【四季報発売前情報の影響】

四季報(会社情報も)が12.14日(月)に発売される。
しかし、これまでにも書いて来たように、東洋経済では四季報オンライン、『臨時増刊・別冊会社四季報速報』(11.30日発売)、四季報速報(マーケットスピード等で間もなく日々数十銘柄)等で、五月雨式に情報を出している。
細かいことは省略するが、これを逐一追うのは、大変な労力を要するうえ、それなりの技術・見方も要するので、現在、情報がどの程度、一般に知られているのかさえ、正確に把握するのは難しい。

読者諸氏には、とりあえず、こういう状況をおおまかでも頭に入れておいて欲しく、書くわけである。すでに、その影響が現実に株価に表れているのである。

1、2、例を挙げよう。

タキヒヨー(かつて取り上げた)の株価は11.13日以降26日まで9立会日連続高し486円になった。四季報オンラインで今来期の予想経常利益を、28.5億円、31.5億円からそれぞれ30.5億円、33.5億円に引き上げた(ただし引き上げたのは11.24日)。これが影響している可能性が十分ある。

ピープルは11.16日以降、ほぼ連日上げ27日は2800△70で11.13日(金)比468円も上げた。ここも四季報オンラインが今期の配当予想を86~87円から96円に引き上げている(11.20日)。
ちなみに私は100~120円もありえると予想している(10.21日の稿参照)。

【相場見通し】
27日のNYダウ、ナスダックはともにわずかな下落、CME日経平均先物も27日の日経平均終値比で6円高と、まあ全てほとんど動きなしの状況だ。
これは当道場銘柄には望ましい環境だ。大体当道場銘柄は、アメリカ株大幅高→日経平均急騰(主力株中心)のパターンに弱く、逆にこの逆で日経平均暴落には比較的抵抗力がある。そして、今回のようなアメリカ株が横ばいとか小幅安では、それなりにいい値動きになるケースが多いからだ。

というわけで、順調な値動きを期待しよう。寿スピリッツも、前日一時7000円大台乗せを果たしたサカイ同様、5000円大台乗せを果たした。この2銘柄は、どこまで上げるのか読み難いが、好業績、好取り組みを背景にじりじり上げているだけに、なお上を目指しそうだ。特にサカイの場合、四季報オンラインでは増額して、経常利益は今期78億円、来期82億円予想で、来期の実質1株利益は466.3円(12月末の分割は考慮せず)になる。時価の6970円はPER14.9倍ということになり、なお割安感が漂う。とりあえず7400円以上はあるとみて対処。

OATアグリオについても、来期予想経常利益は11.5億円→12.7億円に増額の方向であり、実質1株利益は143.8円。時価の1730円はPER12.0倍に過ぎない。2000円大台乗せがあってもおかしくない。あわよくば上場来高値2312.5円挑戦も。
ピープルも前述のことから3000円大台乗せの可能性が十分あろう。

WDI、アークランドサービス、ゼンショーHDの「レストラン、外食銘柄」は、27日、下げたわけだが、これは単なる一服とみてよく、ここから面白いだろう。月次の数字からして、いずれも上方修正含みであり、相場の流れからしても、今後徐々に人気化するのではないか。ダイナック、東和フードサービスも同様である。

シーマ(推)は、実は四季報オンラインは変更がない!
しかし、これは怠慢以外の何物でもないだろう。2015年9月期はすでに数字が確定しているのに、経常利益で言えば以前の3.4億円(実際は7.28億円だった)が、依然そのまま掲載されている。2016年3月期、17年3月期予想もそのままだ。適時開示情報(TDnet)として決算短信が見られるようにはなっている。
人手不足で、こういうマイナー銘柄にまで手が回らないのではというのが、私の読みだ。月額1080円だかを払っている者として、もう少し何とかすべきではないかと言っておきたい(ぐっと言葉を抑制しておりまする)。

エコス(推)は経常利益は今期・来期25.0億円・26.0億円をそれぞれ26.0億円・27.0億円に上方修正しているわけだが、これなども中間期の数字をきちんと分析すればこんな小幅な修正にはならないだろう。いずれシーマの中間期の数字同様、読みが大きく外れるとみる。

というわけで、シーマ、エコスは強気でよい。

11月29日 23時03分記
27日の相場は、期待通り、当道場銘柄は、軒並み大幅高となった。
シーマ(推)は41△3の高値引け。エコス(推)もなんとか1726△23と反発。1700円が安値となった可能性が強まった。
アトラも反発。
サカイ引越はついに7000円大台に乗せ終値は6950△20。寿スピリッツは4930△65だが、こちらは5000円大台替わりを狙う。
OATアグリオは1780円まであって1736△103。ピープルも2750円まであって2730△115。
やはり動きのいい銘柄に早く乗るのが良いという値動きだ。

ただ、業績悪その他の理由で売り込まれた銘柄群も、ここ次々出直り色を強めつつある。
Gunosy、スターティア(推)、内外トランスライン(推)、アジア航測などだが、さらにここに来てIRJなども続き、26日は田岡化学が、後場急に動意付き336△16と急伸した。安藤・間、東急建設もめずらしくそろって反発したのも、この流れの中にあるのかもしれない。
こうした銘柄をお持ちの方(私はある程度は保有している銘柄が多い)は、値動きを見ながら売り上がるのがいいだろう。

「レストラン、外食銘柄」は、26日も絶好調だった。
WDI1728△68、アークランドサービス5370△20、ゼンショーHD1509△7。ダイナックのみ引け間際に売られ1752▼36だった。
この他でもクリレス3280△100、物語コーポレーション5190△200、東和フードサービス2006△21など、軒並み大きく上げている。この流れに乗らない手はないだろう。

日経平均2万円乗せの勢いで、堅調な相場が続いているわけだが、とりあえず強気継続でいいだろう。ただ、大きく吹き上げたような場合、ある程度は売っておく慎重さも必要だろう。

シーマと同業のサハダイヤモンドの26日の値動きをご存知だろうか。4本値を書いておこう。

19円、20円、1円、5円 である。
終値は5▼14のわけだが、
PTSの最終値は11.2△6.2

これじゃあ、ストップ安(高)制度も意味がない。いずれにせよ、これが相場である。心して取り組みたい。

11月27日 0時47分記
私の運用状況は、11月に入って好調で、17日には、この分では、近いうちに、年初来高値更新も、と秘かに期待したくらいだった。ところが、18日以降、日経平均等がそこそこ堅調な中、逆に25日まで5立会日連続安となり、年初来高値もやや霞んで来た。
保有銘柄は上げたものも多いのだが、主力中の主力のエコス(推)、シーマ(推)がかなり下げたことが、こうなった原因だ。

こういうことを書くのは、自身のことを言いたいのではなく、先行きを読むうえで重要な判断材料になると考えたからである。

①連続安(日経平均等よりむしろ、個別銘柄や自身の資産の騰落)は相場反転の判断に役立つことが結構ある。
②ぴったりの値段で大底を打つことが結構多い。

①はすでに書いたとおりなので、次に②について書こう。
Gunosyは急落したわけだが11.05日、700円ぴったりを付け、私はここで底入れかと書いた。実際、この700円が大底となり、その後は急速に戻し、25日は850円まであって終値は841円。
スターティアは11.13日(金)、16日(月)と2日連続で600円ぴったりを付け、反転。ここ順調に戻し20日には649円まであり、25日は644△6。
エコスに同じことが起きるかもしれないので、過去の2例を延々書いたのである。
エコスは11.13日に1869円の年初来高値を付けたわけだが、16日以降は下落基調にある。そして25日は1700円ぴったりを付け終値は1703▼43。

さらに、シーマも18日以降、変わらずを挟んで4日連続安で38円となり、業績も考えると、ほぼ下値限界と言っていい水準に達した。

以上のようなことを総合判断して、26日以降、私の運用状況、ひいては当道場銘柄の値動きは、好転するのではないかという結論に達したわけである。もとより、外部環境等、種々のことに影響されるので、安易に決めつけてはいけないが、かなりの確率で、上記のようなことが期待できよう。

というわけで、まずは超割安エコスの反騰に期待。時価は新規買いもいいだろう。
シーマも、ここで弱気になる理由は全くない。下がると、いろいろ雑音が多くなるが惑わされず反騰を待とう。

「レストラン、外食銘柄」は、総じて動きが良く、今後も期待できそうだ。
ダイナックは6.02日に付けた年初来高値1780円を一気に更新、1790円まであって1788△45。
WDIも1660△3と続伸した。
アークランドサービスは5350△110。
ゼンショーは3連騰の疲れからか1502▼23と反落。
この中では、特にWDIに期待している。今期業績の大上方修正が必至なのと、1900円(年初来高値)という絶好の目標があるからだ。エコス、シーマに次ぐポートフォリオの中核銘柄にしたくらいである。
またアークランドサービスも高値6710円から大幅に調整して出直って来たばかりなので、値幅取り銘柄として面白そうだ。

SBS、サカイ引越は引け新値、ピープルは年初来高値更新だが、こういう動きのいい銘柄は寿スピリッツも含め持続でいいだろう。
この他、アトラ、OATアグリオ、古野電気も期待できよう。

注=OATアグリオは立会外分売を26日に実施する。
東証1部昇格の要件である株主数の充足を図るためである(会社IRより)。1人100株、分売株数2万株だから、株主は200人増加する。現在の株主数は2103名、+200名で2303名。1部指定基準は2200名なので達成、103名の余裕も生まれるということである。
こうしたことはかなり知られていることだろうが、意外に知られていないのは、同社は「東京証券取引所市場第一部への一部指定を申請しております。」(11.25日の同社IR)ということ。
もう現実に申請済みであって、ただ目指しているのとは違うのである。この辺のことは、分売発表が決算発表と重なって、必ずしも株価に充分は織り込まれていない可能性がある。

11月26日 0時38分記
24日の相場は、主力株は一服気味で、中小型株中心に上げた。大型株指数のみマイナスで中型株、小型株はプラスだった。また2部、JQの上昇率は日経平均やTOPIXを上回った。マザーズはバイオ関連中心に上げ上昇率は2.1%に達した。マザーズ指数はなお昨年末値を大きく下回っており、水準訂正の動きである。

寿スピリッツは4955△240と急伸、年初来高値を更新した。ピープルも2597△105と年初来高値更新。Hamee、OATアグリオ、古野電気(推)、サカイ引越センターなども高かった。
一方、アトラ、エコス(推)、シーマ(推)など、ここ大きく上げた銘柄には下げるものが多かった。

前稿で注目として挙げたレストラン、外食銘柄の終値は次の通り。

2675 ダイナック 1743△17
3068 WDI 1657△69
3085 アークランドサービス 5240△90
7550 ゼンショーHD 1525△39

全て終値は始値よりも高かったので、買った方は含み益状態ということになる。物色の流れが、中小型に、また内需好業績銘柄に向かいそうなこともあり、これら銘柄は、なお期待できそうだ。

アトラは1432▼72と大幅安となった。これは25日の立会外分売(24日は分売価格決定日だった)が、影響しているとみていいだろう。逆に言えば、これを無事通過すれば、いよいよ1部移行(このための分売と会社も言っている)への期待が高まり、株価に好影響が出て来よう。
なお「ほねつぎチェーン」は新規オープンの発表が長らくなくてやきもきさせられたわけだが、ついに朗報が。
24日(恐らく引け後)、一気に3店の新規オープンが発表されたのだ。これで今期の出店は累計で24店、目標の25店にあと1店になった。あと1、2店のオープン発表もあるかもしれない。
それより注目すべきは、それまでの月1~2店オープンのペースが、10月以降4、4、3+αと、月4店オープンペースに大幅に上がっていることだ。この分では来年は4×12(ヵ月)で48店オープンもありえそうな勢いだ。
来年以降の出店目標は年30店超だから、大幅に上回ることになろう。つまり、来期の業績は驚異的な増益が期待できそうなわけである。こうした明るい展望を視野に入れると、時価はあまりに評価不足ということになろう。
PERが割高と言う方がいるが、それはこういう業績の急向上を理解していないからであって実態が分かれば、そういう発言は出て来ないのである。

11月25日 0時24分記
アメリカは利上げの方向が一段と明確になりつつあり、これはまた好材料と受け止められるようになっている。
こうした状況下、ここアメリカ株は堅調に推移、日本株もそれ以上くらいに堅調なわけである。

それなりに強気で押していいと考えるわけだが、何を買うかは、迷うところだ。
流れとしては、やや主力大型株の動きがいい。
これまでの値動きを振り返ってみよう。
注=6.24日は日経平均が年初来高値を、7.21日は日経JQ平均が年初来高値を付けた日。
         
           ①6.24日   ②7.21日    ③11.20日   ③の①に対する比率  ③の②に対する比率 
日経平均     20868円     20842円     19880円         95.3%          95.4%
日経JQ平均    2780        2848       2617           94.1%          91.9%

          ①昨年大納会  ②年初来高値  ③11.20日   ②の①に対する比率  ③の①に対する比率 
日経平均     17451円     20868円     19880円       119.6%         113.9 %
日経JQ平均    2364        2848       2617         120.5%         110.7%

2つの表のうち、上表で分かるように、年初来高値を付け下落してからの値動き(=戻り)は、予想通り日経平均の方がいい。

下表からは、それぞれが大納会日、年初来高値まで何%上げたか、現在昨年末比何%上にあるかをみたものである。
年初来高値までの上昇率では、JQ平均の方が大きかったが、現在は、上表同様、日経平均の方が上だ。

結局、上昇力的にはJQ平均も負けていないが、時価は、どの指標を見てもJQ平均は日経平均を下回っているということである。
ここから、どういう結論、予想を導き出すかだが、私としては、JQ平均が出遅れているとみたい。
実際、日経平均には、多少過熱感も出始めており(騰落指数)、この面からも過熱感はなく出遅れ感のあるJQ等、中小型株の方が狙い目だろう。

古野電気(推)の動きが良くなって来たようにも見える。
20日の出来高は前場の23700株に対し後場は118100株と急増(19日は1日計で80000株)した。
ここ、久しぶりにZMP関連銘柄がにぎわっている。ZMPの株式分割が11.13日付け官報に出たことがきっかけのようだ。アイサンテクノロジー、日本電計、アートスパーク等が人気化している。この人気が波及した可能性がある。
古野電気は、ドローン関連であるとともにZMP=自動運転関連でもある。本命ではないが、「世界最小の高精度マルチ多周波全地球測位システム、チップ及びモジュール」、「自立航法マルチGNSS受信モジュール」等の技術を有し、ドローン、自動運転に絡んで来るのは必至のようなのだ。
PER的にも割安、相場は若い、業績は上方修正含みとあっては、ここから期待できそうだ。

アトラは1504△51と終値としては戻り高値を更新。7.10日に付けた1630円に挑戦する場面が近々あるかもしれない。うまく対処されたい。

シーマ(推)については19日付け(2本ある)で2回にわたって言及している。それに変更はない。おかしなコメントに当惑する。

【レストラン、外食に注目】

ここインバウンド関連が見直されているように感じられるが、レストラン、外食企業の多くは、月次売り上げが好調でインバウンド関連でもあるので、狙って面白そうだ。注目銘柄を挙げておこう。

2675 ダイナック 1726▼20 サントリー外食事業の中核企業。
3068 WDI 1588▼63 ウルフギャング・ステーキハウスが絶好調。
3085 アークランドサービス 5150△80 かつ丼の「かつや」運営。1-9月期決算好調。
7550 ゼンショーHD 1486△14 「すき家」運営。「はま寿司」好調。9月中間期決算絶好調。

11月24日 0時21分記

私にしては珍しく2日半も家を空け、先ほど帰宅。
過酷な労働もあったせいか、頭脳が異常をきたし、明日は株だ!とすっかり思い込み、株日記を書き出したのだが、日にちがどうもおかしい。それでようやく、今日は日曜日、明日はまだ休みというショッキングな状況に思い至った。

それで、株日記を中断、とりとめのない話を久しぶりに書くことにした。

【メタセコイア】

21日は道志に行く途中、愛川ふれあいの村(神奈川県愛川町)に行った。メタセコイアの黄葉を見たかったのだ。ここにはメタセコイアのちょっとした並木があり、1ヵ月ほど前、たまたま立ち寄って、その雄姿に感激したのだ。それで、その時ふと思い出した。1年くらいも前、数10センチの木を買ったのだが、あれがメタセコイアではなかったか!タグを調べると、まさしくそうだった。これは秋に葉が枯れ落ちたので、てっきり枯れたと思い落胆していたのだが(実際ある知人は、この木ずくずく大きくなるのよね、結局枯らしちゃったと言っていた)、万が一を思い(軽々に断定しないというのは我が処世訓でもある)、水やりはある程度気にして行なっていた。そうしたら春また葉を出したのには驚かされた。知人はこれに騙されたのだろう。

メタセコイアはヒノキ科(またはスギ科)であり、1939年、三木茂博士により、新生代第三紀層で発見され、41年「メタセコイア」と命名されたわけだが、「メタ」は「変わった」という意味だという。「セコイアは常緑種だが、メタセコイアは落葉樹と推定した」(三木博士)というから、私が常緑と思っていてもおかしくないわけだ。
その後、現存することが確認され「生きている化石」と呼ばれたりするわけである。ムカシトンボ、カブトガニ、大賀ハス・・・・

メタセコイアの並木というのは、結構有名のようで、人気もあり、「メタセコイア並木の画像(166000件)」とネットにあり、自らの無知を恥じたことだった。
一番のメタセコイア並木は滋賀県高津市マキノ町にあるものらしい。2.5キロメートルもあるというから往復すると1時間もかかることになる。画像を見ると確かに素晴らしい。来年は行ってみたいと思ったことである。
それはそうと、うちのメタセコイア、そんなに大きく(40~50m)なってはと、道志に持って行って植えたのだが、うっかりしたことにすぐ下がコンクリートになってしまうところに植えてしまった。早く別のところに植えて勇姿を見てみたいものだ。

【ネルソン・デミルを読む】

道志では里芋を収穫(発酵鶏糞投入が奏功、1株で20個も収穫)、帰宅後味噌汁に入れて食したわけだが、スーパー等で売っている物とは別物の絶品だった。
エアコンの基盤に何とカメムシが入り込み故障(さらに言うならサンヨー製のため部品無し、修理不能と最近判明(デミル風に言えばクソサンヨーめ)。久しぶりに薪ストーブを焚いて暖を取り、ネルソン・デミルの『ナイトフォール』を読んだ。と言っても、もう1ヵ月以上前からなのだが。上巻524ページ、下巻443ページ。
デミルはアメリカの人気作家だが、ウィキペデアには作品名以外ほとんど記述がないというおかしな状況だ。これが例えばみのもんただと延々果てしなく書かれているのだから、いったいどういうことなんだと言いたくもなる。
それはさておき、デミルは私は数年前、『チャーム・スクール』を読んで面白く、以降『ゴールド・コースト』、『プラムアイランド』、『将軍の娘』などを読んだ。

いずれもそれなりに面白かったのだが、今回の『ナイトフォール』は、冗長で、なかなか面白くならない。いっそやめようかと思うのだが、何事も最後まで頑張るというのが私の長所だ。息子に聞かせてあげたい(この2文もデミル風)。

前置きが長くなったが、私がここで書こうとしているのはデミルの小説についてではなく、デミル始め欧米人の著作の長さについてである。
一体全体、どうして彼らのはああも長いのだろう。カストロの演説とかも確か長かったような。
シドニー・シェルダンは世界的ベストセラー作家と言っていいだろう。全作品の売り上げ総数は3億部を超えるという。日本でも大いに売れた。しかし、実は彼の作品は、日本では最初はあまり売れなかった。なんで売れないんだと激怒したのかまでは知らないが、シェルダンは、出版元を名門・早川書房から無名のアカデミー出版に変えた。それからは大ベストセラーになったわけである。
なぜこういうことになったか?
それはアカデミー出版版では、「超訳」と称して、細部の描写等をばさばさカット、筋を素早く追えるようにしたからだと思われる。
これにかみついたのが同じく名門・文芸春秋。確かアメリカのシェルダンの自宅まで記者か誰かが押しかけ、あなたの作品はこのようにずたずたにされてますがいいんですかとお伺いを立てた。そこで返って来た言葉は・・・・
昔読んだ週刊文春の記事を思い出して書いているので、正確でないのはお許しを乞うが、いずれにせよ、シェルダンは赤塚不二夫風に言えば「それでいいのだ」と答え、文春は唖然という結果に。
要するに、原作はなかなか情緒のある文学的作品なのだが超訳では、ただ筋を追うだけのありきたりの表現にされていて、こんなことを知ったらシェルダンは勝手な改ざんは許さんと怒ってくれると文春は思い込んでいたのに見事に裏切られたのである。

P.A.サムエルソンの『経済学』(確か管直人氏が首相在任中、国会の質疑でこれを読んだかと聞かれ、苦笑いしながら始めの方は・・・だかそういった類の返答をした)も、やけに長い。上下計(索引とも)1213ページ。私は有り体に言えば、株に熱中し経済学の専門書はほとんど読んでいないのだが、この本は最後まで読んでいる。大学入学早々で向学心に燃えていたのだろう。その感想は冗長。経済学の入門書として最高の本ということだった(当時)が、質は別として、どうして1213ページも必要なんだ、500ページで書けるんでは、というのが、当時の私の感想だった。

そう言えば、私達が子供時代読んだ『ああ無常(レ・ミゼラブル』」とかなんぞも、激しいダイジェスト版だったりするのであった。

それにしては、小説は日本人のが長いではないかという反論が聞こえて来そうだ。
古くは中里介山の『大菩薩峠』、下っては山岡宗八の『徳川家康』、そして最近では栗本薫の『グイン・サーガ』(一説には世界一長い小説と言う)である。しかし、これはちょっと違うのではないかと思う。短くうまく説明するのは難しいが、長く書こうとすればいくらでも長くできるものが長くなっているだけなのではないかということである(と言っても私は『大菩薩峠』以外は読んでいないのだが)。

なぜ欧米人の著作が長いのかであった。
良くは分からないが、結局体力の差かというのが、今のところの私の暫定的結論である。

11月23日 0時52分記

所用で明日は早起きして朝早くから出かけなくてはならないので、簡単に。

アトラ=激しく乱高下した(4本値は1514円、1563円、1360円、1453円)が、実は夕刊フジに、18日付け(17日発行)、19日付け(18日発行)と2日連続で、株式関係のページで推奨されている。どうも、これが影響しているようだ。いずれにせよ、私の推奨銘柄が推奨時より2倍化以上してから取り上げられるのはよくあることである(パイプドビッツなど)。一息入れて最終章へ?

シーマ(推)=オンライン版の「日経会社情報」で取り上げられたことが材料視されているようで、PTSで大商いになり上げている。現在41.3△1.3。ちょっと下がったからといって、すぐ疑心暗鬼になるのはやめよう。

価値開発=『AJ恩納ビルリゾートホテル』及び『AJ幸喜リゾートホテル』運営受託決定のお知らせ というIR。こちらもPTSで大商いで64円まであって現在63△2。じっくり狙えば報われよう。

古野電気=日経の19日朝刊に、国交省が公共事業で、受注企業にドローン等の利用を義務付ける検討に入ったという記事がある。
>古野電気が誇る、GPS+GLONASS同時受信に対応したDR(Dead Reckoning)/マルチ GNSSモジュール GV-87
同社のHP等を調べれば分かるが、同社の「自動航法マルチGNSS受信モジュール」は自動運転やドローンの心臓部に使われそう(まだ詳細に検討してないので、想像段階)なのだ。
今後、折にふれ、ドローン関連、自動運転関連として評価されるかもしれない。

エコス(推)=売り物を着実にこなす底堅い動きに注目。

11月19日 23時56分記
18日の相場は、日経平均は高寄り後、一時は209円高の19840円まであったが、徐々に上げ幅を縮め、結局19円高だった。主力株高で何とかプラスに持ち込んだという感じで、値下がり銘柄数の方が多かった。
いずれにせよ、フランス同時多発テロ事件にもめげず、世界各国市場とも、底堅い動きだ。中でも日本株の動きがいい。
とりあえず、この動きに乗る所だろう。

最近の相場で特筆すべきは、業績、決算への過剰なまでの反応だろう。

当道場銘柄ではスターティア(推)が、9.28日に808円だったのが10.26日の決算(下方修正)で急落、11.13日には600円まで下げた。ちなみに、Gunosy同様、このぴったりの値段が底値となった。
道場銘柄以外では、とんでもなく下げた銘柄もある。
アイセイ薬局は10.28日に5360円(年初来高値面合わせ)をつけたのだが、10.30日に期待外れの決算発表、11.16日には3340円をつけた。
ジャムコも5270円から3855円まで下げた。
アドベンチャーは1Q決算が前年同期比でやや減益だった程度で、決算翌日の11.16日6190▼1190まで一時急落した。

このように、決算が悪ければもちろん、悪くなくとも期待に届かなかった程度でも大きく売られるケースが多々ある。
逆に文句のない好決算を発表した銘柄は、順調に上げているケースがほとんどだ。
アトラ、エコス(推)、寿スピリッツ、サカイ引越センター、SBS、シーマ(推)、リニカルなどである。
ただ好決算でも田岡化学のように、一時は上げても、じきに人気離散してしまう銘柄もある。東証2部指数がここ軟調だが、まさに東証2部的というか地味な製造業にそういう銘柄が多い。時流に乗る銘柄か、人気は持続しそうかといった視点も重要だと、自戒を込めて言っておこう。

そういうわけで、銘柄選択に当たっては、一段と業績をよくチェックするようにしたい。

アトラが1497円まであって1489△89。大きく上げただけに下げもきつかったが、将来性の高さから、結局、ここまで戻したわけである。3分割前の株価で言えば4491円である。言うまでもないが、私はまだそれなりの株数を保有している。もちろんピーク比では大きく減らしてはいるが、大きく下げた時点では、こんな株価で終わるわけはないという確信があったから売らず、当欄でも強気を書いたわけである。1630円高値更新があるか、ここからどう対処するか、腕の見せ所であり、また迷うところでもある。

シーマ、エコスは言うまでもなく、私は強気である。ただ気の小さい方、堅実派の方は、小まめに少しずつ売るとか、うまく対処されたい。
IBJが3連騰で1580円まであって1470△112。どうもこの銘柄は読みにくい。死んだふりをしていて突然よみがえる。
OATアグリオは好決算発表後上げ続け17日は1644円まであって1636△23。上場直後につけた2312.5円まではなかろうが、まだ大きく上げる可能性もある。売るにしろ、一部は残して最後を見届けたくもある。

NYダウも日経平均先物・大証夜間も高い。このまま行って、19日の相場も堅調な展開になることを期待しよう。

11月19日 0時48分記
17日の相場は、米欧市場が高かったことを受けて幅広く買われ、大幅高となった。

当道場銘柄は引き続き好調を維持。

SBS、サカイ引越センター、ピープル、OATアグリオは年初来高値を更新した。
またアトラは1400△74と戻り高値を更新、7月に付けた1630円高値更新も夢ではなさそうな雰囲気になって来た。
シーマ(推)はもみ合ったが結局43△1と続伸した。エコス(推)、古野電気(推)、寿スピリッツはそろって反発。

いずれにせよ、これまでも書いて来たように、今の相場は、動きのいい銘柄、好業績人気銘柄は順調に値上がりするが、道を踏み外してしまったような銘柄は、復活がきわめて困難だ。もちろん、いつか花実のなるものをと、じっと耐えるという手もなくはないが、最後まで花実がならない恐れもあるし、何より効率が悪過ぎる。
やはり、的確な判断で上がる銘柄を見つけ、資金を集中するのが成功への近道だ。

私は、これまでの記事で分かるように、エコス、シーマを中核に、アトラ、寿スピリッツ、サカイ引越、古野電気、またOATアグリオ、SBS、IBJ、ピープル、Hameeなどを主体に運用している。

シーマはやはりなおかなりの上げ余地を残しているとみるところだろう。
エコスは2000円以上を信じて持続。

11月18日 0時20分記
シーマ、ダイソー、ジャパンパイル、この3社の共通点は?

この問題に即答できる方は、私並みに四季報を読んでいる方、もしくは・・・、いずれにせよ只者ではない。いやそれほどのことでもないか?

シーマは2016年7月、(株)ニューアートに社名変更する。これは読者ならご存知の方も多かろう。
ダイソーは2015年10月、大阪ソーダに社名変更した。
ジャパンパイルは2015年10月、アジアパイルホールディングスに社名変更した。

つまり、答は最近、社名変更する(した)である。
なぜ社名変更したか?

鎌倉雄介が独断と偏見で解説すると

シーマは「シーマ」と言えば日産シーマである。いろいろ不都合があったり嫌な思いもさせられたので、白石社長の鶴の一声で。

ダイソーはもともとは大阪曹達という社名だった。それをダイソーにして今度は大阪ソーダ。なにやってんだと罵声を浴びせられ曹達が、これは会社が悪いんではありませぬ。あの100円ショップの雄、ダイソーが悪いんです。曹達会社が100均会社と間違われて。。。。泣く泣く変えたんじゃよ。

ジャパンパイルは、例のくい打ちデータ改ざん問題発覚で、社名も改ざん、と言うのは悪い冗談ですが、しかしタイミングが凄過ぎますね!10月の何日に社名変更したのか知りませんが、新聞に出たときはジャパンパイル、今はアジアパイル。
社員にしたら「うれしいような怖いような」(ヒット曲の歌詞)。

小生、くい打ちデータ改ざん問題で、遅ればせながら空売りする銘柄はないか調査。くい=パイル業界は

1位=三谷セキサン
2位=ジャパンパイル→アジアパイル
3位=日本コンクリート
?位=トーヨーアサノ

トーヨーアサノがほとんど知られていなくて面白いのだが現物株で空売り不可。やむなく、三谷セキサン、その親会社の三谷商事、日本コンクリートを候補にし、検討。朝方、気配値が大幅安の三谷セキサンはやめ三谷商事も直接の銘柄でないのでやめ、日本コンクリートを空売り。寄り付きの359円~363円までで売れた。終値は329▼53。

シーマ(推)は、前前稿で書き忘れたが、今期業績は再上方修正の可能性がきわめて高い。
「ブライダルジュエリーの販売が特に秋から年末において活発になることに加え、エステ事業についても収益構造が整いつつあり業績が底堅く推移すると思われる」と会社も言っている(決算短信)が、下半期の方が利益は出ると考えられ、経常利益が中間期7.28億円、下半期2.72億円という会社予想は、常識的にはありえない。控え目にみても12億円~15億円程度と予想するのが普通だろう。
時価の42円は、すでに書いたように安過ぎるが、この業績上振れも考慮すれば一段と割安が明確になる。どこで売るかはともかく、理論的にはなお大幅高も十分ありうるとみていいのである。

ISが、ワシントンでテロなどという予告も出したようで、警戒は怠れないが、とりあえずアメリカ株、CME日経平均先物堅調とみて、16日に大きく下げた銘柄も17日は戻すだろう。
特にエコス(推)は1769▼79と大きく下げたが心配無用とみる。私は10円ほど上で少し買い増した。

11月16日 22時52分記

追記=前稿で遅ればせながら、推奨銘柄の古野電気についての推奨理由等を書いています。