29日の相場は安寄り後、次第に下げ幅を拡大、結局、日経平均で257円(1.2%)の大幅安で終えた。
高値警戒感が強いところに、前日のNYダウ大幅安、そして為替が大きく円高に振れた(これが最大であろう)ため、やや意外な急落になったのだろう。
日経平均、TOPIXとも1%強の値下がりとなったが、JQは0.4%、2部、マザーズも0.7%前後と比較的小さな下落率にとどまった。なお、中小型株優位の展開となっているわけである。

LITALICO(推)は1340△22(これが高値)で始まったが、全般安に押され、前日比マイナスになる場面もあったが、切り返し終値は1320△2と値上がりで終えた。
やまゆり園事件、電通過労死を挙げるまでもなく、障がい者と社会のかかわり方や労働環境・うつなどの問題は、いまや大きな社会問題となっていて、腰を据えて解決すべきことであることがあらわになっている。
こうした認識に立つなら、LITALICO株の評価は、なお著しく低すぎると言わざるをえない。

関連企業、類似企業としてはエスプール、Nフィールドがある。
エスプールは障がい者雇用支援で農園販売を行っているわけだが、全体に占める比率が小さいので除くと、Nフィールド(2014年8.12日の推奨銘柄)。久しぶりに調べたら、株価は大きく下げていて、来期以降の業績急向上を考えると、早晩見直されるかもしれない。読者諸氏も調べてみると面白いだろう。

LITALICO以外はデザインワン以外はほとんどの銘柄が下げた。やはり、この急速な円高が響いているようだ。現在は1ドル116.48円と数時間前よりまた円高になり、つれて日経平均先物・大証夜間も下げ幅を拡大、現在は145円安となっている。
このままで終わると、大納会は厳しいことになる公算が大きい。

12月30日 1時06分記

2016.12.29 LITALICO
6187 LITALICO (マザーズ) 
株価=1297▼7(12月27日終値)   
出来高=7万0100株(12月27日) (売買単位=100株)
PER=43.2倍(来期=2018年3月期予想実質値)  
09月30日=1042円~1410円=10月27日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

詳しくは、後日書くこととし、ここでは、ごく簡単に、なぜ、この会社に、私が強くひかれ、推奨するかにつてのみ書こう。
前稿で次のように書いた。

>同社の事業内容を調べれば、その有望さ、現代という時代にマッチした垂涎の銘柄と分かろう。
LITALICOワークス(障害者の就労支援)、LITALICOワンダー(IT×ものづくり教室)、LITALICO発達ナビ(発達障害ポータルサイト)、U2plus(うつの予防回復SNS)などを展開、利用者の大幅増が続く。

今ほど「生きる」のが難しい時代はなかったのではないかとさえ思う。誰でもいつメンタル面で病むか分からないような時代である。いわんや障害を抱えていたら、その大変さは論を待たないだろう。本人はもちろん、家族も同様である。
こうした人たちに寄り添う会社がLITALICOである。

障害は人ではなく、社会の側にある
社会にある障害をなくしていくことを通して
多様な人が幸せになれる「人」が中心の社会をつくる

これは、同社が掲げる「私たちのビジョン」である。

また、プログラミング教育が2020年から必修化されるが、その実証実験のため提案公募を総務省が行い(2016年5月)、11の実証事業が選定されたわけだが、そのうちの一つはLITALICOワンダー(IT×ものづくり教室)だった。

【28日の相場】
主力株は一服、中小型株が物色される展開となった。このため、当道場銘柄は、ほぼ全面高。
TOWAは1694円まであった後、一時は前日比マイナスになったが結局1649△17。ここ半導体関連が大きく値上がりしており(東エレク、東京精密、第一精工など)、こうした銘柄とPER等を比較すると、なおTOWAの割安が目立つ。もう一段高を期待。
こうした流れで、1138△38と大幅続伸した昭和真空(推)は、やはり大いに見直されるべきとの結論に達した。強気。

TOKAI HD、リゾートトラスト、エコスなども上げた。
「新四季報から発掘した妙味株」では、ヨシムラHDが2057△74と急反発、豆蔵HDも3連騰で1014△25。、2分割したマイネットは2193△100と妥当値を大きく上回った(高値は2275円)。

LITALICO(推)は1334円まであって1318△21。
このまま一気に行くか、一息入れてかはともかく、最低でも1410円の年初来高値は更新すると考えるので、追加で買う、ここから買うという方は、その辺も念頭に置いて対処。もし1300円割れがあるようなら、断固、喜んで拾いたい。

12月29日 0時02分記

27日の相場は小動きに終始したが、割安な出遅れ銘柄を物色する動きは、前日に続き継続した。

TOWAは1639円まであって1632△72と連日の年初来高値更新。人気化しいったん上昇軌道に乗ると、想像以上に上げるのが、今の相場の特徴だ。少し前のビジョンなどである。高所恐怖症になる方もあろうが、少なくともある程度以上は、行くところまで行く(売らずにキープ)というのが鎌倉式「地獄の道行き」論である。27日は一気に空売りが急増、日証金の貸借倍率は0.18倍(前日は0.71倍)に急低下した。出来高で見ると、最近のピークは11.09日の158万株余、12.27日は前日の1.5倍弱に急増したが、それでも125万株弱。まだ多少余裕がある状態。ただ、これで行くと28日にも158万株を超える恐れがある。その場合、いったん売りもありか。というわけで28日1680円とか1700円乗せとかの場合は、一部売りも選択肢であろう。

エコスも1300△28と続伸、戻り高値を更新した。少し前とは別人のような力強い動きだが、真面目にPERを計算すれば、なお超割安なわけで、強気で押したい。

昭和真空(推)は1100△6と反発した。出来高が少ないのが気にならないでもないが、来期の業績好転が全く織り込まれていない時価は評価不足だろう。温度補償水晶発振器好調、新製品の「ジェネシス-AR」、BNCT等、材料も豊富だ。

リゾートトラスト(推)は2179▼4と小反落。上げ下げを繰り返しているわけだが、こうした動きで今期の減益という悪材料を消化、来期からの復活を評価する相場に移行しよう。

LITALICOは、12.19日以降上げが続いていたわけだが、1297▼5とようやく一息入れた。穐田銘柄として脚光を浴びたが、もちろん、これは付録に過ぎない。
同社の事業内容を調べれば、その有望さ、現代という時代にマッチした垂涎の銘柄と分かろう。
LITALICOワークス(障害者の就労支援)、LITALICOワンダー(IT×ものづくり教室)、LITALICO発達ナビ(発達障害ポータルサイト)、U2plus(うつの予防回復SNS)などを展開、利用者の大幅増が続く。
初押しは買いとみて、ここで推奨銘柄とする。

12月27日 23時55分記
LITALICOが快調に上げている。特に26日は出来高も22日の2倍以上の114000株に急増した。
これには理由がある。

穐田誉輝(あきたよしてる)という人物がいる。2001年、創業者に替わってカカクコムの2代目社長に就任(その後退任)、12年、クックパッド代表執行役兼取締役就任、16年代表執行役退任、取締役兼執行役就任。同年、12.22日、執行役退任、取締役に。

今この人が脚光を浴びているのは、クックパッドのお家騒動(詳細は各自調べられたい)もあるが、さらに矢継ぎ早やにMBO(経営陣による公開買い付け)を発表、その会社の株価が急騰しているからである。
10.28日=オウチーノ株に対する公開買い付け(MBO)を実施と発表
12.22日=みんなのウェディング株に対する公開買い付け(MBO)を実施と発表(12.23日付け日経にも小さいながら載っている)
オウチーノは10.28日終値802円→3690円(12.19日高値)
みんなのウェディングは12.22日終値804円→954円(12.26日。ストップ高比例配分)→1104円ストップ高買い気配(PTS)

では、ほかに穐田氏が大株主の銘柄はないかと当然なる。
それが、ぷらっとホームと我がLITALICOのわけである。(26日の立ち合い開始前に気付いているべきなのだが。私?そういう愚問は発しないようにしましょう。)

穐田氏はクックパッドの持ち株売却(持ち株比率14.7%→2.4%まで判明)で、140億円近くの資金を手にしている。みんなのウェディング、オウチーノに要する資金が60億円弱と推定、なお80億円余は保有とみられる(他にもあるであろうが、ここでは考慮しない)。

さて穐田氏はLITALICO株を170万株(持ち株比率9.8%)保有、556万株(同32.0%)保有の長谷川社長等に次ぐ3位株主である。従業員持ち株会、土田扶門氏(取締役)で計8.9%保有、社長と合わせると40.9%になるので、穐田氏によるMBOはまずなかろうが、いろいろ思惑を誘うのは必至であろう。

12月26日 23時38分記

相場は、予想通り、中小型株に物色の手が伸びて来たようだ。
TOWAは1560△82と急伸、エコスも1272△47と大幅高した。安寄りしたリゾートトラスト(推)も切り返し2183△25。TOKAI HDも連日の新値追いで803△13。これらはなお上が期待できそうだ。
昭和真空(推)は私が下値とみていた1101円を割り込んで1094▼19。ただネット時代で株価の振幅が大きくなる傾向があり、これで底割れとみるのは早計だろう。早晩、好業績・割安が見直されよう。

12月26日 23時44分記
最近の外国人や日銀(ETF)、投信主導での主力株買いも、やや一服感が出て来たようにも感じられる。こうした買いが行き過ぎれば、当然、業績無視の一律買いの副作用が意識され、好業績にもかかわらず、全般高に取り残された銘柄に、次第に目が向けられることになる。こうした流れの中で、中小型の好業績・低PER銘柄も、徐々に人気を回復することになろう。

当道場銘柄では、TOWAが22日、ついに11.11日に付けた1474円の年初来高値を更新した。1478円まであって1478△71と急伸した。これでも来期予想PERは名目では11.2倍、実質でも15.8倍に過ぎない(四季報予想値を使用)。なお一段高とみるが、もちろん慎重に行きたい方はそれもありだろう。

忘れかけていたベルーナ(推)が今頃になって10.28日に付けた年初来高値713円を更新、終値は718△15。岩井コスモ証券が新規にレーティング開始、5段階中、上から2番目の「B+」にし、目標株価を720円にしたことが好感されたようだ。もう少し早く気付いてよねとは、いつもの繰り言。

エラン(推)は1311△35の高値引け。21日、引け後発表の期末配当の増額が好感された。上場以来、連続で増配を続けており、2017年12月期の増配も期待できそうだ。高齢者世帯に加え単身者世帯も増加の一途をたどっているので、同社の「CSセット」(病院・介護施設を通じ利用者に身の回り品などをレンタル)の利用は、今後も順調に増加しよう。これが投資家に広く知られるようになれば、1479円の年初来高値更新も十分ありうる。なお日証金の貸借倍率は0.93倍と、8月に貸借銘柄に採用以来初めて1倍を下回った。貸借倍率の大幅改善(12.21日)後、急騰したTOWAが連想される。


「新四季報から発掘した妙味株 」は、依然、絶好調だ。
22日はヨシムラHD1899△113、富士通コンポも終値は2円高だったが高値では489△80と連続のストップ高だった。
PR TIMESは1614△114、LITARICOは1267△39。
まだあまり上げていないアルファ、ハビックス、マンダム、立川ブラインド、それLITARICOが、現時点では狙うに良さそうだ。

12月25日 11時38分記
最近、身近でも、またテレビ等でも、お寺の住職が困窮しているという話をよく聞く。つい最近も住職が袈裟姿から作業服姿に着替え、これから旅館の仕事に行くというのがあった。もうかなり前に、同じく住職が土方に出ているという話を聞き驚いたが、さらには焼身自殺されたという悲惨な話には、言葉を失った。

これは、結局、地方が急激な人口減に見舞われていることが、最大の原因であろう。檀家は減少の一途とか、あるいは形はあっても東京などに出て行った息子や娘は、そのまま帰らず、田舎の実家は打ち捨てられていくという図式である。農業(コメ作り)で食って行くことができなくなり、生計を立てるおおもとの仕事の大半が失われたのだから、ほとんどの地方都市、町・村は人口減・衰退となるのは、避けがたいことと言っても過言ではない状況のわけである。

こうしたことは、世の中の常識のはずだが、必ずしもそうではなさそうである。
「田舎に泊まろう」(TV東京系列、2003年4月~10年3月。現在は特番で放送)とか「鶴瓶の家族に乾杯」(1995年8月~)などを見ていると、私は違和感を覚える。
細かい話は別として、要するに、これらの番組に出て来るのは、地域住民の「富裕層」(かなり豊かな家くらいの意味)がほとんどなのではないかと思うからである。今、ああいう番組で取り上げられる地方に、ゆとりのある生活をし、子供も元気にやっている家族など、かなり珍しいと思うからである。
「やらせ」か「仕込み」か「編集」かなどを論じる気は全くない。そういうことではなく、地方で大半の人(家)は、経済的に苦しい生活を強いられており、そういう実態に、かたくなと言っていいくらい目をつぶり、少数派の「富裕層」ばかり取り上げ、地方はこんなに元気だ、みんな明るく、子供たちはすくすく育っている的な番組作りを延々続けているのは、いかがななものかと言いたいわけである。夫婦に子供2人の家族を「標準世帯」と言っていた時代そのものの感覚であろう。

【タワマン建設ラッシュのもたらしたもの】

私が、今日、ここで書きたいのは、こうした地方の衰退と「タワーマンション(タワマン)」の関係についてである。

近年、武蔵小杉(JR、東急等の「武蔵小杉」駅周辺。川崎市)はタワマンが建設ラッシュで、とどまる所を知らないかのようである。
私などが東京に出て来た頃(1960年代半ば)は、まだ高層建築物はほとんどなかった。1971年に西新宿に京王プラザホテルが建設され、その後、周辺には続々高層ビルが建設されていった。「超高層の夜明け」とか言ったような。鹿島建設黄金時代である。
この後もしばらくは、こういう高層ビルは、西新宿以外、そうは広がらなかったように思う。それが、いつ頃か判然としない(面倒なので調べないこと、お許し願う)が、次第に東京の中心部では続々高層ビル(マンションを含む)が建設され出し、大阪、名古屋その他の地方中核都市にも広がって行ったわけである。

中でも、近年はいわゆるタワマンブームである。なぜ、こんなことになったのかと思ったら、1997年、建築基準法が改正され、各種の規制が緩和されたためだった。これで、殺伐とした光景が広がり(あくまで私の主観である)「人外魔境」と私が呼んでいた東京湾沿岸地域には、特に大量のタワマンが建設された。こうした地域の評価も一変、海が見えるということもあって人気エリアになったのだった。

最近のタワマンは、一段とスケールアップ、1団地(複数棟構成のタワマンが結構あるので古風な表現をあえて使う)当たりの戸数は500戸以上が珍しくないというか普通と言っていいくらいだ。THE TOKYO TOWERS(2棟)2794戸、ワールドシティタワーズ(3棟)2090戸のような、まさに一つの街のような巨大タワマンもある。

ある日、私の頭にひらめいたのは、こうしたタワマンで一体どれだけ、人口移動が起きるのだろうか、いやもしかしたら、これこそ、東京の郊外(例えば練馬区の西部や市部の多く)や千葉県の大半がマンションの不人気地域になり、ひいては地方都市の衰退が進むことにもつながっているのではないかということである。

武蔵小杉では、この10年で10棟6000戸のタワマンが建設され1万5000人が移り住んだという(2014年時点)。その後も、なお建設は続き、今後は北口の方で大規模な再開発が予定されている。控え目にみても累計では8000戸が建設され、2万人が移り住むことになろう。
東京都区部で2016年以降完成予定のタワマン(20階建て以上)は92棟、4万5577戸(2015年3月末現在。不動産経済研究所「超高層マンション市場動向2016」)という。
1戸当たり2.5人とすると11.4万人が、タワマン住人になるということである。

【11.4万人の持つ意味】
佐渡島の人口がどれくらいかご存知だろうか。
おおよそは知っていると思っているような人でも、時々チェックしていないと、大きく狂うことになる。息子が小学生の時、先生が世界の人口は26億人と教え、誰かが違うと言っても譲らなかったという。26億人というのは私が中学生くらいの時、つまり半世紀も前の数字であろう。世界の人口は今73億人、息子の小学生の時代でも60億人前後はいたであろう。

佐渡島の人口は、世界の人口と正反対の激変をしているわけである。
1960年=11.3万人
1970年= 9.3万人
1980年= 8.5万人
1990年= 7.8万人
2000年= 7.2万人
2010年= 6.3万人
2015年= 5.7万人

東京都区部では今後(数年内か)タワマンに11.4万人が吸い込まれるわけだが、これは佐渡島全住人のちょうど2倍である。
1棟1000戸の大規模タワマンができると2500人が移住可能、ほどなく5万人になる佐渡島の住人は20棟のタワマンで全員収容できることになる。佐渡島の住人がタワマンに移り住んだわけではないが、タワマンの建設はちょっとした離島の全住人が消滅するくらいのパワーを秘めていることを言いたいわけである。

【タワマンをどうするか】
タワマンの功罪を論じるのは、本稿の趣旨ではないのでしない。
言いたいのは、何も問題を感じず、どんどんタワマンを作って行くと、タワマンのある自治体はどんどん豊かになり、逆にその影響で人口を吸い取られる自治体は、その分税収減で貧しくなるということである。

1棟1000戸の大規模タワマンができると、1戸当たり25万円の固定資産税・都市計画税が入るとしよう。年間総税収は2.5億円である。逆に言えば、住人を引き抜かれた自治体は、その分、税収が減るということである。
別に、これでタワマンを建設許可した自治体が犯罪を犯したわけではないが、野放図に、これを放置すれば、各自治体間の経済的格差は拡大の一方であろう。為政者は、早くこうした問題点に気付き、手を打たなくてはならないことは論を待たないであろう。

何もしなければJR北海道は苦しくなる一方、JR東海はリッチになる一方である。これはJR分割の際のやり方に問題があったとみるべきだろう。例えば「持参金」をはるかに多くJR北海道には渡すとよかったのである。
タワマンに関しても、何もしなければ、東京都はますますリッチになり、東京の郊外やさらに外縁部は、ひいては地方は苦しくなる一方であろう。

小泉・竹中路線、アベノミクス、いずれも、「東京が豊かになれば地方も豊かになる」とか「トリクルダウン」効果を前提にしているようだが、こうした考え方が間違いだったことは、今日の地方の疲弊を見れば、だれの目にも明らかである。
ここでは、処方箋を示すことはしないが、いずれにせよ、上述のような現状認識にたって、根本的に政策転換する必要があるとだけ、言っておこう。

12月25日 0時14分記



21日の相場は、20日のNYダウが史上最高値を更新、為替も円安とあって、日経平均は続伸して始まったが、高値警戒感も強く、結局、小幅安で終わった。過熱感のある騰落レシオのためにも、ほどよい調整だったと言えよう。

前日、大きく上げた銘柄が同じくらい下げるというケースが目立った。
日本ライフライン(20日=2476△132、21日=▼144)、ヨシムラHD(1867△42、▼81)、ピープル(2367△126、▼87)、アビスト(3285△90、▼115)といった具合である。
マイネットなどは、四季報発売日には4395△395と急騰したが、以降、▼305、▼65と、四季報効果を帳消しにし、21日も65円安で始まったが、さすがに終値では35円高となった。

いずれにせよ、動きが激しく、また連続安、連続高となることも多く、どこで買い、どこで売るか、慎重にうまくやらないと、酷い結果になりかねないわけである。

エランは1318△18と、ここに来ての戻り高値を付けたが、終値は1276▼24と逆に大きく下げた。ところが、引け後、2016年12月期の期末配当(年1回一括)を、これまでの予想の8円(前期は6円)を12円に増配すると発表した。好業績を踏まえてのものでもあり、22日は好感する買いが期待できよう。
エコスは1245円まであって、その後は全般安に押され上げ幅を縮めたが、それでも1230△3と4連騰。やはり上げ基調に変わったとみるところだろう。

富士通コンポ(「新四季報から発掘した妙味株」)は、直流高電圧でも機能するリレーの新製品を開発したとの報道で409△80のストップ高。その後のPTSでも489△80のストップ高。私、うーむ、紺屋の白袴ですな(保有株ゼロということ)。

TOWAは1407△24と4連騰。高値は1455円まであり、出来高も急増、日証金の貸借倍率は0.99倍→0.29倍に急低下した。11.11日に付けた1474円の年初来高値更新は、ほぼ確実かといった状況だ。どこまでがんばるかが問題だ。

昭和真空(推)は6立会日ぶりに反発した。12.19日の1101円で底入れしたと思われ、ここからは戻り相場に入ろう。

カネヨウ(推)もいい動きになって来た。前日の20日は、いわゆる引けピンで79△2だった。この強引な上げの反動で、21日は79円、78円には大量の売り物が出たわけだが、9時33分には78円にあった8.5万株という大量の売り(20日の1日出来高5万株の1.7倍)が一気に買われ、その後は79円の売り物も一時はなくなり79±0で終わったわけである。出来高は21.8万株に急増した。北日本紡は97△2と、連日の戻り高値更新。やはり、カネヨウも、どこかで爆発しないと終わらないのでは、と思わせるムードが充満している。

TOKAI HDは799円まであって790△5と連日の年初来高値更新。強気堅持。

リゾートトラスト(推)は2174▼62と大きく下げた。上げると思えば下げ下げると思いきや上げと、不安定な相場が続くが、基本的に、大底から脱却しての上げ相場に入っているという大局観に間違いはなかろう。来期、と言ってもあと3ヵ月余りで今期になる2018年3月期は業績も大きく回復する予想が有力だ。景気はいまいち・人口減でも、富裕層・高齢者は増加の一途だ。同社が本腰を入れるメディカル・シニアライフ事業は前途洋々だ。

12月22日 0時25分記


21日の相場は、当道場向きの展開となった。日経平均は続伸、年初来高値更新となったわけだが、値上がりの中心は小型株だった。

前稿で取り上げた銘柄は
リゾートトラスト(推)2236△37
TOWA1383△15
エコス1227△20
エラン1300△39
と、そろって大幅高、唯一、昭和真空(推)のみが1113▼4と下げた。

「新四季報から発掘した妙味株」(12.18日付け)は、大半の銘柄が、順調に上げている。ヨシムラHDのように、すでに大幅高した銘柄もあるし、PR TIMES 、LITALICO(20日のマザーズ値上がり率10位)のように、急騰の狼煙をあげた銘柄もある。        
                
                 16日     20日
1793 大本組        784△4   800▼2
2004 昭和産業       609△5   610△6
2602 日清オイリオ    520△4    537△14
2884 ヨシムラHD    1633△47   1867△42
3434 アルファ      1113△41   1130△9
3895 ハビックス     961△42    1003△16
3756 豆蔵HD       937▼7    952△31
3922 PR TIMES    1421△2    1503△23
3928 マイネット     4395△395  4025▼65
4812 ISID         1832▼7   1850±0
4917 マンダム      4970△25   5000△15
6048 デザイン・ワン  2191△67    2214△2
6187 LITALICO     1159▼6    1228△56
6719 富士通コンポ    309△9    329▼23
7292 村上開明堂   2265△14    2278△3
7957 フジコピアン     160△2    162±0
7966 リンテック    2589△26     2606▽9
7989 立川ブラインド  870△10     899△9
8908 毎日コムネット  1078△1    1076▲21

TOKAI HDは796円まであって785△11で年初来高値更新。ここ、ようやく、出遅れ銘柄に市場の目が向かい出した感があり、先行した日本瓦斯にとってかわり、こちらが主役になりそうだ。おいしいのはこれからだろう。

リゾートトラストは、完全に格下げ・目標株価引き下げショックから立ち直ったとみられる。野村レポートは、中身が本当に乏しく、当社がリゾート会員権販売から、富裕層向けメディカル事業・健康産業にシフトしようとしていることを見落としている。来期は経常利益で3割前後の大幅増益が見込まれる。チャートは1952円(11.09日)の大底からの出直りを示唆している。とりあえずは8月に付けた2406円が目標になる。

エラン、エコスも超割安にもかかわらず、長らく下値鍛錬を積んで来た。ここでため込んだエネルギーはかなりのものがあるはずで、本格上昇はこれからか。

カネヨウ(推)は77円で底入れしたと思われる。北日本紡は戻り高値を更新した。となると、いよいよカネヨウの出遅れが際立ってくる。

昭和真空(推)は5日続落となった。他の半導体、有機EL、水晶デバイス関連銘柄が大きく上げる中、独り取り残された感があるが、これは11.09日~24日に、935円→1238円まで急騰した反動とみればいいだろう。近々、大きく戻すとみて対処。

12月21日 1時16分記
やっと書き終えアップしたら、なんと、前日のが出て、今アップしたものはどこにもない。FC2ブログは、いろいろ問題があり、こうしたことが時々起きる。

再度書く気力なく、ごく簡単に。
「新四季報から発掘した妙味株」は、大半が大きく上げた。特にヨシムラHD、富士通コンポ、PR TIMES などは値上がり率上位に入った。今後「新四季報から発掘した妙味株」から、大化けする銘柄がいくつか出て来そうだ。今後の動きを注視して、どれがそれになるか早めに見極めたい。

リゾートトラスト(推)は安寄りしたが切り返し2199△15。三菱モルガン、野村の格下げ・目標株価引き下げの爆弾にめげず、再騰してきた強い動きに期待しよう。

TOWAは1368△44と続伸。新四季報の驚異的増額からして、この株価はなお大きく評価不足。1474円の年初来高値更新があって当然だろう。

エコス、エランの動きがここ、これまでとは違ってきたのを暗示するように、いい。長らく下値で揉んで来たので、ここからは意外に期待できるかもしれない。カネヨウ(推)も77▼1で、ここからは上だろう。お先に上場廃止基準をクリアした北日本紡は93△2と10.25日以来の高値をつけたのは支援材料だ。

昭和真空(推)は4日続落となった。新四季報の【続落】という見出しが響いたのかもしれないが、この見出しは前号と同じで悪材料視するにはあたらない。
新四季報に【新製品】として「ジェネシスーAR」を下期から拡販とある(この製品については当ブログではすでに書いている)。
新会社情報には【新技術】として「イオンビームで製膜する新型装置のサンプル試験の受注開始。磁気部品向けなどに売り込む。」とある。「ジェネシスーAR」とは別物らしいので調べたら「イオンビームスパッタリング装置 SPIシリーズ(真空装置)」のことと分かった(HP参照)。BNCTのほかにも、このように有望な新製品が続々控えており、今後大きく花開くのを期待しよう。

12月20日 0時18分記

ピックアップした銘柄から、現時点で特に有望とみた銘柄をコード番号順に示す。
株価は16日の終値。

1793 大本組        784△4
2004 昭和産業       609△5
2602 日清オイリオ    520△4
2884 ヨシムラHD    1633△47
3434 アルファ      1113△41
3895 ハビックス     961△42
3756 豆蔵HD       937▼7
3922 PR TIMES    1421△2
3928 マイネット     4395△395
4812 ISID         1832▼7
4917 マンダム      4970△25
6048 デザイン・ワン  2191△67
6187 LITALICO     1159▼6
6719 富士通コンポ    309△9
7292 村上開明堂   2265△14
7957 フジコピアン     160△2
7966 リンテック    2589△26
7989 立川ブラインド  870△10
8908 毎日コムネット  1078△1

マイネットのように、すでに大きく値上がりしたものもある。この銘柄、来期予想1株利益は、名目で271.3円、実質でも250.4円あり、なお大幅高の余地は十分あると思うが、16日の寄り前に発見、4200円前後で仕込みたかったところで、ここで買うのはそれだけリスクは高まったことを頭に入れて判断されたい。ほかでも、大きく上げたり、月曜日、大きく上げて始まるような銘柄については、それなりに慎重に対処されたい。

以下、それぞれの銘柄について、簡単に注目点を書いておこう。今後の値動きを見つつ、推奨銘柄にするものも出て来よう。

1793 大本組=今期予想経常利益は、前号の39億円→51億円

2004 昭和産業=冷凍パン生地工場始動で「セブン向け一貫生産体制整う。」とある。

2602 日清オイリオ=オリーブ油が「健康志向もあり市場拡大に手ごたえ。」とある。

2884 ヨシムラHD=「中小経営者高齢化で事業承継の需要大。」とある。来期予想経常利益は前号の4.5億円→5.5億円。

3756 豆蔵HD=I o Tに関し「首輪内蔵の発信機で迷い猫の位置特定など案件活発。」とある。

3434 アルファ=予想経常利益は前号から今期10.5億円→13.5億円、来期15.0億円→21.0億円

3895 ハビックス=ここ円安を懸念してか大きく売り込まれたわけだが、業績予想に変更なし。『会社情報』には「国内向けの乳児用紙おむつは中国人観光客の買いが一巡するも製品輸出が堅調で増産している不織布の売れ行きを支える。」とある。

3922 PR TIMES=来期予想経常利益は前号の2.1億円→5.0億円

3928 マイネット=今来期とも予想経常利益は前号比、驚異的増額。

4812 ISID=「日本初のフィンテック拠点は想定以上の需要で2倍以上に拡大。」とある。

4917 マンダム=予想経常利益を今期81億円→85億円、来期83億円→92億円に前号比で増額。

6048 デザイン・ワン=2017年8月期の予想経常利益は前号4.64億円→6.10億円(ただしこれは会社予想とほぼ同じ)、2018年8月期は10.00億円に急増の予想。

6187 LITALICO=【20年必修化】 「プログラミング教室が総務省の実証事業に選定。」とある。

6719 富士通コンポ=「新方式タッチパネルは16年11月量産開始。」とある。

7292 村上開明堂=「円高逆風」、「為替差損」とあるが、この円安で大きく潤うはず。

7957 フジコピアン=来期(2017年12月期)予想経常利益は3.5億円と前期の1.5億円から激増の予想。

7966 リンテック=来期は「半導体関連粘着テープなど底脱す。」とある。

7989 立川ブラインド=2016年12月期の予想経常利益は前号28.00億円→31.50億円。17年12月期は34.5億円と大幅続伸予想。

8908 毎日コムネット=今来期とも予想経常利益は大幅増額。今期について「連続増配のうえ増配幅拡大か。」とある。

12月18日 21時13分記