上がる株はどこまでも上げ、凡百の株はあくまで冴えない値動きを続けるという相場が続く。
上がる株の代表、寿スピリッツは4連騰で2527△24。エレコム(推)も3連騰で2012円(昨年来高値更新)まであって1984△35。
しかし大半の銘柄は2進3退的な値動きだ。最近、好材料を発表した(いずれも引け後)銘柄の、その後の値動きを調べたら

かどや=3.14日、業績予想を上方修正。3.15日2944△69→3.31日2827▼52
黒崎播磨=3.18日、増配発表。3.22日267△24→3.31日251▼6
ジェーソン=3.28日、業績予想を上方修正、増配も発表。3.29日377△8→3.31日367▼1

いずれも、発表直後こそ上げたが、その後の下げで元の木阿弥以下になっている。
逆に言えば、少々の好材料では株価は上げないということである。それだけ物色意欲が減退、需給関係が悪いというだろう。
よくよく考えていい銘柄を選ばない限り、失敗する可能性が大ということである。
いったん下降気流に入ると再浮上は非常に難しいので、逆張り的な買い方は失敗する可能性が大きい。

この意味で、ここ地合いが悪い中、強い動きを続けているエレコム、日本瓦斯(推)、夢テクノロジーなどは、期待できよう。
中でもエレコムは第2の寿スピリッツになる可能性を秘めているかもしれないと期待。寿は空売りが積み上がり、逆日歩が続く。普段は0.20円前後だが、3.23日は28.00円、28日は50.00円となり空売り筋の心胆を寒からしめた。
エレコムも同様で、ここ0.05円、0.10円の逆日歩が続くが、28日は3.90円がついた。

石光商事(推)が一時362▼27まで急落、終値は371▼18。依然1ドル112円台と円高水準であり、業績の上方修正が期待できよう。
豆相場が軟調だから期待できないといった趣旨の書き込み(掲示板)を見て言葉を失った。
石光はコーヒーの生豆を世界各地から調達し、日本国内で販売するわけである。生豆相場と、石光の国内販売価格とはタイムラグが生じる。よって数年前のような生豆相場高騰では価格転嫁が遅れ業績が悪化する。逆に現在のような生豆相場下落局面では値下げが遅れるので業績的にはいいわけである。仕入れ価格は下落・販売価格はほとんど変わらず→儲け拡大という構図である。加えて、円高で為替差益も発生、コーヒーブームで需要拡大、高単価生豆の売り上げが伸び利幅も拡大と、いいことづくめの経営環境なのである。

3月31日 11時54分記
まず、以下の表をご覧いただこう。
経験的には分かっていることだが、こういう形で見ると改めて、今の相場の特異性が浮かび上がるというものである。
 
          エレコム        トヨタ        日経平均
3.25日    1855▼99     6180△169   17003△110
3.28日    1811▼11     6223△ 43   17134△132
3.29日    1860△49     6154▼ 69   17104▼ 31
3.30日    1949△89     6000▼154   16879▼225

30日は、円高が重荷になって主力株は軒並み安となり日経平均は225円(1.31%)安となる一方、マザーズはプラス、JQも小幅安にとどまった。
当道場銘柄はおおむね堅調だった。
エレコム(推)のほか、夢テクノロジーも1045△45と昨年来高値更新。円高になったため、石光商事(推)、ダイト、アルペンの円高メリット銘柄も上げた。
またジグソー14500△1160、小野薬品4894△69、大東建託16190△245、寿スピリッツ2503△66など、動きのいい超値嵩株(寿は3分割で安くなったが)は、相変わらず、強い動きだ。
マックスバリュ4社の上方修正が好影響を与えたかエコス(推)も1226△16と上げた。
WDIは続落となったが、なとりなども同様な動きであり、2日続落から急反発したエレコムのようなことになる可能性もあり、持続。
タカチホ(推)だが、いよいよ御柱祭(7年に1度の諏訪大社が神事を司どる天下の大祭)が4.02日の山出し(上社)でスタートする。TVでは先ほど準備の様子をやっていた。

ジェーソンは28日、引け後2016年2月期業績を大幅上方修正(経常利益は5.4億円→6.81億円)、配当も7.1円→9.0円への増配を発表した。株価はと言うと29日=377△8、30日=368▼9。結局、この2日間で1円値下がりしたわけである。現在の節約志向に乗るディスカウントストアで、前期実績PER(実質値)も11.5倍と低い。
ちなみに、ここ天井知らずに上げ続ける企業の来期予想実質PERを算出してみた。
エムスリー63.9倍、ヨネックス41.2倍、寿スピリッツ39.7倍、ライオン29.9倍。
理論的には、釈然としないが、これが今の相場である。うまく対応していくことが重要であろう。

3月30日 23時38分記

権利落ちとなった29日の相場は、比較的堅調だった。つまり配当権利落ち分(127円らしい)ほど下落せず、日経平均は31円安だった。

エレコム(推)は、29日付けの日刊工業新聞で、仮想現実(VR)市場に参入すると報じられた。
スマートフォンを組み込めば、VRが体験できるヘッドセット「ボッツニューライト」を4月上旬に発売する。10月までにVR用のヘッドホンなどを追加するほか、周囲が360度映せるカメラや、ゲームコントローラーといった関連製品群の拡充も計画する。
なんにしろ、この会社、次々と時流に乗る新製品を発売、業容拡大が続く。
ヘルスケアや産業用コンピューター分野も期待の分野だが、これらについては、いずれ詳述の予定だ。
2017年3月期の予想実質1株利益は130.9円、為替差益の上乗せがあれば150円以上もありえよう。PERは12倍程度ということである。同社の将来性に期待、じっくり2000円~2300円程度を見据えて持続。

夢テクノロジーがついに1000円大台を回復した(終値は高値引けで1000△33)。配当を加味すれば、昨年来高値を更新したことになる。たびたび書いて来たように、同社は配当性向100%方針なので、2016年3月期は50円配当、2017年3月期は80円配当が期待できる。株価1000円で配当80円なら、利回りは8.0%。利回りは、減配懸念等のない好業績企業なら5%は最高ラインだ。つまり80円配当なら株価は最低1600円はしてよいとなる。

WDIが寄り付きから大量の売りを浴び、1333▼87と急落した。ただ、何か悪材料が出たわけではなさそうだ。優待目当てで買った個人投資家の売りがかさんだだけと思われる。2016年3月期の予想経常利益は13.0億円だが4-11月期の数字から見て14億円前後が期待できよう。
経常利益に比し純利益が少ない(2016年3月期は経常利益13.0億円、純利益2.5億円=会社予想)のが、不人気の理由になっているかもしれない。しかしQUICKコンセンサスは2018年3月期、経常利益を18.5億円と予想、純利益は6.9億円を予想している。つまり経常利益の伸びをはるかに上回る純利益の伸びを予想しているのである。1株利益は名目でも109.0円になる。実質値(純利益は経常利益の6割とみなす)では175.3円にもなる。実質PERは7.6倍ということになる。早晩、大きく見直されよう。

タカチホ(推)は240▼9まで下げる場面もあったが切り返し251△2。これで変わらずを挟み4連騰。粘りが出て来た。復配発表といったサプライズがあれば…。それはともかく「真田丸」の視聴率、上田市等の長野観光、業績(再上方修正があるか)等、期待の材料は目白押しだ。果報は寝て待てというところだろう。

石光商事(推)は386▼12だったが、配当の10円と優待を考慮すると、ほぼ横ばい。現在、為替は1ドル113.3円前後と、東証大引け時比で、やや円高になっている。原油相場も、ここ再び40ドル割れとなっており、安全資産としての円買いなどという事態もありうる。業績の上方修正にも期待。

3月29日 23時56分記
権利付き最終である28日の相場は、主力株中心に買われ日経平均は0.77%、TOPIXは1.16%の値上がりとなった。JQ、2部は0.1%前後の値上がりにとどまった。

タカチホ(推)は249△13の高値引け。「真田丸」の視聴率は、BSプレミアムが過去最高を記録(第10回4.7%)後も好調のようで、これを加味すると、絶好調と言っていいくらいだ。つまり最新の12回は総合が17.9%、BSプレミアムは不明だが11回が4.5%だったので12回は4.8%前後か。BSは4.2%で「花燃ゆ」、「軍師官兵衛」等の1.5倍~2倍と言うから、この分も加味して視聴率は見るべきだろう。強引にわかりやすく言うと、総合視聴率17.9%+BSの視聴率・過去との差2%強で、実質20%くらいとみていいのではないかと言うことである。要するに、「真田丸」絶好調、4.03日放映分はもしかしたら20%大台乗せもという期待まで出てきて、タカチホ人気も予想以上に盛り上がる可能性が出て来た。

エレコム(推)は1811▼44と続落した。明日の値動きで、ある程度見通しが立つと思う。
同社はインバウンド関連としても要注目だ。免税専門店などへのスマホ関連の商品の卸売りを強化している。これ以上に注目はホテル・旅館等にWiーFiの導入を働きかけ、着々成果を挙げている(富士屋ホテル、望湖楼、ハイランドリゾートホテル&スパ=富士急ハイランドのオフィシャルホテル等)ことだ。
ストレージの新潮流は「ネットワーク化」と言われるが、同社は「ストレージ製品の生産設備を増強」済みで2017年3月期はマイナンバーに対応、「ネットワーク対応型ストレージの法人向け販売を強化」する(四季報)。

日本瓦斯(推)、小野薬品、大東建託、寿スピリッツ等、強い動きの銘柄は、あくまで強い。こうした流れにうまく乗るのも重要だ。

為替は28日、東証大引け時で1ドル113.53円。現在113.27円とやや円高になっている。このため日経平均先物・大証夜間は予想配当落ち分約113円を考慮しても71円安。
4月は円高傾向(数日前の日経が過去の例を挙げていた)のことが多いとも言うし、やはり円高になる可能性は念頭に置いておきたい。多少、円安になろうと、「円高メリット銘柄」は、なお為替差益が期待でき、業績上方修正になる可能性大とみていいだろう。
というわけで、石光商事(推)、エレコム、日本瓦斯、黒崎播磨(推)は、期待できよう。

29日は権利落ちなので、いろいろ思わぬ動きが出るであろう。

3月29日 0時11分記
「真田丸」の第12回(3.27日放映)「人質」の平均視聴率が発表された。
ここ視聴率はじりじり低下していたわけだが、今回、一気に第11回の15.6%から2.3ポイントアップの17.9%に急上昇した。
来週4.03日の13話「決戦」は序盤「信繁青春編」のクライマックスとなる上田決戦(上田合戦)。戦力的に圧倒的に不利な真田軍が徳川軍を翻弄、撃破する話(のはず)。
というわけで、視聴率の一段のアップが期待できよう。
下表をよく見れば分かるように、実は、これまでの『真田丸」の視聴率は、近年放映作品の中では、かなり好調である。それでも、じりじり低下していたのが、タカチホ(推)の株価に影を落としていたと思われるが、今回の大幅アップで、事態は大きく好転した。
しかも、まさに頃や良し、桜のシーズンである。上田城跡公園等、真田氏ゆかりの地には観光客が大挙押し寄せ、大きく取り上げられそうだ。
タカチホの株価は、チャート的には大底を打って反転の兆しだが、今回の好材料で、本格反騰となるのを期待しよう。

年 タイトル  平均  第1回  最終回  最高  最低
2016 真田丸   17.7%  19.9%   - 20.1%  15.6%  
2015 花燃ゆ   12.0%  16.7%  12.4% 16.7% 9.3%  
2014 軍師官兵衛 15.8% 18.9% 17.6% 19.4% 12.3%
2013 八重の桜 14.6%  21.4%  16.6%  21.4%  10.0%
2012 平清盛  12.01% 1 7.3%  9.5%  17.8%   7.3%
2011 江     17.8%  21.7%  19.1%  22.6%  13.1%
2010 龍馬伝  18.7%  23.2%  21.3%  24.4%  13.7%
2009 天地人  21.2%  24.7%  22.7%  26.0%  14.9%
2008 篤姫   24.4%  20.3%  28.7%  29.2%  20.3%
2007 風林火山 18.7%  21.0%  18.0%  22.9%  15.7%
2006 功名が辻 20.9%  19.8%  23.4%  24.4%  17.2%
2005 義経    19.5%  24.2%  19.7%  26.9%  13.5%
2004 新選組! 17.4%  26.3%  21.8%  26.3%  13.4%
2003 武蔵-MUSASHI- 16.7% 21.7% 18.6% 24.6% 11.9%

3月28日 12時15分記
2016.03.27 エレコム
6750 エレコム(東証1部)
株価=1855▼99(3月25日終値)   
出来高=28万9000株(3月25日) (売買単位=100株)
PER=14.2倍(来期=2017年3月期予想実質値) 
09月29日=1292円~1965円=2016年03月24日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

この銘柄は「円高メリット銘柄」として、2.23日(当時の株価は1627円)以降、たびたび取り上げている。
また3.14日付け「四季報から発掘した妙味株」の一つとしても取り上げた銘柄である(同1843円)。
その後は順調に上げ3.24日には1965円の高値を付けている。この間、推奨銘柄にしたかったのだが、押し目らしい押し目がなく、早く思い切って推奨しておくのだったと悔やんでいた。それが25日、急落、1799▼163まであって終値は1855▼99。
この急落の原因をいろいろ考えたが、さしたる原因と言うか、悪材料は思い当たらなかった。結局、ここ大きく上げた反動、権利落ち(3.29日)への警戒が、こうした下げ(ネット取引時代になり、常軌を逸したような値動きになることがさして珍しくない)になったのだろう。

となれば、この押し目は天与の買い場ではないか。こうした判断のもと、ここで推奨するわけである。
同社は実は実態がつかみにくい会社である。四季報や会社情報には、パソコン周辺機器大手、マウス、キーボード首位。家具、記録媒体など企画開発。ファブレス経営。などとある。
マウスなんぞ作っているんでは大して成長は期待できないんでは、と思う方も多いだろう。

ところで、同社の比較会社、ライバルにメルコHDがある(「バッファロー」のブランド名で無線LAN機器などを販売)。
この2社を比較すると、面白いことが分かる。数字は売り上げ・経常利益。

         2012年3月期      2017年3月期(予想)
メルコ    1173億円・71億円     890億円・59億円
エレコム   625億円・55億円     900億円・86億円

パソコン周辺機器について、メルコは「2017年3月期は依然パソコン周辺機器厳しいが」(四季報)とある一方、エレコムは「16年3月期は(中略)パソコン周辺機器の販売が好調。」(会社情報)とある。
つまり、ここエレコムがメルコのシェアを奪い、業績を伸ばす一方、メルコは売り上げ・経常利益とも減らしているということであろう。
2017年3月期の経常利益はエレコムがメルコを100として145.7である。一方時価総額は同140.0に過ぎない。落日のメルコより昇竜のエレコムの時価総額が経常利益のメルコ対する比率145.7より小さいのは、どう見てもおかしいだろう。
なお、これまでも書いて来たように、エレコムは海外からの仕入れ商品も多いので、円高のほうがいい。1ドル120円想定だが1円円高で2.1億円のプラスなので、現在の1ドル113.12円だと14.4億円余の為替差益が発生することになる。来期(4.01日から今期になる)の予想経常利益が86億円なので、その16.7%になる。

実は、私がこの時期にあえて推奨するのは、この他にも好材料があるからであるが、ここではインバウンド関連、IoT関連とだけ言っておこう。

【日経平均先物価格について】
http://nikkei225jp.com/cme/に以下の記述が最近加わった。

※日経平均先物6月限は配当権利落ち日(3/29)までの期間、配当の価格分安く取引される為に先物と日経平均の価格差が発生します。3月の日経平均の予想配当落ち額は112.8円ですので、先物理論価格は日経平均より(金利分考慮無しで)112.8円安くなります。

注=前に私は配当分を130円としたと思いますが、112.8円が正しいようなので、訂正させていただきます。

25日の相場は、配当権利等の落ちを控えて、その影響も加わってか、かなり複雑な値動きになった。あまり考えすぎない方がいいだろう。つまり、配当・優待・分割権利取り、忌避の動きもあって、おかしな値動きになっていると思われる銘柄も多いからである。

3月27日 21時05分記
24日の相場は、前日のNYダウが、WTI原油先物相場が40ドルを再び割り込んだこともあって下げたのを受けて日経平均、TOPIXとも0.7%ほど下げた。ただ業績の下方修正発表の三菱商事などの大手商社や新日鉄住金、トヨタ、ファナックなどの主力大型株中心の下げで、小型株の下げは小幅だった。JQ、2部、マザーズはそろってプラスだった。

当道場銘柄は、こうした中、おおむね堅調だった。
前日下げた石光商事(推)、エレコム(推)、日本瓦斯(推)は、逆にそろって上げた。エレコムは連日の昨年来高値更新、日本瓦斯も連日の戻り高値更新となった。こう上げると高所恐怖症になる方もあろうが、こういう上昇気流に乗った銘柄は、上げが想像以上に長く続くことが多い。取り組みも良く、なお強気を堅持するところだろう。
石光は為替がなお円高が続きそうなこと、10円一括配当、業績上方修正待ちと、期待材料が目白押しなので、昨年来高値更新を期待して、静観。
黒崎播磨も275円まであって271△7と上げ、昨年来高値の285円をとらえて来た。

余談になるが、エレコムの掲示板で
>逆日歩と配当、同じ株で、両方はもらえないのでは?
そんなやり方があるのなら、教えていただきたいですね。
とあり、なおかつ、そう思う9、そう思わない1には驚愕した。
詳しく書くと大変なので省略するが、要するに、信用取引でも、実質的に現物取引同様、配当金は受け取れる(常識を働かせるべきだろう)。だからエレコムを信用で買っていれば、逆日歩も配当ももらえる(ただし優待はだめ)のである。
黒崎播磨(推)の掲示板には
>空売りしている人は
配当金分を支払わないといけないの知っているのかな
というコメントがあった。
理論的には、配当落ち分だけ株価は下がるわけだから、売り方が配当落ち分を支払って当然で、損をするわけではない。

あまり得意でもない、こういう解説をしたいわけではなく、こういう間違った知識で株取引をやり、それに対し「そう思う」人がほとんどなのに参り、また誰も誤りを指摘してやらない掲示板にぞっとしたということを書きたかったのである。

原油相場がさらに下落、現在WTI原油先物は38.70ドル▼1.09ドル。為替は再び、やや円高(24日東証大引け時が112.81円程度、現在が112.56円)とあって、日経平均先物は232円(配当落ち分130円を引いて102円)安。
主力株、輸出関連株には、厳しい展開となりそうだ。小型株も安閑としていられないので、慎重に行きたい。

最後に、日本瓦斯のアメリカでの展開について書くとしよう。お約束しながら延び延びになっていた(お詫びする)。
同社はアメリカで電力やガス小売りの営業担当者を2016年中に現状の約2倍の200人にする。そしてアメリカでの売り上げを2017年に2015年比7割増の3億ドルにする。(日経3.05日朝刊)
ここではこれにとどめるが、では、同社の売り上げと比べ、これがどれだけのインパクトがあるか、これを分析するのが、鎌倉式である。当然のことだが、ほとんどの投資家はそれをやらないのである。

3月24日 11時54分記
どうも、ここ日本経済は変調を来しつつあるように思われる。春闘という言葉ももはや死語になったかのようだが、ではなんと言ったらいいのか。ともかく、賃上げも期待外れに終わり、実質賃金低下の庶民は節約モードを一段と強めているように思われる。

政府は23日発表した3月の月例経済報告で、景気判断を「このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」と前月から引き下げた。
公示地価が8年ぶりに上昇と言う。日経新聞を見ても、マイナス金利の影響を織り込んでいないが、今後一部で過熱感が出るかもと書いている。しかし、これはとんでもないミスリードではないか。3.20日付けの稿で書いたように、都心の地価のピークは昨年央くらいで、秋口くらいから怪しくなり、本年に入ってからは、小幅ながら明確に下落モードに入っている。まさに株価(日経平均、TOPIX)と連動している。
公示地価は1.01日の地価を1年前と比べたものなので、ある意味、使い物にならないのである。4半期ごとくらいの調査でなくては、変化の激しい現代では使えない。それを使うので、政策判断を誤る(後手に回る)。バブル崩壊後の政策がまさにそうだった。

要するに、今、日本経済は、アベノミクスに沸き株価も上げた時期を過ぎ、円高進行、株価も戻りが鈍く、地価は下落基調に変化、一般大衆は節約にひた走るという状況なのである。地方在住の大半の方やマイナス金利直撃の年金生活者は、生活防衛に身構えているとみるべきだろう。

では、株価には逆風かと言うと、必ずしもそうではない。スティグリッツ、クルーグマン等の錚々たる経済学者のお墨付きを得て、消費増税先送り、財政出動という流れが、現実味を帯びて来た。少なくとも、参議院選挙も控え財政出動はほぼ確実だろう。
というわけで、為替相場にもよるが、今後の株価見通しは、暗いわけでもない。

石光商事(推)、エレコム、日本瓦斯(推)は、そろって下げた。ただ、ここ連日のように上げていたことでもあり、一息入れて当然だろう。配当・優待の権利付き最終・落ちを控え、24日~29日の動きは要注目だ。

タカチホ(推)が久しぶりに腰の入った買い(1件で数千株の買いが継続して入った=マーケットスピードの「市況フル版」で分かる)が入り、出来高も膨らみ236円まであって233△8。ベルギーのテロ事件では、ついに日本人が被害にあい、いよいよ海外への旅行者は減りそうだ。GWは日並びが良く、観光に出掛ける人が大きく伸びそうだ。北陸新幹線で「かがやき」を890本運行するなど、3~6月、JR各社は臨時新幹線を1万本運行するという(1.23日、日経)。タカチホは高値の326円から3割以上、105円も下げての出直りだけに、それなりの戻りがあるかもしれない。四季報が今号で今期の配当予想を前号の0~2円から0円に変更したが、2円程度の復配がなしと決まったわけではない。業績の上方修正期待もある。

3月24日 0時01分記












22日の相場は、NYダウが結局小幅高(5ヵ月ぶりの7立会日連続高)になったうえ、為替も1ドル112円強と、21日深夜と比べ、さらにやや円安になったことで、大幅高となった。東証1部は日経平均、TOPIXとも2%弱の上昇。一方JQは0.5%弱の上昇にとどまった。

ジグソーが13240△3000のストップ高となった。まあこういう銘柄が上がる相場だからと、私自身、この株のほか、モバイルファクトリー、小野薬品、そして最新では大東建託を(それぞれわずかずつだが)買ったと書いたが、これら銘柄は、そろって上げた。
地道にやっても、なかなかうまくいかないので、こういう、天井知らずに上げるかもという夢を持たせてくれる銘柄に買いが集中するのであろう。しかし、どこではしごを外されるか分からない。リスクも覚悟で取り組む必要がある。

黒崎播磨(推)が18日引け後、2016年3月期の期末配当を3円増配(年間配当は7円予想→10円)と発表、これを好感、22日は267△24と急騰した。連結配当性向を20%程度から25%程度に引き上げる方針も表明した。「円高メリット銘柄」であり、今来期業績はさらに上振れする可能性があるので、来期の増配もありえよう。昨年来高値285円更新の可能性も出て来た。

現在1ドル111.7円前後と、東証大引け時比でやや円高になっている。これまでも書いて来たことだが、どうもこの円高、なかなかしぶとく、容易には120円近くの円安にはなりそうにない。やはり「円高メリット銘柄」を、しっかりポートフォリオに組み込んでおきたい。私は22日も、エレコム、日本瓦斯を買い増しした。この2銘柄のほか、アルペン、ダイト、林兼産業、石光商事(推)なども強い動きだった。。

エレコムは再び昨年来高値を更新した。寿スピリッツを彷彿させると書いたかと思うが、想像を大きく上回る相場になる可能性がある。とりあえず2400円程度を、私は期待している。
日本瓦斯(推)も電力自由化で、日本、さらにアメリカで大幅に顧客を増やしそうで、この辺を読めば、なお大幅高が期待できよう。

石光商事は412△4と4連騰。昨年来高値422円にあと10円に迫った。高値吸い寄せパワーが炸裂するのを期待して待とう。なんといっても、業績は上方修正の可能性大、さらに巨額の為替差益が転がり込みそうなのだから、この株価はクレージーな安さだろう。ここ少し上げたから売りなどと考えるのは計測機器を持たずに勘でいい加減なことを言うのと同じだ。

配当取りの動きも最終局面だが、夢テクノロジーの動きが良くなって来た。947△21。

3月23日 0時04分記
世界経済は今後どうなるのか、そして日本経済は?
どちらかと言うと悲観的な見方が多かったように思うが、ここ世界の株式市場は日本を除き、おおむね堅調である。特に先週後半から、その動きが鮮明になりつつある。
これは、おそらく原油価格の値上がりによるところが大きいように思われる。WTI原油先物は1バレル40ドル台を回復したわけだが、現在はさらに小幅続伸後わずかに反落の41.03ドルである。こうした状況にロシア株がここ大きく上げたわけである。つれて新興国経済への懸念もやや和らぎ、中国株(上海総合指数)も21日、3018.80△63.65と3000ポイントを回復した。

日本株のみ弱さが際立つわけだが、これが円高のためだとは、私が早くから言っていたことだが、最近は市場のコンセンサスにもなっているように思われる。
その円相場は3.17日、瞬間最高値で1ドル110.77円を付けたわけだが、2.12日、日経平均が昨年来安値14953円を付けた前後に付けた本年の最高値は確か111ドル弱だったと記憶する。
ということは、この1ヵ月余で円相場は、さらに1円余円高になったわけだが、日経平均は、逆に2000円近く上昇したわけである。もちろん、この間、海外で株価がある程度上がった影響もあろうが、それだけでなく、円高に多少なりと耐性が出て来たとみていいだろう。

先週末の18日、欧米各国株はそろって上昇した。これを受けて上海株も21日は大幅高した。21日の欧米各国株は、おおむね小幅安程度。為替は現在111.7ドル前後と、18日の東証大引け時比、やや円安。
以上を総合判断すると、日本株は先週末比、それなりに上げていていいところだ。

CME日経平均先物は現在16655▼70。
恥ずかしながら、私も先週末、伝統証券のベテラン営業マン氏に教えてもらったのだが、日経平均先物が、ここ毎日、現物の15時の終値比大きく下げて始まるのは、3月末配当のせいだろうということである。
詳しいことは未調査なので、かなり不正確、茫洋とした話なのはお許し願うが、要するに先物は先物なので、現物より先に配当落ち値段になる。配当落ち分は今回130円程度らしいので、この分、先物は現物より安くて当然ということになる。
現在CME日経平均先物が70円安だとしたら、これに+130円して60円高とみればいいということである。
注=以上の話は、ややあやしい恐れがあることを念頭に、心配な方は各自確認されたい。

私は、円高が一段と進む懸念も考慮、「円高メリット銘柄」をポートフォリオの一角に加えておくようお勧めしてきた。もし円安になったとしても、118円とかのかなりの円安にならない限り、こうした、「円高メリット銘柄」が大きく売り込まれる恐れは小さく、また115円~117円程度なら、、「円高メリット銘柄」以外の銘柄が上げるであろう。かくして、どう転んでも、、「円高メリット銘柄」をかなり組み込んでおいて悪いことはないというのが、私の判断だったわけである。

この読み、戦略は、ここまでおおむねうまく行っている。
すなわち、「円高メリット銘柄」として推奨した石光商事、エレコム、日本瓦斯はそろってかなり上げたからである。
さて、この円相場(1ドル111.7ドル台)なら、上記3銘柄にとって悪材料ではないだろう。むしろ望むところか。
石光は18日、418円まであって408△9と、戻り高値408円(2.29日)を更新、引け値もこれまでの引け値の最高値404円(3.04日)を更新した。いよいよ7.23日に付けた422円高値が視野に入って来た。
月足を見れば歴然だが、同社株は2011年央くらいから2015年7月央くらいまで、4年余も310円~350円くらいのごく狭いレンジの往来相場に終始してきた。この間にため込まれたエネルギーはかなりのものがあるとみることができよう。2006年の1350円から下げ続け2008年、250円で底打ち、今回は円高メリットで過去最高益更新もありうるという中での上げ相場である。こういう大局観を持ちつつ、今後の相場を注視したい。しかし、泣き言を言わないように、それなりの覚悟を持って、後悔しないよう、対処されたい。

また、ここまでに時間を取られ、エレコム、日本瓦斯について書くのはできなかった。とりあえず強気堅持とだけ書いておきたい。
権利付き最終売買日は3.28日、エコスの2月本決算発表は4.08日(上方修正があるなら、この数日前か)である。

3月21日23時51分記