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2015.07.19 エコス
7520 エコス (東証1部)
株価=1165△154(07月16日終値)   
出来高=26万9800株(07月16日) (売買単位=100株)
PER=6.9倍(来期=2017年2月期予想実質値) 
01月05日=875円~1300円=07月16日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆

7.16日の内外トランスラインを推奨した記事の後半で当銘柄も推奨したので、例によって、株価等の数字は7.16日のものにしてある。
16日の4本値(始値、高値、安値、終値)は1248円、1300円、1210円、1225円だったので、買わなかった読者が大半だったであろう(1200円以下で仕込みたいと書いた)。もちろんそれでよい。買われた方もそれは自己判断でいいのだが、できれば1240円以下にはしたかったところ。
さて、このようにかなり上げたにもかかわらず通常の体裁で取り上げたのは、ここからでも狙ってみる価値があるとみるからだ。
ただそれなりにリスクも高まったので推奨度は☆☆といつもより一つ下げたわけである。

同社の来期予想実質PERは6.9倍、7.15日発表の自社株買い35万株が完全実施されると6.6倍になる。この数字だけ見ても低過ぎると感じるが、同業他社はどうなっているか。

アルビス     11.2倍
ダイイチ      10.6倍
アオキスーパー  8.4倍  

売り上げ規模が比較的似通った上記3社との比較でもエコスの割安は歴然だが、さらに割安さを際立たせることがある。
すなわち営業地域の違いである。
いずれも食品スーパーのわけだが、
アルビスは富山・石川・福井3県、
ダイイチは北海道、
アオキは愛知県西部
である。
これに対し、エコスは東京・多摩地区発祥で、東京都のほか茨城県など北関東各県に展開している。
要するに、他社が人口減かせいぜい横ばいの地域で商売をやっているのに対し、エコスは人口増ないし横ばいの比較的成長力のある地域で商売をやっているという顕著な違いがあるのである。にもかかわらずこの4社の中で際立ってPERが低いのだから、株価が上がらないわけがないというのが私の読みである。
なお言い遅れたが、もっと規模の大きい食品スーパーのPERは、さらにはるかに高い。
例えばライフコーポレーションの場合22.4倍にも達する。

エコスには、私をさらに強気にさせる材料というか、私の独自分析があるのだが、これについては、いずれ時期を見て書くとしよう。

PER10倍に買えば1698円(自社株買いの35万株を引いた株数でなら1765円)になる。
まともに評価すればこの水準は最低ラインで、さらに上があっても何らおかしくはないが、現在の株価からすると、そう簡単にはここまでは行かないかもしれない。いずれにせよ、時価からはなおかなりの上昇余地があると考えるので推奨するわけである。100株単位なので、指し値を工夫しうまく買うようにされたい。

内外トランスライン(推)についてはなおお待ちを。

7月19日 23時03分記
9384 内外トランスライン (東証1部)
株価=1300▼5(07月14日終値)   
出来高=2万6000株(07月14日) (売買単位=100株)
PER=12.8倍(来期=2016年12月期予想実質値) 
07月08日=1102円~1321円=07月07日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

推奨直後の7.15日は1360円と大幅高で寄り1410円まであって終値は1384円だった。出来高は最近にはない23万7100株の多さだった。16日は利食い売りに押され一時は1365▼19まで下げる場面もあったが切り返し、終値は1390△6。なお大きく育ちそうな雰囲気だ。

過去の経験からすると、詳しく材料を書くと、短期的にはその後の相場にあまり良くないことがままあった。
そういう経験に学び、詳しくは後日に譲り、ここではごく簡単に済ませることとする。
予想PERが12.8倍(例によって単純ミスを犯してしまったので急遽17日8時07分訂正)という低さが最大の材料だ。同業のAIT、近鉄エクスプレスのPERを算出してみれば、よく分かろう。
しかもさらに今期業績は上方修正の公算が大きく、そうなれば一段とPERは低下することになる。
注目の6月中間決算の発表は7.30日だ。

【エコス】
相場は堅調とはいえ分かりにくい展開となっている。一例を挙げると、好材料が出た寿スピリッツ、クリレスは直後の15日、そろって下げ、サイバーリンクスも上げたとはいえわずかな上げにとどまり、かつ安値引けだった。翌16日はクリレスは急反発、サイバーリンクスも上げたが、寿は急落した。こういうのをみていると、つくづく分かりにくい相場だと思うわけである。
こうした動きに惑わされ軽挙妄動する人と、的確な判断(と言っても100%でなくてよい、4勝1敗=80%くらい当てればいい)ができる人とで、大きく投資成績に差が出るわけである。

さてこういう波乱の激動相場であるからこそ、攻撃こそ最大の防御なりを肝に銘じ、果敢に行動したい。

前置きが長くなったが
7520 エコス
を紹介しようと思うからである。もう満腹ですという方はスルーでいい。ただ、本音を言えばそういう方も、何か動きの良くない銘柄とチェンジしてでも買うことも考えるといいと思う。

実はこの銘柄15日の深夜に発掘したのだが、なんと自社株買い(発行済み株式の3.78%)を15日の引け後発表しているではないか。ほとんど商いのない銘柄(15日の出来高は11000株)なので、どう集めようかと考えていた身には、ありがた迷惑な話だった。寄り付きからしばらくは自社株買いに見合う4%弱程度の値上がりで推移していたのだが、徐々に人気化、前場終値は1101△90と大幅高となった。そして後場しばらくして大量の買いが入り、13時12分には1300△289まで上げた。その後は売りも結構出て、結局1165△154で終わったわけである。出来高はなんと26万9800株。
私の注目材料(といっても別に目新しいものではないが)には誰も気づいてはおらず、ただ付和雷同買いが集まってこうした値動きになっただけのようである。
私としては、この銘柄1300円以上が地相場になっていいはずという確信を持っているので、急伸後だが、あえてここで取り上げるわけである(推奨銘柄である)。ここを逃しては買い場はないともみているので。
ただし仕込み値は高くても1200円までにとどめたい。もし、それより高く始まり1200円以下にならないなら、基本的には見送りがいいだろう。もちろん、自分の判断で行くという方までは止めないが。

7月16日 23時41分記
アトラ(推)が期待、予想以上に強く一時ストップ高、終値も3345△495とまさに爆騰した。IBJ(推)、ウェルシア、さらには放置していたIMVまで大幅高となった。セーラー(推)も48△2と粘り腰で高値引け。

うれしい一日となったわけだが、さらに引け後、続々いいニュースが飛び込んできた。

寿スピリッツ(推)=1Qの売り上げが前年同期比11.0%増と発表。今期は通期で3.2%増計画だから、いかに好調だったかが分かろう。中でも首都圏地盤のシュクレイは41.8%増だった。この分では、私が以前から何度か書いてきたように通期業績も予想を大きく上回ることになろう。そうすると、再びPER的にも同業の中で最も低PERとなり、株価も一段高が期待できよう。

サイバーリンクス(「四季報発売前に狙う銘柄」=6.11日付け)=2Qの業績を上方修正。経常利益は3.77億円予想を5.44億円に大幅増額。PTSでは1599△153。

クリレス=2Qの業績を上方修正。2Qは小幅な増額だったが、併せて通期業績予想も大幅に上方修正した。即ち経常利益は61億円予想(四季報予想は65億円)を67億円に増額。

私が今注目しているのが

9384 内外トランスライン 1300▼5
9791 ビケンテクノ 996△75

どちらも、同業他社と比較すれば一目瞭然だが、圧倒的に低PERである。業績も絶好調だ(株価は14日終値)。
一息入れたが、ここ株価が煮詰まり高値更新から上昇加速が狙える内外トランスラインを推奨銘柄にする。
ビケンテクノは急伸してしまったので、とりあえずは推奨銘柄にはしない。一押しを待ちたいが押し目なく、高値更新となるかもしれない。腕に自信のある方はごくわずかだけ打診買いし様子を見るのもいいだろう。

7月15日 0時33分記
欧米各国株、中国株の上げに、さすがに日本株もこれでは孤児になってしまうと分かったようで、13日の日本株は日経平均は310円(1.57%)高、TOPIXは1.89%となった。2部、JQ、マザーズも上げた。

ギリシャ債務問題は、EU首脳会議で、ギリシャが財政改革を15日までに法制化することを条件に、新たな金融支援を実施することが合意された。
これを受けて13日の欧米各国株は、そろってかなりの値上がりになっている。
なお13日の上海株(上海総合指数)は2.39%の値上がりだった。

要するに、一段と日本株の戻りの小ささが意識される展開になっているわけである。日経平均先物(大証夜間)は、現在270円ほどの値上がりとなっている。

当道場銘柄は、サカイ引越センター(推)が5200△340と急騰、年初来高値を更新した。寿スピリッツ(推)も3820円まであって3775△180と大幅高となった。トランコム、内外トランスライン、東祥(推)、リロHD、ケンコーマヨネーズなども上げた。

これに対し、IBJ(推)は1480▼73と急落した。これで4日続落、合計の下げ幅は300円に達する。このとんでもない大幅安の原因は東証1部指定の形式要件を満たすために行う立会外分売のようだ。分売は7.13日に行われた。
分売株式数が62万株と多い。分売価格は1514円(10日の終値から2.51%のディスカウント)。
細かい分析は別として、分売がらみで売られたとすると、ここからは大きく戻すとみていいのではないか。いずれにせよ、弱気にならず、14日以降の値動きを見よう。なお1部市場への指定替えは7.17日である。

トランザクション(推)は少し戻したが10日に急落した。これは2015年8月期決済の3Q決算が前年同期比で減益(経常利益は-7.0%)だったのが原因だ。ただこれの大きな原因は円安、中国の人件費増が響いたためで、同社では生産地を中国から他のアジア諸国へ移動させ生産原価の低減に取り組んでいる(決算短信)。こういうことを踏まえ、今期通期業績見通しは据え置いているわけで、そう心配することはなかろう。

アトラ(推)は6日ぶりに反発した。高値からは2000円以上下げたわけであり、09日の2750円が底値になった可能性が大きいだろう。いずれにせよ、ここからは、それなりに戻す可能性が大きいだろう。

7月14日 0時09分記
9日の欧米各国株はそろって値上がりで終えたわけである。これを受けての10日の日本株(日経平均)は120円余上げる場面もあったが結局76円安だった。TOPIXはわずかに値上がりしたとはいえ、騰落銘柄数では前日同様値下がりが多く、実質値下がりと言っていいだろう。下げ過ぎが特に著しい小型株も、終始プラスで推移したJQも最後はわずかにマイナスに沈んだ。
なお上海は4.5%の大幅高だった。

巷の解説は、ギリシャ債務問題の先行き懸念が言われていた。

この後の欧米各国株は、そろって大幅高となった。ギリシャ政府が提出した財政改革案を評価したためである。

こうなって来ると、日本株の動きの異様さだけが目立つではないか。そもそも、9日の欧米株の値上がりはギリシャ問題への楽観的見通しを前提にしていたとみるのが普通であろう。
日本には中国(上海株)という懸念材料が欧米各国以上にあるにしても、その上海株が大きく値上がり(8日-5.9%、9日+5.8%、10日+4.5%で、結局3日間トータルでは大幅高)しているのであり、理由にはならない。

12日の日経朝刊「今週の市場 株式」では、ギリシャの債務問題や中国株相場の動向次第では「波乱含みの展開が引き続き予想される。」と、弱気の見通しが語られている。
弱気なら弱気でもいいが、日経平均先物が大幅高となっているのを知らないのだろうか。それとも都合が悪いのであえて無視したのだろうか(通常は、こういう大きく変動している場合は特に言及している)。

日経では別のところで中国株のPKO(株価維持政策)を批判、中国経済への懸念を書いている。結局、日本では中国経済に対するバブル崩壊懸念が非常に強いということなのだろう。上海株の上昇も砂上の楼閣、半数とも言われる売買停止になっている銘柄の売買が始まればまた暴落するだろうというわけである。

私は中国経済に対し、それほど弱気ではないが、上記のような懸念をある程度見込むにしても、これほど日本株だけが下げるのは、やはりおかしいと考えている。欧米各国にしても中国経済の動向にかなりの影響を受けるのであり、ギリシャ問題には日本よりはるかに大きな影響を受けるのは論を待たない。
となれば、結局、日本も欧米各国も、今回の上海株、ギリシャ問題で、そう大きな差はない影響とみてもいいくらいであろう。にもかかわらず、日本株だけが独り値下がり(それも大幅)しているのは、正常ではないのではないかということである。

NYダウの10日の終値は17760ドル+212ドル=+1.2%だった。
日経平均先物(大証夜間)は20000円ちょうどだったが、この後も取引されたCME日経平均先物は20110円で10日の日経平均の終値比+330円である。
さすがに、日本株下げ過ぎに気付かされたというところか。

【ギリシャ債務問題のその後】
11日午前にギリシャ議会は財政改革案を承認した。これでまた一歩、EUからの支援を受けることが可能な方向に前進したわけである。
その後のユーロ圏財務相会合では、ギリシャへの不信から支援への合意とはならず、2回目の会合が開かれることになったという。NHKテレビでは「予断をゆるさない」と言っていた。
細部はともかく、大筋のシナリオは決まっているようなもので、とりあえずは、それなりに株式市場を失望させない方向に落ち着くと私はみるが・・・

投資家という者は、下げれば弱気になり上げれば強気になるものである。
それを精神論ではなく、技量のアップにより克服(と言っても程度問題だが)することが重要である。
今回の日本株急落(7.03日~10日で日経平均は9.6%の下落)で、中国バブル崩壊、ギリシャユーロ圏離脱といった悪夢のシナリオに汚染され最安値圏で叩き売ってしまったというような方がもしいたとしたら、反省しよう。
日本のマスコミ、週刊誌等は安易に悪いシナリオに乗る傾向があるように思う。巷には中国バブル崩壊といった言葉が氾濫している。
強気を言って外すと非常にまずいが弱気を言って外しても許されるという風潮があるのも影響しているのだろうが。

とりあえず、ギリシャ債務問題で一転して悪い方向にといったことがなければ、13日以降の日本株は下げ過ぎ修正高に向かうとみる。

7月12日 21時47分記
前稿で、日本株は下げすぎではないかとし、その理由を探りつつ、答えを探り当てずにいることを書いた。
その後の世界各国の株価は、一段と私を当惑させるものだった。

上海株は前日の5.9%安の後09日は一転5.8%高となり、ほぼ100%戻した。一方、日本株(日経平均)は、上海株が小高かった段階でも、なおかなりの値下がりで、その後上海株が大幅高するにつれ、ようやくプラスになり最後は118円高だった。しかし、これは日経平均だけの話で、TOPIX、単純平均ともマイナス、騰落銘柄数も値上がり419、値下がり1406で体感的には大幅安だったのである。鎌倉式体感株価は(419-1406)÷6=-164.5、つまり165円安である。

その後の欧米株であるが、現時点で、そろって大きく上げている。
イギリス+1.4%
ドイツ  +2.4%
フランス +2.5%
イタリア +3.3%

アメリカ +0.9%  (NYダウ)

これだけでも、十分、どうなってるんだと叫びたくなるが、追いうちをかけるのが日経平均先物(大証夜間)である。

日経平均先物 -0.7%

以上のようなわけで、結局、震源地であるギリシャの加入するEU各国、震源地そのものの中国、それにアメリカと、すべて、何事もなかったように、ほぼ全値戻しかむしろプラスになっているわけである。そして独り日本だけが大幅安というのが現状だ。
株の分かる記者などいないのではと思われるNHKテレビなどは、09日の日本株は上げたということで解説しているからお話にならない。以前はNHKは日経平均より前にTOPIXの数字を言っていたのだが、今やTOPIXは忘れたようである。

TOPIX  -0.16%
2部   -0.85%
JQ    -1.22%
マザーズ-0.91%

いずれにせよ、09日の日本株は主力大型株、特に日経平均に影響の大きいファストリ、ソニーなどの大幅高で日経平均は上げ、TOPIXにしても小幅な下げにとどまったわけだが、小型株指数は-0.76%とかなり下げ、2部、JQ、マザーズはさらに大きく下げた。
日経平均先物(大証夜間)が、かなりの下げになっているので予断を許さないが、常識的には、独り、世界の孤児になった日本株、その中でもさらに見捨てられたかの感のある小型株は、どうみても異常状態にある。10日の大幅反騰を期待しよう。

7月10日 1時00分記


相場は一段と激しい動きとなっている(日経平均の下げ幅639円は本年最大)が、下落の原因は予想外のものだった。
前稿でドイツ、フランス、アメリカの株価がそろって下げており要警戒と書いたわけだが、終わって見ればNYダウは93ドル(0.52%)高だった。これを受けて東証1部は小幅安で始まったわけだが、1時間半遅れで上海株の取り引きが始まると事態は一変、日経平均639円(3.14%)の安値引けとなったわけである。上海総合指数5.90%暴落の影響をもろに受けたわけである。

現在、ドイツ、フランス、イギリスの株価は、そろって1%前後の値上がりとなっている。
一方、アメリカ(NYダウ)は0.8%程度の値下がりとなっている。
ヨーロッパ各国とアメリカの好対照な値動きは、前日の株価をあわせ考えると納得できる。即ち、07日、ドイツ、フランス、イギリスの株価は2%前後の下落、アメリカは0.52%の値上がりだったので、07日、08日合計で考えれば、ドイツ、フランス、イギリス、アメリカの4か国とも下落、ギリシャ問題の影響の大きいヨーロッパ各国の下落率が大きいということである。

また、そのヨーロッパ各国の株価が08日、そろってかなりの値上がりとなっているということは、市場がギリシャの債務問題にある程度楽観的な見通しを持っているということになろう。

翻って日本株である。07日、264円高した反動もあったとはいえ、08日の639円安は下げすぎの感が強い。ところが、日経平均先物(大証夜間)は現在290円ほどの大幅安となっている。
これをどうみるか。もちろん、上海株ショックが欧米各国より大きい、円高が進んでいるということはあるが、それだけでは説明しにくい。

上海株について少し触れておこう。
上海株は、中国経済の危うさが言われながら、この1年くらいで2.5倍にもなっている。どう見ても異常な値上がりをしたわけである。不動産価格下落で、資金が不動産から株式に回って来たのが最大の原因と言われる。6.12日に5166の高値を付けたわけだが7.08日は3507、この間の下落率は32.1%に達する。信用で目いっぱいやっているとちょうどゼロになるという恐ろしい下落率なのである。

ただ中国経済そのものは、そう悪いわけではない。これまでの急成長がやや減速するという当然なことが起きているに過ぎない。
となれば、ここギリシャ、中国に振り回されている日本株だが(ギリシャ債務問題が深刻なことにならない前提で)、そう深刻に考えることはなかろう。
安全対策をしっかりして落ち着きを待とう。

7月09日 0時34分記

この後、NYダウは下げ幅を拡大、日経平均先物(大証夜間)は350円ほどの下落となっている。(0時57分記)
ギリシャ問題以降、相場は一段と激しく荒っぽい動きとなっている。
そうした中、当道場銘柄は、全体としては、快調な値動きとなっている。即ち、6.29日~7.03日まではアトラ(推)効果で、無傷どころか大幅高、7.06~07日はアトラが急落したもののセーラー(推)、トランザクション(推)、寿スピリッツ(推)、IBJ(推)、ケンコーマヨネーズなど、その他の銘柄は2日間計ではかなりの値上がりとなり、アトラの下げをほぼ帳消しにした。

さて肝心のギリシャ問題だが、依然先行き不透明で、むしろ厄介な方向に向かっているのかもしれない。情勢は流動的なので、ここであれこれ書いても始まらないので省略。
とりあえず07日の欧米各国株は、現時点ではかなりの値下がりとなっている。ドイツ、フランスが1.5%前後、アメリカ(NYダウ)が1%弱の下げ。日経平均先物(大証夜間)は250円近い下げとなっている。

これまでは、小型株はギリシャ問題の影響をあまり受けずに来たが、問題が深刻化するようだと、そうもいかない展開になる恐れも十分ある。
いずれにせよ、今後の展開を注意深く見守る必要がある。持ち高もやや少な目にし、安易な買いに走らないようにしたい。

7月08日 0時08分記
セーラーが2014年11.22日に発売を開始した「ジーフリー」(G-FREE)をご存じだろうか。

新機構<筆圧アジャスター>×新開発なめらか低摩擦インク なめらかさにこだわった、誰もが未体験の書き心地!

というのが、同社の謳い文句である。
これがヒット商品になり、一時は品薄になったくらいだという。現在は品薄も解消、海外販売にも乗り出している。
私はこの情報(と言っても会社情報にある)を見て、さっそくアマゾンで8本セットを発注、ところがクレジットカードが無効(さくらカードがセディナに身売りしたかなにかで使用不能)でトラぶり、何とか注文完了と思いきや、なんと2セット=16本も来てしまった!一生分以上のシャーペン、まさにジーショック(カシオのかつてのヒット商品)。
そこで会う人ごとに差し上げたり使ってもらったりして商品検査。
どなたも感動の声をあげ、満足そうだった。

>重力を自由自在にコントロールする次世代のボールペンとして誕生した『G-FREE( ジーフリー)』書くことを、もっと快適に書くことを、もっと楽しくまるで宇宙空間を 駆け抜けるような心地よさを、あなたの手に。


>日本リハビリテーション技術教育研究機構代表理事(理学療法士) 下野俊哉先生のもと、字を書くために必要な第一背側骨間筋 (人差し指を動かす筋肉)などの動きを筋電図で測定しました。
その結果、当社従来油性ボールペンと比べるとG-FREEでの書字の方が 約10%も筋活動が低いことが判明。 通常の油性ボールペンよりも、手が疲れにくいことが分かりました。(セーラーのニュースリリース=2014年11.10日)

ともかく、明らかにおっこれはという程度の驚き・感動を与える、それなりにヒットして当然と思える商品であろう。300円(税別)でパステルカラー調の8色が用意されている。

【インクも好調】
6.28日の日経朝刊「カレントスコープ」に「万年筆で手書きの快感」、「スマホ世代、まとめ買い」という記事がある。昨年秋、WEB公開銘柄としてセーラーを取り上げたときの材料、万年筆ブームがその後も静かに続いているわけである。
さてその日経の記事の中に、「ご当地インクを製造するセーラー万年筆の14年のインクの販売本数は12年の1.6倍に。」とある。
同社の顔料ボトルインク「ストーリア」は「日本文具大賞2015」デザイン部門・優秀賞に選出されてもいる(2015年6.16日IR).

このほかにもインバウンド関連の「音声ペン」(2015年度売り上げ10億円目標)、「アドグリーンコート」(遮熱塗料)など、40円台の低株価企業とは思えない有望商品、好材料がある。

7月06日 21時36分記


もう間もなくギリシャの国民投票の結果が出ると思われるが、とりあえず結果は不明の状況で、これを書いている。

当道場銘柄のいくつかについて、最新の材料を書いておくことにする。

トランザクション(推)=ご存知の方も多いだろうが、7月末に1対2の株式分割を控えている。
期待の新製品としては自撮り棒、航空機搭乗にあたって荷物重量を簡単に計測する「ウエイトチェッカーキューブ」、ドーム型で体をすっぽり包む晴雨兼用傘である「深張 UV 折り畳み傘」などがある。
またイタリアのモレスキン社と正規総輸 入販売代理店契約を締結、手帳などをノベルティ市場に投入する。

市場で知られていない期待の材料は同社がドッグファッションのオリジナルブランド「Calulu(カルル)」で知られる株式会社トランスを傘下に有する(連結子会社)こと。カルルは 取扱店舗数を専門店やホームセンターを中心に拡大中で、2014年4月の130店舗から14年9月200店舗、15年4月250店舗と急速に伸ばしている。

寿スピリッツ(推)=インバウンド関連の本命にさえなりそうな勢いだが、同社は台湾にグループ会社を有する。ここの人員を訪日中国人への販売強化策として国内店舗に配置する施策を進めている。
また現在9%(前期)の売上高経常利益率を2020年までに20%まで引き上げるという野心的な目標を掲げている。

東祥(推)=ホテル不足が叫ばれる中、ここ相鉄の株価が急騰している。同社のホテル部門の売り上げは前期10%だが、サンルートを昨年9月に買収しており比率はアップしているはずだ。この辺が評価されての上げだろう。となればホテルの売上比率が12%(前期)で今期3ホテル開業予定の東祥ももっと評価されていい。

セーラー(推)=私が材料を書く前からおかしなことを書く方がいた(掲示板)のには言葉を失った。ある読者の方が、私がこれから書く予定にしていた材料を書いて来られた(後述のことからまだ未公開なのをお許し願う)。相場の先行きを考え、この材料(と言っても調べれば容易に分かるはずだが掲示板にはないようだ)は次回回しにしよう。読者諸氏で調べて分かれば、セーラーの先行きに一段と自信を深められよう。

上方修正期待=IMV、ニックス(推)

7月06日 1時18分記