太平製作所は後場、大商いとなって238△40まであって206△6。
同社はキクカワエンタープライズと並ぶ木工機械等のトップメーカーである。

7.26日付け日経朝刊に「日本、木材大国への道」という大見出しの6段のかなりの分量の記事が掲載されている。成長戦略に「循環利用」、供給増で世界一安い ともある。
以下一部を引用する。
>政府の成長戦略の「日本再興戦略」改訂版では、目玉政策の陰に埋もれながらも「豊富な森林資源の循環利用」が打ち出された。
>今なぜ国産材なのか。戦後の植林材が伐採期に入り森林蓄積量(2012年年)は49億立方㍍と半世紀で2.6倍に急増した。政府は木材自給率(13年は28.6%)を20年に50%にする予定だ。成長戦略の具体策でも板材を直交するよう張り合わせたパネルの普及を促した。

太平製作所は四季報に以下の記述がある。
「国産材使用の直交積層材合板は高層建築物の構造材としての認可待ちで、同製造プラントの受注開始。」
なお前号では「直交積層材合板機械など新鋭機を投入、受注開拓図る。」だから、1歩前進したことが読み取れる。

日経記事にある「板材を直交するよう張り合わせたパネル」が四季報記事にある「直交積層板合板」と同一ないしほぼ同一のものということが分かろう。
注・・・パネル=合板

要するに、政府は戦後の植林で大量に植えられた杉などの木が現在伐採適期を迎えた中で、これを好機と林業再生を図り成長戦略の一翼を担わせようというわけだ。すてきナイスグループ、ホクヨープライウッド、ノダ、中国木材は、それぞれ15億円、68億円、55億円、40億円を投じて製材工場等を建設中という(前述日経記事)。

近年、規制緩和で木造3階建て住宅が建設されているが、今度は高層建築物(マンション等)の構造材としても木=直交積層板合板が使えるようになろうとしているわけである。すでに「受注開始」とあるから、認可は確定と言っていい状況とみていいだろう。
ナイス、ホクヨー等の工場に太平製作所の直交積層材合板製造プラントが納入されるのではないかと私は期待している。
太平製作所の年間売り上げは前期37億円、今期予想56億円に過ぎないから、前述の各社の投資額からして大いに期待できよう。

株価は激しい動きなので要注意だが、最低250円、あわよくば300円以上も期待できよう。小型株なので前髪はあるが後ろ髪はないことを十分頭において行動されたい。変則的だが推奨銘柄である。

7月31日 0時53分記
アジュバン(6月末WEB銘柄)、クラリオン(3月末WEB銘柄)、滝沢鉄工(6月末WEB銘柄)、これは最近1Q決算を発表した企業だが、そろって激しい動くを見せた。
クラリオンはすでに書いたとおり。こちらは比較的大型株なため、やみくもに叩き売られる展開にはならなかった。419円まであって413△23。踏み上げ相場になってきた。

以下、読者からご質問を受けていることでもあり、今日決算発表だった滝沢鉄工に加え、7.25日、引け後発表済みのアジュバン(ほかに書くべきことが多く論及しなかった)について書くこととする。

アジュバンは決算発表を受け7.26日の株価は924▼67と急落した。
1Qの経常利益は2.00億円(前年同期は2.94億円)だった。そもそも2Qの予想経常利益が4.66億円(同6.40億円)だから、この2.00億円という数字は、そう悪い数字ではなく、ほぼ予定線である。ところがクラリオンの掲示板の書き込みで分かるように、個人投資家の多くが、単純にいわゆる進捗率でみているようで、この場合、通期予想は11.29億円なので18%弱(25%が標準)で、悪い決算ということになってしまう。まあ、こんなことになってしまったのも、証券界が「進捗率」という言葉をやたら流行らせた咎ということだろう。
「インターネット不正流通先サロンとの取引解除による影響」(決算短信)もあったということで、結局通期予想の達成はそう難しいことではなさそうだ。今後は徐々に売られ過ぎ是正の動きが期待できよう。ただ目標値は多少下げた方がいいだろう。

滝沢鉄工は30日の14時00分に1決算を発表した。14時00分に高値の235円を付け14時01分に安値の201円まで暴落した。引けは217▼15。
1Qの経常利益は3.9億円(前年同期は1.31億円)、2Q予想は12.00億円(同3.88億円)だから、1Qの数字は予定線と言っていい。通期予想は26.00億円(同16.32億円)だから、前年の1.6倍、1Qは前年同期の3.0倍だから、ここから判断すれば1Qは予定オーバーの好決算とみることもできる。

要するに、3社とも「進捗率」などという、頭を使わない単純な手法で判断するから、悪い決算ということになるだけで、実態は、アジュバンは気持ち悪い程度の決算、滝沢鉄工はほぼ予定線(気持ち良い決算と言ってもいい)、クラリオンはやや良い決算だったわけである。

別稿で太平製作所について書く予定です。

7月30日 23時35分記
クラリオン(3月末WEB銘柄)が安寄り後、376▼14まで下げたが、徐々に値を戻し、結局409円まであって408△18と、大幅高で前場を終えた。結果がどうなるかはともかく、あの決算をきちんと読めなくてはいけないのである。

相場は、このクラリオンの値動きを持ち出すまでもなく、乱高下が激しく、一般人は遊泳禁止といったところだ。そこで、以下の銘柄も、そういうことを十分心得ていただきたいが、あたら宝の山を見送るのも口惜しいので、この時間にあえて書く。

6342 太平製作所 201△3(前場終値) (JQ)
前日216△50のストップ高を付けたが終値は198△32。
そして今日は小安く寄って182▼16まで急落したが、その後切り返し201△3で前場を終えたわけである。
クラリオンを彷彿させる値動きだったわけだが、このような乱高下の理由は、おそらくほとんど誰もこの銘柄の材料を知らないで売買しているからである。

その材料だが「直交積層材合板」である。
この言葉に近い言葉が少し前の日経に出ていたことが想起できればいいのだが。
要するに政府の成長戦略として林産資源の循環利用が打ち出されている。そこで重要な役割を担うのが「直交積層材合板」であり、太平製作所のわけである。

くれぐれも、遊泳禁止状態であることを心え、慎重に買う・買わないを判断されたい。

7月30日 12時05分記
2014.07.30 横田製作所
6248 横田製作所(JQ)
株価=1072円▼6(07月29日終値)
出来高=46000株(07月29日)(売買単位=100株)
05月14日=800円~1115円=07月29日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

3.27日付け日経朝刊に「地熱発電、国が事業化支援」という見出しで、政府が地熱発電について、これまでは支援対象が事業化前の調査などにとどまっていたのを、初期投資の負担を軽減する事業化支援に軸足を移す方針に転換することが出ている。
私は、これ以降横田製作所の株価をチェックしてきたのだが、まったく動かなかった。
なぜ横田製作所かというと、同社開発のステンレスが地熱発電で需要が急増するはずだからである。

ところが7.23日付けの日経朝刊に、今度は、オリックスが「小型地熱発電を全国展開」という記事が掲載された。
「今後5年間で地熱発電所を最大15ヵ所建設する計画を決めた。」という。総投資額250億円程度を見込むという。大規模地熱開発では、すでにJパワーなどが事業化調査を進めているが、環境アセスメントなど開発全体で10年程度かかる。これに対しオリックスの計画する小型の場合、環境アセスメントが不要なため開発期間は2~3年ですむ。

いよいよ横田製作所の出番のわけである。
しかも、この材料は投資家のほとんどが気付いていない。

横田は耐海水ステンレス「YST130N」というものを独自開発している。以下は同社HPより。

>これら製品の材料となる金属については、海水中でも腐食しない耐海水ステンレス、その他の耐食・耐摩耗ステンレス合金を独自に開発し、社内で鋳造から一貫生産して、難しい液質にも対応できるようにしています。
そして、これらの製品は、超純水製造、農業かんがい、水処理、海水処理、 化学液処理、公害防止処理など、広い分野でご利用いただいています。

四季報には「腐食や摩耗に強い自社開発ステンレスが高い評価。温泉水にさらされる地熱発電(中略)のポンプ市場で優位性。」とある。
ここからは私の推測になるが、地熱発電ではポンプが必須で、そのポンプは温泉水に含まれる硫黄分等により腐食しやすいから、横田の耐海水ステンレス「YST130N」がどうしても求められることになる。かくして、今回のオリックスはじめ、今後は需要が急増するであろう。
太陽光発電ではソフトバンクの孫社長が乗り出し、一気にブームになった。地熱発電も、今度のオリックスが乗り出したことで弾みが付き、続々乗り出す企業が出てくるという展開も十分ありえよう。

さらに、投資妙味という観点から、驚くべきことは、横田の年間売り上げが前期15.4億円、今期予想でも16.5億円に過ぎないということである。

どう仕込むかが問題。高寄りして反落というケースも想定、2回から3、4回に分けて仕込むことも考えたい。最悪、瞬間1000円もありえよう。逆にほとんど押し目なしのケースもありうる。

7月30日 0時17分記
クラリオン(3月末WEB銘柄)が1Q決算を発表した。
これの掲示板での反応がひどい。進捗率10%でとんでもない悪い内容だから、相場はもう終わったといった反応一色なのである。決算の見方が全く分かっていないわけで、私は唖然とするとともに、これでは、とんでもない株本が売れたり、小生の独自の業績予想の手法も評価されないわけだわいと思ったことだった。

具体的に論じるとしよう。
       
        今期1Q   前期1Q    今期通期予想   
経常利益   959     ▲772        6300
純利益     442    ▲987        4700

純利益が通期予想4700に対し442だから進捗率(3か月分だから25%が標準)が9.4%(これをおおざっぱに言って10%としているのだろう)で、どうしようもない決算だというわけである。まあ四季報も持っていなければ日経新聞も読んでおらず、ネットで情報を見ているだけの人の反応は、こんなところなのだろう。

正しい見方を示そう。9月中間期(2Q)予想も公表されているので、それを以下に示す。

        今期2Q予想     前期2Q実績
経常利益    2500         668
純利益     1750           90

以下話を簡略化するため、経常利益の数字で論じる。2Q(6ヵ月分だから50%が標準)で経常利益は通期予想6300の40%弱である。
要するにクラリオンの今期はしり上がりに業績が良くなる予想で、単純に進捗率でみてはだめな好例なのである。
2Qで今期は前期を1832(2500-668=1832)上回る予想だ。
今日発表の1Qでは1731(959-▲772=1731)上回っている。
2Qまでに(=7-9月期で)、あとわずか101上回ればいいわけである。
もうお分かりだろう。この1Q決算は会社計画を大きく上回る内容の好決算だったわけである。今後中間決算の上方修正、さらには通期決算の上方修正、復配発表といったコースをたどる公算が大きいとみる。

なお、こうした決算の分析手法については拙著『ストップ高連発株が…・』P231~233の「進捗率の罠」と「Q]の意味に詳しい。

7月29日 19時35分記
28日の相場は東証1部、2部、JQすべて小幅高となった。マザーズは1.8%の大幅高。強い相場が続く。ニュースが出てカジノ関連がそろって大きく上げたのが目を引いた。

前稿で挙げた3銘柄について簡単に材料を書いておこう。

ルネサンス=2日くらい前の日経にスポーツクラブは少子化でも業績順調といった趣旨の記事があったと記憶するが(現在部屋の整理中でいろいろ資料が出て来ないのであやふやな書き方を許されよ)、このように本業も好調だが、私が着目するのはリハビリや介護へも展開している点だ。以下同社HPより。

>運動による機能改善に特化したリハビリ施設を2施設オープンいたしました。(2014年5月時点累計8施設)
6月には「ルネサンス 元氣ジム金沢文庫」(横浜市金沢区)、訪問による在宅リハビリサービスを提供する「ルネサンス リハビリステーション湘南深沢」(神奈川県鎌倉市)を開設いたします。

この湘南深沢の施設は、私の散歩コースにあるのだが、かなりの活況を呈している。
経常利益推移をみると前期22億円、今期28億円(会社予想)、来期31億円(四季報予想)と、すばらしい。来期予想実質PERは10.9倍に過ぎない。

東邦チタニウム=クレディスイス証券が6.30日付けレポートで「アウトパフォーム」を継続、今後の好見通しを力説している。それから急騰してしまったわけだが、時価は7.15日の高値964円からは80円余り下の水準だ。
チタン会社2社(同社と大阪チタニウム)の株価というのは、変動が極端に激しい。上場来高値とその後の安値、時価を記すと
東邦チタ=15120円→ 582円→ 881円
大阪チタ=29130円→1410円→2742円
業績回復を先読みして先回り買いすれば果実は大きいということである。燃料電池車のイオン交換膜のセパレータにチタンの使用が決定(クレディスイス証券レポート)とも言い、航空機に加え新たな有望な需要先が出て来たわけである。年末フル操業へ復帰見込む(四季報)とも言う。東邦チタの、長いスパンで言えば底値圏の時価は、まさに格好の拾い場。中長期投資向き。

横田製作所=新エネルギーでこれから脚光を浴びるのは地熱発電とみる。そうなると同社が時代の寵児となり、株価もとんでもないことになるのではないかというのが、私の夢想するシナリオ。株価は乱高下が激しいので、そういうのについていけない方には勧めないが、3社中最も夢のあるのがこの会社であろう。投資を検討するのであれば、いろいろ調べてみるといいだろう。

7月29日 6時23分記
私は大体、朝は弱いが、夜は強く睡眠時間も少なくてもまあ平気なのが、これが加齢に伴い、やや変化しつつある。それでも、1時過ぎから3時過ぎくらいに寝、6時半から8時過ぎくらいに起きるという生活で、かつフレキシビリティのある方なので、時差ボケなど自分には無縁と思っていた。

ところが、どうもそうでもなさそうだ。そもそも飛行機であまり眠られず(ああいう狭い閉鎖空間は苦手だ)、苦しかったのが尾を引いているのかもしれない。帰国後は、例の梅干し作りで、シソがまだ不十分なので、26日に日帰りで道志に行ってシソを収穫(本数的には100本以上採って十分なのだがまだ小さくて実質はやや不足)、27日はそのシソの処理(1枚1枚葉を取り乾かし・・・と結構大変)、庭木の剪定等。そうこうしているうちに午後4時くらいから同9時半くらいまで寝てしまい、またまた、生活リズムがおかしくなってきた。体もなんかだるい。

というわけで、取り留めなく書かせてもらっている。
向こうは暑くて帰ってきたら東京は涼しいと思ったのも、つかの間、ここに来て猛烈な暑さになっている。こうなると、やはり東京の方が、きついということになる。

しかし、そういうこととは別に、パリ、ローマで参ったのは、冷たい、涼しいということがないということだ。ローマ、パリとも空港まで送迎の車が来るのだが、これが大体、冷房を入れてない。言って入れてもらっても大して冷えない。また市内でタクシーに乗っても同様だ。バスに至っては冷房なしなので、2階建てバスの2階は直射日光もあって特に苦しい。書き遅れたが、驚いたのは、冷房なしのむっと暑い車の運転手が半袖シャツの上にダウンジャケットを着ていたこと!
レストラン等も大体がほとんど冷房が効いていないという感じだ。高級なところ以外は冷房なしか微弱な冷房が常識のようだ。ちなみに、冷房を確かめるためだけにパリのユニクロに入ったら、さすがにまずまず冷えていた。

こういうこと以上に困ったのが、飲み物が冷えていないということ。自販機でもそうだ。with aiceと言うと氷を4個くらいは入れてくれる。が旅の最後、パリのホテル近くのラーメン屋(黒人が調理、日本人がテーブルに運んでくる)では、with aiceも無力だった。英語表現の問題ではない。というか相手は日本人なのだ。氷は無いと言われ愕然、悄然。店内はもちろん冷房なしで暑い。

旅行斡旋員(現地での注意事項を伝えたりやチェックイン手続き等を手助けしてくれる)の方(現地在住の日本人)に聞くと、彼、彼女も冷房なしの部屋に住み、ほとんどの家がそうだという)。帰国後、月1程度、定期健診的に診ていただいているイギリスで長らく家庭医をされていた経験のあるお医者さんも、自分の住まいも冷房なしだったとおっしゃっていた。でもいいところですよと付け加えておられたが。

【相場見通し】
25日のアメリカ株は、企業決算で冴えない見通しのところが多く、これが嫌気されNYダウは0.72%(123ドル)安、NQも0.50%安となった。ただCME日経平均先物は25円安程度にとどまっており、とりあえずアメリカ株の下落は気にしなくて良さそうだ。
前にも書いたことがあるが、8月相場は結構下げることが多い。その意味では、ここからは要警戒だ。ただ、ここ相場はNYダウが史上最高値圏にあって、日本株にはなお出遅れ・割安との見方が強いこともあって、比較的強い動きを続けている。だからこそ、ここは迷うところだ。

日本の場合、日本電産等先行して1Q決算を発表したところは好決算のところが多かった。早く決算を発表する企業は優良企業が多いので一概には言えないが、2014年3月期決算を発表した時、日本企業の常として、過度に慎重な今期(2015年3月期)見通しを出したところが多いと思われる。大同工業(3月末WEB銘柄)、、ヤマダポレーション(同)、アネスト岩田などは典型である。また消費増税後の消費についてもシビアな見通しを前提に決算見通しを出したと思われるが、これが意外にそれほどの落ち込みにならなさそうである。こうしたことから、今後本格化する1Q決算は、予想よりはいいものになりそうな見通しが強まりつつあると、私はみる。
こういう分析に立って、やや強気に軌道修正しておくところだろう。それなりに上げた局面ではある程度は売るくらいのスタンスがいいだろう。

クラリオン(3月末WEB銘柄)が392△49まであって377△34と急伸した。肉は腐る前が最もおいしいという成句を想起させる動きだった。三菱UFJモルガン証券が新規に「アウトパフォーム」、目標株価500円でカバレジ開始が大幅高の原因のようだ。しかしまあ、今頃気付くんじゃあなく、せめて200円台前半で気付いてよねと言いたい。500円はともかく450円程度はありうる雰囲気になってきた。

放電精密(推)は785△21で、これで6連騰。動きが変わってきたと読むべきところかもしれない。いずれにせよ、巨額先行投資を実施済みで、2017年2月期には果実を手にし始め、遅くも2018年2月期には1株利益も100円を大きく上回るというのは、ほぼ確実なわけで、それを織り込みに行かないのがおかしいのである。株価が1000円に乗せたあたりで三菱UFJモルガン証券が新規に「アウトパフォーム」、目標株価1300円でカバレジ開始とでもなるのだろうか。もう少し、証券会社も半歩先を読めるようになろう。強気、持続。

エリアリンクはようやく反発。23、24日に付けた129円が底値になった可能性が高いとみる。

サイネックスは高値更新後881▼37と4日ぶりに反落した。ただこれは当然の一服。ふるさと創生、ふるさと納税は、ここ頻繁に新聞、テレビ等で取り上げられるようになってきた。地方への配慮は選挙対策としても必然で、必然的にふるさと創生、ふるさと納税は政府の最重要施策となってくる。すでに同社の地方特産品販売はアクセスが増加(ふるさと納税支援サイト)しているが、ふるさと納税が拡充されれば、一段と増加するのは目に見えている。来期予想実質PERは10.0倍に過ぎない。本格的に人気化すれば、かなりの高値を付ける素質を有する。

最後に、私が現在注目している銘柄をいくつか挙げておこう。 株価は7.25日終値
2378 ルネサンス 925▼12
5727 東邦チタニウム 877△17 
6248 横田製作所 1040△65

腕に自信のある方は調べて納得されたら多少なりとポートフォリオに加えておくといいだろう。すべて100株単位、買うなら全部買われれば成功確率はかなり高いだろう。

7月28日 2時08分記
24日の相場は大した材料もない中、薄商い、小動きだった。
日経平均、TOPIXは小幅安だったが、2部、JQ、マザーズは小幅高だった。

サイネックスが925△89まであって終値は918△82(JQ値上がり率12位)。「ふるさと納税」の本命(対抗なし)ということがようやく知られてきたということだろう。出来高の73800株は7.10日の88000株に届かない。こういう場合、まだ余裕があるということで、一段高に向かうとみるのが、私が経験で考案した分析手法である。

夢の街(推)が久しぶりに大きく反発した。2014年8月期の配当を5円にすると発表(前期は2分割を考慮し同一基準で言うと4円)したことを好感とも言うが、このわずかな増配はきっかけにすぎないだろう。こういういったん相場が崩れた場合、みんながあきらめたころに戻すものである。と言っても「みんながあきらめたころ」というのがいつかの判断がほとんど不可能なわけだが。いずれにせよ、700円割れの株価は行き過ぎ(下げ過ぎ)、ここからは、なお紆余曲折はあるにしろ、なおある程度は戻そう。
注=下がっているときは無視、上がると書くと思っている方がいるようだが、それは曲解。重要局面で取り上げるのである。また、下げているときは書きにくい=見込みなしとは書けない、そうでなくてもいつ反発するか読めない場合、取り上げてもあまり意味がない等のため=のである。また私が売り切った銘柄は無視、保有銘柄だけ書くというのも完全な曲解である。

ジャムコ(推)、放電精密(推)の航空機関連の値動きが、最近、やや良くなっている。
ジャムコは23日付け日経朝刊が4-6月期業績好調と伝え23日は大幅高だったわけだが、数字を調べると、ほぼ四季報予想通りくらいで、さらに上値を追えるかは地合い次第か。
放電精密は、何とも読みにくい動きを続ける。細かい説明は省くが、昨年6月に付けた840円高値を1ヵ月くらい以内に更新する可能性はそれなりにある(55%?)のではないか。

エリアリンクは6立会日連続安となって130▼1。上方修正発表で材料出尽くしとみる向きが多かったこと、ここ低位株人気が一気に剥げ落ちたことが、後講釈になるが、この下げの原因であろう。ただ、ここまで持ち越したなら(私もその1人だが)、ここは持続あるのみだろう。下値不安はほとんどない。

東リも同様、動きが鈍ってきた。だめともいいとも言えない。この銘柄に限らず、相場全般にこう着感が強まり、一部銘柄しか動かない状況だからである。

キトーが1対2の分割発表を好感、3065円まであって2953△277と急伸した。夢の街が2分割発表の時、グッドニュースといった趣旨の記事を書いたら、企業価値に変化はないのだからなにを喜ぶのだと怒りのコメントを寄せられ、当惑したことを思い出した。
理由はともかく、基本的に株式分割は好材料、株価にプラスというのは、株式市場の常識であり、通常、このキトーのように株価は上がるのである。
結局、2分割で大きく下げた夢の街は例外中の例外、また2分割で、これほど上げるキトーもまたやや珍しいケースと言っていいだろう。株式投資においてはこうした運不運はつきものであり、だから私は、そういうことをあまり深刻にとらえないようにしている。ただ、それを、夢の街が下げたことまで、当方が悪いかのように思われる(方がいるようだ)のは、心外だ。

書き足りないところがあるが、ここまでとする。

7月25日 1時33分記

相変わらず変幻自在、ここかと思えばあちら、もうと思うとまだ、読みにくい相場が続く。私が読者諸氏の力量アップの重要性を常に説くのは、こうした相場に対処するには、それが必須だからである。
かつての推奨銘柄や取り上げた銘柄で、6月、7月で、とんでもない高値を付けたりストップ高を連発したりするものが続出している。
イトーヨーギョーがその筆頭だが、加地テック、岩谷産業、ソリトン(3月末WEB公開銘柄)もストップ高を交え暴騰した。またクラリオン(同)も23日急伸、年初来高値を更新、推奨時の157円が350円になった。

投資スタイルは人それぞれであり、それはそれでいいのだが、私は、基本的にファンダメンタルズを中心に分析、その時点で最も割安・投資妙味最大とみる銘柄を推奨している。だから、超目先を見ているのではなく、数ヵ月くらいを念頭に置いている。場合によっては半年以上1年以内くらいになるケースもある。
いつ売るかを判断する際、推奨時とは外部環境も大きく変化しており、またその銘柄にも種々の変化(好悪材料の出現等)が発生していたりするわけだから、そういうことも考慮して日々考え決断しなければならない。
こういうことを理解いただければ、技量もアップ、売り時期の判断力もアップするであろう。
そして、こうしたことの根底にあるのが株価理論であるというのが、私の根本的考え=鎌倉理論である。

こうした理論の実践として、クラリオン(3.27日推奨)の場合、私はいったん5.09日(184円)までに売り切ったが、5.13日に再度買いに入り(206円前後)、6.30日(271円)までかなり買った。7.01日に300円に乗せてから少しずつ売ったが、「相場は相場に聞く」で行くと、なお天井が見えないように見えるので、現時点でもピーク時の25%程度は保有している。
こうしたやり方は、これまでも折にふれ簡単ながら書いて来たつもりだが、「売り逃げ」とかげすの勘繰りとしか言いようのないことを言われるのは情けないが、そういう方には、もっと勉強しましょうと言っておこう。

さてサイネックスが836△71と急伸(JQ値上がり率11位)、年初来高値を更新した。私が最初に取り上げたとき(7.10日付け、725円)は、まだやや星雲状のところがあり、100%の自信は持ちえなかった。しかし官房長官発言に続きその後、首相発言、自治体との業務委託協定締結と好材料続出で100%近い確信に変わったわけである。「感動する力」ということを私が強調するのは、まさにこういうことなのである。前記材料を見て=あるいは私の記事を読んで、これはすごいと読む力が重要と考えるわけだ。

アベノミクス第3弾として、いろいろの政策が報道されているが、そのうちでも中核的なものの1つが「ふるさと納税」の拡充(「地方創生」)であろう。週足チャートを見れば分かるように、相場は若い。1000円乗せはそう難しい目標ではないだろう。そして2013年5月高値1144円更新も見えて来よう。

7月24日 0時41分記
22日の相場は、NYダウが18日+103ドル、21日-48ドルで、合計+55ドルだったことを受けて値上がりした。アメリカ株等と比較しての出遅れも意識されるところで、結局、小型株中心に大幅高となった。18日引け後に今期決算予想を上方修正した東京製鉄が急伸、業種別指数でも鉄鋼が値上がり率1位となった。

当道場銘柄も堅調なものが多かった。かつて取り上げたキトー、明豊ファシリティ、共立メンテナンスなどが年初来高値を更新。またあいHDも1974△54と急反発して年初来高値を再び更新、長らくお待たせしたが、いよいよ2000円大台が現実になろうとしている。CAC HDも1197△32で、ほぼ1か月ぶりの高値水準となり、1246円高値(6.23日)挑戦も期待できよう。

放電精密(推)は816円まであって終値は758△32。株式新聞が取り上げたことがこの動きの原因のようだが、相変わらず乱高下が激しく値もちが悪い。とは言え、徐々に実態の良さ、割安さが認知されて来ているとは言えよう。
ジャムコ(推)も1844円まであって1831△27。つい先日も三井住友・・・・だったと記憶するが航空機を大量発注するとかいう報道があった。
放電精密、ジャムコには願ってもない好環境が続くのであり、じっくり持続で報われるであろう。

エリアリンクが134▼5。7.17日引け後、2014年12月期業績について中間、通期とも上方修正を発表した。これを受けて18日には一時149△8まであったわけだが、結局終値は139▼2で、大商いだっただけにかなりのしこりを作ってしまった格好だ。22日の動きはこれが尾を引いたわけだが、とは言え、134円まで下落すると、好決算を無視した形であり、揺り戻しが当然出て来よう。2ヵ月くらい前には、こうした好決算見通し等が出ると材料出尽くしとみた売りで逆に値下がりというパターンが多発した。ただ当時とは相場環境も変わって小型株優位の展開となっているので、強気を貫きたい。

サイネックスが765△50(JQ値上がり率15位)と急騰した。材料は前稿で書いたとおりだが、市場は、この材料の大きさ・価値にまだ十分はどころか、ほとんど気付いていないと私はみる。「ふるさと納税」を支援する協定を、この7.01日、18日と立て続けに2件、地方自治体と締結している(同社HP参照)。今後は『暮らしの便利帳』同様、日本全国の小さな自治体、過疎に悩む自治体中心に、続々同様な提携を結ぶことになろう。相場は仕切り直しになったが、ここから大きかったという展開も十分ありえよう。

7月23日 1時56分記