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ネオスは12日に決算を発表したわけだが、これを掲載した13日の日経新聞の数字をめぐって、掲示板がにぎわっている。
投資家にとっては、看過できない問題をはらんでいるので、問題点を整理しておこう。

以下は、決算数字を示す。

        売り上げ        営業利益       経常利益
会社  89.02億円~100.00億円   5.04億円~8.00億円    (非公表)
日経      90.0億円        (欄なし)      5.00億円 

日経の数字をめぐって、掲示板では、日経の独自予想かという疑問も呈されたが、そうではあるまいの見方に落ち着いたようだ。 
そして、大勢は会社のレンジ形式の予想数字の下限を使ったのだろうという見方のようだ。
まあ、それは大過ないと言えば言えよう(しかし売り上げが89億円でなく90億円なのは解せない)が、事は、そう簡単に済まされるほど、単純ではない。

①会社が不確定要素が多いことを理由にレンジ形式による予想開示を採用しているのに、これを無視して、日経がレンジの下限の数字を、何の注釈等もつけず掲載するのが許されるのか。
前期比微増益の冴えない決算とみられ、株価にマイナスの影響を生む懸念がある。
逆に上限の数字を掲載したらどうなるか。この場合驚異的増益になるので、株価には大きな好影響が及ぶ可能性が大である。
いずれにせよ、1新聞社が、こういう勝手な掲載の仕方をすることが許されていいわけがなかろう。

②私が作成した上の表で分かるように、日経の決算欄には「営業利益」の欄がない。だから、今回のネオスのように、営業利益のみ示し経常利益は公表しない場合、困ったことになるわけである。
しかしだからと言って、会社(ネオス)側が営業利益として発表している数字を勝手に経常利益欄に使っていいわけがない。さらに言えば、この日経に掲載の5.00億円というのは、会社発表の営業利益の下限である5.04億円をもとに日経が算出した経常利益である可能性もゼロではないわけである。
要するに、何の注釈もつけず、あのような数字を、ああした体裁で掲載するのは、無責任としか言いようがないのである。
注=ネオスの場合、経常利益は営業利益と比べ、2019年2月期実績で0.23億円少ない。四季報の2020年2月期予想では同0.5億円少ない。だからもし日経が会社発表の営業利益として下限の5.04億円を採用、これをもとに経常利益を算出しようというのなら、5.04億円から0.2億円ないし0.3億円程度を減じ4.7億円~4.8億円とするのが普通だろう。

ともかく、ネオスは好決算、日経数字などに幻惑されず、月曜に期待しよう。

4月13日 20時29分記
   
前日のコシダカに続き、12日はネオスが好決算を発表した。
ラクト・ジャパンも12日、引け後、決算を発表(2019年11月期第1四半期)したが、こちらは減益(通期予想は据え置き)だったわけだが、特殊事情もあり、そう悲観する内容ではないのだが、とりあえずは・・・。

コシダカとネオスの決算について簡単に書くとしよう。
コシダカは買い気配から1715△118で始まったわけだが、なんと高値引けの1833△236(東証1部値上がり率2位)で終えた。
稼ぎ頭のカーブス事業は、会員数は微減となったが利益は激増した。これまで払ってきた巨額のロイヤルティ負担がなくなった効果が絶大だったということだろう。今後は「メンズカーブス」事業に期待するところだろう。
また東南アジアで展開するカラオケの海外事業も今後大きな伸びが期待できそうだ。

ネオスは12日引け後2019年2月期決算を発表した。経常利益は4.81億円で、会社計画の4.70億円を上回り、四季報予想の5.20億円を下回ったわけだが、これは問題にするようなことではないだろう。要するに、売り上げは予想を大きく上回ったが、あまりの繁忙に対応するための経費もかさんだことが、こういう数字になったのではないかと私はみる。いずれにせよ明るい未来を期待させる数字なのである。
重要なのは今期(2020年2月期)の予想数字である。
会社は不確定要素が多いことを理由にレンジ形式による予想開示を採用、以下の数字を発表した。した。
売上高=8,902百万円~10,000百万円
営業利益=504百万円~800百万円
売上高8,902百万円、営業利益の504百万円は、ともに前期実績である。
その心は、何があっても、この程度は行く。つまり減益にはならない。そして秘かに思うのは売上高10,000百万円、営業利益800百万円。こうなれば大増収、大増益である。
詳しくは日曜に書くが、ソリューション事業、デバイス事業ともに絶好調で、今後の高成長は約束されたようなものだろう。
PTSでは1073△18だが、もう少し同社の将来性が知られるようになれば、コシダカ並みに急騰して当然だろう。

4月12日 23時39分記
この半年、1年くらいのことだが、物色動向、というより主力株か小型株かの流れは、いったんこうとなると、それがしばらく続くことが多い。
今回の場合、大まかに言って
3.19日~3.28日=小型株優位
3.29日~4.11日=主力株優位(継続中)
となる。
11日も主力株優位の展開で、例によって、東証1部は値上がり銘柄数が814に対し値下がり銘柄数が1222に達したにも関わらず、日経平均は24円(0.11%)高だった。TOPIXは0.07%安。
JQも値上がり銘柄数が222に対し値下がり銘柄数が338に達したにも関わらず、日経JQ平均は0.04%高だった。
両市場とも多くの銘柄が売られたにもかかわらず主力株に値上がりするものが多く、それがこうした結果を生んだと言えよう。
いずれにせよ、東証2部、マザーズを含めた全市場とも、値下がり銘柄数の方が多かったのである。

物色意欲が乏しい中、動きの悪い銘柄には、見切り売り的な売りがかさんで、大きく値下がりするものが目立った。
当道場銘柄では、テイカ(推)が2473▼88と大幅続落となった。どうしても行き過ぎて売られるというのが今の流れだ。
インパクトも高いところもあったのだが結局3750▼315の安値引け。
コシダカ、GMOクラウド、ネオスなども下げた。

一方、行き過ぎて売られたものには大きく戻すものもあった。
ラクト・ジャパンである。4.01日の高値9230円から09日には7650円まで下げたわけだが、11日は8070△360。格別理由もなく、このように大きく売られるという良い例だったわけだが、ようやく戻した。
またチェンジはSBI証券が新規に投資判断を「買い」(目標株価4850円)としたことなどもあってか、4115△155と急伸した(東証1部値上がり率19位)。
エムアップは乱高下の末2641△23と4日ぶりに反発した。1

コシダカが引け後、2019年8月期の2月中間決算を発表した。前年同期に比べ営業利益は35.2%、経常利益は29.3%の大幅増益だった。経常利益は会社計画の43.3億円に対し49.92億円と大きく上回った。通期予想は経常13.4%増益を見込み変更しなかったが、上方修正は必至だろう。PTSでは1680△83(出来高3000株)。

現在NYダウは小幅高、日経平均先物・大証夜間は横ばい圏の推移。
この辺で終えれば、12日は小型株向きの流れになる可能性大だろう。ここ下げすぎたテイカ、インパクトなどの反発を期待しよう。

4月11日 23時58分記
4.08日から小型株への逆風が強まっていたわけだが、10日も強い逆風が吹いた。
各市場の指数等を見ても分からないが、騰落銘柄数を見ると実相が見えてくる。
東証1部=+485、-1572
東証2部=+149、-240
JQ    =+239、-337
マザーズ=+145、-123

マザーズはバイオ関連や上場間もない銘柄が人気になっているという事情がある。
そのマザーズを除くと、各市場とも、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数数を大幅に上回っている。中でも東証1部は圧倒的に値下り銘柄数が多かったわけだが、その割に日経平均の下落率(0.53%)は小さかった。前日のソニーに代わって、10日はソフトバンクG、ファストリのトリオがそろい踏みとなったことが大きい。

いずれにせよ、そういう状況下、小型株がちょっとした売りに大きく値を崩すというケースが多発したわけである。
東証1部の売買代金は1兆6828億円、売買高は9億8530万株だった。活況の目安として、それぞれ2兆円、20億株が言われるが、現状は、そういうレベルには程遠いわけだが、それにしても売買高の9億8530万株というのは、とんでもなく少ないのではないか。通常薄商いとなる月曜の4.08日でさえ10億0574万株だったのである。

当道場銘柄は、大半が値下がりした。
インパクトは4530△130まであったのだが終値は4065▼335。インパクトについては後述。
テイカ(推)は2561▼111(4.15%)と急落した。ただ、マニー、ザ・パックなどもそれぞれ3.05%、4.75%下げており、そういう相場だったというしかなさそうだ。いずれにせよ、行き過ぎは明らかで、早晩大きく戻すとみて対処。
ネオス、エムアップなども大きく下げた。ラクト・ジャパン、オーケストラ、レシップ、フィックスターズ(推)は、小幅安だった。

GMOクラウドは4480△70と連日の年初来高値更新。ピックルスも前日引け後、好決算を発表したことを受け2262△72と6連騰。
日本駐車場(推)は172△2と高値引け。相変わらず、上に行くのか下に行くのか判定不能の動きが続く。こうまで粘るところを見ると、やはり10連休人気波及とか何かで急伸という展開があるのかもしれない。

【インパクトのインド事業はコーヒーチェーンかコンビニか?】
株安のなせる業か、掲示板では
>コンビニだと四季報経由で期待していたけどコーヒーショップとは…
四季報の失態だろうw
などというコメントさえある。しかも、これに対する返信コメントはない。まあ株の掲示板ではこういうのが普通なわけだが。
分かり切ったことだろうと思いつつ、やむなく小生自らインパクトに電話。IR担当の方に四季報の記事内容をお読みかと確認(当然ながら読んでおられた)のうえ、コーヒーチェーンをおやりになるのかコンビニをおやりになるのかと、単刀直入にお聞きした。
マルチ・リテールという言葉を使われたようだが、念のためコンビニでいいんですねという質問に「はい」ということだった。

そもそもCafé Coffee Day(カフェ・コーヒー・デイ)というのは、インド最大のコーヒーチェーンで、200の都市や町で1480店舗を展開するガリバーで2位のバリスタは169店舗、スターバックスは71店舗に過ぎない(2014年)。そういうところが日本企業と組んで、コーヒーチェーンをやる必要などないわけである。
CDEL社(Café Coffee Dayの親会社)等と契約したわけだが、CDEL社はテクノパーク事業、物流事業、投資金融業、ホテル事業など多角的に事業展開する上場企業である。

4月10日23時59分記
09日の相場は、珍しくもないが、多くの銘柄が値下がりする中、日経平均だけはプラスというものだった。
これはソニーが9.26%の急騰(サード・ポイントがソニー株を買い増して、同社に改革を求めようとしていると8日、ロイターが伝えたことが原因)したことが大きく影響、また大型株に値上がりするものが多かったこともある。TOPIXも0.09%の小幅安だった。
ただ、中小型株の多くは値下がりしたわけである。
JQは0.25%の値下がり、マザーズは0.33%の値上がりだった。

当道場銘柄は、大半の銘柄が値下がりした。
インパクト4400▼200、テイカ(推)2672▼35のほか、コシダカ、エムアップ、ラクト・ジャパン、チェンジ、オーケストラなども下げた。
わずかに、レシップ、ネオス、GMOクラウドが上げた。
レシップは828△39と年初来高値更新。財務省が紙幣を2024年に維新すると発表したことが好感されたものか。

ネオスの決算(12日発表)がどうなりそうか、いろいろ調べたのだが、結論としては、「良さそうだ」なのだが、現在、NYダウ安、日経平均先物大幅安となっていて、決算にかかわらず、厳しい展開も予想されるので、その辺も念頭に置いて、以下を読まれたい。

ネオスの2019年2月期決算予想は
1回目=売上64億円 経常利益0.4億円
2回目=売上72億円 経常利益4.0億円
3回目=売上84億円 経常利益4.7億円
というように、大幅に上方修正されている。3回目の発表は1.11日。
このように大きく変更された理由は、ひとえに昨年3月に子会社化したジェネシスが大躍進しているためである。
四季報は売り上げ85億円、経常利益5.2億円予想だが、この程度は達成しそうな雰囲気だ。本決算なので、問題は2020年2月期の予想数字を、どう出してくるかだ。
実はジェネシスは、四季報発売直後の3.19日に、深圳工場の大幅拡張を発表している。受注の大幅増加に対応するためである。ネオスの決算はジェネシスの売り上げ・利益がどうなるか次第のわけだが、深圳工場大拡張からすれば、かなりの増益は期待してよかろう。
とは言え、好決算でも売られることが多々あるわけで、持ち株をどうするかは、また別の視点も加味して判断する必要がある。

4月09日 23時55分記
8日の相場は主力株中心に下げた。日経平均は46円(0.21%)安、TOPIXは0.35%安だった。騰落銘柄数的には値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の2倍強に達し、多くの銘柄が下げた。
JQは0.05%高、マザーズは1.62%高で、小型株は堅調だったことが分かる。

当道場銘柄は、まちまちだった。
なんと言ってもまずはインパクト。
買い気配から4970△350と高寄り、直後に5150△530をつけ、あっさり3.28日につけた5000円高値を更新。後場も4995円と前場終値の4940円を上回って始まったのだが、その後4110▼510まで急落。引けにかけては大きく戻し、プラス圏に浮上する場面もあって終値は4600▼20。まさに滅多にないような激しい乱高下だったわけである。
いろいろ材料もあったわけだが、この辺の説明は大変なので、各自、HP、あるいは掲示板等でチェックされたい。
先行きは読みにくい。6000円とかそれ以上も十分ありうると思うが、その一方、5000円をつけてから大きく調整した時のようなこともありえよう。リスクも頭に入れたうえで適切に行動を、とでも言うしかない。

その他の銘柄も、かなり荒らっぽい値動きをしたものが多い。
エムアップは2727▼241と急落。一方、GMOクラウドは4390△290で年初来高値更新。
協和エクシオ、コシダカ、ネオス、オーケストラなども上げた。
テイカ(推)、日本駐車場(推)、フィックスターズ(推)、チェンジなどは下げた。チェンジなどは4135△135までありながら終値は3985▼15。テイカ、フィックスターズなども、かなり高いところがあっての下げだった。そういう地合いだったわけである。

ラクト・ジャパンは7690▼70まで下げる場面があったが前立会日の安値7680円は割り込まず、終値7780△20で5日ぶりの上げとなった。ようやく、これで底入れから猛反発とみたいところだが、なお予断を許さない。ただ、基本的には、戻り基調に復帰するのは時間の問題であり、ここから大きな下げはほぼないとみる。

ネオスは1069△27と続伸した。着実に上げている感じで、多くの銘柄が崩れる中で堅実さが際立った。材料も豊富であり、期待できそうだ。

テイカは2707▼20と4日ぶりに反落したわけだが、ちょうどよい休養であろう。日焼け止めへの関心が世界的に高まり、連れて同社の微粒子酸化チタンの需要も大きく伸びている。主に新興国で需要が伸びているわけだが、生活水準の向上につれて、一段と需要は伸びよう。加えて日本でも、近年は太陽光線の害がたびたび取り上げられるようになっている。子供も、男性も、老人も日焼け止めを使う時代になりつつある。「肌の老化 8割が太陽光線」というのは3.16日付け日経朝刊「カラダづくり」という記事の見出しである。雨の日でも日焼け止め、(日焼け止めを)「多くの人は適量の半分程度しか塗れていない。」という。適量塗ってくれれば需要は倍増することになる。ちなみに顔全面に塗る場合、適量は500円玉を超えるくらいの量だという。確かに10円玉くらいしか塗らないのが普通だろう。というわけで、日焼けの季節到来でもありテイカの相場はこれからだ。

4月09日 0時36分記
05日の相場は各市場とも小幅高だった。日経平均、TOPIXはともに0.3%台の値上がり。JQは0.54%高、マザーズは0.67%高だった。
米中貿易交渉の合意が近いとみる観測が強まる中、NYダウが続伸、史上最高値をうかがう位置にまで来ていること、為替が円安になっていることも支援材料だ。
このところ、世界の株価は半導体との連動を強めている感がある。マルマエ(かなり前に取り上げたことがある)は999△139(東証1部値上がり率2位)と急伸したが、実は3.29日発表の中間決算で2019年8月期通期決算の下方修正を発表している。これを受けての4.01日は39円安で寄り付き終値は708△29。そして以降01日を含め5連騰しているわけである。
最近は景気敏感株に、こうした値動きをするものが多い。その嚆矢が日本電産だったとも言えよう。
そういうわけで、現在の株高は、そうした来期以降の業績回復を買う相場という色合いを強めているのかもしれない。
こういう視点も頭に入れて、今後の相場展開を見、また銘柄選びにも生かしていく必要がありそうだ。 

当道場銘柄は好調を維持、値上がりするものが多かった。
テイカ(推)は2732円まであって2727△46と3連騰。年初来高値更新こそならなかったが、引け新値。きれいなチャートでじりじり上げており、今後もこの流れが続きそうだ。

インパクトは4620△235の高値引け。5000円高値から3775円への急落で、肝を冷やした方も多かろうが、上げれば強気、下げれば弱気では、しようがない。あらゆる可能性を考えつつも、どの可能性が最も大きいかを常に考えることが重要だ。
>PER25倍なら、どこからもそう文句は出ないだろう。
243.9(円)×25(倍)≒6098(円)
243.9(円)×30(倍)≒7318(円)  (3.28日付け)と書いたことがあるが、夢物語視されかかった(であろう)6098円がよみがえるかもしれない。

エムアップは年初来高値を更新する3035円まであって2968△30。日々の値動きの振幅が大きいが、昨年9月につけた3225円更新の可能性が十分ありそうという見方に変更ない。ただし、どう売るかは各自の裁量で。

ネオスは、株価の頭を押さえていたと思われる新株予約権の行使が05日で完了した。そしてここに来てポケトークがらみのいいニュースが続いている。京成線全駅に3.28日に導入と京成電鉄が発表(4.04日)。ポケトークはソースネクストの発売だが、全量製造しているのがネオス子会社のジェネシスのわけである。総務省国際戦略局が2018年11.14日に「多言語音声翻訳の社会展開に向けて」という文章を発表している。その中に「イリー、ポケトークといった翻訳専用端末の市販(主にBtoC)も進展」とあるわけだが、その後急速に販売台数を増やしているわけである。
なお2019年2月期決算の発表が12日。それまでに大きく上げる場面があれば、決算はまたがないという選択もあろう。

日本駐車場(推)は、連続安の後はこの株らしく172△2と反発。相変わらずの動きだが、なおどこかで噴火の希望を抱かせてくれる。株価を見ながら判断していくしかないだろう。フィックスターズ(推)も1351△33と反発。

ラクト・ジャパンは8130△270まであったのだが、その後7680▼180まで下げ終値は7760▼100で4日続落。理解不能の下げだが、インサイダー的悪材料でもあるのでない限り、これは下げ過ぎで、どこかで猛反発とみるところだが、とりあえずは静観、戻りを待つところか。(この3行のみ23時23分記)

【テイカの酸化チタン値上げについて】
テイカは2018年7月に
酸化チタン 1㎏当たり5円の値上げ 8.01日納入分より
と発表している。
ところが、これに加え2019年1月に
機能性製品(、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、マイカ及び表面処理製品) プラス10% 2.01日納入分より
も発表している。

四季報は、微粒子酸化チタンについて書いた後、別文で「期末にかけ(中略)値上げ効果発現。20年3月期は値上げ効果通期寄与。」と書いている。
四季報の真意はともかく、現実としては
酸化チタンの値上げ=2018年8月~
よって2019年3月期は8ヵ月分寄与、2020年3月期は通期寄与。
微粒子酸化チタン等の値上げ=2019年2月~
よって2019年3月期は2ヵ月分寄与、2020年3月期は通期寄与。
ということになる。
2019年3月期は中間期が前年同期比微減益で終わり、通期6.4%の増益を見込むわけだが、上記のように酸化チタンの値上げが下半期フル寄与、微粒子酸化チタン等の値上げも2ヵ月分寄与するわけで、この計画の達成は容易だろう。
そして注目すべき2020年3月期は酸化チタン、微粒子酸化チタン等ともに、値上げフル寄与となるのだから、大幅増益は必至だろう。四季報は経常利益を71.0億円(2019年3月期予想は65.0億円)と見込むが、需要急増もあるのだから、こんなものでは収まらないとみる。大増益期待を背景に、株価は大きく居所を変えるとみる。

05日のNYダウは26425△40と3連騰。NYダウの史上最高値は2018年10.03日の26828.39ドル(終値)。(なお場中は同日の26951.81ドル。)
これを上回るようになると、世界の市場の雰囲気もまたかなり変わる可能性がある。
日本は10連休を控えており、これへの警戒がそう遠くないうちに強まる可能性もある。それまでにひと稼ぎという動きも当然予想される。そういうことを全部頭に入れての攻防が08日以降続くわけである。
とりあえず05日のNYダウ小幅高、CME日経平均先物も52円高で、中小型株には、ほどよい状況だ。08日、当道場銘柄の乱舞を期待しよう。

4月07日 23時48分記


あまりのハチャメチャな相場に、言葉を失いそうだ。
そういう相場なので、それなりの覚悟でやらないといけないわけで、現物だからなどと、ダメな銘柄に固執して握りしめているとか、少々下がろうと長期投資だからとやせ我慢していると、悲惨なことになりかねない。

少なくとも、投資成果を挙げたいと考えるなら、相場の流れを読み、それに合わせた対応を常に心がけたいものである。
そのためには、推奨銘柄を参考にしていただきたいわけである。いろいろおかしなことをおっしゃる方が、永遠のように、あとを絶たないので、あえてここでまた書いておきたいことがある。
それは、当ブログは、私が最もいいと思う銘柄を最もいいと考えるタイミングで公表している。だから、原則として、それをすぐに買っていただきたいわけである(買い方等は「株道場」活用法(「カテゴリ」欄にある)参照)。
そのあとについては知らないというつもりは全くないが、ここで売るようにといったことは書かないし書けないということは、重々ご承知おき願いたい。
また、日々のブログで、推奨銘柄等について、コメントしているわけだが、それは、あくまで、その時々のタイムリーな見解を載せているに過ぎない。そこで強気を書いてあるからといって、買いを勧めているのでは決してないし、売るなと言っているわけでもない。売る時期などは、瞬間に決めるようなところがあって、夜にしか書かないブログで適確に指示などしようもないし、もし可能でも、それを知って読者からいっせいに売りを出されたら「合成の誤謬」ではないが、とんでもないことになる。
いずれにせよ、そういうわけで、売り時期は読者諸氏が各自、ご自身で、自身の性格、資金の性格等も加味して、判断されたい。
よく、鎌倉雄介は売り逃げたとか、私の売りで下げている的な、私の売買を見てきたかのような戯れ言を書いている方を見受けることがあるが、そういう根拠のないことを口にするのはやめよう。私は、かなりの株数を数回に分けて買い、売るのは、かなりの期間にわたり細かく売っていくのが通例である。だから「まだ…株持ってますか?」などと聞かれても5万株あったのが、今300株保有の時もあれば今4万株保有の時もありる。だからそういう質問は、いやがらせなのかもしれないが、愚問なのである。

さて相場である。かなり上げる場面があったのに終値では大幅安という銘柄が続出した。高値→終値の形で示そう。
4150△73→3995▼80(チェンジ)
812△44→750▼18(博展)
1393△22→1318▼53(フィックスターズ(推))
1071△8→1017▼46(ネオス)
934△8→909▼17(オーケストラ)
今の地合いのなせる業であって、個別の銘柄に何かあったわけではないので、深刻に考える必要はなかろう。
ラクトジャパンは7860▼150の安値引け。読みというか期待は外れたわけだが、いくら何でもそろそろ反発のはずだが・・・・
日本駐車場(推)も170▼3と続落。出来高も減ったしと弱気になると上げるのがこの株だが。

このほかの銘柄は、多くが上げた。
エムアップは3010△263(年初来高値更新)まであって2938△191(東証1部値上がり率10位)。
>前稿で挙げたエムアップは2900△119と急伸した。日証金の貸借倍率は0.09倍と極端な低倍率になっている。逆日歩0.10円もついている。昨年9月につけた3225円更新もあながちなくはないかもしれない雰囲気だ。(3.26日付け)
04日の貸借倍率は0.04倍。3225円が見えてきたのかもしれない。しかし堅実が好きな方は下車するのもありだ。私は〇100株のうち100株を2977円で売った。〇千株保有。
私が早々に売ってしまったピックルスが2045△56、同じくカワタも1424△17と、取り上げて以降の高値に。協和エクシオ、コシダカも上げた。

インパクトは激しい乱高下。安寄り後すぐに4165▼160まで急落、その後4635△310まで急騰(ここは少し売っておきたかった!)、終値は4385△60。こういう銘柄をいつ売ったらいいかなど、言いようがないのは誰にも分かることである。

テイカ(推)は終始堅調で2681△32。終値としては推奨後の高値である。日証金の貸借倍率も前日の0.71倍が0.03倍に。しっかり調べてさえくれれば、こんな安値にいる銘柄ではなかろうに。
値上げについて書く予定だったのだが、肩痛発症もあり、後日回しに。
その代わりと言っては何だが、ペロブスカイト太陽電池(どういうものかは各自調べられた)について簡単に。ご存知の方もあろうが、これは日本発の太陽電池で、今、東芝などによって開発が進展、実用化も近いと言われている。これに酸化チタンが使われるわけで、3.08日の大商いは、これが材料だったのかもしれないが未確認。いずれにせよ、ほとんど、その後、これで盛り上がることなく、新四季報相場になったとみていいだろう。
となると、いずれはペロブスカイト太陽電池関連として、テイカが人気化する可能性があろう。

4月04日 23時58分記
2019.04.03 テイカ
4027 テイカ(東証1部) 
株価 2551▼51(3月29日終値)   
出来高=19400株(3月29日) (売買単位=100株)
PER=12.1倍(2020年3月期予想実質値) 
01月04日=1478円~2645円=03月27日(月日=年初来安値~年初来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

3.31日(日)付けの記事の中で推奨銘柄として取り上げている。このため株価等は3.29日(金)の数字を記載している。

テイカは酸化チタンメーカー(ほかに界面活性剤等も生産)である。
酸化チタンメーカーとしては、石原産業、堺化学に次ぐ第3位メーカー(第4位が恐らくチタン工業)だが、売り上げに対する利益率ではダントツである。その理由は酸化チタンでも微粒子酸化チタンを主力とし、その中でも日焼け止め化粧品分野で世界首位(シェア約6割)という地歩を築いているためであろう。

しかし、これだけなら、格別、今この銘柄をどうこう言うほどのことではない。調べれば簡単に分かる既知のことなのだから。
今、私がここで同社株を取り上げるのは、日焼け止め化粧品用の微粒子酸化チタンの需要が高まっていて、需給がひっ迫しているという状況からである。同社は、ここ急速に生産拡大に動いているが、併せて原料高に対応して製品価格の値上げも行った。

実は、この原稿を書きながら、情報の再確認を行っているわけだが、そうしたら、さらに驚くべきことが分かった。掲示板等を見ても分かるように、これらのことは東証適時情報開示で発表されることではないので、ほとんどの投資家は知らないことであろう。

①微粒子酸化チタンの増産
新四季報に「日焼け止め用微粒子酸化チタンの世界的需給逼迫に呼応、熊山工場を3割弱能力増強。」とある。
この材料は新四季報発売(3.15日)で、ある程度織り込まれたとみていいだろう。
ところが、この後、19日に、同社は岡山工場内に工場を増設すると発表した。
実は、私は四季報を読んでいて、上記の四季報記事に着目、テイカを推奨銘柄にと考えていた(これについては3.29日付けで書いた)わけで、直後にこの発表に驚き、またこれはさらに自信を持って行けるなと考えた。
その時、ふと脳裏をよぎった疑問がある。
四季報に「熊山工場」、会社発表に「岡山工場」。
四季報では【工場】大阪、岡山
とあるだけで、「熊山」など、出てこない。よもや編集部が岡山を熊山と誤記? いや、いくら何でもそれはないだろう。
それで調べたら、熊山工場、ありました。岡山県赤磐市小瀬木50番地1 。なんで熊山なのか、そこまでは調べなかったが、ともかく岡山工場のほかに、紛らわしいことに岡山に熊山工場が存在したのである。

A 熊山工場の能力増強=2017年1月発表、1000t/年増強で生産能力2600t→3600tに。
2021年、約20億円の売り上げ増見込み(会社発表)。
注=この会社発表で計算すると「3割弱能力増強」ではなく4割弱(38.5%)増強。

B 岡山工場内に工場増設=2019年3月発表、1600t/年増強で生産能力3600t→5200tに。
2023年度で35億円~40億円の売り上げ増見込み(同)。

要するに、熊山工場の能力増強が完了したと思ったら、すぐに岡山工場に工場を増設、熊山工場増強の1.6倍規模で増産するというのである。
いかに、世界的に化粧品用途の微粒子酸化チタン需要が伸びているかということである。
実は、需要増に応える増産に加え、同社には別の野望がある。
それは現在6割にまで達した世界シェアのさらなる拡大である。今調べるのが面倒なので、詳細は書けないが、何年か前、同社の世界シェアは5割くらいだった。それが現在6割。次なる照準は7割か。
いずれにせよ、需要は世界的に大きく伸びている。その需要を取り込むだけでなく、シェアも拡大させる、値上げもする。こういうわけだから、テイカの売り上げ・利益は今後うなぎ上りに増大するのは必至のわけである。

マニーとの比較で超割安としたが、上記のようなテイカを取り巻く環境も考慮すると、今後の成長力は、むしろマニーを上回るとみていいのではないか。
マニー=予想経常利益61.5億円 時価総額2106億円 予想実質PER45.0倍
テイカ=予想経常利益71.0億円 時価総額 681億円 予想実質PER12.1倍

テイカの株価がもたつく間にマニーの株価はさらに上げたため、時価総額はテイカはマニーの3分の1未満になってしまった。
マニーの投信持ち株比率は8.3%、対してテイカは4.1%と半分以下だ。マニーの上げすぎに警戒、割安なテイカに乗り換えるのがいいのではという眼力が運用担当者にあればいいのだが。

製品値上げに関しても、驚くべき材料があったのだが、長くなったことでもあり、これに関しては次回に。
また、今なぜ、世界的に日焼け止めが売れまくるのか等についても次回以降に。

なお、相場に関しては、これに続ける形で深夜に。

4月03日 19時12分記

03日の相場は、引き続き、主力株中心に上げる展開で、日経平均こそ208円(0.97%)の大幅高だったが、値下がり銘柄プラス変わらず銘柄で3割強になった。JQは0.34%高にとどまった。前日3.67%も下げたマザーズは1.17%高だった。

当道場銘柄は、まずまずの動きだった。
インパクトが4455円まであって4325△350と猛反発、チェンジも4075△125、エムアップ2747△85と大幅高。なおインパクトの逆日歩はついに23.7円。
主力株の強さとは対照的に、ネオス、フィックスターズ(推)、テイカなどは、一時はかなり高いところがあったのに、後場には、そろって一時はマイナス圏に沈んだ。結局、大引けではフィックスターズ以外はプラスで終えたわけだが。特にネオスなどは、材料もあって1102△41まであったのだが終値は1063△2にとどまった。
まあしかし、こういう意味不明な乱高下が今の相場(特に中小型株)の特徴であり、日々の動きに惑わされないようにしよう。

意味不明と言えばラクトジャパンの動き。新四季報発売後、連日のように上げ、4.01日には9230円まであったわけだが、02日8320▼670、03日8010▼310と急落している。いくら考えても、こうまで下げる理由はなさそうだ。ここは買い場とは思うが、この前のインパクトの4000円割れ同様、よほど勇気のある投資家でないと、買いは入れにくい。それでも私としては上げる方に1票。

オーケストラ、レシップは、前日とは反対で、今日はともに逆行安。弱気になる必要はなかろう。特にオーケストラに期待。

日本駐車場は173▼2。もうはまだ、まだはもうだが、明日こそ・・・

4月03日 23時59分記



 

02日の相場は、前日のNYダウが急騰、半年ぶりの高値を付けたことを受けて236円高で始まったが、これが1日の高値となり、その後はじりじり値を消し、大引け近くにはマイナス圏に沈み、終値は4円(0.02%)安だった。TOPIXは0.25%安。
小型株の下げが際立ち、JQは0.59%安、マザーズは3.67%の暴落に近い下げだった。マザーズの場合、アンジェス19.2%安をはじめバイオ関連の大幅安が目立った。

朝方は大幅高だった銘柄の多くが、特に後場に入って値を消し、マイナス圏で終えたものも珍しくない。

テイカ(推)の場合、買い気配から2700△56で寄り付き2734△90まであったのだが、大引け間際には2615▼29まで下げ終値は2637▼7。チェンジは朝方4175△250まで暴騰したのだが終値は3930△25。またラクトジャパンは8940▼50で寄り付いたが8320▼670の安値引け。フィックスターズ(推)、エムアップ、インパクト、ネオスなども、高い場面もあったのだが終わってみればマイナスだった。
3.28日まで続いた小型株優位の流れが29日以降、再び主力大型株優位の流れに変わったということだろう。明日あたりから、こういう極端な形から多少なりと修正の動きが出ることを期待しよう。

こうした中で、終始堅調だったのが、前日逆行安していたオーケストラとレシップだった。
特にオーケストラは終始堅調で終値も最高値から4円下の928△51(東証1部値上がり率9位)。期初に2社を買収済みだが、加えて前日、ワン・オー・ワンの買収を発表している。こうした積極的な買収戦略で「需要旺盛でフル稼働続く」(四季報)システム開発を伸ばしていこうという姿勢が評価されているのだろう。来期予想実質PERは16.3倍。急成長企業としては評価不足と言うしかない。
レシップも790△10と反発した。首都圏のバス向け機器(ICカードシステム)の更新本格化で2020年3月期は経常3割増益が見込まれる。

終始堅調だったのが日本駐車場。176円と年初来高値更新があって175△1。日証金の貸借倍率は前日の0.32倍から0.25倍へとさらに良化。明日は180円台乗せが見られるかも・・・・

ネオスが、02日、以下のニュースを配信している。

ネオスがNintendo Switch市場に参入
~サンリオ、サン宝石とのコラボによる創造力を養うキッズタイトルを開発~

PTSではかなりの大商いになっていてそれなりに上げている。

4月02日 22時20分記