ニイタカ(推)は引け後、2017年5月期の6-2月期決算を発表した。併せて今期業績予想の上方修正も発表した。
ところが、掲示板へは決算発表後、コメントゼロ、PTSでは1956△1を付けた後、同値に200株の売り物が出た状態(買い物は1765円に100株)という惨状である。

ここまで、反応薄・不人気の理由は、決算及び上方修正を知らないことを除くと、以下のようなことだろう。

予想経常利益は9.50億円→10.70億円に増額された。ただ四季報予想の11.00億円にはわずかながら届かなかった。それなりに期待されていたので、今回の数字は、予定線程度とみなされた。

会社発表の10.7億円の意味するところを、理解できていない反応のわけだが、詳細は日曜に書くこととし、ここでは、ごく簡単にエッセンスのみ書いておこう。

6-2月期で経常利益は9.03億円だった。これを踏まえて通期(6-5月期)の予想経常利益を10.70億円に増額したわけである。
ということは
3-5月期の経常利益は1.67億円を見込むということになる。12-2月期は3.27億円だったが、12-2月期と3-5月期は例年はそう大きな違いはない。こう考えると、通期の経常利益は10.70億円程度にとどまる可能性は非常に小さく、12億円前後、もしくはそれ以上になるとみるのが妥当であろう。

3月31日 22時34分記
30日の相場は、前日の配当権利落ちが堅調だった反動か、幅広く売られ、日経平均は0.8%、164円安だった。前日の日経平均の上げが15円、配当の権利落ち分が130円、計145円なので、ほぼ、この分が剥落しただけとも言える。

最近の相場を見ていて、特に強く感じるのは、動きの悪い銘柄と動きの良い銘柄とがあるということである。
石光商事のだらしない値動きを見ていて、つくづくそう思ったわけである。

動きの悪い銘柄の例=石光商事、ヨコレイ(推)、ベルーナ、エコス、不二ラテックス、日本フェンオール

動きの良い銘柄の例=エスプール、チエル、PR TIMES、ビジョン、平田機工、不二製油

もちろん、いつまでも悪い子で居続けるものでもなく、突如、変身したりするのが、株というものの特性でもあることは重々頭に入れておかねばならないが、長々悪い子であり続けることも多いので、その銘柄の特性を早めに見極め、「悪女の深情け」とか「腐れ縁」という言葉があるが、悪い子=値動きの悪い銘柄に拘泥し過ぎないよう気を付けようとは、自戒を込めての私の思いである。
ただ、ここに挙げたからといって、ヨコレイやベルーナを見捨てたわけでないことは、明言しておかねばならない。

大半の銘柄が下げる中、当道場銘柄は、高安まちまちで、総体としては健闘した。
ニイタカ(推)は1947円まであって1940△34と連日の高値更新、アピックヤマダ(推)も641円まであって634△17とこちらも連日の高値更新となった。
LITALICO(推)は1800円と高値更新したのだが終値は1757▼22。前日上げたので、この株としては当然下げる番だったということだろう。
日東ベスト(推)も1126円にあった大量の売りをこなし反発した。徐々に超割安食品株として見直しが進んで行こう。終値の高値1181円を上回って終わるのを待とう。そこから1337円高値奪回の道が開ける。

遠州トラックは高寄り後1359△300のストップ高まであったのだが、その後大きくダレ終値は1190△131。先ほど「動きの悪い銘柄」と「動きの良い銘柄」について書いたが、もう一つ「動きの軽い銘柄」というのもある。

動きの軽い銘柄の例=遠州トラック、日東ベスト、ニイタカ、夢テクノロジー

フジッコは2561▼71と大きく下げた。私は上がるとみて、朝方から少し買い、下げ幅を拡大したので、買い乗せて行ったら、さらに下げて終わるという、いやな展開になった。しかし、最近は、こういうことが多い。ダメな日はだめで、翌日はまた全く違う動きになることが多い。その意味では、下げた日の大きく突っ込んだところが仕込み場になることが多い。
いずれにせよ、フジッコの場合、カスピ海ヨーグルトに「ロコモティブ症候群」防止の「ベスタデリ」、業績上方修正期待と、好材料山積で、この突っ込み場面は絶好の拾い場だろう。

ニイタカは31日が決算(6-2月期)発表。6-8月期、6-11月期の数字からして、いい数字が出るはずだが、期待先行で、発表前に大きく買われ、好決算で売り込まれるという、過去何度もあった轍を踏まないよう、これ以上、数字について書くのは控えよう。31日、2100円前後とかになればともかく、そうでなければ、静かに決算発表を待とう。通期業績の上方修正がないだけで、好業績でも売り込むといった愚を犯さないよう、一般投資家に今から言っておこう。

3月31日 0時56分記


29日の相場は、NYダウこそ大幅高となったが、為替が円高気味に高止まりしていることからか、業種別にみると、高安まちまちだった。日経平均こそ小幅高だったが、値下がり銘柄の方が値上がり銘柄数の1.6倍に達し、TOPIXはマイナスだった。空運が大幅安になったほか金融関連業がそろって下げたことが、TOPIX安につながった。
マザーズは2.7%の大幅高、2部も高かったが、JQは小幅安だった。
ただ、配当落ち分が日経平均で130円強あったので、実態としては、日経平均はもちろん、その他もそれなりに堅調だったとは言えるわけである。

当道場銘柄は絶好調だった。値下がりした銘柄も、ほとんどは配当・優待分を考慮するとプラスかわずかなマイナスにとどまる。

LITALICO(推)、アピックヤマダ(推)は、そろって急伸、昨年来高値を大きく更新した。ニイタカ(推)も連日の高値更新。

不二製油(推)、ヨコレイ(推)、フジッコ、日東ベスト(推)の食品株は、ヨコレイ変わらず以外はそろって下げた。
ただし、フジッコ=8円安だったが3月末分予想配当17円&優待、日東ベスト=9円安だったが3月末分予想配当15円で、どちらも差額分が実質プラス。またヨコレイは3月末分予想配当10円プラス優待が実質プラス。

遠州トラックは、ストップ高後下げ続けているわけだが、29日は1059▼1。3月末分予想配当8円なので、実質7円のプラス。ただ大きいのは優待の方。1000株以上株主に「クラウンマスクメロン2個」で、一説にこれが1個2万円というから2個で4万円、1000株株主なら40円分になる。売り損ねた私は証券会社3社で、1100株、800株、300株保有だったので、800株のところで200株買い増して1000株にし(300株のところは断念)、計メロン4個ゲット。
肝心の株価だが、来期予想実質1株利益は100円強、アマゾン向けで物流センター受注も獲得となる可能性は十分あるだろうから、これも考慮すると、時価は超割安だろう。私は今後もタイミングを見て買い増す方針。
勘違いしている方もいるようなので一言すると、推奨したわけではない。新四季報を読んでいてアマゾンがらみの材料をいち早く発見、853円平均で2200株買ったと書いただけである。

LITALICO、ニイタカ、アピックヤマダ、フジッコについてだけ、今後の見通し、読みを書いておこう。

LITALICOの場合、上げ下げを繰り返し、慎重に道を踏み固めて、ここまで来たという印象で、過熱感はあまりない。日証金の取り組みもずっと、ほぼ連日1倍弱といい感じできている。ユニークな業態・将来性からして、ここから上昇加速となる公算大とみる。2137.5円の上場来高値更新の可能性がかなり出て来たと考えるが、とりあえずは1850円~1900円台前半を想定、見ていくところだろう。

ニイタカの場合、相場が若い。3.31日発表予定の決算期待で、一気に2015年4月につけた2100円奪回となる可能性もあろう。うまく対処していただきたいものである。

アピックヤマダの場合、実は今後どうなるのか、自信を持って言うことができない。そろそろという気もする一方、FOWLPの将来性を考えると、あっと驚くような株価になる可能性も否定できない。折しも、澤藤電機は3.21日の257円からストップ高を連発、29日は873△196、その後のPTSでは1106△233。画期的水素製造装置開発と発表したことが材料。

フジッコは2597円まで押して急速に戻し2632▼8だったわけだが、食品株が大きく上げている中で出遅れが目立つ。今日もスーパーをチェックしてきたのだが、カスピ海ヨーグルトの人気はじりじり高まっているのではないか。健康志向の高まりで、さらなる人気アップとなれば、3100円の昨年来高値挑戦もないではない。

食品関連の出遅れとして正栄食品に遅ればせながら気付き、朝方買い注文を出したのだが、気配値を大きく上回って寄り付き不発。終値は2750△128でショック。しかし、こんなところまで買われるとなると、どう見ても、安過ぎなのが日東ベスト。上方修正も考えると、来期予想PERは11倍前後だろう。低PERが普通の卸売業で2部の正栄でさえ15倍程度になる。やはり、早晩日東ベストが再度の急騰を演じるのではと、期待して見て行こう。(この4行のみ0時51分記)

3月30日 0時34分記
>アピックヤマダ(推)589△29、LITALICO(推)1719△17、ニイタカ(推)1808△18、日東ベスト(推)1132△16などである。ベルーナ、石光商事も上げた。
不二製油(推)、フジッコ、ヨコレイ(推)のほか、ダイフク、ミネベアミツミなどの輸出関連は下げた。

と前稿で書いたが、28日は、この逆で、アピックヤマダ以下の銘柄は、推奨記事を掲載したニイタカ以外は、ベルーナが上げた以外は、石光が変わらず、ほかは下げた。
一方、不二製油以下の5銘柄は、そろって上げた。

要するに、小型株は日経平均とは、逆相関か、そこまで行かなくても、ほぼ無相関であり、前日(日経平均277円安)、逆行高した小型株には本日(同217円高)値下がりするものが多かったということである。

ニイタカ(推)は1870円まであって1846△38で、3.23日に付けた高値を大きく更新した。ここ、値がさの食品関係の企業の株価が大きく上げているわけだが、ニイタカも広義の食品関連であり、多くの食品株がPER20倍前後以上に買われている中、13倍程度のニイタカは、大幅高が期待できる。なお、期待の決算発表は3.31日。

不二製油、ヨコレイ、フジッコは、ここもたつき気味だったわけだが、そろって大きく上げた。
不二製油は昨年来高値にあと2円に迫る2703円まであって2700△40、これは引け新値。3000円もなくはない感じになって来た。
ヨコレイは、28日の日経朝刊でニチレイの好業績見通し(日経の観測記事)が伝えられたのが刺激材料になったのかもしれない。ニチレイは「営業益4割増」といっても、四季報予想の295億円を5億円上回るに過ぎない。ヨコレイ(9月決算)は四季報は会社予想の57億円に対し62億円予想だ。
フジッコは、どうもカスピ海ヨーグルトの売れ行きが良い気がしてならない。ほとんどのスーパーに置かれるようになっているうえ、最近は脂肪0の製品も置かれている。明治ブルガリアヨーグルトなどは値下がり気味だが、カスピ海は値もちがいいのも強みだ。

LITALICOは寄り天、安値引けとなってしまったが、上げ下げを繰り返しながら上げていくパターンからすれば、ここ珍しく3連騰したので、この下げは当然だろう。1700円大台を守ったことを評価。1800円挑戦は近いか。

29日は配当権利落ち。
8立会日連続安だったNYダウは現在80ドル(0.4%)高程度。日経平均先物・大証夜間は、ほぼ横ばい圏。29日は、このままなら、やや中小型株優位の展開か。

3月29日 0時12分記
2017.03.27 ニイタカ
4465 ニイタカ (東証1部) 
株価=1731円(3月22日終値)   
出来高=2万6200株(3月22日) (売買単位=100株)
PER=12.4倍(来期=2018年5月期予想実質値)  
2016年02月12日=1151円~1739円=2017年03月21日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注1=3.23日付けで推奨しているので、株価等は3.22日の数値にしてある。
注2=PERは鎌倉雄介の予想に基づき算出。

地味な会社で、2015年4月、1部昇格時にストップ高を交え急騰した時を除くと、相場らしい相場を出したことがなく、万年低PERに甘んじて来た.2017年初めくらいまでの株価低迷は2016年5月期決算が一転減益になることが嫌気されたと思われる。しかし、これは「退職給付債務関係の損出」という特殊要因のためで、これが消える17年5月期決算は、反動もあって大幅増益が見込まれる。経常利益は会社予想は9.7億円、四季報予想は11.0億円。私の予想は、後日詳述の予定である。
いずれにせよ、2016年5月期の数字を特損を除いて考えれば、ここに来て、同社は順調に高成長軌道に乗りつつあることが読み取れる。

この背景には、食中毒事件の多発、食品の安全への関心の高まりという時代の変化がある。

【スーパーセーブ】
ノロウィルスは近年猛威を振るい、また3.26日には広島県三原市の入浴施設でレジオネラ菌に40人が感染、1人死亡というニュースもあった。こういう状況で、ニイタカの業務用洗剤の需要は大幅に増加しているわけである。
中でも注目の製品が「スーパーセーブ」だ。これは、ウィルス除去率99.999%という強力アルコール製剤である。

以下は「フードビジネスにおける食中毒および感染症対策セミナー」で(株)すかいらーく・食品衛生専門官・三牧国昭氏が書かれた(or語られた)ものの一部である。

>ノロウイルスは冬場の感染性胃腸炎の主原因で感染者も非常に多いのですが、感染症としては低い位置にあります。しかし飲食が原因の食中毒が起こってしまうと、飲食店にとって大問題になります。
ノロウイルスについてはたくさんの研究がなされ、検査精度が向上する一方、可能性のある原因すべてに対応することはできないので、現場対応可能レベルとのギャップが益々大きくなってきているのが現状です。
そのなかで、「すかいらーく」としては、個人衛生の徹底と汚染を広げない対策として、「下痢やおう吐があれば出勤停止」「手洗い」「トイレ使用時の約束」「おう吐物の処理」「触れる場所の消毒」という「5大対策」を徹底しています。
最後に、触れる場所の消毒については、一般的にはアルコールは効かないということになっていますが、外部の研究機関に依頼してデータをとった結果を基に、有効性を確認したニイタカ社様の「スーパーセーブNV」を使って、ドアノブや水道の蛇口、冷蔵庫の取手、トイレの便座や周辺を毎日消毒しています。

ニイタカはこうした製品の好調のため、事業拡大に備え、茨城、滋賀県で倉庫を増設している。これらが完成する2018年5月期以降は一段と業績向上が期待できよう。

【当道場銘柄は快調】
日経平均は大幅安となったが、当道場銘柄は、値上がりするものが多かった。
アピックヤマダ(推)589△29、LITALICO(推)1719△17、ニイタカ1808△18、日東ベスト(推)1132△16などである。ベルーナ、石光商事も上げた。
不二製油(推)、フジッコ、ヨコレイ(推)のほか、ダイフク、ミネベアミツミなどの輸出関連は下げた。

LITALICO、アピックヤマダは正念場か。ここで一段高出来るようなら、昨年来高値更新から一段高が見えてくる。
石光も2.23日以来1ヵ月余続いていた380円台についに決別、390円台に終値で乗せた。418円の昨年来高値奪回も近いか。
日東ベストは好業績さえ知れ渡れば1337円高値を上回るのも、そう難しくない。

なお、以前、上場維持関連として名前を出した倉庫精練がTOBを発表、PTSで150△26と値上がり率1位。このままでは上場廃止だが、どうするのかと見ていたのだが、こういう手があったのか!

3月27日 23時58分記
3.26日になったわけだが、権利付き最終売買日は28日(火)、権利落ちは29日となる。今後は、この権利取り・権利落ち、そして3月期決算の業績予想修正が、注目点となる。

当道場銘柄は、食品株やその関連株が多いので優待がある銘柄が結構ある。
カンロ、不二製油(推)、ヨコレイ(推)、フジッコ、石光商事である。またTOKAI HD(推)、ベルーナ。
ベルーナは24日、引け後、株主優待制度拡充を発表した。分かり難い(少なくとも私には)説明で、よく分からないが、ともかく「拡充」と謳っている以上良くなったはずである。PTSでは売り物はなく、買い物は最高値では865円に100株ある(24日終値は844円)。
先日の自社株買い発表後も全く上げておらず、今回の材料と併せて、877円高値更新から900円大台かわりが期待される。

業績見通しを、再度チェックしてみた。

日東ベスト=今期の予想経常利益は、会社=14.0憶円、四季報=16.0憶円のわけだが、3.13日の稿で詳しく書いたように、私は17.5億円を予想している。4-12月期で15.56億円に達しているわけだから、程度はともかく上方修正は確定的だ。なお会社予想の14.0億円というのは昨年10.26日に11.5億円から引き上げたもの。早ければ4月の半ばくらいまでには再上方修正発表の可能性もあろうから、多少は期待していて見ていよう。

石光商事=今期の会社予想経常利益は、3.0億円だが、4-12月期で4.66億円となっている。1-3月期は前年は0.46億円だったが、それでもプラスである。4.66億円+0.46億円=5.12憶円。四季報予想は4.4億円。というわけで通期では会社予想を大きく上回ることはほぼ確定的、四季報予想をも上回る可能性大とみるのが普通だろう。

ニイタカ(推)=詳しくは後日に譲るが、進捗状況等からして、いずれ上方修正必至とみる。ただし5月決算。

フジッコ、アピックヤマダ(推)、ヨコレイも、上方修正の可能性が大きいとみる。

【割安こそ買い】
日経の25日朝刊18面に「中小型株に2度目の春」「成長に着目、割高でも買い」という記事が掲載されている。
アリアケジャパンなどPER30倍~54倍の7銘柄が取り上げられている。しかし、この記事を書いた記者氏、株式投資の実戦経験があるのか疑問だし、掲載銘柄にも疑問だらけだ。ダイショーなどここ業績は伸び悩み、2017年3月期の予想経常利益5.1億円というのは2011年3月期の14億円から大きく減少しているのである。さらに言えば、この7銘柄の昨年末比上昇率(昨年末と3.24日を比較)は掲載の表によると5.3%~42.4%だが、日東ベストの上昇率は46.5%で、1位銘柄を上回る。

「割高でも買い」と、わざわざリスクを冒して割高株を買う意味はなかろう。割安株の代表、日東ベストの方が大きく上げていたのだから。不二製油やフジッコでも表の7銘柄と比べ上位に入線する。一知半解的知識や乏しい情報で「割高株」を勧めるかのような言説は慎んだ方がいいと忠告しておきたい。

嫌味はこれくらいにして、私が言いたいのは、我らは割安な好業績銘柄を投資の中心に据えるという基本に忠実に行きたい、いわんや経済紙においては、さらにそうあるべきだろうということである。

日東ベストは上記のことも加味して強気で行きたい。
LITALICO(推)は1702△14と2日続伸、再び1700円台を回復して来た。上げては下げ下げては上げの繰り返しで尺取虫のような動きだが、着実に目的地に進んでいるのもまた尺取虫と同じだ。1770円の高値奪回から1800円台がわりを期待しよう。もちろん、その先には2137.5円(上場来高値)がある。こういう銘柄こそ「割高でも買い」である。(本当の意味では「割高」ではないのだが)

アピックヤマダ(推)は567△5。全般大幅安の22日の逆行高、この後は反動安も懸念されるところだが、この2日間で計3円高と異常に強い。PTSでも上げた(通常、PTSで商いがあるのがおかしい銘柄)。依然、こうしたことが何を暗示するのか判断に迷うが、606円高値奪回の狼煙かもと、期待しよう。

閑話休題。
興味のない方はスルーを。律儀な方はお読みを。

「迷う」と書いたら、なぜか「慰められつつ悩む」という言葉が脳裏に浮かんで来た。これは我が愛する渡辺啓助(推理小説作家。代表作「義眼のマドンナ」)の遺作『鴉白書』のあとがきで知った言葉、作品名である。
わずか20歳で夭折した天才洋画家関根正二の代表作にして遺作の題名である。
といっても、実は私は絵など門外漢で知らなかったのだが、今調べて、こんなほとんど忘れ去られた画家がいたことを知り驚いた。今残る代表作「信仰の悲しみ」等を見て(ネットでだが)、天才画家と呼ばれたことを納得した。本当の代表作「慰められつつ悩む」は紛失し作品を写した絵葉書しかない(ウィキペディア)という。
ちなみに、関根は隅田川支流の小名木川河畔、猿江裏町に住んでいたが、同時期、渡辺も猿江に住んでいたのである。しかし「不思議なことに」(『鴉白書』)2人は顔を合わせることなく、関根は肺結核で1919年、他界、20歳だった。渡辺啓助は彼より2歳年下だが、2002年101歳の長寿を全うした。啓助の弟、温も27歳で自動車事故で死亡している。
渡辺啓助は独り長寿(ながいき)して、また『鴉白書』刊行に際してのファンやひいきの方の大変な尽力に「慰められつつ悩む」と、あとがきを結んでいる。
ウィキペディアは、晩年のことはほとんど書いてないが、1991年『鴉白書』を出し、2001年1.30日には『ネ・メ・ク・モ・ア』が
推理文壇最長老 渡辺啓助100歳記念
という帯(腰巻)が付けられて刊行されている。なお、101歳の誕生日の9日後の2002年1.19日に永眠、その11日後に『ネ・メ・ク・モ・ア』は刊行されたわけである。
渡辺啓助、「義眼のマドンナ」、「ネ・メ・ク・モ・ア」については、過去にも何度か言及していることをお断りしておく。

3月26日 22時28分記

閑散薄商いのなか、いたずらに株価だけが大きく乱高下するという困った展開となっている。
日東ベスト(推)、遠州トラック、ベルーナ、当道場銘柄ではないがエスプールなどである。
ベルーナは好材料を受け昨年来高値更新となる877円まであったが前日比1円安まで売られる場面があり、850△6。
高寄りしすぐに1773△77まであったエスプールは、その38分後には1650円まで急落、終値は1668▼28。

いずれにせよ、このように、大したと言うより、何も材料がないのに大きく株価が上下に動くことがままあるというのが、今の相場である。いたずらに軽挙妄動することなく、趨勢を見極めることが重要である。

23日の相場は、小動きながら、日経平均、TOPIXとも上げた。ただ寄与度の大きい銘柄、主力株中心の上げで、騰落銘柄数は値下がり銘柄数の方が多かった。指数も上げたのは大型だけだった。

ニイタカ(推)は高寄りしてしまい1820△89まであったが、1757円まで下げ終値は1796△65。ここからどう動くか。とりあえず、業績、事業内容、チャート等、各自調べられるといいだろう。

フジッコが上っ放れて来た。出来高も急増、日証金の取り組みも前日の0.36倍から0.18倍に急低下した。食品株としては変わった値動きをしてきており、昨年来高値は7月につけた3100円。時価の2622円からは差があり過ぎ、何とも言えないが、夢があるという見方もできよう。私は同社のカスピ海ヨーグルトを久しぶりに買って来て食した。10日ほど前にドラッグストアで「ごぼう茶」を見つけたあじかんはお先に大相場を出している。

LITALICO(推)は1688△12と4日ぶりに上げた。この株にしては珍しい3日続落をしたので、ここからは1770円高値更新に向かう可能性もある程度あろう。

アピックヤマダ(推)は前日の逆行高に引き続き23日も底堅い動きだった。562▼2。16日以降の強い動きが先高を暗示するものか、逆にそろそろ目先天井を打つサインか、判断に迷うところだが、地合いさえ良ければ、600円台奪回もあろう。

日東ベスト(推)は1080▼39で、推奨直後値と並んだ。ストップ高後遺症とも言えようが、相場スタート時の1080円に戻ったことで、再スタートが期待できよう。今期は会社予想を大幅に上回ることがほぼ確実、来期はベトナム加工食品工場稼働も加わって大幅増益の見通しだ。来期予想実質PER10倍そこそこが見込まれ、超割安是正相場に期待。

【石光商事】
1年前に円高メリット銘柄として推奨、円高メリットはどうなったのかというような業績で、いまいちの結果になった銘柄である。
19日付けで「第2の遠州トラック?」という「淡い」期待を抱かせるとした銘柄である。

>パナソニックは、家庭用コーヒー焙煎機とあわせて、専用スペシャルティ豆と焙煎プロファイルを定期頒布する新サービス「The Roast(ザ・ロースト)」を発表。同社のショッピングサイトPanasonic Store(パナソニック ストア)にて、4月上旬より開始する。

この「家庭用コーヒー焙煎機」の定価が10万円で話題を呼んでいるわけである。

>「おうちで、極上のコーヒー体験」をコンセプトに、新開発の家庭用焙煎機「スマートコーヒー焙煎機 AE-NR01」と、厳選した生豆の定期頒布と焙煎士による豆にあわせた焙煎プロファイル(焙煎工程のプログラム)をセットで提供し、特別な焙煎技術や知識がなくても、自宅で手軽に焙煎したての味と香りを楽しめるコーヒーサービス。なお、本サービスでは、コーヒー輸入商社の石光商事ならびに2013年焙煎世界大会チャンピオンの後藤直紀氏「豆香洞(とうかどう)コーヒー」と提携している。

「定期頒布する生豆」を提供するのが石光商事なのである。
>厳しい品質管理と安全基準で選定した世界中の良質なスペシャルティ豆を季節ごとの4つのテーマにあわせて毎月届けられる。

とは言え、10万円もするコーヒー焙煎機が、どれだけ売れるのか、生豆の定期頒布で石光の売り上げは微々たるものではないかといった疑問も生じよう。
しかし1株純資産1000円(PBR0.4倍)、来期予想名目1株利益40.2円(名目PER9.5倍)という無相場割安株に出た材料である。
しかももう一つ、実は秘密兵器がある。四季報の前号に以下の記述がある。

>一杯抽出バッグをアスクルへ納入開始。通販カタログの表紙飾る。

パナソニックとアスクル、合わせ技で1本(これは確かルール改正で無くなったようだが)、もしかしたら、第2の遠州トラック(ミニ遠州)になれるかも。
なお、新四季報では2017年3月期の予想経常利益を前号の3.00億円→4.4億円に驚異的な上方修正をしているが、市場は見落としているかのように無反応だ。円高が好影響、ならばここに来ての円高でさらなる期待が。

3月23日 23時31分記
>ここに来て円高が進んでいる。現在1ドル111.9円台と112円を割り込んできた。WTI原油先物も48.4ドル台と弱含みで、これも響いてかNYダウは170ドル(0.8%)前後の下落。日経平均先物も大幅安となっている。
多少の円高、NYダウ安は、小型株には悪材料ではないが、このまま大きく円高NYダウ安だと、小型株も含め売られる可能性が大きくなる。

前稿の末尾で、こう書いたわけだが、NYダウは238ドル(1.1%)安、為替もさらに円高進行とあって、22日の日経平均は本年最大となる415円(2.1%)の大幅安となった。1.04日、2.10日にともに470円台の大幅高を演じているわけだから、今回の下げは総騒ぐほどのことではない。とは言え、これで日経平均は大発会比553円安、大納会比でも73円安となってしまった。
しかしJQ、マザーズ、2部は、そろって大発会比でも大納会比でも大幅高となっている。
最近特に顕著な傾向なのだが、今や東証1部、特にその主力株とJQやマザーズは、プレーヤーが大きく違い、値動きも連動性が小さいことを、特に個人投資家はしっかり頭に入れて、投資判断をしなければならない。

アメリカの利上げでのち米金利差拡大→円安というシナリオを、かなりの人が当然のように語っていたわけだが、利上げ後の展開は、むしろ逆で、円高気味に推移、ここに来ては、一段と円高が進行、現在は1ドル111.0円前後となっている。
トランプ政権は、あちこちで軋轢を生み、人事は滞り、証券界から特に期待されていた経済政策の実行はいつのことやらという状況だ。
いつ事態の急変がないでもなかろうが、とりあえずは、輸出関連は避け、内需中心に、円高に強い銘柄で行くところだろう。

当道場銘柄は、大幅安の中では健闘した。
アピックヤマダ(推)は564△4、またフジッコは戻り高値を大きく更新する2567円まであって2553△28だった。
「新四季報で発掘した妙味株」もカッシーナ、ヒラキが、続伸した。特にカッシーナは一時1010△102まであった(終値は944△36)。

輸出関連は、当道場銘柄もかなりな下げに見舞われた。ダイフク2800▼76、ミネベアミツミ1500▼76、渋谷工業3150▼110、ツバキ・ナカシマ1890▼39などである。
遠州トラックは1577△277まであって1271円まで下げ終値は1277▼27。

ベルーナ(「新四季報で発掘した妙味株」)は、引け後、自己株の消却を発表した。約1595万株・発行済み株式総数の14.09%にもなるため、それなりに好感されよう(自己株は通常1株利益算出の際、発行株数に入れないが、現実に将来どうなるかは不明なので、消却は株価には好材料である)。PTSでは現在終値比26円高の870円に100株の買い注文。売りは無し。

外部環境は波高しだが、逆にこういう時こそ、安く買えるときであり、チャンスでもある。推奨銘柄である。
4465 ニイタカ 1731△13

3月23日 0時10分記

前稿で挙げた「新四季報から発掘した妙味株」の21日の株価を見ておこう。

2216 カンロ        571△16
2777 カッシーナ      908△64(JQ値上がり率8位)
2908 フジッコ       2525△12
3059 ヒラキ        1048△64(東証2部値上がり率5位)
3814 アルファックス   1280△83(JQ値上がり率12位)
4220 リケンテクノス    556△7
4998 フマキラー      858△36(東証2部値上がり率14位)
6272 レオン自動機    1085△7
6298 ワイエイシイ    1294△5
6383 ダイフク       2876△38
6464 ツバキ・ナカシマ  1929△18 
6619 ダブル・スコープ   1645▼7
7814 日本創発G      723△28
9997 ベルーナ       853±0

12勝1敗1分け

だったわけである。ただ、高寄りしたものも多く、どう買うかは、それなりに難しかった。
いずれにせよ、最近は東証1部の主力株の値動きが悪くなっており、それがむしろ好影響をもたらし、まともな割安銘柄の値動きが良くなっている。ファンダメンタルズ重視、PER重視の相場と言い換えてもいいだろう。
こういう流れの中で、上記のような好業績で割安な銘柄が買われたとも言えよう。
ちなみに全上場銘柄値上がり率1位は遠州トラック(1300△300)だった。アマゾン旋風は凄まじく遠州はPTSで1600△300。

ここに来て円高が進んでいる。現在1ドル111.9円台と112円を割り込んできた。WTI原油先物も48.4ドル台と弱含みで、これも響いてかNYダウは170ドル(0.8%)前後の下落。日経平均先物も大幅安となっている。
多少の円高、NYダウ安は、小型株には悪材料ではないが、このまま大きく円高NYダウ安だと、小型株も含め売られる可能性が大きくなる。

3月22日 0時38分記
恒例の「新四季報から発掘した妙味株」である。
リストアップした銘柄の中には前稿の遠州トラックのほか協立電機等、大幅高してしまったものもあり、こういう銘柄は除いた。

まずは銘柄名と3.17日の終値を示す。

2216 カンロ         555▼5
2777 カッシーナ      844△4
2908 フジッコ       2513△3
3059 ヒラキ         984△9
3814 アルファックス  1197△19
4220 リケンテクノス    549△6
4999 フマキラー      822△4
6272 レオン自動機   1078△16
6298 ワイエイシイ   1289▼13
6383 ダイフク      2838▼23
6464 ツバキ・ナカシマ 1911▼17 
6619 ダブル・スコープ 1652▼2
7814 日本創発G     695△4
9997 ベルーナ      853△14

次に、各銘柄に関する注目すべき記述等を示す。

2216 カンロ=「マイナス成長の飴は世界的な菓子職人ピエール・エルメ氏と提携した新商品発売。」とある。2018年12月期は経常利益で35%増益予想で、予想実質PERは14.6倍で、製菓会社としては突出して低PER。      

2777 カッシーナ=2018年12月期の経常利益は前期比5割増予想。予想実質PERは7.1倍に過ぎない。    

2908 フジッコ=「ロコモティブ症候群」防止も意識した冷蔵総菜「ベスタデリ」に手応え」とある。       

3059 ヒラキ=2017年3月期、18年3月期の予想経常利益を、前号の6.0億円、6.5億円から、それぞれ7.5億円、8.0億円に増額。 

3814 アルファックス=「好採算の飲食店向け自動発注システムが伸長。外食産業の労働需給逼迫が一段背中押す。」とある。
2018年9月期予想経常利益は前号の2.5億円→3.1億円に増額。

4220 リケンテクノス=「業務用ラップ絶好調。」2017年3月期、18年3月期とも予想経常利益は前号比大幅増額。 

4999 フマキラー=世界初ワンプッシュ型ゴキブリ駆除剤拡販。」とあるが、これは前号でも言及済み。「日本初の殺虫、虫除け成分入り除草剤「虫よけ除草王」発売に期待。2017年3月期予想経常利益は前号の24.0億円→26.0億円(会社予想20.2億円)に増額。  

6272 レオン自動機=2018年3月期の予想経常利益は前期比14.8%増。予想実質PERは13.8倍の低さだ。     

6383 ダイフク=「18年3月期は国内外の豊富な物流関連投資取り込む。」とある。なお18日日経朝刊「有機EL関連 業績拡大期待」という見出しの記事に、ダイフクも「自動化投資」として出ている。   

6464 ツバキナカシマ=「電気自動車の米テスラ社向けにセラミックボールの本格納入開始。」とある。

6619 ダブル・スコープ=2017年12月期、18年12月期の予想経常利益は、前号の23.0億円→28.0億円、33.0億円→48.0億円に大幅上方修正。

7814 日本創発G=「昨年10月連結化したソニックジャムなど2社が通期寄与。」とある。2018年12月期は経常11.5%増益予想で、予想実質PERは8.4倍に過ぎない。     

9997 ベルーナ=2017年3月期、18年3月期とも予想経常利益は前号比大幅増額で、来期予想実質PERは9.5倍。  

詳しくは、各自、四季報を開いて確認し、そのうえで買う・買わないの判断をされるといいだろう。
この銘柄の中から、前回同様、大きく値上がりる銘柄がかなり出るだろうと考えている。ただ、思惑通りにはいかず、あまり上がらない銘柄もいくつかは出る恐れは当然ある。
ただ、私としては、トータルでは(市場環境の大きな悪化がないとして)かなりの好成績になることに、それなりの自信は持っている。極力、全部とは言わないが、多くの銘柄を買うことをお勧めする。
私がすでに買った銘柄もあるが、買ってなくてこれから買う予定の銘柄もある(6銘柄)。
戦略について一言。買った後、さらに上げる銘柄と、あまり上げない銘柄とあったとしよう。この場合、えてして、あまり上げてない方を追加で買う方も多いと思うが、基本的には、これはあまりお勧めしない。さらに順調に上げる銘柄からこそ大化け株が生まれる可能性が大きい。基本は順張りで行こう。

最後にフジッコについて。
19日の日経朝刊にサントリーの「ロコモア」の1000円お試しキャンペーンの広告が掲載されている。筋肉の衰え用の健康食品だ。ロコモティブ症候群にいいと謳いそうなものだが、そういう記述がないのは、医薬品でないので、チェックがうるさいからなのか。
それはそうと、ロコモティブ症候群と言えば、フジッコの「ベスタデリ」である。
かどや製油はセサミンで上げたということも大いにあると思うが、セサミンと言えば言うまでもなくサントリーだ。
ロコモア-ロコモティブで、サントリーとつながったフジッコも、同様な回路で大幅高することを期待。
なお「ベスタデリ」は「健康経営」の観点からも注目を浴びているようだ。
近年、企業が従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」という取り組みが話題で、自治体による保険の補助など、「健康経営」をサポートする事業やサービスが増えているが、東京商工会議所も健康経営ガイドブックを公表し、「健康経営」を薦めている。
フジッコも「健康経営」に着目して、「ストック型ランチプロジェクト」を開始した。賞味期限が47日間と長く、レンジで温めるだけで、できたての味が楽しめる「ベスタデリ」を「ストック型ランチ」として利用することを推進していくというものである。
時間短縮、健康管理、節約(ほくほくポテトとマカロニのグラタン等6種類、全て税込み409円)と一石三鳥なので、今後大いに売れる可能性がある。

3月20日 18時56分記