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相場はとんでもないことになっている。
前日のNYダウは139ドル(0.52%)高となり、NQに至っては1.64%高と大幅高したわけだが、日経平均は小幅安で始まり、その後はNYダウ先物の急落が効いてか下げる一方で、結局355円(1.52%)の急落となった。マザーズは3.41%の大幅安。

この辺のことについては、後日書くことにして、ここでは相次ぐ決算発表とそれを受けての株価等について書くとしよう。

GLサイエンスは、前日引け後に9月中間期決算予想を上方修正した。
前日のPTSは大幅高だったわけだが、30日は小幅高で始まり3030△85まであったものの、その後は下げる一方で2715▼230まであって終値は2776▼169。
一体全体どうなってるんだというところだが、思い起こせばイルグルムも、かなり似た動きをした。10.22日引け後2020年9月期決算(本決算)予想の上方修正を発表(かなりの上方修正)したが、3日は2146△100で始まり2160△114まであったもののその後は下げる一方で1880▼166まであって終値は1920▼126。材料出尽くしで売られたなどの解説が見られるが、その後も下げ続け今日の1690▼50という株価は2ヵ月以上も前の水準で、材料出尽くしで説明できるようなものではない。
いずれにせよ、現在の株式市場において、小型株は理屈では説明できないような理不尽な力が働き、こうしたあり得ないような株価の動きも出てくるというのが事実である。

30日も道場銘柄で決算発表が相次いだ。

アバントは6月決算会社だが第1四半期(7-9月期)決算を発表した。経常利益は前年同期比7.2%減益の4.82億円だった。通期の2.1%増益予想は据え置いた。株価は発表直後1066▼85まで急落したが、その後はかなり戻し1100円強まであって終値は1088▼63。
決算短信で会社も言っているように、新型コロナの影響が前会計年度終盤から出始めていたので、今上期については慎重な見通しを立てていて、今回の数字も「見通しの範囲内」だ。四季報にも「新型コロナ影響残り第1四半期は低調だが、その後は回復に向かう。」とある。なお同時発表の「決算説明資料」には、ビジネス・インテリジェンス事業について「楽観視はできないが、経済活動正常化に伴い受注も積み上がりの兆し」としている。

ALサービスは12月決算会社だが、引け後、第3四半期決算を発表した。
PTSの反応(2005△8))からして、決算が十分理解されていないようだ。第3四半期の経常利益は前年同期比0.5%の減益だった。しかし第2四半期時点では同7.6%の減益だったから、7-9月期は前年同期比大幅増益となり、減益幅を大きく縮小したことになる。簡単に言えば、この調子でいけば、通期はかなりの増益が必至ということである。通期予想経常利益は前期の45.36億円に対し41.00億円(9.6%減益)を見込むが、46億円~47.5億円程度の増益になるとみるところだろう。この辺が理解されれば2184円高値更新が期待できる。

アイエスビーも12月決算会社だが、引け後、第3四半期決算を発表した。経常利益は前年同期比50.3%の増益だった。28.1%増益という通期予想は据え置いたが、上方修正は必至だろう。PTSでは2729.9△90.9。

なおアートスパークもPTSで1640△68と大きく上げている。これはワコムが引け後超絶好決算を発表、PTSでも775.4△91.4と急騰したので、ならば関係が密接な当社もという買いが入った模様。

10月31日 0時22分記
29日の相場は、前日のNYダウ943ドル(3.43%)安を受けて日経平均は急落して始まったが、そこが安値で、次第に下げ幅を縮小、終値は87円(0.37%)の小幅安だった。TOPIXは0.10%安。ただし主力大型株が上げてこうなっただけで、騰落銘柄数では値上がり747に対し値下がりは1330だった。規模別では大型株指数のみわずかにプラス、小型株指数は0.46%安だった。
JQ指数は0.11%安、マザーズ指数は0.16%安だった。

道場銘柄は、大半の銘柄が下げた。
乱高下が激しく、結局大きく下げたような銘柄でも、大きく上げる場面もあったりするので、2単元以上あるような銘柄の場合、大きく上げた局面では一部を売るといった作戦が有効だろう。

前日急騰したインフォコムは3950▼70で始まったが直後に4115△95まで上げた。その29分後の9時41分には3805▼215まで急落、終値は3890▼130。今の相場を象徴するようなハチャメチャな値動きだった。

前日、引け後、9月中間決算を発表(予想よりやや良い程度の内容)したSBテクノは、安寄り後3270▼325まで急落、しかし後場後半には3600△5まで戻し、終値は3560▼35。

くら寿司、物語コーポ、ALサービス、ゼンショーの外食株は、そろって下げた。

マキヤ(推)、ショーエイ(推)、アバント(推)、ユーザーローカル等も下げた。

わずかに歯愛メディカル、アートスパーク、ファーマフーズなどが上げた。

引け後GLサイエンスが9月中間決算の上方修正を発表した。
予想経常利益を13.30億円→18.59億円
通期予想の31.90億円は変更しなかった。しかし四季報は通期42.00億円で、中間期の予想は18.00億円である。中間期で四季報予想を上回るわけで、普通なら通期は42億円強~43億円強くらいになろう。31.90億円の会社予想は、いずれ大幅に上方修正されることになろう。半導体が絶好調で、分析機器は伸び悩んでの結果だが、新型コロナの新規感染者が増加傾向でもあり、下半期には分析機器も伸びて、上記の私が挙げた数字以上になる可能性も十分あろう。
PTSでは3150△205。

アメリカ商務省が29日に発表した7月~9月までのGDPの伸び率の速報値は、年率に換算した実質で、前の3ヵ月と比べてプラス33.1%と3期ぶりに改善した。ただし新型コロナの感染拡大で記録的な落ち込みとなった4~6月と比較しての数字であることに注意。
それでも、この発表前まで100ドル超の下げだった(NYダウ先物)が、発表後は、戻り歩調になり(NYダウ)、現在は130ドル(約0.5%)前後のプラスとなっている。

なお、フランス全土で再び外出制限が発表されるなど、寒さも影響してか、ヨーロッパを中心に、新型コロナの猛威が続いている。

10月30日 0時00分記
前日のアメリカ株は、NYダウが222ドル(0.80%)安になる一方、NQは0.63%高だった。
これを受けた日本株は日経平均67円(0.29%)安、TOPIX0.31%安の小幅安だった。
JQ指数は0.04%高だった。マザーズ指数は0.40%安。
JQ指数だけがプラスだが、騰落銘柄数でみると、各市場とも値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の2倍前後に達していて、要するに、どこもかしこも売り優勢だったわけである。
注目のマザーズは小幅高で始まり1.33%高まであったのだが、すぐに失速、1.39%安まで下げ、小幅安で終えた。
ちなみに韓国、中国は0.5%前後のプラスだった。結局、コロナの状況に応じた株価になっているとみることも可能だろう。

道場銘柄は、比較的強い動きで、全体としてはそれなりのプラスだった。
前日、中間期の業績予想を上方修正したマキヤ(推)は1334△55まであったものの伸びきれず1305△26。
12時00分にはインフォコムが9月中間決算を発表、経常利益は42.00億円予想(四季報予想は46.00億円)に対し49.50億円だった。通期予想も小幅上方修正。これを受けた株価だが、前引け3925△220だったのが後場寄りは3785△80(直後には3745△40まであった)と急落、した。ところが、その後は今度はじりじり上げ幅を拡大、4045△340まであって終値は4020△315(東証1部値上がり率5位)。)これだから株は難しい、特に決算への対処法にこれと言う妙案は存在しないわけである。
Chatworkは2161△125(マザーズ値上がり率15位)と大幅高する一方、AICROSSは2017▼23と下げた。

外食株は物語コーポ、ALサービス、ゼンショーは続伸した。異常に強い動きだったくら寿司だけは小幅安。

UTグループ、エスプールはともに下げた。新型コロナが影を落としているのか、それ以外の理由か、よく分からない。道場銘柄ではないが、ラウンドワン855▼57、コシダカ422▼29など、コロナ直撃銘柄が大きく下げているのは事実だ。

アバント(推)は1180△35と続伸。ここ小型株が大きく売られた中では比較的強い動きとも言えるが、さらに戻すためには、出来高が回復することが必要だろう。

トランザクション(推)、マルマエは、ともに下げた。決算が期待外れで売られた場合、このように、尾を引くことが多いように思う。こういう地合いの悪い時期では特にそうだ。

27日、28日と、何とか戻した道場銘柄だが、いばらの道は、なお続きそうだ。
28日のヨーロッパ主要国の株価はそろって3%超の大幅安だった。フランスは3.94%安、ドイツは4.39%安だった。
もちろん、新型コロナの感染拡大に歯止めがかからず、経済への影響が深刻化することが原因だ。
NYダウも現在800ドル超(3%超)安と、大きく下げている。
さすがに、ここまでくると、日本株への影響も出てくる。コロナもここに来て、北海道、宮城県、青森県等、新たに感染拡大が問題になるところが増えている。Go To Eatとか言っていられない事態になる恐れもあり、要注意だ。

10月28日 23時54分記
前日のNYダウの急落(650ドル=2.3%安)を受けて、27日の日本株も下げて始まった。
重症を負っているマザーズは、この日も続落、一時は下落率は3.1%に達した。ただ、その後は、さすが売られ過ぎとの見方が強まったか、急速に戻り基調に転じ、終値もプラスとなり1.65%高で終えた。
日経平均、TOPIXとも0.1%未満の小幅安となったが、これまでの逆で、大型株の下落率が最大で、小型株はプラスだった。騰落銘柄数も値上がり銘柄の方が多かった。
またJQ指数も0.45%高。
つまり、ようやく期待通り、大型株一辺倒の相場から、小型株優位の相場になったわけである。

こうした流れに乗って、道場銘柄も、時間を追うにつれて戻すものが多く、プラスで終える銘柄が多かった。とは言え、この3日間の大幅安で痛手を負い、疑心暗鬼になっている投資家が多かったはずで、そのためと思われるが、後場後半になるまで不安定な値動きをする銘柄が多かった。

歯愛メディカルが典型で7360▼300で寄り付き7220▼440まで急落、その後11時19分には7870△210(この日の高値)まであった。しかし後場に入って7580▼80まで下げ、結局終値は7680△20。
全体としては、最高値やそれに近い水準で終える銘柄が多かった。
ショーエイ(推)1159△34、Chatwork2036△61、GLサイエンス2910△21、トランザクション(推)939△19、SBSテクノ3535△90などである。

業種として、際立って強い動きだったのが、外食株だ。
GoTo Eatが、それなりに盛り上がっているようで、ネットでは
「無限くら寿司」の詳細とやり方、注意点を徹底解説
などという記事さえある。ほとんどただ同然で食べられるというわけだ。
それかあらぬか、くら寿司の快進撃が止まらず、6490△150。引け新値であり、一時年初来高値面合わせとなる6670円まであった。物語コーポ、ALサービス、ゼンショーも上げた。

AICROSSは2120△57まであったのだが終値は2040▼23。ユーザーローカル、インフォコム、マルマエなども下げた。地合いの変化がなければ、遅ればせながら戻す方向だろう。

引け後にマキヤ(推)が2020年9月中間期決算予想の上方修正を発表した。
>こうなると、やはりマキヤ、ショーエイの決算への期待が高まる。幸運は突然にで、いつ出てもおかしくはないわけだが・・・・
と、10.20日付けで書いたわけだが、ようやく幸運が訪れたのである。
経常利益予想を 6.50億円→15.17億円
に上方修正した。通期の予想経常利益が13.00億円なので、これをすら大きく超過したわけで、今後、通期予想の大幅上方修正も必至だが、会社は
 >通期の連結業績予想につきましては、当第2四半期連結累計期間の実績をもとに見直しを検討しておりますが、現時点において新型コロナウイルス感染症拡大の収束見通しの予測が困難であることから、合理的な算定が可能となった時点で速やかに通期連結業績予想の修正を公表する予定であります。
としている。
中間決算の発表は11.06日。この日までには連結業績予想の修正があろうが、無いケースもわずかにあろう。つまり11.05日以前、11.06日、11.06日よりかなり後の3つのケースがありうるわけである。いずれにせよ、楽しみを後に回し、投資家としてはかえって良かったと言えそうだ。噴いたところで売る等、いろいろなケースを想定、作戦を考えておきたい。
PTSでは1350△71。6300株の大商いとなっている。

新型コロナが世界的に深刻で、日本の場合も、ここやや心配な状況が続く。
これさえなければ、売られ過ぎ小型株には強気で行けるのだが、そういうわけで、コロナを注視、あくまで慎重な運用を心がけよう。

10月27日 23時56分記
残念ながら26日もマザーズ銘柄中心に、中小型株は大きく下げた。
日経平均は22円(0.09%)の小幅安にとどまったが、これは日経平均採用の大型株のみ強くてそうなっただけで、それ以外の中小型株は、かなりの下げとなり、JQやマザーズもかなりの下げとなった。

JQ指数は0.97%安、マザーズ指数は3.86%安だった。

マザーズの場合、10.21日の終値と26日のそれを比較すると
1318.94→1199.55 で下落率は9.1%

日経平均は
23639.46円→23494.34円 で下落率は0.6%

いかにマザーズの下落率が日経平均などと比べけた違いに大きかったかがよく分かろう。
ところで、私のダメージも実は、マザーズを髣髴させるほど、結構大きい。読者諸氏にもそういう方が多かろうと思うと、内心、忸怩たるものがあるが、これが相場、勝負の世界なのだと、先を見て行くようにしたい。
それはともかく、どうして、こうなったか。私のポートフォリオにマザーズ銘柄が、そう大きな比重を占めるわけではない。せいぜい1割強だろう。
26日の株価を見ると
Chatwork(マザーズ)、AICROSS(同)の下げは大きいが、それ以外はマザーズ銘柄はたいして保有していないし、ブロードバンドセキュリティなどはかなりの上げとなっている。
下落率の大きくなった原因は、むしろマザーズ銘柄以外のアートスパーク(東証2部)、UTグループ(東証1部)、ユーザーローカル(東証1部)、歯愛メディカル(JQ)、アバント(東証1部)(推)などが下げたことの方が主因である。

26日の相場を見ても東証1部では大型株の下落率が0.17%にとどまったのに対し、中型株は0.76%、小型株は0.56%と、大型株の3倍強から4倍弱になっている。

結局、この3立会日の下げは、マザーズなど中小型株の下げであるわけだが、下げのきつかった銘柄の共通点はと言えば、結局マザーズ指数と同じで、これまで大きく上げたということにつきよう。
手前味噌と言われるかもしれないが、道場銘柄が、大きく下げたのも、これまで、それだけ大きく上げたからとも言えるわけである。

言うまでもなく、重要なのは、今後どうなるかということである。
もうはまだなりで、いつこの小型株の下げが終わるかは、軽々には言えない。マザーズの場合、昨年末からの上昇率が他の市場並みになるまで、などと言ったら、今のマザーズ指数1200から300~400も下げなくてはならず、こうした分析は無意味だ。だからまた、理論的に数字を出すのが難しい。
言えることは、この3立会日連続安で下げた9.1%という率は、それなりに大きく、この点からすれば、それなりに底は近いと言えるかもしれない。
問題は海外市場の値動き、新型コロナの感染状況など、外部環境が油断できない状況にあるということだ。

慎重運転を心がけ、事態の変化を見きわめ、うまく対応するようにしたい。

10月26日 23時47分記
23日の相場については前稿にかなり書いたので、未読の方はお読みを。
そこで書かなかったことを、まず書いておこう。

東証1部は日経平均、TOPIXとも小幅高、2部指数、JQ指数も小幅高、マザーズ指数のみ0.93%安だった。
それなのに、自身はかなりのマイナスになってしまったという方は私を含め多かろう。

これにはからくりがある。
騰落銘柄数を見ると、東証1部は値上がり銘柄が50%で値下がり銘柄よりやや多かった程度。その他市場は、すべて値下がり銘柄数の方が多かったのである。JQもマザーズと全く同じで値上がり銘柄が36%にとどまった。
各市場とも指数への影響力の大きな主力株が比較的堅調だったため、こうしたいびつな数字になった。言い方を変えれば、小型株は指数以上に弱い値動きだったということである。

外部環境が特別悪化したわけではないし、新型コロナに関しても、深刻な状況は続いているが市場は深刻には受け止めていないように思われる。
となれば、前稿と同じことになるが、22日、23日のマザーズを中心にした小型株の急落は、上げ過ぎの反動安に過ぎないということである。よって、この調整が終われば再び旧に復すると言うか、循環物色の波が小型株に戻ろうということである。

月曜は、動きの良かったくら寿司、太陽HD、マルマエ、逆に大きく下げたChatwork、AICROSS、イルグルム、歯愛メディカルなどの値動きに、特に注目して見ておくところ。

23日のアメリカ株はNYダウが小幅安、NQが小幅高で、日経平均先物は小幅高となっている。
まずは小型株には悪くない環境であり、26日の相場に期待しよう。

10月25日 21時11分記
23日も前日の流れを引き継いで、マザーズ中心に小型株が売られた。
ただ前日の4.51%安に続いて4%台後半まで下げ幅を拡大したマザーズ指数は、後場に入って下げ幅を大きく縮小、0.93%安で終えた。とは言え、マザーズで前日値下がり率1位、2位だった9326関通、4012アクシスは、この日も同22位、10位と、大きく下げた。
マザーズの上場銘柄は328に過ぎないわけだが、値下がり率30位でも6.16%安であり、8%以上の値下がり率銘柄も16もあった。
つまり、指数の下げこそ小さかったが、これまで大きく上げた銘柄の多くが、この日も、大幅安となるケースが続出したわけである。

30位の銘柄は、なんとイルグルム。2146円で寄り付き2160△114まであったのだが、その後急落、1900円まであって終わり値は1920▼126。なんとも言いようがないが、これぞ今のマザーズ市場とでも言う値動きだったということもできよう。

いずれにせよ、これまで突出して上げてきたマザーズ銘柄、その中でも特に大きく上げた銘柄に売りがかさんでいて、その流れは23日は前日よりは弱まったが、なお継続したということである。。

2413エムスリーという銘柄がある。何があっても下げない(私の感想)銘柄として、強烈な印象を持っている。ソニーが筆頭株主で医療従事者向け情報サイトを運営、好業績を続ける。とは言え、今期予想実質PERは150倍近い。
このような異常と言いたくなるような高PERにも関わらず、ほとんど押し目らしい押し目は滅多に作らず何年も上げ続けている。連続安も滅多にしないのだが、そのエムスリーが23日は6910▼60で3日続落となった。
牽強付会のきらい無きにしも非ずだが、現在のマザーズで急落している銘柄から連想してしまった。
マザーズのこうしたあまりと言えばあまりの下げに、浮沈艦エムスリーすら引きずられたのかと思ったわけである。

しかし異常事態は、長くは続かない。今年は、こうした大型株と小型株のせめぎあいないし循環物色を、何回も繰り返してきた。
今回のことも、その流れでとらえればいいだろう。
マザーズ銘柄でも、KEYHOLDER、ログリー、ビザスクなど、出直ってきた大幅高銘柄もある。
いつとは言えないが、早晩、流れが再びマザーズ銘柄、小型株に来ることになろう。
あせらず、その時を待とう。

10月23日 23時39分記
21日の相場は、前稿で書いたようにマザーズの派手な動きが目立ったわけだが、22日は、これが一段と激烈になり、投資家特に個人投資家の心理を冷え込ませた。
日経平均は0.70%の下げだった(TOPIXは-1.09%)わけだが、規模別ではすべて1.0%以上の下落、特に小型株は1.54%の下落だった。
JQ指数は1.19%安、マザーズ指数は4.51%の暴落だった。4.51%の下落率は日経平均なら1066円安である。
道場銘柄は(総体として)最近はマザーズ指数との連動性が強まっているように感じていた。22日はさらにその傾向が強まり、マザーズ指数の下げ幅拡大に連れて、道場銘柄にも値を崩す銘柄が続出した。

アートスパーク1775▼231(東証2部値下がり率1位)、AICROSS2335▼198、Chatwork、2374▼144、イルグルム2046▼199、歯愛メディカル(推奨後6ヵ月超なので(推)を外します)8210▼570、cotta1042▼94など、5%以上下落するものも珍しくなく、ほとんどの銘柄が下げた。
まあしかし、マザーズの下落率が4.51%安なのだから、この程度下げる銘柄が多数あるのもおかしくないわけである。

冷静になって考えれば、こうしたことになったのも、結局は、マザーズ銘柄が、ここまでいかに大きく上げたかということでもある。
日経平均は全2180銘柄の内のわずか225銘柄の株価なので、以下の分析ではTOPIXを使う。
昨年末値と10.22日終値を以下に示す。

TOPIX    1721→1620(- 5.9%)
マザーズ   897→1259(+40.4%)

表に入れるのが面倒なのでやめてしまったが、昨年末比でプラスなのは、マザーズ指数だけで、2部指数、JQ指数、さらには日経平均もマイナスである。日経平均は10.19日にわずかながらもプラスになったわけだが、まさに1日天下で、以降はまたマイナスになってしまった。

要するに、マザーズは独り快調に上げてきて、特に10.05日から15日にかけては上昇加速となって、過熱感も出てきたわけで、反省気分も強まり、次第に売りが売りを呼ぶ展開になったのだろう。
最近マザーズに新規上場した4012アクシスは10.02日に5700円の初値を付け07日には9350円まであった。それが22日は4800▼1000のストップ安。高値から半値近くになってしまったわけである。値下がり率上位30銘柄を見ると、最低でも7%超の下落率となっている。こうした急激な値下がりが、また他の銘柄への売りも誘ったわけである。

山高ければ谷深しのわけで、驚くにはあたらない。そういうわけで、マザーズや多くの小型株の急落は本質的なことではなく、テクニカルな下げととらえていいだろう。
追い証も多少は発生したかもしれず、銘柄によっては尾を引く場合もあろうが、基本的には、そう弱気になる場面ではなかろう。下げ過ぎた銘柄は戻すだろう。

イルグルムが引け後、好決算を発表した。
今期予想経常利益は1.90億円→2.70億円
PTSでにぎわっていて2140円まであって現在2095△49。立ち合いで199円安しているのであり、地合いがいい時なら200円とか300円上げてもおかしくないところで、明日は暴騰もありうるという読みで、軽々に売るのは避けた方がいいだろう。

現在NYダウは100ドル余りの下げとなっている。東証終了時頃のNYダウ先物は200ドル程度の下げだったから、それよりはかなり高くなっているわけである。日経平均先物は小幅高となっている。
この程度で終えてくれれば、23日は小型株は自律反発が期待できよう。

10月22日 23時44分記
21日の相場は日経平均は72円(0.31%)高、TOPIXは0.73%高だった。ファストリ、ソフトバンクGがともに下げたため日経平均の上げ幅が小さくなった。
JQ指数は0.32%高、マザーズ指数は0.48%安だった。

今日の相場のハイライトは、マザーズ指数が上げ幅を徐々に拡大、1342の高値を付けた後、後場に入ると急落、安値に近い1319で終えるという波乱万丈の値動きを演じたことだろう。
これは独りマザーズ銘柄にとどまらず、JQや東証1部、2部も含め(乱暴な言い方をすればだが)マザーズ的な銘柄の値動きにも、あてはまる。
歯愛メディカル(推)は1万円の高値をつけたわけだが、後場後半には8720△70まで上げ幅を縮小、終値は8780△130だった。
AICROSSは年初来高値更新となる2727△167まであって2455▼105まで下げ終値は2533▼27。
ファーマフーズも1915△59まであって終値は1779▼77。
ブロードバンドセキュリティは3485△40の寄り天で3245▼200の安値引け(何を隠そう、私は寄り天の3485円で100株買い増してしまった。500株しかなかったが1000株まで増やすことにしていたのである)。
これらは極端な例ではあるが、似たような値動きをした銘柄は珍しくない。

一方、巣ごもり関連的銘柄は、終始堅調を保った銘柄が多い。
cottaは1165円まであって1136△90、ショーエイ(推)1223△49、マキヤ(推)1336△49、カンセキ3375△105などである。

半導体関連は上げるものと下げるものに割れた。
上げたのは太陽HD5710△130、東京応化6330△80のほか、道場銘柄以外で東洋合成、ステラケミファなど。
下げたのは内外テックのほか、道場銘柄以外で東京エレクトロン、SCREEN、ローツェなど。

結局、今日の動きは、ここ大きく上げてきた銘柄に、次第に高値警戒感が生まれ、売りが売りを呼んだということだろう。調整、休養を株価も必要としていただけで、これで流れが変わるとみるのは早計だろう。

歯愛メディカルを含め、ここ好決算や上方修正を材料に大きく上げる銘柄が目立つ。その多くはコロナ追い風銘柄である。21日も9267ゲンキードラッグが前日引け後発表の好決算を好感、4285△350と急騰、年初来高値を更新した。
21日、いい動きをしたマキヤ、ショーエイにも、この動きが波及することを期待。

21日の日経朝刊には「DX」、[データ共有」といった言葉が氾濫、関連記事も少なくとも4つもあった。
アバント(推)は1252△28とこうした銘柄に逆風が吹く中、踏ん張った。脚光を浴びるのは、これからだ。

10月21日23時52分記
2020.10.20 アバント
3836 アバント(東証1部)  
株価=1228円(10月14日終値)   
出来高=166700株(10月14日) (売買単位=100株)
実質予想PER=25.4倍(2022年6月期。四季報予想の経常利益に基づき算出) 
03月13日=645円~1271円=10月13日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=A(5段階評価。Aが最上位)
推奨度=A(5段階評価。Aが最上位)
10.14日付けで推奨銘柄にしているので、上表で株価等は14日の数字である。

連結経営・会計システムのパッケージソフトの開発・販売会社である。

>ディーバの連結会計システム「DivaSystem LCA」が 連結会計ソフト市場1位を9年連続獲得
アバントグループで連結会計、グループ・ガバナンスのソリューションを提供する株式会社ディーバは、市場調査会社である富士キメラ総研が 2020年9月に発行した市場調査レポート「ソフトウェアビジネス新市場 2020年版」において、ディーバが提供する連結会計システム「DivaSystem LCA」が、連結会計ソフト市場において 9 年連続 1 位(2011年度実績~2019年度実績)を獲得したことを発表いたします。(10.07日)

【データ仮想化に期待】
現在、DX(デジタルトランスフォーメーション)の言葉を聞かない日がないくらい、特に株式市場ではDXは主要テーマになりつつある。
DXによる価値創造を課題に挙げながら、肝心のデータの統合・活用プロセスにボトルネックを抱えている企業が大半で、社内データの流通が困難になっている。その背景としてデータソース、ユーザーニーズ双方の急速な拡大が進んでいることがあるという。
そうした問題を解決するのがデータ仮想化である。
以下はDenodo(後述) による「データ仮想化とは?」の引用である。
>最新のデータ統合およびデータ管理ソリューションを可能にするコアテクノロジー  データ仮想化は、異なるシステムにまたがるすべてのエンタープライズデータを統合し、一元化されたセキュリティとガバナンスのために統一データを管理し、リアルタイムでビジネスユーザーに配信する論理データレイヤです。

この分野で注目すべき存在が、アバント傘下のジールである。
>企業マネジメントの生産性を革新するアバントグループにおいて、BI / CPM / AIの分野に精通し、お客様がエキスパート分析を実現するためのシステム統合支援およびコンサルティングサービスを提供する株式会社ジールは、データ仮想化のリーダー的企業であるDenodo Technologies社(本社:カリフォルニア州パロアルト 以下:Denodo)とパートナー契約を締結したことを発表します。(2019年6月18日)

>アバントグループで、国内唯一のビジネスインテリジェンス/データウェアハウス専業ソリューションベンダーである株式会社ジールは、大林組のデータ仮想化ソリューション「Denodo」構築事例を発表いたします。(2020年9月11日)

門外漢のため、コメントのしようもないが、新四季報をざっと読んだ範囲では、データ仮想化という言葉は、ほとんど出てこない。これからしても、アバント(ジール)の実力がそれなりのものがあるとみていいのではないか。
なお四季報には「データ仮想化でデータ総研とパートナーシップ合意。」とある。
また、Denodoによれば
>Denodoはデータ仮想化市場のリーダーです。Denodoプラットフォームは、18年以上にわたる技術革新を続け、その使いやすいインターフェースによるエンタープライズクラスのデータ仮想化を提供します。35の業界にわたる500社以上の顧客が、Denodoを信頼し、取引先管理、規制遵守、サービスとしてのデータ事業、システム刷新などの複雑な事業運営に役立てています。

よく分からないことを書くため疲労困憊したが、要は「データ仮想化」はDXのかなめであり、その代表的企業のアバント(ジール)は、この材料は全く評価されていないが、今後、大きく評価されることになり、連れて株価も居所を変えるだろうということである。

他にも材料があるのだが、長くなったので、これについては後日。

10月20日 20時38分記

20日の相場はNYダウ411ドル(1.43%)安を受けて下げた。日経平均は104円(0.44%)安、TOPIXは0.75%安だった。
2部指数、JQ指数、マザーズ指数はそろってプラスだったが、騰落銘柄で言うと、1部を含め、全市場で、値下がり銘柄の方が多かった。
そうした中でも、道場銘柄は、前日に続き好調を維持した。
値下がりする銘柄もそれなりにあったが、大幅高する銘柄が多く、また主力どころが総じて高くいい結果になった。
GLサイエンス(推)は一気に年初来高値更新となる3530△255まであって3385△110。
半導体株は軒並み高でマルマエ(推)、太陽HD、東京応化、内外テックも上げた。

Chatwork2504△131、AICROSSも2560△78(高値は2572円まであって連日の年初来高値更新)と上げた。
アートスパークも4日ぶりに反発した。

ブロードバンドセキュリティ3445△210、SBテクノ3810△80などの上げも目立った。

コロナ追い風銘柄の復調も目立った。道場銘柄ではないがオイラ大地が急伸、年初来高値を更新、マキヤ(推)、カンセキ、ショーエイ(推)、cottaも上げた。日本は小康状態だが、欧米での猛威を見て、警戒感が強まっているのが、こうした株価の動きの背景にはあるのかもしれない。

外食株も、くら寿司、物語コーポは、ともに年初来高値更新、ALサービスも小幅高。

アバント(推)、ファーマフーズ、歯愛メディカル(推)、トランザクション(推)などは下げた。

引け後、歯愛メディカルが2020年12月期決算予想の上方修正を発表、経常利益予想は22.9億円→34.0億円。PTSでは現在9500△850。

こうなると、やはりマキヤ、ショーエイの決算への期待が高まる。幸運は突然にで、いつ出てもおかしくはないわけだが・・・・

10月20日 23時38分記