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アメリカ株、為替等、好環境が続き、日本株も、底堅い展開が続く。
トランプ政権になった時、どうなるのか、依然、不透明なことだらけだが、とりあえずは、流れに乗って行くところだろう。ただ、為替だけは、予想できないので、いつ、今の流れが逆転して、一転円高になるといったこともありうるということは、頭に入れておきたい。

円安も踏まえ、アルバック、昭和真空の2銘柄を取り上げて来たわけだが、ともに強い動きだった。
アルバックは、前日急伸した後だけに、比較的的狭いレンジ内での動きだったが、目先筋の売りをこなして3370△25。
昭和真空は、前場は小動きだったのだが、後場に入り人気化、大商いとなって急騰、1090円まであって1084△68。
両社とも、今期業績は今後大幅な上方修正が必至と、私は読んでいる。
アルバックの場合、第1四半期の経常利益は、前年同期比20.8%の増益だった。この数字だけ見ていては実態を見失う。同社は通期2.0%の小幅減益を見込んでいる。それが1Qから大幅増益だったわけである。今後、業績は尻上がりに好転する方向であり、通期は例えば50%増益とか、とんでもない数字になる可能性もあるのではないか。

昭和真空の場合、9月中間期の経常利益は5.14億円で前年同期比11.2%の減益だった。これをとらえてだめ決算と思っている投資家もいるようだ。しかし、直前予想は3.50億円だったのである。これを46.9%も上回ったことを評価するところだ。

なお、両社とも、受注高は、すでに底打ちから増加に転じている(IR参照)ので、これからみても、今後一段と、業績見通しが明るくなるとみてよい。

他にも両社とも大きな材料を擁しており、今後の株価は期待できよう。100株なりと、とりあえず押さえておきたい。

前稿で「勝ち組のはずだった銘柄の凋落」として6銘柄を取り上げた。2銘柄は15日も下げたが3銘柄は大きく上げた(1銘柄はほぼ変わらず)。中でも日本ライフラインは5400△415と猛反発した。実は、特にこうした値嵩株は、急落・急騰をめまぐるしく演じ、上がるのか下がるのか判断に迷うことも多い。買う場合は大きく下げたところを狙いたい。上げたところを買うと、あっという間に1割くらいは簡単に下げるからである。
そうした値嵩株でも相変わらず強いのがビジョンで15日は2766△146の高値引けで連日の年初来高値更新となった。

値嵩株で好業績なのに、なぜか、ここ株価が軟調で狙って面白い銘柄を紹介しておこう。
5344 MARUWA 3995▼5
10.31日引け後に9月中間決算を発表している。翌日は4140△175と大きく上げたが、その後、この上げをほとんど吐き出したわけである。中間期の経常利益は前年同期比40.1%の増益。通期予想は20.2%増益予想を据え置いたわけだが、上方修正が期待できる。ここ人気の半導体製造装置関連でもあり、円安の今の地合いにもマッチする。

カネヨウ(推)は81±0。この4日間84円の年初来高値を目前に見据えつつ強ばっているわけである。15日の最終の板は81円買い11000株、82円売り40000株。81円に買いが入った状態で終えた。年初来高値吸い寄せ理論に従って84円更新、そして90円前後、さらにはどこかで3ケタ達成のコースを夢見て、株価を注視しよう。

仙波糖化工業(当道場銘柄ではない)は14日引け後に9月中間決算を発表した。経常利益は直前予想2.80億円に対し3.34億円だったが、株価は472△4、出来高も1900株と、ほとんど反応なしだった。実は、私は好業績を予想して、少し買っていたのだが、やはり、こういうマイナー銘柄は、今の地合いでは見向きもされないのだなと痛感したことだった。

日々、相場の流れを読み、それに合わせるようにしていくことが、今のような地合いでは、特に重要だ。肝に銘じておきたい。

11月15日 23時34分記
日経平均やTOPIXは軽快に上げるのに、自分の持ち株はほとんど上がらないという方が少なからずおられよう。
物色動向がころころ変わるとか、主力株以外上がらないとか、いろいろ理由・原因はあるわけだが、ともかく、分かり難い、困った相場が続いているわけである。

勝ち組・負け組という一昔以上前にはやった言葉をまた想起させる相場でもあるわけだが、ここに来て、勝ち組だったはずの銘柄の凋落も目立つ。
典型は日本ライフラインだが、以下、その他銘柄も含め10月中旬以降に付けた最高値・最安値とそれを付けた日付を示す。

日本ライフライン=5920円(10.20日)→4920円(11.14日)  
九電工=3840円(10.14日)→2823円(11.14日)
バルニバーニ=3865円(10.20日)→2825円(11.09日)
ケンコーマヨネーズ=3955円(10.31日)→3155円(11.11日)
TOKYOBASE=2599円(10.28日)→2074円(11.14日)
リニカル=1499円(11.01日)→1184円(11.14日)

面白いように、2割前後下げ、全般高の今日とかその少し前に最安値を付けている。
いずれにせよ、このように、昨日の勝ち組が今日の負け組になりかかっているわけで、この辺にも、今の相場の分かり難さ、対処の難しさがあると思い、紹介したわけである。
我々は、それでも何とか、流れにうまく乗るべく、死力を尽くすしかない。

アルバックは3370△285と急伸した。通期業績は大上方修正が予想されるので、押し目なり、チャンスがあれば拾っておきたい。
昭和真空は、なお業績が悪かったと誤解している投資家が多いのか1016△12と小幅高だった。

UACJ(推)は2015年に付けた358円をあっさり抜き365円まであって363△20。出来高もさらに増え貸借倍率は0.69倍と、8.24日以来の低水準にまで低下した。その後は分からないが398円前後も期待できそうな雰囲気だ。

ビジョンも年初来高値更新となる2736円まであって2620△49。なお上がありそうだ。

エラン(推)は1320△8と上げ、これで3連騰。貸借倍率は1.70倍とさらに改善した。

オエノンHD(推)、ベルーナ(推)も上げたが、さらに上に行けるかの正念場だろう。

カネヨウ(推)は下押す場面もあったが終値は81△1。
11日引け後、大下方修正(今期予想経常利益を2000万円→▲2.93億円)を発表した倉庫精練が118△3、北日本紡も89△1と来ては、カネヨウの81△1の控え目さが際立つ。100円以上が当然という気がして来たが、身びいき過ぎるか、それとも大化けしてくれるか。

11月15日 0時15分記
トランプ候補当選後の予想外の展開に、投資家はどう対応するか、あれこれ悩まされる所だ。
アメリカの場合、株価は直後こそ大きくは動かず様子見的動きだったが、その後はどんどん上げ、11日のNYダウは5日続伸、連日の史上最高値更新で、投資家も万々歳のわけである。
これに対し、日本の場合、世界で最初に選挙情勢が伝わり、株価が暴落、しかし、その後アメリカはじめ世界各国株大幅高で、今度は日本株も急反発となったわけである。このため、日本ではダブルでやられた投資家もいて(日経でとりあげていた)、そこまで行かなくとも、逆逆と行ってしまって、ほぞをかんでいる方はそれなりに多いだろう。
加えて、物色動向もやや捉えにくく、茫然としている方もあろう。

いずれにせよ、トランプ大統領となって、株安・円高の想定が、まったく逆の、株高・円安となってしまったわけである。それも海外市場主導で。トランプ氏が道路を造る橋を造ると公共投資大幅増を言っていて、これではアメリカの田中角栄だなと思っていたら、信越化学が暴騰(11.10日)する始末だ。確かに塩ビのアメリカ・シンテックを擁するわけではあるが。

今後は、トランプ氏の政策が現実路線に向かうのかどうか、具体的に、株式市場にとってどうなのか(プラスマイナス)を見極めつつ、世界の株価は動くことになる。

とりあえずは、円安でもあり、自動車(メキシコがらみで懸念あり)は別として輸出関連にも、ある程度目を向けるところか(ただしまだ見極め段階)。
昭和真空は11日、下げたが、決算は良かったわけで、見直し余地大だろう。ここ半導体、有機ELなどが好業績になっていることも支援材料だ。
なお11日、引け後アルバック(昭和真空の筆頭株主)が2017年6月期第1四半期決算を発表した。中間期、通期とも経常減益を見込む同社だが、第1四半期の経常利益は前年同期比27%の大幅増益だった。
アルバック、昭和真空とも月曜以降の値動きに注目したい。

UACJ(推)は11日、高値347円と10.31日に付けた年初来高値に面合わせとなった。出来高も高水準を維持しており、2015年5月に付けた358円更新から一段高が期待できよう。

エラン(推)も1312△11と続伸した。日証金の貸借倍率はついに1.89倍と、貸借銘柄採用以来初の2倍割れとなった。
円高円安に左右されない、今後急速に進む高齢化社会で最も成長が期待できる銘柄の一つとして、長期上昇相場が期待できよう。

カネヨウ(推)は80▼1。
ここでは同じく上場廃止基準に抵触した北日本紡績と比較してみよう。北日本紡は上場維持には78円以上の株価が必要だったわけだが、すでにクリア済みだ。7月に抵触以降の高値は94円、時価は88円である。
カネヨウは上場維持には72円以上が必要。時価はこれを上回っているが、月末値、月中平均値の2つともクリアしないと脱出できないので、まだクリアできていないわけである。
北日本紡が高値で必要株価を20.5%強上回ったので、これをカネヨウに当てはめると87円となる。
また北日本紡の時価が必要株価を12.8%強上回っているので、これをカネヨウに当てはめると82円となる。
これからすると、カネヨウの株価は82円~87円あたりが妥当となりそうなわけだ。
しかし、この2社、業績面で圧倒的にカネヨウが上である。
発行株数に大差ない(カネヨウが北日本紡の1.09倍弱)が、今期の予想経常利益は
北日本紡=1200万円(直近予想を据え置き)
カネヨウ=4000万円(直近予想の2倍に上方修正)

この他1株純資産(北日本紡34.3円、カネヨウ68.1円)、利益剰余金(北日本紡▲6.86億円、カネヨウ▲2.04億円)と、財務内容も、はるかにカネヨウが上である。当然PERでもカネヨウが大幅に低い。
こうしたことを考慮すれば、カネヨウの株価が北日本紡より下なのは、どう見てもおかしいとなる。
今期の予想1株利益、予想PERも出しておこう。
北日本紡=1株利益・・・名目0.97円、実質0.58円、PER…名目90.7倍、実質151.7倍
カネヨウ=1株利益・・・名目3.20円、実質1.71円、PER…名目25.0倍、実質46.8倍
カネヨウは、今期業績は上方修正必至(と私はみる)、PERでも買える段階に来ているのである。

なお週末のNYダウは小幅高、為替は1ドル106.68円。CME日経平均先物は30円高である。

11月13日 23時34分記
10日の相場は、NYダウなど海外株の急騰、円相場が大きく円安に振れたことで、本年最大の上げとなった。
トランプ候補当選=日経平均2000円安、大幅円高といったシナリオがまことしやかに語られ、実際、前日の日経平均は一時1000円を超す下げになったわけだが、同時刻に取引が行われていた韓国、中国は小幅な下げにとどまっていたし、そのあとのイギリス、ドイツなども小幅な下げで始まっている。要するに、日本だけ突出して大きく下げたのである。
そして、NYダウが小幅な値動きから次第高になり結局257ドル(1.4%)の大幅高となるに及んで、流れは決まり、遅ればせながら日本も大幅高となったわけである。

なぜアメリカ株が上げたか。大規模減税、史上最大規模の公共投資(10年で1兆ドル)等が、現実味を持って受け止められ、期待感から買われた的な解説がある。上下両院とも共和党が制し、12年ぶりにねじれ現象が解消したことも、政策遂行が容易ということでプラス材料になったのだろう。
いずれにせよ、株価というのは、これほど複雑怪奇に動くもので、いつも言っているように天気予報などよりはるかに難しいのだということを肝に銘じておこう。

カネヨウ(推)は09日も全般急落の中、底堅かったわけだが、10日は83円まであって81△5。第1関門の80円をついに突破した。出来高も「改善書」がらみで急増した時を除くと、ここ最大となる76万株余まで膨らんだ。
何と言っても、業績が予想を大きく上回って急回復していることが心強い。経常利益は9月中間期、会社計画の-1500万円が実際は+2900万円だった。通期予想は2000万円→4000万円と会社は上方修正したわけだが、

①上半期の2900万円の2倍で5800万円
②下半期の前の会社計画3500万円+上半期実績2900万円で6400万円
③7-9月期の4700万円+上半期実績2900万円で7600万円

となる。四半期ごとにいい数字が出ていることからすれば、①は現実味に乏しい。
②とか③かそれ以上が十分期待していいだろう。
こういう分析のもと、私は通期の予想経常利益として
6500万円~8000万円
と言っているわけである。前期が2000万円だから、いかにすごい数字かよくわかるだろう。I o T寝具、竜野工場の含み等、材料も豊富だ。第2関門である年初来高値84円を突破すれば、想像外の高値も十分ありえよう。激しい値動きも想定、臨機応変、うまく対応したい。

エラン(推)が、実は09日の12時30分に2016年12月期第3四半期(1-9月期)決算を発表している。大統領選の激動のさなかで忘れ去られた感があるので、ここで分析しておこう。
経常利益は5.59億円(前年同期比19.7%増)だった。通期予想は、会社は6.00億円→6.50億円へ上方修正した。
四季報予想は6.80億円なので、これよりはやや少ないことになる。
これだけ言うとその程度の決算だったかとなりそうだが、そんなことはない。例によって控え目過ぎる予想なのだ。単位=100万円

             1-9月期  10-12月期   1-12月期
2015年12月期    467       124        591
2016年12月期    559       予91      予650

2016年12月期の10-12月期分の予91が曲者だ。
1-9月期の前期比の伸び率(467対559)19.7%、10-12月期も伸びるとすると148になる。
1-12月期は559+148=707となる。
四季報予想の680は最低ライン、707前後になるとみるのが妥当だろう。
私が注目するのは、こうした利益面以上に、売り上げの伸びだ。第3四半期で前年同期比26.5%増だ。通期の会社計画22.1%を2割近くも上回る。デフレで売り上げが伸び悩む企業の多い中、高く評価されていい。
正社員急増、東京オフィス開設等のコスト増をこなしながら、利益を大きく伸ばしている。来期は「CSセット」前期導入施設がフル寄与、コスト増沈静化で、一段と利益は大きく伸びそうだ。来期の予想実質PERは20倍弱となろう。高齢化・単身世帯急増の中、時流に乗る高成長企業として、これはあまりに過小評価だろう。好決算が見直されれば1479円高値奪回もありえよう。

TOKAI HDの動きがいい。好業績に加え、今回の大幅増配(22円→28円)で、さらに上値を追おう。予想利回りは3.9%だが、今後も増配継続が期待できる。

UACJ(推)は円安でもあり、自動車軽量化関連の材料株として一段高が期待できよう。

昭和真空(「四季報から発掘した妙味株」等で9.20日、25日付けで紹介)が、引け後、9月中間期決算を発表した。中間期経常利益を350→514に増額した。掲示板ではおかしなことになっているが、5割近い上方修正である。通期予想は据え置いているがいずれ大幅に上方修正となろう。

ビジョンは2538△359(マザーズ値上がり率3位)で、10.25日に付けた高値を大幅更新。どこで売るかが問題と前に書いたが、残り少ない私自身迷う。

現在、為替は1ドル106.9円台と大きく円安になっている。NYダウも大幅高で日経平均先物・大証夜間も216円高。

11月10日 11時51分記
アメリカ大統領選は、トランプ候補の勝利に終わったわけだが、結局、イギリスのEU離脱をめぐる国民投票同様結局、世論調査など当てにならないことを思い知らされた。

それはともかく、情報をいかに早く手に入れるか、今回は、つくづく考えさせられた。知人に電話をもらい、トランプ当選がほぼ確実だぞと教えられたのが前場終了直後。ヤフーの開票速報を見れば、詳しい情報が見られると言う。そこで調べると、
トランプの選挙人票数が137。これに共和優勢の州の選挙人票数(ミシガン16、ウィスコンシン10、バージニア18、メイン、ミズーリ10、オハイオ18、フロリダ29等)を加えると273になるではないか。
さらに、各州の得票率の差、開票率等も考慮、きめ細かに分析しても、トランプ勝利の可能性は、非常に高いという判断に至った。
もう少し、早く気付けばと思ったが、知人は立会時間中は忙しいだろうと、電話をかけるのを遠慮していたのだという。

それはともかく、日本のテレビ各社の、開票速報の役立たなさは、あきれるばかりだ。
15時50分頃、ヤフーではトランプ264としているのに対し、テレビ各局は、そろって244。実は、この時点で、私が気付いたことなのだが、アラスカ3はどこもカウントしてないようだが、圧倒的にトランプ優位なので、加えてもよく、そうするとヤフーなら267で、過半数まであと3に過ぎない。さらにいろいろ数字の動きを見ていて気付いたのだが、総取り方式でない州が残っていれば、そこから3程度取れる可能性もある。もはや99%トランプ候補で決まりと言っていい。
結局、16時48分頃には、クリントン候補からトランプ候補に敗北を認める電話があり、トランプ候補が勝利宣言となったわけだが、この間際まで、日本のテレビは、まだまだ分からないを多少トランプになるのかな程度にしただけで、おろおろしていたらトランプが出て来るという醜態を演じた。パソコンを手元において、リアルタイムの情報を収集しながら発言しなくては、どうしようもないではないか。これでは、交番と同じだろう。あそこには電話と新聞くらいしか情報機器がない。

【日本株だけ暴落】
現在NYダウは50ドル余の値上がり。為替も1ドル104.5ドル台。
一体、日本市場のあの下げはなんだったんだという状況だ。日経平均先物・大証夜間も708円高。

11月09日 23時55分記
アメリカ大統領選の結果次第では地獄を見なくてはならないわけだが、各自、自らの読みに応じて持ち高は調整したことだろうから、後は運命愛で行くしかない。

決算では相変わらず、読みにくいというか、理解不能に近い値動きが続く。
ケンコーマヨネーズは07日、引け後に中間決算を発表した。経常利益は直前予想を1割余り上回った(前年同期比では39%増)。そして通期予想も35億円(四季報予想は39億円)→42億円に大きく上方修正した。
08日の株価がどう動いたか。前日比45円高で寄り付き9時08分には135円高まで上げたが、その後は下げに転じ、結局、終値は安値をやや上回る3470▼220。この日、円安で食料品株が売られたのも影響したのだろうが。
一方、好決算にもかかわらず、決算発表後、2日続落したオエノンHD(推)は247△5と反発した。
UACJ(推)のように、一般的には、やや悪い決算だったが、安寄り後急反発して大幅高で終え(04日=333△14)、08日も334△1と堅調に推移している銘柄もある。

日本化学工業(推)が、引け後中間決算を発表した。あれこれ書くと・・・・なので、各自ご覧いただくとしよう。UACJ的決算だったので、同様な展開になるといいのだが。通期予想では利益面は据え置き、売り上げだけ引き下げた。しかし、これは他の企業でもよくあることで、そうネガティブにとらえる必要はなかろう。デフレ経済なのである。「放射線吸着材は下期も受注濃厚。」(四季報)とあるが、これがどうなるのか。会社は、これは受注なしの前提で業績をみている。対して四季報は受注を前提にした予想だ。だから、もし受注となれば、業績面で、かなりの好影響が考えられる。

カネヨウ(推)は78△1。78円というのは、ここに来ての終値としては高値面合わせである。まさに正念場に来ているわけで、79円以上で終わると面白い。
読者の方からの質問にコメント欄で書いたものが、なかなか説得力があるような気がする(自画自賛?)ので、引用しておく。
太平製作とカネヨウの業績上方修正の凄さを比較したものである。単位=100万円

カネヨウの今期予想数字
          売上   経常利益  純利益
四季報     9300    20     15
会社(旧)    9700    20      15
会社(新)   9700    40     45

このように、四季報予想に比べ、経常利益は2倍、純利益は3倍ちょうどのわけです。
今回の上方修正率を太平製作と比べると

カネヨウ=経常利益  20→ 40で 2.00倍 純利益 15→  45で3.00倍
太平製作=経常利益370→750で2.03倍 純利益210→475で2.26倍

となります。細かいことは別として、両社の決算の上方修正度合いが大差ないことが、 これで明白でしょう。
さらに言えば、カネヨウの場合、今期の予想数字は中間期実績からみて保守的、 今後大幅に上方修正される可能性が非常に大きいということも考慮すれば、 いかに株価の反応が違い過ぎるかは、驚くばかりです。

決算発表後の株価

カネヨウ=決算発表日(11.04日)77円→77±0、78△1
太平製=決算発表日(11.04日)152円→202△50、245△45

以上のことが、多くの投資家に十分理解されれば、カネヨウの株価は、いくらなんでも20円や30円上がってもおかしくないだろう。

11月08日 23時13分記
クリントン氏のメール問題で、FBIのコリー長官が訴追を求めないとした7月の方針に変わりはないと議会に伝えたことが明らかになり、07日の相場は大きく上げた。為替も1ドル104円台へ円安に振れた。
こうした場合の常として、輸出関連中心の主力株高となり、日経平均が1.6%高だったのに対し、TOPIXは1.2%、JQは0.6%の上げにとどまった。

決算への反応は、相変わらず読みにくい。支離滅裂と言いたいところだが、とりあえずは事実は事実として受け入れるしかない。

日経の観測記事、翌日の決算発表と好材料の続いたオエノンHD(推)だが、04日は248▼6、07日も242▼6と続落した。
文句のない好決算に加え、今期業績見通しも大幅に上方修正したカネヨウ(推)でさえ77±0だった。
ちなみに好決算を発表した太平製作所は202△50のストップ高比例配分(PTSでも252△50)。カネヨウとそう違わないと思うが・・・

こうした反応を、どうとらえるか。
ハビックスは10.28日引け後、上方修正を発表したわけだが、翌立ち合い日こそ大幅高したものの、そのあと2日続落して値上がり分以上下げた。
日本ライフラインは11.02日引け後に上方修正と株式分割を発表したが、04日は6%近い急落となった。
このように好決算でも売られるケースは珍しくない。しかし、ハビックス、ライフラインともその後は戻り歩調にあり、基本的には、好決算はやはり評価されるとみていいだろう。

【カネヨウ】
同社は、10.21日「事業の現状、今後の展開等について」と題したいわゆる「改善書」を東証に提出している。北日本紡、倉庫精練の2社に比べ、はるかに熱のこもった内容のあるものだった。その中でも、私が注目したのが

③ IOT 寝具の開発
インターネットやセンサーと枕や布団等の寝具類を組み合わせたIOT 寝具の開発に取り組
んでおります。今後、需要の増加が期待される、老人ホームや介護施設向けの業務用や睡
眠の質の向上に敏感な個人向けに開発を進めてまいります。

IOT 寝具と言っても、まだ企画段階とかの先の物だろうと思っていたのだが、すでに開発に取り組んでいるわけである。一昔前、象印魔法瓶が、独り暮らしの老人の安否を確認する電気ポットを開発、多少話題になったことがある。しかし気が変わってポットを使わなかったらどうするんだろうとすぐ疑問がわくが、案の定、このポットは成功しなかったようだ。これに比べ、「インターネットやセンサーと枕や布団等の寝具類を組み合わせたIOT 寝具」というのは、可能性がかなりあるのではなかろうか。
老人ホームや介護施設、睡眠の質の向上に敏感な個人向けというのも、いい狙いだ。

決算についても書いておこう。
前稿で指摘したように、今回の上方修正は控え目過ぎるのは、きちんと分析すれば自明のことである。
今期通期の予想経常利益を会社は4000万円としているが、6500万円~8000万円程度になろう。前期は1100万円に過ぎなかったわけだから、約6倍~7倍増ということである。実際には、これだけの大増益が見込まれるというのに、株価が無反応というのは、ひとえに今の地合い(主力大型株に偏った物色傾向)が大きく響いたとみてよかろう。
80円(07日も高値80円)、84円が壁になっているが、どこかでこれを突き抜ければ90円、100円相場も十分ありえよう。

日本化学工業269△3、エラン(推)1312△23と、この2銘柄は堅調だった。日本化学工は08日、エランは09日が決算発表である。

NYダウは現在270ドル(1.5%)高、為替も1ドル104.5円前後の円安、原油先物も小幅高となっている。日経平均先物は日中の大幅安後だけに70円程度の小幅高。
08日は、中小型株にも物色の手が伸びることを期待しよう。

11月07日 23時48分記
アメリカ大統領選の行方が予断を許さない情勢のようだ。
クリントンが勝ったとしても、相場にとってさほどの好影響は及ぼさない可能性もかなりありそうな一方、トランプ総勝利となると、かなりのショック安がないでもないと、近年の日本株の動きからして、みておいた方がよさそうだ。というわけで、月曜以降選挙結果判明前までは、ある程度持ち高は減らしておくのが常道だろう。少なくとも輸出関連や円高に弱い銘柄は極力少なくしておきたい。

【カネヨウ(推)の決算】
9月中間期決算を04日、引け後に発表したわけだが、文句のない好決算だった。
すなわち9月中間期の経常利益は前年同期の▲2500万円から2900万円(黒字)となった。直前予想の▲1500万円を4400万円上回った。
通期予想も経常利益2000万円(前年同期は1100万円)→4000万円と大幅に上方修正した。

>4-6月期の経常利益は1800万円の赤字だった。前年同期は4400万円の赤字だったから2600万円も改善したわけである。通期予想は経常利益は2000万円の黒字(前年同期は1100万円の黒字)と900万円の改善を見込む。しかし4-6月期の実績からすれば、4000万円~8000万円程度の黒字になる可能性は十分あろう。(10.26日付け)

と書いたわけだが、今回の通期の予想経常利益4000万円は、この下限とぴったり同じである。
ただ、この数字も例によって超固目のシビアな数字である。もともと、会社は今下期の経常利益を3500万円(通期予想の2000万円~中間期した1500万円の経常赤字予想を差し引く)とみていた。だから、普通なら、この3500万円に中間期実績の2900万円をプラスした6400万円程度は最低線であろう。決算短信に「円高により利益率の改善が進みました。とあり、ここに来て一段と円高気味になっていることでもあり結局通期の経常利益は
6500万円から8000万円程度とみるのが妥当だろう。
また同社は決算関係のIR以外にも

①資本準備金および利益準備金の減少並びに剰余金処分のお知らせ
②中期3ヵ年計画の策定に関するお知らせ

等のIRも発表している。

前者は資本準備金等の繰り入れで、現在利益剰余金が2.04億円のマイナスとなっているのを解消、復配への布石を打ったものだろう。(ただしこの辺のところ、専門家でないので多少の誤りあるやもしれず、その辺はご了解願う)
後者では、最終年度(2019年3月期) 経常利益 1億円、および 継続的かつ安定的な適正配当の早期実現等の目標を掲げている。
また、先般(10.21日)発表の改善書では「I o T 寝具の開発に取り組んでいることを公表している。(これが私の期待の材料だが、詳しくは後日)

このように、好材料噴出とも言っていいくらいな状況になって来たので、(地合いが地合いだけに断定的物言いは避けるが)株価は大きく見直される可能性が高まったのではないか。とりあえずは株価は株価に聞くというスタンスで、安売りは避け、この好材料を株価がどう織り込むかを見守りたい。

11月06日 23時54分記



【オエノン(推)の決算】

四半期ごとの前期・今期の純利益の推移を以下に示す。単位=100万円

            2015年 12月期  2016年12月期
01~03月期    ▲142           74
04~06月期      309          430
07~09月期     ▲20          166
10~12月期      90         予▲70
通期           237         予600

注=前稿では2016年12月期の第3四半期(07~09月期)純利益を96とした(日経記事に従った)が、実際は166だった。ところが会社が通期予想を据え置いた!ので、必然的に10~12月期の純利益予想は▲70という摩訶不思議なものになった。

会社は通期の純利益予想に関しては

>経常利益は増加いたしますが、特別損益、税金費用が現時点では未確定のため、前回予想から変更しておりません。

として、据え置いた。
いい加減にしてよと言いたいところだが、「特別損益、税金費用が現時点では未確定のため、前回予想から変更しておりません。」は「特別損益、税金費用が確定し次第、前回予想から変更(上方修正)する予定です。」と読みかえよう。

では四半期ごとの前期・今期の経常利益の推移を以下に示す。 単位=100万円

           2015年12月期 2016年12月期
01~03月期    ▲240          26
04~06月期      600         729
07~09月期      107         323
10~12月期     1026       予 722
通期           1422       予1800

この表を見て誰しもすぐ思うのは、予722の異常さだろう。
これは10~12月期を合理的に予想したわけではなく、通期を控え目に1800に上方修正したので、1800-(26+729+323)=722なので、そうしたというのが、本当のところだろう。
四半期ごとの経常利益を見ると、今期は前期比で129~266上回っている。2015年10~12月期の1026に129~266を加えれば1155~1292になる。
今期の1~9月期までの累計経常利益=1078に、この1155~1292を加えれば2233~2370になる。

会社発表の異常に控え目・保守的予想数字にはうんざりなので、細かい過程は省略し、あとは結論だけ書こう。

経常利益=2200~2400
純利益  =830~ 950

前稿で示した上記の数字がまさに妥当な予想数字だろうということである。

最後に、オエノンの日経記事を受けての株価の反応について書いておこう。
オエノンは03日(祝)の日経朝刊に「1~9月期の連結純利益は、前年同期比4倍の6億円程度だったようだ。」という観測記事が掲載されたわけだが、04日、株価は2円安で寄り付き終値は248▼6だった。ここ、決算では、こうしたやや不可解な反応が珍しくないので、そう不思議がることもないのだろう。
普通の人は見落としがちなのではと思うので、日経の記事と実際の決算の関係について指摘しておこう。日経の言う純利益6億円というのは通期ではなく1~9月期の数字である。これが実際はさらに膨らみ6.7億円になったわけである。6億円を日経は4倍と大まかに言っているが実際は4.2倍、6.7億円という実績値では4.6倍ということになる。
どこからどこまで損しているというか、困った数字をかなりアバウトに書かれてしまったということである。

実際の決算数字を受けて、07日に株価がどう反応するか。さらなる上方修正必至という見方が強まり、好反応を見せることを期待しよう。

11月05日 21時44分記






>私用メール問題は、とりあえず、株式市場的には、そう大きな問題にはなっていないようだが、今後の動向には注意を払う必要がある。例えば、世論調査でトランプ氏が支持率で逆転とか肉薄とかいったことになりはしないかである。

と10.31日付けで書いたわけだが、まさにこういう展開になってきて、また例によって問題の震源・当時国よりひどいことになるという、我が日本市場の本領発揮となってしまった。
すなわち、11.01日の日経平均は308円(1.8%)の大幅安となった。言うまでもなく、トランプ氏がクリントン氏(今後は原則ヒラリーではなくクリントンとする)を急速に追い上げ、支持率の差が1ポイント台にまで縮まって来たためである。
この結果として円が買われ、1ドル103円台へと大きく円高が進んだことが嫌気されている。

03日のNYダウは現時点で小幅高となっている。
日経平均先物は、日本時間の02日午後には100円を大きく上回る下げ、為替も1ドル102円台後半だったわけだが、現在は為替が103.2円前後まで円安になったこともあってCME日経平均先物は65円安まで下げ幅を縮小している。

今後の相場は、この円高を受けて、再び内需回帰の動きが強まりそうだ。
寿スピリッツが01日引け後、9月中間期決算を発表した。減益予想から一転増益にはなったが通期予想は据え置いた。日経平均急落の中で、株価がどうなるか微妙なところだが、46円安まであって2603△44と上げて終わった。円高が好影響を与えたとみるところだろう。

【オエノン(推)の決算】
決算発表は04日だが、03日の日経朝刊に「オエノンHD 純利益4倍」という記事が載った。
四半期ごとの前期・今期の純利益の推移を以下に示す。単位=100万円

           2015年12月期→2016年12月期
01~03月期    ▲142          74
04~06月期      309         430
07~09月期     ▲20           96
10~12月期      90           ?
通期           237         予600

日経の記事では、1~9月期の純利益が前年同期比4倍(正確に言うと4.08倍)の6億円程度だったようだという。
つまり、3ヵ月を残して、純利益は会社計画の6億円に達したようだというわけである。
これは常識的には、とりもなおさず、今期業績の上方修正は必至ということである。
会社がどういう数字を出してくるか。

経常利益=1500→1800~2100
純利益  = 600→700~ 850

くらいの比較的小幅の上方修正か。わずかだが、据え置きなどという冗談のようなことも可能性0ではない。
もしそうであっても失望したりしてはいけない。本当は・・・・、以下を参照。

四季報の予想は

経常利益=2300
純利益  =900

だが、実際の数字(結果)も、この程度は十分可能だろう。私の予想

経常利益=2200~2400
純利益  =830~ 950

為替差益がそのまま出れば、もっといい数字も夢ではないのだが、これには何度も苦渋を呑まされているので、あまり期待しないでおくとしよう。それでもこの円高は追い風だ。地合いもこの株向きであり、明日の株価に期待。

11月03日 23時52分記