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説明・解説するのも馬鹿らしくなるような相場である。
16日の相場は、日経平均・TOPIX、マザーズは安く始まり、JQ、2部は高く始まった。ところが終わってみれば暴落したマザーズは別として、日経平均・TOPIXはプラス、JQはマイナスとなった(2部はプラス)。しかしプラスの日経平均・TOPIXにしても値下がり銘柄数の方が値上がり銘柄数よりはるかに多く実態としてはマイナスだった。

何はともあれ、相場のハイライトはJIG-SAW(ジグソー)だろう。同社は13日引け後に2016年12月期の第1四半期決算を発表した。これが今一つだったわけだが、なんと大量の売り物に15070▼5000円のストップ安で大引け比例配分となった(その後PTSでも11070▼4000のストップ安)。これが波及してかブランジスタはストップ高まであったのが終値は9850▼3000のストップ安、そーせい(13日引け後に決算発表。まずまずの内容だった)も下げ幅を拡大し終値は21530▼3750となった。全市場での値下がり率上位10銘柄を見ると内8銘柄がマザーズだった。マザーズ指数の下落率は6.76%に達し、これは本年最大である。

マザーズ銘柄に限らず、ここ決算発表では過剰なまでな反応が目立つ。特に期待を下回った場合はほんの少し下回った程度でも激しく売られる。逆に好内容だと、異常に買われるケースも、ままある。

決算で過剰に売られた例=あいHD2906▼324、リニカル2114▼221
決算で過剰に買われた例=ユニバーサル園芸(12日引け後発表)5.13日2407△122、16日高値2762△355

あいHDにしろリニカルにしろ、それほどひどい内容だったわけではない。ユニバーサル園芸はまずまずの決算程度で通期予想は据え置いたので少し上げるか程度の内容だった。
結局、流れが決まると慣性の法則が働くかのように、プラスなりマイナスに過剰に行くということだろう。
前稿で取り上げた朝日インテックなどもまずまずの好決算程度だったのに一時は6480△1000のストップ高を付けた(終値は6120△640)。

16日は、このように小型株中心に売られたわけだが、外部環境はそう悪いわけではないだろう。
17日は下げ過ぎた好業績の小型株が大きく戻すのを期待しよう。

5月16日 23時49分記

年初から円相場(主に対ドル相場)の上昇で、日本株は軟調な展開となって来た。
ただ、その動きも、ここに来てやや変わって来たのではないかと思われるふしがないでもない。
すなわち、ここに来てアメリカの景気への弱気がやや収まったこともあって、円相場は、やや円安基調になったか、少なくともさらに円高になる懸念は後退か、といった雰囲気になっているように思われる。
また日本国内では、消費増税先送り見通し(5.14日付け日経朝刊)、熊本地震もありかなりの財政出動があるのではという期待、5月または6月にも日銀による追加金融緩和思惑といったことから、ここからは弱気は徐々に後退する流れとみることもできよう。言うまでもなく参議院選挙(7.10日投票説が有力のようだ。遅くも7.24日投票)も控えている。

というわけで、ここからは多少なりと、強気に転換してもいいのではないかと言うのが、現時点の私の見立てである。ただ、これは日経平均とかTOPIXについてではない。あくまで、私流にやって投資成果が上がるか上がらないかという観点からのものである。
少し前にも書いたが、今の相場は東証1部、JQ等、マザーズで主力投資家が全く異なっており、これまで以上に日経平均やTOPIXの先行きを読むことに大した意味はない。

さて、以上のような観点に立って、ここで久しぶりに、私の考える理想のポートフォリオを示そう。
注1=実際のポートフォリオではなく、可能なら今すぐこうしたいというものである。
注2=数字は株価(5.13日終値)、構成比。


①夢テクノロジ―   1269円  25%
②エレコム       2046円  23%
③エコス        1314円  15%
④日本瓦斯      2419円  12%
⑤朝日インテック   5480円  08%
⑥ルネサンス     1195円  07%
*その他計              10%

①の夢テクノロジーは、3月中間決算をみても分かるように、売り上げは計画以上に伸びている。経常利益等が計画を下回っているのは、ひとえに大量採用で求人費、人件費がかさんでいるためであり、この点に関しては、会社は経費削減等で調整、本決算では計画通りの利益達成を目指すとしており、そう懸念することではなかろう。
いずれにせよ、この人手不足時代、大量の人材を順調に確保、来期、来来期はさらに多くの人材確保を予定しているのは、同社の前途の有望さを示す。そこに、今回のフィンテック関連の技術者の30%程度の育成・派遣を実施することを目標としている」という発表である。
2017年9月期の予想1株利益は四季報予想で78.8円(名目値=実質値)である。経常利益予想は7.50億円。採用人員数の推移からして、この数字は十分達成可能とみる。フィンテック関連で計画通りに行けば、さらなる上積み、そして2018年9月期業績の大幅な伸びも期待できよう。言い方を変えれば、経常利益10億円以上もそう遠くない将来に達成可能とみる。経常利益10億円なら1株利益は105円、配当性向100%なので105円配当となる。この場合、時価1269円は利回り8.3%に達する。利回り5%まで買えば、株価は2538円になる。ポートフォリオの筆頭におく理由である。

②のエレコムは史上最高益を連続更新中の好業績がもっと評価されるはずである。
ここまで発表の企業の決算を見ると、2016年3月期実績は良くても、17年3月期見通しに関しては、トヨタの例を持ち出すまでもなく、厳しい見通しを打ち出しているところの多さに驚かされる。円高に加え景気動向に慎重になっているためであろう。
こうした中、エレコムは2016年3月期の経常利益は計画の80.00億円に対し80.81億円(前年同期比+7.0%)、17年3月期は88.00億円(同+8.9%)と、順調な伸びが続く。
I oTの普及をにらみ産業用コンピューター関連の売り上げを2018年3月期には2016年3月期比3倍の200億円に引き上げる計画だという。またバーチャルリアルティ(VR)機器事業に参入、夏までには第2弾商品を投入する。
時代はハイレゾだが、エレコムは参入したハイレゾイヤホンでもシェアトップである。
このように時代の要請する製品を矢継ぎ早に商品化、市場に送り出す企画力があればこそ、今日の好業績があるわけで、そういう企業の株価がPER15.2倍にとどまるのは、評価不足としか言いようがない。20倍に買えば2678円である。

③のエコスはここ3日連続安で、同業他社と比べて著しく低いPERは一段と低下、格差も開いた。しかし、真実は勝つの信念のもと、強気を貫くところだろう。詳しくは後日。

④の日本瓦斯もここ4日連続安となっている。しかし4.27日の決算発表で株価が大きく上げたことでも分かるように、業績は絶好調だ。株価は簡単に大きく上下するので惑わされやすいが、弱気になる理由は見当たらない。2016年は電力自由化だったが、2017年からはガス自由化になる。この材料はまだ本格的には評価されていない。電力自由化でもガス自由化でも潤うのが当社なのである。ガス自由化についても詳しくは後日。

⑤の朝日インテックは13日、引け後に2016年6月期の第3四半期決算を発表した。通期業績予想(経常利益は91.74億円予想)は据え置いたが、進捗率は95.1%であり上方修正は必至。四季報予想の106.00億円前後にはなろう。

⑥のルネサンスはオリンピックに期待。セントラルスポーツの常務氏が「五輪イヤーの追い風が吹く」(日経5.14日朝刊「決算トーク」)と語っている。「メダルを取る選手が出ると両親が子どもを教室に通わせるケースが増えるという。」とあるが、メダルを取りそうな選手=池江璃花子選手=ルネサンス所属。

5月15日 22時40分記
12日の相場は、前日に続き、小動きだった。今期予想営業利益が40%強の減益とは発表したトヨタは、5380円254円安で始まったがこれが安値となり、終値は5553▼83と大きく戻した。

当道場銘柄では夢テクノロジーが年初来高値を大きく更新、1250円まであって1245△78。好業績でどんどん増配と考えると青天井相場を期待できよう。加えてフィンテック関連の有望新人とみると、強気堅持で行くところだろう。

エレコム(推)も安寄り後切り返し2025△26。7立会日連続安後だけに、なお戻り歩調だろう。一気に行くかどうかはともかく早晩2276円の年初来高値更新となろう。

アトラは好決算でストップ高した後も強く12日は1225円まであって1201△5と3連騰。ここ新規開店の発表がなかったが、最近2店同時開店が発表された。

12日は引け後、寿スピリッツ、WDI、ユニバーサル園芸、アイビー化粧品が決算を発表した。

寿は文句のない絶好調決算だった。2016年3月期の経常利益は27.0億円予想に対し33.25億円。17年3月期は37.00億円と11.3%増益予想。

WDIは2016年3月期の経常利益は13.00億円予想だったが結果は14.20億円と大幅に上回った。17年3月期は微減益の13.5億円予想。

ユニバーサル園芸は2016年6月期の7-3月期決算だったが経常利益は前年同期比23.8%の増益だった。通期予想は据え置いた。株価はここ5連騰で連日の年初来高値更新中。

アイビーは2016年3月期の経常利益が66.6%増益の6.25億円、17年3月期は16億円~18億円という大増益予想。
【四季報から発掘した妙味株】(3.14日付け)で紹介した銘柄だが、PTSでは483△80のストップ高買い気配。

5月12日23時58分記
決算発表がピークを迎えているが、発表後の株価を見ていると、ここまでハチャメチャな反応は、かつてなかったのではと思ってしまう。

久世743▼54
シーマ35▼13
東急建設821▼86
日商開発1887▼437

確かに、日商開発などは今期、経常利益が半減以下になるのだから、これくらい下げても驚くに足らないと言ってもいいかもしれない。しかしシーマの下げ(下落率は全上場銘柄で1位)はどうみても異常だろう。
この他クックパッドのように1Q決算の発表(通期予想は公表せず)で好内容だったにもかかわらず1523▼166と急落したケースもある。私が少しだけ打診買いしておいた一蔵は、平凡な決算を発表した(10日引け後)わけだが、11日の株価は855▼55と急落した。
要するに、決算発表では、(主に小型株だが)、よほどの好決算でもない限り、とりあえず売る、ちょっとでもどうかなという内容ならかなり売られるというのが、現在の風潮と心得ておくしかなさそうだ。

小野薬品の場合は、研究・分析材料として興味深い。
11日12時00分に決算を発表した。2016年3月期は5.09日に上方修正した数字をやや上回った。17年3月期予想は税引き前利益が750億円(前期は333億円)と、文句のない大増益予想だった。
ところが後場は売り物先行で前場の終値5200円(前日比10円安)より149円も安い5051円で始まった。その後5329円まで急伸する場面もあって終値は5206▼4。
いくらいい決算でも小野の場合、ある程度織り込み済みとも言えようが、それでも後場、急落して始まったのは納得できない。決算発表→無思考で売りという行動パターンが深く浸透しているとしか思えないわけである。

石光商事(推)は325▼36。分かり難い決算だったので、この反応もやむを得ないかもしれない。今後、営業利益は5割近い増益予想であることや、1株純資産943円でPBRは0.34倍、来期は特損もなくなることが徐々に見直されることを期待しよう。

【夢テクノロジー】
1175円まであって終値は1167△67。4.15日に付けた1188円の年初来高値が見えて来た。前前稿で書いたように、フィンテック関連の技術者の30%程度の育成・派遣を実施することを目標としている。
また単に人材を派遣するにとどまらず、「事業パートナーとの事業会社設立や共同出資、資本業務提携などを含めた戦略的な取り組みを行う」としており、フィンテック関連の有望企業として、今後評価がしっかりされれば、株価は大きく居所を変えるとみる。
またこうした施策が軌道に乗れば収益力もアップ、その場合、配当性向100%が物を言う。つまり1株利益が仮に130円となったら利回り5%に買って株価は2600円といった胸算用もできるわけである。

ついでに言えば、ワールドHDも2016年12月期業績は上方修正含みであり、配当性向30%以上(四季報は「30%メド」としているが会社は「30%以上」と言っている)なので配当は予想の68.5円を上回る可能性が十分あろう。2017年3月期は77円程度も期待でき、この場合1401円の時価は利回り5.5%にもなる。夢テク同様、大幅高が期待できよう。

【エレコム】
同業のメルコは業績低迷が続く。2016年3月期も4.25日引け後、減額修正(経常利益は56.00億円→52.94億円、今期もさらに続落予想(13.1%減の46.00億円)だ。一方エレコムは業績絶好調で、2016年3月期の経常利益は史上最高益更新の80.81億円、今期も経常利益で8.9%増益の88.00億円予想だ。
これだけ業績の好不調に差があるのだから、PERもそれに見合ったものかと思うと、とんでもない。

メルコ  =株価2215円。今期予想実質1株利益135.5円。PER16.5倍
エレコム=株価1999円。今期予想実質1株利益133.9円。PER14.9倍。
1株利益がほとんど同じでメルコは大減益予想、エレコムは史上最高益連続更新予想なのだから、株価はエレコムが最低でも1割は高くて当然だろう。

NYダウ下落、円相場も108.56円程度とやや円高にもかかわらず日経平均先物・大証夜間はほぼ横ばいとなっている。ようやく、日本の株価も、円相場離れが多少起きつつあるのかも知れない。

5月11日 11時47分記
為替相場が、どんどん円安になり、つれて日経平均、TOPIXはそろって2.2%の急騰となった。こうした主力株との相性の悪いマザーズは1.4%の下落、2部、JQは小幅高にとどまった。

当道場銘柄は、夢テクノロジーが1130円まであって1100△60、ワールドHDが1420△101と大幅高。前日好決算を発表したエレコム(推)は2110△112まであったわけだが終値は2039△41。同じく日本エスコンは314円まであって291△27。大東建託、朝日インテック、小野薬品の超値嵩株も大きく上げた。

石光商事(推)は引け後に2016年3月期決算を発表した。経常利益は会社予想の3.21億円、四季報予想の3.50億円をともに大きく上回る4.25億円だった。これは予想通りだったが、誤算は2017年3月期予想。3.00億円の減益予想となっている。

注=2017年3月期の純利益が大幅減益の0.50億円予想なのを云々する向きがあるが、これは4.22日付けで特損2.38億円(確定拠出年金を導入のため)を計上予定と発表済みで、織り込み済みとみてよい。また、いつも言っていることだが、一過性の特損、特益は重視すべきではない。

実は同社の決算は分かり難いことこの上ない。経常利益と営業利益の関係がややこしいのである。
注=数字の単位は100万円。
            
             営業利益   経常利益   営業利益-経常利益
2015年3月期    ▲164    ▲139        ▲ 25
2016年3月期     271     425         ▲154
2017年3月期予    400     300          100

どうしてこういうおかしなことになるのか?(普通、営業利益と経常利益は極端には違わない。またその違いも、どちらか一方が大体いつも多い(または少ない)という関係になっているケースがほとんどである)
石光の場合、どうも連結子会社の関西アライドコーヒーロースターズとの取引が大きく影響しているようなのだが、正確なことは分からない。
注=取引条件を石光有利にするか関西アライド有利にするかで営業利益、経常利益の数字が大きく変動か=鎌倉雄介の推測

特損で大きく減少する純利益のことはここでは考慮せず、経常利益と営業利益について考察することにする。
今期(2017年3月期)業績は、経常利益は29.5%の減益予想だが、営業利益では逆に47.1%の大幅増益予想のわけである。
営業利益、経常利益どちらが重要かを、ここで論じようとは思わない。本業の儲けを表す営業利益といったことがよく言われるわけだが、石光の場合、事はもっと複雑なようだからである。
ともかく、短絡的に悪い決算とみるのは問題で、それなりに好調な決算とみていいのかもしれないわけである。

蛇足=前期決算が絶好調で、ここ買われていたのに、いざ決算発表となったら、今期見通しが減益で、大きく売られるという銘柄が、かなり前に当欄で取り上げたもので4つもあった。
読者からコメントを頂いたものが2つあるので、ここでまとめて書くとしよう。

久世=09日に2016年3月期決算予想の上方修正発表。経常利益は2.35億円→5.93億円
10日引け後、決算発表。16年3月期の経常利益は5.93億円、ただ17年3月期は5.30億円の減益予想。

シーマ=10日引け後2016年3月期決算発表。経常利益は直近予想の14.50億円を大きく上回る17.77億円だった。ただ17年3月期予想は11.93億円と32.2%の大幅減益予想。PTSは42▼6。

東急建設=10日引け後2016年3月期決算発表。経常利益は4.25日引け後発表の上方修正の数字をやや上回る197.68億円(15年3月期の約2.5倍)だった。ただ17年3月期予想は130.00億円と34.2%の大幅減益予想。PTSは863▼44

日商開発=10日引け後2016年3月期決算発表。経常利益は直近予想をやや上回る56.26億円だった。ただ17年3月期予想は24.00億円と57.3%の大幅減益予想。ちなみに四季報予想は69.00億円。PTSは2080▼244。

この4社とも、四季報では2017年3月期は増益予想になっている。
何度か書いているが、本決算の場合、今期予想が出されるわけで、前期が極端にいい場合は特に注意が必要だ。会社はえてして減益見通しを出してくるからだ。

5月11日 0時45分記

為替が円安に向かったことで、物色意欲もやや回復(と言っても出来高は本年最低と低水準だが)、09日の相場では好決算銘柄や材料株には大幅高するものが目立った。

06日、引け後上方修正を発表した小野薬品は5244円まであって5145△181。デジタル教科書関連の有力銘柄に躍り出たスターティアは677△100のストップ高(その後、PTSでも777△100のストップ高)。昔の銘柄ではシーマも46円まであって45△1で、昨年来高値を更新しそうな動きだ。今頃上がってもなあというところだが、素直に行かないのが相場だということだろう。

さて、09日は、引け後、エレコム(推)、ワールドHDが決算を発表した。

【エレコム】
2016年3月期の経常利益は80.81億円(前の期比+7.0%)で会社予想=四季報予想の80.00億円をやや上回った。2017年3月期は8.9%増益の88.00億円予想(四季報は86.00億円予想)。円高も追い風になりこの予想数字も軽く達成するとみる。パソコン関連は伸び悩んだが、スマートフォン・タブレット関連、周辺機器が伸びた。特に周辺機器は12.0%も伸び、ついに売り上げ構成で30.6%になり、28.3%のパソコン関連と逆転して1位になった。
時代の流れを先読みして時流に乗った新製品を次々に出す同社の底力はもっと評価されていい。

ほとんど知られていないが、エレコムは年内をめどに技術系の人材を現在の3倍の160人に増やす(3.12日付け日経朝刊)計画だ。I oT の広がりをにらみ産業用コンピューター事業を拡大、同関連の売り上げを2018年3月期には2016年3月期の3倍の200億円にまで伸ばす計画という。これだけで売り上げは134億円も増加することになるが、同社の2016年3月期の総売り上げは812億円だから、産業用コンピューター事業が今後新たな成長の柱になることが分かる。

【ワールドHD】
2016年12月期の1Q決算は経常利益が前年同期比41.0%減の16.37億円だった。ただ中間期の予想経常利益が16.00億円であり、1Qでこれを上回ったわけで、業績は絶好調とみていいだろう。

日本エスコンも引け後2016年12月期1Q決算を発表した。経常利益は前年同期比95.3%の大幅増益だった。PTSでは283△19。

【夢テクノロジー】
06日引け後に2016年9月期中間決算を発表している。第1四半期に引き続き、前年同期比減益だったわけだが、これは大量採用に伴う求人費が急増しているためで心配無用だろう。会社はこのことを繰り返し言っており、通期微増益予想は達成可能というニュアンスである。

同社は09日17時30分に注目すべきIRを発表している(「第三者割当により発行される株式及び新株予約権の募集に関するお知らせ)が、こちらこそ大きく注目すべきだろう。少し長いが注目箇所を引用しておこう。

>当社が今後も持続的な事業成長を実現するためには、当社の主力事業であるエンジニアアウトソー シング事業における売上高の増加が必要不可欠であり、売上高増加のためには技術者数の増加や新し い顧客マーケットの開拓が必要不可欠となります。 その中でも、フィンテック関連の投資額は、2014年には世界で約1.5兆円規模になっており、今後 も世界的に大きな成長が期待されております。当社は、その時々に応じた産業の趨勢や時流を読み、 それに適合した人材の効率的な育成・派遣を標榜し、従来よりIT関連分野の成長を見越し、プログラ マーやシステムエンジニアといったIT関連の技術者派遣を積極的に行ってまいりました。そして当社 は、昨今のフィンテック市場の著しい成長は、同市場に多くの当社人材を供給できる好機ととらえて おります。
また、当社は、優秀な人材を抱え、さらに育成することにより、当社が新規事業として成長分野で あるフィンテック関連や最新のIT事業を積極的に手掛けることも予定しております。 具体的には、当社は、仮想通貨をはじめとしたフィンテック関連事業や最新のIT テクノロジー領域 に関して、事業パートナーとの事業会社設立や共同出資、資本業務提携などを含めた戦略的な取り組 みを行うことを予定しており、当該資金について、本第三者割当による調達からの充当を予定してお ります。この結果、当社はフィンテック関連技術に精通したエンジニアの育成及び派遣のみならず、 フィンテックに関する様々なノウハウを獲得するができます。これらにより、2020年までに少なくと も3.5万人程度の規模に成長することが見込まれているフィンテック市場の雇用規模のうち、今後そ の30%程度の技術者の育成及び派遣を当社より実施することを目標とするとともに、当社の新規事業として、フィンテック等のIT事業を展開してまいります。

「フィンテック市場の雇用規模のうち、今後その30%程度の技術者の育成及び派遣を当社より実施することを目標とする」というのだから、もし実現すれば、これは大変な材料だろう。
フィンテック関連の意外なニューフェースとして人気化する可能性が出て来た。

5月10日 01時01分記

【日本瓦斯】
東電系、日本瓦斯の都市ガスを独占供給 (2016/05/09 16:38配信)
というのが、日経のニュースとしてネット上にある。(5.10日1時29分記)
5.06日発表のアメリカの雇用統計は、非農業部門の雇用者数が予想を下回ったわけだが、これで追加利上げは後ずれするという見方からNYダウは小幅高となった。
円相場は1ドル107.12円と、わずかに円高となった。
CME日経平均先物は、東証終値比+8円。

5月08日付け日経朝刊に、富士重工の今期営業利益が前期比2割強の減益になりそうという記事が載った。同社の場合、1ドル105円と現状以上の円高を想定しているわけだが、107円前後の現状水準でもかなりの減益にはなるはずである。
自動車を始め対米輸出比率の高い企業は、今期減益見通しを出してくるとみておいた方がいい。ある程度は株価に織り込んでいる可能性もあるが、それでも決算発表ではそれなりに売られる恐れは十分あろう。これら銘柄を保有の方は、ある程度処分しておくところだろう。

5.02日、引け後、アトラが2016年12月期1Q決算を発表した、好決算で06日の株価はストップ高の1123△150で終えた。

09日以降、当道場銘柄も、続々決算発表となる。

09日=エレコム(推)
10日=石光商事(推)、バイテック
12日=寿スピリッツ、WDI
13日=タカチホ(推)

いずれも3月期本決算なので、今期(2017年3月期)見通しも併せて発表となる。前期(2016年3月期)の数字以上に、今期見通しの方がむしろ重要だ。それなりにいい数字を出してくるとは思うが、それでも決算発表即売りという風潮は根強いので、発表前に大きく上げたような場合は一部は外しておくのもありだろう。

5月09日 0時22分記
ようやくGWの長い休みが終わる。
4.28日(木)以降の株価、為替の動きを簡単に振り返ってみよう。
4.28日の東証の取引終了後、海外市場では円高が急速に進み、週末は106.45円程度だったことは、前稿で書いた。これを受けて、5.02日(月)の日本株は急落、日経平均、TOPIXとも3%強の下げとなった。日経平均の終値は16147▼519。

その後、円相場は、03日、105.55円程度まで円高が進んだ。その後はやや円安となったあと一進一退となっており、現時点では107.3円前後。
一方、CME日経平均先物は16065円で5.02日の東証終値比では82円安となっている。

この、ここに来ての円相場と日経平均の値動きを見ると、円相場はGW期間中、円高が進んだわけではなく、むしろやや円安になっている。にもかかわらず、日経平均先物は下げている。
なぜこういうことになっているのか、確かなことは言えないが、いずれにせよ、いやな展開ではある。、
この円相場水準だと、2017年3月期の企業決算(東証1部)は、かなり厳しいものになりそうだという見通しが強まっているわけだが、これが影響している可能性がある。
いずれにせよ、現時点では、多くの企業が今期の為替想定レートを1ドル110円にしている。現実はこの水準を3円近く上回る円高になっているわけで、今期の企業業績が減益になる懸念がかなり強まっている。
アメリカ、ヨーロッパ主要国はいずれも増益見通しであり、この面からも、世界主要国で日本株のみ弱い理由が説明できることになる。

5.02日の相場は、前述のように日経平均、TOPIXとも3%を超える大幅安となったわけだが、2部、JQの下落率はそれぞれ0.86%、0.37%にとどまった。マザーズは0.08%のプラスだった。

最近(数ヵ月とかそれ以上前からと言っていいかもしれない)の相場は、東証1部とそれ以外、あるいは主力大型株とそれ以外では、相関性が異常なくらい小さい。いや逆相関のことが珍しくないくらいだ。
この理由は、これまでも簡単には書いたことがあるが、それぞれの主力投資家が異なるからであろう。
私は、最近、次のような結論に至っている。

東証1部(特に主力株)=外国人投資家(ヘッジファンドを含む)、日本の機関投資家、投信、GPIF(年金積立金運用独立行政法人)

JQ、2部、プラス東証1部の小型株の一部=個人投資家

マザーズ=比較的資金力のある、バイオ、ネット関連銘柄好きの一部の個人投資家

注=言うまでもなく、あくまで大雑把な分類であり、例外も多い。

この傾向は最近、一段と強まっているように感じられる。
だから日経平均の先行きを読んで、それがその通りになっても、自分の投資成績が上がるとは限らないわけである。

5.02日の当道場銘柄は、高安まちまちで、日経平均大幅安の影響はほとんどなかった。東証1部以外は比較的堅調だったからでもある。

以上のようなことが分かったからと言って、直ちに投資成績が良くなるものでもないが、相場の動き先行きを考えるうえで頭に入れておくことは重要である。

今後の相場がどう動くか。
依然先行き不透明で安全運転で行くしかなかろう。ただ、やはり基本は好業績で円高の悪影響を受けない(あるいは円高メリットがある)銘柄を運用の中心にすることがいいだろう。

5月05日 23時26分記

前稿で
>28日は日銀・金融政策決定会合の結果が出る。それなりの覚悟を持って結果を待とう。
と書いたわけだが、「覚悟」はしていても、唖然となりかねない、その後の展開である。

金融政策決定会合の結果は、28日の昼(立ち合いのない時間帯)に発表された(言うまでもないが「変更なし」=追加緩和なし)。これを受けて先物が急落、後場の立ち合い開始で、日経平均も急落、結局、日経平均(624円安)、TOPIX(43.8ポイント安)とも3%を上回る大幅安となった。

金融政策決定会合では追加緩和なしの可能性もそれなりに、あるいはかなり、あるとみる向きもそれなりにあったと思うので、この急落はちょっとどうかという気がしないでもないが、結果が全てであり、あれこれ言っても始まらない。外国人投資家が6~7割程度ものシェアを握るため、こういう結果になったとみるところかもしれない。

ここまでなら、まだよかったのだが、その後、円高が、さらに急速に進み、最新時点で106.45円である(NY外為市場)。これは2014年10月下旬以来、約1年半ぶりの円高水準である。
こうした状況を受け、CME日経平均先物の最終値は15880円で、東証終値比786円安となっているわけである。

さらに、29日、アメリカの財務省が発表した半期為替報告書は、日本など5ヵ国を「監視リスト」に指定した。4.15日のルー財務長官発言に続き、再び、日本の円売り介入をけん制したわけである。

こうなると、打つ手なしで、指をくわえてみている間に、さらに円高が進行という事態も十分ありえよう。
リーマンショックなみとみんなが納得するような事態になり、消費増税先送りが、かなり現実味を帯びて来た。

とりあえず、5.02日の相場は大幅安必至のわけだが、どのくらいの下げになるのか、注視するしかない。
輸出関連中心に売られようが、石光商事(推)、エレコム(推)など円高メリット銘柄の値動きや、比較的為替の影響を受けにくい消費関連銘柄等の下げがどの程度になるのかが、注目点だろう。

今さらだが、このグローバル経済・変動の激しい時代、ただでさえ長かったGWをさらに拡大して、長々金融市場をお休みにするのはいかがなものかと言いたくなる。祝日(主要国では世界トップクラスの多さなのではないか)の乱造はやめ、というか、今後減らし(ついでに言えば振替休日制度もやめ)、勤労者が自由に休みを取リやすい社会に変えていくべきだろう。

5月01日 23時54分記