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2019.12.31 ご愛読に深謝
本年もご愛読いただき厚く感謝しています。

相場の方は、波乱の幕開けでしたが、終わってみれば、かなりの値上がりで、当道場の成績もまずまずのものでした。
大納会は日経平均、TOPIXとも0.7%前後の値下がりとなったわけですが、当道場銘柄はウィザス(推)が上げるなど、比較的強い動きだったので、まずはいい終わり方だったと言えるでしょう。

来年は1.02日(木)、03日(金)と、日本市場が休みの間に、主要国の市場は開きます。
12.30日のNYダウがここまでで目標達成ということで利益確保の手じまい売りが優勢となり、かなり下げ、つれてCME日経平均先物も大幅安となっているわけですが、この2連休はそういう意味で、我ら日本の投資家には良かったというところでしょう。

来年の相場がどうなるか、これから相場のない苦しい長い日々の中で、じっくり考えて行こうと思います。

良いお年をお迎えください。

12月31日 19時54分記
いよいよ30日の大納会を迎える。
これについて書く前に、27日の相場を簡単に振り返っておこう。
日経平均は87円(0.36%)安だったわけだが、TOPIXは0.11%高だった。騰落銘柄数も値上がり1479、値下がり601と値上がりのほうがはるかに多かった。日経平均、TOPIXに関していろいろ言われた年だったように思うが、いずれにせよ、日経平均というものが、東証1部の指標性を十分持っているのか、投資家はもっと懐疑的になったほうがいいのではないかという感を、私などは強く持つ。この点に関しては、いずれ時間のある時に書いてみたいと思う。

話を戻して、27日の相場は主力大型株がほぼ横ばいにとどまる(指数大型)一方、小型株は大きく上げた(同小型)。
JQは0.59%高、マザーズは0.65%高だった。

こうした小型株優位の流れに乗って、当道場銘柄は、引き続き快調に上げるものが大半だった。

インスペック3630△215、ベストワン5120△110、サムコ2027△266など、どうにも止まらない状態である。

メニコン(推)は4725△110まであって4640△25で連日の年初来高値更新。出来高も2日連続で増加、15万株を回復した。明らかに動きが変わった感じで、5000円を見据えた動きになりそうだ。
ディップ(推)も3290△60まであって3230△25と3日続伸。3310円高値を更新できれば、メニコン同様、大きく上を目指すコースをたどろう。

「新四季報妙味株」は、「候補」株も含め次々に急騰しているわけだが、27日は東京エレクトロンデバイスが2725△80と急伸した。東京エレクロンはもたついているが、小型株優位の流れに乗るこちらは、ここから本領発揮となりそうだ。
神鋼環境ソリューション(「妙味株候補」)は1879△33まであって1865△19と5連騰。
アイネス、JBCCはともに上げた。出遅れが目立つので、徐々に人気も高まるのではないか。
サンケン電気も3415△25と続伸、復活の兆しだ。

santec、PCNET、ベネフィットジャパンなどは下げたが、スピード調整といったところだろう。

日本ロジテムは6150△150を付けた後5600▼400まで急落する場面があって終値は5890▼110。先行きは今一つはっきりしない。大きく上げる可能性は十分ある一方、下に行く可能性もそれなりにある(ただし下値は限定的とみる)と想定して、対処されたい。

ウィザス(推)は小動きで701△2。嵐の前という雰囲気だ。控えめに見ても800円前後、あわよくば1000円を大きく上回る大相場という想定で、じっくり行こう。

27日のNYダウは24ドル(0.08%)高。連日の史上最高値更新となった。アメリカ経済の好調さを示すデータの発表が続いているうえ、米中貿易協議に関しても2020年1月にも合意文書に調印かとの観測が広がっており、これらが株高を後押しする。
こういう順風満帆の時に、えてしてとんでもないことが起きたりするわけだが、今からそれを言っても始まるまい。
とりあえず外部環境は好調そのものという中、大納会を迎える。
気を引き締め本年最後の立ち会いに臨もう。

12月30日 0時28分記

こんなに上げていいんだろうか?と、少し不安になるくらい、当道場銘柄が快調に上げている。
こうした場合、えてして「いや、よくない」が正解で、手ひどいしっぺ返しが待っているものだが、今回は、今のところ、その気配もなさそうだ。とはいえ、警戒は怠らず、慎重に行きたい。勝って兜の緒を締めよである。

ほとんど連日のように、なにかストップ高する銘柄が出るのも「こんなに上げていいんだろうか?と、少し不安になる」原因の一つだが、26日もストップ高銘柄が出た。
インスペック3415△504
である。12.13日に3155円を付け、その後2384円(12.18日)まで急落したのが、猛反騰、3415円になったわけである。
最初に言及したのが12.07日0時12分で株価はで06日のPTSで1736△300(その後1600△164)。要注目として材料等、詳しく書いた(12.08日22時51分)わけだが、月曜09日の始値・終値とも1736△300だった。ここからでもほぼ株価倍増となったわけである。
ちなみに私は、最初に買ったのが12.02日で1314円だった。

メニコン(推)は前稿で次のように書いた。
>年初来高値が4615円(11.25日)、終値の高値が4585円(11.21日)。時価はこれらに肉薄しているわけだが、これを抜ければ、新たな地平が見えてくる。
そうしたらあっさり高値更新となる4645円まであって終値も4615△85。
長らくもみにもんでの、この上っ放れなので、ここから本格上昇となる可能性もかなりありそうだ。あわよくば5000円大台乗せも。

santecも似たような経緯をたどって、今日、12.11日に付けた戻り高値1911円を更新した。1922円まであって1906△34。あまり認知されていないと思うが、れっきとした5G関連銘柄である。同社の光通信用部品が使われるわけである。3月に2328円という高値を付けている。こうまで小型株が次々暴騰するとなると、天井の高さが魅力となって、santecに矛先が向かうということも可能性として、なくはないだろう。

PCNETは連日の高値更新で1968円まであって1914△22。データ消去依頼が殺到かという思惑で株価暴騰というシナリオを描いていたわけだが、ではどこまで行くのかとなると、答えようがない。各自適切にご判断あれということである。

ベネフィットジャパンは2265▼85と下げたが、ここ5連騰で685円も上げたのだから、当然の一服だろう。
7連騰後、25日は小反落したベストワンドットコムも小幅続落。

アイネスがどうもはっきりしない動きを続けていて1348▼20。類似業態のJBCCは逆にここやや動きが良くなっていて1895△33。
数日前の日経にSI業界が繁忙で業績好調という記事があった。そこで言及されていた大手の業績の伸びは数%にとどまるが、アイネス、JBCCは、はるかに高い伸びが見込まれている。

日本ロジテムは6460円まであって6000△270。高値更新はならず引け際もややだれたわけだが、それでも6000円は引け値としては12.23日と並ぶ最高値である。欲を言えば6010円以上で引けてほしかったが、これで高値挑戦の橋頭堡は築いたとは言えよう。

ウィザス(推)は高寄り後710△10まであったのだが、結局699▼1と後場の安値引け。どうもこの3日間、おかしな値動きが続く。年末特有の節税がらみの動きなのか、別の理由があるのか等、不明だが、いずれにせよ、おかしな力が働いて、こういうおかしな動きになっているだけのことで、早晩、正常な動きに戻って、快調な上げに転じるとみて、心穏やかに見守ろう。

12月26日 23時29分記
年末という特別な時期のせいかい、小型株の乱高下が一段と激しくなっている。
大型株をやっていてもらちがあかないと、小型株に資金を振り向ける投資家もいるようだ。前場の終値に比べ、大引けの終値は、日経平均は下げ幅を拡大、日経JQ平均は上げ幅を拡大しているのは、このような資金の動きを物語る。

当道場銘柄は、24日に上げた銘柄の多くが25日も大幅高、24日に急落したウィザス(推)、日本ロジテムも大きく戻した。このため、私の場合、24日の本年最大の下げの75%を回復した。読者諸氏の多くは、私ほどこの2銘柄の運用額に占める比率は大きくないだろうから24日、25日計ではプラスになった方が多いと推測する。

サムコ 1668△300=ストップ高=(東証1部値上がり率1位)
ベネフィット 2348△174(東証1部値上がり率4位)
PCNET 1892△113(東証2部値上がり率7位)
日本ロジテム 5730△580(JQ値上がり率7位)

注=サムコは「新四季報から発掘した妙味株候補」で、妙味株ではないので実績にはならないのだが、1位なのと、100株だけでも私自身保有しているので挙げさせていただいた。

東証1部は日経平均が48円(0.20%)の小幅安だが、値下がり銘柄が1594もあり、値上がり銘柄は469しかなかった。2部もJQも値下がり銘柄の方が多かった(マザーズだけは値上がり銘柄の方が多かった)。そうした中で、上記のような銘柄を含め、生きのいい小型株の一角が大幅高している。
「新四季報から発掘した妙味株」の際立った値上がりでも分かるように、ここにきて、少し前の銘柄は忘れ去られ、フレッシュな銘柄にみんな怒涛のように資金を振り替えているのである。そういう潮流を見失っては、成果は上がらない。機敏にポートフォリオを時流に合ったものにすることを心がけたい。

ウィザスは高寄り後679△4まで上げ幅を縮小する場面もあったが、大引け間際に715△40の高値を付け終値は700△△25。昨日今日と目先筋をふるい落とし、精鋭部隊で800円を目指す態勢を整えつつあるとみていいのではないか。
細かいことは別として、通信制高校、学童英語・学童保育、プログラミング学習等、どれをとっても、時代の要請にマッチして大きな伸びが期待できる。この辺が多くの投資家に知れ渡るとき、株価4桁も現実味を帯びてこよう。

日ロジテムは前稿で
>一時的に5000円を割り込む場面があるかもしれないが、そこはむしろ買ってもいいくらいだろう。
としたわけだが、安寄り後4880▼270まで下げ、その後6150△1000のストップ高(9時53分)。以降は高値圏でもみ合い何度かストップ高を付け終値は5730△580。5000円割れを買えば大利が得られたわけだが、実行するのは至難の業だろう。
前日の急落ですっきりして、ここからは第2弾の上げ相場に突入となる可能性が強まったとみる。

メニコン(推)は4550円まであって4530△5と小幅続伸。出来高の少なさは気になるが、一方日証金の貸借倍率は低下の一途をたどり25日は0.36倍なのは心強い。
ディップ(推)も3220△5と小幅高。
この2銘柄は、人気離散で忘れられた感のある銘柄群とフレッシュな人気銘柄群の中間にある。人気銘柄に復帰できるかの正念場にあると言えよう。
メニコンの場合、年初来高値が4615円(11.25日)、終値の高値が4585円(11.21日)。時価はこれらに肉薄しているわけだが、これを抜ければ、新たな地平が見えてくる。

12月26日 0時05分記

超薄商いと年末のためか、個別銘柄の株価乱高下がとんでもないくらい激しい。

当道場銘柄も例外ではない。と言うより特に激しいと言ったほうが当たっているだろう。
日本ロジテムは立ち会い開始30分前とかではストップ高水準で買いが売りを大きく上回っていた。それが9時00分接近とともに売り買い拮抗、ついにはストップ高よりやや下くらいの板になった。ところがこれも見せ板が多かったようでなんと6100△100の寄り付き。その後6610△610まであったものの、以降は売り物に押される一方の展開で、結局5100▼900まであって終値は5150▼850。ただ、これは、こうした急騰した銘柄ではよく見られることで、さほど驚くような値動きではない。

驚かされたのはウィザス(推)の値動きだ。小安く始まったのち切り返し740△16まであって、その後は軟調な推移。それでも690円~700円程度のところを往来していたのが、引け際になって大きく売り込まれ670▼54まであって終値は675▼49。
ここまで売られる理由は判然としないが、可能性としては年末によく見られる現象で節税対策の売りが出たのかもしれない。
注=あまり意味がないように思うが、実は私のところに、本日、営業マン氏からそうしたことを勧める趣旨の電話があったくらいだから、なおそういう行動をする投資家がそれなりにいるということだろう。

逆に大きく上げた銘柄も少なくない。

ベストワンドットコム 5070△700=ストップ高(マザーズ値上がり率2位)
インスペック 2979△316(東証2部値上がり率5位)
大興電子 1100△72(東証2部値上がり率8位)
PCNET 1779△115(東証2部値上がり率9位)
ベネフィットジャパン 2174△105(東証1部値上がり率12位) 

要するに、、大半の銘柄は激しい株価変動の理由がはっきりしないわけだが、いずれにせよ、とんでもなく大きく上げたり下げたりしたのである。
私自身に関して言えば、今日は実は本年最大の下げだった。ウィザスがポートフォリオのダントツ1位のうえ、日本ロジテムも3位くらいの位置にあるからである。
背景としては、12.13日~23日まで7連騰で連日の年初来高値(いい加減な表現だが)更新だったため、その反動が一気に来たということがあると思われる。
ウィザス、日ロジテムの運用比率が大きくない方の場合、上下動は小さかったと推察する。

ウィザスの株価見通しについて。
24日の下げの原因が何かはともかく、何か問題があっての下げではないから心配することはなかろう。むしろ800円~1000円(もしくはそれ以上)に行くための試練ととらえよう。

日ロジテムは、超目先、どう動くかは読みにくい。ただ、繰り返し書いてきたように、業績絶好調、アマゾンとの取引急拡大で先行きの高成長も必至なので、今回の上げも、大谷工業や那須電機のような実態を伴わない上げとは全く別物だ。一時的に5000円を割り込む場面があるかもしれないが、そこはむしろ買ってもいいくらいだろう。6660円高値更新があるかどうかは現時点では判断できないが、いずれにせよ、一息入れるにせよ、再度上昇軌道に復帰するとみる。

12月25日 0時06分記
23日の日経平均は4円(0.02%)高だった。ただ、値下がり銘柄が圧倒的に多く、違和感を抱く投資家は多いだろう。
以下は日経平均が598円高という急騰を演じた12.13日と、同4円高だった23日の騰落銘柄数である。
      
       日経平均  値上がり  値下がり
12.13日  +598円    1548     535
12.23日  + 4円     586     1486

私の意図がお分かりいただけただろうか。騰落銘柄数的には、この両日は、ほぼ正反対である。それなのに、一方は598円高、一方は4円高。騰落銘柄数と日経平均に強い連関があれば、一方が598円高ならもう一方は500円強の値下がりくらいになるのが普通だ。
事実は事実として認めるしかないが、それにしても、こうも上場銘柄全体の傾向と大きく乖離した数字になる日経平均とは何なのかという疑問を抱いてしまうわけである。
なお東証2部、JQ、マザーズの各市場も、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大きく上回り、各指数もマイナスだった。それでも値下がり銘柄数の比率は東証1部よりは小さかった。

TOPIXも0.21%の値下がりだった。要するに、一部の日経平均採用銘柄の健闘で日経平均のみプラスだったわけである。規模別では大型株はわずかな下げの一方、小型株の下げが大きかった。

当道場銘柄は乱高下が激しく、まちまちの動きだったが、日本ロジテム、ウィザス(推)の大幅高で、この2銘柄を保有していた場合、それなりのプラスになったであろう。
それ以外の銘柄を見ると、
ベストワン4370△230(年初来高値更新)、東エレデバ2685△52、大興電子1028△57のほか、アイネス、ディップ(推)。、インスペックなどが上げた。
一方、PCNET1664▼209、アイル1991▼103、アテクト(推)1553▼68、アバールデータ2561▼64のほか、メニコン(推)、サンケン電気、santecなどは下げた。

年末近いことも、乱高下の一因かもしれない。

日本ロジテムは大量の成り行き買いに買い気配が続き大引けで6000△1000のストップ高で比例配分。出来高は5300株にとどまり、大量の買い物を残した。その後PTSでは7000△1000のストップ高となった後、売り物も増え、現時点で6800△800。7000円買いで終えるようなら簡単だったのだが、中途半端なことになっていて、24日にどうするか悩ましいところだ。
こうすればいいと言えるような単純なことにはならないので、これ以上は書かない。ただ言えることは大谷工業などとは違ってファンダメンタルズから判断して6500円~7000円というような株価は、決して高すぎる水準ではないということである。8000円から1万円といった高値を付ける可能性も、かなりあろう。もしどこかで下げに転じた場合でも狼狽するのは禁物だということである。その場合は、ほどなくまた反転しよう。

ウィザスは高寄り後すぐに736△33まで上げ年初来高値を軽く更新した。ところが9時17分には701▼2まで急落。しかし13時20分には747△44まで急伸、終値は724△21。エネルギーに満ち溢れた動きと言え、相場はまだまだ若いという感を抱かせる。800円前後まで一気に突っ走るかもしれない。そして、そこが終点ではなく、4桁乗せも十分あり得そうな雰囲気だ。いずれにせよ、そういう素質を有する銘柄だということをしっかり頭に入れて対処したい。

東エレデバ、アイネスは動きが変わってきたように思えなくもない。要注目。

12月23日 23時47分記
ここに来て東証1部、特に日経平均の動きが悪い。NYダウなどアメリカ株の快調な上げにも追随できないことが多い。
背景には、主力大型株が、中小型株、あるいはJQやマザーズ市場に比べ上げすぎなのでは、という見方があるように思われる。

そこで昨年末終値比の騰落率を比較してみた。

日経平均 +19.0%
TOPIX   +16.0%
JQ平均  +17.1%
マザーズ + 7.4%

日経平均はここ3日続落後で、これだから、やはり、かなり独り勝ち的な上げだったと言えよう。
20日のNYダウは78ドル(0.28%)高だがCME日経平均先物は2円安となっている。微弱ながらも、この流れはまだ継続しているというところか。
その方が、当道場銘柄には、むしろ追い風になることがほとんどなので、歓迎である。
当道場銘柄はおおむねここ6連騰中で、このまま大納会までたどり着きたいものである。

20日の各銘柄の値動きを見てみると、先行き、明るい雰囲気のものが多い。

年初来高値更新中=ベネフィット・ワン、PCNET、アバールデータ、アイル、日本ロジテム
引け新値=東エレデバ、ベストワン、サンケン電気
この他も、ウィザス(推)、メニコン(推)は言うに及ばず、デイップ(推)、santec、アイネスなど、まずまずのところに踏ん張っている。

日本ロジテムについては、前稿、前々稿で詳しく書いたので、まだの方は、それをお読みいただきたい。
その他の銘柄について、少し書くとしよう。

ウィザスは20日に一息入れたわけだが、23日、遅くも24日から高値更新に向かうとみる。希望を言えば年内800円大台乗せ。
メニコンは連騰で、いよいよ4615円高値が見えてきた。どう見ても予想を大きく上回りそうな好業績からして評価不足は歴然、加えて子供に近視が急増中との報道もあり、その対策としても有望視されるオルソケラトロジーレンズという大材料が、今後大きく見直されよう。どうもレーシック大国というのは、例によって日本だけのガラパゴス的現象なのではないか。早晩、おかしいのではという見方が浮上してくる気がしないでもない。

東エレデバは動きが変わってきた感がある。2647円高値更新から2700円台替わりとなりそうだ。

新値追い中の各銘柄は、正直、どうすべきか、私自身、困っている。動きの激しい銘柄を多数抱え、いちいちには、なかなか目が行き届かないのが実情だ。普通ならそろそろ売りなんだがと思っても、ほっておくとまた上がっているという日の連続なのだから。そういうわけで、私はそうあてにならないので、各自、うまく対処してくださいと、無責任なようだが、一応、書いておこう。

12月22日 23時45分記
以下は2017年5.24日付けの推奨銘柄の記事である。

9090 丸和運輸機関 (東証1部) 
株価=3125円(5月24日終値)   
出来高=5万7000株(5月24日) (売買単位=100株)
PER=16.7倍(今期=2018年3月期予想実質値)

丸和運輸の2019年12.20日の終値は2510円だが、推奨以降2分割を2回実施しているので、この間株価は
3125円→15060円  あるいは
527.5円→2510円
と、いずれにせよ4.8倍になっているわけである。

こんなことを書いているのは半七老人が昔の捕り物の手柄話を語っているというようなことではなく、日本ロジテムの今後の株価を占ううえで参考になるのではと、はたと気付き、調べていて、参考になりそうという結論に至ったからである。

丸和運輸の予想実質PERは2017年5.24日の16.7倍から2019年10.10日(その後の高値)には33.5倍になった。
要するに、その後、アマゾン関連の最有望銘柄の1社として遠州トラック(これも当道場の推奨銘柄である)などとともに人気化して大きく値上がり、その後、調整をはさんで再び上げ、現在も史上最高値圏にあるわけである。

日ロジテムも、よく考えてみれば、同様のコースをたどって、何らおかしくない。
値上がり当初は、材料が必ずしも判然としなかった。

①大谷工業の暴騰への連想か
②アマゾン関連で買われているのでは
③会社四季報の内容(業績予想、コメント内容等)が評価されているのでは

このようなことが、掲示板はたまた当ブログでささやかれているわけである。
いずれも、その通りであろう。
そして、私はここからは、アマゾン関連の久々のニューフェースとして脚光を浴びてくるという確信を持ったので、これを書いているわけである。
『鎌倉雄介の株道場』(2018年1月、ダイヤモンド社刊)に、私がどうやって遠州トラックや丸和運輸をアマゾン関連銘柄として発見したかの経緯が詳述してある(P120~P134)。その手法の一つとして「アマゾン、配送業者はどこか」で、ネット検索したことが書いてある。
今、この方法でやれば、実は遠州トラックや丸和運輸、ロジネット・ジャパン(札幌通運として)、SBS(SBS即配として)などとともに、新たに日本ロジテムが載っていることを発見するであろう。
ただ、これは一部(どの程度かは不明)の投資家には既知のことであろう。そして、この件に関して、さらに材料があると私は言ってまだ非公表のわけである。

さて、ここで書こうというのは、丸和運輸と比較しての目標株価的な分析である。
両社の成長力、今後の見通し的なことを見てみると、、甲乙つけ難いというより、むしろ日本ロジテム優位とみるのが妥当だろう。
すなわち、ここ5年の利益の伸び、配当利回り(丸和0.87%、日ロジテム1.60%)、PBR(丸和6.4倍、日ロジテム0.6倍)、いずれを見ても、日ロジテム優位は明らかなのである。
さらに言えば、丸和運輸はすでにアマゾンがらみの恩恵はたっぷり受けているのに対し、日ロジテムは「新規受注に伴い(中略)南大塚配送センターが稼働。」(四季報))など、態勢整備を急ピッチで進めていて、まさに伸び盛りであり、恩恵はむしろこれからこそ本格化するであろう。
となれば、PER的には、丸和と同水準かそれ以上に評価してもおかしくないということになる。

両社の現時点での来期予想1株利益、同PERを見てみよう。
注1=1株利益は実質値(純利益は経常利益の7割とするみなし純利益を使う)。
注2=日ロジテムは純利益と経常利益の乖離が大きいので両者の平均値を純利益とした場合、1株利益は387.3円。(この部分、勘違いがあり訂正しました。)

        株価   1株利益  PER
丸和運輸  2510円  84.8円  29.6倍
日ロジテム 5000円 460.3円  10.9倍

日ロジテムを丸和並みのPER29.6倍に買えば13625円。
常識的に考えると23日6000△1000のストップ高比例配分、24日7000△1000、25日8500△1500
この辺で弱気派も勢いを増し危ないかといったところかと思うが、上記のようにPER的に考えると、あるいはファンダメンタルズ重視で考察すると、さらに
26日10000△1500、27日13000△3000、・・・・と、まさに大谷工業の来た道をたどる展開もなくはない。
あまり甘い夢ばかり追っていると奈落の底へ落ちて泣きを見るということも当然ある。神道無念流ではないが無念の境地で対処したい。とりあえず、23日はストップ高買い気配を想定し静観する(売らない)ところだろう。

12月22日 0時35分記


相場は依然、小型株のフレッシュな銘柄群が快調に上げ続けるという展開となっている。
これに気を良くして、これを書くことにした。

「新四季報から発掘した妙味株」(12.16日公表)が、好調に値上がりしている。

16日終値→20日終値を以下に示す。

2760 東京エレクトロンデバイス 2596円→2623円

3934 ベネフィットジャパン 1616円→2028円

6577 ベストワンドットコム 3600円→4140円

6777 santec 1895円→1892円

6918 アバールデータ 2350円→2615円

8154 加賀電子 2622円→2652円

9060 日本ロジテム 3540円→5000円

9742 アイネス 1324円→1376円

もたついていた東京エレデバも浮上、わずかに公表時株価を下回るsantec以外は、すべて上回ってきた。それも日本ロジテム(+41.2%)を筆頭にベネフィットジャパン(+25.5%)、ベストワンドットコム(+15.0%)等、大きく値上がりした銘柄が多い。
比較的値上がり率が小さい銘柄(東京エレデバ、アイネス等)やsantecも、今後に期待していいだろう。地合いはまさに、こうした好業績で割安なのに、これまでほとんど買われてこなかった銘柄を次々に物色しているからである。
逆に言えば、やや手あかがついてしまった感のある、ひと相場出したような銘柄(当道場銘柄にもそういう銘柄があるわけだが、名前はあえて出さない)は、物色の圏外に置き去りにされて、簡単には再浮上できない。
こういう現状を、十分わきまえ、フレッシュな銘柄にシフトすることを心がけよう。

【ウィザス(推)】
前日比変わらずで始まり2円高まであった後690▼27まで売り込まれ、その後728△11と年初来高値更新まで買われ、終値は703▼14と、目まぐるしい値動きだった。
5連騰で大きく上げただけに、そろそろ一息入れることが求められるタイミングであり、この下げは歓迎するところだ。やはり5連騰後の12.11日、591▼13と下げ翌12日も1円安して、以降19日まで5連騰したのだった。今回も同様のコースを歩むと予想する。いよいよ第1目標と私がみている800円どころまで行くのではないかと、期待を込めて予想する。

【日本ロジテム】
前日の終値が4300円だったので、ストップ高の5000円を付けるかもと思ってはいたのだが、本当にあっさりと5000円を付けた。しかも9時45分以降はストップ高買い気配となり大引けで比例配分となった。大引けでの出来高はわずかに3100株。成行買い648300株を残した。こういう株数は、通常は比例配分狙いの水増しが多く、あてにならないことが多いわけだが、JQの本来出来高の非常に少ないこういう銘柄の場合のこれだけの株数はちょっと違うとみるべきだろう。
実際PTSでは6000△1000のストップ高を付け、19時07分に出来高は700株になった。それ以降は売買が成立せず、現時点で6000円に3000株の買いが入っていて、売り物はなしである。
非常に高い確率で、23日(推)は6000△1000となろう。
その後、どこまで上げそうか。大谷工業や那須電気鉄工の値動きも参考に、あれこれ試算したのだが、ほかのことをやっているうちに書いた紙を紛失してしまった。ちょっと探したが出て来ない。まあ、そうあてになるような根拠のしっかりした数字など出しようがないので、再度計算するのもやめた。相場は相場に聞くで対処するとしよう。

12月20日 23時53分記

今年はどちらかと言うと主力大型株優位、日経平均優位の相場だったように思う。そういう相場環境で、当道場銘柄も苦しい戦いを強いられることが多かったわけだである。
しかし何が転機になるか分からない。12.13日、日経平均は598円の暴騰となり年初来高値も更新した。対して我が道場銘柄は小幅な上げにとどまった。いくら何でも、これはおかしいから、反動も出て16日以降は小型株も物色されるだろうという趣旨のことを書いたわけだが、その後の展開は、私の予想を上回る小型株優位、特に道場銘柄乱舞というものだった。
16日~19日の4日間はいずれの日も、ウィザス(推)の急騰、「新四季報から発掘した妙味株」の相次ぐ大幅高(日本ロジテム、ベストワンドットコム、ベネフィットジャパン等々)など、大半の道場銘柄が大きく上げた。

いずれにせよ、こうして、年末も近くなって、ここまでのトータルの成績として、株道場はかなりの好成績になっているわけである。
本年の立ち会いもあと7日を残すのみとなった。どんな落とし穴が待ち受けているやもしれず、慎重に対処、有終の美を飾りたいものである。

19日の相場は日経平均は70円(0.29%)安、TOPIXは0.13%安だった。
JQ指数は0.03%安、マザーズは0.08%高だった。

各市場とも小動きだったわけだが、当道場銘柄は、大半が値上がり、それも大幅高だった。
ウィザスは717△41、5連騰で連日の年初来高値更新。
日本ロジテムも安く始まり3945▼130まで下げる場面があって4300△225の高値引け。
ベネフィットジャパンは1859円まであって1820△157。
インスペックも2618△173。
メニコン(推)もほぼ1ヵ月ぶりとなる4500円台回復の4500△100。
このほか、アテクト(推)、東京エレクトロンデバイス、サンケン電気、アイネス、santecなども上げた。
わずかに、ディップ(推)、PCNET、アイル、大興電子通信などは下げた。

【ウィザス】
ここにきて下げる雰囲気が希薄という感じで、ザラ場でかなり押しても、すかさず買いが入って戻すという展開が続いている。多くの投資家の間に、ここは超割安、材料・将来性等からして、こんなものでは終わらない、あわよくば4桁以上といったコンセンサスが生まれつつあるように思う。
というわけで、まだまだ強気、じっくり構えて行こう。
出来高は300株にすぎないがPTSでは723円まであって720△3。

【日本ロジテム】
12.17日のウィザスが大引けで一気に直前より4円も高い668円の高値引けになり、その強い動きに驚いたことを書いた。
19日の日本ロジテムの大引けにかけての動きも、それを彷彿とさせるものだった。14時50分過ぎに4200円だったわけだが、引け近くでは4250円?かに買いが入った状態。そして大引けは4300△225の高値引け(300株売買成立)で4300円には300株の買いが残った。
どうもやはりこれはただものではない、何かドラマが待っているというにおいがプンプンなわけである。
1万円と念じていれば5000円くらいはと言っていたわけだが、19日の終値が4300円なので20日はストップ高で5000円となる。20日に5000円を付ける可能性は数%はあろう。

12月20日 0時07分記