2019.01.16
フィックスターズ、キクカワは佳境に入ったか
16日の相場は、東証1部は日経平均(-0.55%)、TOPIX(-0.32%)とも値下りしたが、JQ(+0.30%)、マザーズ(+0.71%)は値上がりした。
ここに来て、やや小型株優位の展開になっている。この流れが今後も続くかはなんとも言えないが、昨年が小型株受難の年だったことことからすると、相場じゅんばんこであり、反動で今年は小型株優位になる可能性はそれなりに高いかもしれない。
いずれにせよ、ここに来ての値動きから、小型株に関しては、多少強気に転じていいかもしれない。
当道場銘柄は、まずまずの動きだった。
特にここに来ての主力銘柄、フィックスターズ(推)、コシダカ、キクカワは、そろって上げた。
フィックスターズは1311△55まであって1277△21。コシダカは1456△69まであって1400△13。どちらも長い上髭なのが気に入らないが、ぜいたくを言っては罰が当たろう。適宜利食いをこなしての上伸で、むしろいいことととらえよう。
キクカワは逆に8300△270の高値引け。前日に続く270円高で、1.07日につけた8920円高値奪回へ向かう可能性が高まったように思う。
製材・木工業界は活況を呈しているようで、特に同社の無人製材設備は想定を大きく上回る受注にわく。
意外に知られていないのが、同社の売り上げの34%を工作機械が占めること。偏光板・樹脂板の曲線端面加工・穴あけ加工機等、独自の製品を販売しているが、こちらも好調のようなのだ(現在調査中)。
なお前稿でキクカワと言えば・・・・とした・・・・がどこかは言うまでもない。お分かりでない方は四季報のキクカワの稿の【比較会社】をご覧いただきたい。キクカワがさらに上がるようなら、こちらも人気化の方向だろう。
フィックスターズは株探がOlive@Factoryを取り上げたので、これが新たな株高材料になる可能性が出てきた。
これに関して、分かりやすい記事を見つけたので、以下に引用しておく。
日経テクノロジー online special の
フィックスターズ、フォグサーバー「Olive」の衝撃
と題した記事(やや宣伝的でフィックスターズが執筆したものか)である。
Fixstars Olive 第1回 新コンセプトの提案編
気鋭のエンジニア集団が世に問う、
IoT時代を開くフォグサーバー「Olive」登場
IoT(モノのインターネット)時代の要となるのは、センサーとクラウドの間をつなぐ“フォグコンピューティング”である。フィックスターズはフォグコンピューティングに特化したサーバー「Olive」を開発した。2.5インチフォームファクターの超小型でありながら、最大13テラバイトの大容量SSD(solid state drive)を備え、FPGA(大規模PLD)をベースにした斬新な構造。高性能・省スペース・低消費電力なので、様々なIoTシステムへの組み込みやその近傍で、効率的なデータ収集が可能になる。気鋭のエンジニア集団である同社が、尖った技術で世に問う、未来を先取りしたフォグサーバーだ。(以下略)
Fixstars Olive 第2回 革新技術の解説編
フラッシュとFPGAの長所をフル活用
柔軟性と性能を高次元で両立する「Olive」
フィックスターズが開発したフォグコンピューティング向けサーバー「Olive」は、ストレージをNANDフラッシュメモリーだけで構成し、処理エンジンにFPGA(大規模PLD)を使った斬新な内部構成を採っている。同社が保有する高密度ストレージ技術とマルチコア並列処理技術を駆使して、NANDフラッシュとFPGAに秘められた可能性を最大限に引き出し、柔軟性と性能を高レベルで両立させている。(以下略)
Fixstars Olive 第3回 先進事例編
IoTシステムの開発者の理想を具現化
産業・科学・生活を支える「Olive」
IoT(モノのインターネット)は極めて広い分野で応用が進み、産業、科学、そして生活まで大きな変革をもたらしつつある。こうした中、フィックスターズが開発したフォグコンピューティング向けサーバー「Olive」は、小さな筐体の中に、大容量フラッシュストレージと高速演算が可能なFPGA(大規模PLD)を搭載するという、一歩先ゆくスペックで、IoTシステムの開発者たちの注目を集めてきた。(以下略)
追記=予想1株益はもう2020年3月期の予想数字を使おう
キクカワについて「1株益1,094円」と書いている方がいる(掲示板)が、おそらくこういう数字はヤフーファイナンス、あるいは株探等の引用だろう。しかし、こういう数字しか見ないで四季報を使わない(あるは持っていない)かたが多数派になりつつあるのではと危惧する。
どういう問題があるか。
①1株益は「予想1株益」が掲載されているわけだが、この場合、決算が発表される(3月期決算会社なら4月末から5月初め)までは、2019年3月期の予想数字ということになる。今はもう1月も後半で2019年3月期は2ヵ月余りで終わるのである。こういう場合、特に高成長企業の場合、2020年3月期の数字を考慮すべきだ。これは四季報にはあるが、ヤフーファイナンスや株探にはない。
②掲載されている1株益は鎌倉理論で言う名目値である。つまり、特別損益でかさ上げされたり、その逆になったりしていても、まったく考慮されていないので、危険極まりない。
ちなみにキクカワの2019年3月期の予想経常利益は18.7億円(会社、四季報とも)。1株益は名目で1094円、実質で1061円。
2020年3月期の予想経常利益は21.7億円(四季報)。1株益は名目で1264円、実質で1231円。
投資家は2020年3月期の実質1株益1231円を使うのが妥当なのである。予想実質PERは
8300(円)÷1231(円)=6.7(倍)
1月16日 11時53分記
ここに来て、やや小型株優位の展開になっている。この流れが今後も続くかはなんとも言えないが、昨年が小型株受難の年だったことことからすると、相場じゅんばんこであり、反動で今年は小型株優位になる可能性はそれなりに高いかもしれない。
いずれにせよ、ここに来ての値動きから、小型株に関しては、多少強気に転じていいかもしれない。
当道場銘柄は、まずまずの動きだった。
特にここに来ての主力銘柄、フィックスターズ(推)、コシダカ、キクカワは、そろって上げた。
フィックスターズは1311△55まであって1277△21。コシダカは1456△69まであって1400△13。どちらも長い上髭なのが気に入らないが、ぜいたくを言っては罰が当たろう。適宜利食いをこなしての上伸で、むしろいいことととらえよう。
キクカワは逆に8300△270の高値引け。前日に続く270円高で、1.07日につけた8920円高値奪回へ向かう可能性が高まったように思う。
製材・木工業界は活況を呈しているようで、特に同社の無人製材設備は想定を大きく上回る受注にわく。
意外に知られていないのが、同社の売り上げの34%を工作機械が占めること。偏光板・樹脂板の曲線端面加工・穴あけ加工機等、独自の製品を販売しているが、こちらも好調のようなのだ(現在調査中)。
なお前稿でキクカワと言えば・・・・とした・・・・がどこかは言うまでもない。お分かりでない方は四季報のキクカワの稿の【比較会社】をご覧いただきたい。キクカワがさらに上がるようなら、こちらも人気化の方向だろう。
フィックスターズは株探がOlive@Factoryを取り上げたので、これが新たな株高材料になる可能性が出てきた。
これに関して、分かりやすい記事を見つけたので、以下に引用しておく。
日経テクノロジー online special の
フィックスターズ、フォグサーバー「Olive」の衝撃
と題した記事(やや宣伝的でフィックスターズが執筆したものか)である。
Fixstars Olive 第1回 新コンセプトの提案編
気鋭のエンジニア集団が世に問う、
IoT時代を開くフォグサーバー「Olive」登場
IoT(モノのインターネット)時代の要となるのは、センサーとクラウドの間をつなぐ“フォグコンピューティング”である。フィックスターズはフォグコンピューティングに特化したサーバー「Olive」を開発した。2.5インチフォームファクターの超小型でありながら、最大13テラバイトの大容量SSD(solid state drive)を備え、FPGA(大規模PLD)をベースにした斬新な構造。高性能・省スペース・低消費電力なので、様々なIoTシステムへの組み込みやその近傍で、効率的なデータ収集が可能になる。気鋭のエンジニア集団である同社が、尖った技術で世に問う、未来を先取りしたフォグサーバーだ。(以下略)
Fixstars Olive 第2回 革新技術の解説編
フラッシュとFPGAの長所をフル活用
柔軟性と性能を高次元で両立する「Olive」
フィックスターズが開発したフォグコンピューティング向けサーバー「Olive」は、ストレージをNANDフラッシュメモリーだけで構成し、処理エンジンにFPGA(大規模PLD)を使った斬新な内部構成を採っている。同社が保有する高密度ストレージ技術とマルチコア並列処理技術を駆使して、NANDフラッシュとFPGAに秘められた可能性を最大限に引き出し、柔軟性と性能を高レベルで両立させている。(以下略)
Fixstars Olive 第3回 先進事例編
IoTシステムの開発者の理想を具現化
産業・科学・生活を支える「Olive」
IoT(モノのインターネット)は極めて広い分野で応用が進み、産業、科学、そして生活まで大きな変革をもたらしつつある。こうした中、フィックスターズが開発したフォグコンピューティング向けサーバー「Olive」は、小さな筐体の中に、大容量フラッシュストレージと高速演算が可能なFPGA(大規模PLD)を搭載するという、一歩先ゆくスペックで、IoTシステムの開発者たちの注目を集めてきた。(以下略)
追記=予想1株益はもう2020年3月期の予想数字を使おう
キクカワについて「1株益1,094円」と書いている方がいる(掲示板)が、おそらくこういう数字はヤフーファイナンス、あるいは株探等の引用だろう。しかし、こういう数字しか見ないで四季報を使わない(あるは持っていない)かたが多数派になりつつあるのではと危惧する。
どういう問題があるか。
①1株益は「予想1株益」が掲載されているわけだが、この場合、決算が発表される(3月期決算会社なら4月末から5月初め)までは、2019年3月期の予想数字ということになる。今はもう1月も後半で2019年3月期は2ヵ月余りで終わるのである。こういう場合、特に高成長企業の場合、2020年3月期の数字を考慮すべきだ。これは四季報にはあるが、ヤフーファイナンスや株探にはない。
②掲載されている1株益は鎌倉理論で言う名目値である。つまり、特別損益でかさ上げされたり、その逆になったりしていても、まったく考慮されていないので、危険極まりない。
ちなみにキクカワの2019年3月期の予想経常利益は18.7億円(会社、四季報とも)。1株益は名目で1094円、実質で1061円。
2020年3月期の予想経常利益は21.7億円(四季報)。1株益は名目で1264円、実質で1231円。
投資家は2020年3月期の実質1株益1231円を使うのが妥当なのである。予想実質PERは
8300(円)÷1231(円)=6.7(倍)
1月16日 11時53分記
2019.01.16
フィックスターズが人気化
15日の相場は前日のNYダウ安、先物安を受けて安く始まり155円安まであったわけだが、その後急速に戻し、結局日経平均は196円(0.96%)高で終えた。小型株指数の値上がり率が大きかった。JQは0.82%高、マザーズは2.74%高だった。
こうした中、当道場銘柄は、ほぼそろって上げた。
特に、最近よく取り上げているフィックスターズ(推)、コシダカの値上がりが目立った。
フィックスターズは1271円まであって1256△139(東証1部値上がり率6位)、コシダカは1474円まであって1387△136(同10位)。
どちらも出来高も大幅に増加、人気化してきており、今後も期待できそうだ。またどちらも好業績であり、フィックスターズは時流に乗る夢のある材料を有し、コシダカは業績の上方修正が期待できるうえ、男性向けカーブスの将来性にも期待できる。
同じくどちらも不当と言っていいほど売り込まれての出直りだけに、ここからの戻りはかなりのものになるとみていいのではないか。
好決算で上げた銘柄では「新四季報から発掘した妙味株」で挙げたフィル・カンパニーもある。11日引け後、驚異的好決算を発表、これを好感して4995△700のストップ高となり、買い気配で終えた。
キクカワエンタープライズが8030△270と猛反発、8000円大台を回復した。驚異的な業績の伸び、これだけ上げても来期予想実質PERはわずか6.5倍に過ぎない。1.17日、ストップ高してつけた8920円は、天井ではないとみる。1万円乗せの可能性もかなりあるとみて対処。この辺が視野に入ってくれば、当然株式分割の話が出てくる(東証の方針で1単位30万円?~50万円?程度で買えるようにすることが求められている)。
なお、小声で話すが、キクカワと言えば・・・・である。こちら(なにせ出来高が少なすぎて明示できないのである)も、調べれば分かるが、同様、超低PER、業績も好調である。
シェアテクも1429△129と続急伸した。ほとんど根拠のないようなことで暴落したわけだが、反動も大きい可能性が大だろう。とりあえず、どこまで戻すか、期待しながら見守ろう。
1月16日 0時08分記
こうした中、当道場銘柄は、ほぼそろって上げた。
特に、最近よく取り上げているフィックスターズ(推)、コシダカの値上がりが目立った。
フィックスターズは1271円まであって1256△139(東証1部値上がり率6位)、コシダカは1474円まであって1387△136(同10位)。
どちらも出来高も大幅に増加、人気化してきており、今後も期待できそうだ。またどちらも好業績であり、フィックスターズは時流に乗る夢のある材料を有し、コシダカは業績の上方修正が期待できるうえ、男性向けカーブスの将来性にも期待できる。
同じくどちらも不当と言っていいほど売り込まれての出直りだけに、ここからの戻りはかなりのものになるとみていいのではないか。
好決算で上げた銘柄では「新四季報から発掘した妙味株」で挙げたフィル・カンパニーもある。11日引け後、驚異的好決算を発表、これを好感して4995△700のストップ高となり、買い気配で終えた。
キクカワエンタープライズが8030△270と猛反発、8000円大台を回復した。驚異的な業績の伸び、これだけ上げても来期予想実質PERはわずか6.5倍に過ぎない。1.17日、ストップ高してつけた8920円は、天井ではないとみる。1万円乗せの可能性もかなりあるとみて対処。この辺が視野に入ってくれば、当然株式分割の話が出てくる(東証の方針で1単位30万円?~50万円?程度で買えるようにすることが求められている)。
なお、小声で話すが、キクカワと言えば・・・・である。こちら(なにせ出来高が少なすぎて明示できないのである)も、調べれば分かるが、同様、超低PER、業績も好調である。
シェアテクも1429△129と続急伸した。ほとんど根拠のないようなことで暴落したわけだが、反動も大きい可能性が大だろう。とりあえず、どこまで戻すか、期待しながら見守ろう。
1月16日 0時08分記
2019.01.14
フィックスターズはトヨタ自動運転車開発のかなめ
【フィックスターズ】
フィックスターズに人気化の兆しが出てきた。
株探は【特集】究極の5テーマ5銘柄・「最強材料株セレクション」次なる候補<株探トップ特集>
として1番目に量子コンピュータ-を取り上げ関連銘柄(1銘柄)としてフィックスターズを挙げている。
また掲示板には
>豊田通商と自動運転についてすでに手掛けてるということは、TOYOTAの自動運転に絡んでるってことですよね?
というコメントも最近掲載された。
フィックスターズに注目、取り上げるのはいいのだが、かたや量子コンピューターを主役にするという的外れぶり、かたや豊田通商(トヨタではない)になっている点、物足りないこと、おびただしい。
フィックスターズが豊田通商と合弁会社を設立、自動運転について共同で研究開発を進めていることは、既知の材料である。
問題というか、投資家として今心底知りたいのは、フィックスターズがトヨタの自動運転に関し、どの程度関与し、どの程度の位置にいるのかということだろう。
この意味で、私は1.08日付けの日経朝刊の記事を要注目とし、取り上げたわけである(1.08日)。
>フィックスターズは(中略)システムを高速化する技術に強みを持ち、次世代の技術開発に積極的に取り組む姿勢が市場に評価されている。
>その一つが自動運転のシステムだ。18年2月には豊田通商と共同出資会社を設立した。高速処理の技術を生かし、トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
この記述の最も重要な点は、「トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。」というところにある。
フィックスターズがトヨタの自動運転車開発に深くかかわり、また恐らくはその心臓部ともいうべき分野で、なくてはならない存在なのではないかということである。
4年以上前になるが日本高度紙工業(当時の推奨銘柄)はトヨタの燃料電池車関連ということで、株価が暴騰した。フィックスターズのトヨタの自動運転車関連という材料は、それを上回る材料と言ってもいいだろう。なんといってももはや車が早晩自動運転車に切り替わるのは間違いない。まさに革命が起きるのだから。
以下に参考までに豊田通商とフィックスターズの合弁発表時のIRを示す。
>合弁会社設立の目的
自動運転技術の実用化が現実味を帯びる中、従来から自動車産業に携わる企業・研究機関だけでなく、欧米のIT企業なども参入し、研究開発競争は日々熾烈さを増しています。このような環境の下、豊田通商グループのネクスティ エレクトロニクスのプロジェクトマネジメント力、顧客基盤及びパートナー企業網とフィックスターズのソフトウェア技術を組み合わせ、自動運転の研究開発をさらに加速し、高度なソフトウェアソリューションを自動車産業などに提供することを目的として、この度の契約締結となりました。
ネクスティ エレクトロニクスは、2004年よりソフトウエア事業を立ち上げ、海外オフショア開発を通じプロジェクトマネジメント力を強化し、深く広い顧客ネットワークを構築してきました。
フィックスターズは、「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、並列処理やハードウェアの性能を最大限に引き出すソフトウェア最適化技術等、最先端のソフトウェア技術及び高性能なハードウェアを活用したトータルソリューションを提供しております。
自動運転を実現するためには、高信頼性・低遅延・低消費電力といった制約の下、データセンター側での学習やエッジ側での推論、多種多様なセンサを通して大量データを取得し、高度な認識機能を実現するセンサフュージョン等を高速に処理しなければなりません。そのためには、高度なアルゴリズム開発及びその実装はもちろんのこと、専用チップの活用も視野に入れたシステム全体の高速化が求められます。
本業務提携により、ネクスティ エレクトロニクスの持つプロジェクトマネジメント力及び顧客ネットワークと、フィックスターズの長年培ってきたソフトウェア技術力を組み合わせ、自動運転という大きな変革期を迎える自動車産業に対し、顧客企業の競争力向上に直結するソリューションを提供してまいります。
(2018年1.15日付けの豊田通商の発表)
【コシダカ】
コシダカの決算については前稿に詳しく書いたので未読の方は、ご覧いただきたい。
ここでは書き漏らしたことについて書く。
フィットネスに関してである。
コシダカは2018年2.18日に
「カーブス」ブランドでフィットネスクラブを展開する米カーブスインターナショナルホールディングスなど2社を買収すると発表している。取得額は約185億円。ロイヤルティーを支払い、国内でカーブスを店舗展開していたが、本家を傘下に収めて海外へも事業を広げる。
これによって、のれん償却が発生するが、ロイヤルティー負担(社長は多額を支払っていたと言っている)がなくなるため、差し引きでかなりのプラスになるわけである。さらに、これまではアメリカの本部の足かせで自由が利かなかったのが、自らフランチャイジーになったことで、海外展開、男性用カーブス等、自在にできるわけで、その効果はかなり大きいとみていいだろう。
またカーブスの主要ターゲットは「50歳代以上の主婦層」のわけだが、メインは体力の衰えを感じてきた、もう少し上の世代だ。こうした体力の衰えを感じだしている男性も膨大な数いるわけで、スポーツクラブ(平均2~3時間)などと違って30分で済む気軽なカーブスは男性用ができれば通いたいと思う人は少なくないだろう。
1月14日 23時49分記
フィックスターズに人気化の兆しが出てきた。
株探は【特集】究極の5テーマ5銘柄・「最強材料株セレクション」次なる候補<株探トップ特集>
として1番目に量子コンピュータ-を取り上げ関連銘柄(1銘柄)としてフィックスターズを挙げている。
また掲示板には
>豊田通商と自動運転についてすでに手掛けてるということは、TOYOTAの自動運転に絡んでるってことですよね?
というコメントも最近掲載された。
フィックスターズに注目、取り上げるのはいいのだが、かたや量子コンピューターを主役にするという的外れぶり、かたや豊田通商(トヨタではない)になっている点、物足りないこと、おびただしい。
フィックスターズが豊田通商と合弁会社を設立、自動運転について共同で研究開発を進めていることは、既知の材料である。
問題というか、投資家として今心底知りたいのは、フィックスターズがトヨタの自動運転に関し、どの程度関与し、どの程度の位置にいるのかということだろう。
この意味で、私は1.08日付けの日経朝刊の記事を要注目とし、取り上げたわけである(1.08日)。
>フィックスターズは(中略)システムを高速化する技術に強みを持ち、次世代の技術開発に積極的に取り組む姿勢が市場に評価されている。
>その一つが自動運転のシステムだ。18年2月には豊田通商と共同出資会社を設立した。高速処理の技術を生かし、トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
この記述の最も重要な点は、「トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。」というところにある。
フィックスターズがトヨタの自動運転車開発に深くかかわり、また恐らくはその心臓部ともいうべき分野で、なくてはならない存在なのではないかということである。
4年以上前になるが日本高度紙工業(当時の推奨銘柄)はトヨタの燃料電池車関連ということで、株価が暴騰した。フィックスターズのトヨタの自動運転車関連という材料は、それを上回る材料と言ってもいいだろう。なんといってももはや車が早晩自動運転車に切り替わるのは間違いない。まさに革命が起きるのだから。
以下に参考までに豊田通商とフィックスターズの合弁発表時のIRを示す。
>合弁会社設立の目的
自動運転技術の実用化が現実味を帯びる中、従来から自動車産業に携わる企業・研究機関だけでなく、欧米のIT企業なども参入し、研究開発競争は日々熾烈さを増しています。このような環境の下、豊田通商グループのネクスティ エレクトロニクスのプロジェクトマネジメント力、顧客基盤及びパートナー企業網とフィックスターズのソフトウェア技術を組み合わせ、自動運転の研究開発をさらに加速し、高度なソフトウェアソリューションを自動車産業などに提供することを目的として、この度の契約締結となりました。
ネクスティ エレクトロニクスは、2004年よりソフトウエア事業を立ち上げ、海外オフショア開発を通じプロジェクトマネジメント力を強化し、深く広い顧客ネットワークを構築してきました。
フィックスターズは、「Speed up your Business」をスローガンに掲げ、並列処理やハードウェアの性能を最大限に引き出すソフトウェア最適化技術等、最先端のソフトウェア技術及び高性能なハードウェアを活用したトータルソリューションを提供しております。
自動運転を実現するためには、高信頼性・低遅延・低消費電力といった制約の下、データセンター側での学習やエッジ側での推論、多種多様なセンサを通して大量データを取得し、高度な認識機能を実現するセンサフュージョン等を高速に処理しなければなりません。そのためには、高度なアルゴリズム開発及びその実装はもちろんのこと、専用チップの活用も視野に入れたシステム全体の高速化が求められます。
本業務提携により、ネクスティ エレクトロニクスの持つプロジェクトマネジメント力及び顧客ネットワークと、フィックスターズの長年培ってきたソフトウェア技術力を組み合わせ、自動運転という大きな変革期を迎える自動車産業に対し、顧客企業の競争力向上に直結するソリューションを提供してまいります。
(2018年1.15日付けの豊田通商の発表)
【コシダカ】
コシダカの決算については前稿に詳しく書いたので未読の方は、ご覧いただきたい。
ここでは書き漏らしたことについて書く。
フィットネスに関してである。
コシダカは2018年2.18日に
「カーブス」ブランドでフィットネスクラブを展開する米カーブスインターナショナルホールディングスなど2社を買収すると発表している。取得額は約185億円。ロイヤルティーを支払い、国内でカーブスを店舗展開していたが、本家を傘下に収めて海外へも事業を広げる。
これによって、のれん償却が発生するが、ロイヤルティー負担(社長は多額を支払っていたと言っている)がなくなるため、差し引きでかなりのプラスになるわけである。さらに、これまではアメリカの本部の足かせで自由が利かなかったのが、自らフランチャイジーになったことで、海外展開、男性用カーブス等、自在にできるわけで、その効果はかなり大きいとみていいだろう。
またカーブスの主要ターゲットは「50歳代以上の主婦層」のわけだが、メインは体力の衰えを感じてきた、もう少し上の世代だ。こうした体力の衰えを感じだしている男性も膨大な数いるわけで、スポーツクラブ(平均2~3時間)などと違って30分で済む気軽なカーブスは男性用ができれば通いたいと思う人は少なくないだろう。
1月14日 23時49分記
2019.01.13
推奨銘柄実績表を更新
昨年後半以降、特に10月以降の株価(特に小型株)変調(大幅下落)で、その対応に追われ、重要視する推奨銘柄実績表の更新が、予想外に延び延びになってしまった。お詫びするとともに、この3連休を利用し更新をすることにした。
怠けてしまった咎は大きく空欄か所(?及び*の付いたか所)が続出、参っていたが、懇意にしている伝統証券に調べていただき、1.17日、空欄か所は解消した。
8ヵ月ぶりの更新になってしまい、どれだけ大変な作業になることやらと危惧していたのだが、実際には、比較的簡単な作業だった。前回の更新(5.13日)以降、推奨した銘柄が、7月~10月のわずか5銘柄しかなかったためである。
これはお金をもらってやっている投資顧問会社ではなく、無料で私の一存ですべて決定できる個人ブログだからこそできる利点である。最近、投資成果が挙がらず、読者諸氏も苦しいとお察しするが、私も忸怩たるものがあるわけだが、それでも、こうした投資環境の悪化に、それなりに早く気づき、推奨銘柄もごく少なくし、持ち高も少なくするよう繰り返し書いてきたことはその中では良かったと思っている。
なお、実績表関係の記事の後に、11日引け後発表のコシダカの決算について書いたので、併せてごらんいただきたい。
数字は順に
推奨日 推奨時株価(推奨直後値) その後の高値(それを付けた日)現在値(2019年01.11日終値)
推奨日の年は初めの3銘柄のみ2017年、これら以外は2018年である。
11/21 東邦化学 624円( 683円) →840円 11/29 ― ◎
12/19 タクミナ 1818円(1831円)→2189円 01/09 ― 〇
12/19 マニー 3410円(3450円)→5440円 06/11 ― ☆
01/08 コムチュア 2965円(3010円)→4355円 04/10 ― ◎
01/08 アイティフォ-874円(920円)→1389円 06/04 ― ☆
01/08 エンビプロ 897円(934円)→1255円 01/25 ― ◎
01/08 タクミナ 2019円(2169円)→2189円 01/09 ― △
01/15 広栄化学 3390円(3550円)→3610円 01/24 ― △
01/25 東京インキ3625円(3765円)→4540円 02/01 ― ◎
02/21 スターゼン5170円(5330円)→6670円 06/08 ― ◎
04/04 仙波糖化 1024円(1100円)→1434円 04/11 ― ◎
04/17 佐藤食品 2122円(2165円)→2539円 05/09 ― ◎
05/23 エバラ食 2208円(2320円)→2500円 06/15 ― 〇
07/11 セイヒョー 3940円(3930円)→4490円 07/23 ― 〇
07/25 オーウィル1335円(1384円) →1546円 08/27 1180円〇
08/21 グローバルG2012円(2100円)→2252円 08/31 916 〇
08/23 ジャムコ 2939円(2980円)→3360円 09/26 2397円 〇
10/18 フィックス 1432円(1402円)→1514円10/22 1117円 △
評価基準は、推奨後6ヵ月以内(6ヵ月後の同日まで)に、
推奨時株価比
100%以上上昇で ☆☆
50%以上上昇で ☆
20%以上上昇で ◎
10%以上上昇で 〇
5%以上上昇で △
5%未満上昇で ×
注1=7.11日までの推奨銘柄の現在値が ― なのは、推奨後6ヵ月超になっているため。
注2=2017年中の推奨銘柄の場合、その後の高値(それを付けた日)の年次は2017年の場合と2018年の場合が混在しているが、誤解されることはないと思う。
注3=推奨日は記事をアップした月日であり推奨時株価は、その時の株価のわけだが、読者諸氏は誤解されないと思うので、細かい説明は省く。
【コシダカの決算】
2019年8月期第1四半期決算を11日、引け後に発表した。株価は、この発表を控えて神経質な動きだった。すなわち前日比2円安で寄り付き、9時56分には1167▼42まで下げたが、9時56分には1257△48まで急伸、その後12時54分には1214円まで押す場面もあって終値は1251△42。なんとか4日ぶりに反発して引けたわけである。
肝心の決算だが、これは文句のない好決算だったという評価で異論はあるまい。
売り上げは前年同期比+6.7%で通期予想(前回予想を据え置いた)の同+6.9%とほぼ同じだが、これは現在の経済情勢からして問題あるまい。
経常利益は前年同期比+32.5%で通期予想の同+13.4%を大きく上回った。なお純利益は同+67.9%増(通期予想は17.6%増)と大幅増、これにも注目。
カラオケ事業が前年同期の2.11億円の赤字から0.66億円の黒字に転換したことが大きい。
注=カラオケは前期も通期では大幅黒字だが、前年、全前年とも第1四半期は大幅な赤字を出していたのである。
カーブス事業は売り上げは前年同期比+2.8%、経常利益は同+7.8%。
詳しくは決算短信をお読みいただくとして、ここでは要点のみ。
カラオケは「まねきねこアプリ」の提供開始で客数増加に効果がすでに出ている。シダックス撤退(2018年6月)で、勢力図が大きく変わる中、シェア拡大を目指す方針を打ち出していると読み取れる決算短信の記述である。
カーブスは、昨年11月に、男性専用フィットネスジム「メンズ・カーブスオギノ茅野」を長野県にオープンしたわけだが、「男性向けカーブスとしての試験的出店であり、今後の多店舗展開の可能性を開くべく各種のトライアルに挑戦」としている。
カーブス=女性専用フィットネスと言っても、個人投資家のほとんどは男性と思われ、カーブスの具体的内容については、ほとんど知らない・無知とさえ言っていい方がほとんどではないか。私は身近にいる実際に通っている方からあれこれ聞いてかなり実態を知っている。ここでは紙幅の関係で詳述しないが、結論から言うと、男性向けカーブスは非常に有望とみる。無限の沃野が広がっているとさえ思える。夫婦でカーブスというのが当たり前になるかもしれない。
①女性専用フィットネス(現在の形態)
②男性専用フィットネス
③男女共用フィットネス
の3形態が考えられる。
今後の展開を、順列組み合わせ風に言うと(現状からの変更をするとして)
①、②、③をすべて展開
①、②を展開
①、③を展開
が、考えられる。
また地域特性に合わせ、A地域では①、②を展開、B地域では①、③を展開といったことも考えられる。
いずれにせよ、今後パイが大きくなるのは必至で、株主としては大いに期待していいだろう。
今期決算は第1四半期の数字からして上方修正の可能性が極めて大きいとみる。また同社の場合、一般の会社と比べ、経常利益に比し純利益の比率がかなり低い(2018年8月期の場合53.9%)わけだが、2019年8月第1四半期の場合65.2%にアップしている。鎌倉理論では純利益は経常利益の70%とみなし(その純利益をみなし純利益という)1株利益(実質1株利益)を算出することにし、これを広く世の中で採用することを提唱している。今回、コシダカは、実際の純利益がみなし純利益に近付いていることが判明したわけで、株価的にも好材料である。
PTSでは最終1305△54(出来高5600株)。
1月13日 0時21分記
怠けてしまった咎は大きく空欄か所(?及び*の付いたか所)が続出、参っていたが、懇意にしている伝統証券に調べていただき、1.17日、空欄か所は解消した。
8ヵ月ぶりの更新になってしまい、どれだけ大変な作業になることやらと危惧していたのだが、実際には、比較的簡単な作業だった。前回の更新(5.13日)以降、推奨した銘柄が、7月~10月のわずか5銘柄しかなかったためである。
これはお金をもらってやっている投資顧問会社ではなく、無料で私の一存ですべて決定できる個人ブログだからこそできる利点である。最近、投資成果が挙がらず、読者諸氏も苦しいとお察しするが、私も忸怩たるものがあるわけだが、それでも、こうした投資環境の悪化に、それなりに早く気づき、推奨銘柄もごく少なくし、持ち高も少なくするよう繰り返し書いてきたことはその中では良かったと思っている。
なお、実績表関係の記事の後に、11日引け後発表のコシダカの決算について書いたので、併せてごらんいただきたい。
数字は順に
推奨日 推奨時株価(推奨直後値) その後の高値(それを付けた日)現在値(2019年01.11日終値)
推奨日の年は初めの3銘柄のみ2017年、これら以外は2018年である。
11/21 東邦化学 624円( 683円) →840円 11/29 ― ◎
12/19 タクミナ 1818円(1831円)→2189円 01/09 ― 〇
12/19 マニー 3410円(3450円)→5440円 06/11 ― ☆
01/08 コムチュア 2965円(3010円)→4355円 04/10 ― ◎
01/08 アイティフォ-874円(920円)→1389円 06/04 ― ☆
01/08 エンビプロ 897円(934円)→1255円 01/25 ― ◎
01/08 タクミナ 2019円(2169円)→2189円 01/09 ― △
01/15 広栄化学 3390円(3550円)→3610円 01/24 ― △
01/25 東京インキ3625円(3765円)→4540円 02/01 ― ◎
02/21 スターゼン5170円(5330円)→6670円 06/08 ― ◎
04/04 仙波糖化 1024円(1100円)→1434円 04/11 ― ◎
04/17 佐藤食品 2122円(2165円)→2539円 05/09 ― ◎
05/23 エバラ食 2208円(2320円)→2500円 06/15 ― 〇
07/11 セイヒョー 3940円(3930円)→4490円 07/23 ― 〇
07/25 オーウィル1335円(1384円) →1546円 08/27 1180円〇
08/21 グローバルG2012円(2100円)→2252円 08/31 916 〇
08/23 ジャムコ 2939円(2980円)→3360円 09/26 2397円 〇
10/18 フィックス 1432円(1402円)→1514円10/22 1117円 △
評価基準は、推奨後6ヵ月以内(6ヵ月後の同日まで)に、
推奨時株価比
100%以上上昇で ☆☆
50%以上上昇で ☆
20%以上上昇で ◎
10%以上上昇で 〇
5%以上上昇で △
5%未満上昇で ×
注1=7.11日までの推奨銘柄の現在値が ― なのは、推奨後6ヵ月超になっているため。
注2=2017年中の推奨銘柄の場合、その後の高値(それを付けた日)の年次は2017年の場合と2018年の場合が混在しているが、誤解されることはないと思う。
注3=推奨日は記事をアップした月日であり推奨時株価は、その時の株価のわけだが、読者諸氏は誤解されないと思うので、細かい説明は省く。
【コシダカの決算】
2019年8月期第1四半期決算を11日、引け後に発表した。株価は、この発表を控えて神経質な動きだった。すなわち前日比2円安で寄り付き、9時56分には1167▼42まで下げたが、9時56分には1257△48まで急伸、その後12時54分には1214円まで押す場面もあって終値は1251△42。なんとか4日ぶりに反発して引けたわけである。
肝心の決算だが、これは文句のない好決算だったという評価で異論はあるまい。
売り上げは前年同期比+6.7%で通期予想(前回予想を据え置いた)の同+6.9%とほぼ同じだが、これは現在の経済情勢からして問題あるまい。
経常利益は前年同期比+32.5%で通期予想の同+13.4%を大きく上回った。なお純利益は同+67.9%増(通期予想は17.6%増)と大幅増、これにも注目。
カラオケ事業が前年同期の2.11億円の赤字から0.66億円の黒字に転換したことが大きい。
注=カラオケは前期も通期では大幅黒字だが、前年、全前年とも第1四半期は大幅な赤字を出していたのである。
カーブス事業は売り上げは前年同期比+2.8%、経常利益は同+7.8%。
詳しくは決算短信をお読みいただくとして、ここでは要点のみ。
カラオケは「まねきねこアプリ」の提供開始で客数増加に効果がすでに出ている。シダックス撤退(2018年6月)で、勢力図が大きく変わる中、シェア拡大を目指す方針を打ち出していると読み取れる決算短信の記述である。
カーブスは、昨年11月に、男性専用フィットネスジム「メンズ・カーブスオギノ茅野」を長野県にオープンしたわけだが、「男性向けカーブスとしての試験的出店であり、今後の多店舗展開の可能性を開くべく各種のトライアルに挑戦」としている。
カーブス=女性専用フィットネスと言っても、個人投資家のほとんどは男性と思われ、カーブスの具体的内容については、ほとんど知らない・無知とさえ言っていい方がほとんどではないか。私は身近にいる実際に通っている方からあれこれ聞いてかなり実態を知っている。ここでは紙幅の関係で詳述しないが、結論から言うと、男性向けカーブスは非常に有望とみる。無限の沃野が広がっているとさえ思える。夫婦でカーブスというのが当たり前になるかもしれない。
①女性専用フィットネス(現在の形態)
②男性専用フィットネス
③男女共用フィットネス
の3形態が考えられる。
今後の展開を、順列組み合わせ風に言うと(現状からの変更をするとして)
①、②、③をすべて展開
①、②を展開
①、③を展開
が、考えられる。
また地域特性に合わせ、A地域では①、②を展開、B地域では①、③を展開といったことも考えられる。
いずれにせよ、今後パイが大きくなるのは必至で、株主としては大いに期待していいだろう。
今期決算は第1四半期の数字からして上方修正の可能性が極めて大きいとみる。また同社の場合、一般の会社と比べ、経常利益に比し純利益の比率がかなり低い(2018年8月期の場合53.9%)わけだが、2019年8月第1四半期の場合65.2%にアップしている。鎌倉理論では純利益は経常利益の70%とみなし(その純利益をみなし純利益という)1株利益(実質1株利益)を算出することにし、これを広く世の中で採用することを提唱している。今回、コシダカは、実際の純利益がみなし純利益に近付いていることが判明したわけで、株価的にも好材料である。
PTSでは最終1305△54(出来高5600株)。
1月13日 0時21分記
2019.01.10
地合い・需給関係の悪さを思い知らされる相場
10日の相場は、終始軟調で、日経平均は263円(1.29%)安、TOPIXも0.85%安となった。JQは0.20%安、マザーズは1.19%安だった。
0.20%と小幅な下げにとどまったJQにしても値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の2倍近くにのぼり、各市場とも、値下がり銘柄の多さが目立った。
前日のNYダウは4日続伸で約4週間ぶりの高値水準にまで戻した。これに対し、日経平均の弱さが目立つわけだが、パウエルFRB議長発言で下落が始まる直前(アメリカ12.18日、日本12.19日)と、現在(アメリカ1.09日、日本1.10日)の株価を比較してみた。
NYダウ =23670ドル→23879ドル +0.88%
日経平均 =20988円 →20164円 -2.83%
やはりこの間、日本株の弱さが際立つ値動きだったわけである。
この理由としては、やはり円高が最大の要因とみていいだろう。
いずれにせよ、10日の各銘柄の値動きを見ていても感じることだが、ともかく売り圧力が強い。小型株の場合、寄り前注文状況を見ると、成行買いはごくわずか(200株から500株程度)なのに、成り行き売りはかなりのもの(800株から1500株程度)というケースが目立つ。特に早い段階(8時00分から8時15分くらい)では、大量の成り行き売りにストップ安やそれに近い気配になっていることも珍しくない。こういうのから判断するに、売りたい向きがなお大量に控えているということである。だから、安易にちょっと良さそうと買ったりすると、一気に1割くらい平気で下げるということにもなる。
買いは慎重に行きたい。前稿で書いたように、よほど人気になりそうな銘柄でないと、先行きはかなり危ういとみないといけないわけである。
前稿で書いたフィックスターズ(推)とキクカワエンタープライズの動きについて書いておこう。
フィックスターズは1093▼1で始まり9.26分には1109△15まで上げたのだが、全般安に抗し切れず、10時37分には1069▼25まで下げた。その後は戻り基調に転じ、終値は1085▼9。
キクカワは、前日同様、激しく乱高下した。8000▼20と小安く始まり9時30分には7760▼260まで急落。しかし10時05分には8240△220まで急伸した。その後は一進一退の動きだったが、比較的底堅い値動きで、後場の高値に近い7940▼80で終えた。
このように、この2銘柄は、比較的強い動きを示した。地合いさえよければ大幅高もあり得たのではと思わせる動きだったと言い換えてもいいだろう。
やや期待外れの決算を前日引け後に発表したウエルシアは4210▼630、下方修正を前日引け後発表の良品計画は24060▼2790、格下げのあったケンコーマヨネーズは1982▼91など、容赦のない下げに見舞われる銘柄が目立つ。特に内需の値がさ優良株の下げがきついのも、最近の特徴だ。
当道場銘柄ではコシダカが1209▼67と大きく下げたが、これで3日続落で、計128円も下げた。これなども、こういう動きの一環とも考えられる。
やはり、相場環境は、なお厳しいとみなければなるまい。何が起きるか分からない状況とみて、持ち高はごく少なく、運用は慎重にも慎重を期して行く方針を堅持しよう。
1月10日 23時58分記
0.20%と小幅な下げにとどまったJQにしても値下がり銘柄数は値上がり銘柄数の2倍近くにのぼり、各市場とも、値下がり銘柄の多さが目立った。
前日のNYダウは4日続伸で約4週間ぶりの高値水準にまで戻した。これに対し、日経平均の弱さが目立つわけだが、パウエルFRB議長発言で下落が始まる直前(アメリカ12.18日、日本12.19日)と、現在(アメリカ1.09日、日本1.10日)の株価を比較してみた。
NYダウ =23670ドル→23879ドル +0.88%
日経平均 =20988円 →20164円 -2.83%
やはりこの間、日本株の弱さが際立つ値動きだったわけである。
この理由としては、やはり円高が最大の要因とみていいだろう。
いずれにせよ、10日の各銘柄の値動きを見ていても感じることだが、ともかく売り圧力が強い。小型株の場合、寄り前注文状況を見ると、成行買いはごくわずか(200株から500株程度)なのに、成り行き売りはかなりのもの(800株から1500株程度)というケースが目立つ。特に早い段階(8時00分から8時15分くらい)では、大量の成り行き売りにストップ安やそれに近い気配になっていることも珍しくない。こういうのから判断するに、売りたい向きがなお大量に控えているということである。だから、安易にちょっと良さそうと買ったりすると、一気に1割くらい平気で下げるということにもなる。
買いは慎重に行きたい。前稿で書いたように、よほど人気になりそうな銘柄でないと、先行きはかなり危ういとみないといけないわけである。
前稿で書いたフィックスターズ(推)とキクカワエンタープライズの動きについて書いておこう。
フィックスターズは1093▼1で始まり9.26分には1109△15まで上げたのだが、全般安に抗し切れず、10時37分には1069▼25まで下げた。その後は戻り基調に転じ、終値は1085▼9。
キクカワは、前日同様、激しく乱高下した。8000▼20と小安く始まり9時30分には7760▼260まで急落。しかし10時05分には8240△220まで急伸した。その後は一進一退の動きだったが、比較的底堅い値動きで、後場の高値に近い7940▼80で終えた。
このように、この2銘柄は、比較的強い動きを示した。地合いさえよければ大幅高もあり得たのではと思わせる動きだったと言い換えてもいいだろう。
やや期待外れの決算を前日引け後に発表したウエルシアは4210▼630、下方修正を前日引け後発表の良品計画は24060▼2790、格下げのあったケンコーマヨネーズは1982▼91など、容赦のない下げに見舞われる銘柄が目立つ。特に内需の値がさ優良株の下げがきついのも、最近の特徴だ。
当道場銘柄ではコシダカが1209▼67と大きく下げたが、これで3日続落で、計128円も下げた。これなども、こういう動きの一環とも考えられる。
やはり、相場環境は、なお厳しいとみなければなるまい。何が起きるか分からない状況とみて、持ち高はごく少なく、運用は慎重にも慎重を期して行く方針を堅持しよう。
1月10日 23時58分記
2019.01.09
フィックスターズはトヨタやWHILLの自動運転を支える
どうにもやりにくい相場が続く。やりにくいということの意味は論理的に推理できないということである。誰がやっても大差ない、運不運い大きく左右されるといってもいいだろう。
09日の日経平均は223円(1.10%)高だった。TOPIXも1.10%高。JQは0.17%高、マザーズは1.01%高。
こう書くと、幅広く買われたように思われるかもしれないが、実態はかなり違う。
騰落銘柄数を見ると、東証1部は値上がり1202、値下がり861で、日経平均の値上がり率に比べると値上がり銘柄の少なさが顕著だが、それでも値上がりのほうが多い。
しかしJQ、マザーズは、どちらも値下がり銘柄数のほうが多い。特にマザーズは値下がり銘柄は値上がり銘柄の1.8倍もある。
というような状況で、東証1部の主力大型株の値上がりが目立ったものの、その他銘柄には値下がりするものがかなり多かったのである。
中小型株には竜頭蛇尾に終わる銘柄が目立った。
フィックスターズ(推)は、その典型で、買い気配から1145△54で始まり直後には1152△61まであったもののじりじり上げ幅を縮小、変わらずまで下げる場面があって終値は1094△3。
ツナグに至っては寄り直後に664△24の高値を付けたものの一時は602▼38まで下げ終値も630▼10。
キクカワのように派手に乱高下したものもある。
7860△30で始まり9時05分には一気に8780△950まで急伸したのだが、14時17分には7650▼180まで急降下、終値は8020△190。寄り前の板は安寄りしそうな気配だったので、私は7480円から7650円まで5本、計500株の買いを出していたのだが、7650円が付いた時にはよし!と思ったら100株だけ商い成立、私ともう一人各100株はできずだった。最安値をピタリ的中させるのは私の得意技なのだが、失敗してしまった。
当道場銘柄ではないが、ワークマンのように朝方7550▼140まで下げたが、12時40分には7900△210まで上げ終値は7810△120とうなぎ上りで終えた銘柄もあるにはあった。
いずれにせよ、このようにわけもなく激しく乱高下することが日常茶飯事なので、買うにしろ売るにしろ、どう指し値するかが難しい。1日で大きく動くので、時価より思い切ってかなり下で買いは入れてみる、売りは逆にかなり上で出してみるといった対応も必要だろう。
市場エネルギーは乏しく、また個人投資家は戻したところは売りたいと構えている人が多数と見受けられる。このため、ごく一部尾人気銘柄以外は、なかなかすんなり上昇とはいかないものがほとんどだ。この意味で、市場の人気を集められる銘柄は何かを見きわめ、そういう銘柄を買うようにするのが成功の秘訣だろう。
キクカワは、その有力候補である。新四季報発売後、あの全体が大きく下げた局面にもかかわらず、下げた日はわずか3日のみ、上げたのは11日にもなる。いかに投資家の期待が大きいかが分かろう。そしてそれだけの材料を有しているということでもある。
フィクスターズも、名乗りを上げかけている段階かもしれない。
NHkテレビの朝7時のニュースで、ラスベガスで開催中の世界最大級の家電・エレクトロニクス技術展示会「Consumer Electronics Show (CES) 2019」に出展されているWHILLの自動運転システムが紹介された。これは時速6キロメートルで走れ小回りも利き多少の段差にもめげない自動運転の車いすで、2020年を目途に公道での実用化を行う予定だ。
しかし、これをいくつかのメディアが取り上げていながら、肝心のフィックスターズの社名はどこにも出てこない。もし同社が
>自動運転・自動停止機能の重要な部分をソフトウェア開発サービスで提供
と報道されたなら、インパクトははるかに大きかったはずである。まあしかし、これとかトヨタの自動運転に同社が深くかかわっているというのは厳然たる事実なのであり、今後じわじわと多くの投資家も知るところとなろう。連れて、株価も大きく居所を変えるはずと信じて、じっくり見守るとしよう。
1月09日 23時53分記
09日の日経平均は223円(1.10%)高だった。TOPIXも1.10%高。JQは0.17%高、マザーズは1.01%高。
こう書くと、幅広く買われたように思われるかもしれないが、実態はかなり違う。
騰落銘柄数を見ると、東証1部は値上がり1202、値下がり861で、日経平均の値上がり率に比べると値上がり銘柄の少なさが顕著だが、それでも値上がりのほうが多い。
しかしJQ、マザーズは、どちらも値下がり銘柄数のほうが多い。特にマザーズは値下がり銘柄は値上がり銘柄の1.8倍もある。
というような状況で、東証1部の主力大型株の値上がりが目立ったものの、その他銘柄には値下がりするものがかなり多かったのである。
中小型株には竜頭蛇尾に終わる銘柄が目立った。
フィックスターズ(推)は、その典型で、買い気配から1145△54で始まり直後には1152△61まであったもののじりじり上げ幅を縮小、変わらずまで下げる場面があって終値は1094△3。
ツナグに至っては寄り直後に664△24の高値を付けたものの一時は602▼38まで下げ終値も630▼10。
キクカワのように派手に乱高下したものもある。
7860△30で始まり9時05分には一気に8780△950まで急伸したのだが、14時17分には7650▼180まで急降下、終値は8020△190。寄り前の板は安寄りしそうな気配だったので、私は7480円から7650円まで5本、計500株の買いを出していたのだが、7650円が付いた時にはよし!と思ったら100株だけ商い成立、私ともう一人各100株はできずだった。最安値をピタリ的中させるのは私の得意技なのだが、失敗してしまった。
当道場銘柄ではないが、ワークマンのように朝方7550▼140まで下げたが、12時40分には7900△210まで上げ終値は7810△120とうなぎ上りで終えた銘柄もあるにはあった。
いずれにせよ、このようにわけもなく激しく乱高下することが日常茶飯事なので、買うにしろ売るにしろ、どう指し値するかが難しい。1日で大きく動くので、時価より思い切ってかなり下で買いは入れてみる、売りは逆にかなり上で出してみるといった対応も必要だろう。
市場エネルギーは乏しく、また個人投資家は戻したところは売りたいと構えている人が多数と見受けられる。このため、ごく一部尾人気銘柄以外は、なかなかすんなり上昇とはいかないものがほとんどだ。この意味で、市場の人気を集められる銘柄は何かを見きわめ、そういう銘柄を買うようにするのが成功の秘訣だろう。
キクカワは、その有力候補である。新四季報発売後、あの全体が大きく下げた局面にもかかわらず、下げた日はわずか3日のみ、上げたのは11日にもなる。いかに投資家の期待が大きいかが分かろう。そしてそれだけの材料を有しているということでもある。
フィクスターズも、名乗りを上げかけている段階かもしれない。
NHkテレビの朝7時のニュースで、ラスベガスで開催中の世界最大級の家電・エレクトロニクス技術展示会「Consumer Electronics Show (CES) 2019」に出展されているWHILLの自動運転システムが紹介された。これは時速6キロメートルで走れ小回りも利き多少の段差にもめげない自動運転の車いすで、2020年を目途に公道での実用化を行う予定だ。
しかし、これをいくつかのメディアが取り上げていながら、肝心のフィックスターズの社名はどこにも出てこない。もし同社が
>自動運転・自動停止機能の重要な部分をソフトウェア開発サービスで提供
と報道されたなら、インパクトははるかに大きかったはずである。まあしかし、これとかトヨタの自動運転に同社が深くかかわっているというのは厳然たる事実なのであり、今後じわじわと多くの投資家も知るところとなろう。連れて、株価も大きく居所を変えるはずと信じて、じっくり見守るとしよう。
1月09日 23時53分記
2019.01.08
新四季報から発掘した妙味株
新四季報が発売されたのが、昨年の12.14日。前日の日経平均は21816円。14日は21375▼441。そして25日には19156円まで大きく下げることになった。
こうした状況のため、恒例の「新四季報から発掘した妙味株」の発表は先送りしてきたわけだが、ようやく、相場を取り巻く環境も多少なりとも落ち着いてきたように思われるので、このタイミングで発表することにした。
コード 銘柄 12.13日 01.08日
2353 日本駐車場開発 154円 146円
2130 メンバーズ 1055円 1035円
2157 コシダカ 1428円 1324円
3267 フィル・カンパニー 4620円 3965円
3376 オンリー 1070円 1058円
3814 アルファックス 2200円 2190円
3854 アイル 1178円 1099円
6346 キクカワエンター 4815円 7830円
6539 MS-Japan 1457円 1369円
6551 ツナグ・ソリュ 684円 640円
8934 サンフロンティア不 1187円 1091円
候補としてピックアップした銘柄の、その後の株価をチェックしてみると、大きく値下がりしている(12.13日終値と1.08日終値の比較)銘柄も、かなりある。
例えばアイロム1917円→1573円、シーイーシー2428円→1831円、ピア4690円→4030円などである。
私の読みが妥当だったかということもあろうが、この間の相場がいかに厳しいものだったかを物語るとも言えよう。
それはともかく、動きの悪い不人気銘柄になってしまうと、浮上が難しいのが、今の相場である。
そういうことも考慮、この間、あまり下げず、比較的堅調な値動きをしていた銘柄から、材料のインパクトの大きさ等も加味して、上記銘柄に決定したわけである。
各銘柄については、各自、四季報を熟読されたい。
ここでは、いくつかの銘柄についてだけコメントしておく。
2353 日本駐車場開発=海外売り上げを現在の1割から5割へ(中期)
2157 コシダカ =2018年11月、カーブス(女性フィットネス)で男性専門店を初出店
3376 オンリー=低価格オーダースーツ好調。インターネットで採寸
3814 アルファックス=キャッシュレス化が追い風
3854 アイル=キャッシュレス化が追い風
6346 キクカワエンター=無人製材設備絶好調
6539 MS-Japan =株式公開準備企業向けサイトを2018年10月開始
6551 ツナグ・ソリュ=面接日程の自動調整サービスを開発するベンチャーを子会社化
お年玉銘柄、推奨銘柄の発表も延期が続いているわけだが、地合いが悪化しなければ、遠くない時期に発表したいと考えている。
上記11銘柄からセレクトされる可能性大と考えられたい。もちろん、これ以外で追加されるものがあるかもしれないが。
1月08日19時59分記
【フィックスターズはトヨタの自動運転を支える重要企業!】
日経の1.08日朝刊に「2018年に市場で価値を高めた企業」という記事が1ページ全部を使って掲載されている。中堅上場企業の時価総額の増加額をランキングしたもの。
979社を対象としており上位25社の社名が出ている。
最近取り上げたMSJ,フィルカンパニーを除いても5社を当ブログで取り上げている。
それはともかく15位にフィックスターズがランクインしているわけだが、同社はこの記事でコメントが付けられている4社のうちの1社である。
株価にとってプラスに働きそうな記述を書きだしておこう。
>フィックスターズは(中略)システムを高速化する技術に強みを持ち、次世代の技術開発に積極的に取り組む姿勢が市場に評価されている。
>その一つが自動運転のシステムだ。18年2月には豊田通商と共同出資会社を設立した。高速処理の技術を生かし、トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
WHILLの自動運転システムの場合も、WHILLの発表の中にフィックスターズの名前はでてこない。このほか量子コンピューターに関する日立や東北大学等の発表でも運用等を支援するフィックスターズの名はむしろ出ないことが多いくらいではないか。このように黒子に徹して(徹せられてと言うべきか)いるため、実力は過小評価されすぎていると思われる。自動運転でも豊田通商の名こそ出てくるが、肝心のトヨタの名前は出てこない。しかし、この記事で
>トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
と明確に書かれていることで、市場の評価は格段に上がるのではないか。現在、トヨタは自動運転に全力投球中で、関連のニュースも頻繁に目にするが、その技術開発を支える中核企業ともいえる位置にフィックスターズはいるわけだ。
【キクカワはここは仕込みチャンスとみる】
2日連続ストップ高を演じたキクカワは08日は7830▼800と大きく下げた。しかし大きく押したここはまさに天与の仕込み場の可能性大とみる。もう一段の下げがあればよし、なければなしで良し、いずれにせよ、慎重になるあまり置いて行かれないようにしたい。
詳しくは後日に譲るが、人手不足が深刻化するなか、同社の新製品
無人製材設備 "クリアシステム-i" [日本木工機械展技術優秀賞受賞]、"スーパークリアシステム" [特許]
は、それを解決する夢の機械として受注が急増しているわけである。2018年3月期の同社の売り上げは40.0億円だったわけだが2019年3月期は70.0億円予想(会社、四季報とも)、20年3月期は80億円予想(四季報)と、19年3月期比倍増する。M&Aなどに頼らず主力製品の売り上げ増でこれを達成するのだから、無人製材設備 "クリアシステム-i" [日本木工機械展技術優秀賞受賞]、"スーパークリアシステム" [特許]が、いかにとんでもない超大物の魅力的新製品かが分かろう。
超目先の動きに惑わされず、同社の将来性をしっかり研究のうえ、100株たりと持ち株に加えておくところだろう。
【オンリーが好決算】
15時30分に2019年8月期第1四半期決算を発表した。これを受けてPTSでは1100△42を付けた後1102.5円に1000株の買いが入っている。
1月08日 23時50分記
こうした状況のため、恒例の「新四季報から発掘した妙味株」の発表は先送りしてきたわけだが、ようやく、相場を取り巻く環境も多少なりとも落ち着いてきたように思われるので、このタイミングで発表することにした。
コード 銘柄 12.13日 01.08日
2353 日本駐車場開発 154円 146円
2130 メンバーズ 1055円 1035円
2157 コシダカ 1428円 1324円
3267 フィル・カンパニー 4620円 3965円
3376 オンリー 1070円 1058円
3814 アルファックス 2200円 2190円
3854 アイル 1178円 1099円
6346 キクカワエンター 4815円 7830円
6539 MS-Japan 1457円 1369円
6551 ツナグ・ソリュ 684円 640円
8934 サンフロンティア不 1187円 1091円
候補としてピックアップした銘柄の、その後の株価をチェックしてみると、大きく値下がりしている(12.13日終値と1.08日終値の比較)銘柄も、かなりある。
例えばアイロム1917円→1573円、シーイーシー2428円→1831円、ピア4690円→4030円などである。
私の読みが妥当だったかということもあろうが、この間の相場がいかに厳しいものだったかを物語るとも言えよう。
それはともかく、動きの悪い不人気銘柄になってしまうと、浮上が難しいのが、今の相場である。
そういうことも考慮、この間、あまり下げず、比較的堅調な値動きをしていた銘柄から、材料のインパクトの大きさ等も加味して、上記銘柄に決定したわけである。
各銘柄については、各自、四季報を熟読されたい。
ここでは、いくつかの銘柄についてだけコメントしておく。
2353 日本駐車場開発=海外売り上げを現在の1割から5割へ(中期)
2157 コシダカ =2018年11月、カーブス(女性フィットネス)で男性専門店を初出店
3376 オンリー=低価格オーダースーツ好調。インターネットで採寸
3814 アルファックス=キャッシュレス化が追い風
3854 アイル=キャッシュレス化が追い風
6346 キクカワエンター=無人製材設備絶好調
6539 MS-Japan =株式公開準備企業向けサイトを2018年10月開始
6551 ツナグ・ソリュ=面接日程の自動調整サービスを開発するベンチャーを子会社化
お年玉銘柄、推奨銘柄の発表も延期が続いているわけだが、地合いが悪化しなければ、遠くない時期に発表したいと考えている。
上記11銘柄からセレクトされる可能性大と考えられたい。もちろん、これ以外で追加されるものがあるかもしれないが。
1月08日19時59分記
【フィックスターズはトヨタの自動運転を支える重要企業!】
日経の1.08日朝刊に「2018年に市場で価値を高めた企業」という記事が1ページ全部を使って掲載されている。中堅上場企業の時価総額の増加額をランキングしたもの。
979社を対象としており上位25社の社名が出ている。
最近取り上げたMSJ,フィルカンパニーを除いても5社を当ブログで取り上げている。
それはともかく15位にフィックスターズがランクインしているわけだが、同社はこの記事でコメントが付けられている4社のうちの1社である。
株価にとってプラスに働きそうな記述を書きだしておこう。
>フィックスターズは(中略)システムを高速化する技術に強みを持ち、次世代の技術開発に積極的に取り組む姿勢が市場に評価されている。
>その一つが自動運転のシステムだ。18年2月には豊田通商と共同出資会社を設立した。高速処理の技術を生かし、トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
WHILLの自動運転システムの場合も、WHILLの発表の中にフィックスターズの名前はでてこない。このほか量子コンピューターに関する日立や東北大学等の発表でも運用等を支援するフィックスターズの名はむしろ出ないことが多いくらいではないか。このように黒子に徹して(徹せられてと言うべきか)いるため、実力は過小評価されすぎていると思われる。自動運転でも豊田通商の名こそ出てくるが、肝心のトヨタの名前は出てこない。しかし、この記事で
>トヨタ自動車向けのソフトウェアの開発を加速する。
と明確に書かれていることで、市場の評価は格段に上がるのではないか。現在、トヨタは自動運転に全力投球中で、関連のニュースも頻繁に目にするが、その技術開発を支える中核企業ともいえる位置にフィックスターズはいるわけだ。
【キクカワはここは仕込みチャンスとみる】
2日連続ストップ高を演じたキクカワは08日は7830▼800と大きく下げた。しかし大きく押したここはまさに天与の仕込み場の可能性大とみる。もう一段の下げがあればよし、なければなしで良し、いずれにせよ、慎重になるあまり置いて行かれないようにしたい。
詳しくは後日に譲るが、人手不足が深刻化するなか、同社の新製品
無人製材設備 "クリアシステム-i" [日本木工機械展技術優秀賞受賞]、"スーパークリアシステム" [特許]
は、それを解決する夢の機械として受注が急増しているわけである。2018年3月期の同社の売り上げは40.0億円だったわけだが2019年3月期は70.0億円予想(会社、四季報とも)、20年3月期は80億円予想(四季報)と、19年3月期比倍増する。M&Aなどに頼らず主力製品の売り上げ増でこれを達成するのだから、無人製材設備 "クリアシステム-i" [日本木工機械展技術優秀賞受賞]、"スーパークリアシステム" [特許]が、いかにとんでもない超大物の魅力的新製品かが分かろう。
超目先の動きに惑わされず、同社の将来性をしっかり研究のうえ、100株たりと持ち株に加えておくところだろう。
【オンリーが好決算】
15時30分に2019年8月期第1四半期決算を発表した。これを受けてPTSでは1100△42を付けた後1102.5円に1000株の買いが入っている。
1月08日 23時50分記
2019.01.07
キクカワが連日のストップ高
07日の相場は、前日のNYダウ急伸(747ドル=3.29%高)を受けて、大幅高となった。日経平均は477円(2.44%)高で2万円の大台を回復、TOPIXも2.81%高だった。JQは2.16%、マザーズは3.89%高だった。
市場、企業規模等を問わず、幅広く買われた。
こうなると、強気になっていいものか、なお警戒していくところか、とか、心も千路に乱れる人も出て来よう。
大発会、大納会の日経平均を見ると
昨年は大発会が23506△741で大納会は20015▼63。
今年は大発会が19562▼453で大納会は?。
昨年とは逆に大幅安で始まったわけだが、終わりも逆で、かなりのプラスになる可能性もあろう。
と書いては見たものの、一転また悲惨な展開に逆戻りとなるやもしれず、ここは予断を持たず、日々情勢の変化に気を配りつつ、臨機応変に行くとしよう。
私は、資金繰りはまずまずになり、動きやすくなったので、ここまでのほぼ売り一辺倒から、07日は、少し買ってみた。
具体的に示そう。
キクカワエンタープライズを8565円平均で200株買い増し。
MSJを1304円で400株買い増し。
ツナグ・ソリューションズを599円平均で3400株新規購入。
以上の3銘柄は新四季報で最有望と思った4銘柄として紹介した(昨年12.16日付け)銘柄である。
アルファポリスを2455円平均で300株買い増し、2529円で100株売却(1日での変動が大きいので安いところは買い上げたら少し売るを繰り返すといいということは、前に書いた)。
キクカワは8920△1500とストップ高で寄り付き、安値は8470円まであって終値は8630△1210。PER10倍に買えば12310円になる(前稿参照)わけだが、はてさてどうなるか。本年最大の出世株になる夢を秘める銘柄ではある。
私の散歩コースには材木店が2店あるが、最近は数年前は閑古鳥が鳴いていたのが嘘のように活況を呈している。政府による国産材利用促進政策効果が如実に表れているのだろう。
もちろん、まだ腰を入れて買っていいような段階でないのは言うまでもないが、それでも多少は買ってみようかという方の参考に書くと、買うなら、やはり動きの相対的にいいものがいいだろう。大きく下げた銘柄のほうが手を出しやすいが、そういう銘柄は戻り待ちの売りが多いので、戻るのはやはり少し遅れがちとなりがちだからである。
オンリー(12.27日の稿参照)も動きのいい銘柄の一つだ。1078△37と反発、新四季報発売後の高値をとってきた。
コシダカも1337△71と猛反発した。円高懸念もあってこうした内需好業績銘柄には追い風が吹く。
フィックスターズも1032△58と反発、3日ぶりに1000円大台を回復した。
>フィックスターズ、CES2019 の最優秀賞を受賞したWHILL 株式会社の自動運転システムの実現をサポート
-自動運転・自動停止機能の重要な部分をソフトウェア開発サービスで提供-
というIRニュースを朝方公表もしている。
シェアテク、仙波糖化(今更ではあるが一時ストップ高)も大幅高となったが、ここから一段高できるかが、今後の相場を占ううえで重要となろう。
1月07日 23時47分記
市場、企業規模等を問わず、幅広く買われた。
こうなると、強気になっていいものか、なお警戒していくところか、とか、心も千路に乱れる人も出て来よう。
大発会、大納会の日経平均を見ると
昨年は大発会が23506△741で大納会は20015▼63。
今年は大発会が19562▼453で大納会は?。
昨年とは逆に大幅安で始まったわけだが、終わりも逆で、かなりのプラスになる可能性もあろう。
と書いては見たものの、一転また悲惨な展開に逆戻りとなるやもしれず、ここは予断を持たず、日々情勢の変化に気を配りつつ、臨機応変に行くとしよう。
私は、資金繰りはまずまずになり、動きやすくなったので、ここまでのほぼ売り一辺倒から、07日は、少し買ってみた。
具体的に示そう。
キクカワエンタープライズを8565円平均で200株買い増し。
MSJを1304円で400株買い増し。
ツナグ・ソリューションズを599円平均で3400株新規購入。
以上の3銘柄は新四季報で最有望と思った4銘柄として紹介した(昨年12.16日付け)銘柄である。
アルファポリスを2455円平均で300株買い増し、2529円で100株売却(1日での変動が大きいので安いところは買い上げたら少し売るを繰り返すといいということは、前に書いた)。
キクカワは8920△1500とストップ高で寄り付き、安値は8470円まであって終値は8630△1210。PER10倍に買えば12310円になる(前稿参照)わけだが、はてさてどうなるか。本年最大の出世株になる夢を秘める銘柄ではある。
私の散歩コースには材木店が2店あるが、最近は数年前は閑古鳥が鳴いていたのが嘘のように活況を呈している。政府による国産材利用促進政策効果が如実に表れているのだろう。
もちろん、まだ腰を入れて買っていいような段階でないのは言うまでもないが、それでも多少は買ってみようかという方の参考に書くと、買うなら、やはり動きの相対的にいいものがいいだろう。大きく下げた銘柄のほうが手を出しやすいが、そういう銘柄は戻り待ちの売りが多いので、戻るのはやはり少し遅れがちとなりがちだからである。
オンリー(12.27日の稿参照)も動きのいい銘柄の一つだ。1078△37と反発、新四季報発売後の高値をとってきた。
コシダカも1337△71と猛反発した。円高懸念もあってこうした内需好業績銘柄には追い風が吹く。
フィックスターズも1032△58と反発、3日ぶりに1000円大台を回復した。
>フィックスターズ、CES2019 の最優秀賞を受賞したWHILL 株式会社の自動運転システムの実現をサポート
-自動運転・自動停止機能の重要な部分をソフトウェア開発サービスで提供-
というIRニュースを朝方公表もしている。
シェアテク、仙波糖化(今更ではあるが一時ストップ高)も大幅高となったが、ここから一段高できるかが、今後の相場を占ううえで重要となろう。
1月07日 23時47分記
2019.01.06
日経平均は453円安、その後のNYダウは747ドル高
1.04日(大発会)の日経平均は453円(2.26%)安となり、2万円の大台を大きく割り込み19562円となった。
前日のNYダウが660ドル(2.82%)の大幅下落したのが大きく響いた。NYダウの急落はアップルがその前日、業績(2018年10月~12月期)の下方修正を発表し10%安となり、中国の景気減速懸念が一段と高まったことが原因だ。
ところが、04日のNYダウは一転747ドル(3.29%)の急騰となった。円相場も108.53円と大きく円安となった。
これは04日、FRBのパウエル議長が、これまでの方針を変更、世界景気の下振れ懸念に留意し「金融政策を柔軟に見直す用意がある。」と発言したことを、市場が歓迎したものである。FRBは2019年中に2回の利上げを想定していた(トランプ大統領はこれを批判)わけだが、これで、年内の利上げは0~1回という見通しが有力となり、それも0回が多数派となった(年内利上げなし)。
相も変わらず、その日その日の要人発言等に振り回される相場が続いているわけである。誰も明日はどうなるか、まったく予想できない状況が続いているとみなければならない。
いい例を挙げておこう。
日経新聞は毎年経営者によるその年の日経平均株価の高値・安値予想、有望5銘柄を掲載している。当てにならないという定評(私の独断による評価かもしれない)だが、今年の場合、あまりにひどいので、ここで言及する。
日経平均の安値として
20000円以上にしている方が20人中5人。そのうちの1人は21000円である。
言うまでもないが12.28日(大納会)の日経平均は20015円。こういう状況で20000円を1年間を通しての最安値と回答するのは、かなり勇気のいることでえあり、そう勇気ある方ぞろいとは思えないので、頭をかしげざるを得ない。しかもその時期も1月と言うならまだしも1人を除いて2月以降なのである。
結局、どうしてこういうバカげた回答になったかを突き詰めると、回答期限がとんでもなく早い時期だったのではないかという疑問がわいてくるわけである。ユニ・チャームの高原社長が21000円と答えているのからすると、12.18日(日経平均は21115円)が期限だった可能性すらある。高原社長だけ何か特殊事情があったとみた場合、12.27日(同200078円)が期限だったとみるのが妥当だろう。
私が言いたいのは、こうした日経平均の予想や有望銘柄の予想は、まったく当てにならないこと、かつ、新聞・週刊誌等の記事は、その記事がいつ書かれたのかを、読む方は慎重に見極める必要があるということである。かなり前に書かれた記事をさも書かれたばかりのもののように掲載するのは、彼らの常とう手段なのである。
話が横道にそれてしまったが、NYダウや日経平均は乱高下が激しいが、いずれにせよ、今後の見通しは、かつてないくらい読みにくい。
①アメリカ経済は底堅いという見方が正しく、結局、世界の株価は、堅調に推移する
ということになる可能性もそれなりにあろう。
②一方、米中貿易摩擦が激化、米中共倒れとなり、世界的に株価は下落基調が続く
ということも十分ありうる。
日本の株価は割安で、企業業績も底堅いのだから、日本株に関しては、弱気になる必要はない。
こういう方も少なからずいるようだ。ただ、これは、今後の世界経済がどう転ぶか分からないということを考慮に入れていない近視眼的見方であろう。
②のような方向に世界経済がなった場合、為替相場も円高(1ドル105円割れもあり得よう)になり、日本では輸出企業中心に業績の大幅下方修正が続出、日本株は割安などとはとても言えないということになる。
結局、とりあえずは、相場がどうなるかは予測が非常に困難であり、恐る恐る慎重にやるしかないということになる。
持ち高がなおかなり多いという方は、株価が上げた時を見計らっては少しずつ売り、これならという水準まで減らすといいだろう。
十分減らした、あるい持ち高はほぼなしというような方は、そのまま、場合によっては、これはというような銘柄に限って多少は買うのもいいだろう。また、銘柄の入れ替えも臨機応変やるといいだろう。
お年玉銘柄、新四季報から発掘した妙味株については、できれば早急に発表したいのだが、なお踏ん切りがつかない。私は自分で言うのもなんだが優柔不断な人間ではなくイノシシ年生まれでさえあるが、意外に慎重な人間でもあるのだ。
これまで、それなりに人生経験も積み、相場に関しては地獄も極楽も何度も見てきたからでもあるが・・・・
まあそうわけで、発表をなお控えているので、ご了解いただきたい。
キクカワエンタープライズという銘柄がある。
「新四季報から発掘した妙味株」候補の20銘柄の中で、私が、最有望と思った4銘柄のトップに挙げた銘柄である(12.16日のブログ参照)。
これが04日7420△1000のストップ高となった。もちろん昨年来高値更新であり、出来高も新四季報発売を受けて激増した12.17日の19800株を上回る23400株となった。四季報発売直前の12.14日(金)の終値が5260△445、17日(月)が5600△340だから、この下落相場の中で出色の値上がり率である。
それでも業績面からみると、なお超割安とも言える。
株価は7420円と言っても、これは昨年10月に10株→1株の株式併合をやっているためで、昔の株価で言えば742円のわけである。
来期(2020年3月期)予想実質1株利益は1231円だから時価の7420円はPER6.0倍に過ぎない。
なにせ2018年3月期の経常利益4.31億円が20年3月期は21.7億円(四季報予想)に激増するのである。これはI o T活用の無人製材設備が予想を大きく上回る売り上げとなっていて、新工場を建設したくらいで、その減価償却もこなしてのこの業績なのだから、投資家は当社への評価を一変させる必要があろう。
PER10倍に買っても罰は当たらないだろう。15倍くらいがあっても不思議はない。
100株でも70数万円でやや買いにくいが、今ここで何か買うとなれば、まず第一に検討する銘柄ではあろう。月曜は先週末のストップ高買い気配を受けて高寄りの可能性が大きいだろう。その場合、とりあえず寄り天となり8000円前後で買ったのに終値は7000円割れといった悪夢のような展開もなくはない。
買おうかという方は、以上書いたこと等、いろいろ頭に入れたうえで、また資金状況、持ち高、リスクも十分考慮に入れ、作戦を立てられたい。
なお直近のCME日経平均先物は518円高である。
1月06日 23時38分記
前日のNYダウが660ドル(2.82%)の大幅下落したのが大きく響いた。NYダウの急落はアップルがその前日、業績(2018年10月~12月期)の下方修正を発表し10%安となり、中国の景気減速懸念が一段と高まったことが原因だ。
ところが、04日のNYダウは一転747ドル(3.29%)の急騰となった。円相場も108.53円と大きく円安となった。
これは04日、FRBのパウエル議長が、これまでの方針を変更、世界景気の下振れ懸念に留意し「金融政策を柔軟に見直す用意がある。」と発言したことを、市場が歓迎したものである。FRBは2019年中に2回の利上げを想定していた(トランプ大統領はこれを批判)わけだが、これで、年内の利上げは0~1回という見通しが有力となり、それも0回が多数派となった(年内利上げなし)。
相も変わらず、その日その日の要人発言等に振り回される相場が続いているわけである。誰も明日はどうなるか、まったく予想できない状況が続いているとみなければならない。
いい例を挙げておこう。
日経新聞は毎年経営者によるその年の日経平均株価の高値・安値予想、有望5銘柄を掲載している。当てにならないという定評(私の独断による評価かもしれない)だが、今年の場合、あまりにひどいので、ここで言及する。
日経平均の安値として
20000円以上にしている方が20人中5人。そのうちの1人は21000円である。
言うまでもないが12.28日(大納会)の日経平均は20015円。こういう状況で20000円を1年間を通しての最安値と回答するのは、かなり勇気のいることでえあり、そう勇気ある方ぞろいとは思えないので、頭をかしげざるを得ない。しかもその時期も1月と言うならまだしも1人を除いて2月以降なのである。
結局、どうしてこういうバカげた回答になったかを突き詰めると、回答期限がとんでもなく早い時期だったのではないかという疑問がわいてくるわけである。ユニ・チャームの高原社長が21000円と答えているのからすると、12.18日(日経平均は21115円)が期限だった可能性すらある。高原社長だけ何か特殊事情があったとみた場合、12.27日(同200078円)が期限だったとみるのが妥当だろう。
私が言いたいのは、こうした日経平均の予想や有望銘柄の予想は、まったく当てにならないこと、かつ、新聞・週刊誌等の記事は、その記事がいつ書かれたのかを、読む方は慎重に見極める必要があるということである。かなり前に書かれた記事をさも書かれたばかりのもののように掲載するのは、彼らの常とう手段なのである。
話が横道にそれてしまったが、NYダウや日経平均は乱高下が激しいが、いずれにせよ、今後の見通しは、かつてないくらい読みにくい。
①アメリカ経済は底堅いという見方が正しく、結局、世界の株価は、堅調に推移する
ということになる可能性もそれなりにあろう。
②一方、米中貿易摩擦が激化、米中共倒れとなり、世界的に株価は下落基調が続く
ということも十分ありうる。
日本の株価は割安で、企業業績も底堅いのだから、日本株に関しては、弱気になる必要はない。
こういう方も少なからずいるようだ。ただ、これは、今後の世界経済がどう転ぶか分からないということを考慮に入れていない近視眼的見方であろう。
②のような方向に世界経済がなった場合、為替相場も円高(1ドル105円割れもあり得よう)になり、日本では輸出企業中心に業績の大幅下方修正が続出、日本株は割安などとはとても言えないということになる。
結局、とりあえずは、相場がどうなるかは予測が非常に困難であり、恐る恐る慎重にやるしかないということになる。
持ち高がなおかなり多いという方は、株価が上げた時を見計らっては少しずつ売り、これならという水準まで減らすといいだろう。
十分減らした、あるい持ち高はほぼなしというような方は、そのまま、場合によっては、これはというような銘柄に限って多少は買うのもいいだろう。また、銘柄の入れ替えも臨機応変やるといいだろう。
お年玉銘柄、新四季報から発掘した妙味株については、できれば早急に発表したいのだが、なお踏ん切りがつかない。私は自分で言うのもなんだが優柔不断な人間ではなくイノシシ年生まれでさえあるが、意外に慎重な人間でもあるのだ。
これまで、それなりに人生経験も積み、相場に関しては地獄も極楽も何度も見てきたからでもあるが・・・・
まあそうわけで、発表をなお控えているので、ご了解いただきたい。
キクカワエンタープライズという銘柄がある。
「新四季報から発掘した妙味株」候補の20銘柄の中で、私が、最有望と思った4銘柄のトップに挙げた銘柄である(12.16日のブログ参照)。
これが04日7420△1000のストップ高となった。もちろん昨年来高値更新であり、出来高も新四季報発売を受けて激増した12.17日の19800株を上回る23400株となった。四季報発売直前の12.14日(金)の終値が5260△445、17日(月)が5600△340だから、この下落相場の中で出色の値上がり率である。
それでも業績面からみると、なお超割安とも言える。
株価は7420円と言っても、これは昨年10月に10株→1株の株式併合をやっているためで、昔の株価で言えば742円のわけである。
来期(2020年3月期)予想実質1株利益は1231円だから時価の7420円はPER6.0倍に過ぎない。
なにせ2018年3月期の経常利益4.31億円が20年3月期は21.7億円(四季報予想)に激増するのである。これはI o T活用の無人製材設備が予想を大きく上回る売り上げとなっていて、新工場を建設したくらいで、その減価償却もこなしてのこの業績なのだから、投資家は当社への評価を一変させる必要があろう。
PER10倍に買っても罰は当たらないだろう。15倍くらいがあっても不思議はない。
100株でも70数万円でやや買いにくいが、今ここで何か買うとなれば、まず第一に検討する銘柄ではあろう。月曜は先週末のストップ高買い気配を受けて高寄りの可能性が大きいだろう。その場合、とりあえず寄り天となり8000円前後で買ったのに終値は7000円割れといった悪夢のような展開もなくはない。
買おうかという方は、以上書いたこと等、いろいろ頭に入れたうえで、また資金状況、持ち高、リスクも十分考慮に入れ、作戦を立てられたい。
なお直近のCME日経平均先物は518円高である。
1月06日 23時38分記
2019.01.03
新年おめでとうございます
年末のごあいさつをと思っていたのに、相場のあまりの乱調に、つい書きそびれ、あっと言う間に、2019年を迎えてしまいました。
遅ればせながら、旧年中のご愛読に感謝申し上げます。
新年おめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。
以下に年末年始のNYダウとそれを受けての日経平均の前日比を示す。
NYダウ→ 日経平均
12.26日 +1086ドル→+751円(12.27日)
12.27日 + 260ドル→-63円(12.28日)
12.28日 - 76ドル
12.31日 + 265ドル
01.02日 + 19ドル
01.03日 - 380ドル→ - 500円(01.03日先物)
12.26日はNYダウの急騰を受けて日経平均もそれなりに反応(上昇率ではかなり劣るが)した。
ところが27日はNYダウが大幅高したにも関わらず日経平均は小幅下落となり、まったく追随できなかった。
その後、日本市場(東証)は長期休場(12.29日~01.03日)に入った。
この間のNYダウは累計で170ドル前後の値下がりとなっているわけだが、CME日経平均先物は500円程度の値下がりとなり、NYダウに比べ率的にも値下がりがはるかに大きくなっている。
この原因としては、円高が最大の要因として考えられよう。
12.20日以降大納会(12.28日)までは、円の対ドル相場は1ドル110円ちょうど前後で安定していた。それが株式市場休場期間に円高が進行していたわけだが、1.03日には、一気に大幅に進んだ。1.03日、アジア時間序盤には一時104.96円と、2018年3月以来の円高となった。現在は107.1円台。
いずれにせよ、米中貿易摩擦を最大の火種に、世界的に株価は不安定で大きく乱高下する、危うい動きが続くと覚悟して臨むところだろう。米中貿易協議の期限は3.01日のわけだが、それがどう決着するのか、米中のつばぜり合い、腹の探り合いが続くことになる。
何年か前にもあったことだが、世界経済をめぐる懸念の高まりで「安全資産としての円が買われる」という、まったくもって迷惑なうえ、理屈にも納得のいかない展開も、ここに来て顕在化しつつある。こうなると、輸出企業中心に、日本企業の業績下方修正懸念も高まるわけで、まさに、日本株を取り巻く環境は厳しいと言わざるをえない。
というわけで昨年末に繰り返し強調してきた持ち高は極力少なく安全第一でという運用方針は、継続、むしろ一段とその方向をはっきりさせることが必要だろう。
イライラが募るところだが、安易に買いに走ると、一段と傷を深くする恐れが大だ。万一、何かを買う場合は、持ち株を売って資金を捻出、運用額は増やさないようにしよう。大きく買い値を下回っているからと言って、絶対売らないなどというのも問題だ。自らゆでガエルになりに行くようなものだからである。
チャンスはいつか訪れるとみて、じっくりその時節到来を待ちたい。
1月04日 0時05分記
遅ればせながら、旧年中のご愛読に感謝申し上げます。
新年おめでとうございます、本年もよろしくお願い申し上げます。
以下に年末年始のNYダウとそれを受けての日経平均の前日比を示す。
NYダウ→ 日経平均
12.26日 +1086ドル→+751円(12.27日)
12.27日 + 260ドル→-63円(12.28日)
12.28日 - 76ドル
12.31日 + 265ドル
01.02日 + 19ドル
01.03日 - 380ドル→ - 500円(01.03日先物)
12.26日はNYダウの急騰を受けて日経平均もそれなりに反応(上昇率ではかなり劣るが)した。
ところが27日はNYダウが大幅高したにも関わらず日経平均は小幅下落となり、まったく追随できなかった。
その後、日本市場(東証)は長期休場(12.29日~01.03日)に入った。
この間のNYダウは累計で170ドル前後の値下がりとなっているわけだが、CME日経平均先物は500円程度の値下がりとなり、NYダウに比べ率的にも値下がりがはるかに大きくなっている。
この原因としては、円高が最大の要因として考えられよう。
12.20日以降大納会(12.28日)までは、円の対ドル相場は1ドル110円ちょうど前後で安定していた。それが株式市場休場期間に円高が進行していたわけだが、1.03日には、一気に大幅に進んだ。1.03日、アジア時間序盤には一時104.96円と、2018年3月以来の円高となった。現在は107.1円台。
いずれにせよ、米中貿易摩擦を最大の火種に、世界的に株価は不安定で大きく乱高下する、危うい動きが続くと覚悟して臨むところだろう。米中貿易協議の期限は3.01日のわけだが、それがどう決着するのか、米中のつばぜり合い、腹の探り合いが続くことになる。
何年か前にもあったことだが、世界経済をめぐる懸念の高まりで「安全資産としての円が買われる」という、まったくもって迷惑なうえ、理屈にも納得のいかない展開も、ここに来て顕在化しつつある。こうなると、輸出企業中心に、日本企業の業績下方修正懸念も高まるわけで、まさに、日本株を取り巻く環境は厳しいと言わざるをえない。
というわけで昨年末に繰り返し強調してきた持ち高は極力少なく安全第一でという運用方針は、継続、むしろ一段とその方向をはっきりさせることが必要だろう。
イライラが募るところだが、安易に買いに走ると、一段と傷を深くする恐れが大だ。万一、何かを買う場合は、持ち株を売って資金を捻出、運用額は増やさないようにしよう。大きく買い値を下回っているからと言って、絶対売らないなどというのも問題だ。自らゆでガエルになりに行くようなものだからである。
チャンスはいつか訪れるとみて、じっくりその時節到来を待ちたい。
1月04日 0時05分記