先週末、海外で1ドル114.0円だったのが、29日にはじりじり円高が進行、結局、東証大引け時点では113円をわずかながらも下回る水準だった。この円高の影響をもろに受けた日本株は、結局日経平均で162円(1.0%)安となった。
要するに、やはり日本株は円相場次第だということを知らしめられたわけである。
持ち高は少なめに、そして円高メリット銘柄をポートフォリオにかなりの比率(私は3分の1程度を目標に比率を高めている。現在20%弱)で入れておくのがいいだろう。

下表に示した円高メリット銘柄の29日の値動きを示しておこう。
石光商事 398△9、林兼産業101▼3、黒崎播磨247±0、アルペン1782▼4、エレコム1770△43、ダイト2818△70
このように、全般安の中、健闘するものが多く、ポートフォリオに多く組み込んでおけばダメージ軽減に資したのである。     

以下、円高メリット銘柄で私が有望とみて取り上げて来た銘柄について、分析したものを表の形で示そう。
趣旨は円高で、どの程度業績が向上するのか、その結果PER的にはどうなるのかを、具体的に示したものである。
言うまでもないが、為替予約してある分があるとか、為替差益があるからと製品値下げを迫られるとか、種々の要因で、以下のようなわけにはいかないケースもあろう。そういうことも念頭に置いてご覧いただきたい。
日本航空、トヨタは、こういう巨大企業の場合、円高影響額(1円の円高で増加する経常利益≒経常利益の額)も巨額だが率的にはそれほどではないことを分かってもらうために入れてある。

銘柄    想定レート 円高影響額  予想為替差益(A) 予想経常利益(B)  A+B=C  C÷B×100
石光商事  120円  1.34億円     9.4億円      3.2億円     12.6億円   394%
林兼産業   121円 1億円          8億円      4.5億円     12.5億円   278%
黒崎播磨   124円 1.4億円    15.4億円      54.0億円    69.4億円    129%
アルペン   123円  1.5億円     15.0億円     71.2億円    86.2億円    121%  
エレコム   120円  2.1億円     14.7億円     80.0億円    94.7億円    118%
ダイト     125円  0.5億円      6.0億円     35.0億円    41.0億円    117%

日本航空  125円  17億円       204億円      2020億円    2224億円   110%
トヨタ     120円-400億円    -2800億円     29800億円   27000億円    91%

注=「予想為替差益」=想定レート-現在のレート(113円とした)に「円高影響額」をかけて算出

銘柄      株価   予想実質1株利益  同左(為替差益込み) 予想実質PER
石光商事   389円    25.1円       98.4円        4.0倍
林兼産業   121円     3.0円        8.4円       14.4倍         
黒崎播磨   247円    38.5円       49.6円       5.0倍      
アルペン   1782円   105.2円     127.3円       14.0倍         
エレコム   1770円   121.7円        143.6円       12.3倍     
ダイト     2818円   167.8円      196.4円        14.3倍

日本航空   4040円   334.4円      367.8円     11.0倍     
トヨタ     5897円  570.0円     518.7円     11.4倍 

注=「予想実質PER」は「予想為替差益(A)」を加えて算出。   

近日中に書くこととし、とりあえず、この2つの表についての解説・分析的なことは書かないが、私の言いたいことは、大体はお分かりいただけよう。
じっくりご覧になり、今後の投資に役立てていただきたい。

2月29日 22時24分記     
26日、海外市場で円安が進行、最終で114.0円となっている。このため、NYダウは0.34%の下落となったものの、CME日経平均先物は0.82%の値上がりとなっている。
まあ相場とはこんなものである。
円高を警戒して、やや弱気に転じれば、とたんに円安に転換、海外株が下げているのに日本株は堅調。
ただ、では今後もこの流れで行くのかと言えば、それは全く分からない。要するに、円相場、というより為替相場ほど読みにくいものはなく、その為替相場、円相場に日本株の命運はかかっているのだから、やりにくいこと、この上ない。

繰り返しになるが、このことをしっかり頭に入れて、今後の相場に挑みたい。
ここ円高メリット銘柄をポートフォリオにある程度は組み込むよう強くおすすめしてきた。実際そうされた方は、何らこの114.0円であわてる必要はなかろう。もしさらに円安進行となったとしても、その場合は、ほかの持ち株が上がるだろうから(言うまでもなく「円高メリット銘柄買いはさらに円高が進んだ時の備えと言う意味があったのだ)。また円高メリット銘柄にしても、ほとんどこの円高で上げたわけではないし、1ドル120円かそれ以上(120円よりさらに円安)の水準を想定レートにしているから、為替差益が縮小するだけで、為替差損になるわけではないのだから。
明日以降の円相場の動向を注視しつつ、さらに円高メリット銘柄の比率を高めるか、現状維持程度にするか等の作戦は決定したい。

さて、林兼産業、石光商事、アルペン、ダイト、 黒崎播磨、東邦レマック、中央化学、エレコム、日本瓦斯等の銘柄を、これまで円高メリット銘柄として挙げた。これらの中で最大の円高メリット企業はどこかを前稿で問いかけた。
ただ、このうち、東邦レマックと中央化学の2銘柄は、出来高が極端に少ないこと、日本瓦斯は想定為替レート及び1円円高の時の影響額不明ということで、除く(であろう)ことは、ある程度予想できよう。
残る6銘柄で最大の円高メリット銘柄は何か?

一つだけお詫びほどではないが、微修正と言うか、やや補足説明すべきことがある。
>最大の円高(安)メリット企業(銘柄)は、低収益企業の中に転がっているのではないか。
としたが「低収益企業」と言うより、経常利益(営業利益)の絶対額が比較的少ない企業」とするのが適切だったということである。
このことを頭に入れて、再度頭をひねっていただきたい。
お詫びを込めてヒントを。

一橋大学教授として活躍、一橋大学長も務めた。この方の名前が分かれば・・・・

回りくどいことをするのは、一気に上げてほとんど誰も、いい値段では買えなかったということがないようにするためである。

2月29日 0時5分記



2016.02.28 黒崎播磨
5352 黒崎播磨 (東証1部)
株価=240▲6(2月25日終値)   
出来高=13万9000株(2月25日) (売買単位=1000株)
PER=6.5倍(来期=2017年3月期予想実質値) 
09月29日=221円~285円=08月11日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆

注=2.25日付けで推奨銘柄として取り上げたので株価等は2.25日の数字になっている。

26日、海外市場で円安が進行、最終で114.0円となっている。このため、NYダウは0.34%の下落となったものの、CME日経平均先物は0.82%の値上がりとなっている。この辺のことについては明日書く予定。

前稿で「円高メリット銘柄で業績絶好調銘柄を狙う」として3銘柄を挙げた直後だけに、この円安は最悪のタイミングにも見えるが、実際はほとんど気にすることはあるまい。
なぜなら、円高メリット銘柄(特に推奨3銘柄)は円高メリットを材料に買われた形跡はほとんどないからである。また現在でも想定レート比ではかなりの円高水準だ。加えて、「円高メリット銘柄ということを除いても、妙味十分なので、今後為替が多少円安にふれようと、株価下落リスクは相対的に非常に小さいとみる」(前稿)からである。

さて、黒崎播磨である。1.29日、引け後に2016年3月期の第3四半期決算を発表した。通期の予想経常利益46.0億円に対し、第3四半期で42.56億円となり、通期予想も54.0億円に引き上げた。来期は56億円程度が予想され、この場合、実質1株利益は36.9円、実質予想PERは6.5倍になるわけである。
今期の配当予想も前期から1円増配の7円にしたので利回りは2.9%になる。

同社の筆頭株主は新日鉄住金であり、新日鉄住金の業績低迷を受け、黒崎播磨の国内売り上げも減少している。にもかかわらず、業績が好調なのは、海外(インドなど)が伸びているためである。比較的知られていない材料として「コークス炉の大規模修繕」が本格化して来たことがある。しかも、これは今後10年以上も続くとみられるのである。同業の品川リフラクトリーズの業績低迷とは好対照だ。彼我の差は「コークス炉の大規模修繕」(黒崎播磨は築炉事業に強いのである)と海外売り上げ(黒崎は33%、品川は16%)における大差にあるとみてよかろう。

最後に最も重要な為替差益=円高メリットについてである。
同社の
想定為替レート・1ドル=124円
1円円高の影響=+1.4億円(営業利益だが経常利益もほぼイクオールになろう)
現在の為替レート・1ドル=114円(想定レート比10円の円高)なので
為替差益=1.4(億円)×10(円)=14(億円)
来期予想経常利益は56億円として、これに14億円(56億円の25%)の為替差益がオンされると70億円になる。
この場合、実質1株利益は49.8円、実質PERは4.8倍の異常な低さになる。
注=来期予想と今期予想の数字が混在していて、私自身忸怩たるものがあるのだが、これには事情があるということで了解されたい(事情について詳しく書くと大変なので略)。

【円高メリットが最も実質的に大きい企業・銘柄は?】
私は以前、円安メリット関連としてやまびこを取り上げ、成功をおさめた。
やまびこを抜擢したのは、円安メリットが1円円安で400億円(の営業利益増)とされるトヨタより、1株当たりではやまびこの方がはるか上とみた(実際もそうである)からである。
ところで今回、円高メリット銘柄に着いて、いろいろ調べ、各社のメリットを計算していて、私は、ある面白いことに気付き欣喜雀躍した。
それはこういうことである。
「1株当たり」で材料は考えよ、というのは、鎌倉理論の重要な考え方の一つだ。円高(安)メリットでも、このことは当てはまる。
しかし、円高(安)メリット、広く言えば利益増減要因の場合、それ以上に重要なのは、当該企業の利益水準だということである!
分かってみれば簡単なことだが、ほとんど誰も本当の意味では気付いていないであろう。
具体的に説明しよう。
黒崎播磨の

来期予想経常利益=56億円
円高メリット=14億円
円高メリットを加えた来期予想経常利益=70億円(+25%)

これが来期予想経常利益=1億円 だとしよう。この場合、
円高メリットを加えた来期予想経常利益=15億円
となり、+25%などというレベルではなく、なんと15倍に激増するのである。

結論=最大の円高(安)メリット企業(銘柄)は、低収益企業の中に転がっているのではないか。
推理小説の犯人当てクイズ風に言うと、

作者からの読者への挑戦=では、その企業(銘柄)を探し当てられよ

ヒント=これまで、私がいろいろ挙げてきた銘柄の中に答えはある。
ただし、もっとすごい銘柄を万一発見されたらこっそり教えられたし(「こっそり」は冗談です)。

2月28日 0時14分記
寝るときは300円安(日経平均先物・大証夜間)、NYダウも200ドル安、朝起きてみたら、NYダウは53ドル高、CME日経平均先物も小幅高となっていた。原油価格の下落からNYダウは下げた(最安値は265ドル安程度)わけだが、これが持ち直し、結局NYダウも上げて終え、日経平均先物、円相場も連動して動いたという構図である。
たまには、こういうこともなくてはだが、一寸先は闇というのが、今の特に日本の株式市場だ。

25日の日本株は、円相場がやや円安に進むに連れ上げ幅を拡大、結局225円(1.4%)の上昇で終わった。その後、日経平均先物は円相場の神経質な値動きに連動して上下している。マイナス圏からプラス圏に浮上したのだが、今は再びマイナスになっている。

こういう円相場に振り回される不安定な相場環境では、やはり持ち高は少なめにし、ポートフォリオのそれなりの部分は円高メリット銘柄にするのがいいだろう。
これまで、この観点から取り上げて来た円高メリット銘柄は、かなり上げている。
林兼産業は4連騰で102△5。アルペン1817△57、エレコム1708△25なども快調だ。

そこで、以下、ここから狙えるとっておきの円高メリット銘柄をいくつか紹介しよう。

コード  銘柄        株価     想定レート  1円円高のメリット
2750 石光商事    374△ 4    120円     1.34億円
4577 ダイト     2696▼ 4    125円      0.5億円
5352 黒崎播磨    240△ 6    124円     1.4億円
7895 中央化学    521△ 6    120円      1億円
8174 日本瓦斯   2063△23     ?         ?

注=想定レート、1円円高のメリットの数字は四季報新春号による。

このうち、次の3銘柄は、円高メリット銘柄ということを除いても、妙味十分なので、今後為替が多少円安にふれようと、株価下落リスクは相対的に非常に小さいとみる。以下、その根拠を示そう。

石光商事=3月決算だが、一括10円配当+優待で1500円(500株以上)または3000円(1000株以上)相当の自社取扱商品なので、実質利回りは3.5%。
黒崎播磨=1.29日引け後に今期業績の上方修正と7円への増配(配当利回りは2.9%)を発表。現在の株価は1.29日終値を下回る安値圏。
日本瓦斯=円高に加え原料安も追い風。業績絶好調にもかかわらず高値の4450円から半値以下で大底圏の株価は下げ過ぎ。

一応、この3銘柄を推奨銘柄にするが、高寄りを避ける意味も込めて推奨度、自信度とも☆(1つ)とする。
買う場合、その分程度は他の銘柄を売り総運用額は増やさない方がいいだろう。

2月25日 23時52分記
現在、日経平均先物・大証夜間は310円前後の大幅安となっている。
1ドル111.2円程度と大幅に円高が進行しているのが最大の原因だが、原油相場がまた大幅安となり、ヨーロッパ各国株が大幅安になったのに続き、NYダウも200ドル(1.2%)ほどの下落になっているのも影響している。

私は2.21日付けで以下のように書いた。

>こう考えて来ると、やはりなお円高傾向が続き、それに応じて株価も下がるという、いやなシナリオが予想される。
つまり今の日本株独歩安は円高不況を先取りしているのかもしれないということである。
これが外れて株高になれば、それはそれで良しとして、やはりここは、一段と持ち高は減らして最悪シナリオになっても耐えられるようにしておくところだろう。
1ドル111円割れとでもなれば、日経平均15000円割れ=2番底という可能性が高まる。もちろん、さらに円高が進むという考えたくない事態もありうるわけである。

こうなるかはともかく、待てど暮らせど円安転換はなく、日本株だけ突出して大幅に下げるという、悪夢のような流れが、大局的には年初から一貫して続いている。
やはり、ここは腹をくくって最悪シナリオも念頭に対処していくところだろう。
私は持ち高を昨年末比で4割以上減らし(ただしこれは値下がり効果も含む)、またポートフォリオもかなり組み替えている。ポートフォリオ組み替えは遅々として進まないが、円高メリット銘柄をそれでもかなり組み入れている。林兼産業、エレコムその他である。また、平時ではないので、通常は買わない、ある意味博打的でもある銘柄も少し買ってみた。検討したのは小野薬品(画期的がん治療薬「オポジーボ」)、そーせい(材料=略)、モバイルファクトリー(読者が教えてくれた銘柄である。「位置情報ゲーム」の将来性)、ジグソー(世界のⅠo T市場の1割を狙うと宣言)だが、このうち、モバイルとジグソーを、ほんのわずかだが買ってみた。そうしたら2日後にジグソーはストップ高、モバイルも大きく上げた。

それはともかく、円高メリット銘柄は、24日も堅調さが目立った。

林兼産業 97△3
エレコム 1683△56
ABCマート 6630△130
東洋テクニカ 1083△5
アルペン 1760△9
ダイト 2700△38

などである。

「円高不況」で全般大幅安を覚悟、持ち高は極力減らし、ある程度は円高メリット銘柄を買う、というのが、私のスタンスであり、お勧めしていることである。

2月25日 0時38分記
23日の相場は、前日のNYダウが原油高を好感M229ドル高と急騰したのを受けて高寄り、239円高まであったのだが、終値は59円安。値下がり銘柄数は1400を超え実感としては170円安という感じだった。下げた原因は言うまでもなく円高進行である。23日0時過ぎに1ドル113.1円程度だったのが23日の大引けころには112.4円程度へ0.8円ほど円高になったのである。
現在は112.15円とさらにやや円高で、NYダウも下げていることもとあって、日経平均先物・大証夜間は92円安。

いずれにせよ、本年に入ってからの日本株独歩安の原因は、もはや円高にあることがはっきりした。主要通貨の年初来の騰落率をみると、円は7.3%上昇で世界一の上昇率なのである。2位のユーロは3.6%、あとは1%台になる。ルーブルやウォンは6%前後の下落率になる。
繰り返しになるが、この円高に歯止めがかからない限り、日本株の先行きは暗いとみるべきだろう。見込み薄の銘柄から外し持ち高を減らし、減らした一部で、円高メリット銘柄を買うというのが、私の戦略だ。
何を買うかは難しい。とりあえず参考資料として、以下を示す。(この部分=2.24日 0時11分記)

【円高メリット銘柄】
円高メリット銘柄というが、そういう銘柄の円高メリットは、具体的にどれくらいなのだろうか?
いろいろ調べたが、役立ちそうなものには行き当たらなかったので、自力でやることにした。

ニトリ、ABCマート、チヨダ、あさひ、などは代表的な円高メリット銘柄だが、想定為替レート・1円円高で利益がどれだけかさ上げされるかというデータがとりあえず見当たらない。

以下、とりあえず、そういうデータがあるいくつかの企業(円高で利益が増加)について、業績への影響を調べた。
注=多くは営業利益が1円円高でどれだけ増加するかという調査だが、営業利益を経常利益に置き換えても不都合はほとんどないのでA=今期予想経常利益としてある。

会社    想定レート A=今期予想経常利益 1円円高の影響 B=円高メリット BのAに対する比率   
静岡ガス  125円       77億円        0.7億円    9億円          12%
象印     125円      104億円       0.55億円    7億円          7%
日本航空  125円     2020億円         17億円   221億円        11%

ソニー    125円     4000億円         65億円   845億円        21%
アルペン  123円       71億円        1.5億円    17億円         24%
エレコム  120円        80億円        2.1億円   17億円         21%
東邦レマク 125円      1.2億円        0.3億円   3.6億円        300%
林兼産業  121円        6億円          1億円    9億円         150%


注1=現在の為替レートは1ドル112円(19時37分現在は111.90円)でBの値等は計算。
注2=静岡ガス、象印は株式新聞が円高メリット銘柄として取り上げていた銘柄。
日本航空は代表的円高メリット銘柄でデータのあった銘柄。
ソニー以下の5銘柄は私が独自に発掘した、やや意外な円高メリット銘柄。

とりあえず、資料として示した。直ちに、これらのうち「BのAに対する比率」の高い銘柄を買うといいという趣旨ではない。

2月23日 19時48分記
以下は今日の夕方から現在(22時くらい)までの時間を追っての為替相場(ドル円)と日経平均先物・大証夜間(東証終値比)の値動きである。

113.19円      △119
113.35円      △159
113.29円      △139
113.20円      △119
113.13円      △ 79
113.18円      △ 89
113.21円      △ 99

その後、円相場は113.11円とやや円高方向だが日経平均先物・大証夜間は△119と逆にプラス幅を拡大、これはアメリカ市場が開きNYダウが200ドル近い大幅高になっていることが好影響を与えたためだろう。

いずれにせよ、このように、日本株は円相場に大きく左右されるということである。
ここに来て、円高進行が止まり、やや円安になっているうえ、海外各国が中国を含め堅調なので、さすがに日本株も、率的には物足りないながら、戻り基調のわけである。

なお警戒は緩めず、とりあえず、この流れに乗る所か。ただ円高に戻ればたちまち失速しかねない脆さを内包した相場だということは、忘れずに対処したい。

林兼産業、夢コーポレーションが面白そうだ。

タカチホ(推)は、「真田丸」の視聴率をいち早く速報(10時くらい)するサイト(「真田丸ネタバレ情報館)が、今に至るも数字が前週(第6話)分までで終わっていて、これも響いたか266▼1。
ただ視聴率は前回の16.9%から17.4%に回復した。BSプレミアムの視聴率がこれまでに比べ1.5倍~2倍というから、この分が1.5%・ポイントほどあることになる。これを考慮すれば近年の大河ドラマとしては好調と言っていい。好業績と併せ地合いの回復とともに、これが評価されてくるだろう。

2月23日 0時17分記
年初から、結局はほぼ一貫して下げ続けるという相場になっている。ときどき大幅高するわけだが、すぐに帳消しどころか上げを上回る下げにすぐ見舞われるという展開が待っている。
もう相場(株価)は見たくないとなる所だが、こういう時こそ、ここが踏ん張りどころと、立ち向かう精神が重要だ。私を含めほとんどの投資家が悪戦苦闘しているのである。

19日の日経平均は230円(1.42%)の下落となった。中国は0.10%の下落にとどまり、韓国は0.39%の上昇だった。
その後の、つまり19日のイギリス・フランスは0.3%台後半の下落、ドイツは0.80%の下落だった。アメリカはNYダウは0.13%の下落だったがNQは0.38%の上昇。
そして日経平均先物だが、上述のようにアメリカ株が比較的堅調(NYダウは下げ幅を大きく縮めて終わった)だったにもかかわらず、大きくは戻れず、結局147円安(CME)で終わった。
円相場が1ドルおおむね112円台半ばで推移、最後も112.66円と19日の東証1部取引終了時に比べかなり円高に振れたことが原因とみていいだろう。

多くの投資家、特に個人投資家が、買い意欲喪失気味の中、外国人投資家主導の日本株は売り優勢になりがちだ。ヘッジファンドはなお円売り継続姿勢のようなのも懸念材料だ。なぜ円がそれだけ安全資産なのか疑問なしとしないが、そういうことになっていて、巨額のマネーが円に向かう以上、素直に認めるしかない。
困ったことに、昔と違い、これへの対抗手段がほぼないのである。為替介入(特に協調介入)とか利下げとか、今やほとんど不可能である。マイナス金利をさらに拡大というのは日銀もすでに明言しているが、その効果は疑わしい。
G20(2.26日~27日)や日本政府の政策対応に期待する声もあるわけだが、どちらもほとんどもしくはあまり期待できないだろう。

こう考えて来ると、やはりなお円高傾向が続き、それに応じて株価も下がるという、いやなシナリオが予想される。
つまり今の日本株独歩安は円高不況を先取りしているのかもしれないということである。
これが外れて株高になれば、それはそれで良しとして、やはりここは、一段と持ち高は減らして最悪シナリオになっても耐えられるようにしておくところだろう。
1ドル111円割れとでもなれば、日経平均15000円割れ=2番底という可能性が高まる。もちろん、さらに円高が進むという考えたくない事態もありうるわけである。

ただ、持ち高を減らすと言っても、実はなかなか難しい。出来高≒売買代金が極端に減少しているのだ。19日の東証1部の売買代金は1.29日(マイナス金利発表)以来最少、JQは同3ヵ月半ぶりの少なさだった。昔と違って100株単位が中心なので、1000株3000株程度でも、小型株の場合、売るのはそう易しくないのである。ただ円相場は1日で大きく上下、それにつれて株価も大きく動くので、うまく指値しておくと、意外にうまく売れたりする。

円高懸念が強いわけだから、対策としては、前稿で書いたように、円高メリット銘柄を、ポートフォリオの一部(持ち高をかなり縮小したうえで3割程度)にすることが考えられよう。
ただ、そうした銘柄を私がいろいろ調査したわけだが、どうしても適当な銘柄がない。
2、3無いわけではないが、出来高が極端に少なく、もし推奨銘柄にしたら、場合によってはストップ高で寄り付き、間もなく終了といったことにもなりかねないという懸念がある。
抽象的な話では銘柄の出し惜しみと取られかねないので、一つだけ銘柄を挙げよう。
東邦レマックである。
靴の量販店(主にチヨダ)向け卸売が主体の会社で、円高でメリットを受ける。2015年12月期は期初予想より大幅に経常利益の赤字幅が縮小、今期は経常利益は1.2億円の黒字予想(四季報予想は1.4億円の赤字)だ。円高進展でさらに黒字幅は拡大必至だろう。
ところが、株価は好決算発表後も下げ2.15日に416円と昨年来安値を更新した(416▼5、出来高3000株)。その後は19日に至るまで商い不成立。19日の気配は428円買い(1000株)、458円売り(1000株)である。これでは、どうしようもない。
というわけで、強いて言えば前稿で挙げた林兼産業だろう。
積極的にはお勧めしないが、持ち株を売ってこちらにチェンジする等、持ち高を増やさない(または減らす)中で、林兼を買うのはいいだろう。1円円高で1億円の増益要因だから現在の為替水準なら8~9億円の増益(営業利益)要因だ。同社の今期予想営業利益は5.5億円だから、大変な額である。
この他にも、何かいい円高メリット銘柄がないか、研究されるといいだろう。何かいい銘柄を発見されたと思ったら、コメントを頂ければ、ケースバイケースで対応(皆さんに公開していいかしない方がいいか等)させていただく。

2月21日 22時02分記
依然、円相場に振り回されてはいるが、多少は耐性が出て来た感もある。
18日の9時ころは1ドル114.29円前後。株式市場で取引が始まってからは、やや円高に進んだ。その中では多少なりと、円高に振れれば日経平均は上げ幅を縮小、円安に振れれば上げ幅を拡大というのは、これまでと同じである。
ただ、9時に比べ大引けでは円高の113.9円前後だったと思うが、日経平均は大幅高して終えた。

原油相場が、イランの「原油市場の安定指示」という態度もあって堅調(WTI原油先物は31.69ドルと値上がり基調)なことや、世界の多くの国の株価が上げていることで、さすがに、いつまでも世界の孤児でもいられないということか。

というわけで、やや強気になっていいところかと書いたのだが、ほぼ書き終え、チェックしたら、1ドル113.78円とやや円高になり、小高く推移していた日経平均先物・大証夜間も小安くなっている。
多少、外部環境には好転の兆しがみられるものの、円高懸念というリスクを抱える日本株は、その分慎重に行くべしと言うことだろう。

円高基調はなお続きそうので、円高メリット銘柄に注目したい。

私は、ここ、連日、かなりの時間をかけて調べているのだが、円安メリット銘柄というのはよく言われ、いろいろデータも豊富なのだが、円高メリット銘柄というのは、資料が極端に貧弱だ。
もちろん、紙・パルプとか電力・ガス、航空とか、業種別ではよく言われるしよく知られている。しかし、こういうところはほとんどが巨大企業で、株価的妙味はあまり感じられない。
逆にだからこそ調べがいもあるわけだが、何か見つけても出来高が少なすぎて、推奨銘柄にはしにくい場合もある。

とりあえず、ピックアップしたのが

2286 林兼産業 95△3
ここ上げたのだが、円高メリット銘柄として上げたわけではなさそうだ。12日、引け後発表した第3四半期決算が超絶決算だったのが上げた理由のようなのだ。4-12月期で経常利益は11.38億円。通期予想は4.5億円(会社はこの予想を据え置いた)。
これに円高メリットも加わったらどうなるか。ただ12日の終値81円から14円上げた後だけに、やや迷う。
各自、慎重に判断されたい。

高利回り銘柄も、このマイナス金利で注目できよう。

2458 夢テクノロジー 836△15 利回り4.8%
9月決算だが年間配当は40円(四季報予想は40~50円)なので利回りは4.8%(ただし3月末の配当は20円)。
05日、引け後発表の第1四半期決算がいまいちで売られたが、大量採用で求人費が急増したためと理由ははっきりしており、今後むしろその辺が見直されても良い。

9446 エスケーアイ 322△3 利回り4.7%
9761 東海リース 203△4 利回り4.4%
この2銘柄は中長期戦ならともかく、目先的には、この地合いでは、何とも言えない。

2月19日 0時08分記
相場は、相変わらず、円相場に振り回されている。日経平均は小安く始まったが、その後上昇に転じ一時は160円高まであったのだが、安値は422円安まであり、終値は218円(1.36%)安。取引開始直前は1ドル114.48円程度だったのだが、最後(取引終了時)は113.77円程度だった。まさに、この変動で右往左往、乱高下するといういつものことが繰り返されたわけである。
その後さらに円高が進み日経平均先物も大幅安となったのだが、夜に入って徐々に円安に向かい、現在114.10円、日経平均先物・大証夜間も15960△134である。
海外市場、上海がどうとか原油相場がどうでなく、ほとんど円相場次第なのである。
日経平均も一方的に下げるわけではなく高い場面もあるので、そういうときには、ある程度売っておくのがいいだろう。

http://nikkei225jp.com/cme/

これで、日経平均先物(大証・夜間、CMEとも)と円の対ドル相場が同時にほぼリアルタイムで見られるので、もしご存知でなかった方は、お気に入りに入れて随時見るようにするといいだろう。また、現在、いかに日経平均が円相場に左右されているかもよく理解できよう。

当欄でたびたび取り上げて来た3銘柄について、どう対処したらいいかを書いておこう。

エコス(推)=2月決算会社である。権利付き最終売買日は2.24日である(当然ながら25日が権利落ち)。
第3四半期決算発表時に今期の配当を15円→20円に増やすことを発表している。また100株以上株主には買い物優待券またはコシヒカリ2キログラムも来る。
時価1144円では配当利回りは1.75%。一括配当なので、優待とあわせかなりの高利回りだ。
2016年2月期の決算発表は昨年と同じなら4.10日である。その前に業績の上方修正が発表される可能性がある。ただ過去の例を見たら、ここ2回連続、決算発表の2日前だった。いずれも大幅な上方修正だったのだが。というわけで4.08日辺りまで待たされる恐れがあるが、いずれにせよ、前に書いたように、大幅上方修正の可能性は極めて高い。
以上を踏まえ、この下げ過ぎにうろたえず、まずは配当等の権利取り、そして業績の上方修正待ちというスタンスでいいだろう。

タカチホ(推)=3月決算だが、こちらも上方修正の可能性は極めて高いとみる。決算を見ていれば分かるが、大半の企業は極めて「保守的」、つまり固めの予想を出す。近年はその傾向が一段と強まっているように思われる。このためもあって、一度上方修正した企業は、かなりの高確率でさらなる上方修正をすることが多い(記憶で書いているので具体的データを示せないが、1年くらい前だったと思うが、そういうレポートが大手証券か何かから発表されてもいる)。シーマの例を想起されたい。
タカチホは2.10日に上方修正を行っており、いずれ再度の上方修正に進むと私は読んでいるわけである。
なお、「真田丸」であるが、BSプレミアムの視聴率が毎回3%以上という異例の高さを誇っていて(「夕刊フジ2.17日付け)、これを加味すると、実際はやはり好調と言っていいようだ。カウントされる視聴率17%程度の2割にも当る数字がカウントされていないわけで、これは選挙における期日前投票などの比ではなく無視しえない多さだ。主に中高年がBSに移り、この人達が上田等長野観光に向かう層とみれば、心強い。

アトラ=3.30日に2店の新規オープンをするという(2.17日の発表と思われる)。これで3月だけで計5店となる。1月は0だったが、2月4店、3月5店の計9店(昨年同期は2店)だから、いかに出店がハイペースか分かろう。求人情報を見ても歴然だが、要するに認知度が高まり、フランチャイジーになりたいというところが、どんどん押し寄せているという感じなのである。
株価は激しい値動きをするので惑わされやすいが、やはりこの会社、とんでもないことになるとみていいのではないか。じっくり大きな果実を実らせるのを待ちたい。

2月17日 21時40分記

雑用があり、この時間のアップになった。この後大きな変化があれば加筆なり修正をするかもしれないが不確定。

0時前後で日経平均先物・大証夜間は214円高。