日銀の予想外のマイナス金利導入で、29日の日経平均は乱高下の末477円(2.8%)の急騰となった。これについては最後に書くこととし、とりあえず個別銘柄についてふれておこう。

【エコスの業績】
先日、同社に電話、その後折り返し電話を頂き、疑問に思っていた点を詳しく聞くことができた。
ある意味、私にとって驚きの内容であり、結局は、同社業績は、私の読み通りのものになるであろう確信を強めたことだった。
以下にその内容の要点を記そう(文責=鎌倉雄介)。

1.08日の第3四半期決算(2015年3月-11月)発表に先立ち、エコスは1.07日、東証と決算について打ち合わせをした。
その際、東証側よりエコス側に対し、業績の上方修正をしたらという発言があった。ただ30%超のブレでなければ必ずしなければならないということではないとも言われ、エコス側はならばと上方修正はしないことに決定した。
そういうわけで、この決算内容は「きわめて固め」のものである。
12月についても社内計画に沿った内容で収まった。1月-2月が特段何か懸念されるような時期ということもない。
というわけで、通期決算は発表されている予想をかなり上回るはずではということはもっともだということであった。

一つだけ明確に言ってくださったことがある。それは当期利益(純利益)は、3Q累計で11.99億円だったわけだが、通期で、これを超えるということである。
通期の当期利益の会社予想は10.8億円、四季報予想は11.5億円のわけだから、これが12億円以上になるというのだから、これだけでも、それなりに株主としては歓迎できる情報である。
通期決算は「サプライズとまでは行かなくても…・」と、かなり期待できる内容をにおわすものだった。
私は通期の経常利益は30億円程度になるのではと水を向けたのだが、これに対しては明言を避けられた。

こうしたことを踏まえ、私は、現時点で同社の今期経常利益を29.5億円(前期実績24.38億円)と予想しているわけである。

会社予想    24.5億円
四季報予想  26.0億円
鎌倉雄介予想 29.5億円

                 株価    今期予想1株利益   今期予想PER
ライフコーポレーション  2636円    166.6円        15.8倍
アクシアルリテイリング  3845円    177.3円        21.7倍         
エコス            1465円    186.7円         7.8倍

注=1株利益、PERとも実質値。エコスの経常利益は29.5億円とした。本来、この時期「今期」ではなく「来期」を使う方が適切なのだが、エコスの「今期」の予想数字が問題であること等から、あえて「今期」の数字を使った。なお後で述べる寿スピリッツ、カルビーについても「今期」の数字を使ったのは同じ理由である。

この3社の比較にはあれこれ言う方がいるかもしれない。企業規模が違う等。しかし、2015年4.08日付けで寿スピリッツ(当時の株価2619円)を推奨した記事をご覧いただきたい。寿の売り上げはカルビー(当時の株価5510円)のほぼ10分の1で予想PERは半分を大きく下回っていた。それが現在、株価は寿5470円、カルビー4945円である。今期予想実質PERはカルビー39.0倍、寿31.5倍である。まだ寿が割安だが、推奨時のような異常な格差は解消したのである。
さらに言えばアクシアルリテイリングは、その中核をなすのは新潟県長岡市を本拠とする、私も良く知っている地味な地方食品スーパーの原信である。それがナルスと統合、さらに2013年5月に群馬県を地盤にするフレッセイと合併、売り上げ規模でエコスの2倍くらいになったが、数年前までは規模で大きな差はなかったのである。そして地盤の成長性では現在もエコスが上である。 
また、このほかの同業各社と比較してもエコスの今期予想実質PERは最も低い(これは以前に書いたので詳述はしない)。

以上のようなことを総合的に考慮するならば、エコスの場合も、目先PER10倍程度、中期的には12倍~15倍程度になって、何ら不思議ではなかろう。
なお、「株主重視の観点から、今期5円増配した」と言われたが、希望的観測を言わせてもらえば、私はこれを来期も5円増配の可能性ありととった。

【タカチホ、温浴施設の燃料費】
同社の温浴施設運営にかかる燃料費が判明した。読者の方が教えてくださったのである(コメント欄参照)。
2015年3月期の実績で「水道光熱費」として3.84億円が計上されている(「有価証券報告書」)。水道分がいくらかによるが、光熱費=燃料費はざっと3.3億円程度とみて大過なかろう。私は1.26日付けの稿で1億円~2.5億円とみていたので、この上限すらかなりオーバーするものとなった。ただ実は言うまでもないことだが、4-9月分はすでに計上されている訳なので、このことは考慮する必要がある。ただし気温の関係、当時の方が10-3月期より原油は高かったの2つの理由から、その影響はかなり小さい。
またタカチホの使用燃料の価格とWTI原油価格の連動性も不透明な部分があることを考慮、比較的慎重に見積もって10-3月期のコストダウン分は7000万円~1.05億円程度になるのではないかというのが、現時点での私の推理である。
いずれにせよ、具体的数字が一部明らかになって推測の信憑性はかなり高まったうえ、この前より一段とタカチホの業績にとっていい数字になったわけである。

【相場の今後】
日銀の決定が、世界にこれだけ影響したことはないのではないかというくらいの各国の反応である。日本株の取引終了後の各国株の値動きである。
中国(上海総合指数)3.1%高、ヨーロッパ主要国2%前後高、アメリカ(NYダウ)2.5%(397ドル)高。
円の対ドル相場は121.13円と一気に2.3円程度の円安になった。原油相場も上昇。
CME日経平均先物は17855円で東証終値を337円上回る。

とりあえず2.01日の日経平均は大幅高となろうが、主力株中心(小型株はやや置いてけぼり)となるか、29日は小型株はあまり上がらなかった(JQは0.36%の値上がりにとどまった)ので、小型株も出遅れ感から同等くらい上げるか、明日にならないと分からない。まあしかし、ある程度の期間で見れば小型株もそれなりに上げよう。
WDI、TDC、OATアグリオ、高速など、出遅れ好業績銘柄は、ここから大きく戻すことが期待できよう。
好決算発表銘柄も、環境好転で見直されそうだ。
28日好決算発表でも先取りして上げていたためか反落したAGP、29日に決算を発表した幼児活動、GFCである。
幼児活動はまずまずの決算だった。通期で会社予想は上回るのはほぼ確実だが四季報予想には届かないかという内容。
GFCは文句のない好決算だった。3Q累計での経常利益は8.85億円で会社の通期予想7.00億円、四季報の同8.7億円をともに上回ったが、会社は通期予想据え置き(もう最近の流行ですな)。確かに4Qは通例冴えないのだが、前期は0.21億円の経常利益だった。今期の経常利益は9.0億円~9.2億円程度になるとみるのが妥当だろう。

2.01日は寿スピリッツの決算発表だ。経常利益は会社、四季報とも27.0億円の予想。私は29.0億円程度とみるが、最近の株価急騰である程度好業績は織り込み済みだろう。それでも株不足、いい動き、カルビー等と比較してのPERの低さ、伊勢志摩サミット関連、北海道新幹線関連(小樽にルタオ)と材料はそろっており、一段高ということも十分ありうる。私はもう持ち株は激減、2000株しかない虎の子なので、上がると100株だけ放出という感じで売り上がっている。

最後に、再び、全般の相場見通しだが、2.02日以降の値動きがどうなるかは、なお読みにくい。私は、最近の書きぶりである程度お分かりいただけていると思うが、どちらかと言うと強気である。ただ、大きく上げた後でもあり、慎重に相場は相場に聞くで判断していく局面だろう。

1月31日 23時23分記
タカチホ(推)が、私の希望に沿う形で28日は取り引きを終えた。すなわち、ここ相場環境が悪い中、22日から27日まで4連騰して株価は262円から310円へと48円も上げた。この辺で小休止を入れた方が、相場のためにはいいと考えていたわけである。
そして28日は変わらずで寄って(ここが最高値)298▼12まで突っ込む場面もあったが、終値は後場の高値である304▼6。
短気で投資尺度を持たない方には投げてもらって(298円まで突っ込む局面では大量の投げ売り的な売りが出た)、相場的には、すっきりした。
いよいよ、ここから1.04日に付けた326円高値奪回に向けた動きが始まるのではないか。

そこで、次なる材料である。
同社のこの20年間くらいの配当推移を調べたのを以下に示す。

1996年3月期=6円
1997年3月期=7円(特別配当込み)
1998年3月期=6円(赤字)
1999年3月期=5円(赤字)
2000年3月期=0円(赤字)
2001年3月期=0円(赤字)
2002年3月期=4円
(この間=4円)
2010年3月期=4円(赤字)
2011年3月期=2円
2012年3月期=0円(赤字)
2013年3月期=2円
2014年3月期=0円(赤字)
2015年3月期=0円(赤字)

この表をじっくり見れば、以下のことが分かる。
つまり、赤字(純利益がマイナス)に転落した場合でも配当を強行することは結構あるが、黒字の時に配当を行わなかったことは1度もないということである。
2016年3月期は黒字になることは確定的である。それも同社としては近年にないほどの利益計上が期待できる。
控え目な会社予想でも1株利益は6.4円である。四季報予想なら11.2円、私の予想なら13.6円である。
注=配当原資としてなので名目値を使う。
これだけの利益が出るのだから2円復配は容易であり少し前の安定配当だった4円配(2002年3月期から2010年3月期)も十分可能だ。
また来期(2017年3月期)は、「真田丸」効果フル寄与もあり一段の業績向上が期待できる。

よって私は以下のように予想する。

2016年3月期=2円~4円   四季報予想=0円~2円  会社情報予想=0円
2017年3月期=4円~6円   四季報予想=0円~2円

AGPが16時00分に第3四半期決算を発表した。経常利益は5.08億円(前年同期は4.09億円)だった。9月中間期は、それぞれ2.97億円(2.24億円)だったから順調に利益は増加していると言える。前期は受け取り補償金を営業外収益に計上という特殊要因があるわけだが、それでも今期通期で大幅減益になるという予想を変更しないのはおかしいのではないか。
いずれにせよ、好決算で、いずれ通期でも四季報予想=経常利益8.4億円(前年同期は8.6億円)程度かそれ以上へ増額するとみる。

WDIは17時30分に連結子会社である「WDI International, Inc.」が、「株式会社アトレ」と合弁会社「FG Restaurant, L.L.C.」を設立することを決議したと発表した。ハワイ州において、レストラン「TR Fire Grill」を展開することを目的に設立。
「TR Fire Grill」は、1972 年フロリダ州ノースマイアミに創業したバーベキューリブレストランチェーン「Tony Roma’s」を運営するRomacorp, Inc. が、2015 年11 月フロリダ州ウィンターパークにオープンしたアメリカンビストロである。
香港飲茶チェーンもハワイ1号店オープンという。海外出店が今後加速しそうだ。2.10日発表予定の決算も期待でき、ここから面白そうだ。

寿スピリッツが高値5500円まであって5200△130と昨年来高値を更新した。当道場銘柄以外ではハイディ日高なども高値更新。動きのいい銘柄は一段と上昇加速となっているが、出遅れ銘柄で動きが変わって来たような銘柄にも目を向けるところだろう。
エコス(推)はその典型。超低PERが近々見直されるとみる。

原油価格、円相場ともいい方向に動いており、相場環境は一段と良くなって来たようだ。

1月28日 23時38分記
徐々に相場環境も落ち着き良くなってきたようだ。
27日の相場は前日とは逆に主力株が猛反発、小型株は小幅な上げにとどまった。
そうした中でも、当道場銘柄はタカチホ(推)の310△11はじめ、エコス(推)、寿スピリッツ、WDI、アトラ、TDC,、高速など、大きく上げるものが多かった。

現在NYダウは90ドルほどの下落、日経平均先物・大証夜間は小幅プラスとなっている。このまま行けば、28日は主力株は一服、小型株が物色されるという当道場銘柄向きの展開が期待できそうだ。
その後確認したらNYダウは下げ幅を拡大、これに連れて日経平均先物・大証夜間もマイナスになって来た。やはり起きてみないと分からない。

タカチホの材料について書くことも考えていたのだが、ここ4連騰で2割近くも急伸した。28日、一気に急伸、高値更新となって、その後、往って来い的な動きになるのを助長するのは本意ではないので、とりあえず先送りすることにした。28日は株価がどう動くか、観察するとしよう。一息入れて、そのあと高値更新・一段高となるか、一気に高値を取りに行くか、それ以外の動きとなるか。

エコスの動きも徐々に良くなりつつあるように思われる。
同社の今期業績について書く約束だが、今日は疲れたので、早めに休み本を読み(私は基本、寝床でしか本は読めない体質になってしまっている)ながら眠りたいので、これまた先送りを許されたい。
いずれにせよ、同社の今期業績は会社予想はもちろん、四季報予想をも大きく上回る素晴らしいものになるということである。よってお持ちの方は自信を持って、今後の同社株価に期待されたい。押し目等、状況を見計らって新規買いするのもいいだろう。

1月28日 0時12分記


第3四半期決算発表が、これから続々ある。
当道場銘柄の予定を示す。前にも書いたが、まれに違っていることもあるので、ご了承のうえ活用を。

1.28日=AGP
1.29日=幼児活動研究会、GFC
2.01日=寿スピリッツ
2.04日=高速、サンフロンティア不動産
2.05日=アトラ、サトー商会
2.09日=TDC 
2.10日=WDI、OATアグリオ、タカチホ
2.12日=内外テック
2.15日=SBS  

大半が好決算が期待できそうだが、なかでもよさそうなところについて解説する。

AGP=9月中間期、経常利益は前年同期比33%弱の大増益だった。四季報は通期に関し会社予想7.8億円を上回る8.4億円(それでも前年同期の8.6億円を下回る)予想を出している。動力事業(売り上げの46%)は原油価格下落の恩恵があるので、さらにいい数字=前年同期比増益が見込める=が出る可能性もあろう。

GFC=今期の予想経常利益は会社7.0億円(前期7.11億円より減少する予想)、四季報8.7億円。9月中間期で前年同期を1.71億円も上回っている。『会社情報』も「上振れ余地も。」としている。

寿スピリッツ=これについては1.24日付けの稿参照。

TDC=これについては1.24日付けの稿参照。

WDI=9月中間期の経常利益は前年同期の2倍強だった。通期は会社が前年同期比微増益の9億円だが四季報予想は12億円。月次売り上げが11月がやや振るわなかったので心配していたのだが12月は好調で累計でも問題なし。発表の第3四半期決算で、経常利益は通期予想を上回る可能性がある。ここを仕込んで決算を待つのもいいだろう。

タカチホ=今更書くまでもないだろう。

内外テック=出来高が少なすぎるので当ブログでは取り上げてない(と思う)が、期待の銘柄。会社は慎重すぎるくらい固めの数字を出している(決算発表か何かの社長の説明動画=HPで見られる=を見れば納得)ので、期待。

サンフロンティア不動産も当ブログでは取り上げていない(と思う)が、私の注目銘柄。

1月27日 21時01分記
26日の相場は、主力大型株中心に全面安となった。
ただ、2部やJQ、マザーズは一時高くなる場面があったくらいで、引けでも下落率は小さかった。
こうした中、当道場銘柄は寿スピリッツ、タカチホ(推)、AGPが上げたため、被害は軽微(ポートフォリオによってはプラス)だった。

タカチホは高値305円まであって299△12と、全般大幅安の中で異彩を放った。出来高も1.19日には1万株まで減少したが26日は前日比倍増の6.8万株まで回復した。

【タカチホの原油安メリット】
私は、この原油安で、同社の運営する温浴施設の業績が多大の恩恵を受けるのではないかと考え、いろいろ調べて来た。
そうすると、どんどん予想以上にいろんなことが分かってき、これは大変な好材料だと確信した。
しかし、そもそも、同社の温浴施設は天然温泉でA重油とか使わないのであれば、話にならない。これについては、あとで書くが、会社に尋ね、そういう懸念はないことが分かった。

①温浴施設の売り上げ比率は全売り上げの15%もある。
②温浴施設は6施設あるが、うち新潟県にある3施設は温泉ではない。長野、埼玉、仙台の3施設は天然温泉の源泉。
温泉でない3施設は当然加温している。また天然温泉の方も循環させる関係で加温が必要、また追い炊きも必要なので、重油は使う(会社談)。
③というわけで、昨今の原油安は「非常に助かっている。」(会社談)

大体、こういうことが、会社に電話して、いろいろ質問する中で判明したわけだが、それ以前に事前調査していたからこそ聞き出せたとも言える。

タカチホは2015年3月期、0.9億円の経常利益を見込んでいたが、結果は0.59億円の赤字だった。2015年1集の四季報には「温浴も燃料高が痛手。」とある。

それでは、この現在の超原油安で、どの程度、タカチホは潤うのだろうか。
こうした質問をしても、まずお答えいただけないのが通り相場なので、独断と偏見で、試算してみた。これが妥当かどうかに、責任は当然持てない。ただ、株式投資というのは、こういうことをして、ある程度リスクも覚悟して、己の見方で投資するものとも言える。少なくとも、私はそういうやり方で長年やってきたわけである。

WTI原油価格の推移
2015年3月期(2014年4月~15年3月)=平均80.5ドル(1バレル)
2016年3月期(2015年4月~16年3月)=平均44.3ドル(1バレル)
注=平均価格は各月の月次の価格を合計、12で割って鎌倉雄介が独自算出。2016年1月~3月は現在の30.5ドル程度を踏まえ31ドルで計算。

つまり、原油価格はタカチホの場合、前期に比べ今期は45%の値下がり(80.5ドル→44.3ドル)になっているということである。
注=タカチホの使う重油とWTI原油の価格が同一の価格変動でないであろうことは論を待たないが、問題視するようなことではなかろう。
問題は、同社の温浴施設で使う原油代=燃料費が総額でいくらかである。
以下の試算は異論続出となるかもしれないが、あくまで独断による試算である。
温浴施設の年間売り上げは18.6億円程度。
この1割なら1.86億円である。この辺を基準に、45%の値下がりによるコストダウン分を出してみる。
①1億円なら4500万円
②2億円なら9000万円
③2.5億円なら1億1250万円
まあざっと0.5億円~1億円程度のコストダウンになるのでは、というのが大雑把すぎるという批判は甘んじて受けるが、私の考えである。
同社の今期予想経常利益は
会社予想 =1.0億円
四季報予想=1.4億円
である。これに0.5億円~1億円程度がオンするのではないかということである。
上半期業績が会社予想を大幅に上回った(にもかかわらず会社は通期予想を据え置いている)ことから、通期では原油安を考慮せずとも四季報予想の1.4億円は最低ラインと考えていいだろう。

結局、私の予想は、今期の経常利益は2億円~2.5億円となる。
もちろん、いつも言っていることだが、こうした予想には思わぬ落とし穴があることも多い。だから盲信されても困るが、さりとて、この予想は、それなりの根拠に基づいた数字である。

【1株利益とPER】
経常利益が2.0億円の場合=実質1株利益19.2円、実質PER15.6倍
経常利益が2.5億円の場合=実質1株利益24.0円、実質PER12.5倍

1月26日 23時07分記

円安、原油高を受けて、現在日経平均先物・大証夜間は221円高である。
25日は期待通り、小型株中心に大きく上げた。日経平均の上昇率は0.9%にとどまったが、2部は1.7%、JQ1.9%、マザーズは2.8%だった。

そうした中、「内需の業績上方修正期待銘柄」として挙げた7銘柄は、GFC以外は5%前後の大幅高となった。

2152 幼児活動研究会  905△ 45  +5.2%
2222 寿スピリッツ     4870△270 +5.9%
4687 TDCソフトウェア  1287△ 44  +3.5%
7520 エコス(推)     1373△ 81  +6.3%
7559 GFC         1287△ 12  +0.9% 
7865 ピープル      2449△126  +5.4%
8225 タカチホ(推)     287△ 11  +4.0%

当道場銘柄ではないが、ハンズマン3410△195、ハイディ日高3780△155、メニコン3940△160、ヤオコー4905△250など、今期予想実質PERが20倍強から40倍弱という割高銘柄の動きがいい。勝ち馬に乗ろうという相場とも言えよう。

ただ、こういう割高銘柄は、早晩、それなりに下げることが多い。
2015年4.08日付けで寿スピリッツを推奨した時、比較した製菓3社の株価は、その時から今日(2016年1.25日)で、以下のように様変わりとなった。他の2社の半分程度の株価だった寿スが、完全に最も高株価になったわけである。

寿スピリッツ 2619円→4870円
カルビー   5510円→4735円
亀田製菓   5030円→4665円

確か、推奨時、寿スの実質予想PERは他の2社の半分以下だった。それが現時点で、3社の実質予想PERはほぼ同じくらいであろう。

エコス(推)の今期予想PERは名目でも11.3倍、実質なら8.3倍である。これは四季報予想で、私の予想(これは確かな裏打ちがある=これについては後日詳述の予定)数字を使えば実質で7.4倍に低下する。
これに対し、ヤオコーは名目で20.6倍、実質なら22.7倍である。企業規模等の違いはあるにせよ、これだけの天文学的差があっていいはずがない。寿ス同様、エコスがじりじり差を詰めていくであろう。

タカチホ(推)の動きが完全に良くなってきた。
気付いている人はほとんどいないようだが、同社には、かなり大きな好材料が3つもある。これについても後日詳しく書くが、とりあえず、ここに来ての原油価格の大幅安が大きな好材料の一つだということだけ言っておこう。

1月25日 11時32分記

22日の日経平均941円高で、アメリカ(NYダウ)と日本(日経平均)の昨年末からの下落率は、次のようになった。

アメリカ=17424ドル→16094ドル  - 7.6%
日本  =19034円 →16959円   -10.9%

22日の日本市場終了後の欧米各国株が大幅高、円相場も1ドル118.78円と1円強の円安、WTI原油先物も32.25ドルと2.72ドルの大幅高となっている。
こうしたことを受けてCME日経平均先物は17260円と301円高で終えている。NYダウと同率の下げとすると、日経平均は17582円になるわけだが、そこまでは行き過ぎとみる向きも多かろう。17260円というのは、とりあえず、日本株下げ過ぎの修正高としては、ほぼ妥当な水準とみていいかもしれない。

問題はこの後である。
まず1.26日~27日にFRBのFOMCがある。そのあと、28日~29日に日銀の金融政策決定会合がある。ここでの議論の内容、打ち出される政策いかんで、相場はまた揺さぶられるかもしれない。

とりあえずは、なお慎重姿勢は維持しつつ、ポートフォリオを、今の地合いにあったものに組み替えていくのがいいだろう。
基本的に、やはり新興国経済の不安は続くので、輸出関連や海運(24日付け日経朝刊で郵船の業績悪化見通しが報じられた)、資源等は、基本的に投資対象から外すところだ。

年初からの下げでは、まさに味噌も〇そも売られたわけだが、逆に言えば、いっしょくたに売られた好業績内需株は、ここは狙い目だろう。

当道場銘柄で今期業績が上方修正(会社計画や四季報予想を上回って着地する可能性が大)されそうな銘柄を、改めて慎重に精査した。

2152 幼児活動研究会
2222 寿スピリッツ
4687 TDCソフトウェア
7520 エコス(推)
7559 GFC
7865 ピープル
8225 タカチホ(推)

である。
なお、S Foods、古野電気(推)は、すでに好決算を発表済み(上方修正はせず)だ。
表には載せなかったが、アトラは2015年12月期決算を2.05日に発表予定、2016年12月期予想がどうなるかが注目点。

注=「上方修正」とは、必ずしも、会社による通期業績の増額を意味しない。第3四半期決算が前年同期を大きく上回り通期業績も上方修正必至とみられるが会社は通期は据え置きといったケースも含む。最近はよほどのことがないとどんなにいい決算でも通期予想は変更せずという企業がほとんどである。

これら銘柄の今期の経常利益(単位=100万円)は、どうなりそうか、会社計画、四季報予想と比べる形で、私の予想を以下に示す。

                   会社予想  四季報予想   鎌倉雄介予想
2152 幼児活動研究会     805     900         910
2222 寿スピリッツ       2700    2700        2900
4687 TDCソフトウェア    1300    1500        1500
7520 エコス(推)        2450    2600        2950
7559 GFC            700     870         890
7865 ピープル         582     630         650
8225 タカチホ(推)      100     140         170

これら銘柄のうち、いくつかはいろいろ調査を進めており、新規の材料等、今後の株価について強気になれる材料を得ている。今後、タイミングを見ながら公表する予定である。
読者諸氏は、今後、銘柄入れ替えをする場合は、基本的に売るのはこれら銘柄を除外する(あるいは最後の最後にする)のがいいだろう。もちろん、納得がいくなら、上記数字をにらみながら、買うという選択もあっていい。

1月24日 23時00分記
22日の相場は日経平均で941円高の猛反発となった。「400円高以上を期待」と書いたが、本音は500円~600円高だったわけだが、あの後NYダウはさらに上げ幅拡大、ECBのドラギ総裁発言(3月の追加緩和の可能性示唆)等も加わって、このような上げ幅になったわけである。
その後の22日の欧米各国株も大幅高、為替、原油もいい方向ということで、ひとまず、週明けの日本株も期待できそうだ。

今回の想定外の大幅安で感じたことを、簡単に書いておこう。

私は、信用取引で目一杯やって来た。もともとの資金が乏しかったこともある。さらに昔は原則1000株単位なので、100万円程度以下の元手では、思うように買いたい銘柄が買えないということも、ままあった。
まあいずれにせよ、そうやって、紆余曲折はあっても、それなりの結果を出したわけである。
バブル崩壊は過去の経験の通じない永遠に続くかのような下落相場だった。
また一からの出直しである。
それでも、基本、私は目一杯(委託保証金率30%強から34%くらい)やって来た。不遜ながら、自らへの信頼=自信とせっかちな性分とからである。
それと、暴落があっても10%安位を覚悟しておけばいい、なんとかなるという経験上の数字があったからである。もちろん、10%を超える場合もあるが、それは多少は保有する預貯金と、下げ過程で保有株(主に信用の建て株)をある程度売却することで何とかなる。

ところが、最近は、この10%安覚悟では、まったく安心できない、通用しない事態が、時々起きるようになって来た。暴落2連発とかそれ+アルファで20%以上安(日経平均というより自分の資産内容)が、そう珍しくもなく起きるようになって来たのである。
そこで、私は数年前からは委託保証金率を以前より高めにし、数か月前くらいからは40%以上に保つことを原則にするようにしている。

今回の暴落の前もそうしていた。そして一体、日経平均が下がると委託保証金率はどのくらい下がるものかチェックした(以前もやったことがあるが、もう少し厳密にやったのである)。そうすると、大体、600円下がると6%(精確には6ポイント)前後低下するようだった。現物株もある程度保有しているとか、委託保証金率が40%強だった時のこととかの条件下である。
つまり、600円安2連発となると、40%強あっても30%割れ(新規買いができなくなる)になるということである。
30%強でやっていたら、一気に20%前後まで急低下、追い証(20%割れで)になりかねないわけである。

以上はメインのネット証券の口座の話である。

対面営業、この言葉にはどうしても違和感を覚えるので、今後は伝統証券(アナログ証券とか非ネット証券とかも考えたが、これはややネガティブな語感なのでやめた)と言うことにしよう。
伝統証券Aの方は、旗艦のネット証券が行き詰まるとどうしようもないので、そちら優先の対応になってしまうため、委託保証金率はもともと低かったこともあって、1.22日、立ち合い開始前段階で23.5%の体たらく。「30%回復には955万円のご入金が必要です。」とのこと。無い袖振れずで「あ、そう。」で済ます。私のブログをご覧になっていて、今日は上がるんでしょうが、それでも(30%は)とても無理で(もごもご)」とおっしゃる。ところが終わってみれば29.9%。さらに預り金に50万円キープしておいたので、これを振れば30%回復で、月曜、新規に建てる(信用で買う)のも可能と仰る。「そうじゃろう、そうじゃろう。」
伝統証券Bは遅れていてリアルタイムの委託保証金率が出ないが、前日24.5%くらいだったはずだから急伸のアトラの比率が高いこともあり、31%以上には回復していよう。

なおネット証券の方は40.67%が46.83%にアップしていた。

私の場合のことだが、株価が下がり、自分の資産が減るのは、そうショックなことではない。勝負ごとに付き物であり栄枯盛衰は世の習いと思うからである。ただ、お金が足りない、金策に駆けずり回らなくてはならないというのは、ものすごく辛い。これを東北大震災の時、いやと言うほど味わわされたので、今の「堅実な」私がいるわけである。
まあ私のような方はほとんどいらっしゃらないだろうが、多少なりと参考になれば幸いである。

それはそうと、22日の暴騰で、信用取引で大ダメージを受けていた方の委託保証金率は大幅回復、買い余力も大幅に発生しているはずである。2部やJQの22日の値上がり率は1部に比べ半分程度だったわけだが、順調に行けば、今後徐々に追いつくであろう。

1月23日 23時25分記
バブル崩壊後の長期下落とリーマンショック(あるいは東北大震災)後の急落を合わせて短期間に凝縮したような、とんでもない相場が、なお続く。
21日は為替、原油、上海株そろってまずまずなこともあって日経平均は高く始まり、一時は318円高まであったのだが、なんとまさに20日の悪夢の再現で終値は16017▼399の安値引け。

日本株だけ極端に弱いわけだが、昨年末値と1.21日の終値を比較した日本(日経平均)とアメリカ(NYダウ)の下落率を出してみた。NYダウの1.21日の値段は現在値で計算。

アメリカ=17424ドル→15854ドル  - 9.0%
日本  =19034円 →16017円   -15.9%

日本がアメリカと同率の下落だったら、日経平均は17321円になる。

日経平均先物は、相変わらず、激しい乱高下となっている。
いきなり15900円くらいまで急落、その後11時くらいであろうか230円高とかあったのだが、その10分余り後にはマイナスに転落、今はまた233円高である。まさに下駄をはくまで分からない。

ただ、ヨーロッパ主要国の株価はそろって上昇(特にドイツは1.02%も上げている)、NYダウも高い(現在は100ドル高)と、日本と比べると段違いに強い。これで22日も日本だけ下げたりしたら、いくらなんでも説明できないだろう。

また読者の方によると
>騰落レシオ53.1%になりましたね。騰落レシオの最低値は2008年1月の52.8%で、リーマンショック時54.4%らしいですが(後略)
ということで、今度こそ(少なくともいったんは)底入れとなる可能性がかなりの確率でありそうだ。

今夜こそ、これからとんでもないどんでん返しがないことを願って、明日は日経平均400円高以上を期待しよう。

1月22日 0時17分記
 
19日のNYダウは、引けにかけ上げ幅を縮小、28ドル高だったわけだが、世界最弱の日本株(日経平均)は小安く始まり、じりじり下げ幅を拡大していった。それでもまだ前場は良かったのだが、後場に入ってからは、暴落街道まっしぐら。
結局終値は16416▼632と本年最大の下げ幅。昨年来安値を更新、1年3ヵ月ぶりの安値となったわけである。

この後が、またすごい。
日経平均先物・大証夜間は、あっという間に356円安の16060円を付けた(最安値がいくらだったかは不明)。為替も一時1ドル115円台まで一気に大幅円高に。追い打ちをかけるように原油相場(WTI原油先物)28ドル割れ。
その後、これらがすべて、ぐんぐん好転、日経平均先物・大証夜間は46円安(最高値がいくらだったかは不明)となり、喜んでいたら、その後また暗転。現時点で206円安である。

ここまで日本株が売られる合理的理由は見つからない。
ただ、原油相場安や中国経済への懸念で、円相場が一気に大きく円高になり、今後、日本企業の減額修正が、輸出企業中心に続出となろう。これを織り込んでいるのが、今の相場だとは言えよう。

これまでの動きを見ている限り、なお底値は見えていない。ダブルボトムとなる16900円程度で底入れかというシナリオは完全に崩壊した。次は大した意味はないわけだが16500円が言われたわけだが、これも20日に早くも崩壊しかかっている。ならばと16000円とかいう声もあろうが、意味のないことおびただしい。外部環境次第であり、予見を持たず臨機応変、対応していくしかない。
めったに起きないようなことが、今現実に起きているわけで、最悪の展開も想定、先手先手と行くようにしたい。もちろん、持ち高は極力少なくしておきたい。

一つだけ今の相場で知っておくといいことを書いておこう。
本当はもっと前に書くべきだったのだが、日々のことを書くのに追われ、書き忘れていた。

朝方高くても、それが保つ、あるいはさらに大きく上がることはほぼない。このため、地合いが悪い時(ほぼ毎日そうなわけだが)、朝方、大きく上げて始まるような場合、あるいは独り異常に強いような場合、ある程度売っておくのがいいことが大半だということである。
私は20日、アトラが朝方の気配がやけに高いので、何本か売り指し値を出した。そうしたら1120△90で始まったので、少し売れた。終値は998▼32。
また、サカイ引越センターは、後場ほとんどの銘柄が下げる中、なおわずかながらプラスで推移していたので3000円~3015円で残り少ない持ち株の半分近くを売った。終値は2969▼24。
もちろん、これはうまくいった比較的珍しい例だ。ただ、これまでの値動きから発見した法則をうまく生かすことも結構できるということである。

朝、NYダウ、CME日経平均先物、原油相場、円の対ドル相場等がどうなっているか。しっかりチェックし、うまく対処されたい。

1月21日 0時29分記