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28日の相場は小幅安だった。前稿で書いたように、あの時点ではNYダウは大幅高だったわけだが、終わってみれば大幅安、日経平均も一時は22038▼233まで急落したわけだが、終値は横ばいの1円安だった。日経平均寄与率の大きな銘柄の上げに支えられた不自然な数字で、値下がり銘柄数は1341で値上がり銘柄数664の2倍以上に達した。JQは0.6%、マザーズは1.4%の下落だった。

当道場銘柄はまちまちだった。
エバラ食品(推)が2323△24と3連騰、佐藤食品(WEB銘柄)(推)も1792△48と2連騰。
一方、仙波糖化(推)は944▼24と反落、ここ元気のないスターゼン(WEB銘柄)(推)も5850▼70と5日続落。

『Yen SPA!』(28日発行)で、私が挙げた6銘柄と株価はは次の通り。
多少、記事が効いたのか、上げた銘柄が多く、しかも徐々に上げ幅を拡大したものが多かった。

エバラ2323△24
フジッコ2855▼15
セイヒョー3705△35
仙波糖化944▼24
フマキラー2062△46
クリヤマ1928△73

現在、トランプ政権の貿易政策への懸念から輸出関連は、円安にもかかわらず物色の圏外だ。ある程度そういうことも考慮、挙げた6銘柄は「食」関連のわけだが、書いたのはかなり前なのに、結果的に、ちょうどよかったようだ。
前稿で紹介した「もも太郎」銘柄はセイヒョーだったわけだが、意外に穏やかに終えたので、また売り物もそれなりに出てきているので、この辺ならひそかに仕込んでおくと、猛暑予想が大外れにでもならない限り、うれしい結果を出してくれよう。
なお「桃太郎」はタキイ種苗のトマト品種名、「もも太郎」はセイヒョーのアイス(かき氷バー)。今夏、「もも太郎」が「ガリガリ君」を追って全国区人気になるのを期待。

6月29日 2時09分記
27日の相場は、日経平均こそ70円(0.3%)安だったが、その他の指標(TOPIX、2部、JQ、マザーズ)は、すべてプラスだった。最近の日経平均ばかり底堅く、JQ、マザーズなどは底なし沼へという展開の反動が出た感じだ。
輸出関連(キヤノン、オークマ、ファナックなど)など主力大型株の多くが下げる一方、中小型株には堅調なものが多かった。

当道場銘柄は、上げるものが多かったが、一部は急落した。
ここ堅調な動きのエバラ食品(推)は2355△64まであったのだが終値は2299△13。連謄にも関わらず出来高は7600株に急減、これは5.23日以来の少なさだ。しかし逆に言えばそれだけ売り物も少ないということで、人気が戻れば一気に大きく戻せるということだろう。
前日910円まで下げた仙波糖化(推)は980円まであって968△27。ここカルビー(連日の年初来高値更新)、不二製油など一部市場の食品株はおおむね堅調な値動きをしている。相対的に仙波、佐藤食品(1744△11)など、底値圏にあることの異様な安さが目立つ。見直し接近とみていいかもしれない。

新四季報から発掘した妙味株では、先行してあげた銘柄群(カッシーナ、協立電機など)が、ここにきて大きく下げる一方、飯田産業、日本電子は反発、中でもジャムコは、ここ3連騰で2533△46で戻り高値を更新中だ。

WEB公開銘柄(6月中旬)は、好スタートを切り目標値の最低ラインを早々に達成したカッシーナ、大木ヘルスがひどい下げになっている。大木の場合、公開翌日の20日には2510△92まであったわけだが、ここ5日続落で27日は2024▼118の安値引け。一体、何が起きたのかというような下げだが、これという理由はなさそうだ。
実は、ここ急落している銘柄の多くは、このように、最近急騰した銘柄が多い。2、3例を挙げるとヤマネメディカル917円(6.01日)→559▼150、ヒューマン・アソシエイツ3330円(6.15日)→2051▼201(安値は2041円)、アイビー化粧品などである。山高ければ谷深しというわけだろうが、いくら何でも下げすぎの銘柄が多い。

28日に『Yen SPA!』(年2回刊)が発売になる。
そこで、私も6銘柄紹介している。興味のある方は読んでもらうとして、ここで、そのうちの1銘柄について書いておこう。
超薄商いの銘柄なので、当欄で推奨銘柄にするわけにもいかず、苦慮して『Yen SPA!』で紹介したわけである。
ここでヒントを書き、正解にたどり着いた方は、調べたうえ納得されたら(うまく指値して)買われるのもいいだろう。幸い27日はかなり下げている。
①猛暑関連
②桃太郎
③かつて新潟市場に上場していた
この辺でやめたいのもやまやまだが、分からない方ばかりではなんだから、出血大サービスで
④アイス
注=いい加減に「桃太郎」と書いてしまったが、正確には「もも太郎」。ちなみに「桃太郎」で有名なのは「桃太郎トマト」。タキイ種苗が開発したトマトの品種名、商品名である。

現在NYダウは200ドルを大きく超える急騰、円相場も1ドル110円台回復で日経平均先物・大証夜間も108円高となっている。
28日は主力株回帰の雰囲気だが、売られ過ぎた中小型株も買われるのを期待しよう。

6月27日 23時51分記
2018.06.26 泣きたいcry
「泣きたいcry」と、cryの意味を覚えたことを思い出してしまった。
それくらい酷い相場が続いている。

26日の各市場の株価指標をみると、日経平均、TOPIXはともに小幅高、マザーズも+0.02。2部(東芝次第なのでほとんど意味がない)とJQは下げた。こう書くと、実像が見えにくいが、要するに小型株は、なおかなり下げたのである。
騰落銘柄数を見ると、東証1部は値上がり銘柄がかなり値下がり銘柄を上回ったのだが、2部、JQは、値下がり銘柄が値上がり銘柄を大きく上回っているのである。なおマザーズ(騰落銘柄数は同数)がプラスになったのは、メルカリが4545△275と大きく戻したことが心理的に好影響を及ぼしたと思われる(この1行、ケアレスミスもあり書き直しました)。
予想PER(6.25日終値)をみると東証1部(全銘柄)が14.91倍に対しJQは14.54倍で、東証1部を下回っている。これは最近はずっと逆だったものである。なお2部の予想PERが6.40倍と異常に低いのは東芝が特別利益で1株利益が164.2円にもなっているためである。

相場が大きく崩れ全面安になってくると、個人投資家、特に信用取引をやっている投資家の影響力が大の小型株は、下げがきつくなりがちである。わずかな売り物に合理的水準を超えて大きく下押す場合が結構あることを念頭に置いておく必要があるわけである。そして戻る場合も、主力株から戻ることが普通で、小型株の戻りはそのあとというのが一般的である。この常道を今の相場は具現しているとみればよい。

NYダウ、NQ指数は現在ともにわずかにプラス程度の小動きだ。為替も1ドル109.9円台とやや円安気味。ただ日経平均先物・大証夜間は152円安(ただし最近はあまりあてにならないが).。
依然、気の抜けない展開であることを覚悟して臨むところだ。

6月26日 23時59分記

25日の相場は、惨憺たるものになった。
トランプ政権による強硬な貿易政策による軋轢は、対中国から対EUでも激化し(ドイツ車に高関税を課す)、世界的株安が一段と進んでいる。この荒波がいつ収まるか、あるいはさらにとんでもないことになるか、予断を持たず注視しつつ、現在の厳しい状況を乗り切るしかない。

この環境で書いても、とも思うが、読者諸氏からの要望も強いようなので、WEB公開銘柄の、それぞれの材料について、書いておく。

              推奨時株価   目標値     高値    時価
 SBS HD(東証1部)   1243円    1330〜1390円  1280円  1204円
  カッシーナ(JQ)     1133円    1200〜1250円  1236円  1160円 
 大木ヘルス(JQ)     2307円    2430〜2580円  2510円  2256円
 AMI(マザーズ)     2101円    2350〜2850円  2151円  1921円

SBS=リコーの物流子会社の株式66.6%を取得。この会社の前期経常利益が20.57億円なので66.6%は13.7億円。SBSの2018年12月期予想経常利益が72.0億円なので、単純計算で、これが85.7億円になる。実質1株利益は151.1円。予想実質PERは7.97倍に過ぎない。

カッシーナ=12月期決算だが2018年1-3月期の経常利益は1.03億円(前年同期は-1.31億円)。ところが1-6月期業績に関し、会社は0.7億円予想(同-0.11億円)を変更していない。四季報も同じく0.7億円予想で前号と同じだ。しかし、こんなことはまずなかろう。4-6月期に急に0.32億円の赤字に転落するという予想なのだから。
よって通期の予想経常利益も6.1億円(同5.83億円)の微増益予想(四季報も同じ)は大きく上方修正されよう。7億円はおろか8億円とかも十分あり得よう。

大木ヘルス=2018年3月期経常利益は、前号の四季報では28.00億円だったが、実際は32.95億円(前の期比49.2%増益)だった(会社は予想数字を公表していない)。19年3月期の四季報の予想経常利益は38.0億円(前号は32,0億円)、20年3月期も41億円と好調な予想だ。ただでさえ同業他社と比べ割安だった株価は、これで大きく見直されていい。

AMI=四季報には「音声認識に人工知能を付加した『超音声認識』を推進役として26年3月期までに売上8倍、営業利益率30%を目指す。」とある。
これが実現するとどうなるか(この簡単な計算をほとんどの投資家がやらないように思う。愚直にまじめに計算することが株式投資で成功する秘訣である)。
売り上げ=36.83億円(2018年3月期)→約295億円 
営業利益=6.1億円(2018年3月期)→約88億円 
実質1株利益=26.8円(2018年3月期)→約370円
『超音声認識」がどれだけのものかにかかっているが、会社のもくろみ通りに行けば、株価は(少なくとも中長期的には)とんでもないことになるわけである。

6月26日 0時08分記
アメリカは中間選挙を控えており、トランプ政権による強硬な貿易政策は、なお続く懸念が強まっている。
加えて、ここにきては、自動車関税(現在2.5%)引き上げへの懸念すら出ている。日本はアメリカからの車輸出に関税を課しておらず、アメリカが課している2.5%を問題にしていたのに、一気に流れがとんでもない方向になったわけである。

トランプ政権が、今後どう出るのか、だれにも読めないというのが、本当のところだろう。
となれば、最悪のことも念頭に置きつつ、どう転んでも、大きな傷を負わないように、慎重に対処していくところだろう。
少なくとも、輸出関連のポートフォリオに占める比率は極小(0を含む)にしておくべきだろう。

ただ、今すぐ、一気に悪い方向に進む状況ではなさそうであり、急転直下、事態がある程度好転といったことも全くないというわけではなかろう。というわけで、極端に弱気になることも戒め、慎重に帰趨を見極める努力をしつつ、ポートフォリオの調整、持ち高の調整(なお多少なりと減らし気味にしていくところだろう)をしていきたい。

22日のNYダウは119ドル(0.5%)高、NQは20.1(0.3%)安。CME日経平均先物は27円安である。

とりあえずワールドカップを見るとしよう。

6月24日 23時42分記
日経平均を見ると、20日277円高、21日138円高で、計444円(四捨五入の関係でこうなる)高したわけだが、この2日間の値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の合計は、値上がり2000、値下がり2031である。
基本的に、外国人主体の買いに、日経平均採用銘柄中心に上げ、反対にその他銘柄はむしろ売られていることが、こうした数字になっているということだろう。

ついでに書くと、アメリカ株でも、ちょっとおかしな状況が継続している。
NYダウとナスダック(NQ)指数は、市場は違えど、それなりに連動性は高いというのが通り相場と言っていいだろう。それが、最近は、正反対の動きをする日が多くなっているのだ。20日はNYダウ24658▼42、NQ指数7781△56だった(21日もと書こうとして今チェックしたら、先ほどまではNYダウ下げ、NQ上げだったのが、どちらも下げている)。

当道場銘柄に、その他私が着目している銘柄を加えた騰落を調べたら、以下のようになった。
20日上げた銘柄は下げ、その逆もまた多いことから、調べる気になったのである。

20日上げ21日下げた銘柄=大木ヘルス(WEB銘柄)、一正蒲鉾、フジッコ、スターゼン(WEB銘柄)(推)
20日下げ21日上げた銘柄=仙波糖化(推)、佐藤食品(WEB銘柄)(推)、ニホンフラッシュ

20日、21日と連騰(クレオ、兵機海運)や連続安の銘柄はほとんどなく(エバラ=推は20日変わらず、21日値下り)、大半の銘柄が、昨日上(下)げれば今日下(上)げているわけである。
とりとめのない話になってしまったが、要は分かりにくい相場であり、米中など世界的貿易摩擦激化で、予断を許さない相場環境なので、状況が落ち着くまでは、持ち高は少なめに慎重な運用姿勢で行くべきだろうということである。

現在NYダウは150ドル(0.6%)前後のマイナス、日経平均先物・大証夜間も283円安となっている。

6月22日 0時05分記
雑用が立て込んでいるうえ、株のほうもあれこれ大変で、落ち着かない。
コメントへの返信、WEB公開銘柄(19日12時10分公開済み)のアフターケアも待ったなしなのだが、諸事情を汲んで、しばしお待ち願いたい。

20日の相場は日経平均は大幅高となったが、実態はかなり違う。
前場引け段階では、日経平均は9円高だったが、値上がり銘柄573、値下がり銘柄1434と、圧倒的に値上がり銘柄が多い中、独り日経平均のみ高かった。大引けでは値上がり銘柄1287、値上がり銘柄728と値上がり銘柄のほうが多くなったが、それでもかなりの数の銘柄が値下がりした。
日経平均採用銘柄を中心に主力大型株が買われる一方、その他銘柄は高安まちまちだったわけである。なんといっても、個人投資家に買い意欲が乏しく、見切り売りが出て急落といったことが、あちこちで起きているわけである。

WEB公開銘柄では、前日急騰したカッシーナ、大木ヘルスケアが、そろって続伸、どちらも、目標株価の最低ラインは早くも達成してしまった。一方、最も期待しているAMI(アドバンスト・メディア)は、前日の急落に続き続落、SBSも小幅続落となった。

仙波糖化(推)、佐藤食品(WEB銘柄)(推)の下げがきつい。
どうもいったん、人気離散となると、こういう風に底なし沼的に下げるケースが後を絶たない。個人投資家の資産内容が大きく悪化、見切り売りをせざるを得ない状況に追い込まれる方が多数発生していることが、背景にあるのかもしれない。
HEROZ、RPA HDと新規上場した大物がそろっていいところなく、その後急落、、そして19日上場したメルカリも同じコースを歩みそうな雰囲気になってきたことも、暗い影を落とす。

相変わらず、米中貿易戦争が問題のわけだが、NYダウは現在、小幅安、日経平均先物は135円安(20日に大きく上げた反動が出ている面があろう)となっている。
そろそろ、日経平均安、小型株堅調という逆の動きが出ていいころなのだが、どうなるか。そうなれば、仙波糖化等も含め、売られすぎの銘柄も大きく戻すことになろうが。

いずれにせよ、相場環境はかなり厳しい。持ち高は少なめに、慎重に対処したい。

6月21日 0時36分記
株は暴落というのに、両腕中に発疹が出て、引け後、皮膚科を受診、どうもチャドクガか何かのせいらしい。そう言われれば、最近、結構、庭木の剪定をやったなあ・・・
夕食後、昔加入していた厚生年金基金が解散するので、未了の脱退一時金の裁定請求をせよという懸案を片付けようと取り掛かったら、これがとんでもない代物で、おかしな日本語に難渋しつつ、なにやかや必要書類を探索して集め、コピー機を起動してコピーし、切手を探し・・・・していたら、こんな時間になってしまった。疲労困憊。はした金がさらに退職金の源泉徴収票(A社のものをコピーして喜んでいたら必要なのはB社という情けないどんでん返し)がなくて2割引きというトホホの展開。

20日の相場は、惨憺たるものだった。
特に小型株の下げがきつく、身動きができなくなりそうな惨状だが、これも相場と耐えるしかない。
カッシーナ1192△77(JQ値上がり率7位)大木ヘルス2418△102(同12位)と、当道場関係銘柄には健闘したものもあるのだが、焼け石に水だった。

問題は20日だが、先物は大幅安だったが、300ドルを大きく上回る下げからNYダウがかなり戻すのにつれ、日経平均先物・大証夜間は、現在58円安まで下げ幅を縮めている。この程度で行って、20日は小型株反発となるのを期待しよう。

6月20日 1時09分記
「新四季報から発掘した妙味株」の18日の終値は以下の通り。

2216 カンロ 4220△325(東証2部値上がり率2位)
2777 カッシーナ 1115△32
2917 大森屋 965△29
3284 フージャ-ズ 791▼30
3291 飯田産業GH 2185△5
6742 京三製作=824▼5
6874 協立電機=2795△134(JQ値上がり率8位)
6951 日本電子=1139△2
7408 ジャムコ=2377▼11

多くの銘柄が値下がりする中では、かなり好調な値動きとなった。

米中間の貿易摩擦激化への懸念が広がる中、18日の日本株は大幅安となった。日経平均は0.8%、TOPIXは1.0%の下落。JQは0.5%、マザーズも1.4%下げた。
その後のアメリカ株(NYダウ,NQ)も、現在、大幅続落となっている。為替も1ドル110.4円台とやや円高、日経平均先物・大証夜間も下げている。
正直な話、休むも相場といいたくなるような外部環境である。
無理をせず、手元資金を厚くして、相場環境が好転するのを待ちたい。
ただ、漫然と待っていると、傷口が広がりかねない。いつでもそうだが、ポートフォリオを時流に合ったものに微調整して行くのは怠らないようにしたい。
また、新四季報から発掘した妙味株や、その他の推奨銘柄等を買う場合は、持ち株で見込みの一番ないものを売って、資金を作る(運用総額は増やさない)ようにしたい。

6月19日 0時00分記

相場環境は悪いわけではないが、薄商いで乱高下が常態化しているうえ、トランプ政権の貿易政策で、いつ日本株にも激震が起きるか分からないといった不安定要因を抱えているので、警戒は怠れない。
それ以上に悩ましいのが、物色の方向性である。

日経はここ、しきりに輸出関連に流れが行く(業績相場への移行)のではないかといった予想記事を掲載している。
もちろん、その可能性も十分あるが、そうならない可能性も十分あるのではないか。
「電気や自動車の予想PERは10倍前後。」(日経6.16日朝刊)というが、電機はともかく、自動車のPERは、この何10年、全業種の中でも、市況産業などを除けば、最低に近いものだったのは歴史的事実である。それは自動車が成熟産業で、成長力に乏しいとみられてきたからであろう。今、国際競争が激化する中、こうした見方はそのまま当てはまるわけではないが、逆に、自動車産業は歴史的大転換期を迎えている可能性が十分あり、トヨタ、日産などが、現在の位置を維持どころか、メインプレーヤーの地位を失う恐れも出ているのである。
これの帰趨がどうなるかは読みにくく、したがってトヨタの株価の行方も読みにくいわけだが、「割高な食品株」(同)なみに買われる可能性はほとんどないだろう。

話が長くなってしまったが、言いたいのは、ここで、物色の方向がどうなりそうか、ポートフォリオにおいて、内需・外需の組み入れ比率をどうすべきかということである。
私としては、とりあえずは、今より輸出関連銘柄を多少多くポートフォリオに組み入れるくらいがいいと考えている。
そのうえで、あとは相場は相場に聞くで、相場がどう動くか、為替相場がどうなるかを注視、適宜判断していくことになる。

【新四季報から発掘した妙味株】 (株価は6.15日終値)
2216 カンロ 3895△25
2777 カッシーナ 1083▼35
2917 大森屋 936△1
3284 フージャ-ズ 821△35
3291 飯田産業GH 2185△5
6742 京三製作=829▼9
6874 協立電機=2661▼5
6951 日本電子=1137△17
7408 ジャムコ=2388△24

今後の物色の方向が読みにくいので、内需・外需のバランスも考慮した銘柄構成にしてある。
各銘柄の材料について簡単に書いておこう。PER等は各自、四季報を見つつ計算されたい。

2216 カンロ=「ブランド刷新した『カンロ飴』を今夏公表、下期から一斉拡販。」とある。
2777 カッシーナ=「都心部の大型ビルや億ションの竣工ラッシュで法人、小売りとも堅調。」
2917 大森屋=「家庭用のりは(中略)値上げ浸透が想定超。」「自社製品ののりを利用したオリジナルレシピを開発強化し販売促進。」
3284 フージャ-ズ=中計で「21年売上高1150億円、経常益140億円に増額。」19年3月期予想経常益は80億円。
3291 飯田産業GH=予想経常利益は19年3月期の1290億円に対し20年3月期は1640億円と21.2%の大増益予想。
6742 京三製作=「20年度海外売上高を現行比1.5倍の309億円目標。」
6874 協立電機=「AI、I 0 T関連製品の需要増受け開発投資加速、(後略)」
6951 日本電子=「1ドル105円前提、1円円安で約3億円の営業増益要因。」
7408 ジャムコ=「19年度は(中略)経常44億円。20年度は(中略)同64億円狙う。」

15日の相場は、輸出関連の大型株が買われ、日経平均は113円(0.5%)高したが、値上がり銘柄768、値下がり銘柄1254と、はるかに値下り銘柄が多かった。
こうした相場でエバラ(推)、仙波糖化(推)、スターゼン(WEB銘柄)(推)なども下げ、上記の「新四季報から発掘した妙味株」にも、値下がりする銘柄が9銘柄中3銘柄もあったわけである。
言い方を変えれば、相場の流れで好材料が無視された銘柄も多いわけで、チャンスもあるということである。

【佐藤食品(WEB銘柄)(推)が中期経営計画を発表】
15日引け後、2019年3月期~22年3月期の中計を発表した。
超堅実堅目予想・計画が癖になっている会社なので、驚きもない計画・数字だが(中期経営計画のテーマとして『より良い会社作りを目指す』とある…添削したくなると言ったら怒られそうだが・・・))、それでも真意をくみ取れば、見方も変わって来よう。

(4) 中期経営計画の数値目標
      2018 年3 月期(実績) 2019 年3 月期(予想)  2022 年3 月期(目標)
  売上高    6,640百万円     7,000百万円         10,000百万円                            
  営業利益  1,165百万円      1,140百万円         1,500百万円

要するに2022年3月期には営業利益を今期予想の31.6%増にするという目標だ。
しかし、上表をよく見ると、どこか変ではないか?
売り上げはかなりの伸びを見込んでいるのに、営業利益がその割に伸びていない予想なのだ。
売り上げ高営業利益率を計算すると
2018年3月期=17.5%
2019年3月期=16.3%
2021年3月期=15.0%
実績の数字ではなく、目標数字で営業利益率がどんどん下がるというのは、どうみてもおかしいのではないか。
このおかしな数字の原因は、すべて硬目過ぎる数字にあるとみれば理解できる。
2019年3月期は営業減益を見込むわけだが、これは実際には増益になろうとは、私がかねて書いていることである。9月中間期は増益を見込んでいて、下期失速し通期減益というのからしておかしい。にもかかわらず売り上げは大きく伸びる予想だ。
おそらく、売り上げは読みやすいわけだが、これは大きく伸びていて変えるのはしにくい、そこでこれは正直に申告、利益面で超堅目数字に鉛筆をなめなめ(慣用表現なのでお許しあれ)変えたというのが、こういうおかしな数字になった大きな原因ではなかろうか。

まあ細かいことはどうでもいいが、要するにこの超堅実堅目予想の会社が2022年3月期、営業利益15.0億円を目標にしているのだ。この達成はかなり有望、超過達成も十分あり得よう。
今期減益見込みをそのまま受け取っている時価は安すぎる。
今期は実際には増益で着地、その後も増益を継続、2022年3月期は営業利益15.0億円~16.0億円が期待できるとみて、今後の株価を予想すべきだろう。

6月17日 22時45分記