30日朝発表の8月の鉱工業生産指数(速報値)は前月比1.5%低下(市場予想は0.3%上昇)した。消費支出も5ヵ月連続で減少、8月は前年同月比4.7%減少した。このように、最近発表される経済指標は、予想以上に悪いものが多い。さらに悪化が続くようなら、追加の景気対策といったことにもなろうが、とりあえず、多少は警戒しながら、統計を見ていくことが必要だ。

こうした数字もあって30日の相場は、大きく下げた。主力も中小型も、東証1部もJQもマザーズも下げた。

朝日ラバー(推)は1830円まであって終値は1902▼158.これで6日連続安となる。2000円前後が底と見ていたが、あっさり大きく割り込んだ。不明を恥じるが、何事も大きくぶれる今の相場に鑑みれば、驚くに当たらないとも言える。しかし、この下げは行き過ぎとみる私は言行一致を実践すべく、寄り付き(2099円!)で、わずかだが買った。この下げで懲りて、買いをやめると、大体そこが底になる。よって私は、明日下げるならさらに買い、明後日も同じ行動に出ることに決めている。

ITフォー(推)が495△14と逆行高した。休養十分なので、意外高が見られるかもしれない。

クリーク&リバー(C&R)は変わらずで寄り付いた後、すぐに下げに転じ前場は700▼30で終わったが、後場14時01分には880△150とストップ高。しかしその後急落、一時はマイナスに転じ終値は737△7。目をまわす人も出てきそうだが、こういう値動きに幻惑されることなく、同社の将来性に期待しよう。

セーラー万年筆は「万年筆ブーム」と題して9.15日付けで取り上げた。しかしその後も、株価は結局居心地のいい38円を抜け出せないでいる。ただ30日は出来高も急増、一時40円を付け、38円の買い物も大きく膨らんできた。9.16日に続く胎動だが、今回41円を抜けるか、また挫折を味わうか現時点で判断はできないが、いずれにせよ、1、2か月以内には抜け出し、それなりの値段になるのではないか。38円、39円は買っておいて損はないだろう。

9月30日 23時49分記
相場動向について書く前に、9.26日付けの記事(同日1時07分公開)で、「絶好の仕込み場」として紹介したクリーク&リバーの業績予想について書いておこう。

同社は9.25日、以下のプレスリリースを出している。

2. 業績予想修正の主な理由

平成27年2月期第2四半期連結累計期間の連結業績予想につきましては、当社グループ全体で事業が好調に推移し、全セグメントにおいて前年を上回る業績を達成し、期初の計画を上回る見込みとなったため、業績予想を上方修正いたします。

なお、平成27年2月期(平成26年3月1日~平成27年2月28日)の通期連結業績予想については、建築、ファッション、作家等、新規エージェンシー事業の需要増に対応した拡大投資、当社ゲーム・アプリ分野におけるの自社開発事業の拡大及び制作受注の増加に伴う拠点拡充等の積極投資を当第3四半期以降に予定していること等を鑑み、第2四半期連結累計期間において期初予想を超過した額の一部について、業績予想を上方に修正いたします。

今後、更なる修正が必要となった場合は、速やかに開示いたします。

以 上

(注)業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき当社グループで判断したものであり、潜在的なリスクや様々な不確定要素が含まれております。そのため、様々な要因の変化により、実際の業績は、記載されている予想数値と異なる可能性があることをご承知おき下さい。

注目すべきは本文末尾にある
>今後、更なる修正が必要となった場合は、速やかに開示いたします。
の文言だ。
念のため、同日に業績修正した数社をチェックしてみたが、やはりこういう文言はない。おしなべて「実際の業績は、記載されている予想数値と異なる可能性がある」(クリーク&リバーも注として言っている)という逃げをうっているだけである。

以上の分析から導き出される結論は自ずと明らかだろう。いずれ通期業績はさらに上方修正になる可能性が極めて高いということである。

なお同社の8月中間決算の発表は10.02日である。これについて理解に苦しむような書き込みが掲示板でみられるが、10.02日には、基本的に何も起こらないだろう。9.25日12時20分に発表した数字とほとんど同じものが正式に確定したものとして出されるだけだからである。また本決算ではないので、次期(2016年2月期)の決算予想が出されるわけでもないのは、言うまでもない。
8月中間期の経常利益は期初の800(単位=100万円、以下同)予想を940に大きく上方修正した(9.25日)が通期については1350を1400に小幅に上方修正するにとどめた。
実は中間期の940という数字は、まさに四季報の予想と同じである。そして四季報の通期予想は1500である。ここにきて、映画、ゲーム等で好材料が続出していることでもあり、通期、四季報程度の数字になるとみるのが、現時点で妥当であろう。そして会社は2018年2月期の営業利益(≒経常利益)30億円をもくろむ。

9月30日 22時13分記





現在の相場環境をどうみるか、そして、今後の投資方針をどうするか。
こうと決めつけるほどの決定的な材料はない。
為替は円安で、あれこれ言われるが、相場的には疑いもなく好材料だ。一方、景気のほうは、どうも消費増税後、地方中心に節約志向が高まっていて、期待に届いていないというのが実情だろう。それでも、アメリカ株は史上最高値圏で踏ん張っており、日本株の出遅れがなお目立つというのが、世界の中の日本株の動きだ。

このように、ざっと現状をまとめてみても、確たることは言えないが、まあそう弱気になることもあるまい。10月は、最近はそうでもないが危うい月であり、休みたいところだが、そろり歩いていくとしよう。できれば10.11日~13日の3連休前までには、多少なりと持ち高を減らしておこうと私は思っている。その前に一稼ぎ。

朝日ラバー(推)は。19日に3050△500とストップ高した後は4立会日連続安で26日は2160▼16。
日足でチャートを見ると、9.17日の2050円と26日の2045円でダブルボトム形成と読めなくもない。また、以前に書いたように中期経営計画を達成できれば2017年3月期の実質1株利益は100.3円になる。これのPER20倍が2006円。バイオ脾臓ニュースでも分かるように、今後マイクロ流体デバイスは、さらに多様な分野で使われる夢が一杯の材料だ。本業だけでもそれなりの収益力を有する会社が、この夢の材料を引っさげ高収益企業に変身しようというのだから、2000円前後は底値とみて大過なかろう。要するに、ここは買いという選択肢はあっても、売るという選択肢はないとみる。断固強気。

昭和HD(推)に好材料が出た。錦織選手が、28日、マレーシアオープンで優勝したのだ。9.08日は全米オープンでの快進撃で一時83△20まで急伸している。今回も大会の格が違うとはいえ、それなりの好影響が期待できよう。29日からはジャパンオープンも開幕、錦織選手も出場する。
なお、昭和HDはソフトテニス(軟式テニス)ボールの大手老舗メーカー(であって硬式テニスではない)のを懸念される方もあろう。しかしよく調べると、近年は硬式テニスに力を入れていることが分かる。「スポーツ分野は硬式テニス分野を伸ばす。」(会社情報)とある。これは実はほとんど知られていない(HPを見ても全く書いてない)ことなので、評価されていい。

臨時国会が9.29日から始まる。ふるさと納税はじめ、当道場で取り上げたいろいろなテーマがクローズアップされる可能性がある。
サイネックス(推)は26日、1311△98と急伸した。29日以降にも期待。
地熱発電の横田製作所(推)、林業再生の太平製作所(推)も見直されるか。

クリーク&リバーは26日、636△58と前日のおかしな下げ分以上に上げた。前稿でミスを犯してしまった。前稿末尾で訂正しておいたのだが、お読みでない方も多いと思うので再掲(前稿は正しいものに訂正しておく)しておく。

決算短信をよく読めば、私の言いたいことがお分かりいただけよう。特に末尾部分に注目。
お詫びして訂正=上記「決算短信」は「業績予想の修正に関するお知らせ」の間違いでした。(9.27日 16時15分記)

いずれれにせよ、強気で。

9月28日 22時30分記
25日の相場は主力大型株中心に大幅高となり日経平均は年初来高値を更新した。アメリカ株(NYダウ)が反発、為替も円安傾向なことが背景にあるが、207円高の割には、値下がり銘柄数もそれなりにあった。2部、JQは小幅高にとどまった。

こういうことは、これまでにも、時々あった。日経平均大幅高・当道場銘柄大幅安というパターンである。大きく下げた銘柄には共通項がある。これまで大きく上げた銘柄だということである。朝日ラバー(推)、横田製作(推)、ニックス、鉱研工業、協立電機などである。

日経平均が何年ぶりの高値だといっても、ようやく昨年末値を83円(0.5%)上回っただけである。これに対しJQ平均などは昨年末値を11.4%も上回っている。この意味で出遅れと言える日経平均やTOPIXが、ここ大きく上げているわけである。
今思いついて各市場のPER((9.24日終値)を調べたら、以下のようになっていた。
東証1部全銘柄=16.43倍
東証2部全銘柄=16.00倍
JQ全銘柄   =16.62倍
これだけ各市場のPERが横並びになったのは珍しいのではないか。
つまり、通常東証1部のPERが最も高く、2部が最も低く、その差もかなりあるというのが、多くの場合であったと記憶する。
それが小型株優位の展開が長く続いたため、上記のようなことになったわけである。

それも、ここにきての日経平均急騰で、そろそろ、また売られたJQや2部、マザーズの小型株復活が近いかもしれない。
ところが、現在NYダウは220ドルほどの急落、つれてCME日経平均先物も230円ほどの大幅安となっている。ここまで大幅安となると、小型株にも下げが波及する恐れもあり、予断を許さない。慎重に行きたい。
朝日ラバー、Nフィールド(推)はPTSで大幅高だったのだが、0時にかけ上げ幅を大きく縮めたのは、この影響だろう。
なお、Nフィールドは引け後、2分割を発表している。

4763クリーク&リバー(JQ)は12時20分に2015年2月期の8月中間期決算予想を発表した。中間期予想、通期予想とも上方修正したわけだが、後場寄りは前場引け値の625円を上回る635△4、直後に647円まで上げたが終値は578▼53。刹那的に売買する個人投資家の行動がこういう値動きにつながったのだろうが、決算は文句なくいい決算だった。早晩、大きく見直されると考えるので、26日、安寄りしたり、それはなくともあまり高く始まるのでなければ、ここは絶好の仕込み場とみる。
「業績予想の修正に関するお知らせ」をよく読めば、私の言いたいことがお分かりいただけよう。特に末尾部分に注目。

9月26日 1時07分記
浴槽の風呂釜につながる金具が破損、業者との対応で時間を取られ(これは結局浴槽を取り替えなくてはならないという)、その他雑用を片付け、9月末WEB公開銘柄の準備をと思って、新しいパソコンで始めたら、すばる舎の当該ページに行けない。やむなく、もう1台のパソコン(こちらはお気に入りに入れてあるので行ける)でやろうとしたら、こちらはマウスが故障(コピーができない)していて四苦八苦(もう一方は無線のマウスなので代替がきかない)。そうこうしているうちに、今度はパソコン自体が接続できなくなる。先日、バッファローの最新ルーターにして、かなり接続状況は改善したはずなのだが、やはり無線は問題が多い。コンクリートとガラスが電波にはよくないらしい。

というような状況で、もうここまでで疲労困憊、相場については必要最小限でお許しを。

朝日ラバー(推)は変わらずで寄り付いた後、3245△254まであったのだが、その後急落、ストップ安寸前まであって終値は2510▼481。
この程度で、掲示板は一気に悲観ムードが強まっているようだが、そう一喜一憂していては身が持たないだろう。
前稿のバイオ脾臓にマイクロ流体デバイスが使われたニュースは、やはり、マイクロ流体デバイスはこのように今後様々な用途に応用可能な夢の詰まった材料であることを示したものと言えよう。この意味でもこのニュースは朝日ラバーの株価にとって大きな意味を持つ。いなご投資家が材料が出ると即売るという短絡的行動に出やすい、また、動きの鈍さから一気に流れが変わるということも珍しいことではない。まあ慌てず25日の動きを見よう。

昭和HD(推)は77▼11と大きく下げた。ここまで下げるこたあないだろう、というところだが、これが今の相場ということだろう。私は78円で5000株だけ買ってみた。まあ、ここが大底だったことが近々分かるのではないか。

9月25日 0時39分記
朝日ラバー(推)に、ビッグニュース(と思われる)が飛び出した。

【9月15日 AFP】磁石を使って血液から細菌や毒素を取り除く装置を開発したとの研究論文が、14日の英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」に発表された。

以下はQLifePro(医療従事者の為の最新医療ニュースや 様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト )よりの引用

研究では、「バイオ脾臓」と呼ばれる装置により、実験室で採取したヒトの血液を浄化。また、大腸菌や黄色ブドウ球菌などの有害な細菌に感染した、生きたラットを用いた実験では、この装置によって病原体だけでなく、病原体から放出される危険な毒素までフィルタリングすることができたという。さらには細菌や毒素の約90%をわずか5時間で血液中から除去したとしている。

ナノメートルサイズの磁気ビーズで浄化

バイオ脾臓は、一連のスリットによって互いに接続された、2つの隣接する中空のチャネルで構成されたマイクロ流体デバイス。1つのチャネルには血液が流れ、もう一方には、スリットを通過する病原体を収集して除去するための生理食塩水を有している。

詳細は分からないのだが、このニュース自体は9.14日に医学誌に発表、15日に世界に配信されている。しかし日本の証券市場的には22日深夜までに実質的に伝わっていなかったと推定される(朝日ラバーの株価は同日のPTSでさらに下落)。そして23日、7時08分のZINNIA氏の掲示板への投稿で多くの投資家の知るところとなった。掲示板では、この辺の経緯が、私には分からなかったので調べて整理、ここに書いたわけである。

なお、このハーバード大の使ったマイクロ流体デバイスが朝日ラバー製である可能性は極めて小さいだろうが、それでも大きく好感される材料であることは、ほぼ確実であろう。万一朝日ラバー製なら、これはもうとんでもないことになるのは必至であろう。

私事ながら、前夜、ガラス扉に顔を強打、前歯1本がぐらつき、食事はおろか、うがい、歯磨きもままならず、落ち込んで(精神的に)いる。なんと愚かなと言われそうだが、小生宅は、ちょっと大げさに言うとガラスの館で、そのガラス窓に激突して小鳥が毎年平均3羽は死亡、そのたび、私が庭に埋葬しているという恐ろしい館なのである(もちろん、小生が設計・建築したものではない築23年余になる中古住宅)。

というわけで、今日はこれで失礼つかまつる。

9月23日 21時28分記
相場は、19日、日経平均がようやく昨年末値を上回り2007年11月以来、6年8ヵ月ぶりの高値を付けた。
注=ただしTOPIXはすでに9.10日に昨年末値を上回っている。また2部、JQは、かなり前に更新、19日にはまた年初来高値を更新した。マザーズは7.31日に昨年末値を上回り8.25日に年初来高値を付けている(以上、小生の手帳をもとに書いているので、やや怪しいことをお断りしておく)。

いずれにせよ、繰り返し書いていることだが、日経平均やTOPIXとは、JQや2部、マザーズの銘柄の値動きは大きく異なり、投資家は、どういう銘柄に投資するかで、投資成果は大きく異なるので、逆に日経平均の値動きに惑わされず、しっかりしたスタンスをもって、この変幻自在で激しく乱高下する相場に対応していくことが重要だということである。

【ニックスで思うこと】
私は「四季報から発掘した有望株」としてニックス848▼11(9.14日終値)を12銘柄のうちの1銘柄として挙げた。
その際書いたコメントが次のもの。

ニックス=「防虫効果の樹脂製品は網戸以外にも用途開拓。」とある。デング熱関連かと思ったがどうも蚊にはだめそうだ。しかしカメムシ激増とか「海外有望」(前号)で、低PERでもあり面白い。

同社HPでは忌避効果として「鱗翅・蝶・が類」として例「ケムシ他」となっている。それで、私は蚊(デング熱)はだめと思い込んでしまったのだ。

どうして会社に問い合わせなかったのだろう。今となっては悔やまれるばかりだ。ただ、実はこれには伏線がある。1ヵ月くらい前、ある会社に問い合わせフォームに従って質問をしたのだが、即受け付けたというメールは来たものの、その後なしのつぶて。ニックスもメールで問い合わせるスタイルになっていたので、前のことがトラウマになってやめたのである。
しかし、私としたことが。やはり相場は真剣勝負。もう少し気合いを入れて取り組もう。
私は同社株を3300株買って、その後600株売ってしまった。デング熱に効果の情報をつかんでいたら、この10倍から数十倍は買っていただろうから、逃した魚は巨大なのである。読者諸氏にも、もっと強力にお奨めしただろうに。
言うまでもないことだが、同社株は連続ストップ高で19日は1380△300。PTSでは1680円まであった。

【株式投資地獄の道行き論】
最近、横田製作所(推)でマイナスになっている話をちらほら聞く。また場外で、過去の推奨銘柄のJBRや不二サッシ、夢の街などについて、私の失敗例として挙げる方がいる。
これは相場というものを全く分かっていないわけだが、当ブログに最近来られて、ご存じない方もいるようなので、一言しておこう。
推奨銘柄は、推奨時、その時の値段で推奨しているわけである。だから横田、JBR、不二サッシ、夢の街はすべて大成功なのであって、それをあれこれ私の失敗として言うなら、そういう方は私としては株式投資(少なくとも私流の株式投資)を知らない方として出入り禁止にさせていただく以外ない。

私は株式投資地獄の道行き論を提唱、上がる銘柄は、基本的にとことん追っていく。だから、JBR、不二サッシ、夢の街では、かなりマイナスで売った分もある(ただし「分けて売る」というのも基本的手法としているので、トータルではいずれの銘柄もかなりのプラスではある)。
現在は例の朝日ラバー(推)も、地獄行きも覚悟で大半を保有している(ピーク時の78%)から、かなりの利益だが、大きく下がればダメージもそれなりになる。
しかし、推奨時に仕込んでいるのである限り、推奨銘柄で損失が20%以上になることなど、過去ほとんどなかったはずである。売り方にもよるが、マイナスで処分した銘柄の平均損失率は多目にみても10%であろう。これに対し、大きく上がった銘柄の場合、1.5倍~2倍程度で売れたものもそれなりにあるだろう。朝日ラバーは出来過ぎかも知れないが3倍以上になっている。
というわけで、私は、時にマイナスになってもいいから、損失は小幅にとどめ、利益は大幅を狙っていこうと言っているわけである。そして、何が大化けするかははっきりしないから、推奨銘柄やそれに準ずる銘柄(CACやあいHD)は、よほどのことがない限り、最小単位でもいいので買うことをお勧めしたい。そうすれば朝日ラバー見送りで後悔とはならなかったのである。トータルでは、よほど相場環境が悪くない限り、私はそれなりの成績を挙げられると思うからである。

【下げ過ぎた銘柄は反転も】
相場は現在、ある意味ハチャメチャで、わけもなく急騰したかと思えば、どうしてこうも下げ続けるのだろうという銘柄もある(主にJQ、2部などの小型株)。
その下げ過ぎ銘柄で、私が特に注目しているのが、太平製作(推)と横田製作(推)だ。長くなったので詳細は省くが、どちらも、これ以上の下げはあってもたかが知れていよう。私は18日、19日と少しずつ買っている(なお以前の大きく上げた局面ではある程度売ってもいる)。読者諸氏、特に初心者の方に、ここでの買いを奨めるわけではないが、私の判断、投資行動はそうだということである。
なおNフィールド(推)は、なおはっきりしない段階だ。ただ、これも、早晩反転に転じるとはみており、基本的に強気なことに、いささかの変更もない。

横田の場合、耐腐食ステンレスに関する記述が新四季報で省かれているのが痛い。これでは多くの投資家は同社株がなぜ大きく上げたのかわからないことになりかねない。ただ株価が上げさえすれば、また情報も知られるもので、私はそう心配していない。
Nフィールドは、QUICKコンセンサスの予想が、さらに新会社情報で引き上げられている。
注=数字は経常利益、単位100万円
2014年12月期= 390→ 435
2015年12月期= 753→ 825
2016年12月期=1700→1750

9月21日 23時37分記
昭和HD(推)及びウェッジHDについて、いろいろ問題がある会社だから推奨をやめたらといった趣旨のコメントがある。
これについて、私の考えを書く。

まず業績についてはだが、上場企業が問題を隠していて、突如、実は・・・といったことは、よくあることである。ごく最近ではリソー教育(不適切会計が発覚、株価は2013年5月の11400円から14年5月には2090円=10分割を考慮=まで暴落)の例がある。当ブログでも推奨銘柄ではないが有望銘柄として言及したので買われた方もいると思う。私もある程度は買っていた。ただこの問題発覚のかなり前のことなので、私を含めほとんどの方は、これで下落する前に売却済みだったと推測する。しかし、これは投資家としてはある程度、多くの会社でこうした事態が起こりうることは覚悟していることだろう。

ただ、そういうことが起こる爆弾を抱えていることが事前に分かっているなら、それは公表したほうがいいのでは、というご意見なら、確かにそうである。しかし私は読者の方のコメントへの返信で書いたように、昭和HD推奨時には、そういうことは全く知っていなかった。
今はご指摘を受け、ざっとながら調べたのである程度は知っている。とはいえ、情報が意外に少なく、こういうことらしいとは分かっても、はっきりこうと言えるほどには分からない。それでも、それを知っておきたいという方も多いだろうと思い、多少不正確ではという危惧を抱きつつも以下に書く。

私なりに、ネットで調べたレベルの情報を整理というか、アバウトにまとめると以下のようになる。
証券取引等監視委員会が2013年11.01日付けで

「ウェッジホールディングス株式に係る偽計に対する課徴金納付命令の勧告について」という文書を出している。

ウェッジHD、昭和HD、アジア・パートナーシップ・ファンド・グループの実質的オーナー此下益司氏が、ウェッジHDの社債に8億円の資産価値など認められないにもかかわらず、ウェッジHD株式等の価格の上昇を図る目的をもって、2010年3月4日、同社債を引き受けることにより、転換権等の行使による株式取得や受取利息等の投資収益の増加が見込まれるなどの虚偽の内容を含む公表を行い、さらに、同月5日から同月12日までの間、同社債の払込金額8億円に満たない資金をウェッジ及びホスピタリティを含むAPFグループ内において循環させるなどして同社債の払込みを仮装した上、同月9日、同社債の引受けによって受取利息等の投資収益が増加する見込みとなった旨の虚偽等の公表を行い、、同社の株式等の価格を上昇させ、もって、有価証券の相場の変動を図る目的をもって、偽計を用い、有価証券の価格に影響を与えた。
として、上記3者に対し課徴金40億9605万円の納付命令を出するよう金融庁長官に勧告したと発表した。

しかし、これはもう1年近くも前(事件自体は4年半も前)の話である。では、その後どうなったかというと、正確に書こうとすると、手に負えない。詳しく知りたい方はネットで調べられたい(「ウェッジ 偽計」等で検索)。『週刊文春』等が追っている。要するに理由は不明だが、証券取引等監視委員会が刑事告発しない(課徴金納付は支払わなくても罰則規定はない)ので、結局ウェッジHD等は1円も支払っていない。逆に疑惑を報じられた投資会社グループ代表が明らかな虚報だとして提訴するなど、この問題はうやむやになっている。

少なくとも、これは現時点では株価に響く材料ではないだろう。ただ、将来にわたってもそうかと聞かれれば、そこまでは保証の限りではない。また、こういういかがわしい話のある会社の株主ではいたくないという方もあろう。
というわけで、あえて、これを書いた。

9月21日 19時19分記

追記=相場見通し等については深夜に書く予定です。



とりあえず、期待されていることを片付けておくとしよう。

【昭和HD】
もともとは昭和ゴムというゴムライニングなどの老舗企業。しかし澤田HDがHS証券などよりモンゴルの銀行業がメインなように、昭和HDも今やメインはオートバイリースだ。これはタイがメインだが、ここカンボジアの伸びが大きい。
6月にタイでオートバイリース子会社のGL社が同業のTanabun社(5位)を買収した。これにより、GLはオートバイリースを強化することに加え、Tanabun社の営業システムと顧客ネットワークを活用し、収益性の潜在力が高いマイクロファイナンス事業にも展開することが可能になった。この買収により営業貸付金が30%増加、中古車リース、バイク担保貸付事業が加わる。またタイで重なる拠点を統合して効率化することで、収益性は一段と高まろう。
タイは例のタクシン派・反タクシン派の対立で政情不安が続いたわけだが、5月に軍政に移管し、ここ政情は安定してきた。前期の昭和HDの減益は、これと洪水が大きく響いたわけで、こうした悪材料が消え、今期は16%、来期も15%の高成長が予想される(経常利益)。
祖業のゴムも1Qで黒字転換、今後はASEANN開拓、橋梁支承等の新分野への展開を狙う。コンテンツ事業は絶好調、テニスボールも錦織効果で楽しみだ。

以上のように、同社を取り巻く環境は素晴らしい。タイ、カンボジアひいてはASEANNへの展開で高収益企業に変身という可能性まで見通すなら、株価はなお大きく上げる可能性を秘めているとみてよかろう。

【中央製作所】
18日はいきなり315△80のストップ高で寄り付いてしまった。終値は304△69。

注=朝日ラバー(推)2550△500、ニックス1080△150もあり、当道場銘柄は計3銘柄がストップ高となった。

さて中央製作の材料は「ポリマー繊維メッキ」である。
これはもう数年前(もしかしたらもっと前かも知れない)から同社が研究しているテーマである。四季報から記事を示そう。
2014年2集=ポリマー繊維メッキシステムは開発大詰め。製品企画も進展し、販売戦略練る。。防錆メッキ装置など開発案件多数。
2014年3集=ポリマー繊維メッキ装置は開発佳境ながらコスト面を見直し、投入は先。
そして今号である。
2014年4集=開発中のポリマー繊維メッキは将来的には自動車ワイヤーハーネス代替の可能性も。

ネットで「ポリマー繊維メッキ 中央製作所」で検索すれば、以下のような情報(ここにはごく一部のみ示す)が得られる。詳しくは各自、調べられたい。

平成25年度戦略的基盤技術高度化支援事業
「大気圧プラズマ技術による次世代自動車用ポリマー繊維導電材の
製造技術開発」

24年度戦略的基盤技術高度化支援事業採択案件
■認定事業者:
株式会社サーテックカリヤ(愛知県)
株式会社中央製作所(愛知県)
■共同研究者:
公益財団法人名古屋産業振興公社
名古屋市工業研究所
国立大学法人名古屋大学
■川下事業者:自動車メーカー、航空機メーカー
■事業管理機関:公益財団法人名古屋産業振興公社(愛知県)
■主たる技術:(20)めっき
■研究開発概要:
電気・電子化が加速する次世代自動車では、電力、信号用導電材の使用量が大
幅に増加するため、導電材の軽量化が切望されている。
そこで、金属材に代わる金属めっきしたポリマー繊維導電材の開発を目途に、イ
ンラインで大気圧プラズマを用いる新規なポリマー繊維の前処理技術の開発と連
続めっき技術の高度化により、金属材を凌ぐ軽量で高耐久性、高柔軟性のポリ
マー繊維導電材を低コスト、低環境負荷で製造する技術を確立する。

要するに、これは自動車の軽量化に大きく資する技術であり、うまくいけば、ワイヤーハーネスがポリマー繊維導電材に取ってかわるかもしれないという大きな夢を見させてくれる材料なのである。

9月19日 0時07分記

5103 昭和ホールディングス(東証2部)
株価=71△1(9月17日終値)   
出来高=182500株(09月17日) (売買単位=100株)
05月21日=56円~83円=09月08日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

昨年春(5月21日付け等)、当社傘下の2388ウェッジ(JQ)を取り上げたことをご記憶の方もあろう。当時はタイバーツ高・円安でウェッジの業績が回復、同社株式の50.1%を保有する昭和HDの割安が目立ってきたことが材料だった。ウェッジはストップ高した。

さて昭和HD株は9.08日、突如83△20まで急騰した(終値は74△11)。テニスボール大手なので、あの錦織選手の快進撃で買われたのである。出来高は前日の200倍強の440万株余だった。この後遺症で12日には65円まで下げる場面があって、ここ出直りの気配を見せているといったところ。

私が注目するのは、同社業績の急回復、PER割安にあるわけだが、実は、この材料は錦織フィーバー後遺症に隠れて、全く誰も気づいていないかのようだ。
四季報の業績予想は、経常利益が2015年3月期7.5億円、2016年3月期11.5億円だ。前号では2015年3月期は7.5億円と同じだったが2016年3月期は8.5億円だった。
つまり2016年3月期は
8.5億円→11.5億円
と大きく上方修正されたにも関わらず、株価は、四季報発売日、逆に67▼1と値下がりしているのだ。高値73円で分かるように、一部、この増額に着目して買う向きもあったとみられるが、錦織フィーバー高の反動のほうが大きく、こういう結果になったとみるところだろう。だからこそ、ここは狙い目のわけである。

話は変わるが1739シード平和が昨日、今日暴騰している。
16日=1050△150
17日=1244△194(高値は1299円)
ある人が掲示板に1株利益が45.0円→142.0円→260.3円と激増するから超割安だといった趣旨の書き込みをいたるところで?(私はいくつか見た)したのが効いたようなのである。これはもちろんいかがわしい話。
新四季報の経常利益、純利益、1株利益(予想)を以下に示す。(単位=100万円)

2016.6予  350  330  260.3(円)

要するに繰り越し損がある無配会社で税金負担が軽いのでこのようになっているわけで、2016年3月期の鎌倉式予想実質1株利益は165.7円になる。
予想PER(名目→実質)は
4.8倍→7.5倍

これと昭和HDは、まさに逆になる。同社の新四季報の経常利益、純利益、1株利益予想を以下に示す。

2016.3予  1150  200  4.3(円)

つまり、シード平和の逆で、名目の1株利益は4.3円だが、純利益を経常利益の6割とみなして鎌倉式実質1株利益を算出すると14.8円に激増するわけである。
予想PER(名目→実質)は
16.5倍→4.8倍

実質PERの考え方など珍しくもない、だれでも知っている的なことを、拙著への批判で書く方がいるが、人の本で知ってそう言ってるんじゃないかと疑ってしまう。実態はこのように、名目の、いかさまとさえ言っていいような1株利益がまかり通っているのが実情だ。しかし、多少時間をかければ真実が勝つ。

実質PER4.8倍と超割安の昭和HDの株価は、大きく見直されよう。
なお、この好業績の背景にはウェッジHDのタイ等でのオートリース絶好調などがあるわけだが、長くなってしまったので、これについては後日にする。

9月17日 21時18分記

相場は、ますます激しさを増し、読み難い展開となっている。Nフィールド(推)、横田製作所(推)、太平製作所(推)等が下げ止まらない一方、突如、放電精密(推)、蛇の目などは急騰、また四季報がらみで挙げた協立電機、IRジャパンなどは大幅に上げた。このように、あまり脈絡のない動きなので、もう…はダメでしょうか的な質問は答えようがないので、ご容赦いただきたい。

朝日ラバー(推)は前日のストップ高の後、17日はストップ安となった。狼狽している方もあるかもしれないが、この程度のことは、特に現在の相場では驚くに当たらない。株に絶対はないが、私はそう心配していない。大相場(これまででもそう言えるが、私はもっと大きいものを想定している)のためには、適宜小休止を入れエネルギーを補給しなければならない。今日のストップ安は、それだと考えよう。下げても2000円と書いたが、これは瞬間的な突っ込みは別である。18日、2000円割れがあるかもしれないが(ないかもしれない)、おたつくことはない。株価理論をもって実態を分析すれば、極端な弱気になどなりようがない。

昭和HD(推)がPTSで85円を付け最終83円に売り物という状況。まあ79円以下を仕込みたいところだ。ただ、横田で含み損(推奨直後には買わずかなり上げてから買ったと推定される)とか、朝日ラバー買わなかったという話を聞くたび、思うのは、あれこれ考えず、ともかく少しだけは買っては、ということだ。昭和HDの場合、100株単位だ。かなり高いところで100株なり300株なり買いを出し、あとは74円、77円といったところに、もう少し多目に買いを入れておくといった方法もある。
6846中央製作所(名証2部。17日終値230△50)。
ストップ高したので買いにくいが虎穴が大好きな人は思い切って買うと幸せになれるかも。材料が知られていないらしいところがミソ。

9月18日 0時18分記