相変わらず、非論理的な値動きが続く。
安藤・ハザマは29日付け日経18面に、売り上げが期初想定を下回ったのは「一部の工事で進捗が計画より遅れたため、売上高の計上が後ろ倒しになった。」という解説がある。また11.12日発表予定の9月中間決算で「通期業績も同日に上方修正する公算が大きい。」ともある。これで株価も大幅高と思いきや729△7の小幅高にとどまった。東急建設も好決算発表後ほぼ下げ続け29日は927▼11と下げ止まらない。理由はともかく、動きの悪い銘柄は、このように立ち直るのが至難のわざということだろう。

逆に寿スピリッツ(4235△60)、エコス(推)(1556△13)、SBS(1124△27)など、動きのいい銘柄は順調に上げ続けている。
Hameeは2879△500のストップ高まであった。ただし終値は2540△161。マイナーな小型株は、少し前ストップ高したレントラックスもそうだったが、動きがこのように極端に荒らっぽいので、吹いた所では一部は売っておきたい。

田岡化学が引け後、9月中間決算を発表した。
期待通りの好決算だった。中間期の経常利益は期初予想の4億円に対し5.78億円(前の期比+59.8%)。通期の予想経常利益は10.5億円予想を12.5億円予想に上方修正した。さらに注目すべきは純利益だ。5.0億円予想を5割増の7.5億円に大上方修正したのである。これで経常利益の6割という妥当な比率になった。つまり1株利益は名目=実質となったわけだが、52.3円に急増する。
時価の298円はPER5.7倍ということである。マーケットスピードで見ると、これは東証2部で17位の低さだが、16位までの銘柄はほとんどが経常利益に対し純利益が過大なので、実質PERでは田岡化学はトップクラスの低さである。
PER8倍に買うだけで418円、10倍なら523円である。
なおPTSでは売り物はなく、買いが最高で340円に1000株入っている。

私が田岡化学株に注目したのは「スマホ用光学レンズ向け樹脂製品が好調。」(四季報)ということがきっかけなのだが、それで、「スマホ用光学レンズ向け樹脂製品」について会社にメールで質問した。
早速8.18日付けで、以下のご回答を頂いたので転記しておく。

この度は、弊社にご興味をお持ちいただきましてありがとうございます。
早速ですが、ご質問いただきました件、当期の第1四半期決算短信をご覧
いただくことが可能でしたら、ご参照ください。

本樹脂原料は、弊社のセグメントでは精密化学品部門に属しており、
当セグメントは前年同四半期に比べ1億8千3百万円の増収となっております。
この増収には、他の製品の減収が含まれますので、本樹脂原料の伸長のほどが
お分かりいただけるかと存じます。

また、本樹原料の本格的な販売は5年ほど前から開始されその売上規模は、
現在全体の約20%であり今後も期待しております。

なお、納入先は樹脂製造メーカーであり、当該メーカーが樹脂を製造し、
レンズメーカーに納入するといった商流となっております。
従いまして、みなさんが良くご存じの末端ユーザに納入されているものと
思われますが、弊社では把握しておりません。

以上、簡単ですが、ご回答申し上げます。

****************************************
田岡化学工業株式会社
総務人事室(総務)

10月30日 0時13分記
決算で一体どうなってるんだと叫びたくなるような反応が多発している。
安藤・間建設は14時00分に9月中間決算を発表した。予想通り上方修正だったわけだが、株価は直後に783△15のこの日の高値を付けたものの、すぐに急落、714▼54まであって終値は722▼46。考えてみれば、10.23日、引け後に決算を発表した東急建設も全く同じだった。翌日は18円高と高寄りしたものの53円安まで売られ終値は948▼37。
いろいろ後講釈はあろうが、それにしてもおかしいだろう。

悪い決算で下げ続けているものもある。Gunosy、スタ-ティア(推)、また当道場銘柄以外では京写(9・30日614円高値、翌日減額修正、10.21日395円安値)などである。

投資家軽視ともとられかねない決算の発表方法で、無茶苦茶な値動きになっているものもある。スクロールは10.20日、9月中間期の予想経常利益を5億円→15億円に上方修正したが翌21日は542▼29。27日に中間決算と通期業績予想を発表したが、通期業績予想で経常利益10.0億円を据え置いた(下半期は5億円の赤字になる予想)ため、28日の株価は435▼70。

こういう値動きを見ていると、決算をまたいで保有するのは危なくてしようがないと痛感する。よほど自信があるもの以外は、少なくとも何割かは外しておくところか。

以下の3銘柄(寿スピリッツを含む)、は決算がらみの不安はなく、むしろ今後決算がらみで好材料が期待できよう。

【エコス(推)】
10.07日発表の8月中間期決算予想で経常利益を9.00億円→14.17億円に上方修正した。09日の決算発表では、通期の経常利益予想を据え置いた。ということは下半期の予想経常利益は当初の15.5億円を10.33億円に減額したわけで、これはありえないと、私は書いて来た。
では、実際はどうなるかを分析してみた。過去3期分の経常利益を調べると、2013.2月期は上半期8.07億円、下半期7.44億円、2014.2月期は同8.05億円、同8.02億円、2015年2月期は同11.28億円、同13.1億円である。横ばいか大幅増はあっても急減はないという結果だ。
2016.2月期は上半期14.17億円だから下半期は13.83億円~15.83億円くらいとみるのが穏当だろう。
通期の経常利益は28.0億円~30億円ということである(現時点の会社予想は24.5億円)。
同社は7月に自社株買いで29万株余を取得しているので、これを引いた発行株数は901万株(決算短信でも確認済み)である。
これを使って実質1株利益を計算すると
28.0億円なら1株利益=186.5円(来期予想193.9円)
30.0億円なら1株利益=199.8円(来期予想207.8円)
注=同社は2月決算であり来期が近いので来期4%増益として1株利益を計算したのが来期予想数字。

食品スーパーという業種からして、スクロールのようなことはまずありえない。
業績の大上方修正が必至で、超低PERの株価(1543円)は

28.0億円の場合
PER 9倍で1679円(来期予想なら1745円)
PER10倍で1865円(来期予想なら1939円
30.0億円の場合
PER 9倍で1798円(来期予想なら1870円)
PER10倍で1998円(来期予想なら2078円)

要するに、時価の1543円という株価、実質予想1株利益200円前後からして超割安だということである。

なお寿スピリッツも、上半期の増益分しか通期業績に上乗せしておらず、いずれ通期業績の大幅上方修正は必至だろう。こちらも時価の4175円は4335円の高値更新から一段高とみる。

【アトラ】
同社は27日、1店の新規出店を発表、これで11月の出店は4店になった。
今期(2015年1月~12月)の出店状況を見てみよう。
01月=0
02月=1
03月=1
04月=2
05月=2
06月=2
07月=1
08月=2
09月=2
10月=4
11月=4
12月=?
11月までで21店の出店である。今期目標が25店なので12月も4店で目標達成である。
こう書くと単に予定通りということになるが、6月中間期決算は経常利益が0.55億円予想が1.03億円で着地した。8店の出店でも予想の2倍近い経常利益になったわけである。下半期は17店前後の出店になりそうなわけだが、2.6億円の予想経常利益達成には下半期1.57億円でいい。これは出店店舗数が2倍以上になることから軽く上回るとみていいだろう(もちろん「ほねつぎチェーン」以外の売り上げもあるが、それらはチェーン店の数にほぼ比例するとみていいだろう)。

そして、これ以上に評価すべきなのは、ここ出店数が2ヵ月連続4店にもなったことである。年間なら48店ペースだが、同社の2016年以降の出店目標は年30超である。いかに出店が順調かということである。同社の業績は、今後加速度的に向上することが期待できそうなのだ。
これだけの有望高成長企業の来期予想PERが27.9倍(来期予想経常利益は岩井コスモ証券予想の5.5億円を使用)というのは、あまりに低過ぎる。

10月28日 23時45分記
毎日、日替わりで上げたり下げたり、また物色動向もころころ変わる。打つ手無しと言うところだが、やはり何度も書いているように、大きく上げた局面では、ある程度は売る、業績悪化で売られた場合は持ち高を早めに減らすといった対応が有効だろう。

寿スピリッツは好業績を好感して4315△375まであったのだが終値は4045△105。
IBJも1340△36まであって1268▼36、
アトラも1097△21まであって1074▼2。
内外トランスラインも1169△18まであって1146▼5。

これでは、どこで売ったらいいか判断が難しい。しかし、これが現実の相場なのであり、頭に汗してうまく対応するしかない。

基本的には逆張りではなく、動きのいいものにしつこく乗って行くのがよさそうだ。
寿スピリッツは、やはり4335円の年初来高値を更新する可能性大とみる。
サカイ引越センターも前日に付けた6470円を抜いて一段高とみる。
両銘柄とも、高値圏にあるとはいえ、PERは同業他社に比べ著しく低いことが、そう考える根拠だ。
SBSは上げ下げを繰り返しながら連日のように戻り高値を更新している(27日は1117円と戻り高値更新、終値は1096△15)。8月に付けた1146円の年初来高値更新が有望だろう。

アトラがなんと11月、4店目となる新店開業を発表した。ちょっと分かり難いこともあってか気付いている人は少ないようだ。この意味するところについては、後日分析してみたい。

10時27日 23時12分記
指数を見ていてもよく分からないが、小型株は薄商いのため、ちょっとした売り買いで大きく値が飛び、日々の値動きに一喜一憂していると、大きな動きを見失いかねない。
結局は業績しか頼るものはないと割り切って行こうと思うのだが、前日、好業績を発表した東急建設が一時932▼53まで急落(終値は948▼37)したのには唖然とするばかりだ。
いちいち細かい値動きは書かないが、アトラ、エコス、ピープル等の1日の乱高下もかなりのものだった。結局はいわゆる板の薄さ(こういう表現で良かったが自信がないが・・・)がなせるわざだろう。

しかし、そうした意味不明に近い乱高下で判断を惑わされず、信念を持って、この難しい相場に立ち向かって行くとしよう。

あまりのエネルギー不足に、好材料もほとんど反応がないが、2つ、3つ、好材料がある。

>寿スピリッツ、SBSなども上方修正の発表を期待して持続。

と前稿で書いたわけだが、早速、寿スピリッツが、引け後、今期業績の上方修正を発表した。9月中間期の経常利益予想を7.5億円→13.0億円に増額した。また2016年3月期通期の経常利益についても21.5億円→27.0億円に増額した。
ただ、会社自身書いているように、通期業績予想は中間期の増額分だけ増額したにすぎず、よほどのことがない限り、こんなことはありえないだろう。
中間期と同じく下半期も5.5億円増えるとすれば通期の経常利益は32.5億円
中間期と同じく73%強下半期も増えるとすれば通期の経常利益は37.3億円
34億円とみて実質1株利益を計算すると196.7円。
3940円の時価はPER20.0倍となる。食品株の多くがPER30倍以上に買われている中で、20倍というのは出色の低さだ。とりあえず4335円の年初来高値更新から一段高とみる。

アトラが先日の1店に続き、11月中にもう2店開店することを発表した。計3店である。1店の開業発表後、長く開店発表がなく、心配させてくれたが、これで安心である。

シーマ(推)は引け後、株主優待制度の一部追加を発表した。
>株式会社ニューアート・クレイジー(当社グループ会社)直営店およびオンラインショップにおけるオリジナル・ゴルフ用品購入時20%割引
である。今一つインパクト不足なのは否めないが、傘下にこういう会社を有し(ここのゴルフシャフトの売れ行きも好調の模様)、シーマがスポーツ分野を本腰を入れて強化しようとしているが分かるのは、評価されていい。

10月26日 23時51分記

4113田岡化学(東証2部)が311△24と急伸した。実はこの銘柄、私は9月初めに270円弱平均でそれなりに買ったのだが、動きがなく、半分以上は処分してしまっていた。ところが、ここに来て動きが良くなってきたのと、親会社・住友化学の値動きの良さ等から、ここは買いではと判断、26日に少し買ってみたら、提灯買いも入ってするすると上げてしまった。
一応材料を書いておこう、
①4-6月期の大幅増益から9月中間決算(10.29日発表予定)の上方修正の可能性大
②スマホ向け光学レンズ向け樹脂製品が好調に売り上げを伸ばし今や売り上げの20%にもなる。
PER的に超割安で大化けの夢もあるが、320円高値更新で一息入れる可能性もある。決算が良ければ急伸もあろう。買おうという場合、この辺も念頭に作戦を立てられたい。                                                    

0時10分記
相場は意外な展開になっている。
すなわち、世界各国で景気減速懸念が強まる中で、ECB(ヨーロッパ中銀)のドラギ総裁が12月の理事会で緩和度合いを精査する」と発言=追加緩和を示唆、23日には中国人民銀行が銀行の貸出金利と預金の基準金利をともに0.25%引き下げる緩和策を発表した。アメリカでもゼロ金利解除、利上げ先送りが有力になっている。というわけで、世界的金融緩和基調から金余り相場が期待できそうという雰囲気になリ、各国とも大きく値上がりしたわけである。
言うまでもなく、日本も4-6月期に続き7-9月期もマイナス成長になるのではという予想が強まっており、日銀の追加緩和が期待されている。

要するに、世界的景気悪化で政策対応が具体化、株高という方向になって来たわけだ。とは言え景気悪化で株高が持続するのかという疑問も当然生じよう。強弱感の対立する中、今後の世界経済がどうなるのかを見極めつつ、株価は動くことになる。
極端な強気も極端な弱気も排し、慎重に運用して行くところだろう。

エコス(推)が続伸、10.08日に付けた年初来高値1535円を更新した。一時1490▼34まで急落したが切り返した(終値は1542△18)強さに注目したい。

ピープルは2292円まであって2270△154。7.15日に付けた2162円の年初来高値を大幅に更新した。まだ天井が見えないという感じだ。ここからこそおいしい局面だろうが、それなりにリスクも高まることも覚悟して対処されたい。

23日、14時20分にサカイ引越が9月中間決算を発表した。9月中間期の業績予想=経常利益は(会社発表はなしの模様)会社情報(通期予想は会社発表と同じ)が35.41億円、四季報(通期予想は会社予想を4.7億円上回る75億円)が39.0億円だったが、40.61億円で着地した。通期予想は変更しなかったが(もうこういうのには多くの投資家も慣れっこだろう)、早晩上方修正は必至とみるところだ。77億円前後とみるところだろう。来期81億円とすると実質1株利益は460.8円になる。PER15倍の6910円程度への水準訂正があって当然だろう。
なお株価は決算発表後急伸、年初来高値6270円をを更新した。6410円まであって6350△230。

引け後、スターティアが9月中間決算の下方修正を発表した。通期予想は据え置いた。情報が漏れていたとは言わないが、どう見ても安過ぎる銘柄が下げっぱなしの場合、えてしてこういう結果になる。下方修正で大きく下げるか、ある程度織り込んだ株価とみてさほど下げないか、悪材料出尽くしとみて意外な反応となるか。

建設各社の上方修正が相次いでいる。
それで私は23日、少しだけだが、安藤・間と東急建設を買ってみた。そうしたら、引け後東急建が上方修正を発表した。9月中間期だけでなく通期予想も上方修正、ためにPTSでは大幅高となった。なお14時00分には大成建設も9月中間期業績の上方修正を発表している。
というわけで、26日は安藤・間を狙ってみたい。東急建で独りほくそえんでいるのも申し訳ないので、特別、安藤・間をいち早くお知らせするわけである。私も26日、買い増す予定だ。ただまあ、こういう場合に限って、というパターンもままあるので、その場合は悪しからず。

IRJは商いを膨らませ960円まであって944△44。戻り高値更新中だが、1000円大台乗せも十分期待できそうだ。8月初めに付けた1052円まで節らしい節はない。

寿スピリッツ、SBSなども上方修正の発表を期待して持続。

シーマ(推)はまたもや34円の安値引けかと思わせる場面もあったが、14時23分、35円に25万株の買いが入ったあたりから動きが一変、最後は36円にこそならなかったが35円買い36円売りの板になった。PTSでは35.5△0.5。一値(35円なら35円、36円なら36円)に20万株余の売り物が出ているのに1日の出来高が20万株前後、これでは、株価は大きく動けない。1日の出来高がせめて30万株以上になるのが望まれる。
ちなみにトヨタ自動車の場合、23日の最終気配は7522円買い13000株、7529円売り1500株だが、1日の出来高は1286万株余である。見方を変えれば、シーマのような超低位株の呼び値の刻みを早急に0.1円、せめて0.5円にすべきなのである。
さらに付け加えれば値幅制限も改革すべきだ。シーマのような100円未満銘柄は制限値幅が30円なので、26日、シーマの株価は5▼30~65△30まで変動する可能性がある。自慢し忘れたので、この機会に書かせてもらうが、レントラックスは10.22日1121△150まであったが、これでもストップ高(制限値幅一杯の値上がり)である。
話があらぬ方に行ってしまったが、シーマの株価は煮詰まりつつあるのではないか。最低43円(年初来高値44円直前で挫折という厳しくも悪い予測)はあるとみて対処。34円は買いOK。ただ34円では買えない可能性も大きく35円で買ってもいいだろう。買いコストの平均が低ければ36円も買ってもいいだろう。

10月25日 22時32分記
22日の相場は、一転、主力株中心に売られ日経平均、TOPIXはともに0.6%程度の下落となった。逆に2部、JQは小幅ながら上げた。

エコス(推)は安寄り後急反発、年初来高値に面合わせとなる1535△57まであって1524△46。通期業績の大幅な上方修正が有望で、なお超低PERのため、一段高の方向とみる。

ピープルは終始堅調で2116△56と大幅続伸となった。好業績で2016年1月期は前期の46円を大幅に上回る100円とかそれ以上への驚異的な増配が期待される。7.17日に2162円高値を付けて以降、3ヵ月余の調整を経ての出直りだけに、高値更新からが大きいのではないか。

>女児玩具カテゴリーの“お人形シリーズ”は、前8月度発売の人形「ロングヘアぽぽちゃん」や着せ替え「ピ ンクのサロペット」のファッション人気が当9月度で更に加熱しており、それが全種の受注アップにもつながっ ています。

と会社は9月度の月次動向で述べている。「9月度で更に加熱」というところに注目。株価はもしかするととんでもないことにと夢を見させてくれる。

サカイ引越センターの動きがいい。来期の予想実質1株利益は449円にも達する。6120円の時価はPER13.6倍ということで、見直し余地は大きい。好取り組みであり6270円高値を抜ければ6500円~7000円どころを目指すかもしれない。

現在NYダウは220ドル近い大幅高、日経平均先物・大証夜間も350円余の値上がりとなっている。
23日は主力株が強そうだが、小型株もそれなりに物色される展開を期待しよう。

10月23日 0時24分記
21日の相場は、日経平均347円高(TOPIXも上昇率もほぼ同じ)の大幅高となった。前日のNYダウは小安く、この上げの説明にマスコミ等は困っているようだった。
無理やり理由をでっち上げてはいけない、わけのない上げもあるんですよ、と教えてあげたい気もするが・・・
世界的景気後退懸念の強まりで、日銀による追加金融緩和期待が高まっている、補正予算もそうだ。中国は景気刺激策への期待、EUも金融緩和期待といった具合で、政策期待が株価を押し上げたとみて見れないこともない。まあしかし、投資家の深層心理が的確に分かるものでもなく、あまり詮索してもしようがないだろう。

それはともかく、東証1部は大幅高したが、JQ、マザーズは下落、かろうじて上げた2部にしても上昇率は0.01%とほぼ横ばいだった。こうなると、もはや、東証1部と他市場(「新興市場」という言葉があるがJQには店頭登録銘柄以来のオールド銘柄も多く、よって私はJQを含め「新興市場」と呼ぶのには賛成できず、この言葉を使わない)は、全く別の人種(投資家)が、それぞれ勝手にやっている市場と考えた方がよさそうだ。
9.07日、日経平均が1343円も上げたとき、やはり2部やJQの上昇率は1部にはるかに及ばなかった。ただ、長い期間で見れば、そう大きな違いはない、いやむしろJQ等、小型株の方がおおむね上昇率は上回っているということは、これまでも書いて来た。
1部(日経平均)とJQの年初来上昇率を計算してみた(大納会終値と10.21日終値を比較)。

1部=6.32%
JQ=7.35%

というわけで、21日、上げなかった2部、JQ等の銘柄は、今、貸しを作っているのだと考え、前向きに行くとしよう。
とは言え、動きの悪い銘柄は、いつまでも悪かったりするので、意地になって全株ガチホールドなどと言っていないで、ある程度は有望銘柄にチェンジすることも考慮しよう。

そういうダメ銘柄に成り下がったスターティア(推)が崩れ714円安値まであって721▼20。業績下方修正でも嗅ぎつけた向きの売りかと勘繰りたくもなるが、そういう妄想は断固否定、私は720円で少しだが買ってみた。ただ、読者諸氏にここでの買いを勧めるわけではない。そろそろ反発する可能性も高まって来たように思うので、ここで叩き売るのもどうかということで、自身の行動を明らかにしたに過ぎない。
もう一つのダメ銘柄のGunosyは反発した。ただ923△76までありながら終値は876△29。戻ったら売りたい向きがそれだけ多いということだろう。ただ前日の807円が底値となったとみてよさそうだ。

近々反騰かとした寿スピリッツは3910△125と急伸した。
サカイ引越センターは小安く推移していたので、全般大幅高でこれは安過ぎとみて私は少し買ってみた(残り500株しかなくなっていたが、どうも上に行きそうという見方を強め買うチャンスをうかがっていた)。最後は6080△30。
この2銘柄は、好業績に加え、どちらも株不足で逆日歩が続いているので、下げてもじきに戻るという動きが続いている。

ピープルは2070円まであって2060△61。
同社はクリスマス、正月を含む10月~1月の売り上げ比率が極端に高いので、予想が難しいが、2016年1月期の経常利益は9月までの月次売り上げからして大増益が期待できよう。同社は1株利益をそのまま配当に全部回すので、四季報予想の配当は86~87円だ。なお会社情報は1株利益54.9円予想で配当50円予想だから、この辺のこともご存じないのかもしれない。
それはともかく今期業績が大きく上振れすると1株利益は100円~120円もありえよう。この場合、配当は100円~120円となる。110円とすると2060円の株価で、利回りは5.34%にもなる。利回り4.5%とみると株価は2444円となる。

エコス(推)が1478△42と反発した。引け新値である。
日経夕刊5面に「2月決算企業の純利益進捗率」が掲載されている(東証1部時価総額500億円以上)。通期見通しに対し進捗率が高い企業のランキングだが、エコスは時価総額150億円でカットされている。
計算すると純利益は会社計画の通期10.8億円に対し8.44億円(3-8月期)だったから進捗率は78.1%。これは日経の表に当てはめると堂々3位である。食品スーパーではライフコーポレーションが59.2%で12位にランクインしている。同社の年初来騰落率は89.0%とある。エコスは68.1%に過ぎない。ライフ並みに89%なら株価は1661円になる。進捗率で大きく上回るのでこれを加味すると1911円になる。
いずれにせよ、同社の業績絶好調・大上方修正必至を織り込むなら、株価の上昇は、ここからこそ大きいのではないか。1535円高値更新から1661円~1911円を視野に入れた相場が期待できよう。

10月21日 23時55分記
東証1部の売買代金は19日、1兆9952億円で8.17日以来の低水準になったという報道があったが、この両日とも、月曜日である。月曜は外国人の注文が減るため、売買は細るのが普通である。
ところが、20日の売買代金は1兆8235億円とさらに大幅に減った。月曜以外でこうなのだから、いかに今の相場が閑散で積極的に売買する投資家が少ないかということである。
2部やJQ、マザーズがどうかはわからないが、実感としては同等かそれ以上に閑散である。一例を挙げると、アジア航測など、以前はそうではなかったのだが、今や買いは100株、200株ずつしか入っていないので、売りにくいことこの上ない。対面営業の証券会社の場合、通常、売買手数料は最低2000円程度はかかるから、387円で100株売ったりすると、売却代金38700円に対し売却手数料2000円ということで、つまり5%あまりもかかるのである。これでは売るに売れないので、売買は一段と細るわけである。

おまけに相場の質も悪化している。
      
         値上がり  値下がり  日経平均
10.16日   941     826   +195円
10.19日   636    1156   -161円
10.20日   688    1070   + 76円
合計      2365    3052   +110円

要するに、この3立会い日合計で、値下がり銘柄の方がかなり多かったのに、日経平均は110円の値上がりになっているということである。よほど作戦・戦略を練って、うまくやらないと、この相場で利益を挙げるのは難しいということでもある。

l好決算発表でも売られるウェルシアのようなものがあるかと思えば、クリレスのように、決算、好材料発表後も天井知らずに上げるものもある。またGunosyのようにちょっと決算が期待外れだった程度で底なし沼のように下げるものもある。
またサカイ引越は10.02日から5立会日連続安で470円下げたが、その後上げ下げを繰り返しながらそれ以上上げ年初来高値に迫っている。こうなると、今2日連続安中の寿スピリッツはどうなるのか、サカイ的反騰に向かうかずるずる下げるパターンか判断に迷うところだ。
アトラ(推)などは、もやもやした動きを繰り返し、とっくに全株処分した方もあろうが、今度はちょっと違うのではないかと、前稿で取り上げたら20日は1100円まであって1080△73と急騰した。

結局、こうした複雑怪奇な動きを読み切ることなど、誰にも不可能と割り切り、大きく吹き上げたところではある程度売る、どうも動きが悪い・先行きも期待薄そうだとなったらある程度は売ることがいい。
またある銘柄についての判断基準で重要なのは、なんといっても業績見通しである。
私の推奨銘柄で、大きく崩れたもののほとんどは業績の悪化、下方修正があったものである。これを予想するのは不可能と言い切るのはやや無責任だろうが、かなりの程度予測困難である。そうあきらめ、そういう場合、早めに、かなりの程度は処分するのが大体の場合正解である。
逆に大きく下げても、業績の裏付けのあるものは、それなりに出直ってくるケースが多い。アトラや寿スピリッツがいい例だ。私は、この2銘柄の場合、それなりに高い値段で売った分、逆に売り損ねてかなり高値から下げて売った分が計ピーク時の3分の2程度ある。それでも3分の1程度は保有している。アトラは10.15日に973円で1200株買い増し、現在の保有株数は数万株だ。

シーマ(推)は前日の下げ分を取り返す36△2。なお売り圧力が強く、ここからすんなり40円台替わりとはいかないかもしれないが、基本的に上がるということに信念を持って対処。

SBSは安値引けの1060△1だったが、一時1095△36と戻り高値を更新した。強い動きと判断するところだろう。1146円の年初来高値更新の可能性は十分あろう。

IRJは920円△21で始まったがこれが高値となり結局898▼1。しかし一息入れかえってよかったのではないか。目先筋をふるい落とし4ケタ乗せするのを期待しよう。

IBJ、寿スピリッツは、ここ弱い動きだが、上述のように、両社とも業績絶好調なので、近々反騰に向かうとみる。

最後に、面白い銘柄を紹介しておこう。
7865 ピープル 1999▼5
19日、引け後、「9月度 月次業績動向」を発表した。これがやや分かり難いので、20日の株価は乱高下して結局小幅安となったわけだが、これは月次の内容より、なんでも知ったらおしまいと売る近時の風潮のせいだろう。月次は好内容とみるが各自確認されたい。利益100%還元を標榜しており、配当は2015年1月期46円だったが、2016年1月期は会社情報50円予想、四季報予想86~87円予想、鎌倉雄介予想は…(明日にでも公表)。

10月21日 0時32分記
19日の相場は、ここ数日の反対で、主力大型株が大幅安(日経平均は161円=0.88%安)
になる一方、小型株(小型株指数)はほぼ横ばい、2部、JQも小幅安にとどまった。

当道場銘柄は、まちまちだった。
エコス(推)、IRJ、アトラ(推)、ファーマライズ、クリレス、SBS、サカイ引越、ウェルシア、第一稀元素などが上げた。
寿スピリッツ、スターティア、Gunosy、IBJ、Hamee、内外トランス、シーマ(推)などは下げた。

アトラは10.07日以来となる1000円大台回復。好業績、上方修正期待から、もみあいを脱し1100円~1200円程度を目指す可能性があろう。
IRJの値動きが要注目としてきたが、899△46(高値905円)と急伸、出来高も月曜(通常薄商いとなる)ということを加味すれば大幅増となったことで、こちらも1000円大台回復もありえよう。時流に乗る業態、業績絶好調、大幅上方修正の可能性等を考慮すると、大相場に発展する可能性もあろう。

シーマは34▼2。ただ2円も下げたのには、株価の呼び値の刻みが1円なのも影響している。34.5円が妥当でも34円か35円の2者択一を迫られる。株価が36円でなく3600円とすると呼び値の刻みが100円ということである。PTSの最終気配は34.5円買い(5700株)、35.0円売り(5700)株。
9月中間決算は11.13日発表予定だ。ここで経常利益は5.02億円(+アルファもあるか)となるとみられる。四季報は3.4億円予想だ(この辺のことについては10.05日付けの推奨時の稿参照)。常識的には、これで株価は大きく見直されよう。

10月20日 0時14分記
日本では、悪い景気指標や業績見通しが続き、アメリカも同様である。ヨーロッパ各国は、牽引車のドイツのVWで悪質な不正問題起き、これが各国に重くのしかかる。
こうしたことを素直に受け止めれば、とても株は買えないということにもなりかねないが、世界各国の株価は、ここ、おおむね堅調だ。アメリカの利上げが遠のいたことが、最大、唯一の理由だろう。

とは言え、世界的に景気減速懸念が強まっているわけで、さして強気になれないのが大方の投資家だろう。
また、10.21日とかそれ以降は特異日と言うか、暴落がかつては頻発した時期であり、やはり、警戒しておくにしくはない。
と言うわけで、ここからは、これまで通り、大きく上げた銘柄、今後の見込み薄の銘柄等は一部なりと処分を進めて行きたい。もちろん、一方的に売るのではなく(それほど弱気になるのもどうかだから)、有望銘柄はそれなりに買い、トータルでは、持ち高は減らし気味に管理というのが、いいだろう。

これは、私が以前から書いていることであり、自身実行していることである。
私の信用取引の委託保証金率は現在46.91%である。平常時33%程度で頑張って来たのだが、8.24日の暴落で、これまでの常識が覆った(過去と比べ1日の株価変動率が大幅に拡大)と判断、36~40%程度を平常時の基準にしようと方針を変更したのである。それでもこの47%弱は高い(ネット取引になって即時に分かるようになってからはごく一部の時期を除き最高)のだが、間もなく来る特異日対策と強く買いたいと思う銘柄があまりないのとで、こうなっている。
ここ買い増しているのは、シーマ(推)、エコス(推)、アトラ(推)、IBJなどである。

前稿で挙げた「上方修正濃厚な銘柄」の9月中間決算等の発表予定日(IFIS株予報のものだが時々実際と違うことがあるのはご承知おき願う)を記しておこう。

寿スピリッツ=11.04日
ダイイチ=11.04日
アトラ=11.09日
SBS=11.03日
IBJ=11.11日
レントラックス=11.11日

注=エコス、ファーマライズは、ともに好調な決算(エコスは中間期、ファーマライズは第1四半期)を発表済み。

上記の銘柄は、決算発表前に上方修正(下方修正もゼロではないが)を発表する可能性もある。また決算発表前に大きく買われるような場合は、ある程度は売っておくのが昨今の相場では常道であろう。

10月18日 23時21分記