リクルートの上場が10月にもあるかという5.14日付け日経朝刊の記事をきっかけに、リクルート株を大量に保有している企業の株価が、上げている。
そこで、以下に大量保有企業とその保有株数等について、私が調査、分析した表を示す。
もちろん、これ以外でも電通、博報堂、日本テレビ、トランス・コスモス、IIJ等もあるわけだが、1株含みの大きさという観点から、省略しても問題ないので省いた。
注=株価は5.29日終値。1株利益は今期予想で鎌倉式実質値、PERはこれに基づく実質値。

銘柄        保有株数     簿価     1株含み    株価    1株利益     PER
図書印刷      90万株    1171円    181円    427円    6.1円   70.0倍
新日鉄ソリュ    45万株    8500円    70円    2522円  152.8円   16.5倍  
凸版印刷     320万株    2566円    65円     739円   37.4円   19.8倍
大日本印刷    320万株    3025円    63円   1005円    50.3円   20.0倍
野村総研      60万株     6800円    27円    3355円  161.3円   20.8倍
大王製紙      30万株    9500円    22円    1219円   81.5円   15.0倍              クイック         1万株    9250円     5円     614円   38.4円   16.0倍                                                                                              
CAC HD      30万株    6800円   139円      1114円   108.5円   10.3倍

リクルートの上場した場合の株価に関しては、時価総額1兆円と仮定しての1万6630円、あるいは2万円といった観測が行われているが、ここでは我がCACの簿価に1万円を加えた1万6800円と仮定して1株当たりの含み益を算出した。

5月29日 18時42分記

この表の企業の中でも、特にリクルート上場を材料に株価が大きく上げたのは図書印刷だ。同社株は折にふれその本命企業として買われ、現在のような高PERまで買われたと言っていいだろう。ラフな言い方をすれば、リクルート株の1株含み181円分そっくり上昇したと言っていいだろう。

次に大きく上げたのがクイックである。といっても同社はリクルート株の1株含みは5円にすぎず、これで上げたわけではなさそうだ。実は同社の1番の取引先がリクルートなのである。つまり、リクルート上場で受注が増加するだろうといった期待で上げたわけである。

【図書印刷+クイック=CAC】
さてCACである。同社はリクルート株の1株含みが139円、自己株を除いた実質で151円あり、図書印刷に次いで2位、3位以下とは大差がある。しかも図書印刷の場合、この材料を株価はあらかた織り込んだとみられるがCACの場合は、ほとんど織り込んでいない。
そして、こちらのほうがはるかに重要なのだが、CACの2番目の主要顧客がリクルートなのである。これは、まだどこにも書いてないはずで、新鮮な材料である。種明かしをすれば『会社情報』に載っている。この会社情報利用法は新著で書いている。

つまり、1株含み、取引実績という2つの視点のいずれでも2位に入り、総合評価で1位なのがCACというわけだ。
だからこそ、私はリクルート上場関連の本命企業はCACと言うのである。

【なぜCACは見落とされてきたのか?】
ネットでリクルート上場関連銘柄などとして検索すると、上記の図書印刷や大日本印刷、電通、博報堂、クイックといった常連企業の名前が必ずと言っていいくらい出てくる。一方CACは出て来ないことも珍しくない。もう売却してしまったからということはないのか?こういう疑念もあって比較的無視されてきた可能性もあろう。そこで私は有価証券報告書を調べてみた。よくよく見るのだがリクルートの文字はない!1年古いのにも載っていない。
こうした中で28日3時に出た株式1銘柄を売却して6.3億円の売却益というIR。これがリクルート株だとしたら大変なことになる。ただ上場間近のお宝株を叩き売る馬鹿もいまいが・・・
そこで29日の朝、会社に電話、確かめた。
同社は前はリクルート株を45万株保有していた。それを15万株売却し現在は30万株保有、リクルートさんは大事な顧客さんなので、今後も30万株は保有していく方針です、とのことだった。

【異常に低いPER】
上表で一目瞭然だがリクルート株保有企業のPERは、図書印刷、CACを除くと15.0倍から20.8倍という比較的狭いレンジにおさまっている。ひときわ目立つのがCACの10.3倍の低さである。業績も絶好調、財務内容も抜群、配当も32円配で利回り2.9%と高い、1株純資産も1125円でPBRは1倍割れ、と来ては、もはや誰の目にも株価が異常に低すぎることが分かろう。

5月30日 0時07分記
【あいホールディングス】
5.15日、引け後、「当社子会社における新規事業開始及び孫会社の設立に関するお知らせ」を出している。とんでもないIRだったわけだが、市場ではこのインパクトが今一つ十分には伝わっていないように思われる。以下、主要部分を示す。

2.新規ラベルプリンタ事業の概要
今回発売開始します新製品は、高速鮮明な印字品質・多様な用紙適正・優れた印字耐候性能に加え、低ランニングコスで定評のある電子写真方式を用いたフルカラーレーザープリンタと、グラフテックが業界トップメーカとして永年培ったカッティングプロッタのカッティング技術とを融合させた、業界初の本格的なフルカラーラベル専用プリンタです。
これによって無地ラベル用紙からのフルカラーで且つ任意の形状でのラベル発行が自在に可能となります。特に米国及びEU 諸国において、2015年までの基準採用が義務付けられ、罰則規定も追加されたGHS(化学品の分類及び表示に関する世界調和システム)ラベルへの要求条件を、完璧にクリアした画期的な商品となっています。消耗品ストックビジネスと合わせて、本事業の事業規模と収益の拡大を図り、5年後には売上規模200億円を目指してまいります。

材料は1株当たりで考えよとは、私が常々強調していることである。これは材料は企業規模と絡めて考えよと言い換えてもいい。
あいHDの2013年6月期の売上げは324億円、14年6月期予想でも370億円である。その会社に200億円が上乗せされるというのである。これで驚けないようでは、株式投資で成功はおぼつかないだろう。さらにカッティング機器関連でカッティングデータのダウンロード販売が急増中で今期50億円が「2016年6月期109億円計画。」(四季報春号)だという。
つまりこの2つで合計259億円の売り上げ増となるのである。
IRJは証券代行業に参入、当時の売り上げ規模に匹敵する30億円規模にまで拡大させるという報道がきっかけで、株価は1年足らずで10倍以上になったことは、当ブログ読者ならご存知のとおりである。あいHDも324億円の売り上げに対し、その8割の259億円の新規売り上げが見込まれているのである。

3.24日に付けた年初来高値1914円は単なる通過点となろう。2000円大台がわりからどこまで行くか、楽しみである。

前稿であいまいに書いたことだが、28日には、上記の新規ラベルプリンタ事業について、社長によるアナリスト向けの説明会があったということが調べてもらって分かった。アナリストたちの反応も良かったようだ。今後、いろいろレポート等も出る可能性がある。

【CAC HD】
リクルートがこの10月にも上場か(日経5.14日朝刊)と伝えられる。6月下旬にも申請か、というから、まさに秒読み段階。本命は図書印刷というのが大方の見方のようだが、私の調査ではCACである。これについては(ここまで書いて疲れたのもあって)後日詳報。
このほか四季報速報で、2014.12月期の予想経常利益を32億円から34億円に、また15.12月期についても34億円を36億円に上方修正している。これもあまり織り込まれていないようだが、新四季報(6月中旬発売)では、そうなっているわけで、早晩評価されよう。
またインドのIT企業アクセルフロントラインを20億円弱で買収したわけだが、ここが業績好調、1Qの好業績にもつながっている。おりしもインドは政権交代で評価が高まっていて、インドと言えばスズキのわけだが、そのスズキ株もここ急騰している。CACはインド関連のニューフェースとしても評価されよう。アクセルフロントラインはボンベイ証券取引所上場企業。株価も急騰しているのでは(そうすればCACの含み益になる)と調査中だが、未判明。情報をお持ちの方がいたらお知らせください。
来期予想実質1株利益は108.5円。1065円の時価はPERは9.8倍。リクルート関連の図書印刷(71倍)、凸版印刷(20倍)、大日本印刷(20倍)、クイック(16倍)等に比べ、ありえないくらいの低さである。

5月29日 1時08分記
2014.05.27 次の一手
夢の街(推)に続く銘柄としてノーリツ鋼機(推)をセレクトしたら、あのようなことになった。不徳の致すところなのだろうが、ああいうとんでもないこともありうるという教訓を得たことでもあった。
しかし相場師は過去には学ぶが過去は振り返らない。次の一手を考えるのみである。

今日、ある大手証券の営業マン氏の訪問を受けた。
彼の挙げた銘柄が、図書印刷とあいホールディングス。両方とも私がいろいろ調べている銘柄だったので驚いた。
図書印刷はリクルート上場で、かなり前から取り組んでいるのだという。
あいHDは新規ラベルプリンタ事業に関する説明会があるのだという。

私の次の一手として考えていたのが、リクルート上場(本年10月上場が濃厚のようだ)関連の本命株であり、新規ラベルプリンタ事業で年商200億円を狙うあいHDだったわけだが、営業マン氏と話していて、やはり、この2銘柄で間違いないという確信を持ったことであった。

それで、夕方からリクルート上場関連銘柄を、さらに入念に総ざらい、あいHDについても詰めを行い、そう言えば彼の言う説明会だか何かの詳細について聞くのを忘れていたわいと、電話で確認しようとしたが、5時を過ぎていたためつながらず。

リクルートがらみで4725 CAC HD。1037△18
新規事業で3076 あいHD。1750▼10

この2銘柄でノーリツ鋼機の失地回復となるはずなのだが、何事にも絶対はない。そういうリスクも考慮のうえ、多少なりと仕込まれたい。どちらも自信満々なのだが、それでも一抹の不安の残るのが昨今の相場である。2銘柄とも買えばトータルでは、最悪でもまず何とかなるだろうということである。
本当は、どちらも推奨銘柄にしたいのだが、最近はやたら高寄りしたりありえないアクシデントが起きたりと縁起が悪い一方、推奨銘柄にしないと比較的スムーズに上げる傾向が強いので、ここはあえて推奨銘柄にしない。

5月27日 23時51分記
26日の相場はほぼ全面高で日経平均は140円高で14600円台を回復した。このところの下げがきつかった銘柄の反騰が目立ち、小型株の値上がり率が大きかった。マザーズの値上がり率は4.5%に達し、JQも1.5%高。

あいHDは1760△30と4連騰。3.24日につけた1914円の年初来高値を更新する可能性もあろう。まさかと思う方は、先日のIRをよく読んでみよう。

ジャムコ(推)は1849△15と続伸。ここ、こういう小型株にしては際立って強い動きをしている。航空機用シート分野への本格参入を発表(4.08日引け後)しているが、年間100億円の売り上げを見込む。前期の総売り上げの3割以上にあたる。また今期は経常利益で17.6%の増益を見込むが、償却負担の急減(10数億円の増益要因という)を考えると、これはごく控えめな予想であり上方修正の可能性が大きいとみる。こうしたことを織り込めば、3.20日に付けた1949円の年初来高値更新もありえよう。
放電精密(推)は734△8と3連騰。航空宇宙関連であることがもう少し知れ渡ることを期待しよう。

クラリオン(WEB公開銘柄)は高値224円まであって連日の年初来高値更新。0.05円の逆日歩が続く。
東リは214△4と順調に戻している。221円の年初来高値更新もありそうだ。

ノーリツ鋼機(推)は680円まであって657△10。ストップ安の後遺症が重く戻りは鈍いが、ブイキューブ(ストップ高)、エスイー(推)など、大きく下げた銘柄の戻りが目立つだけに、ノーリツ鋼機も、紆余曲折はあろうが、なお戻り余地は大きいのではないか。

5月27日 0時51分記
相場の方は、前稿でも書いたように、ようやく底入れから反発局面に入ったように思われる。もちろん、そう断定するのはやや早すぎるが、常に半歩先をみて歩くのが相場であってみれば、私は「5.19日で底入れ、反発局面へ」といち早く書いたわけである。

相場あるいは株式投資などというものは、いい時もあれば悪い時もある。相場全般が悪いのに自分はいい、逆に相場全般はいいのに自分は悪いというときもある。そういうことを知らないわけでもあるまいに、ごく短期間の値動き、成績で、あれこれかまびすしくなるのには、まったくもって困惑する。

株式投資の成績がどうなるかは、海で泳ぐのに似ている。波の状態に大きく左右されるわけである。大しけの時もあれば、何もしなくても波に乗ってすいすい進める時もある。
もう少し話を単純化(正確さは犠牲になるが)すれば、100m走に喩えると分かりやすい。無風状態でその他の気象条件も可もなし不可もなしで100mを10.00秒で走る選手を想定しよう。この選手は追い風では9.85秒、向かい風では10.15秒くらいのタイムになる。気温、湿度、体調等々でも影響が出るから、タイムはさらに大きくぶれる余地がある。

私が言いたいのは観念論的精神論や言い訳ではなく、相場の持つ不確実性、本質についてである。今、というか5.20日時点で、私はまさに逆境におかれた。100m走の選手で言えば向い風20m(もちろん、公式記録になどならない)を受けながら走っていたわけである(向かい風を呼び込んだのは誰だという方もいるだろうが)。
しかし、逆に言えばこういう極端な逆風は、ごく一時的なものである。だから私はさらに逆風が続いた場合の対策(金策)を考慮しつつも、楽観的でいられるのであり、何も隠すこともなく、そういう状況も書いているのである。四の五の言う方がいるだろうが、普通の人は隠す、いいことだけ書くのである。最悪の時をとらえてあれこれあげつらったり泣き言をいうのはやめようということである。私も正直な話、小沢一郎ではないが「純化路線」を突っ走り、私のやり方にご賛同くださる方だけを相手に、このブログを運営していきたいのだが、それは不可能なので、徒労感を抱きつつも、こうして、ときどき「道」を説くわけである。虚心坦懐にお聞きいただけば、お分かりになるかもしれないですよと言っておこう。

長くなったが、ここまでは前書き。言いたいのは、ここから相場は、かなりいい方に行くのではないか。少なくとも当道場銘柄に関しては、そうなるのではないかということである。

昨年末、大納会で年初来高値を日経平均はつけた。その期日売りがかさんだことも、ここに来ての下げの一要因であったろう。企業の決算時が売られやすいことに加え今期予想の数字がほぼ横ばいで期待(10%増益程度)を大きく下回ったことは投資家心理に冷水を浴びせた。
しかし、こうした中でもアメリカ株等、海外株はおおむね堅調に推移、日本株の独り負け状態がここ際立ってきている。PERもかなりの安値圏にある。

こうしたことからして、ここ出直りつつある現在の動きは、ここからさらに本格化するのではないかと、私は読むわけである。
GPIFの買いが6月以降本格化か、法人税減税議論が具体化しつつあり今後法人税が引き下げられるのは必至、夏のボーナスも大幅に伸びそうで消費回復が期待できる、など、今後の株式相場の環境は好材料が目白押しと言って言えなくもない。

5月25日 23時33分記
相場の方は、ようやく落ち着きを取り戻してきたようで、久しぶりにのんびりできる。

私は今日、道志に行き、我が家のすぐ脇の斜面に生えているなんじゃもんじゃの花を見て来る予定だったのだが、いろいろあって玉突き的に変更、自宅でこれを書いている。道志のなんじゃもんじゃは先週行ったとき、7、8個、あの独特の綿菓子のような花を付けていた。もう満開なのかこれからいっぱい咲くのか分からず、今週確かめにも行きたかったのだが。

少し前の話だが、読者のdawaooさんに、なんじゃもんじゃ偵察の件をお知らせすることになっていた。その後何度か例の園芸店に偵察に行ったのだが、7本のなんじゃもんじゃは、まったく花の咲く気配はない。もはや今となっては、今年は咲かないということが確定だ。残念。dawaooさんに教えてもらって(なかなか咲かないから咲いたら買うといい)、一気買いを思いとどまって正解だった。感謝。

1本だけ買ったのも、まったく花は咲かなかった。やはり800円だけのことはある。一方1800円で買った花芽付き一歳ヒトツバタゴ(なんじゃもんじゃ)は順調に開花し、今はもう枯れている。たくさん花をつけたのだが、1メートルもない樹高のため、目の下に花を見る形になり、本物のなんじゃもんじゃのああと見とれる高揚感は味わえない。まあうちの1本と園芸店の7本を気長に見守り続けるしかない。

昔、ソメイヨシノを買ったら、翌年開花したのを見たら、白い花が…、大島桜だったのだ。去年、また懲りずにソメイヨシノを買ったのだが、今年、移植のせいか花芽は付けず葉がやけに早く出たところを見ると、またしても大島桜か山桜としか思えない。庭木業者にはトレーサビリティなどという概念はなく、いい加減なことおびただしい。

去年の秋に求めたスモークツリー(別名=ハグマノキ、ケムリノキ、カスミノキ)は一歳ヒトツバタゴの隣においておいた(どちらも鉢植え)のだが、最近になって開花し始め、楽しみにしていたのに、どうも様子がおかしい。「長く伸びた花柄が煙ったように見える不思議な姿」というのが売り物のわけだが、どうもいまいち煙らないのだ。それで調べたら、なんと「煙を楽しめるのはメスの木だけ」とあるではないか。雌雄異株で、スモークを楽しめるのはメスの木だけだというのである。「確認して購入したいものです。」(『大人の園芸 庭木 花木 樹木』)と言ったって、オスを売るのがおかしいんじゃあないの。おまけにホームセンターで買ったわけで、そこのおばさんにそんな知識があるとも思えない。半世紀も前、祭りや縁日で、にわとりの雛が激安で売られていて、育てて卵をと思って買って帰ったら、親にそれはオスだと言われてショックを受けた子供多数(小生ではありませぬ)という頻発したであろう事件を思い出したことだった。

ミモザの木を買ったはずが、黄色の花が春に咲くはずが、なんと秋にわずかに黄みを帯びた冴えない花が咲くという事件については、かなり前に書いた。

ことほど左様に私が、結構惚れ込んで求めると、決まって悲惨な結果が待っている。
それでも懲りずに買って来るので、我が家には、いろいろおかしな木、花があるのだが、さして広い庭ではないので植え場所がもうなくて、鉢植えのままついの住み家を求めてさまよっている。

ムスカリに続いてアシュガの花も終わり、今はシャガ、紫蘭、ショウブ、サツキが咲き、岩タバコがつぼみを膨らませている。
これからは春の剪定シーズンで忙しくなる。手始めに梅の木の剪定をしていたら、なんと実が奇跡的に1個だけ付いて楽しみにしていたのを切り落としていた!紅梅のため実はつけないと業者に言われていたのに、がんばって1個付けてくれたものを・・・・

5月24日 21時04分記
22日の相場は、前日のアメリカ株の大幅高に円安進行も加わって、全面高の大幅高となった。

5.19日、日経平均は14006円とか辛うじて14000円大台を死守、2部指数、JQ平均、マザーズ指数は、そろって年初来安値を更新した。結局、その後、日経平均、2部指数、JQ平均、マザーズ指数は、5.19日の安値を下回らず来たわけだが、22日に至って今度は、そろって大きく反発したわけである。底がなかなか見えなかったマザーズが大幅に戻したことの意味は大きい。
この動きから、今回の4.23日(日経平均14546円)からの下落局面も、5.19日で終止符を打った可能性が大きいということが言えよう。

あいHDは1680△90まであって1677△77。1914円の年初来高値更新の可能性も十分あるとみる。

放電精密(推)は712△33と急反発した。エアバス向けエンジン部品加工工場の完成が8月に迫っている。同社は主にこのため2015年2月期の設備投資額が33.07億円に達した。減価償却も8.27億円。合計で41.34億円にもなる。同期の予想売り上げが104.09億円だから41.34億円はその3割にもなる。どの程度の売り上げ規模になり、収益にどの程度寄与するかなど公表されていないが、これだけの投資、社員採用からして、あっと驚くほどのものになるであろうことは疑いの余地はない。なかなか市場は、この辺のことをきちんと評価していないが、いずれ真実は現れるとみてよい。
前日急伸したジャムコ(推)は乱高下の末小幅安で終わった。出来高が急増しており、今後に期待したい。

ノーリツ鋼機(推)は安寄りし不安定な動きだったが結局632△5。あれほどの急落を演じた後だけに、やれやれの売りがなかなか切れないのが、こうした不安定な動きの背景だろう。ただ、これも徐々に収まり、次第に戻りも軽快になることだろう。しばらく下げ過ぎ訂正の動きが続くとみる。

夢の街(推)も前日終値を挟んだ動きから終値は1196△1。下げても着実にそれを拾う1000株、2000株の買いが入るようになっている。

5月23日 0時33分記

21日の相場は、前日のNYダウの大幅安の割には、底堅い動きで、日経平均は33円安だった。2部、JQはさらに小幅な下げ、マザーズは値上がりした。

当道場銘柄は、ここまで大きく下げていた反動もあって、値上がりするものが多かった。
ノーリツ鋼機(推)は、売り優勢で始まり601円まであったが切り返し結局627△3で終わった。ぴったりの値段(プラスマイナス1円程度は許容範囲)で天井や大底を付けやすいことは、これまでも書いてきたが、この601円で底入れとなった可能性が高い。
今期減益予想で異常なまで売られたわけだが、市場が落ち着き冷静さを取り戻せば「3次元電子マット見守りシステム」という材料が、いよいよ本格的に評価されよう。会社によれば、
今期(2015年3月期)は機器の有用性を確認、来期早々に(つまり2015年4月にも)本格販売する。
価格は1台20万円、年間1万台の販売を見込む。同社の2015年3月期の予想売上げは560億円だが、順調にいけば、2016年3月期は、3次元電子マットだけで、これに20億円がオンされるわけである。
「セーフテック輸液ポンプ」(ニプロと共同開発)、「水循環式フライヤーAQTAS」も売り上げを伸ばすと思われシニア・ライフも含め来期は大幅増収、大幅増益が期待できる。

あいHDは1623円まであって1590△33。業績絶好調、画期的新製品と好材料がそろっているにもかかわらず、売られ過ぎたが、谷深ければ山高しである。

ジャムコ(推)は1776△58と高値引け。
同じ航空機関連の放電精密は高値引けとはいえ679▼1と下げて終わった。エアバス向けエンジン部品加工工場は8月にも完成、2015年9月以降は収益に寄与し始める。エアバス向けはこれまでは1工程だけだったわけだが、新工場完成後は最終工程までの1貫加工を狙う。2016年2月期は、売上急増、利益はそれ以上に増加するはずである。大底圏の時価は早晩、大幅な訂正高に向かおう。

夢の街(推)も1160円まで突っ込んだが終値は1195△5。やはりどこかで飛びそうな予感がする。

現在、NYダウは130ドルを超える上昇、日経平均先物 大証(夜間)も170円程度の上昇となっている。小型株も底入れとなる可能性が高まってきたようだ。

5月22日 0時11分記
厳しい相場展開が続く。
私も不測の事態に陥らぬよう保証金維持率をにらみつつ保有株を売り、また資金繰りにと、気の抜けない1日だった。2月3日、4日を想起させる状況である。読者諸氏も難渋されていると思うが、こういう時こそ、投資家の実力が問われる。
ファイティングポーズをしっかり取って、一段安があっても耐えられるように(主に信用取引をやっている方だが)、備えを万全にしておきたい。

ノーリツ鋼機(推)は大量の売り物にやり気配で始まり、結局ザラ場では寄らず、大引けで624▼150のストップ安で比例配分となった。大量の売り物を残したわけだが、このうちの多くは比例配分狙いの売りの可能性が高い。実際、PTSでは最終値段が609.1円。

マザーズ銘柄などバイオや値動きの良さで人気化したような銘柄が暴落しているため、この余波もあってか、2部、JQ、マザーズなどの小型株は、底が抜けたような下げとなっている。
トヨタなどは今期、市場予想を下回り、微減益予想だったわけだが、翌日は値上がりして終わった。これがJQとかの銘柄だったら1割以上値下がりしたことだろう。

結局、投資主体の違いがこうした株価への反応の違いを生んでいるわけである。とはいえ、やはり小型株が多少の減益予想で2割も下げるというのは異常事態というしかない。
株価の場合、往々にして行き過ぎるから、ノーリツ鋼機を含め、ここで下げ止まりかは明言できないが、少なくとも、大局的には、十分下げた(というより下げ過ぎた)とみていいだろう。
終わってみれば、やはり、あそこは底だった、買い場だったということになる可能性が高い。ただ余力のない方は、静観するところだ。余力のある方は、買い下がる方針で、ここから多少は買ってみる手もあろう。

私は、業績大幅上方修正、今期も大増益予想にもかかわらず下げ続けるあいHDに注目している。持ち高は増やさない形でなら、ここで買うのもいいだろう。

5月21日 0時50分記
19日の相場は、小型株中心に下げた。日経平均は90円安にとどまったが、2部、JQは1.5%を超える大幅安、マザーズは5%超の急落となった。2部、JQ、マザーズはそろって年初来安値更新。追い証とまではいかなくても不足金回避のために売りが売りを呼ぶ展開となっている。
19日に発表された決算を見ると、一段と今期減益予想が増えている。ざっと調べたところで、12社中8社が減益予想だ。これでは投資家の疑心暗鬼が強まるわけである。

【ノーリツ鋼機】
決算は嫌な方になってしまった。経常利益は前期の28.06億円に続く今期予想が25.0億円。純利益は構造改革費用のため5億円にとどまるという。
経常利益は前々期9.52億円、今期の当初の会社予想が21億円のわけだから、5.15日の28.06億円への上方修正さえなければ9.52億円→21億円→25億円で問題なく順調に増益を続ける好決算のわけだが・・・
PTSでは急落となっている。ただ20日、どう動くか。厳しい展開を予想しておいたほうがいいが、すでに上方修正の時に下げていたことでもあり、売り一巡後には、まともな動きが出ることを期待しよう。

【3次元電子マット 見守りシステム】
ノーリツ鋼機の100%子会社のNKワークスが開発した認知症高齢者見守りシステム。

経済産業省と厚生労働省は、平成24年11月に移乗介助や移動支援、排泄支援、認知症の方の見守りなど5つの重点分野を策定。 ロボット介護機器開発・導入促進事業(平成25年度予算額23億9000万円)について、申請のあった46件の開発補助事業のうち、24件を第1次採択事業として決定(補助金総額は約8億円)。 その一つである「認知症の方の見守り」分野において、NKワークスの「3次元電子マットによる見守りシステム」を採択した。 

【2015年4月にも発売】
この24件の中でも実用化が近い9件を経産省は介護ロボット展で紹介しているわけだが、このうちの1つが3次元電子マット 見守りシステムである。、ではいつ発売になり、どのくらいの売り上げが期待できるのか。
私は会社に問い合わせ、直接、お答えいただいたので、それを記そう。
今期(2015年3月期)は機器の有用性を確認、来期早々に(つまり2015年4月にも)本格販売する。
価格は1台20万円、年間1万台の販売を見込む。主に介護施設向けである。

つまり年間売上げは20億円ということになる。
ノーリツ鋼機の年間売り上げは2014年3月期551億円、15年3月期予想560億円である。それが16年3月期には3次元電子マット 見守りシステムだけで20億円加わるわけだから、かなりなインパクトであることがわかる。

このほか詳細は省くが「セーフテック輸液ポンプ」(ニプロと共同開発)、「水循環式フライヤーAQTAS」も期待の商品であり、今後大いに有望だ。

業務用ミニラボ(銀塩式)から、業態転換と言っていいほどの変身途中のノーリツ鋼機である。すでに、このように将来の成長の核はしっかり確保しており,2016年3月期以降、成長軌道にしっかり乗るとみるなら、目先のぶれに一喜一憂しないで対処したい。

5月20日 1時24分記