いろいろご心配いただき、また情報をお寄せいただき深謝申し上げます。

相変わらず、主力大型株相場が続き、動きに乗りきれず、いまいち成果がでないのがもどかしい。読者諸氏も同様と推察、心苦しいが、ここが辛抱のしどころと考えよう。

こうした事態への対応として、私は、最近多少は買った比較的企業規模の大きい銘柄で動きのいいものを買い増している。今の相場が、需給のいいもの、動きのいいものしか上がらない展開になっているためだ。

参考までに、準主力程度にしようと買い増している銘柄を、公開しておこう。

ダイユー、ライフコーポレーション、日東工器(9月下旬WEB銘柄)は2.22日付けで挙げたが、このうちダイユーはやや動きが悪いので、買い増しは中止した。そして新たに、25日、26日と買ったのがマンダムである。

この3銘柄について簡単に材料等を書いておこう。

4917 マンダム 4035△30=業績絶好調、インドネシアなど海外売り上げの比率が年々上昇。昨年来高値4110円(2014年7.2日)に接近してきたことで高値吸い寄せパワーが働くとみる。

6151 日東工器 2173△3=3Q決算からみて今期業績の大幅上方修正は確定的とみる。燃料電池車関連。昨年来高値2297円(2014年11.27日)が徐々に射程に入りつつある。

8194 ライフコーポ 1775△5=大都市圏の食品スーパーは節約志向に乗ってコンビニから客を奪い好調。その筆頭が当社。3Q決算からみて2015年2月期の上方修正が有望。

【タキヒヨー】
今の相場は何がいつ上がるか予想がきわめて困難だ。特に小型株はそうだ。
タキヒヨー(推)は26日は利食い売りに押され小幅安となったが、これは歓迎するところだ。一息入れて大相場という夢を私は持っている。もちろん、相場のことゆえ、どうなるか確定的なことなど誰にも言えないわけだが。
明日から1、2日、出すべき売り物を出し切ってもらったところで、業績、材料等について詳しく書くこととしよう。
テインは2.17日419円だったが26日は929△150。また
セーラー広告は2.20日(金)263円だったが26日は530△80。
タキヒヨーがこの道をたどるとはもちろん言えないが、多少なりと、そうなる匂いを感じさせると思うのである。

注=ちなみにテインはタイムオーバー(6ヵ月期限超過)のかつての推奨銘柄、セーラー広告はセーラー万年筆(9月下旬WEB銘柄)は冗談だが、2.24日付けで、同日の370△80に言及している。タキヒヨーがこの2銘柄同様になる可能性は数%なりとあるかも。夢を追って1000株なりと持ち株に加えるのもいいのではないか。

2月26日 20時29分記


右手小指が痺れ、だんだん深刻化、箸を使うのもやや困難に、というわけで、整形外科を受診、これが大混雑で半日仕事。どうやら肘部管症候群、脊椎性神経根症らしい。
実は3、4年前(あの時は首の痛みの方が深刻だった)、2年くらい前にも似た症状が出ている。
いろいろ調べると、結構深刻なことになるケースもあるようなので、ちょっとショック。パソコンのやり過ぎが原因なようなので、しばらく、パソコン操作時間を減らそうと思う。

というわけで、本来タキヒヨー(推)について詳しく書く予定だったのだが、ごく簡単にするのをご了解願う。右肩にも鈍痛があり、これは左指人差し指でやっている。もともとは左利き(矯正され大半は右手でやるが、左手でもかなりのことはできる)なので、こういう時、多少は役立つのだ。ただし箸までは無理。

【タキヒヨー】
フルスポットをご存知だろうか。
銀座にあるキラリト ギンザに出店している。そこのHPより。

>関東初の常設直営店となるイタリア生まれの雑貨ブランド「FULL SPOT(フルスポット)」、イタリアデザイン、イタリア生産こだわり、豊富な色展開と好きなパーツを選んでカスタマイズできるアイテムが揃う新感覚ショップです。

これが実はタキヒョーが独占販売しているよう(精査未了)なのだ。
同社100%子会社ティー・エル・シーが手掛けているので、逆にフルスポットータキヒョーの関係がほとんど知られていないということになり、ここが投資家としては付け目となるわけである。
四季報に「独占販売のイタリア時計が急伸、有力商業施設に順次出店。」とあるが、これがフルスポットであり、時計以外にも各種小物を扱う。
以下はティー・エル・シーのHPより。

> fullspotはデザインやファッション、製造等様々な分野のスペシャリストが集まって、2009年に設立されたイタリアのブランドです。
イタリアブランドらしい綺麗で遊び心を掻き立てるカラーを、シンプルでクリーンなデザインで表現したO clockがまず誕生して、今では、O シリーズとして、O bag、O pocketに代表されるBAGがあり、さらに新しいアイテムが続々と企画・発表されています。そのデザイン、生産のすべてをイタリアで行うというこだわりもあります。

フルスポットの時計についてはネットで調べれば、なかなかな人気であることが分かろう。

この他にもいろいろ材料はあるのだが、左手1本で苦しいのでここまでとさせてもらう。
セーラー広告、テインがそろってストップ高を繰り返している。これを彷彿させるのが・・・・

2月25日 23時34分記


2015.02.24 タキヒヨー
9982 タキヒヨー(東証1部)
株価=437▼7円(02月24日終値)   
出来高=341000株(02月24日) (売買単位=1000株)
2014年10月17日=395円~446円=2015年02月23日(月日=昨年初来安値~昨初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

密やかに推奨しようと思っていたのだが、この3立ち合い日(2.20日~2.24日)、出来高が急増して来て、これならあまり心配せず推奨できようという判断になった。

この大商いの原因が最初はよくは分からなかったのだが、どうも2月末の権利取りの動きのようだ。24日が権利付き最終売買日、明日25日は権利落ち日である。8円配当で中間配当4円は8月に実施済みで、今回分は4円なので、普通なら、どうということはないのだが、株主優待として1000株以上株主にオリジナルギフト商品(前回はインクなしで長期使用可能なペン)が来る。また抽選で10名に50万円相当の旅行券も(こんなのを期待して買う人は・・・・)ということで、結構これが人気のようなのである。

というわけで、明日の権利落ちがどういうことになるか読みにくい。決算発表でよほどの好決算以外大きく売られるという流れがある。また配当落ちも最近の例では、ダイユーエイトのように、12円配当の権利落ちで35円も下げたというのがある(これは決算日が変則=2.20日で、虚を突かれたという面があったのかもしれないが)。
そういうわけで、権利落ち前の推奨を、あえて控え、今日まで待っていたのだが、そうしたら437▼7とかなり値下がりして終わったので、これ幸いと、ここで推奨、明日の権利落ちを狙おうというわけである。

材料以外の注目点のみ書いておこう。
チャート(週足)を見ると、かなり大きく動いているようにも見えるが、これは目盛りの取り方のためである。実際は2011年8月以降はほぼ400円~480円の非常に狭いレンジ内を動いているに過ぎない。3年半ほとんど動きらしい動きがなかったという稀有な銘柄である。
全銘柄保有エネルギー一定の法則(鎌倉理論の一つ)からして、この長期間にため込んだ巨大なエネルギーが、ちょっとしたきっかけで放出されるだろう。

PER的にはやや割高くらいだが、ここ業績は回復傾向にあり、また1株純資産692円、自己資本比率62.1%、時価総額(210億円)を上回る利益剰余金(230億円)などを考慮すれば、時価は割安といっていい。

作戦=株主優待で買った人の売りがかさんで、前日比(配当4円を考慮した基準値は433円)マイナスで始まるようならそれなりに思い切って買っていいだろう。
立ち合い開始前、買い気配になった場合・・・・2.26日に付けた昨年来高値446円くらいまでならとりあえず少しだけ買ってもいいだろう。さらに大幅高で始まるような場合は、リスクもそれなりに高いことも考慮に入れ、慎重に判断されたい。
いずれの場合も、その後、下げるようなら第2弾買いを入れられるようにしておくといいだろう。

蛇足=(半分おふざけ半分真面目)郷鉄工所、加地テック、ブレインパッド、パイプドビッツ、パンチ工業、ローツェ、コメ兵
これらは、これまで当道場で取り上げた銘柄(大半は推奨銘柄)で、かつ大きく上げたものである(ただし乱高下が激しかったので読者諸氏がいい思いをされたかは分からない)。
共通項は、企業名がユニークで、いちど聞いたら忘れないということだ。
タキヒヨーもまさにこの仲間に入る。タキヒョーでもタキヒョウでもなくタキヒヨーである。社長は滝さんだがヒヨーは?一体全体、社員さんはどう発音してるんだろう?

2月24日 21時02分記

追記=今見たら日証金の貸借倍率がいい感じになって来ている。これまで4000株から10000株しかなかった貸し株(空売り)残高がここ2万株程度にまで増加してきていたのだが、20日13.8万株、23日18.0万株、そして24日は25.7万株に激増しているのだ。貸借倍率も0.54倍と株不足になっている。23日0.95倍で0.05円の逆日歩が付いたので、24日も逆日歩になった可能性がある。
23日の相場は、鉱業のほか銀行などの金融が下げ、騰落銘柄数では値下がり銘柄数の方が100余り多かったのだが、日経平均は135円高、TOPIXも小幅ながらプラスだった。2部、JQ、マザーズは0.4%前後の値上がりとなった。
まとめにくい動きだったわけだが、強いて言えば、ようやく2部、JQ、マザーズに、立ち直りの気配が見られたというところか。

東証2部の値上がり率上位銘柄を見ると、1位の高砂鉄工160△47をはじめ、花月園、大和重工、郷鉄工、オリエンタルチエンなど、ほとんどが株価150円±50円くらいの銘柄だった。こうまで株価100円そこそこの銘柄が上がる(これら銘柄はそこから上げて来たのである)のなら、早晩、株価100円未満の、さらに低位の銘柄に物色の手が伸びるかもしれない。(私が期待している銘柄は言うまでもないだろう。)

またサイネックスが突如1333△155と急伸、同じふるさと創生関連でセーラー広告なども上げた。また当道場銘柄ではないが自動運転のアートスパーク(2.17日に言及)も急伸した。

ここまで書いて、そうかと気付いた。
2.17日、新日本科学(推)を取り上げたとき、IPOがらみでZMP関連、ヘリオス関連が16日ににぎわったと書いたが、2.23日もこれが再演されていたのであった。
すなわち、ZMP関連でアートスパークのほかアイサンテクノロジー、ネクスなども上げ、ヘリオス関連で新日本科学、テラも上げた。
多少は物色意欲も回復、市場はこうした時流に乗るテーマ株を買う流れが出て来たということだろう。

立ち直るかとみた高度紙(推)は1397△30まであったものの結局押し戻され、1366▼1。どうみても割安と私がみる日東工器(9月下旬WEB銘柄)も2164▼17で5日続落となった。

動きのいい銘柄に乗るのがいいのか、割安の出遅れ銘柄を仕込むのがいいのか、迷うところだ。
私は新日本科学、ハードオフ(推)、NSW(12月下旬WEB銘柄)をポートフォリオの中心に置く一方、割安出遅れ銘柄を着実に少しずつ買うという戦術で行っている。

最後にハードオフについて。
NSWもそうなのだが、ここ日証金の融資残高が、ほぼ一貫して減少している。NSWの場合、最近のピークは1.27日の209300株だが、これが2.23日は70900株にまで減少している。
ハードオフは1.29日の110300株が2.23日にはなんと16700株に急減している。貸し株残高も8400株で貸借倍率も1.99倍まで急低下している。
1.27日に付けた1165円高値を目前にもみ合っているわけだが、まさにここは正念場。どう転ぶか判断が難しいが、この取組改善からして上っ放れる可能性が大きいのではないか。

2月24日 0時35分記
ヘリオスが上場した場合、大株主各社の含み益が、どの程度になるか、私の試算を示そう。
ただ、いろいろ判明していないこと、予想するしかないことがあるので、あくまで非常にラフで推測に基づいたものも含む、ある意味乱暴な試算であることを、あらかじめお断りしておく。

各社の出資金は以下の通りと思われるが、これ以外の出資があるのかないのか、はっきりしない。ここでは以下の5社分合計の27億円以外に3億円あるとみて総出資金を30億円とする(根拠に基づくものではなく、創業者の分もあろうとみて、これを加え合計をきりのいい数字にした)。

大日本住友製薬=15億円
ニコン       = 5億円
新日本科学   = 3億円
渋谷工業     = 3億円
テラ        = 1億円

ヘリオスの比較会社として最適なのはリプロセルであろう。ヘリオスと同じくIPS細胞関連の事業が中心で創業後日の浅い小企業という点も共通だからである。同社は上場直後の高値時の時価総額は約1890億円だった。社員数は現在単独17名(連結30名)。ヘリオスは37名である。
業種は全く異なるが期待の大きい人気企業としてユーグレナも見てみよう。同社は上場数ヵ月後には時価総額が約2500億円に達した(現在も約1400億円、月曜は材料が出たため暴騰が予想される)。

ヘリオスがリプロセルを大きく上回る評価を株式市場で受けるのは確実であろう。また、ユーグレナよりもやはり高い評価になると考えられる。
となれば、ヘリオスの上場時の時価総額は,比較的控えめにみても2000億円~3000億円程度にはなるとみて、大きな異論はなかろう。2500億円としてもいいのだが、ピーク時の評価ではなく、ある程度落ち着いた時点の評価が妥当ということも考慮、、ここでは2100億円としよう(計算の簡便も考慮、30億円の倍数にした)。

総出資金30億円が2100億円と70倍になると仮定するわけである。

            出資金 →上場時評価    含み益
大日本住友    15億円 →1050億円   1035億円
ニコン         5億円 → 350億円    345億円
新日本科学     3億円 → 210億円    207億円
渋谷工業       3億円 → 210億円   207億円
テラ          1億円 → 70億円      69億円

それでは、以下、これをもとに、各社の時価総額(2.20日終値で算出)に対するヘリオス株の含み益を見てみよう。
          
           A時価総額     B含み益    BのAに対する比率   
大日本住友    5069億円    1035億円      20.4%   
ニコン        6125億円     345億円      5.6%
新日本科学    363億円      207億円      57.0%
渋谷工業      628億円      207億円     33.0%    
テラ         225億円       69億円      30.7%

なおヘリオスの上場時時価総額を1500億円とさらに控え目にした場合、各社の「BのAに対する比率」は新日本40.5%、渋谷23.3%、テラ21.8%、大日本住友14.5%、ニコン2.4%となり、一段と新日本の優位が際立つ。

1株当たりの含み益は新日本520円、渋谷工735円、テラ500円、大日本住友260円、ニコン86円。

話を分かりやすくするため、どう見ても評価の低いニコン、大日本住友を足切りし、残る3社を比較しよう。
   
           株価     時価総額に対する含み益の比率    1株当たりの含み
新日本科学   912円          57.0%                520円
渋谷工業    2231円          33.0%               735円
テラ       1633円          30.7%                500円

「1株当たりの含み」では、新日本は渋谷の後塵を拝するが、両社の株価は、渋谷の方が2.4倍強とはるかに高いので、株価へのインパクトは、新日本の方がはるかに大きいということである。それを分かりやすく示したのが 「時価総額に対する含み益の比率」であり、上表のように、新日本の圧倒的高さが歴然だ。

くどいようだが、分かりやすく言えば、1株当たりの含み分だけ、各社の株価(2.20日終値)が上昇すると仮定すれば、各社の株価は次のようになる。(言うまでもないがこうなると言っているわけではない。)

新日本科学  912円→1432円(+57.0%)
渋谷工業   2231円→2966円(+33.0%)
テラ      1633円→2133円(+30.7%)

結論=ヘリオス上場で最も株価上昇が期待できるのは、新日本科学である。
2番手は数字的には渋谷工業だが、仕事上のつながりの密接さ、企業規模等も考慮すると、テラとみるところだろう。

(忘れなければ、寝込んだりしなければと逃げを打ちつつ)深夜、相場見通し等をこれに続ける形で加筆の予定です。

2月22日 21時03分記

依然、主力株中心の物色が続いているわけだが、そろそろ小型株の割安・出遅れが意識され始めるかもしれない。
各市場の今期予想PERを見ると以下のようになっている。

東証1部=17.54倍
東証2部=15.87倍  
JQ   =16.40倍

たしか2ヵ月くらい前はJQは東証1部より高PERだったような気がする。もし記憶間違いだったとしても、ほぼ同水準程度だったはずだ。いくら下げたと言っても、これではきついなと思った記憶がある。
それがついに2部はかなりの割安水準、JQも東証1部をかなり下回ってきたことで、そろそろ底打ち感が出て来るだろうということである。好業績ほど売られたと言っていいくらいの理不尽な動きも続いた。こうしたおかしな動き全般に反動がそろそろ顕在化するのではないかということである。

あいHDのような中型株的な銘柄は出直り色を鮮明にしつつある。となれば、例えば日東工器(9月下旬WEB銘柄)、ライフコーポレーション、ダイユーエイトといったところにも、この流れが波及してもおかしくない。
長らく調整を余儀なくされている高度紙(推)、朝日ラバー(推)も、底入れが近い(あるいはすでにしている)かもしれない。
いずれにせよ、決めつけず、いろいろな可能性を念頭に、希望を持って相場を見ていくところだろう。

2月23日 0時02分記

日本再生の秘策として、私は以下の4つを挙げたわけだが、今回は最後の④津波避難マンションについてである。

①林業再生
②100年住宅(住宅の長寿命化)
③学校給食の完全米飯化
④津波避難マンション

最近津波避難タワー完成といったニュースをよく見る。各地に津波避難タワーが建設され、これが続々完成しており、あと1、2年で予定の物はほぼ完成するのではないだろうか。
しかし私は、この津波避難タワーに大きな懸念を持っている。
美観、耐久性、経済性といったこともあるが、それ以上に安全性に大いなる懸念を抱いているからである。

これに関し、以下の記事を見つけたので参考までに載せておく。

>津波被害が懸念される太平洋沿岸で整備が進む避難タワーの効果について、群馬大災害工学研究室(片田敏孝教授)が被害シミュレーションを行ったところ、避難タワーの設置で、かえって犠牲者数が増えるケースのあることが28日、分かった。特に標高の低い沿岸部にその特徴が顕著だといい、片田教授は「避難タワーは耐久性、高さともに安全性に限界があるが、住宅地に近いため誘導効果をもちやすい。想定以上の津波が来た場合、相当の犠牲者を生む危険性がある」と警告している。(2014年。6月28日付け)

私はこれにかなり近いことのことをもっと前から考えていた(後出しじゃんけんのように言ってもだめだが)。鎌倉の七里ヶ浜の海岸にはここは標高1mといった標識が設置されているところがある。ところが、これが日によっては水没しかかっていたりする。
考えてみれば、満潮とか大潮のときは海面は上昇する。さらに大波が来ればさらに高いところまで海水は来る。暴風ともなればさらにである。こうしたことを考慮すると、最低でも2m、できたら3mは余裕を見ておかないと安心できないだろう。
しかるに、避難タワーの避難スペースの高さは地上から通常6メートルから10m程度のものが多い。これでは、上記の3mを差し引くと3mから7mということになり、危うさを感じざるを得ないではないか。私だったら、避難タワーに行くのと、自分のいるところから高度の高いところへ移動するのと、どちらが安全かをまず考える。そして恐らく多くの場合、後者を選ぶだろう。さらに避難タワーは3階部分と4階部分が避難スペースというケースがかなりあると思うが、4階は助かったが3階はだめだったといったケースも起きそうだ。いずれにせよ、避難タワーは、場合によっては殺人タワーになる危険をはらむのである。

【津波避難マンション】
こうした経済性、美観等の問題点に加え安全性の面で致命的とさえ言っていいかもしれない危うさを内包する避難タワーはやめ、津波避難マンションを建設しようというのが、私の提言である。

この言葉で大体のことはお分かりいただけると思うが、簡単に説明を加えるとしよう。
津波に備え、行政が津波避難対策として津波避難用のマンションの建設を後押しすべしということである。これは自治体等が自ら建設に乗り出すのではなく(そういうものも例外的にあってもいいが)、民間のマンション業者、建設会社等が津波避難マンションを建設するのを、バックアップするのである。

強度、避難のしやすさ、避難用スペースの確保、所有者以外の人間の津波襲来時の避難といったことに関し、基準をクリアした物件に対しては、一定の優遇をして、建設を促進すればいい。

基準について具体的に言えば、緊急時にオートロックが解除されるようにしておくこと、避難階段をだれでも容易に利用できるような造り(たとえば建物の外側に設置)にすること、屋上は避難スペースとして整備すること等である。

優遇については、周辺住民の理解を得たうえで、容積率や高度制限を緩和するというのが、まず考えられる。この場合、自治体等は、金銭的負担はゼロで済む。固定資産税や不動産取得税などの軽減、あるいはマンション建設業者への補助金交付も考えられる。

いずれにせよ、これは金銭的負担がゼロか非常に小さい額でできる施策である。その上、津波避難ビルに比べ安全性は問題にならないくらい高い。しかも収容人員と言うか対応可能人員数で言えば、避難タワーなどとは比較にならない多人数となろう。10階建てマンションとしても避難に使える部分は3階くらいから屋上まであるのだから。
注=具体策は省略するが、緊急時には各住戸も協力してくれるであろうから、その住戸内、廊下(内廊下または外廊下)、ベランダも避難スペースにできよう。

湘南道路を平塚辺りで北上すると道路は湘南道路よりさらに低くなる。標高も5m程度しかない。大地震が起き津波発生ともなれば、車を捨て高台に逃げようとする人たちで大混乱に陥ることは必至と思われる。こういう場所の場合、多くの避難者を受け入れる施設の整備は喫緊の課題だ。しかし、行政は避難指定ビルの選定といった安易なことは比較的迅速にやるが、抜本的対策は取ろうとしない。そもそも湘南道路は海から2mから4m程度しかないところも多い。危険極まりないのだが、「それを言ったらお終い」とでも思っているのか、誰もこのことを言わない。
堤防かさ上げは美観の問題に加え、財政負担の巨大さもあって実現は厳しいだろう。となれば、切り札は、やはり津波避難マンションの建設ということになる。

なお、津波到達まで数分といったことが予想される地方の港町(1例を挙げれば南海トラフ巨大地震の被害想定で日本一高い津波高34・4メートルを突きつけられた 高知県黒潮町)も、かなりの数にのぼる。各地で地形、住民数等事情は大きく異なるから一概には言えないが、こうしたところでも、県や国の支援で津波避難マンションを建設するのも検討されていいだろう。

最後になってしまったが、この施策によって全国各地に津波避難マンションが建設されることになれば、(多少はゼロサム的な部分があろうが)、地方再生、経済活性化にもそれなりの好影響はあろう。

相場動向、新日本科学の「時価総額比で見たヘリオス株の含み」等については、明日書く予定です。

2月21日 23時18分記
新日本科学(推)は、次第にその実力が認識されつつあるようだ。

お待たせしたが、いよいよここでは同社がヘリオス(旧日本網膜研究所)の主要株主の1社であることについて書くとしよう。
ヘリオスと言えばiPS細胞であり加齢黄斑変性というイメージだが、では理研の高橋雅代氏との関係はと言うと、明確には知らない方も多いと思われる。同社HPにこれに関し分かりやすい文章があったので以下に示す。

>ヘリオス初心である「加齢黄斑変性の治療法を届ける」という誓いはまだ達成しておりません。理化学研究所の髙橋政代先生との出会いにより、その実現への道が見えてまいりました。ヘリオスの代表として必ずこの初心を成し遂げていきたいと考えております。(トップメッセージより)

さて新日本科学と同社の関係である。
同社HPの「事業体制」というところに、同社とそれを取り巻く企業、研究所等の関係を図解したものが掲載されている。
iPSC再生医薬品分野では次の4社の名前が挙がっている。

大日本住友製薬=国内共同開発
新日本科学   =前臨床試験
渋谷工業・ニコン=自動培養化装置

次に、ヘリオスの大株主である。
ネット上で流布している情報であるが、「出資金」として以下の数字が出回っている。

大日本住友製薬=15億円
ニコン       = 5億円
新日本科学   = 3億円
渋谷工業     = 3億円
テラ        = 1億円

この数字を見て、ではこのうちどの企業が最も株価的にみて評価できるか、これを判断することが投資家には重要である。私は「材料は1株当たりで考えよ」ということをずっと言い続けている。この考え方に全く変更はないのだが、最近は「時価総額比で見よう」ということを言い出している。
それは1株当たりではA社が200円、B社が400円の、例えば保有未上場株の含み益を有していたとしても、A社の株価が200円、B社の株価が1000円だったら、株価へのインパクトはA社の方が大きいわけだが、それが分かり難いという問題があるからである。
この問題を避ける方便として、「時価総額比で見る」のが適切で分かりやすいので、こうしたわけである。

それで、ヘリオス株が上場、高株価を付けるとして予想含み益が最も時価総額比で大きいのは上記5社でどこか?
答は言うまでもなく新日本科学のわけである。
詳しい計算は次回以降に譲るが、そう難しくも面倒でもないので、興味・熱意のある方はやってみられるといいだろう。

2月19日 22時54分記

依然、相場の流れは大きくは変わらず、主力大型株中心の動きが続く。また、好業績でも売られたり、わけのわからない銘柄が買われたりする。
今日、気付いたものではミマキエンジニアリング。2.09日、引け後に決算を発表、今期業績の上方修正(経常利益は会社計画を上回り四季報予想と同じ)も発表したが、ここから急落、09日終値が2415円、18日は2169円。
また昔の推奨銘柄のテインは18日、突如499△80とストップ高、その後PTSでも579△80と連続ストップ高(6.17日425円で推奨、タイムオーバー)。とりあえず誰も上げの理由が分からないようだ。

【ハードオフ】
いちゃもん的コメントが掲示板にあふれていたが、1149△51まであって終値は1134△36。増配まで無意味とけなす人がいるのには唖然。言うまでもないが配当がらみでは、配当権利付き最終日より1~3ヵ月前くらいから徐々に配当取りの動きが出、権利付き最終の数日前くらいに株価は高値(はなはだあいまいな言葉の使い方だがやむを得ない)を付け、権利落ちで配当分前後値下がりする。これが、理論的教科書的説明だが、実際は配当落ちで配当分より大きく値下がりしたり、逆に配当落ち分を埋めなお高いといったケースも発生する。しかし増配が好材料なのを否定する人はまずいない。
ここからは2.09日に付けた高値1089円を抜けるかが焦点になる。日証金融資残高は減少の一途であり、期待してみていよう。推奨時に書いたように、トレファク、コメ兵に比べPERは著しく低い。実際、その後の株価は結局割高2社値下がり、割安ハードオフ高となっている。となれば、ハードオフは多少時間はかかるかもしれないが来期予想1株利益の15倍前後の1400円~1500円程度への水準訂正があってもおかしくない。
こう書くと取り残されて泣く人が出る。慎重に行きたいなら、適宜一部は折々に分けて売ることである。

【NSW】
後場に入って力の入った買いが入り、944△39まであって終値は937△32。I o T元年の本命企業として、やはり強気堅持でいいだろう。アプリックスも面白いのだが、収益面に問題があり、とりあえず戦線離脱気味だ(18日付け日経に「iPhoneと連携家電を試作」という好材料が出たにもかかわらず前日の暴落のわりに戻せなかった)。となれば、一段と人気はNSWに集中しよう。
1.23日に付けた1120円もかわいい値段だったねというくらいの株価になる可能性は十分あろう。

【新日本科学】
昔「1円安が好き」と言う方がいた。その心は連騰もいいがそれでは相場は持たない。どこかで一息入れないと。でも大幅安はいやだ。
今日の株価はまさにそれで881▼1。
そして引け後、「連結子会社、株式会社メディポリスエナジーの営業売電開始に関するお知らせ」というIRが出た。ある程度知られていた材料だが、実際に始まったこと、そしてその売電収入が3.5億円にのぼるというのは、かなりの好材料だ。今期業績予想に織り込み済みと言っても、それは当然だろう。今期はもう40日くらいしかないのだから。来期フル寄与である。

とりあえず相場は相場に任せるとするが、一つだけ、ほとんど評価されていない材料を書いておく。

新日本科学(以下SNBL)とG2B Pharma, Inc.(本社:米国、以下「G2B)は、SNBL が有する経鼻製剤基盤技術1)とG2B が有するエピネフリンの粘膜吸収改善処方とを組み合わせたエピネフリン経鼻剤(以下、本経鼻剤)が食物アレルギーなどで起こるアナフィラキシー治療薬として、注射剤と同等に使える可能性を動物試験において確認しました。本経鼻剤は針がないので痛みを伴わず、学童でも安全に、安心して使えるため、現在汎用されているエピネフリン注射に代わって、新たなアナフィラキシーの治療として期待されます。(2013年9月)
これは、その後そーせい(マザーズ)との共同開発が発表された(2014年8月)が、大変な材料と言えよう。アナフィラキシー・エピネフリン注射の問題についてはTV番組でご覧になった方も多いだろう。学校で児童・生徒が食物アレルギーを起こした時、今先生等は極度の混乱に陥るだろう。注射を打つと言ってもためらう先生が大半なのではないか。。そもそもそういう態勢になっていないところも多いのではないか。これに対しエピネフリン経鼻剤ならだれでも簡単に利用できる。学校に常備するといいだろう。食物アレルギーのあることがわかっている子供は常に携行していればいいだろう。爆発的に普及することが予想される。これの実用化が近いのである。

2月19日 0時30分記

新日本科学(推)は、とりあえず、順調にスタートした。
私は純然たる薬品株は原則として推奨しないことにしている。開発中の新薬が収益を生むまで、紆余曲折があるうえ時間もかかり、私の性格に合わないからである。
ただ、新日本科学(いわゆる薬品株、バイオ株ではないが)の場合、事業展開の先行きがもう少し読み易く確実性があるとみるのと、大きな将来性を秘め、かつあまり知られていない材料を有するとみて、あえて推奨する。
注=前々稿、見出しを「新日本科学」に変更、推奨度等の項も書き加えたのでご参照ください。(これは、以前にそうすることをお知らせしています。

ここでは、13日に発表した業績予想の修正に関するお知らせに基づき、同社の今後がいかに明るいかについて書くとしよう。

>国内前臨床事業における第3 四半期累計期間の受注は前年同期対比108%と順調に増加しており、売上及び利益当初予想を上回る見込みです。また、米国前臨床事業における第3 四半期累計期間の受注も前年同期対比205%と大幅増加しております。しかしながら、米国前臨床事業においては契約獲得及び試験の開始時期が年度後半に偏重したことで、稼働率は想定していた操業に至りませんでした。また、トランスレーショナルリサーチ事業における交渉中ライセンス案件の契約時期が来期以降にずれ込むことが予想されることから、売上高および営業利益を修正いたしました。

>平成26 年12 月24 日に公表した『PPD(米国臨床CRO)との簡易会社分割(合弁事業の開始)』については、効力発生日を平成27 年4 月1 日としており、平成27 年3 月期通期連結業績への影響はありませんが、平成28 年3 月期において35 百万米ドルの特別利益の計上を予定しております。

2015年3月期業績は上記のような原因で予想を下回ったが、経常利益は為替差益があって、そうは落ち込まなかった。そして重要なのは2016年3月期だが、
①受注は大きく伸びている
②『PPD(米国臨床CRO)との簡易会社分割』で3500万ドル≒41億円!の特別利益を同期に計上
注=同社の今期予想売り上げは約180億円、同営業利益は約-8億円、同経常利益は800万円に過ぎない。
③米国前臨床事業の稼働率は同期には大きく改善しそうだ。
④トランスレーショナルリサーチ事業における交渉中ライセンス案件の契約時期にもよるが、これによる利益も期待できる。
注= トランスレーショナル リサーチ(TR)とは、国内・海外の大学、バイオベンチャー、研究機関などにおける基礎研究から派生してくる有望なシーズ技術や新規物質を発掘して、医薬品などの評価・承認に必要な前臨床試験や臨床試験を行いながら、基礎理論を臨床の場で実証することにより、付加価値を高めて事業化へつなげていくことを意味します。(新日本科学による)

同社の経鼻投与基盤技術は、国内外の制約会社からライセンス契約などの引き合いが強い。
これについての同社の説明を引用しておく。

>当社が独自に開発した経鼻投与基盤技術(Nasal Delivery System: NDS)について、米国でPhaseⅡ臨床試験を完了したグラニセトロン経鼻剤(開発コード:TRG,制吐薬)、米国でPhaseⅠ臨床試験を完了したゾルミトリプタン経鼻剤(開コード:TRZ,偏頭痛薬)における臨床実績が高く評価され、国内外の複数の製薬企業が保有する化合物に応用するための技術評価試験(フィジビリティ試験)の実施が増えております。
併せて、インフルエンザワクチンの注射液剤を固化して粉体で安定的に鼻腔に投与する新技術の研究開発に成功しています。インフルエンザ経鼻ワクチン(開発コード:TR-Flu)は、注射器や針が不要であるだけでなく、室温保管が可能です。さらに、経鼻ワクチンは、重症化を阻止する血中特異的IgG抗体を誘導するだけでなく、分泌型IgA産生を高め、感染予防に重要である粘膜免疫を強化することから、注射ワクチンよりも高い感染予防効果が期待され、ウィルスがある程度変異しても有効性が維持できると推測されています。インフルエンザウイルス各種に対する幅広い交叉性が示され、より強力な免疫が誘導される効果が期待できます。今後、当社では、TR-Fluを含めた経鼻ワクチンの研究をさらに注力してまいります。

以上だけでも、同社株の有望さに疑問の余地はないと思うが、さらにヘリオスの大株主という材料がある。これについては次回に。

2月17日 23時51分記
2015.02.17 地獄で仏
タイトルほどではないが(人によってはそういう方もいらっしゃろう)、厳しい状況下、御仏様が出現!

ハードオフ(推)が今期特別利益3億円を計上、これに伴い今期の予想純利益を11.8億円から13.3億円に上方修正(15時00分)。これは鎌倉理論では一過性のものとしてほとんど評価しないが、さすが新発田市出身の社長さん、これを株主に還元したいと、期末配当を30円予想だったのを5円増配して35円にするという。

5円ごときと言うなかれ。これで株価は大きく上がるであろう。
何せ期末一括30円配当で、もともと利回り2.73%という高利回り銘柄だったのである。
それが35円配当になり、利回りは一気に3.19%という、とんでもない高水準になる。

ちなみに高配当銘柄の代表格・武田薬品は180円配当で株価6035円だから利回りは2.98%。年2回配当なので、3月末に限れば、この半分の1.49%に過ぎない。

          株価       実質PER(名目PER)   利回り(期末分のみ)
武田薬品   6035円    56.5倍(55.8倍)    2.98%(1.49%)  

ハードオフ  1098円    12.3倍(11.1倍)    3.19%(3.19%)

2月17日 16時32分記