。これさえ乗り切れれば1000円乗せがあっても何らおかしくないが、リスクも念頭に、決算発表前の噴き上げ(あったとしてだが)場面では、ある程度売っておくのもいいだろう。

アバント(推)は安寄りし1240▼46まで下げたのだが、切り返し昨年来高値を大きく更新する1315円まであって1308△22.出来高も急増、日証金の貸借倍率(あまり当てにならない)も前日の1.57倍から一気に0.21倍と株不足になった。
チャートを見ると、昨年5月に1000円大台に乗せて以降は、コロナショックで急落した時を除くと、900円から1200円くらいのボックス相場に終始していた。今ようやく、永い眠りから覚めて、レンジを突き抜けてきたわけである。
「新収益認識基準」対応支援、「データ仮想化」、メタブラクシス社(イギリスのソフト会社)との資本・業務提携と、材料は豊富だが、前の2つはまだ全く未評価といっていいだろう。逆に言えば、わけもわからず上げていることこそ今後の可能性も考えるとき魅力的と言えるかもしれない。来期予想実質PERは27.0倍にすぎない。

メックは2298▼100と大幅安となったが、帝国電機は1305円まであって1288△10と上げた。長らく1日3万株程度の出来高だったわけだが、27日は90900株に急増、そして28日は145100株と、ここ数ヵ月でなかった出来高にまで急増した。前稿で書いたように、まずは1320円、次に昨年5月につけた1404円が目標になる。これらを抜いた後に大相場が待っているかもしれない。

三菱UFJリース(推)は結局523▼2と小幅安で終えたが、底堅い動きだった。28日の全般の相場を見ると、前述のように、日航、ANAなどの航空、JR東海、京急などの鉄道、さらにオリエンタルランド、エイチ・アイ・エスなどの観光といった銘柄・業種が上げたのが目を引く。航空機リースではFPGも大商いで上げた。またボウリングのラウンドワンも大きく上げている。
やはり、市場はアフターコロナを見据えて動いていると認識するところだろう。
航空機リースの三菱Uリースの今日の押し目は最後の仕込み場かもしれない。

日本瓦斯(推)は5060△30と小幅高だったわけだが、引け後、2021年3月期の第3四半期決算を発表した。経常利益は前年同期比40.7%の大幅増益だった。併せて通期業績予想の上方修正も発表したわけだが、経常利益は131.0億円→136.0億円に増額。
ここまでだと、29日の株価にやや不安が残るところだが、さらに1対3の株式分割も発表した。
PTSでは5295△235。

NYダウは457ドル高の猛反発となっている。29日は日本株にも猛反発を期待しよう。

1月29日 0時11分記
27日の相場は小幅高だった。日経平均は89円(0.31%)高、TOPIXは0.65%高だった。
JQ指数は0.02%高、マザーズ指数は0.42%高だった。

道場銘柄では、アクリートが買い気配から1514△69で寄り付き1559△114まであって1485△40。これは27日の日経朝刊1面トップに
「給与デジタル払い 今春に」という記事が載ったためと思われる。本人確認の体制等、安全性の担保が重要になるが、2段階認証にSMS配信が使われているように、アクリートの出番で同社には商機が広がりそうだ。電子マネー給与支払いサービスを展開する6172メタップスは851△108。

アバント(推)は昨年来高値面合わせとなる1300円まであって1286△26。史上最高経常利益を連続更新中であり、材料も豊富だ。時価の来期予想実質PERは26.6倍にすぎない。実力を正当に評価すればPER30倍の1450円程度はあって当然だろう。

1.23日付けで紹介したメック、帝国電機の動きが一段と良くなってきた。

メックは2398△29と反発した。この日は半導体株は大半が下げたわけだが、帝国電機を含め、これまでほとんど注目されず出遅れていた、こうした銘柄は例外だったわけである。5G、半導体関連の新顔として、本格相場はこれからだろう。

帝国電機は1200円台前半でのもみ合いが長く商いも低調だったわけだが、一気に人気化してきた。前日の21円高に続いて、この日は1278△65と大きく上げた。出来高も90900株と11.09日以来の多さだ。12.15日につけた戻り高値1320円が当面の目標になる。うまくいけば、2265円(1.05日)から3215円(1.15日)まで一気に上げた岡本工作のような華麗な上げが見られるかもしれない。
起点を1131円(1.06日)として、岡本並みの上げを想定すると、昨年2月につけた1607円が意識される。これは現時点では夢の段階だが、昨年5月につけた1404円は現実的な目標だろう。

動きの悪い銘柄は、あくまで動きが悪い。
マルマエ(推)は1301▼44と続落した。思い起こせば、好決算発表(1.06日)で売られ、その後大きく戻したわけだが、その後が今回の下げ。わけの分からない値動きこそ、この株の特徴と理解するしかない。いつかは分からないが、大きく見直されると信じ、じっくり構えていこう。

日本瓦斯(推)も5030▼50と反落。28日の決算を待とう。

Nフィールド(推)が引け後、2020年12月期決算予想を上方修正した。予想経常利益は6.00億円→7.73億円。四季報予想の7.00億円も1割余上回った。経常利益に比べ極端に純利益が少なかったわけだが、今回の予想では純利益はこれまでの2.50億円予想から4.06億円予想に激増。なお決算発表は2.05日。本決算なので、ここで2021年12月期の予想数字が出される。基本的には,この発表前までのいい時にある程度は売りたいところである。
PTSでは一時904△62まであったのだが、現在は888△46。
これは、現在NYダウが500ドル前後の大幅安となっていることが影響していると思われる。

そういうわけで、このまま行くと28日の相場は厳しい展開が予想される。

1月27日 23時58分記
26日の相場は、大幅安となった。日経平均は276円(0.96%)安、TOPIXは0.75%安だった。
JQ指数は0.59%安、マザーズ指数は2.35%安だった。

道場銘柄は大半の銘柄が下げ、下落率も大きいものがかなりあったため、ダメージもかなりになった。
私の場合、マーケットスピードで持ち株の騰落をチェックしてみたら、1のボックス(主力銘柄)が4勝19敗、2のボックス(その他銘柄)も4勝19敗だった。やけに下落銘柄が多いが、実はこの騰落の比率はマザーズと酷似している。マザーズは全体で74勝259敗。勝率は、私が17.4%、マザーズが22.2%である。

こういうこともあるさと割り切り、明日のことを考えよう。

ほとんどの銘柄が下げたのをいいことに、上げた主な銘柄名だけを挙げると、
アバント(推)、帝国電機、日本瓦斯(推)、明電舎(推)、GMOインター。

フォーライフなどは何があったわけでもないのに一時は1130▼139まで下げた(終値は1218▼51)。
Nフィールド(推)は1円高で始まったのだが終値は831▼33。前日の高値が906円だから、そこからは75円も下げたことになる。
こうした行き過ぎた乱高下に狼狽せず冷静に対処しよう。

三菱UFJリース(推)は底堅い動きで528▼2。世界的には、コロナはかなり収まってきており、航空機リースには追い風であり、これが今後同社株には好材料になろう。最近の強い値動きはこれを先取りしているとみていいだろう。ぜひともポートフォリオに加えておきたい銘柄だ。私は今日もそれなりに買い、ポートフォリオの2位か3位くらいの株数にした。
PTSで人気で534.2円まであって現在529△1。出来高7000株。529円に1100株の買い、530円に5700株の売り。
FPGも496▼2と底堅い動きだった。

現在、日経平均先物は164円高。明日は今日の急落分のかなりを戻すことを期待。

1月26日 23時30分記
25日の相場は小型株中心に上げた。日経平均は191円(0.67%)高だったがTOPIXは0.29%高にとどまった。
JQ指数は0.65%高、マザーズ指数は0.70%高だった。

道場銘柄は値上がりするものが、やや多かった。
岡本工作は3155△174と急伸、昨年来高値3225円に迫った。明電舎(推)、イノベーション(推)も大幅高。お年玉銘柄ではインタースペース(推)も3連騰となった。

三菱UFJリース(推)は531円まであって530△15で1.14日につけた536円高値に迫った。これを超えると、相場は新たなステージに入ることになろう。
同じく前稿で取り上げた半導体関連の出遅れメックは2410△79の高値引け。出来高も月曜ということを考慮すると、かなり多くなった。サーバー向けの銅表面処理剤が伸びているわけだが、今後は5G対応の次世代サーバー向けの需要が本格化する。ニッチ分野の高い技術力を有する企業として、見直しが今後本格化しよう。

アバント(推)は材料が出て1.21日に急騰、22日は下げたが25日はすかさず反発、戻り高値も更新した。昨年来来高値は10.15日につけた1300円。ひとまずこれを抜けるかが焦点。人気化して、私が前に触れた「新収益基準」、「データ仮想化」の2大材料にも市場の目が向くようになれば、さらなる高みを期待できよう。

マルマエ(推)は、ここまで5日連続で下げ25日も1321▼29まで下げる場面があったが、終値では1359△9と、ようやく反発。半導体株人気は依然続いており、この日も値上がりする銘柄が多かった(道場銘柄では太陽HD、内外テック、santecが上げた)。
マルマエの出遅れが目立つわけで、明日以降に期待しよう。

A&Dは小反発したが、この日は新コスモスが悪役を演じた。2330▼59。
水素、燃料電池関連ではJFEコンテイナーがストップ高、加地テックも大きく上げた。5日続落の新コスモスの反発も時間の問題だろう。

コロナの勢いも弱まってきたのかもしれない(ただし25日の感染者急減は月曜であることもあり、もう数日様子を見たいところ)。
パンチ工業、FPG、帝国電機などの値動きを注視、買いのタイミングを誤らないようにしたい。

1月25日 23時56分記
今後の相場見通し及びそれを踏まえてのここから狙う銘柄については、前稿で書いたので未読の方は、ご覧いただきたい。

22日の相場は日経平均は125円(0.44%)安、TOPIXも0.21%安だった。ただ大型株、中型株の下落率は小さかったのに対し、小型株指数は0.50%安とかなり大きかった。
25日は小型株優位の展開を期待しよう。週末のNYダウは179ドル(0.57%)安、日経平均先物は41円安と、小型株にはまずまずの値動きだ。

道場銘柄はA&Dが1289▼99と急落、新コスモスも2389▼26と下げた。
マルマエ(推)も1350▼17と5日続落となった。前日急騰したアバント(推)も1230▼26と反落。

一方、テクマトリックスは2004△70と続伸、1.08日以来となる2000円大台回復となった。アクリートも1560△8と続伸、今後に期待を抱かせる動きだった。

UTグループは3370△70と5連騰。
出直り色を強めているアートスパークは2124△24で3連騰。

ケイアイスター不動産、三栄建築、フォーライフの戸建て住宅関連は、そろって上げた。

日本瓦斯(推)は、推奨後いいところなく下げ続け、私も穴があったら入りたいくらいの値動きだが、22日も一時は4930▼160まで下げた。ただそこから反転、5120△30の高値引けとなった。4930円で底入れした可能性大とみるが、どうなるか。1.28日が4-12月期決算の発表予定日。4-9月期が予想を大きく上回ったわりに通期予想の増額は小さかったことと今冬の低温で好決算が予想される。それでも決算では売られるケースが続出なので油断はならないが、こうまで下げた後なので、好決算に期待して決算マタぎスタンスで私は行くつもりだ。

前稿で挙げた半導体関連のメック、帝国電機、パンチ工業は、そろって下げたわけだが、ここは絶好の仕込み場になる可能性もあろう。ただし、地合いにも大きく左右されるので、慎重に判断するところではある。
私の今の見方としては、メックは1.14日の2626円高値から6立会日調整、値幅的にもかなり下げたので、打診買いをそろそろ入れてもいいかのタイミング。
帝国電機の場合は、やや動きが悪く、今後どうなるかの判断が難しいので、とりあえずは値動きを注視していて、そのうえで判断を下す。
パンチ工業はずっとボックス圏の値動きを続けていて、どこかで吹っ飛ぶ可能性は十分あるが、なおしばらくは不発の可能性もかなりある。低位でもあり、わずかだけでも買っておいて、上っ放れしそうになったら追加買いの構えで。

1月24日 23時51分記
雨が降り、これからさらに荒れ模様のようだ。まさに雨に降りこめられて、無聊をかこつという体だが、ここで頑張って、懸案の、相場見通し・狙う銘柄について書くこととした。

日本ではコロナに関し収束見通しは依然立たず、あまつさえ、頼みのワクチン接種・供給に関し、とんでもないニュースさえ出ている(ファイザーから6月までに1億2000万回分の供給を受けると報道されていたが、これは実は「正式契約」ではなく、「基本合意」にすぎず、1.20日にようやく正式契約締結。ところがそこでは年内に1億4400万回分の供給に変わり、回数より重要な時期に関しおかしな発表になってしまった。6月までにどれだけ供給されるのか等、具体的なことがはっきりせず、多くの国民が接種可能になる時期は不透明になってしまったのである)。このような重大な問題が露呈したにもかかわらず、ほとんどのマスコミが少なくとも明確には報道していないのはどうしたことか。

しかし、世界ではすでに50ヵ国以上で接種が始まり(日経1.23日朝刊)、株価もこうした状況を踏まえて動いていると思われる。日本の場合、上記のような情けない状況ではあるが、それでも大勢にはさほど影響せず、海外の状況のこれから改善するであろうことを先取りして、コロナ収束・アフターコロナの相場が、徐々に本格化すると読むところだろう。
とは言え、目先的には、依然自宅療養中の人が激増中で、そこでの問題(病状の急速な悪化で死に至るケースも各地で起きている)も深刻であり、そうしたことに関連する銘柄(例えばA&D等)等の場合、なお有望であろう。

【ここから狙える銘柄】
①半導体
これまでの半導体関連銘柄の値動き、半導体の世界的需給の状況等からして、半導体関連銘柄の先行きはなお明るいとみてよい。ただし、多くの半導体関連銘柄は高値圏にあり、ここからは出遅れ銘柄、周辺銘柄が狙い目だろう。

・4971 メック 2331▼61
HDI(高密度配線)基板向け薬品は高機能スマホ向けのほか半導体業界向けにも需要増。

・6333 帝国電機 1197▼28
主力のキャンド(無漏洩)ポンプを半導体向けに拡販。

・6165 パンチ工業 441▼13
売り上げの2割弱は電子部品・半導体向け。株価は昨年5月に400円台を回復したが、その後も一時500円大台乗せはあったものの長期低迷が続いている。来期の予想実質1株利益は35.3円で時価はPER12倍台にすぎない。一触即発状態とみる。

②戸建て住宅
テレワーク、子育て、近隣騒音に絡み、大都市部等では戸建て住宅需要が伸びている。

・3465 ケイアイスター不動産 2639△3
営業所数を急拡大中。需要旺盛な平屋住宅でシェア10%を目指す。

・三栄建築設計 1843△4
一次住宅取得者向け戸建て住宅販売。木造3階建て住宅で定評。

・3663 フォーライフ 1200△18
東京城南地区中心に低価格戸建て住宅。売り上げの2割近くを占める注文住宅の受注が急増。

・3457 ハウスドゥ 1249▼1
自宅売却後も住み続けられるハウス・リースバック事業の将来性大。リバース・モーゲージ保障は提携金融機関が増え契約件数も順調に増加中。

③アフターコロナを見据えて
・8593 三菱UFJリース(推) 515▼1
航空機リースの回復を先読みすれば、時価は超割安。

・7148 FPG 491▼5
航空機リースと言えばこの会社。時価は底値圏を底ばっているので、じっくりこの安値を拾えば大きく報われるとみる。

少し早すぎるかもしれないが、コロナ収束まで見ると、カラオケとかホテル、旅行といったところも対象になってくる。
私は炭鉱のカナリア銘柄(あまり適切な表現ではないか?)として6030アドベンチャーの株価を見ている。航空券の予約サイト「スカイチケット」の運営会社である。

④高配当利回り銘柄
配当利回りの高さだけでなく業績、PER等も加味して選定してある。
実は上記の銘柄にすべて含まれるので、ここでは利回りだけ紹介。

・三菱UFJリース=年4.95%。3月末分は2.48%
・ケイアイスター不動産=年3.98%。3月末分は2.31%。(いずれの数字も今期105円配当の場合。
・三栄建築設計=年3.80%。2月末分は1.90%

ここで紹介した銘柄は、かなり先を読んでのものも多く、ここでの買いを推奨しているわけでは、必ずしもない。
買う買わないは、読者諸氏で十分検討の上判断されたい。
今後の株価、物色動向等を考慮して、いずれ推奨銘柄にするものも出てくるとはみている。

1月23日 17時00分記


少し大げさな言い方になるが、道場銘柄には、一足早く春が訪れかかっているようだ。

前日、長らく鳴かず飛ばずだったNフィールド(推)に朗報があって862△45。

そして今日は、さらに長い苦難の時期を過ごしていたアバント(推)が1256△114(東証1部値上がり率4位)と急騰した。
前日に、イギリスのソフトウェア会社メタプラクシス社と資本・業務提携を行うことについて決議したと発表したことが好感された。
>メタプラクシス社の主要製品「エンパワー」はグループ企業内の情報をダッシュボードとして「見える化」する強力なソリューションとして欧米市場で数多くの優良企業に提供しています。(アバントの発表)
この発表は前日の18時00分という遅い時間だったため、私を含め知らなかった投資家も多かったと思われ、ために株価は9時00分にすんなり1170△28で寄り付き直後には1155円まで下げた。その後は急速に上げ幅を拡大、引けにかけ一段高となり、結局高値引けとなった。

この日は、IT、DX関連の小型株の多くが大幅高した。
Ubicom(推)3895△195(東証1部値上がり率30位)、イノベーション(推)3565△140のほか、アートスパーク、アクリート、テクマトリックス、プロパティデータバンクなどである。

戸建て住宅メーカーもそろって上げた。ケイアイスター不動産2636△56、三栄建築設計(これ以前、社名を三栄住宅と誤記していた。お詫びして訂正します)、フォーライフなどである。比較的、相場が若いので、さらに期待できそうだ。

人材派遣各社も勢いが止まらない。
UTグループが3300△215と急伸したほか、フルキャスト、道場銘柄以外でもアウトソーシング、パーソル等、軒並み高だった。

三菱UFJリース(推)は516△2。アフターコロナが市場では意識され出していると思われるが、そうした流れの中で、何を買うのがいいか、これについて近々書くとしたわけだが、これを含め、お約束を果たせないことがあり、忸怩たるものがあるが、日々のことに追われるのと、環境の変化もあったりして、難航しているわけでお許し願う。
それはそうと、三菱UFJリースは、アフターコロナにぴったりの銘柄でもある。つまり航空機リースを手掛け、これの不振が頭痛の種のわけだが、ワクチン接種が世界で進展すれば航空機リースには、この上ない好材料になり、株価に好影響を及ぼすからである。そういうわけで、私は連日、買い増している。安いところが必ずあって引けではほとんどいつもある程度戻して終えるので買いやすい。読者諸氏にもお勧めしておく。

半導体株は、ここ大きく上げた反動もあってか大半の銘柄が下げた。ただ太陽HDは6640△100で連日の昨年来高値更新。
マルマエ(推)は1423△23まであったのだが、終値は1367▼33。他の半導体株が上げた時にも下げていたんだから、ここで付き合わなくてもと思うが、株価にはコロナウイルス同様、心はないのだから愚痴を言っても始まらない。いつかは上げるのだから、温かく見守ろう。

1月21日 23時44分記
20日は日経平均は110円(0.38%)安、TOPIXも0.38%安だったわけだが、これは大型株が下げたためで、騰落銘柄数では値上がり銘柄のほうが1割余り多く、小型株指数はプラスだった。最近は大型株と小型株が交互に買われる感じだが、前日の逆で20日は小型株の日だったわけである。
JQ指数は0.04%安、マザーズ指数は0.15%高だった。

道場銘柄では、動きの悪いのが日本瓦斯(推)、アクリート、テクマトリックス、アバント(推)などである。
一方、動きのいいのはA&D、岡本工作などのほか、太陽HD、デジタルハーツ、エスプールなどで、これらはいつの間に高値圏まで戻し、ここにきてエスプール以外は年初来高値を更新している。

この動きの良し悪しの分岐点が何なのか、はっきりしないので、始末に負えない。
道場銘柄ではないが、昨年12.16日に新規上場したバルミューダなどは、3150円で始まり21日には6250円まで駆け上がった。その後1.05日には4555円まで下げた。そしてそこから猛反発、20日にはついに9290円をつけた。今期予想実質PERは80倍弱に達しており、ファンダメンタルズから買える水準ではない。動きのいいものに付くという相場である。

かくのごとく、分かりにくい理不尽とも言える相場だが、そういうものと割り切りつつ、それでも何か読み取れるものがあるはずという信念で頑張りたい。

私は今日の値動きを見ていて、少し、流れがつかめてきたように感じ、また、銘柄によっては動きに筋が通って来たものも出始めていると感じている。この辺を踏まえての展望は、近々書く予定。

SERIOは、安寄りして始まり1060▼11まであったが、終値は1089△18。18日の1050円で底入れ、そこからは「マルマエ、三栄建築設計」のように、大きく戻すのではとした見方が当たりそうな動きだ。引き続き強気堅持。私は20日も少し買い増した。

Nフィールド(推)は、推奨直後に、かなり上げ921円まであったのだが、その後はだらだらと下げ続けていた。理由もなく下げるのでたちが悪いわけだが、20日、ようやく862△45と大きく上げた。上げたのはゴールドマンサックスが目標株価を3300円→2100円にしたためのようだ。引き下げでも時価の800円台に対し2100円にし、「買い」も継続ということで歓迎されたわけである。

UTグループが3085△166と急騰した。フルキャスト1567△40、エスプール929△24も上げた。道場銘柄以外でも、人材派遣各社は2429日総工産(前日業績予想を上方修正)、2427アウトソーシング、2429ワールドHD、2181パーソルHDなどもそろって上げた。ワクチン接種の時期も具体化してきて、アフターコロナを見据えた買いが入ったのかもしれない。

A&Dは1415円まであって1389△27。自宅療養中の死者が続出の神奈川県でもパルスオキシメータを配布という報道が19日にあった。この辺も好感されているのかもしれない。

新コスモスは反落したが、岩谷産業、加地テックの燃料電池車関連がそろって下げたのに引きずられた感じだ。岩谷の復活が待たれる。

マルマエ(推)は1481△75まででありながら終値は1400▼6。あまりといえばあまりだが、この株にはよくあることだ。半導体株人気は続いており、世界の半導体の需給関係からしても、強気でよい。マルマエの場合、この3日続落で、エネルギーを貯めこんでいると判断するところだ。近々爆発するのを期待して見ていこう。

1月21日 0時07分記