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25日の相場は中小型株中心に幅広く買われ日経平均は108円(0.48%)高、TOPIXも0.51%高だった。値上がり銘柄は1614で75%超に達した。JQは0.36%高、マザーズは1.15%高だった。

24日の日経朝刊に「自社株買い候補銘柄堅調」という見出しの記事がある。
その中に、安川電機が今月11日に発表した業績見通しで、営業利益が市場予想を下回ったが、同時に発表した自社株買いが好感され、翌日の株価は小反発したとある。

たが、この説明はおそらく間違っていよう。ここ3ヵ月くらい、決算や業績見通しを発表した企業の、その後の株価を見ていると、
好業績→株高
悪業績→株安
というふうには全くなっていないからである。
その企業の規模、つまり外国人や機関投資家が買うような銘柄は、業績が悪くとも小幅な下げにとどまるかもしくは逆に上げるケースがほとんどだ。前にも書いたが、日本電産の永守会長が1.17日、記者会見、今期業績の大幅な下方修正を発表したことが、転機となった感があるが、こうした景気敏感株などでは業績悪が悪材料にならなくなっているのである。
22日にデンカ、24日にキヤノンが、ともに業績の下方修正を発表(ともに引け後)している。
デンカは翌23日3350△45と続伸した。キヤノンは25日、さすがに3084▼80だったが、あの悲惨な決算でこの小幅下げである。

当道場銘柄で見てみよう。
コシダカ、ネオスが、好決算発表で翌日は急伸したが、その後ほぼ一本調子に下げ続けていることは、すでに書いたとおりである。この両銘柄は25日もそろって続落となった。
これに対し、ラクト・ジャパンは4.12日(金)引け後に期待外れの決算を発表したわけだが、15日こそ小幅安したが翌日からは戻り基調に転じ、ついに25日は4610△305で、年初来高値を更新した(2分割の権利落ちが好影響を及ぼしたことも考えられるが)。

コシダカのこの下げ(25日でついに9立会日連続安)など、説明不能と言っていいくらいである。ネオスの下げについて、あれこれ解説がなされるが、どうもそういうことではないように思う。なぜなら、まったく同じようにコシダカも下げ続け、またチェンジも25日の下げで6日続落で、小型株には、こうした例が珍しくないからである。慣性の法則で、いったん下落軌道に入ったらなかなか足抜きできないかのような値動きになるわけである。

我々投資家は、こうしたことをしっかり頭に入れて、売り買いを判断する必要がある。
私は、コシダカについて、ここまで連続安したことであり、業績も考慮すると、そろそろ反発のタイミングとみて、24日、少し買ったことは書いた。その後も下げたわけだが、下げれば下げただけ転機は近いわけである。25日も、前日終値より下の値段では買い増しを進め、何とか終値の1526円より下の1523円平均で700株買った。

東京応化(推)は3625円まであって3595△65。
日経記事の自社株買いであるが、すでに書いたように、同社は自社株買いに積極姿勢を明らかにしている。決算発表に合わせての自社株買い発表が多いことからして、決算発表が要注目だ。5.15日のわけだが12月決算会社なので1Q決算となるので、ここでの自社株買い発表は確率は低そうだが、それでもゼロではないだろう。しかも為替が会社の想定を大きく上回る円安で推移しているので、好決算なり好見通しの発表が期待できよう。

日本駐車場(推)が176△3の高値引け。ついに4.02日につけた年初来高値面合わせとなった。引け新値でもある。出来高も142万株弱と3.26日以来の多さとなった。10連休突入直前のわけだが、10連休で各地の行楽地の大賑わいが伝えられることを予想しての買いが入って来た可能性があろう。いずれにせよ、長らく待たせてくれたが、ついに爆発の時が来たのかもしれない。ただ、200円とかとんでもない値段を付けた時の対処は誤まらないようにしよう。そういうすっ高値は瞬間であることがほとんどなのである。

現在NYダウは大幅安、連れて日経平均先物もかなりの下げになっている。10連休前、最後の売り場と心得ていた向きには困ったものだが、まあ運命愛で行くしかないだろう。

4.26日 0時11分記
24日の相場は幅広い銘柄が売られた。ただファストリ、武田薬品が大幅高したため、日経平均は60円(0.27%)の小幅安にとどまった。TOPIxは0.67%安。値上がり銘柄数625に対し値下がり銘柄数は1427に達した。
2部、JQ、マザーズはそろって上げたわけだが、騰落銘柄数でみると、各市場とも値上がり銘柄数・値下がり銘柄数が拮抗しており、実質的に、各市場とも横ばいとみてよかろう。

前日のNYダウは大幅高し、史上最高値にあと170ドル余にまで迫った。こうしたアメリカ株の強さに引き換え、ここ日本株の弱さが目立つわけだが、これは、日米の景気の差に起因するとみるところだろう。米中貿易摩擦にもかかわらず、アメリカ経済は底堅さを保っており、米中貿易摩擦では結局アメリカの独り勝ちという構図がはっきりしつつあり、これがヨーロッパ各国や中国、日本の株価に比べ、アメリカの株価堅調の背景にあるわけである。

ネオス、コシダカの下げが止まらない。
コシダカは24日も高寄り後1587△39までありながら安値1530円まであって終値は1536▼12。これで8日続落となる。
5日続落後ようやく小幅高したネオスも24日は小幅高した分だけ下げる894▼7。
チェンジなども3795▼55で5日続落となる。
こうした好業績銘柄が好決算後などに下げ続ける現象が散見されるわけだが、いくら何でも,そろそろ反動高の番だろうとみて、私は、コシダカ(これまでにあらかた売却済みで保有株数はごくわずか)に少し買いを入れてみた。前日比1円安の1547円で100株買いを入れたらまもなく約定、念のためと入れておいた1542円も続いて約定。ふざけるんじゃないよと、その下にもいくつか指値買いを追加で入れる。それも次々突破され、結局1535円まで、計600株も買う羽目になった(10連休を控え持ち高は増やしたくなかったのである)。言いたかったのは、底入れは近いという判断で私は有言実行したということである。
このほか東京応化(推)、テイカ(推)、協和エクシオなども元気なく下げた。これらも下げ過ぎで、問題はどこで反発するかだけだろう。

一方、インパクトは立ち合い開始まもなく急騰、3790△365まであった。ただし終値は3645△220。エムアップも2548△102まであって2528△82。2分割の落ちだったラクト・ジャパンも4305△130と上げた。GMOクラウド、ティーケーピーも異常に強い動きだ。

このように、勝ち組に組み入れられるか負け組に組み入れられるかで、運命が決まってしまい、ファンダメンタルズなどお構いなしの相場が続くわけである。

当道場銘柄は、ほとんど全部、好決算が続いている(それで株価がどうなるかはまた別問題)わけだが、24日も引け後フィックスターズが2019年9月期業績について、上半期、通期とも上方修正を発表した。PTSでは1520円まであって1485△176。もう少し早く発表してよの愚痴も出るところだが、推奨後6ヵ月を少し経過したタイミングだった。

日本駐車場開発(推)は、狭いレンジのもみ合いを延々続けているわけだが、24日は173△3と続伸、4.03日以来の高値を付けた。出来高も回復傾向にあり、4.02日につけた176円の戻り高値更新に条件が整いつつある。折しも10連休では国内旅行が2割増見込みとかいうから、同社の施設も空前の賑わいとでもなれば(そうなる前の期待でも可)、大きく跳ね上げる可能性は十分あろう。

4月24日 23時48分記
23日の相場は、小動きだった。日経平均、TOPIXとも0.2%て程度の値上がり。騰落銘柄数も値上がりが57%とかなり多かった。
JQ、マザーズ、それに2部もそろって騰落率は0.0%台のわずかな変動だった。ただ、騰落銘柄数を見ると、そろって値下がり銘柄数の方がかなり多かった。10連休対策売りが、個人投資家では五月雨的に続いているとみるところか。

ネオスは終日高く926△32まであって901△7。なお売り圧力は強く、少し上げてもすぐ売り物がわいてくるという状況は変わりないが、それでもようやく底入れの兆しが出てきたと読むべきかもしれない。まだ断定はできないが、明日以降の動きで最終判断するところ。
一方、コシダカは、この日も高寄りして大きくダレるという動きを継続、1548▼38で7連続安となった。これで高値からの下落率は15.5%になった。ネオス並みに20.5%下げると1457円となるが、さすがにそこまではなかろう。7連続安したことでもあり、さらに下があれば買ってみるのもありか。

NSWは好決算を受け22日は2408△250まであったものの終値は2195△37と大きくダレて終わり23日も2207△12と小幅高にとどまった。
やはり、ごく一部、人気化したような銘柄以外は、小型株は材料への感応度も著しく低いということだろう。
「ごく一部、人気化したような銘柄」というのは、例えば、7730マニー、3950ザ・パックなどである。実は、この2銘柄、どちらも決算はいまいちだった。理由は不明だが、小型株の場合に顕著だが、好決算が全く株高につながっていないのである。だから、何が上がるのかの見極めも困難極まりないわけである。

東京応化(推)は3575▼95と続落した。この辺で下げ止まって反騰に向かう可能性が大きいだろう。理屈の通りにくい相場なので、要注意ではあるが。
中期計画2021では
・純資産配当率(DOE)3.5%を目途とする新たな配当方針
に加え

・株主還元策として自己株式の取得についても弾力的に対処する。
とある。

つまり、今後は、株主還元の目的で、随時自社株買いを実施するという表明である。いつ、具体的発表があるかはともかく、早晩、実施されるのは確実であり、年間配当120円(前期は96円)と合わせ、長期保有でも報われる超割安株のわけである。
配当利回りは3.36%にもなり、6月中間配当(60円)もかなり迫ってきたことでもあり、配当取り・自社株買い発表期待の買いも徐々に顕在化するのを期待しよう。

4月24日 23時53分記
22日の相場は日経平均、TOPIXは小幅高だったが、騰落銘柄数的には値下がり銘柄の方が多いというよくある展開だった。2部(東芝高で指数はプラス)、JQ、マザーズも値下がり銘柄数が多く、JQは0.37%安、マザーズは1.10%安だった。
外国人投資家や機関投資家は買い(差し引きで)、個人投資家は10連休への警戒から売る(同)ことで、こういう展開になった可能性が大きそうだ。

当道場銘柄は、ラクト・ジャパンが8410△640と急騰したほか、エムアップ、カワタ、、ピックルスなどが上げた。
ネオスは894▼54と5日続落、もうはまだなりということだろうが、どこで反転するか。もはや理屈を超えて動いている段階だ。
テイカ(推)、コシダカ、日本駐車場、GMOクラウド、チェンジなども下げた。

コシダカなど、15日に1833△236と急騰・高値引けしたわけだが、その後は6日続落。それも連日、早い段階でその日の高値を付け終値はそれよりかなり安い値段で終えるという、いやな展開を繰り返している。
ここまで書いてきて、はたと気付いたことがある。
これはネオスと同じではないかということである。
ネオス=12日(金)引け後決算発表。15日(月)は1124△69、18日~22日まで5日続落。22日894▼54。下落率20.5%。
コシダカ=11日引け後決算発表。12日は1833△236、15日~22日まで6日続落。22日は1586▼13。下落率13.5%。
どちらも好決算だったことも同じで、となると、不思議に思えていたネオスの下げも、さほど驚くことはないのかもしれない。狂っているとしか言いようがないようにも思えるが、こんな動きが随所にみられるのが、今の相場なのかもしれないということだ。

東京応化(推)は高寄り後3760△80まであった(もちろん年初来高値更新)が、終値は3670▼10。順調な値動きであり、ここから一段高を目指すための小休止ととらえればいいだろう。
株価を意識した対策を中期計画では打ち出しており、その一つが純資産配当率の引き上げ(前期2.8%を3.5%に)で、このため2018年12月期の予想配当は前期の96円から一気に120円になる。これ以上に注目すべきなのが自社株買いについての方針だが、これについてはj次回に。

4月23日 0時21分記
19日の相場は、一転中小型株中心に買われ、日経平均は110円(0.50%)高、TOPIXは0.12%高だった。大型株指数が小幅マイナス(小型株指数は0.41%高)だったことで分かるように、主力株は高安まちまちだったわけだが、ファストリ、ファナックなどが大きく上げたため、日経平均のみ上げ幅が大きかったのである。
JQは0.01%安、マザーズは0.49%高。

当道場銘柄は、東京応化(推)が3705△225まであって3680△200(東証1部値上がり率22位)で、年初来高値を更新した。
5G半導体をめぐり、アップルがクアルコムと和解(現地時間16日)したことは、5Gへの対応が相当の難度を有することを、世界に知らしめた。高い技術力を有する企業にとって5Gの普及が追い風になることが明確になったとも言えよう。
東京応化はフォトレジストで世界トップ級の実力者であり、中期計画で5G・I oT&Innoationに求められる技術開発へのチャレンジを掲げているくらいで、こうした5Gをめぐる環境はプラスに働こう。
出来高は前日の83400株が294100株に急増したわけだが、半導体関連の超出遅れが、ようやく多少なりとも知られてきたということだろう。為替差益(私のラフな試算で1ドル112円の場合、経常利益段階で年間8億円弱)も見込まれ、今期(2019年12月期)業績は経常微増益予想はかなりの上振れが期待できよう。

カワタ(新四季報から発掘した妙味株)が1594△138(東証1部値上がり率7位)と急騰した。ただ、その理由がはっきりしない。
NSW(日本システムウェア、同)は引け後2019年3月期業績の上方修正と増配を発表、PTSでは2360△202。

テイカ(推)、エムアップ、協和エクシオ、エムアップなども上げた。

一方、ネオス、インパクト、コシダカ、チェンジなどは下げた。
ネオスは929円まで下げて終値は948▼16。929円で底入れしたのか、なおはっきりしない。ただ、こういうとんでもない所まで行き過ぎる相場が常態化しているからこその下げであり、大局的に見れば、早晩下げすぎ是正の動きに入るとみるのが、まともな読みだろう。

いよいよ、10連休入りが眼前に迫ってきた。
リスク回避の売りがここから増えることが予想されるわけだが、NYダウは史上最多間更新もありうる勢いであり、世界景気の見通しも、ここに来て楽観論が勢いを増しているようだ。持つリスクだけでなく持たざるリスクもあるわけで、どう対処するか頭を悩ますところだ。

極端に慎重になって持ち高を極端に減らすのは、ちょっとどうかとは言えよう。
あまり期待できなさそうな銘柄中心に、多少減らすくらいが常識的判断か。

4月21日 23時18分記
小型株に吹き荒れる逆風の勢いが止まらない。
日経平均は前日終値とほぼ同水準で始まったわけだが、徐々に軟調の度合いを強め、大引け近くには200円超の下げ幅となり、終値は188円(0.84%)安だった。ただ、実感としてはもっと大きく下げた感じのわけだが、そのからくりは、例によって、主力株が比較的しっかり(小幅安)で、小型株中心にその他銘柄のほとんどがが叩き売られる展開となったことにある。

値上がり銘柄数192に対し値下がり銘柄数は1907に達した。
これ以上に分かりやすいのは規模別指数だ。
指数大型 1487.39▼10.40 下落率0.69%
指数小型 2993.53▼55.47 下落率1.82%
日経平均に下落率1.82%をかけると405円安になる。

当道場銘柄も目を当てられないような惨状を呈していて、いちいちコメントしても切りがないわけだが、特に目立った動きだったものについてのみ書こう。

ネオスはほぼ安値引けの964▼78(東証1部値下がり率6位)と3日続落。
東証1部の値下がり率上位銘柄を見ると、かつての当道場銘柄が20位以内に4銘柄もあり驚いた。ネオス以外は
2位=パイプドHD(旧パイプドビッツ)1102▼113
5位=前田工繊 2260▼196
17位=エラン 1650▼111
ネオスを含め、これら4銘柄には共通点がある。いずれも比較的最近、好決算を発表、買われた銘柄なのである。
主力大型株は悪い決算でも売られずむしろ買われるケースも珍しくないわけだが、中小型株の場合、好決算を発表した場合、一時的に買われても結局、このように大きく売り込まれるケースが続出しているわけである。

ネオスの急落をめぐっては、掲示板ではいろいろ書かれているが、そうしたことより、むしろ、昨今の相場の流れ、物色動向の変化の方こそ重視すべきなのではないかと思う。逆に言えば、小型株にも物色の手が伸びるようになれば、一気に大きく戻す展望も開けるだろうということである。

エムアップは2502△15で始まり9時15分には2611△124まで急伸したが、11時16分には2389▼98まで急落、終値は2414▼73。
ここまで乱高下、しかも悪い方で終わると、打つ手なしというところだろう。コシダカも似た動きで朝方は1741△60まで急伸したのだが終値は1670▼11。

日亜鋼業は地合いの悪さに353△19の比較的小幅な値上がりにとどまった。それでも東証1部値上がり率5位というのだから、いかに大きく上げた銘柄が少なかったかということである。

悲惨な状況ではあるが、現在NYダウは小幅高、18日大きく下げた日経平均は反動で90円高(日経平均先物・大証夜間)となっている。19日の相場に期待しよう。

【東京応化(推)】
ここでは為替の業績への影響について簡単に書いておこう。
同社が2019年12月期業績について営業微減益予想にしたのは、為替と材料事業のコスト増のためとしている。
その想定為替レート(対ドル)だが、
2018年12月期=109.5円(期中平均) を
2019年12月期=105.0円(期中平均) に変更しているのである。
現在のレートは111.88円だから、なんと想定レートに比べ6.88円も円安に振れているわけである。かなりの為替差益が見込め(どれくらいになりそうかの分析は後日)、今期業績は営業利益段階でも増益、経常利益ではかなりの増益になろう。

4月18日 23時45分記
前稿で推奨銘柄にした東京応化工業について書く。
17日は3560△55で始まり、直後に3580円高値を付け、2.15日につけた年初来高値を更新した。その後は目標達成感も出てか3505±0まであって終値は3550△45。想定内の値動きだったと言えよう。

同社は2019年2月に「tok中期計画2021」を策定・公表している。
前回の中期計画が未達に終わったことへの反省に立った意欲的な計画である。
骨格を分かりやすくまとめると以下のようになる。

①「5G・I oT&Innoationに求められる技術開発へのチャレンジ
注=5G・I oT&Innoationとは、第5世代移動通信システム(高速・大容量、超低遅延、超多数接続)を生かしたI oT等の実用化、高速化
②成長軌道への回帰
③新たな配当方針の導入など株主還元に配慮

今回は①について説明しよう。
半導体業界では、微細化が年々進んでいるわけだが、現在最も微細化されたもので回路線幅7ナノ㍍の製品が量産されている。次世代の5ナノ㍍の製品も試作が始まり、今後さらなる微細化(3ナノ㍍)も進もう。
「5G」実用化でこうした集積度の高い半導体は、今後急速に需要が高まるのは必至で、東京応化では、3ナノ㍍にも対応できる材料の受注を目指し、生産体制を強化、研究開発も充実させる。
2019年度から21年度の3年間の設備投資額は310億円と2016年度から18年度の実績比で約4割増やす。

こうした施策により収益力を大幅に高め(②)、株主還元も積極的に行おう(③)というわけである。
②、③、および為替相場の収益への影響については、次の機会に詳述の予定。

相場の方は、相変わらず、割高な人気株をどこまでも買い上げる流れである。その一方、小型株は朝高の銘柄が大幅安で引けるとか、前日急騰(急落)した銘柄が翌日は急落(急騰)するなど、流れに乗るのが極端に難しい。

1705△6まであったコシダカは一時1641▼58まで急落。
8300△160まであったラクト・ジャパンも一時7970▼170まで急落。
3905△5まであったインパクトも一時3610▼290まで急落。
チェンジは4285△80まで上げた後4155▼50まで急落、終値は4210△5。

一方でGMOクラウドのように4515△155と年初来高値を大きく更新した銘柄もある。新四季報から発掘した妙味株も、ここ大きく上げる銘柄が続出している。カーリット、カワタなどであり、GATECNOLOGIESも復活してきた。

ネオスの急落(1042▼60)にショックを受けている方も多かろうと思い、一言。
コシダカ、ラクト・ジャパンも含め、決算発表で、無茶苦茶としか言いようのない株価の乱高下が見られる。決算は結局、どう受け止められているのか?と言いたくもなる。それだけ有象無象の技量も考え方も投資手法も違う投資家が入り乱れて、その多くが無手勝流でやっているのが、こうした値動きを生んでいるのかもしれない。いずれにせよ、それに一喜一憂していては、どうにもならない。株価がすべて(正しい)的なことを言う方がいるが、そんなことはない。行きすぎたり間違ったりするから、そこに翻弄される投資家も出れば、チャンスとうまく利用する投資家もいるわけである。
ネオスの場合、今日の下げを深刻に考える必要はあるまい。とりあえず18日の動きに注目。

日亜鋼業が引け後、2019年3月期決算の上方修正を発表。経常利益は12,5億円→15.0億円。私の予想通りになった(3.14日の稿参照)わけだが、もっと早く出してくれと言いたい。PTSでは411円まであって381△47。

4月17日 23時37分記
2019.04.16 東京応化工業
4186 東京応化工業(東証1部) 
株価 3505△5(4月16日終値)   
出来高=107500株(4月16日) (売買単位=100株)
PER=15.5倍(2020年12月期予想実質値) 
01月04日=2690円~3570円=02月15日(月日=年初来安値~年初来高値=年月日
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

2月15日に3570円の年初来高値を付けて以降、調整に入り、3.25日には3005円まで下げた。3.29日には3020▼55と終値としての安値(年初来高値以降の)を付けた。ここから反騰基調に転じ、4.01日から05日まで5連騰、04日には3535円まであった。
ところが12日には3385▼30と続落、出来高は4.04日の33.08万株が4.64万株に激減した。
それが15日は高値3550円まであって3500△115と急騰、出来高も17.82万株まで回復した。
このように、最近の値動きをよく観察すると、これは、年初来高値吸い寄せパワーが発動する嵐の前の静けさと判断できるのではないか、こういう判断のもと、ここで急遽推奨するわけである。

この銘柄が、ここで上げる要因は数多くある。
半導体関連の値動きが、結局はいいわけだが、東京応化もれっきとし半導体関連である。
フォトレジスト(半導体製造工程で使われる)の世界首位級のメーカーなのである。
例によって詳しくは後日に譲り、ここでは見出し的に簡略に。

①今期、会社は営業利益は微減益を見込む(経常利益は微増益を見込む)が、その理由は材料価格と為替相場のため。となれば・・・・
②5G、IoT関連でもある。なぜ5G関連なのか、掲示板で質問している方があったが応答なし。
③利益剰余金1209億円(有利子負債100億円を引くと1109億円)、対して時価総額は1581億円。小型株には、まれに利益剰余金が時価総額と大差ないような企業もあるが、大企業ではまずない。ちなみにファストリの利益剰余金8641億円(有利子負債5048億円を引くと3593億円)、対して時価総額は6兆5585億円。
④配当利回りは東証1部の優良企業ではトップクラスだが、6月中間配当が60円。

あまり高いところは買いたくないが、出来高はそれなりに多い銘柄なので、大丈夫か。年初来高値3570円更新でも利益が出ないような水準では様子見がいいかもしれない。

16日の相場は、また元に戻って、日経平均採用銘柄ばかり買われ、小型株は、いたずらに乱高下(前日大幅高した銘柄の多くは反落、逆に前日大きく下げた銘柄には猛反発するものの多かった)してやりにくい。
そうした中、ずっと堅調でじり高を続ける銘柄に協和エクシオ(16日は3125△5と4連騰)がある。
こうした相場の状況も踏まえての東京応化である。出来高(やや東応化が少ないが)、外国人持ち株比率、投信持ち株比率を比べると、かなり似通っている。
そのうえ、奇しくも両社とも5G関連である。

4月16日 21時11分記

追記=インパクトHDの増し担保規制の解除(17日から)が東証から発表された。

(株)メディアフラッグ 6067  2019/04/17 信用取引による新規の売付け及び買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする。
規制した時はメディアフラッグだったとはいえ、この表記はないだろう。(23時35分記)
12日のアメリカ株の大幅高(JPモルガンの好決算、3月の輸入物価指数もアメリカ経済の堅調さを示すものだった)を受けて、15日の相場は大幅高となった。日経平均は299円(1.37%)高、TOPIXも1.40%高だった。値上がり銘柄数1910(値下がり銘柄数190)と、ほぼ全面高だったわけだが、規模別では大型より中型、中型より小型の値上がり率が大きかった。
JQは0.44%高、マザーズは1.64%高だった。

個別銘柄を見ると、相変わらず激しい値動きだった。
12日に急騰したコシダカは、一転1703▼130と急落。同じくチェンジも4100▼135と大幅反落した。
決算がらみではラクトジャパンが7550▼380まで売られたのだが、後場の入ってから盛り返し一時は8000△70まであって7880▼50。
当道場銘柄ではない(昔取り上げたことはある)が、期待外れの決算を発表した2379ディップは1621▼351と暴落した。同じく、4.05日引け後、まずまずの決算を発表した6086シンメンテはその後4日続落したが15日は前日に続く上げで2411△173と急伸した。
ネオス(当欄では好決算と強調した)は1035▼20と安寄りしたわけだが、すぐに盛り返し、後場後半からはじりじり上げ幅を拡大、結局1124△69の高値引け。

テイカ(推)は2573△102と急反発した。いくら何でも売られ過ぎということが意識されたのだろう。仕切り直しで、08日につけた2748円更新に向けて再始動だろう。

インパクトは安くなる場面もあったのだが、4060△300まであって4000△240。ここからどうなるのかなど、だれも確信をもって言えないだろう。前にも書いたことだが、もうこの銘柄は当欄としては勝利確定なのであり、あとは、各自、リスクを頭にしっかり入れたうえで、対処方針を決められればいいのである。
エムアップも乱高下の末2484△50。この銘柄も動きが激しすぎて対応が難しいことを思い知らされる。

ネオスの出来高は117万株余で12日の3倍弱に急増した。日証金の取り組みも、ここずっと1倍割れが続くといういい状態だ。難しいところだが、やや楽観的にみれば、決算を控えもみ合っていたのが、決算で商いを伴って大きく上っ放れたわけで、ここからおいしいところとみるところか。もちろん、安全策をとって、ここである程度売っておくのもありだろうが。

テイカは、値上げ+生産能力大幅増強・増産のわけだから、今後の業績の急向上は確定的なわけである。新興国を中心に日焼け止め用微粒子酸化チタンの需要は拡大の一途だ。今どき「世界需給逼迫」(四季報)などという物質(製品)は、めったにない。その世界シェア6割という圧倒的地位にあるのがテイカなのだから、年初来高値更新はおろか、3000円挑戦があってもおかしくない。

4月15日 23時23分記
12日の相場は、日経平均だけが大幅高、TOPIXも単純平均も下げた。のみならず、2部、JQ、マザーズもすべて下げた。
日経平均は続伸21870.56△159.18で年初来高値を更新した。
あまりの空々しさに、日経新聞も、日経平均の高値更新に「高揚感は乏しく」という記事を掲載した(せざるを得なかった)くらいだ。
何せ同じ東証1部でもTOPIXは2週間ぶりの安値で引けたのである。4.08日~12日の5日間で日経平均は73円上げたが、TOPIXは15ポイント下げた。この間の5日のうちで騰落銘柄数で上げた銘柄の方が多かった日は1日もない。毎日1200以上の銘柄が下げ、上げた銘柄は814以下の日が続いた。
JQ、マザーズもこの間、値下がりとなった。2部も、東芝に11日、悪材料が出たことで同社株が急落、JQ、マザーズの仲間入りする羽目になった。

NT倍率(TOPIXに対する日経平均の倍率)は13.62倍となったわけだが、これは27年ぶりの高水準である。10倍程度の時も珍しくなかったことを思えば、いかに高倍率になったか分かろうというものである。
いつまで、こういう状況が続くのか、中小型株の不人気も続くのか、この辺が分かるといいのだが、なんとも判断がつきかねる。
とりあえずは、こういう現状をしっかり頭に入れたうえで、相場が今後、どう動いていこうとしているかを注視するしかない。

12日のNYダウは26412.30△269.25で、こちらは昨年10.03日に付けた史上最高値にあと約416ドルに迫った。
こういうNYダウ大幅高、日経平均先物大幅高(209円高となっている)の場合、えてして小型株には逆風になりがちなことは注意したいが、それでも、ここ日経平均の独歩高が際立ちすぎていることもあり、小型株も、それなりに上げるとみるところか。

12日の相場を簡単に振り返っておこう。
好材料が出たファストリ、ソフトバンクGが、ともに大幅高したことで、日経平均だけは大幅高したが、全市場とも値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回る低調な相場だった。

当道場銘柄は、まちまちだった。
コシダカが1833△236と急騰したほか、チェンジも4235△120と前日に続き大幅高となった。チェンジは、これで戻り高値更新となり、次は1・25日につけた4665円の年初来高値がターゲットになる。日本駐車場(推)、ネオス(前稿、前々稿参照)、協和エクシオなども上げた。
フィックスターズ(推)、エムアップ、オーケストラなどは下げた。

テイカ(推)は小動きで終値は2471▼2。インパクトは例によって乱高下の末、3760△10。
両銘柄とも、ここ大きく下げたわけだが、ようやく投げ売り的な売りは一巡した感がある。月曜以降に期待しよう。
テイカの場合、日焼け止めのイメージが強く、それはそれでいいのだが、一つ指摘しておきたいことがある。(私もこういうことは詳しくないのでやや怪しいことは了解願って書くが)女性の場合、日焼け止めは単独で塗る場合もあるが、ある種の化粧品の中に含まれていることが多く、この場合、日焼け止めを別に塗らないわけだが、それでも実質的に日焼け止めは使われ、テイカの売り上げにも寄与するのである。新興国のこれまで化粧品などほとんど使わなかった女性が化粧をするようになるだけで、テイカの売り上げ増という構図のわけである。
近年、資生堂を筆頭に日本製化粧品の人気がインバウンドを含め盛り上がっているわけだが、資生堂とテイカのこの5年くらいの売り上げ推移を比べてみると面白い。両社の売り上げの伸びはほとんど同じなのである。
資生堂=8503億円→予12700億円(2016年12月期→2020年12月期予想) 伸び率49.4%
テイカ = 366億円→予 567億円(2016年 3月期→2020年3月期予想) 伸び率54.9% 
というわけで、テイカの評価がいかに不当に低すぎるかということが分かるのである。大幅反発が期待できるとみる。

4月14日 22時25分記