私は買う銘柄を決定するときの手法として、有力な一つとして、各種の基準で最も割安な銘柄は何かというのがある。
各種の基準というのは主に次の3つである。
①PER
②PBR
③配当利回り

細かく説明すると膨大になるので、些末なことは省き、ごく大雑把に書こう。
この①~③の数値には、最低でもこれ以上(以下)という数値が存在する。
注=以下に示す数字は現時点でのもの。相場環境の変化で、この数字もある程度変化する。

①PER=5~6倍以上
②PBR=0.2~0.3倍以上
③配当利回り=5%以下

東邦化学(推)は推奨時624円だった。私の予想実質1株利益59.1円で計算するとPERは10.6倍だった。上記の5~6倍というのは、業種・成長力等を無視した、何が何でもこれ以上には買われるという水準である。
東邦化学の場合、人気の半導体関連であり、同業各社は、ほぼすべてPER25倍以上に買われている。
通常の25倍以上に対し10.6倍、この格差に着目して推奨したわけだが、根底にあるのは、「最低でもこれ以上に買われて当然」という上記の基準があるわけである。

前置きが長くなったが、ここで取り上げたいのはロジネット(推)である。
丸和運輸は29日、ついに年初来高値を更新、2900△149となった。来期予想実質PERは27.6倍。
ロジネットは1716▼19と3日続落。来期予想実質PERは6.7倍。
つまり、ロジネットのPERはこれ以下はほぼあり得ないという絶対的最低水準の5~6倍に近い水準にまで低下しているということである。今期業績が上方修正含みで連れて来期業績も現予想を上回るとみるならPERは6倍台前半に低下しよう。
また東邦化学が人気の半導体関連でその分高PERに買われて当然と同じく、ロジネットの場合、言わずと知れたアマゾン関連であり、その分高PERに買われて当然とみると、時価はまさにこれ以下はないという最低水準にまで到達したということである。。

このように分析を進めてくると、ロジネットの株価が、いかに安過ぎるかが、よく分かる。あまりにだらしない株価に投資家の信頼をすっかり失っているが、こういう時こそチャンスのような気がする。
丸和運輸にしても9.27日に2880円の高値を付けてから10.25日の2185円まで695円24.1%もの調整を余儀なくされ、今日、2ヵ月余ぶりに高値更新となったのである。
ロジネットの場合、高値(株式併合を考慮して3016円)を付けたのが5.22日。11.13日に1660円の安値を付けたが、これは信用の6ヵ月期日がらみの売りも影響したと推察される。翌14日は1824△164と暴騰したが、以降は再び売りに押され今日は1716円というわけだ。ダブルボトム形成となる可能性もゼロではないが、恐らくは1700円~1716円は底となろう。

いろいろ考えてたどり着いた結論は、我ながら驚いたのだが、今新たに投資する銘柄として、最も妙味のあるのが、この株なのではないかということである。まさに逆転の発想である。
まかり間違っても、安値はダブルボトムの1660円。恐らくは時価の1716円前後どまり。
妥当な株価は札証を考慮に入れてPER10倍の2560円。
時期はともかく、2000円程度はかなりの高確率で期待できる。
そして、ある程度人気が戻れば2560円。
さらには丸和運輸同様、年初来高値3016円更新もないではない。

このように考え、今最も投資妙味がある銘柄という結論に達したわけである。
板を見ると売り物は1725円~1750円までで計1500株。あとは1800円までない。要するに売りがあるからというより買いが入らないのが、この株価低迷の原因だ。
今、私は、こういう分析のもと、早晩、華麗な上げが見られるとみて、あれこれ作戦を考えている。
塩漬け状態でお困りの読者もおられると思うが、少なくとも、ここは売るときではないとだけは言っておきたい。積極的にお勧めはしないが、むしろ絶好の拾い場だと心得られたい。

11月29日 22時20分記

【半導体関連の今後】
29日も、半導体関連は総じて売られた。東エレク-5.8%を筆頭にアルバック、レーザーテック、信越化学、東応化などは3%超の下落となった。ただ、東邦化学+4.3%は除くとすると、値上がり率は小さいものの上げた銘柄も結構ある。長野計器、立花エレテック、ルネサスエレクトロニクス、東洋合成、平田機工などである。
半導体需要は旺盛であり、製造装置メーカーなどはともかく、周辺機器・材料等の企業は、そう懸念することはないのでは、というのが私の見方だ。
現在為替も円安になりNYダウも高く日経平均先物・大証夜間は160円程度の大幅高となっている。こういう好環境も追い風になり、30日は半導体関連も上げる展開を期待しよう。

太陽誘電(推)は1917円まであって1887△27。モルガンスタンレーがオーバーウェイト継続、目標株価2050円→2450円としたのもこの上げに寄与した模様。まともに評価すればこの程度の株価になって当然だろう。空売りしつつ目標株価引き上げというのは釈然としないが・・・

三菱ケミカルが1224.5△44.5と大きく上げた。日経朝刊に「好業績受け」2021年3月期の営業利益目標を500億円上積みして4300億円に引き上げたと報じられたことが好感されたとみられる。

カネヨウ(推)は年初来高値と同じ194円まであって190△1。内需系銘柄の乱舞する中、この株もいつ人気化しておかしくない。

日特エンジが引け後「工場拡張のお知らせ」を発表した。

>両事業所で行っている ワインディグシステム&メカトロニクにおけ平成 30 年第 2四半期の受注高は 前年同期比 73.9 %増の 154 億 66 百万円、売上高は 前年同期比 47.2 %増の 135 億 68 百万円、同期末の受注残高は前年同期比 95.6 % 増の 153 億 64 百万円 とな っています 。

このような受注急増に対処するためで、いかに同社の取り巻く環境が良く、今後売り上げ・利益とも急伸することが読み取れよう。
株価は4795▼95と下げたが、30日以降5100円の年初来高値更新に向かう可能性が高まって来た。

フルヤ金属(推)は4710▼300と急落した。薄商いゆえの大幅安であり、弱気になることはなかろう。

東邦化学は一時770▼7と下げる場面もあったのだが、すぐ戻し結局810△33。押したところを拾った方はラッキー。
9連騰になり、さすがに一息入れるかとも思うが、いずれにせよ、これだけ強い動きの背景には、やはり私が指摘したあまりに低すぎるPERが投資家に浸透し始め、買いたい投資家がそれだけ増加中ということがあるのだろう。目先の上げ下げに惑わされず、ひとまずは1000円大台乗せを待とう。

11月30日 0時07分記
モルガン・スタンレーがサムスン電子の投資判断を「買い」から「中立」に引き下げ、半導体株が27日のアメリカ市場で売られた。
こうしたことを日経が28日の夕刊で「半導体株急落の警告」の見出しで報じた。
これが28日、日本市場で半導体関連銘柄が軒並み大きく売られた原因である。フェローテック、平田機工、アルバック、トリケミカル、レーザーテック、内外テック、東京エレクトロンなどの下げが目立った。

ただ、5%弱(グラフから読み取った数値なので大雑把な数字)下げたサムスン株は28日は1.2%上げている。またモルガン・スタンレーにしても設備投資の過剰で2019年から20年に供給過剰になる可能性を指摘したのであって、半導体需要増を否定したわけではない。
というわけで、28日の半導体株急落は、あれはなんだったんだということになる可能性がかなり高そうだ。

28日の日本市場は内需株物色の流れとなり、業種別では、電気・ガス、空運は別として、小売り、食料品、建設などが高かった。
この余波で当道場銘柄も、トーカロ5110▼190をはじめ、東洋合成、旭ダイヤ、日特エンジ(推)などが大幅安となった。

ただ、半導体やその周辺銘柄でも、オハラは2973△87で引け新値。ダイトロンも2490円まであって2424△34で、年初来高値更新。東邦化学(推)も777△28で連日の年初来高値更新と、異彩高となったものもある。

個人投資家は逆張りで来て懐が痛んでいるのか、中小型株は薄商いだったのがここに来て一段と細っている感じだ。日置電機(推)の場合、28日の出来高8500株というのは9.06日以来の少なさだ。こうした薄商いで株価が乱高下する。
フルヤ金属(推)は安寄りして4760▼260まで売られたが、その後5150△130まで戻す場面があって終値は5010▼10。

人気の圏外に行ってしまった銘柄はなかなか復活しないので、動きのいい銘柄に乗るようにしたい。
とは書いたが、実はSBS951△50、LITALICO1791△130(以上11.28日)、アピックヤマダ585△55、石光商事540△61(以上11.27日)のように、わけもなく突飛高したりもするので、やりにくいことおびただしい。

東邦化学が連騰を続けている。そろそろ一休みほしいところだが、どうなることか。いずれにせよ、同業他社と比べどう見ても極端に安すぎるので、結局は大きく居所を変えるとみている。そういうわけで、少々上がったからと言って安売りするのはやめよう。むしろ、余裕のある方は、追加買いを考えるところで、もし下げたら初押しは買いの格言通りの行動もいいだろう。

カネヨウ(推)は189▼4と4日ぶりに下げた。この下げをバネに、いよいよ29日、200円挑戦となる可能性も2割弱程度はあろう。臨戦態勢で(空振り覚悟で)備えたい。

11月28日 23時40分記


東邦化学(推)の推奨理由等については、初押ししたら書く予定なのだが、27日も一時はマイナスに沈んだのだが結局749△7と上げてしまった。

そこで、ここでは視点を変えて、書いてみよう。
古い話になるが2015年4.08日付けで寿スピリッツを推奨した。そのとき、推奨の根拠として、同業他社とPERを比較すると、寿スピリッツが際立って低いとして以下の表を掲げた(一部省略)。

           株価        1株利益    PER    
名糖産業    1205△ 8     18円   66.9倍     
カルビー    5510△ 80   125円   44.1倍    
グリコ      6080△330   151円   40.3倍
明治HD    16240△420   416円   39.0倍   
亀田製菓    5030△ 30   154円   32.7倍    
モロゾフ      381△  1    13円   29.3倍     

寿スピリッツ  2663△ 44   145円   18.4倍

その後、寿スピリッツの株価は延々上げ続け、2017年11.21日には5340円を付けた。と言っても、2016年4月に1→3の分割を実施しているので、結局、株価は、推奨時(4.07日2619円)からは、分割考慮で
873円→5340円
と6.1倍になったわけである。

前に表で示したように、東邦化学の場合も

銘柄        株価   実質1株益(名目1株益)   実質PER(名目PER)
東京応化工   5110円   126.4円(133.3円)       40.4倍(38.3倍)
トリケミカル   4500円   129.0円(147.2円)       34.9倍(30.6倍)
三社電機    1373円    51.7円( 63.6円)       26.6倍(21.6倍)
東洋合成    1927円    75.6円( 94.5円)       25.5倍(20.4倍)
トーカロ     5240円    276.3円(296.1円)      19.0倍(17.7倍)
東邦化学     742円    54.9円 (56.3円)      13.5倍(13.2倍) 

で、同業他社に比べ異常に低PERである。
割安訂正高中のトーカロ(27日も5300△60と上げ年初来高値更新)を除くと、他社のPERはざっと、25倍から40倍である。
寿スピリッツは、今では表の7社で最も高PERに買われている。成長力が評価されたのである。

東邦化学の場合も、成長力で表の他社と遜色なく、他社並みのPERに買われて何ら不思議はない。
今期の実質1株利益は私の予想で59.1円になる。

PER20倍に買うと59.1(円)×20(倍)=1182(円)
PER30倍に買うと59.1(円)×30(倍)=1773(円)

要するに、少し長い期間で考えれば、株価は今の700円台などというのはあり得ない水準だったということになり、最低でも1000円大台替わり、おそらくは1182円以上、あわよくば1773円くらいがあってしかるべきだということである。

【その他の銘柄】
カネヨウ(推)は194円まであって193△7。年初来高値を更新した。こうなると次はということになるが、これが難しい。200円前後で天井というケースと、230円とか250円、あるいはもっと上という展開も、今の全般の相場動向からはないでもない。各自、よく考えて対処されたい。2単元以上お持ちなら分けて売るのがいいだろう。

日特エンジは5100円まであって(高値更新)4995△45。まだ上がありそうな動きだ。
日置電機(推)は2581△5で引け新値。2017年12月期の予想経常利益は23.0億円だが、1-9月期実績から私は25.5億円程度に上方修正されるとみている。来期は28億円以上が期待できよう。となると時価の割安は歴然で2613円高値更新から一段高必至、あわよくば3000円もとみる。

旭ダイヤは1228▼15と下げたが、ここは絶好の仕込み場だろう。れっきとした半導体、車載機器関連で業績も急回復中で、この株価は安過ぎだろう。
太陽誘電(推)はだらしなく1885▼26と続落した。しかしいろいろ事情はあるにせよ、この株価はあり得ない。早晩、大きく上げるとみて対処。

11月28日 0時08分記

     
24日の相場は日経平均、TOPIXとも小幅高だった。JQ、マザーズはともに0.7%の値上がりだった。

こうした中、当道場銘柄は絶好調だった。
東邦化学(推)742△66(前稿参照)のほか、東洋合成1927△97、オハラ2921△121、ダイトロン2447△36、ウィルグループ1848△141、トーカロ5240△80の計6銘柄は年初来高値を更新した。
またフルヤ金属も5040△225と5000円大台を回復、引け新値となった。
このほか、日特エンジ、日置電機(推)、丸和運輸機関、三菱ケミカルも上げた。
カネヨウ(推)は191円と高値面合わせまであったが終値は186△2。27日は再度年初来高値更新にチャレンジとなる。

わずかに太陽誘電が1911▼13と反落した。どうも私が着目する銘柄は、早すぎて本格的に評価されるのは、かなり後になってからということが、ままある(寿スピリッツ、昭和真空、エラン等。フルヤ金属も入れていいだろう)。太陽誘電も結局はそういうことになるのではないか。いずれにせよ、いささかも弱気になる必要はなかろう。

相変わらず半導体関連の動きがいい。半導体と言ってもかつて「産業のコメ」と言われ、日本企業の独壇場だった時代とは、かなり様相を異にしているように感じる。専門家でないので、正確なことは言えないが、漠然と感じるのは、要するに車載向け市場が急拡大したりI o Tの時代になり、広範な分野に半導体が使われるようになり、想像以上にこの業界の好調は長続きしそうだということである。

こういう判断のもと、ポートフォリオにもかなりの半導体関連を組み込んでおきたい。
幸い、当道場銘柄は、東洋合成、ダイトロン、東邦化学、トーカロが同関連であり、このほか太陽誘電、日置電機、日特エンジ、フルヤ金属等も周辺企業として株価の連動性は大だろう。

半導体関連の出遅れとしては、東邦化学とともに挙げたトーカロが面白そうだ。さらに旭ダイヤモンドも見直し余地大だろう。

11月26日 23時30分記
東邦化学(推)は、24日、776△100のストップ高まであって終値は742△66。

ここ2回のストップ高を交え大きく上げたわけだが、逆張り思考の投資家は、上げ過ぎだからと弱気になりがちだ。
しかしそういう情緒的発想では株式投資で成功できない。客観的に合理的に分析して判断することが重要だ。
そのためのデータとして、以下に、半導体関連の好業績中小型株6銘柄のPER等を示した。
株価は25日終値。1株益、PERとも2018年3月期の予想数字である。

鎌倉理論からすると、ここは2019年3月期の予想数字にすべきなのだが(2018年3月期は残り4ヵ月余になり6ヵ月未満くらいからはむしろ次の期の数字を使うべきというのが鎌倉理論)、各社そろって最近9月中間期業績を発表、今期(2018年3月期)の業績予想も変更したところが多い。これを踏まえた来期(2019年3月期)予想は、四季報はしていないし、私が独断でこの時点で出すのにも問題が多いので、あえて2018年3月期予想の数字を使ったわけである。

銘柄        株価   実質1株益(名目1株益)   実質PER(名目PER)
東京応化工   5110円   126.4円(133.3円)       40.4倍(38.3倍)
トリケミカル   4500円   129.0円(147.2円)       34.9倍(30.6倍)
三社電機    1373円    51.7円( 63.6円)       26.6倍(21.6倍)
東洋合成    1927円    75.6円( 94.5円)       25.5倍(20.4倍)
トーカロ     5240円    276.3円(296.1円)      19.0倍(17.7倍)
東邦化学     742円    54.9円 (56.3円)      13.5倍(13.2倍) 

この表をざっと見ただけでも、いかに東邦化学のPERが、他社と比べて低いか分かろう。
さらに同社の場合、業績予想が控え目過ぎることは、すでに指摘したとおりである。
大きく上げたとはいえ、まだ、こうした同社に対する低過ぎる評価への見直しがようやく始まったばかりなのである。 

11月26日 0時09分記   
22日の相場は、日経平均の場合、大幅高で始まり高値では261円高まであったが、急速に上げ幅を縮小、その後も軟調な展開で終値では107円(0.5%)高だった。
日経平均、TOPIXの上げ幅縮小とは逆にJQは終始堅調、引けにかけじりじり上げ幅を拡大、終値では0.7%のプラスだった。

当道場銘柄はおおむね堅調だった。
オハラ(推)は2810△198の高値引けで年初来高値更新。TDKが全固体電池「セラチャージ」を開発、2018年春をめどに量産と発表(21日)、22日の日経朝刊も取り上げたことも好影響を与えたようだ。太陽誘電(推)も1924△36。
ダイトロンも2411△103と急伸、年初来高値(2425円)を完全に射程に入れた。
カネヨウ(推)は184△4と反発。前日は6円安と大きく下げたわけだが、すかさず反発するあたり、やはり今までとは明らかに動きが違って来ている感じだ。

トーカロ、日特エンジ、マルカキカイなども上げた。

東洋合成、ウィルグループ、日置電機(推)、三菱ケミカルなどは下げた。

【全固体電池】
TDKの全固体電池開発・量産のニュースに、これからは、一段と全固体電池に脚光が当たりそうだ。
これでTDKが一歩先行と早とちりする向きもあろうが、それは違うだろう。
TDKのものは小容量タイプのもので、これはすでにスイスの半導体大手が2015年から量産を開始済みだ(日経報道による)。
本命で今後の主戦場となる大容量タイプでは(私の推測だが)、トヨタグループと太陽誘電グループが先頭集団にいるのではないか。ソニーから電池事業を買収した村田製作も侮れないだろう。

 >セラミック全固体電池は比較的容量の小さい民生機器向けが主な市場。TDK同様、MLCCを手がける村田製作所や太陽誘電も開発を進めており、19年度前後の市場投入を目指していた。
これは11.22日付けの日刊工業新聞の記事。書き方にやや疑問もあるが、いずれにせよ、ここにも太陽誘電の名があることに注目されたい。

>充放電サイクルは、条件により1000回以上可能であり(TDKのもの)・・・会社発表

>4000回充放電を繰り返しても当初の約8割の容量を保った。(太陽誘電のもの)・・・日経11・20日朝刊

単純な比較は危険だが、現在判明している両社の全固体電池の充放電回数を示した。

企業規模も考慮すると、全固体電池の本命はやはり太陽誘電を置いてないだろう。にもかかわらず、株価は11.09日に2147円の年初来高値を付けて以降、調整を続けており、出遅れが著しい。今回のTDKの発表を契機に太陽誘電の実力が認識されれば、株価は年初来高値更新はおろか、大きく居所を変えるのではないか。

東邦化学(推)は683円で始まり高値694円、安値651円で終値は676△52。
平均すれば終値程度では仕込めたのではないか。
23日の株価がどうなるか、とりあえず自然体で見守るとしよう。大きく突っ込む場面があればもちろん、突っ込まない場合でも、685円前後以下なら(買えなかった人買わなかった人も含め)買っていいだろう。高く寄りそのまま上げるような場合は、各自、リスクもあることを覚悟のうえで判断されたい。
業績、材料(四季報をよく読むなど精査されたい)、PER等をきちんと認識すれば、私の推奨理由、強気の理由もお分かりになろう。

11月23日 21時38分記 
2017.11.21 東邦化学
4409 東邦化学(東証2部) 
株価=624△54(11月21日終値)   
出来高=35万8000株(11月21日) (売買単位=1000株)
PER=11.1倍(今期=2018年3月期予想値)  
01月18日=266円~634円=11月21日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=今期業績を上方修正したばかりなこともあり、上表ではPERはこの会社発表の数字をそのまま使い来期ではなく今期予想PERを示した。私の今期予想数字、来期予想数字(ともに経常利益)、それに基づく今来期の予想実質PER等は、後日、詳しく書く予定である。

11.20日、突如、人気化、570△80のストップ高となった。出来高も前日の11千株から128千株に急増した。そして21日はさらに出来高は増え続伸したわけである。
11.07日14時00分に2018年3月期中間決算を発表、併せて発表した通期業績予想は上方修正した。この日の株価は510△6。
その後、株価は一進一退だったわけだが、ここに来て半導体関連銘柄が大きく値上がりする中で、同じ半導体関連の出遅れとして注目する向きが現れたということだろう。

詳しくは後日書くとして、ここではごく簡単に。
中間期業績の数字からして通期業績は、さらに上方修正が期待できる。半導体関連としては、PERが異常に低い。
こういうことから、大きく上げた後ではあるが、ここからでも大利を得ることは十分可能とみて推奨するわけである。
ただ2日間で134円も上げた後だけに、22日の株価がどう動くかは読みにくい。
例えば、ここで推奨したこともある程度影響して650円とかそれ以上で始まり、そのあと多少上値を追っても息切れ、終わってみれば変わらずとかマイナスということもないではない。
こういうことも念頭に、よく作戦を練って仕込むようにされたい。
1000株単位なので、資金に不安のある方には厳しいが、できれば、2回、3回に分けて買える資金を用意して臨むことが望ましい。

【一転主力株を物色】
前日が小型株優位の展開だった反動で21日は主力大型株中心の物色となった。それでも終盤になりJQの値上がり率は日経平均を逆転、終わってみれば、日経平均、TOPIX、JQ、マザーズの値上がり率が、四捨五入するとすべて0.7%高でそろうという珍現象が起きた。

東洋合成は1844△44と年初来高値更新、ウィルグループ(年初来高値更新)、オハラ(引け新値)も上げ、こういう天井知らずに上げる銘柄の強さが際立つ。
日置電機(推)は2579△46と4連騰、引け新値となった。いよいよ22日は2613円の年初来高値更新となるかもしれない。
日特エンジも4840△160の高値引け。年初来高値4855円更新は22日にもありそうだ。
一足早く年初来高値に迫っていたカネヨウ(推)は191円の年初来高値の壁は厚く、結局180▼6の安値引けとなった。この一休止がどういう結果を生むか。いずれにせよ、弱気になることはなかろう。油断というか、よもやというタイミングで一気にということはよくあることだ。

太陽誘電(推)は1922△42まであったのだが、大きくだれ1888△8。モルガン・スタンレーMUFG証券の空売りが頭を押さえているという見方がある。事実にせよ、上がる株なら上がるだろう。強気あるのみ。

11月21日 23時07分記
【全固体電池と太陽誘電】
20日の日経朝刊に 進化する「全固体電池」 という見出しの大きな記事が掲載された。
物材機構 容量1.5倍に
東工大・トヨタ 出力3倍超
という小見出しもある。

また、最後の方に
>太陽誘電は固体電解質を電極と一緒に焼き固めた電池を試作した。電極材料のコバルトを電解質にも加えると、材料が混ざらず繰り返し使っても性能が落ちにくいことを突き止めた。4000回充放電を繰り返しても当初の約8割の容量を保った。

と、トヨタ以外で唯一、太陽誘電の成果にも言及されている。
これで、株価が無反応(1880▼29)なのには恐れ入る。
引け後、いろいろ全固体電池について調べていて、灯台下暗しだが、興味深い事実に気付いた。
以前、太陽誘電の全固体電池について取り上げた(「 太陽誘電は全固体電池人気が波及して当然」=10.27日付け)が、以下のように書いた。

国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS) は、2016年末に以下のプレスリリースを出している。
注=長いので斜め読みし最後の3行(6.以下)のみ熟読されたい。

6.本研究成果は、NIMSおよび太陽誘電株式会社の共著論文として、英国王立化学会誌「Nanoscale」オンライン版にて日本時間の平成28年12月21日19時 (現地時間12月21日10時) に公開されます。

言いたいことにお気づきになっただろうか。
国立研究開発法人物質・材料研究機構 (NIMS)の略称は物材機構。
つまり 
物材機構 容量1.5倍に
の物材機構なのである。
もちろん、今回の物材機構が「負極材料にシリコンを利用し、負極の容量を約10倍に高めた。」ことに太陽誘電が関わっているのかは不明だ。しかし、全固体電池開発の先頭に立つ一方の旗頭である物材機構と太陽誘電が密接な関係にあることは、市場ではほとんど知られていないが、今後大いに評価されてしかるべきであろう。

東工大(菅野了次教授)・トヨタ に対する
物材機構・太陽誘電
という構図とみることもできよう。
いずれにせよ、これで、一段と、全固体電池における太陽誘電の位置付けが、大変なものであることがはっきりしたと言えよう。

相場については、これに続ける形で深夜に。

11月20日 22時50分記

>17日のNYダウは100ドル(0.4%)安、為替も1ドル112.09円とかなりの円高進行で、CME日経平均先物も82円安となっている。
ただ、これくらいだと、小型株には、そう悪いことではないだろう。

と書いたが、20日の相場は、この通りになり、日経平均は135円(0.6%)安となったが、小型株指数はプラス、JQ、マザーズはともに1.1%の値上がりとなった。
こうした状況下、当道場銘柄は、前述の太陽誘電以外は、大半の銘柄が大幅高となった。
東洋合成は1795△145の高値引けで年初来高値更新。オハラも全固体電池で上げたのか不明だが、年初来高値更新となる2693円まであって2563△96。
カネヨウ(推)は年初来高値にあと1円となる190円まであって186△2と3連騰。21日は面白いことになるかも。

日特エンジ4680△135、ウィルグループ1751△70の大幅高もあったが、注目すべきは日置電機(推)の動き。2533△55は引け新値となる。いよいよ10.16日につけた2613円の年初来高値更新が期待できよう。
なお材料の出たソリトン (新四季報から発掘した妙味株)が1741△148と急伸した。

半導体関連の小型株の値動きがいいわけだが、出遅れ銘柄としてダイトロンのほか、トーカロを挙げておこう。10.31日に今期業績の上方修正を発表済みだが、さらなる上方修正必至と読むからである。

11月20日 23時37分記

2017.11.19 強気堅持で
17日の相場は激しい乱高下だった。日経平均は高値では406円高まであったのだがその後32円安まであって終値は46円(0.2%)高。JQは0.7%高、マザーズは1.1%高だった。

当道場銘柄は値上がりするものが多かった。
以下の銘柄も上げたが、高値からは大きく下げた(カッコ内は高値)。
東洋合成1650△30(1699)、ダイトロン2287△7(2338)、オハラ2467△27(2590)、日置電機2478△7(2495)。
カネヨウ(推)は187円まであって184△3。引け新値となり、再び191円高値更新から200円乗せ挑戦期待が高まって来た。
ウィルグループは年初来高値更新、エスプールも大幅高。
太陽誘電(推)は1979△54まであったのだが終値は1909▼16。今の相場にこういう乱高下はつきものと心得、焦らずに強気堅持。

こうも上げると弱気というか付いて行けないという投資家も多いようだが、基本的に世界的に好景気であり、特に日本企業の業績はいいので、ここは強気で押すところだろうということは、これまで書いて来たとおりである。

17日のNYダウは100ドル(0.4%)安、為替も1ドル112.09円とかなりの円高進行で、CME日経平均先物も82円安となっている。
ただ、これくらいだと、小型株には、そう悪いことではないだろう。

11月19日 23時32分記
16日の日経平均は323円高。前日の352円安は何だったのだというような動きだった。ただし、例によって、ほぼ全値戻ししたのは日経平均以外ではマザーズだけで、TOPIX、JQはともに半値戻しにとどまっている。

いずれにせよ、相場は基本的に強く、日々の動きにあまりとらわれず、大局観を持って行動せよということだろう。

当道場銘柄には、大幅高するものが目立った。
半導体関連の人気を背景に、東洋合成1620△129、ダイトロン2280△79とともに大きく上げた。
オハラは2440△201で年初来高値更新。
日特エンジ、フルヤ金属(推)は反発。

またカネヨウ(推)は181△7の高値引け。意味ありげな動きを続けるが、粘りも出て来ており、ここは多少のリスクは覚悟で200円挑戦を待とう。
丸和運輸は2441△51と快調に戻している。ロジネット(推)は2連騰で急騰した反動で小幅安となったが、好業績が明確になったことでもあり、足元を固めながら、まずは2000円を目指そう。

現在NYダウは高く円相場も1ドル113円台回復、日経平均先物・大証夜間も高い。17日の相場も期待できそうだ。
ということで、相場の話はここまでとする。

【じくじたる思い】
後は義家さん(自民党の義家弘介元文部科学副大臣)の話。
神奈川県の山梨県境辺が選挙区らしく、いやでも道志に行く途中ポスターを、これでもかというほど見せられて何年にもなる。これまでは素顔に近い暗い顔、いや哲学的なお顔のもので私はそれなりに気に入っていたのだが、最新版はかわいい笑顔である。コミックの主人公と言ったらいいか。

その義家さんが15日、質問時間見直し後初の国会で、質問時間が増えた与党の最初に質問に立った。
「文部科学省の組織的な天下りあっせんに関与が指摘された前川喜平前次官、恣意的な報道を繰り返したマスコミ、野党による根拠はないが結論ありきといった姿勢の追及にじくじたる思いだ。」と切り出した。(日経新聞16日朝刊)

前川前次官とマスコミの述語がどうなるのかとも思うが、それはまあおいておこう。
「野党による根拠はないが結論ありきといった姿勢の追及にじくじたる思いだ。」はいかがなものかということである。
「じくじ(忸怩)」というのは「恥じ入るさま」だから、これで何が悪いというのが義家さんの思いだろうが、もしそう思っているんだとしたら、困ったものだ。
「加計学園認可をめぐって行政がゆがめられていると思いながら、もう一歩突っ込んで抵抗すべきではなかったか、ああいう流れを止められなかったか、今となっては忸怩たるものがある。」(鎌倉雄介が作ったもの)というふうに使うわけだが、要するに「忸怩」というのは、自分自身に対する感情である。義家さんが前川さんやマスコミ、野党に「じくじたる思い」を抱くのは、お門違いだ。「憤懣やるかたない思いでいっぱいだ。」と直してあげたい。

「地位に連綿」(もちろん「恋々」が正しい)と発言した菅官房長官、そして今回の義家元文科副大臣、ともに前川前次官がらみなのが面白い。反知性派が知性派を攻撃して興奮のあまり墓穴を掘るの図。それだけ前川さんは彼らにとって許せない存在ということなのだろう。

11月17日 0時11分記