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27日の相場は、小型株中心に上げた。日経平均は107円(0.40%)高、TOPIXも8.27(0.47%)高で、ともに年初来高値を更新した。JQ指数は0.88%高、マザーズ指数は0.56%高だった。

依然、マザーズ指数が弱いが、道場銘柄は、大半の銘柄が快調に上げた。
アクリートは1674△209(マザーズ値上がり率3位)。一時1742△277まであり。値上がり率も1位だった。SMS配信代行の会社だが、最近のPayPay、少し前のドコモ、さらに前の7Payと、不正ログイン騒動は全て2段階認証さえしておけばという事件だった。アクリートのSMS配信は2段階認証用途が拡大中のわけだが、こういう大々的に報道される事件続出で、一段と好調なのは言うまでもなかろう。業績の上方修正も見込めば、株価は2000円大台替わりからさらに上を目指すことも十分考えられよう。

マルマエは1065△41と反発した。東京応化、太陽HDは、この日も上げ連日の年初来高値更新となっており、マルマエの出遅れが目立つ。ここからキャッチアップの動きを強めよう。内外テックも上げ、半導体関連の動きの良さが際立つ。ポートフォリオにない方はぜひ加えておくようにしたい。

ファーマフーズは3250△180(東証2部値上がり率16位)と天井知らずの上げが続く。実は私はまだ全然売っていないのだが、これは持ち株が比較的少ないためでもある。買い値からは3倍近くになっているわけで、そろそろという気もしないでもない。1万円から1ヵ月足らずで6420円になった歯愛メディカルの例もある。保有株数も念頭に、どういう風に行くか考えて行動しよう。

新型コロナの感染拡大もあってか、マキヤ(推奨後6ヵ月を経過したので(推)を取る)、ショーエイ(推)、cotta、歯愛メディカル、ジ―エルサイエンスなども上げた。

アバント(推)も1120△12と小幅高ながら6連騰。やはり出遅れが認識されて出直り基調になっていると判断でき、強気堅持。

このほか、アートスパーク、プロパティデータバンク、ユーザーローカル、AICROSSなどのIT関連も上げた。
わずかに、Chatwork、インフォコムなどは下げた。

外食株はまちまちだった。
ALサービスは2098円まであって2078△74と大幅高、くら寿司、ゼンショーも上げたが、物語コーポは4立会日続落となった。
コロナ深刻化と全般株価堅調のはざまでどう動くか微妙なものがある。

イギリスではコロナワクチンの接種を12月07日にも開始(ファイザー・ビオンテック)かという報道があった(TV)と思う(今ネットで検索したが見当たらない)が、続いてネットには、マンチェスター(イギリス)では医療従事者を対象に12.01日から接種開始の準備中(アストラゼネカ・オックスフォード大)ということがNHS(国民医療サービス)関係者の話で分かったという。
アメリカでは12.11日からと言われており、これで12月早々からイギリス、アメリカの2ヵ国でワクチン接種が始まりそうな情勢になってきたわけである。
こうした状況を受けて、世界の株式市場がどう反応するか、第3波襲来中の日本の反応はどうなるのか、物色対象は?、変数が多すぎて難しいところだが、情勢を見極めることに全力を尽くそう。

11月29日 23時53分記
新型コロナの猛威が続く。
いろいろ言われるが、やはりこのウィルスは想像以上にしぶとく、並々ならぬ覚悟を持って対処する必要があるとみるのが、少なくとも現時点での妥当な見方だろう。
しかし今に至っても『週刊新潮』などは軽視した見方を変えようとしない。「部数低迷に直面し(中略)編集上の無理が生じ」と『新潮45』の特集記事をめぐって謝罪した同社だが、新型コロナでも同様の愚を犯そうとしているのではないか。改めるべきは改める姿勢で行くことを忠告しておきたい。
新潮文庫のお世話になった者として、あえて苦言を呈するわけだが、問題はGo To キャンペーンなどという逆噴射政策を推進、ヤバイとなっても素直に迅速に政策転換できない政府(菅首相)、そして例によって「5つの小」などとキャッチフレーズ」づくりにいそしむだけで、無策の東京都知事(小池百合子氏)だ。

この辺のことを論じていると、膨大なものになってしまうので、ここでは、コロナで本当に困窮している人々に対し、政府等はどうすべきかについて、考えていることを書いてみたい。

非正規労働者の比率が日本では近年急上昇しているわけだが、こうした立場の人々はじめ、突如首切りにあったり雇い止めになったりして、明日の暮らしもままならないというような方が、どんどん増えているであろうことは、疑いの余地がない。ここに来ての自殺者急増は、そういう方たちが、いよいよ追い詰められていることを、数字が語っていると断じてもいいだろう。

そういう困窮者に対し、政府は早急に、即効性のある支援策を打ち出す必要がある。にもかかわらず、そういう問題意識が為政者の間に希薄なのは大問題だ。

私は、こういうことを考えている過程で、あることに気付いた。
例によって、言われてみればなあんだとなりそうなことだが、誰も言ってこなかったことと思う。それは、どんな災害や事件などよりはるか広範囲な地域で膨大な数の人々が明日の暮らしにも困っているというのに、それを支援する動きが官民ともに、特に民にほとんど見られないということである。
つまりどこかの地域が、大地震とか風水害、原発事故等にあった場合、政府や自治体等の支援に加え、募金等の形で民間の支援も行われる。たとえば「ドラえもん募金」である。これは直近でも2020年7.08日か~22日で2020年7月の豪雨災害による被災者支援をするための募金を実施した。

考えてみると、上記のような自然災害等では被害者が一定地域にいて、募金・給付がやりやすい。ところが、今回のような場合、ちょっと考えただけでもやりにくいことが分かる。政府に言わせれば、失業した方には雇用調整助成金等があるということになろう。しかし、問題は、そういう制度の網から漏れる人が膨大な数に上るうえ、そういう方に限って声を上げにくいという日本の悲しい現実がある。

1人当たり10万円の特別定額給付金は12.7兆円余の巨費が投入された。そして、今、政府も東京都も財政事情が悪化、これ以上の支援にきわめて消極的になっている。
そもそも、富裕層も含め全国民に一律10万円を給付というのは、まともな頭で考えれば、ばかげているとなりそうなものだ。ところがそうはならず、所得制限を設けて30万円を給付するという岸田政調会長(当時)案は、公明党の横やりもあって簡単に撤回された。世論も野党もどちらかと言えばそれを支持したわけだから、どうにもならない。
2つの案で必要な予算は以下の通り。

一律10万円給付=12.7兆円
限定30万円給付=約4兆円(ただし給付対象は個人ではなく世帯)

30万円給付にしておけば、政府(国庫)には差額の約9兆円ものお金が残ったはずなのである。以下は一律10万円給付→限定30万円給付で属性による給付額がどう違うかを示したもの。。橋本徹氏に含むところがあるわけではないが、子だくさんということで登場願う。

橋本徹氏   =90万円→ 0万円
フリーターA氏=10万円→30万円

一律10万円給付にしたため、救われるべきフリーターA氏には10万円、困っていない橋本氏には90万円が行くという当の橋本氏も困惑するとんでもないやり方だったわけである。

どうも最近の風潮を見ていると自民党はもちろんだが、大半の野党さえ、所得制限を設けることに消極的で、一律方式になびいているように思うが、これは大いに問題だろう。国が豊かで、財源の心配をしないでよかった時代ならいざ知らず、今や国家財政は窮乏しているのである。国家は破産しないという私の持論が最近経済学者の一部が言い出し、日本政府も好都合の理論と飛びつき、財政規律は緩みっぱなしだが、破産しないだけで、問題がないわけではないのは言うまでもなかろう。

序論が長くなり過ぎた。本論に入ろう。

以下は私の提案である。

・生活困窮者に対し、国が自治体の窓口等で、小口資金を無利子で貸し付ける。

「生活困窮者」とは、このままでは早晩、生活に行き詰まるのが目に見えていて、将来の展望も見込みにくい人。
漠然としているが、急を要すること、限定30万円給付のようなやり方だと給付までに4ヵ月とかの長期間を要することから、このようにする。
不正貸し付けを防ぐため、自分がいかに困窮しているかを、具体的に書いてもらう、窓口で担当者の質問等に答えてもらう等のことを行う。1回に限定せず、事情によってはさらなる貸し付けも可とする。申請後1週間~2週間以内に貸し付けを実施する。
基本は「貸し付け」だが、その後も生活状況に改善が見られないなどで返済に展望が全くない場合は「徳政令」を発し返済を免除する。なお「徳政令」のことは、あまり大っぴらには言わず、基本はあくまでお返しいただくということですが、お上にもお慈悲はありますから…くらいの神対応を自治体職員にはしてもらう(ちょっと難しすぎるか?)。

実は緊急小口資金の貸し付けといった制度は、現在でもある。そしてコロナの影響で困窮している方へとして厚労省も特設サイトを設けている。
しかし、これの予算枠が何兆円もの規模ではないだろうし、何より返済期限1年では、どうにもなりそうにない。
案の定、以下のような悲痛な書き込みが、いくつも見られた。

>大阪府の社会福祉協議会の審査にて緊急小口資金の不承認通知書が届いた。生活保護を除くすべての「給付」「貸付」で唯一の申請が出来た「救済」だったのだが「緊急」なのに2週間以上結果が出ず、遅れているのに連絡も無く窓口の「市町村の社協」で問い合わせて途中経過のみ審査結果は答えない、通知書にて不承認理由も答えない。そして答えない事に同意をしないと申請できない事に不信感しかない。そして再申請しても通らないだろう。単身でほとんど無職が続く者を政府は救済する気はないのだろうか?(後略)

政府は、こうした免罪符的な施策でごまかすのではなく、本気で困窮者を救う気持ちになって、少なくとも数兆円規模の予算を確保して、対策を実施すべきである。これ以上、自殺者を増やさないためにも。

11月29日 0時13分記
26日の相場は比較的バランスの取れたものとなった。すなわち、規模別でみても大型、小型の別で上昇率に差はほとんどなく、また騰落銘柄数も値上がり銘柄は値下がり銘柄の1.5倍強になった。
これで日経平均が240円(0.91%)高というのは、大きすぎる感、無きにしも非ずだが、これはソフトバンクGが3.19%もの急騰を演じた影響が大きい。
JQ指数は0.87%高、マザーズ指数は0.39%高だった。

道場銘柄はようやく波長があってきたのか、大半の銘柄が上げた。
ファーマフーズは3070△162と、ついに3000円大台乗せとなった。この株に限らず、動きのいいものに乗る流れが加速していて、そういう銘柄はとんでもなく値上がりしている。いくつか例を挙げるとLITALICO3750△405、エムスリー8927△372、日本電産12650△585などで、すべて年初来高値更新となっている。エムスリーなど今期予想PERは200倍を大きく上回ってきているが、どうにも止まらない状態で上げ加速となっている。

UTグループ、エスプールの人材派遣も上げた。景気回復を先取りして上げているとみればいいだろう。
ただ、目先のコロナ感染状況は深刻で、Go To Eatの一部見直しも響いて外食関連は、くら寿司はじめ大半の銘柄が下げた。

IT関連は下げ過ぎ是正の動きが一段とはっきりしてきて、ほとんどの銘柄が上げた。
Chatwork、AICROSS、インフォコム、ユーザーローカル、アートスパーク、デジタルハーツ、プロパティデータバンク、イルグルム等である。アクリートは下げたが、これは単なる微調整とみていいだろう。

マキヤ(推)は1198△47の高値引け。コロナの深刻化が追い風になったとみられる。歯愛メディカル、cottaも上げた。
ショーエイ(推)は1023▼34と調整が長引いている。これはもちろん、大量の公募増資が尾を引いているわけだが、そろそろ見直し機運が出てくるころだろう。業績面に不安はなく、と言うよりさらなる上方修正が期待でき、流れが変われば、大きく見直されよう。

アバント(推)は10.30日、場中の決算発表で、必要以上に叩き売られたわけだが、決算自体は予定通りの内容で何ら問題のないものだったが、浅慮な投資家の売りがかさんだということだろう。これへの禊もようやく終わったようで、ここ動きが徐々に良くなっている。気が付けば本日の1108△25で5連騰になる。どうせなら1000円ぴったりが望ましかったわけだが、11.18日に1002円をつけている。これが安値になった可能性が極めて高く、今はそこからの出直り過程と読める。とりあえず1150円、そして1200円大台回復のコースとみて対処。

11月26日 23時56分記
25日は前日以上に極端な大型株一辺倒の相場になった。
日経平均は131円(0.50%)高、TOPIXは0.30%高だった。
しかし騰落銘柄数でみると値上がり銘柄は値下がり銘柄の6割にも満たなかった。規模別では大型株が0.49%高だったのに対し、小型株は0.64%安だった。
JQ指数は0.08%安、そしてマザーズ指数は2.10%の大幅安だった。

各市場の騰落銘柄数等を以下に示す。騰落率で東証1部は日経平均で、その他は各市場の株価指数。

        値上り  値下り   騰落率
東証1部   771    1318   +0.50%  
東証2部   186     239   -0.53%
JQ      264     342   -0.08%
マザーズ   78     246   -2.10%   

いかにどこもかしこも値下がり銘柄数が多かったかが分かろう。そして東証1部の日経平均、TOPIXのみがプラスだったことの異様さにも驚かされる。

こういうことになるのも、現在の市場を動かしているのが、外国人投資家や機関投資家(それもインデックス運用の)だからであろう。多くの個人投資家は小型株の乱高下に振り回され、投資成績も冴えない方が多く、腰の入った買いを入れる余力を失っているのかもしれない。

とは言え、これが相場であり、我らはそれを所与のものとして受け入れ、戦っていくしか選択肢はないわけである。

道場銘柄はマザーズ指数との連動性を発揮、大半の銘柄が下げた。
わずかに、上げたのは太陽HD、東京応化の半導体関連。マルマエもずっとプラス圏で推移していたのだが、後場に入って小型株売りが加速する中で値を消し結局下げて終えた。

IT関連ではデジタルハーツ、アクリートが高かった。この2銘柄、高値圏にあり、他のIT関連とは異質の強さで、出来高も増加傾向にある。デジタルハーツは10.13日につけた年初来高値に接近している。アクリートは11.19日に年初来高値を更新、25日は高値更新はならなかったが引け新値である。

このほかショーエイ(推)、アバント(推)、ALサービス、SBSなどが上げた。

他の銘柄は下げたわけだが、GLサイエンス、Chatworkの弱さが目立った。これ以外は、多くは高い場面もあったのが、地合いに押されて崩れた感が強い。
小型株に物色の手が伸びるのを待つしかない。
アメリカ株の大幅高(≒日経平均先物大幅高)は、小型株には鬼門のわけだが、現在NYダウは100ドル前後の下げ、日経平均先物も小幅安となっている。
このまま(あまり下げ幅が大きくなるのもまずい)行って26日は小型株優位の展開になることを期待しよう。

11月25日 23時41分記
24日の相場は主力大型株中心に大幅高となった。日経平均は638円(2.50%)高だったが、値下がり銘柄も結構ありTOPIXは2.03%高、単純平均は1.73%高、小型株指数は1.51%高にとどまる。なお日経平均はバブル後の高値を更新、1991年5月以来の水準となる。
JQ指数は1.34%高、マザーズ指数は2.24%高だった。

マザーズ高もあって、道場銘柄は大半の銘柄が上げた。

半導体関連はそろって上げた。
太陽HDは6080△300と、これまでのもたつきとは打って変わって急騰、年初来高値を大幅に更新した。もみ合いが長かったわけだが、ここで上っぱなれたことで一段高が期待できよう。
マルマエは1080△93まであって1058△71(東証1部値上がり率26位)と4連騰。出来高も急増、取り組みも良くなっている。来期の業績への期待もあり、1244円の年初来高値を意識した値上がりが期待できそうだ。なお、値上がり率2位は、かつての推奨銘柄の正興電機2147△375。残念ながら私はもう持ち株はない。
東京応化、内外テックも上げた。

ファーマフーズは2921△108と年初来高値を大きく更新した。似た業態で注目した新日本製薬も3325△115でこちらも年初来高値更新。

マキヤ(推)は1177△49、ショーエイ(推)は1044△30とともに上げた。日本でのコロナの状況を考えると、こうした企業の好業績は続きそうであり、下げ過ぎ是正の動きはまだ続きそうだ。
歯愛メディカルも7020△330で5立会日ぶりに7000円大台を回復した。

ワクチン開発での朗報続出で人材派遣も上げた。
UTグループは3260△145、エスプールも710△6。

アバント(推)は1080△33で3連騰。出来高もボトムだった19日から2立会日連続で増加した。休養十分の好業績株の出直りに期待しよう。
IT関連では、ユーザーローカル、インフォコム、デジタルハーツ、ブロードバンドセキュリティ、SBテクノなども上げた。
アートスパーク、Chatwork、AICROSS、、アクリートなどは下げた。

外食はGo To Eatの一部見直しも影響してか、やや弱い動きだった。物語コーポ、ALサービスは小幅安、くら寿司は±0だった。

「23日が祝日だったことの影響が読めないが」と、前稿で書いたが、24日のコロナ感染者数は、東京都、全国とも大幅に減った。ただし重症者数は全国が過去最多をが更新、東京都も急増したように、事態は悪化しているとみるところだろう。26日以降の数字は要注意だ。

現在NYダウ、日経平均先物とも大きく上げている。
25日の日本株も上げそうだが、主力株に偏った相場にならないといいのだが。

11月25日 0時124分記
【ワシントン時事】米ホワイトハウスで新型コロナウイルスのワクチン配布を統括するモンセフ・スラウイ氏は22日のCNNテレビで、米国民へのワクチン接種が12月11日にも始まるとの見通しを示した。また、来年5月ごろに国民生活が正常に戻るのではないかと予想した。

新型コロナの勢いは、アメリカをはじめ、なおすさまじいものがあるが、世界の株式市場は、比較的落ち着いた展開が続いている。
23日の欧米各国の株価も、そろって高い(アメリカは先物)。

アメリカで前記のように、間もなくファイザーのワクチン接種が始まることが明確になりつつあるわけで、市場は、今後こうした状況の変化を織り込んでいくことになる。ただし、すでに先回りして、かなり織り込んでいるとみることも可能で、安易に株高に直結するとみるのは早計だろう。

これまでのコロナに対しての株価の反応を見ていると、かなりの程度織り込んだのではと思われる。フランスで1日の死者数が1000人を突破とか、アメリカでは連日のように新規感染者数は過去最多を更新といったニュースが連日のように伝えられることと、ワクチン開発でのグッドニュースとが相殺されていると考えることもできる。
ただ日本の場合、ここに来て第3波到来がはっきりしてきて24日以降発表の感染者数の数によっては、かなりの悪材料になる可能性もある程度あることは念頭に置いておきたい。23日は月曜という特異曜日(感染者数が極端に少ない)だったにもかかわらず、東京都の新規感染者数は314人にのぼり月曜日としては過去最多になった。
全国の重症者数も23日時点で331人とこれまでの328人(4.30日)を上回り過去最多となった。
というわけで、(23日が祝日だったことの影響が読めないが)、24日以降、東京都、全国の新規感染者数等で、あっと驚くような大きな数が発表される恐れがある。

以上、いろいろ書いたわけだが、こういう種々の要因を織り込んで株価がどう動くか、物色の方向はどうなるか、判断が難しいところである。基本的には中立ないしやや強気くらいのスタンスで臨むところか。相場は相場に聞くを基本に臨機応変に対応したい。

現時点で日経平均先物は300円台後半の値上がりになっている。

11月23日 20時57分記
小型株やIT関連銘柄が、底なし沼的に下げる相場が続いたわけだが、どうやら、この理不尽な動きにも終了の兆しが出てきたようだ。
これに気を良くして、20日の相場について簡単に書いてみようと思い立った。

大体、道場銘柄の場合、日経平均と逆相関関係にあるので、今日の日経平均の下げはむしろ歓迎で、多くの銘柄が上げた。
ファーマフーズは2830円まであって2813△130(東証2部値上がり率15位)で、大幅に年初来高値を更新した。
この株がこれほど上がるならと気になりながら、放置していた3210新日本製薬(ロコアタックのCMをケーブルTVでガンガンやっている)を、高値圏にあって躊躇されたが、思い切って打診買い(300株だけだが)してみた。その後上げ幅を縮小していたが終値では高値圏の3210△130と、年初来高値更新。

半導体関連が強く、太陽HDが5780△170と、年初来高値更新が狙える位置にまで戻った。マルマエも安寄り後切り返しプラスで引け、東京応化も上げた。

新型コロナの感染拡大でどうかと思っている外食株だが、ALサービス以外は、くら寿司、物語コーポ、ゼンショーとそろって上げた。ただ、私は安全策で、これら銘柄は一部は売った。Go To Eatは、一部地域に限っては見直されることになる可能性が高まっているので、これも考慮して対処されたい。

コロナ追い風銘柄は、まちまちの動きだった。マキヤ(推)、カンセキ、ジーエルサイエンスは上げたが、cotta、歯愛メディカルは下げた。

IT関連では、アートスパークは今日は上げる日のわけだがと値動きを見ていたらプラス圏とマイナス圏を何度も行き来した末、2152△6と期待にこたえてくれた。2478円高値更新まであるかはなんとも言えないが、今後に期待できそうな動きだったとは言えよう。
インフォコム3615△145、ユーザーローカル3765△60と深押し銘柄も上げた。
アバント(推)も1047△18と続伸、値幅は物足りないが、それでも復調の兆しが出てきたと言えなくもない。
アクリート、SBテクノも、そろって続伸となった。

11月20日 23時55分記
平均株価や株価指数が実態と乖離した数字になっていることは、これまでたびたび指摘してきた。
19日もまさにそうだった。
日経平均だけはマイナス(0.36%安)だったが、東証株価指数(TOPIX)、2部指数、JQ指数、マザーズ指数は、そろってプラスだった。

実態はどうだったかと言うと、各市場とも、値下がり銘柄が値上がり銘柄よりはるかに多かったのである。
東証1部の場合、大型株指数、中型株指数ともプラスで小型株指数のみマイナスだった。その他市場の各指数が̟プラスなのも、その市場の主力大型株が買われたことを示すとみるところだ、
依然、個人投資家の買い意欲は乏しいということだろう。

道場銘柄は、比較的、値上がりするものが多かった。

Chatworkは10.21日につけた2624円高値のほぼ半値となる1316▼53まであって反転、終値は1421△52。新型コロナの猛威はここから本格化しそうであり、テレワークの流れは着実に進むだろう。Chatworkの下げ過ぎは歴然なので、かなりの戻りが期待できるかもしれない。
AI CROSSは1920△81で3連騰。
アートスパークは反落。13日以降のプラスマイナスを示すと
▼197、△67、▼134、△156、▼116 と、上げ下げを交互に繰り返している。20日、上げるようなら、一段と強気になれるのだが果たして・・・・

cottaもワクチン開発進展で売り込まれた銘柄(巣ごもり関連)だが、小幅安から切り返し終値は931△41。

マルマエは985△56と大きく上げた。出来高も前日の3倍以上に急増、空売りも増えて取り組みも良くなっている(貸借倍率0.61倍)。他の半導体株が上げた時にほとんど連動していなかったので、期待できるかもしれない。受注好調であり来期の業績は期待できる。

ファーマフーズは乱高下の末2682△1。どう対処すべきか悩ましい。各自熟慮の上行動を。
アバントも1029△7と、何とかプラスで引けた。

ショーエイ(推)は1044▼22と4日続落。それでも前日の安値1022円を下回らなかったので、そろそろ反転を期待できるかもしれない。

くら寿司、物語コーポ、ALサービス、ゼンショーの外食各社は、そろって下げた。コロナ感染拡大が深刻化、Go To Eat キャンペーンにも風当たりが強まりそうなのが、下げの原因だろう。

日本のコロナ感染の状況は、急速に危機水準に近付いているのかもしれない。一方でオックスフォード・アストラゼネカ連合でもいいニュースがあった。こうした状況のため、感染拡大とワクチン開発進展のせめぎあいになり、株価も翻弄され、どう動くか読みにくい。物色の方向にしても同様である。
いずれにせよ、こうした複雑で読みにくく乱高下の激しい相場だと心得、慎重に対処されたい。持ち高は少なめに管理する局面だろう。

11月19日 23時54分記

11.11日の稿で
>日本のコロナ新規感染者数は、どう見ても増加傾向にある。それもそのスピードを増しているようで、近日中に東京の1日の新規感染者数が300人、400人、さらにそれ以上といった事態が来て何ら不思議でない。北海道や大阪等も同等以上に危うい状況にある。
ワクチン開発と浮かれてしまったが、落ち着いて考えたら、、遠い夢を追う前に目の前の危機をどうするのだということになって揺り戻しが来る可能性も十分ある。

と書いたが、今日(18日)、14時過ぎと思われるが、東京都の新規感染者数が、過去最多の493人だったことが伝わった。これで日経平均は一気に下げ幅を拡大、358円安まであって終値は287円(1.10%)安だった。
ここ数日とは様相一変で主力大型株中心に下げた。空運、鉄道、輸送用機器など、ワクチン開発進展で買われた業種の下げが大きかった。
JQ指数は0.06%高だったが値下がり銘柄数の方が多かった。
マザーズ指数は0.62%高で、騰落銘柄数でも各市場の中で唯一値上がり銘柄数の方が多かった。
要するに、小型株やIT関連を叩き売るという展開がひとまずやみ、こうした銘柄は比較的強い動きで、値上がりするものも多かったわけである。

こうした流れの中で、道場銘柄は、新株発行で急落したショーエイ(推)を除くと、高安まちまち、どちらかと言うと値上がりする銘柄が多かった。

ファーマフーズは2741円まであって2681△236(東証2部値上がり率4位)と年初来高値更新。

アートスパークは2262△156と猛反発した。こうした銘柄としては異質の強さだが、イラストソフト会社としてではなく、車載ソフト会社として買われているとみるべきかもしれない。12日にホンダが「レベル3」の自動運転車を今3月期中に投入すると発表したわけだが、これが遅ればせながら好感されている可能性もある。いずれにせよ、年初来高値2478円(終値は2370円)が手の届くところに迫っており、要注目だ。
インフォコム、AICROSS、、アクリート、ブロードバンドセキュリティ、デジタルハーツなども上げており、コロナ深刻化で、こうしたIT関連銘柄の人気復活の可能性が出てきた。

コロナの新規感染者急増(全国の新規感染者も18日は過去最高だった)で外食株は売られた。ALサービス、くら寿司、物語コーポはそろって下げた。
人材派遣も同様でUTグループ、エスプールはともに下げた。

半導体関連は高安まちまちだったわけだが、内外テック2455△120(JQ値上がり率20位)、マルマエ929△22はともに上げた。

コロナ追い風銘柄では、道場銘柄ではないがマスクの川本産業が2019△237と急伸したほか、100円ショップ各社も上げた。
となると、マスクではトランザクションや歯愛メディカル、100円ショップではショーエイなどにも、人気が波及する可能性があろう。

PTSではコロナ追い風銘柄やIT関連銘柄で高いものが続出している。
オイラ大地、ブイキューブなどである。
道場銘柄ではアクリート1390△78、Chatwork1390.1△21.1、アートスパーク2278△16、cotta899△10など。

今後の展開は予断を許さないが、とりあえず道場銘柄への逆風はやんだか弱まり、明るい兆しが出てきたようだ。

11月18日 23時48分記
小型株がとんでもなく叩き売られ、日経平均だけが上がるという、いやな相場が、なお続く。
日経平均0.42%高、2部指数も0.82%高だったわけだが、どちらも値上がり銘柄は33%前後にすぎず、その2倍近い銘柄が値下がりだった。1部市場は主力大型株高が、2部市場は東芝4.08%高がきいたわけである。
そういう特殊要因が比較的ないJQ指数は0.71%安、マザーズ指数は3.63%安だった。
マザーズ銘柄やIT関連の小型株は、底なし沼に落ち込んだような下げが依然として続く。コロナがワクチン開発で、数ヵ月以内に雲散霧消するわけもないのに、あたかもそうした展開を先読みしたような相場が続くわけだが、いわば理想買いのようなもので、真相が知られるにつれ、揺り戻しがあろう。
持ち高は少なめに、この暴風に耐えるしかないと、覚悟しよう。

Chatworkは前日のストップ安に続き17日も1444▼246(安値は1354円)と大きく下げた。10.21日の高値2624円から1ヵ月も経たずに半値近くになってしまったわけである。
マザーズの最近のIPO銘柄のの下げはとチェックしたら、4012 アクシスの場合、10.07日に高値9350円を付けたが、その後はほぼ一貫して下げ続け11.17日は3255▼305とと3分の1近くになっている。他にもこうした銘柄が多発しているわけで、これらがまた新たな売りを誘発するという悪循環を生んでいると推測される。
反転すれば、戻りも急激なものになろうが、そこに至るまでにどれだけかかるのか不明なのが、株式投資のつらいところである。

さらに、泣きっ面に蜂という悲報が舞い込んできた。ショーエイ(推)が、引け後
新株式発行及び自己株式の処分並びに株式売出しに関するお知らせ
を発表したのである。大量の株式発行による希薄化が嫌気され、PTSでは大きく下げている。
新株発行とか公募増資は、希薄化=売りで大幅安が、長らく常識だった。ただ最近はその中身も着目されるようになり、成長のための前向きな資金調達なら、むしろ歓迎すべきだろうということになり、株価が上げるケースも多くなっている。確か1ヵ月くらい前と思うが日経にその具体例が掲載されていた。
今回のショーエイの場合、まさにそういう成長のための戦略の一環としての資金調達であり、市場がいずれはそれを評価するときが来ると期待しよう。

>当社としては、高収益で成長性のある会社になるため、WEB広告や顧客分析などのマーケティング機能及び物流体制を含めた化粧品・雑貨品等の開発力のある企画製造機能を充実させ、スピードを上げて自社商品、自社ブランドを持つメーカーとして取組み、「顧客チャネルを直ユーザーに転換していくこと」「美と健康、安全、安心な快適生活のサポーター」として「商品とサービスを提供していくこと」を推し進めることによって、Withコロナ、Afterコロナの時代を乗り越えていけると思っております。>(17日のお知らせ」より)

11月17日 23時58分記