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トランプ政権誕生、就任で、いろいろ懸念されたわけだが、実際は逆で、株価的には、アメリカ株(NYダウ)は順調に上げ、日本株(日経平均)も、アメリカには及ばないながらも、比較的j的最近までは、まずまずで来ていた。
ところが、ここに来て難民やテロ懸念国の市民の入国を制限する大統領令が出て、反発が広がり、世界各地でもトランプ流政治に反発が強まり、株価的にも悪材料視されるに至った、というのが1..30日のNYダウ123ドル(0.6%)安だったわけである。
これを受けての日本株は、例によって世界でも最もボラティリティが高いことを遺憾なく発揮、円高進行もあって、日経平均328円(1.7%)の大幅安になった。

主力株中心に下げ、小型株の中には堅調なものも結構あり、JQなどは、しばらくは横ばいに近い小幅安にとどまっていた。
しかし、徐々に、日経平均の下げ幅拡大に連れ、堅調だった小型株でも、一転大幅安になるものが出るなどし、最終的には、ほぼ全面安、JQもマイナスで終えた。ただ東証1部の値上がり銘柄数396でも分かるように、値上がりした銘柄もそれなりにあった。
亀田製菓、カルビー、ブルボン、寿スピリッツ、かどや製油など、小型製菓メーカー・食品株の値上がりが目立った。日本ビューホテル、リゾートトラストの値上がりも考えると、円高でインバウンド関連に矛先が向かったのかもしれない。また上記銘柄には好決算発表が好感されたものも多い。

こうした状況で、当道場銘柄は健闘、高安まちまち程度になった。

LITALICO(推)は変わらずで寄り1637△37と昨年来高値を更新したわけだが、その後は全般安に足を引っ張られ、結局、1590▼10の小幅安。
TOWA、N・フィールド(推)、TOKAI HD(推)、SJI(推)なども、いいところがあったのだが、結局下げて終わった。

リゾートトラスト(推)カネヨウ(推)、インフォテリア、ハビックス、アピックヤマダなどは上げた。オウケイウェイヴ(推)は610円まであって602△37と急伸、救世主となった。

インフォテリアは、後場13時過ぎ(と思われる)、
>IoTソフトウェア基盤事業の第1弾として、IoT活用モバイルクラウド基盤「Platio(プラティオ)」を2017年2月6日から販売開始
と発表、前日比変わらず程度で推移していた株価は13時15分には920△76まであって終値は860△16。
この材料がどの程度のものか私は判断できないが、それなりの好材料には違いなかろう。繰り返し書いて来たように、ビットコイン(仮想通貨)関連の本命銘柄の一つであり、これを機に大きく飛躍する可能性が出て来たと言えよう。

オウケイウェイヴの場合、後場に入ってだと思うが、時価近辺に1万株(と記憶)の買い物が突如入り、この後、一気に買い安心感が広がり、600円大台替わりとなった。今の相場、動きの軽さが重要であり、同社はまさにうってつけ、まだ材料もあまり知られていないようでもあり、理外の理の大相場に発展する夢が出て来たのかもしれない。昨年来高値は730円。

LITALICOは、最後は10円安だったとは言え、ここに来ての動きは強いの一語だ。地合いが大きく悪化しないなら、ひとまず1700円~1800円を目指そう。

TOKAI HDは引け後4-12月期決算を発表した。経常利益は前年同期比2.1倍の82.46億円。前期の1-3月期、経常利益は42.29億円だった。これを4-12月期の82.46億円に加えただけで通期は124.75億円になる。据え置いた通期の会社予想が123.60億円だから、これを上回る。1-3月期が前年同期と同じということはほぼありえないから、通期の経常利益の大幅上方修正は必至だろう。1-3月期も前年同期の2.1倍になるとして通期予想を出すと171.40億円!
ここまでは無理でも、140億円程度は軽いのではないか。あわよくば150億円以上。PTSでは830円まであって現在825△20。

現在、為替は1ドル112.6円前後と大幅に円高が進んでいる。これを受けて日経平均先物・大証夜間は121円安。
多少の円高は小型株には問題ないが、大幅円高・日経平均大幅安となると、小型株も売られる可能性が高まる。慎重に情勢を見極めたい。

1月31日 23時52分記



30日の相場は、前稿で書いたように、主力大型株が売られる一方、小型株は物色される流れとなった。
日経平均は99円(0.5%)安だったが、小型株指数はわずかながらもプラスだった。
2部、JQ、マザーズはそろって値上がり、マザーズは約半年ぶりに1000ポイントを回復した。

当道場銘柄はおおむね堅調だった。
LITALICO(推)は1615円まであり昨年来高値を更新、終値も1600△20と、初の1600円大台乗せ。
オウケイウェイヴ(推)も565△14と戻り高値を更新。
マイネットは4900△560と天井知らずの上げ。
アピックヤマダ、フジコピアン、ハビックス、PR TIMESなども上げた。
不二製油(推)、TOKAI HD(推)も値上がりして終えた。

少し前の銘柄でも復活するものが目立つ。
日軽金(推)は14時00分に好決算を発表、昨年来高値を更新、終値は284△4だったがPTSでは300円を付けた。
UACJ(推)も昨年来高値面合わせの365円まであって364△4。
夢テクノロジーは1640円まであって1600△162と暴騰。ついでに言えば大昔の銘柄の夢の街も、ここ急伸していて1.27日には3490をつけ30日は3300△110。

カネヨウ(推)は116円で寄り付き144△37まであったが終値は111△4。いつものことだが、最終局面(かどうかは判断不可能だが)、あるいは大きく上げた後では動きがめまぐるしくなる。特にこういう小型株ではそれが顕著なので、どう対応するか、よく事前に作戦を立てておいて対処することが求められる。
カネヨウとの連動性を指摘しておいたSJI(推)は79円まで下押す場面もあったが、その後切り返し83円まであって82△1。やはりSJIの場合、78円が底値になったとみてよさそうだ。
ビットコイン関連では、30日はオウケイウェイヴのほかフィスコが人気化342△20と大きく上げた。27日付け日経朝刊5面は「育てフィンテック」として「金融庁がベンチャー企業が銀行と組んで新しいサービスを始めやすくする。」ことを取り上げている。
ビットコイン(仮想通貨)、ブロックチェーン、フィンテックは、今年の息の長いテーマになろう。
有望銘柄(オウケイウェイヴ、SJI、インフォテリア、さらにはフィスコ、マネーパートナーズも候補)は、ポートフォリオに、ある程度は組み込んでおきたいとは、以前にも書いたとおりである。

トランプ政権の経済政策、為替政策がはっきりしない中、円相場が大きく変動、日本株が振り回されるという展開となっている。
現在円は1ドル114.1円前後と大きく円高に振れている。このため日経平均先物・大証夜間は219円安となっている。

1月31日 0時19分記
3808 オウケイウェイブ (名証セントレックス) 
株価=518円(1月24日終値)   
出来高=7万1000株(1月24日) (売買単位=100株)
PER=34.3倍(来期=2018年6月期予想実質値)  
2016年11月16日=358円~730円=2016年1月07日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

日本初、最大級のQ&Aサイト「OKWAVE」の運用会社である。
企業のHP、通販サイト等には、必ずと言っていいほど「よくある質問」というのがある。この効果的サイトの作り方を指南する会社でもある。また人工知能にも展開、企業向け応答サービスへの発展も狙う。

もちろん、こうしたことに加え、ビットコイン(仮想通貨)ブロックチェーン関連の有望企業でもあり、推奨する理由でもある。
プライベートブロックチェーン技術「mijin」を有するテックビューロと資本・業務提携し、「OKWAVE」やコールセンターのシステムに「mijin」を応用することで、より安全なユーザー認証等を実現することの共同開発に取り組んでいる。
またビットコインウォレットアプリ「breadwallet」を提供するアメリカのbreadwallet LLCとも資本・業務提携している。
またBCCC(ブロックチェーン推進協会)会員でありブロックチェーン技能認定協会を設立してもいる。
注=breadwallet LLCは2015年3月設立のアメリカのベンチャー企業。世界に15万人強の利用者。bitFlyer(日本最大のビットコイン取引所を運営)も同社に出資している。

このように、見てくると、名古屋セントレックスというハンディはあるが、押しも押されもせぬビットコイン関連の中核企業だということが分かろう。
今後はオウケイウェイブ、インフォテリア、そして復活の狼煙を挙げたSJIが、ビットコイン関連相場を牽引するかもしれない。 

【相場見通し】
為替が1ドル115円台前半まで円安になったこともあって、27日の相場は主力株中心の上げになった。
ただ、そのあとの27日の海外市場は、為替はほぼ同水準で終え、NYダウは小幅安(NQは小幅高)、CME日経平均先物は小幅(8円)高となっているので、30日の日本株は、どちらかと言えば小型株優位となりそうだ。

27日の相場で、当道場銘柄は高安まちまちだった。
LITALICO(推)は1580△39の高値引けで、終値としては昨年来高値を更新した。日証金の貸借倍率も昨年12.30日以来となる1倍割れと一段と好転した。こうなると1608円高値更新とみるところだろう。とりあえず1700円から1800円程度を念頭に持続。
エコス、リゾートトラストなども復活の気配だ。

ビットコイン関連ではインフォテリアが855円まであって849△22。出来高も増加傾向にあり、1.13日につけた8881円の戻り高値を更新すると、期待できそうだ。
SJI(推)は、ここにきての安値78円に面合わせする場面もあったのだが盛り返し81△2。
カネヨウ(推)が前日の上方修正を受け、109△30のストップ高で大引け比例配分(大量の買い注文を残す)となった。ややこじつけめくが、SJIの反転上げには、カネヨウの暴騰がいくらかなりと影響しているかもしれない。
両銘柄とも株価が70円台後半にあった。そしてともに鎌倉雄介推奨銘柄であった。という共通点を有しており、SJIも今回の暴落後、78円が底値になったのではと思わせていたところでのSJI暴騰なので、連想買いが入ったとしても不思議はなかろう。この流れを引き継いでSJIが30日にどう動くか要注目だ。なおPTS最終値は82.4△1.4。

ここ上げていたアルバック、TOWA(推)、昭和真空(推)は下げたが、循環物色であり、弱気になる必要はなかろう。

不二製油(推)は中期経営計画で、成長戦略としてグローバル経営、海外での収益力強化を掲げる。

>これから伸びる市場で不二製油グループの強みを活かす
アジア・南米エリアは、チョコレート市場の大きな伸びが期待されています。これらのエリアでは、コンパウンドチョコレートが主流です。コンパウンドチョコレートには、不二製油グループの得意とする油脂の技術が不可欠です。市場のニーズに合致した差別化を図ることで、伸びる市場の成長を確実に取り込みます。
「安定化DHA・EPA」、コンパウンドチョコレートでの飛躍に期待。

TOKAI HD(推)は、牛歩戦術で4日連騰。着実に831円の昨年来高値更新に向かっている。配当・優待権利取り買いが活発になれば、一気に上昇加速となろう。

1月30日 0時40分記


2607 不二製油グループ (東証1部) 
株価=2285円(1月24日終値)   
出来高=37万2900株(1月24日) (売買単位=100株)
PER=17.2倍(来期=2018年3月期予想実質値)  
2016年01月21日=1685円~2394円=2017年1月11日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=1.24日付けで推奨しているので、株価等は1.24日の数値にしてある。

食品株は昨年以降、亀田製菓、寿スピリッツ、ブルボン、ケンコーマヨネーズ、ピックルスコーポレーション等、大化けした銘柄が続出した。
これら銘柄を第1陣とすると、ここに来て取り残されていた銘柄が、第2陣として発進しかかっているように思われる。
あじかん、かどや製油、ヱスビー食品、そして不二製油などである。

昨年6.14日、「事業構想に関する記者発表会」で不二製油グループ本社は、
安定化DHA・EPA素材を世界で初めて事業化
することを明らかにした。

> 不二製油グループ本社は、認知機能改善や認知症発症リスクの低下が期待されるDHA・EPAを含有した業務用油脂を開発した。DHA・EPAは、その健康機能が注目を集めているが、時間の経過とともに酸化劣化による特有の魚臭を放つことから、加工食品への利用は難しかった。今回、同社はビタミンCやポリフェノールの難溶性抗酸化成分を油の中に細かく分散する新技術で酸化を抑えることに成功。世界で初めて安定化DHA・EPAを開発した。
この新技術によって生まれた「安定化DHA・EPA」を用いれば、牛乳やヨーグルト、チョコレート、ドレッシングなど多様な加工食品に使用することが可能となる。清水社長は「この新技術は、新規事業の中核となるものだ」と強調した。原料となるDHA・EPAは藻類由来のものを使用、千葉工場に設備投資しており、業務用斗缶詰で供給予定。取引先食品メーカーと協業し、2017年年春の商品化を目指す。

この材料が発表された時の株価チャートを見ると、なんと逆に値下がりしている。
しかし、DHA・EPA含有食品が世に出れば、大ヒット間違いなしだろう。
なぜなら DHA・EPAが不足すると動脈硬化が起こり血管が詰まりやすく血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなる。高齢者にとって最も恐れるべきこの2つの病気(ガンは対処法がないに等しい)を予防するのに効果的なDHA・EPAが、手軽に牛乳やヨーグルト、チョコレート、ドレッシング等から摂取できるとなれば、人々は争ってそういう食品を買おうとするだろう。
明治HDの「R-1]、森永乳業の「パルテノ」(ヨーグルト)等、食品ではヒット商品で株高になるケースが結構多いが、安定化DHA・EPAは、そういう単品のヒットとは違い、数多くの加工食品、飲料等に使用されることになり、市場は桁違いに大きいと思われる。
「2017年年春の商品化を目指す。」ということだから、今後、そう遠くない時期に具体的な材料の発表も期待できよう。
海外展開等、その他の材料については後日。

【カネヨウ(推)がPTSでストップ高買い気配】
カネヨウが引け後、4-12月期決算を発表、併せて2017年3月期通期決算の上方修正も発表した。通期の予想経常利益は
0.4億円→1.4億円

私は、以前、次のように上方修正必至という予想記事を書いている。
>経常利益は9月中間期、会社計画の-1500万円が実際は+2900万円だった。通期予想は2000万円→4000万円と会社は上方修正したわけだが、

①上半期の2900万円の2倍で5800万円
②下半期の前の会社計画3500万円+上半期実績2900万円で6400万円
③7-9月期の4700万円+上半期実績2900万円で7600万円

となる。四半期ごとにいい数字が出ていることからすれば、①は現実味に乏しい。
②とか③かそれ以上が十分期待していいだろう。
こういう分析のもと、私は通期の予想経常利益として
6500万円~8000万円
と言っているわけである。(2016年11.10日)

いつものことだが、もっと早く出してよね、四季報や証券会社も、私の記事も参考にしていいから、もっと早めの格上げとか業績予想の修正をしてくださいねとお願いしておく。

なおPTSでは99円で始まり107△30を付けた後、現在107円ストップ高買い気配。107円に59000株の買いが入っている。

無責任な発言だが、これでは、やはり、1~2ヵ月以内にはSJI(推)も109△30だな。
それはともかく、こうした超低位株は、かなりの高確率で爆騰する。それがいつか分からないだけである。人間辛抱だという言葉をかみしめたい。

オウケイウェイヴ(推)は553△11と3連騰。市場は動きのいい好業績軽量銘柄探しに躍起なので、オウケイウェイヴも、どこかで爆騰するかもしれない。詳しくは後日。なおマネーパートナーズも555△21と上げ、面白くなっ来た。

小型株の値動きは激しすぎて付いていくのも大変だが、何が本物で大きく上げるのかを見極めたい。
LITALICO(推)は1598円まであって1541△9。いよいよ1600円台がわりからスピードアップか。強気。
昭和真空(推)はアルバックの後塵を拝しもたつきが目立つが、それでも4連騰、いよいよ超出遅れ修正に動くかもしれない。
TOKAI HD(推)は、着実に上げている。831円高値更新から上昇加速となろう。ここは最後の仕込場であろう。

1月27日 0時12分記



2017.01.25 TOKAI HD
3167 TOKAI HD (東証1部) 
株価=796△(1月24日終値)   
出来高=38万5200株(1月24日) (売買単位=100株)
PER=11.1倍(来期=2018年3月期予想実質値)  
2016年01月21日=523円~831円=2017年1月06日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

日本瓦斯と比べあまりに割安だということはあえてここでは書かないが、これまで何度か書いたとおりである。
ただ、岩谷産業とかシナネンHDも同程度のPERではないかという反論があるかもしれない。しかし、この2社は業績があまり伸びておらず、日本瓦斯、TOKAI HDとは比較すべきではないのである。

万年割安の汚名返上の好機が今、訪れていると、私はみる。
それは今期の配当予想を、22円→28円(前期は14円)にすると発表したことである(2016年10.31日)。
配当利回りは3.52%になる。
株主優待も充実しており、株主の人気も高いが、これを加味した利回りは4.77%(QUOカードを選択)~8.29%(「富士の天然水さらり」等を選択)(いずれも100株株主の場合)と出色の高さである。
しかも同社は「株主の皆さまへ利益還元100%(2016年3月期実績)」とHPで書いているくらいで、株主還元に熱心である。配当性向40%~50%を標榜しており、増益が予想される来期は32円程度への増配が期待できるのである。
この場合、利回りは4.02%、優待加味で5.28%~8.79%になる(いずれも100株株主の場合)。

2017年3月期を最終年度とする中期経営計画は、ほぼ達成される見込みだ。
2021年3月期までの次期中計は2017年5月頃発表の予定である。
判明している主な内容を以下に示そう。
LPガス事業では、2018年3月期以降、三重県、長野県(CATV事業の営業エリア)、岡山県(同)への進出を視野に入れている。
また電力自由化に続き、都市ガスの小売り完全自由化も2017年4月にスタートする。全国で203の事業舎があるが、大手ガス会社以外はほとんどが零細事業者であり、当社にとっては大いなるビジネスチャンスであろう。CATVサービス、情報・通信サービスなどとセットで総合的に提供できる強みが生きる。
同社はガス事業の顧客数を2021年3月期に2016年3月期の1.26倍にする計画だ。
四季報では「2021年3月期、売り上げ、営業益の今期比倍増を表明へ。」とある。この場合の実質1株利益は133円前後になる。配当も64円前後が期待できよう。

いずれにせよ、時価796円(1.25日終値では800円)が、いかに割安かは歴然だろう。為替にも基本的に左右されず(目先的には円高はプラス)、単なるガス会社ではなく、それなりに高い安定成長が見込める高利回り・、魅力的株主優待制度の会社として、今後株価は大きく見直されるとみる。下値不安は小さく、上値は1000円以上も十分ありえよう。

1月25日 22時40分記

【相場について】

「新四季報から発掘した妙味株」の暴騰が止まらない。
筆頭はマイネットで2197.5円→4585円(その後の高値)で軽く倍増を達成した。その他でも
ヨシムラHD1633円→2874円
PR TIMES1421円→2199円
デザインワン 2191円→2746円

さらに、それ以外でも今日は、それまで3500円前後でもたついていたアルバックが一気に4075△265(終値は4015△205)など、小型の好業績銘柄で比較的高株価銘柄には、急伸する銘柄が続出している。いかにこういう流れにうまく乗るかが重要だ。

こうした観点からはLITALICO(推)に、あえて注目したい。「新四季報から発掘した妙味株」でもあり、その時の1159円からはかなり上げたわけだが、事業の将来性、上場来高値(2137.5円)からは大きく下にいる点等を考えるとき、時価はまだまだ相場のせいぜい中期ではないかと思われるのである。25日は一息入れたが、これをばねに次は1500円~1800円程度、そしてそのあとはあわよくば2137.5円更新を夢見て強気で行きたい。

同様の視点でN・フィールドも3連騰となっており、人気復活となる可能性が強まって来た。

ビットコイン(仮想通貨)関連は、SJI(推)以外は、おおむね堅調だった。
オウケイウェイヴ(推)は550円まであって542△24と戻り高値更新、インフォテリアも838△26と上げた。
なおマネーパートナーズは534▼7と下げたは、これは前日引け後発表の2016年4-12月期決算が嫌気されたとみられる。ただ9月中間決算も前年同期比大幅減益となっており、今回は多少減益幅を縮小していて、悪材料視するのはどうか。
SJIに関しては25日引け後、親会社のネクスグループからIRが出た。同社保有のSJI株1300万株(売却前の保有株は1億2342万株)を相対取引で譲渡したというもの。心配する向きもあろうが、譲渡先がすぐ売ってくるというものでもなかろうし、SJI株の出来高は昨日・今日と1500万株台であり、1300万株はそう多い株数ではない。

エコス関連のニュース。日経24日朝刊13面に「イズミヤが関東撤退」という記事がある。2店閉店だがうち1店が牛久店。エコスはグループ会社に牛久店がある。2015年9月の北関東水害でも石下店の競合店舗が閉店し「地域住民の支持高まる。」(四季報2016年春号)とある。今回(両店の地理的関係は承知していない)もメリットがあるかもしれない。いずれにせよ、競争激化で撤退というから生き残るエコスにエールを送りたい。

オウケイウェイヴ、不二製油(推)については、詳しくは次回に書く予定。
オウケイウェイヴの社長は、ご存知の方もあろうがホームレス社長として有名な兼本兼任氏である。ツボにはまれば730円高値も意識されよう。
不二製油は全般高の中、ずるずると下げたが、こうしたところこそ拾っておくのがいい。かどや製油などと比べ、あまりに安い。

NYダウが2万ドル乗せ。日経平均先物・大証夜間も現在132円高。

1月25日 23時49分記





24日は、前日に続き、日経平均・TOPIXが0.5%台の比較的大きな下げになった中、中小型株は比較的堅調で、JQは0.4%高、マザーズも0.7%高だった。
こうした状況で、当道場銘柄は絶好調で、ほとんどの銘柄が上げ、値上がり率上位に入る銘柄もかなりあった。

LITALICO(推)=1574△87。昨年来高値更新。マザーズ値上がり率18位。
マイネット=4230△570。昨年来高値更新。マザーズ値上がり率3位。
TOWA=1729△120。昨年来高値更新。東証1部値上がり率4位。
PR TIMES=2050△191。マザーズ値上がり率6位。
アピックヤマダ=447△27。昨年来高値更新。東証2部値上がり率4位。
マネーパートナーズ=541△19。東証1部値上がり率23位。

今日の値上がり率上位銘柄を見ると、ここ1年半以内に上場した銘柄が目立つ。
LITALICO、マイネット、PR TIMESもそうである。当道場銘柄以外では
スタジオアタオ(マザーズ値上がり率4位)、グレイステクノロジー(同5位)、イトクロ(同7位)、キャリア(同8位)、リンクパル(同9位)、バイアス・アンド・カンパニー(同10位)、セグエグループ(JQ同6位)などである。
何とマザーズでは、3位から10位までが全て、ここ1年半以内に上場のニューフェースである。
注=1位はビットコイン関連の、あのリミックスポイント、2位はソケッツだがこれは2009年上場。

このことは、東証1部の主力株が円高懸念で敬遠される中、こうしたしこりの少ない銘柄に人気が集中していることを示している。
物色動向の変化もめまぐるしいので、こういうことが分かって、ではとそういう銘柄に行くと、その辺が天井だったりもするので、あくまで、現状がそうだということであり、何を買うかはまた慎重に決めたい。

小型株堅調の流れに乗って、以下の3銘柄を、推奨銘柄として紹介する。

3167 TOKAI HD 796△18

2607 不二製油グループ 2285▼25

3808 オウケイウェイヴ 518△1

推奨理由、材料等、詳しくは、後日に譲るとして、ここでは、ごく簡単に注目ポイントを書く。

TOKAI HD=3月決算会社だが、配当、優待が手厚く、9月中間決算で優待を最近受け取った株主からの喜びの声が掲示板にあふれる。9月中間期末配当は11円だったが2017年3月分は17円となる。加えて天然水等(選べる)の優待もある。ダイヤモンドZAI、日経マネー等、投資雑誌の最新号はこぞって優待特集を組んでいるが、どこでもTOKAI HDは上位にランクイン。ここから徐々に配当・優待狙いの買いがヒートアップすると思われるので、先回り買いを。

不二製油グループ=DHA、EPAの安定化に成功という材料の大きさを市場はほとんど気付いていない。

オウケイウェイヴ=ビットコインの本命はSJI(推)と考えるが、いかんせん、今回の急落でしこりをつくったため、現在リハビリ中(早晩、突如蘇るとみるが)。最近上場した銘柄の動きがいいと書いたが、要するに市場は値動きの軽い銘柄を欲している。この観点からみるとビットコイン関連で最も魅力的なのは当社だ。名証セントレックス銘柄のため、扱いに苦慮していたわけだが、これまで何度か書いたことで、すでに仕込まれた方も多いだろう。一服中のここで、他の2銘柄と一緒にすることが「激変緩和」につながる(比較的穏健に始まる)とみて推奨。
いつも言っていることだが、こういう出来高の少ない銘柄は、あまりに高く寄るようなら、ひとまず成り行きとかで買うのは見送る(例えば540円くらいで寄り付きそうだったら525円とか531円とかの買い指し値を出すか、それもせず寄り付いてから指し値を決定する)のがいいだろう。
ただ、高寄りした銘柄で後大化けするケースも結構あるので、以下のような方法もある。
①成り行きで最小単位(トータル1000株くらい買う予定の場合100株)買う。
②この成り行き買いが538円で買えたとして、その後だれたら521円~530円程度でナンピン買い=400株から600株
③この①、②とも買えたなら、その後の値動きを見て追加の400株の方針決定。動きが良く上がって行くようなら、その高いところで買う。逆に動きが悪いようなら、さらに下げたところを買うか、とりあえず様子見とし、26日以降に資金は持ち越す。
想定外の動きをするのが株価なので、これでうまく対処できるか自信はないが、私の手法、考え方として、参考にされたい。
寄り天で買ったと嘆いてばかりとか、あたら大化け株を見送ってばかりという方は、特によく読まれたい。

1月24日 23時47分記
 
前稿で
>NYダウ、円相場等に問題はなく、23日は中小型株向きの展開になりそうだ。
としたわけだが、あれを書いた後、多少円高に振れたこともあってか、例によって世界でも突出して下げることになった。日経平均は247円(1.2%)安、TOPIXも1.2%安だった。主力株はほとんどの銘柄が値下がりした。業種別でもわずかに上げた金属製品以外はすべて下落。それでも、中小型株は強く2部、JQ、マザーズはそろって小幅ながら上げた。

こうした中、当道場銘柄は、大半が値上がりした。
LITALICO(推)が1487△24、インフォテリア801△14、マイネット3660△105、アルバック3800△100、ハビックス1108△60、PR TIMES1859△48などである。また、ここ大商いで連騰となっているアピックヤマダは460△42まであって420△3だった。
わずかにリゾートトラスト(推)2083▼33、オウケイウェイヴ(OKウェイヴ)517▼10などが下げた。
SJI(推)はなお売り圧力が強く、私が想定していた82円では下げ止まらず80円まで下落する場面があった。しかし、その後切り返し終値は84±0。100円でも90円でも下げ止まらなかったわけだが、80円で下げ止まることになるのか、24日の動きを注視したい(こうしたぴったりの株価で大底や天井を付けることが多いというのは私がよく言っていることである)。

【やはりビットコイン(仮想通貨】
リミックスポイントが248△50のストップ高となった。
子会社のビットポイントジャパンが、香港で仮想通貨取引所を運営する合弁会社を設立することなどが材料だ。

現在、日本国内には仮想通貨取引所が9つ以上(「以上」と付けたのは私が知らないところがあるかもしれないので)ある。
Zaif、bitFlyer、フィスコ仮想通貨取引所、bitbank trade、BTCboxなどである。
Zaifはテックビューロが運営するもので、テックビューロとは、SJI、OKウェイヴ、フィスコ、マネーパートナーズが資本・業務提携していることは、すでに書いたとおりである。
言いたいのは、リミックスポイント子会社が海外に仮想通貨取引所を運営する合弁会社を設立(3割出資)でストップ高するなら、
Zaifをすでに設立済みであり、ここと密接なSJI、OKウェイヴ、フィスコ、マネーパートナーズにも目が向けられてしかるべきだろうということである。もちろん、フィスコ仮想通貨取引所を有するフィスコ、ネクスグループにしても同じである。

いずれにせよ、このように、ビットコイン・仮想通貨がらみの材料は、今後は一段と頻繁に市場をにぎわすだろうことは、これでまた一段とはっきりしたわけである。
本命的位置にいるSJI、OKウェイヴやインフォテリア、マネーパートナーズ、フィスコなどに注目。私は、これら銘柄をすべて買っている。SJI、OKウェイヴを中核に、インフォテリア以下もある程度は保有。理屈通りにはいかず、思わぬ伏兵が大化けしたりするからである。読者諸氏も、もしこれら銘柄を全く保有していなかったら、ある程度はポートフォリオに組み込んでおくといいだろう。

トランプ大統領はドル安(=円高)志向のようで、為替は円高傾向に、とりあえずなっている。
こういう状況では、やはり運用の中心は円高の悪影響のない銘柄や円高歓迎銘柄にしたい。
上記ビットコイン関連各社のほか、LITALICO、TOKAI HD、不二製油などが面白そうだ。

1月24日 0時37分記

20日付け日経朝刊に「ビットコイン」に関する3段記事が掲載された。
本来、「ビットコイン」関連銘柄には、かなりの好材料のはずだが、私の見る限り、まったくと言っていいくらい、何の反応もなかった。
すなわちSJI(推)84▼4をはじめ、インフォテリア、フィスコなども下げた。ただしオウケイウェイヴは527△14と上げた。
またヤフーファイナンスの掲示板をチェックしてみても、上記記事に言及したコメントは(私の見た限り)無かった。
これは、これまでに、また拙著でも言及していることだが、この記事が経済・産業面ではないところに掲載されたことが大きいだろう。29面「ニュースな科学」という面に<仮想通貨支える「ブロックチェーン」>という見出しで掲載された。「ビットコイン」という比較的なじみのある言葉も大見出しには使われなかった(最後の方に小さな囲み記事で「ビットコイン」の用語解説が付いている)。
掲示板の投稿者は日経は読んでいる人は少なく、わずかに見ているのは、ネットで無料で見ることができる日経電子版のさわりであろう、というのが、つとに私が指摘していることであるが、今回の件は、これをある程度裏付けるものだったと言えよう。

日経記事から、一部、重要なところを引用しておこう(もちろん、こういうことはすでに周知のことではある)。
>ビットコインは第三者機関を通らないため、送金時にかかる手数料が少なくてすむ利点がある。
>金融分野以外での利用も広がり始めている。北欧の小国エストニアでは、省庁が持つデータベースをそれぞれブロックチェーンでつなぎ共有することで、情報の信頼性を保持している。
>金融分野を中心に海外での利用が進んでいるが、国内でも動きが活発だ。2016年に大手銀行で世界初の一般向け仮想通貨「MUFGコイン」の導入を三菱東京UFJ銀行が発表した。
鎌倉雄介注=SJIは「CAICAコイン」、ネクスグループは「ネクスコイン」を、株主に配布している(無償)。

いずれにせよ、今後、こうしたビットコイン(仮想通貨)に関するニュース、記事は増加の一途となろう。今年の1.07日付け日経朝刊にも ビットコインvs銀行 という記事が掲載されている。

この記事で私が注目したのは「今後10年で総合職を3500人削減する」。という三菱UFJファイナンシャルグループ社長の言葉だ。
さらにこれに続けて「(グローバルに金融業から)2500万人分の職が消える」というバンク・オブ・アメリカの言葉は、さらに衝撃的だ。内外の金融業トップが、ビットコインに対し、これほどの危機感を持っている=それほどビットコインは有望、成長力があるということである。

SJIは20日に付けた82円が底値となった可能性が大きいとみる。
ビットコイン(仮想通貨)は、2016年初めにも一相場出したわけだが、このときは、まだテーマとして取り上げるには時期尚早であり、各社の業績も不透明なところが多かった。まさに理想買いの域を出ず、当然のように、爆騰後は爆落で終わったわけである。
しかし、今回は、かなり様相が違う。
BCCC(ブロックチェーン推進協会)の会員は急増、ビットコインの発行も相次いでいる、関連各社の提携、技術開発、実験等に関するニュースも激増している。こうした大きな状況の変化があるのである。
スウェーデン中銀や中国人民銀行はデジタル通貨の発行を検討し始めた。日銀内部でも「検討に入るべきだ」との声があがる。(日経1.07日)という状況であり、現実に日銀動くとなれば、関連各社には大グッドニュースとなる。

というわけで、前前稿で挙げたように

①SJI
②オウケイウェイブ
③インフォテリア
④マネーパートナーズグループ

の4社に特に注目したい。
特にSJIに加え、オウケイウェイブ (名証セントレックス)が有望とみる。
オウケイウェイブは、推奨銘柄にすることも考えたのだが、名証セントレックス銘柄であり、商いにやや難があることもあり、とりあえずは断念、かわってブログで取り上げて、それとなく買うといいですよとほのめかして来たわけである。あまり高くないところなら、ここで買ってもいいだろう。100株単位なので、乱高下にも耐えられるようにし、分けて買うことも考えよう。

その他銘柄については、省略するが、NYダウ、円相場等に問題はなく、23日は中小型株向きの展開になりそうだ。

1月22日 23時53分記
「美の巨人たち」(TV東京22時~22時30分)を見ていて、気になったことがあり、これを書いている。
与謝蕪村 久隅守景 国宝「夜色楼台図」「夕顔棚納涼図屏風」
という題であった。
「夕顔棚納涼図屏風」の絵をバックに、いろいろ語られるが、夕顔が何か分かり難いまま、話は「夜色楼台図」に移る。しばらくして、また「夕顔棚納涼図屏風」に戻り、「言う迄もなく夕顔はひょうたんのことですが」というナレーション。ここでは前とは違って絵もアップされ、棚にひょうたんがなっているのが分かる。

しかし、「夕顔」と言って「ひょうたん」のことと思う人などほとんどいないだろう。自分自身、知らないくせに、何が「言うまでもなく」だと毒づきたくもなる。
「夕顔」、「ユウガオ」という言葉は、誤解されやすい、分かり難い言葉である。

話が少し飛ぶが「さくらんぼ」と「桜桃」の紛らわしさを思い起こす。
私の場合、「さくらんぼ」と言えば「桜の実」のことであり、「佐藤錦」などは「桜桃」と言って区別する。しかし、今や、世は「さくらんぼ」=「桜桃」であり、と言うか「桜桃」は死語に近く、わずかに太宰治の忌日「桜桃忌」に残るばかりなくらいである。

さらに話は飛ぶが、数年前、知人と話していたら、子供の頃、よく食べたことを思い出して「さくらんぼ」(もちろん桜の実の方)を最近食べたら、まずくてと話される。実は私も同じ経験があり「うまいものがいっぱい出回って口がおごってしまったんだろうなあ」ということになった。
しかし、その後、よく考えたら、別の結論になった。
最近私が食べた「さくらんぼ」はソメイヨシノの実である。しかし子どもの頃食べたのは、自宅に生えていた八重桜の実である。さらに思い起こせば、その実はソメイヨシノのそれとは比べ物にならないくらい大きかった。いずれにせよ、昔食べた「さくらんぼ」は、確かにおいしかったと、今確信を持って言えるのである。小学生の私は桜の木に登り、黒紫に色づいたそれなりに大きく立派な実を葉っぱの間から取って食べたものである。毎年の楽しみな行事でさえあったのである。ソメイヨシノの実が無数と言っていいくらい生っていてごく小さいのとは大違いだと、今気付いた。

本題に戻って「夕顔」である。
今「夕顔」と言えば、普通、「朝顔」に対する「夕顔」、すなわち「ヨルガオの別名」などと、辞書などで説明されるもののことだろう。
そしてややこしいことに、「ウリ科のつる性1年草」の「夕顔」もあって、これは野菜で、かんぴょうにされたり、みそ汁の具にしたりする。「ひょうたん(瓢箪)」は、「ウリ科のつる性1年草」の「夕顔」=ユウガオの変種だという。

このように複雑なうえ、今や「ひょうたん」なども、ほとんど見かけなくなったから、死語というのは変だが、これまた太宰治「桜桃忌」ではないが、志賀直哉の「清兵衛とひょうたん」でかろうじて生き延びているくらいだ(というのは少し言い過ぎで「瓢箪から駒が出る」なる慣用句は健在でした)。

注=ウィキペディアでは、ウリ科の一年草の「ユウガオ」の項で
>『源氏物語』をはじめ古くから説話や民間伝承にも登場するなど口承文芸のモチーフになっている(後略)としている。しかし源氏物語の「夕顔」(巻名・人物名)の由来は、同人が本帖の中で詠んだ和歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」にあり、夕顔=「朝顔」に対する「夕顔」、すなわち「ヨルガオの別名」のわけで、ウィキペディアは取り違えているのである。

さて私の田舎(新潟県長岡市)では、「ウリ科のつる性一年草」のかんぴょう材料のことを「夕顔」とか「ユウガオ」などとは言わない。「ゆうごう」と言うのである。しかし、辞書で「ゆうごう」と引いても「融合」しかない。方言なのかとはうすうす思ってはいたが・・・

念のためネットで検索してみた。そしたらあるはあるは。

ゆうごうレシピ・作り方の人気順|簡単料理の楽天レシピ
楽天が運営する楽天レシピ。ゆうごうのレシピ検索結果 67品、人気順。1番人気はゆう ごう(夕顔)の油炒め!定番レシピからアレンジ料理までいろいろな味付けや調理法を ランキング形式でご覧いただけます。

ゆうごう - 長岡野菜加工研究会
特徴: 大きいものは長さが70~80㎝にもなり、若い実を食べます。ゆうごうを細く切って 干すと、「かんぴょう」になります。 由来: インドやアフリカなどの熱帯地域原産の「ゆうが お」の実のことで、長岡弁がなまって「ゆうごう」となりました。

ゆうごう(ゆうがお) | 新潟・食品名産図鑑
ゆうごうは夕顔がなまった言い方で長岡野菜・柏崎野菜に指定されています。夕顔は 通常は細く切って干して干ぴょうの原料となりますが、中越や上越では野菜として若い実 で食しています。

積年の疑問が、これですっきりしたので、興味のない方も多かろうが、書いてしまった。お許しあれ。

1月21日 23時56分記

SJI(推)、PTS最終値 86△2

主力株全面高で、日経平均、TOPIXとも0.9%の大幅上昇となった。
しかしJQは0.9%の上昇にとどまり、マザーズは0.7%の下落で分かるように、中小型株では、値下がりするものも多かった。

SJI(推)は1円安で寄り付いたが、そこが高値で終始売り物に押され、後場終盤には83円まであって終値は88▼8。これについては、あとで論じる。

デザインワンは2746△246まであって終値は2513▼133(安値は2485円)。またマイネットも3690△350まであって終値は3300▼40(安値は3215円)。
これらは極端な例ではあるにせよ、方向感なく激しく乱高下する銘柄が珍しくない(その多くは安く引ける)。
噴いた所は一部は売るとか、買う場合は安易に飛びつくのではなく値動きをよく見極め分けて買うといった慎重さが求められる。

【ビットコイン相場の行方】
前稿でビットコイン(ブロックチェーン)関連の中核にいるのがテックビューロだと書いた。
ゆえに同社と資本・業務提携をしている(当然出資もしている)以下の5社が要注目だとした。

インフォテリア
オウケイウェイブ
フィスコ
マネーパートナーズグループ
SJI

さて、テックビューロなど、ブロックチェーン関連の企業等はBCCC(ブロックチェーン推進協会)をつくっている。加盟企業・団体数は増加の一途をたどり2016年12.15日現在で109に達する。理事会の役員は以下の通り。

BCCC理事会

理事長:平野 洋一郎
インフォテリア株式会社代表取締役

.副理事長: 朝山 貴生
テックビューロ株式会社代表取締役 2016年経産省ブロックチェーン検討会委員

.副理事長: 杉井 靖典
カレンシーポート株式会社代表取締役 2016年経産省ブロックチェーン検討会委員

.理事: 田中 邦裕
さくらインターネット株式会社 代表取締役社長

.理事: 大谷 健
日本マイクロソフト株式会社 エグゼクティブプロダクトマネージャー(新規ビジネス担当)

.理事: 福原 智
株式会社トリプルアイズ代表取締役

.理事: 兼元 謙任
株式会社オウケイウェイヴ代表取締役社長

.理事: 小西 啓太
株式会社マネーパートナーズソリューションズ

テックビューロに出資しBCCC(ブロックチェーン推進協会)で役員になっている企業は以下の通り。

インフォテリア
オウケイウェイブ
マネーパートナーズグループ

さらに、各社の有する技術、テックビューロとの提携内容、株価、業績等を総合的に判断すると、有望順に以下のようになる(あくまで私の独断である)。

①SJI
②オウケイウェイブ
③インフォテリア
④マネーパートナーズグループ

SJIは18日の出来高が6725万株に達した。全上場企業で3位か4位の多さだったと記憶する。発行株数が2億2234万株だから、その3割もの株式が売買されたことになる。しかしネクスグループが1億2342万株(50.5%)保有、浮動株比率(あまり当てにならない)6.1%の会社で、何かこれはおかしいと感じる方が多いだろう。これは一人で何回も売り買いを繰り返す投資家が多数いたことを物語る。また18日夜はPTSも大商いになり、130円というとんでもない値段も付けている。115円くらいから130円で買った投資家もそれなりにいて、それがあっという間に80円台まで急落したわけだ。その後遺症が、18日19日の投げ売りにつながり、まともならありえないような大幅安になったとみるところだろう。

同社は17日に東京テックの全株式取得の理由を以下のように説明している。

>当社が事業を展開する情報サービス産業におきましては、優秀な技術者を常に確保し、複雑・高度化する技術への対応が必要不可欠であります。当社におきましても、人材採用ならびに育成は重要な経営課題として認識しております。
東京テックは、ソフトウェア受託開発サービス等を行う会社であり、50 名(うち48 名が技術者)の従業員が業務に従事しております。この度の株式取得により技術者を確保することで当社グループは事業の拡大と、より幅広い顧客へのサービス展開を目指してまいります。

社員数424名のSJIがこのようにその12%の社員を新たに取り込み、テックビューロ、テリロジー、ディアライフ等と次々業務提携しているわけである。
なお2021年10月期には
売上300億円(2017年12月期予想60億円)
営業利益42億円(2017年12月期予想4.54億円)
というとてつもない数字を目指す。

こうしたことを考えるとき、その目標が達成できるかとかいろいろ疑問はあるにしろ、88円などという株価が笑止千万なのは、賢明な投資家なら容易に理解しよう。

1月19日 23時08分記