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夢の街(推)の今後の株価動向について意見が割れているようだ。それは当然でいいのだが、夢の街のPERについて、例によって、怪しげな数字が言われているので、ここできちんとしたPERを示しておきたいと思い、これを書いている。
私は先日出した本でPERをきちんと算出できる人はほとんどいないとして、算出法を詳しく書いた。ところで、この夢の街は、1株利益算出がかなり厄介なケースである。私が本で例題を出したわけだが、お読みになった方は、夢の街を使って、ご自身が完全にマスターできているかを確かめてみるのもいいだろう。

①今期としてどの期を使うか
②自己株口の問題をどうするか
③実質1株利益の算出法をマスターしているか

この3つの関門が全てそろっているうえ、先日の2分割もあるから、PERの算出は結構厄介なのである。

いちいち、細かく算出過程を書くと大変なので、結論だけを書こう。

            会社発表     四季報    QUICK
2014.8月期   60.8倍     47.0倍   42.0倍
            47.0倍     42.6倍   36.2倍

2015.8月期    -        43.5倍   35.2倍
             -        39.1倍   30.4倍

注=PERの数字は上段は名目値(会社、四季報が出している1株利益の数字を使って算出した値)、下段は鎌倉式実質値(純利益を経常利益の6割とみなす「みなし純利益」を基に算出した値)。

要するに、何も考えずに、会社発表の数字を鵜呑みにすれば、今期予想PERは60.8倍のわけである。万一『会社情報』を使って計算すると69.4倍になる。これは3.24日の業績上方修正が反映されていないのと、自己株を発行済み株式数に含めているためである。
一方、QUICKコンセンサスの来期予想実質PERは30.4倍になる。

今期と来期の違いはあるにせよ、これだけの開きがあるのに、そうしたことに全く気付かず夢の街のPERは60倍台で割高と考えるとしたら、それは大いに問題だろう。

今はすでに4月も後半である。特にこうした成長企業は先を考え投資するわけだから、今期がいつかという形式論より、すでにあと5ヵ月足らずで終わる2014年8月期=今期より、2015年8月期の数字で考えるのが妥当であろう。
そうすると、実質PERはQUICK予想では30.4倍にまで低下するわけである。
QUICK予想はやや楽観的と言えるかもしれないので、四季報の数字を採用するとしても39.1倍である。

この39.1倍は、これだけの夢のある時流にマッチした企業のPERとしては、少なくとも割高とは言えないだろう。
割高と叫んでいる人達は60倍台とかそれに近い数字を前提にしているはずである。

今後夢の街の株価がどうなるかはともかく、前述ようなPERの実態を明確に理解したうえでの冷静な判断が求められている。

4月19日 16時18分記
17日の相場は、売り買い交錯で小動きだった。前日とは逆に、主力株に軟調なものが目立ち、小型株には堅調なものが多かった。日経平均、TOPIXの騰落率はともに0.00%だったが、2部、JQはともに+0.5%強だった。

しかし、それにしても、分かり難いというか、ちぐはぐな相場である。EMシステムズ(推)がもたつく一方SRAは年初来高値に接近して来た。業績上方修正で急伸した(16日)ローランドDGは、それ以上に下げる体たらくだ。大きな流れとしては、これまで低迷を続けてきた銘柄群の戻りが大きく、逆にこれまで堅調だった銘柄群はもたつくというものである。

夢の街(推)の低迷もこうした流れの中でとらえればいいのかもしれない。
それはそれとして、分割後というのは、いろいろわけの分からない動きをするものである。いいかと思ったらだめで、だめかと思ったらいいという具合である。今思い出したのだが、1年余り前、当道場でも取り上げた穴吹興産の2分割。2013年3月末で2分割をしたわけだが、権利落ち直後はもたついた(細かいことは覚えていないのだが、チャートで確認すると4.01日~05日の4本値は370、405、285、370。そして翌週から上昇に転じ4.22日に508円の高値を付けている(ただしその後は大幅反落・長期低落となり現在の株価は321円。チャート参照)。
こういう事例も想起しつつ、今後の動きを注視、臨機応変うまく対処したい。

大同工業(WEB公開銘柄)は311△2。出来高が細っており、これが回復することが待たれる。しかし基調として上を目指しているという判断でいいだろう。

クラリオン(同)は4日ぶりに反落となった。ここは当然一息入れるところ。分かるだけでも昨年11月以降株不足の日が多いわけだが、それでもずっと逆日歩は付いたことがなかった。それが4.16日、ついに0.05円付いた。今後の展開を注視したい。

18日以降、相場の物色傾向が当道場銘柄に合致した方向になることを期待しつつ、今後の相場を見ていこう。

4月18日 0時38分記



16日の相場は、前日のアメリカ株がその後(前稿を書いた後)、急速に戻し高く終わった上、為替も1ドル102円台へと円安にふれたため、急騰、全面高となった。値下がり銘柄数は、わずか49だった。

こういう全面高相場では、主力株、大型株中心となることが多い。実際、日経平均の上昇率は3.01%に達したが、2部は1.09%、JQは0.78%の上昇率にとどまった。ただし、こういう差は早晩、解消するものなので、ここは貸しを作ったと考えておけばよい。

夢の街(推)が2分割の権利落ち、権利落ち妥当値の1272円に対し終値は62円安となる1210円だった。これをどうみるか。こうした場合、えてして権利落ちをきっかけに乱高下する。リスク回避のためには、その乱高下のなかの大きく上げた局面で、それなりに売るのも選択肢であろう。ただし、16日の1198円が当面の安値になる可能性も十分ある。ここでさらに大きく下げる心配はあまりしないでいいだろう。私は前日高かったところで、それなりに売っておいたこともあり、1199円から1207円で少し買ってみた。

クラリオン(WEB公開銘柄)は188円まであって186△8と連日の高値追い。日証金残は空売りが急増、貸借倍率は一気に0.37倍と大幅な株不足となった。最近の高値を調べると2012年7月に192円というのがある。これは17日にも更新する可能性がかなりある。そうなると次は当然200円となる(この場合、198円ないし199円で売りを出すのが私のいつも言っている手法)。欲張らなければ、このへんで全株処分だろうが、一部は残すのも当然選択肢だ。2012年4月につけた235円も意識されるところ。

EMシステムズ(推)、SRA、キトー(推)、エスイー(推)、ヤマダコーポ(WEB公開銘柄)、日商開発(推)なども上げた。これらは、大きく下げたあとで出直ってきたところなので、当面持続。

ローランドDGは前日の業績上方修正を受けて3990△270で寄ったが終値は3785△65。澁谷工業(推)もそうだが、振幅が激しいので、急伸場面では一部は売るのがいいだろう。

中西製作所(WEB公開銘柄)は、公開後急騰、目標値の上限も突破して上げた反動で大幅な調整を強いられているわけだが、16日の1051円で底入れとみていいかもしれない。私は1055円と1062円で少し買った。
注=私は読者がナンピン買いを相談して来られた場合原則、賛成しない。相談するような方はやめたほうがいいという考え方からである。私自身はナンピンというのではなく、こうした下げすぎとみた場合、買うことはそれなりにある。

大同工業(推)は309△5。動きが重いが信念を持って持続。355円の年初来高値更新の可能性はかなりある(6割~7割か)とみる。

4月17日 0時08分記
15日の相場は、アメリカ株の大幅高を受けて大きく反発するかに思われたわけだが、日経平均は159円高で寄付き187円高まであったものの、終値は87円高にとどまった。JQにいたってはわずかながらマイナスで終わった。売買代金、売買高も細ったままだ。

どうみても、日本株の弱さが際立つ。後講釈的な理由はさておいて、なぜこうまで弱いのか、はっきりした原因が分からないまま、底這うという相場が続く。そうこうしているうちに、強かったアメリカ株も、怪しくなって来た(15日のNYダウは高寄り後反落、現時点で80ドル安)。ウクライナ情勢も予断を許さない。持ち高は少なめに慎重に行くようにしたい。

当道場銘柄は、まちまちだった。
夢の街(推)は2591△41まであったものの2544▼6の安値引け。2分割を翌日に控えて持ち越したくない向きの売りが最後にでたということだろう。16日の権利落ち、いくらでうまれてくるか。
大同工業(推)も310△5と高寄りしたものの結局304▼1と続落して終わった。
澁谷工業(推)、クラリオン(WEB公開銘柄)は急伸、キトー(推)、エスイー(推)、ソリトン(WEB公開銘柄)、中西製作所(同)も上げた。
なおクラリオンは4.02日に付けた174円の年初来高値を大きく更新したわけだが、出来高も急増、東証1部で29位だった。日証金の取り組みも再び株不足となっており一段高が期待できよう。

WEB公開銘柄の公開後の値動きを簡単に説明しておこう。「推奨時(株価)」は3.27日前場終値。

WEB公開銘柄          推奨時       目標値         その後の高値     4.16日終値      
A=6373 大同工業      273円    330円~  370円     331円          304円
B=5941 中西製作所    1058円   1150円~1230円   1265円          1078円
C=6392 ヤマダコーポ   394円     460円~ 510円     439円           370円 
D=6796 クラリオン      157円    175円~  185円     180円          178円
E=3040 ソリトン       687円    770円~ 850円     793円          708円
 
クラリオンが15日に目標値を達成したことで、5銘柄中、ヤマダコーポを除いて4銘柄が目標値を達成した。

4月16日 1時48分記
14日の相場は、日経平均では先週末比73円安で始まった。
前稿で
>CME日経平均先物(6月物清算値)は13895円。これは大阪取引所の日中取り引き終値比では160円安、日経平均の11日終値比では65.5円安となる。
としたうえで、
>どちらと比較すべきかはともかく、私の経験では、日経平均の終値と比較した方が、実態としては良かった(言い換えれば、翌日はCME日経平均先物の値程度で始まることが多かった)ように思うが(後略)
としたわけだが、14日、73円安で始まったことで、一段とこの見方に確信を深めた。

なお、日経新聞は「日経平均先物6月物の清算値が1万3900円と大阪取引所の日中取り引き終値を160円下回った。」として週明けの軟調な値動きを予想していた(13日「市場アウトルック」)。

比較的小幅な下げで始まったわけだが、その後はプラスに転じる場面もあって結局50円安で終わったわけである。週明けの相場に関し大方の見方は、かなり悲観的なものだったように思うが、さすがに下げ過ぎとみて買い向かう勢力も多かったということだろう。

当道場銘柄は、堅調なものが多かった。
夢の街(推)が安寄り後、引けにかけ切り返し2550△12。SRA、EMシステムズ(推)、エスイー(推)も高く、またクラリオン(WEB公開銘柄)ソリトン(同)、ヤマダコーポ(同)も上げた。8立会日連続安だった日商開発(推)も2099△54と急伸した。
先週末、逆行高した大同工業(WEB公開銘柄)は反落、ローランドDG、中西製作所(WEB公開銘柄)も下げた。

14日のアメリカ株は現在NYダウで130ドル程度の値上がり、為替も対ドルでやや円安というわけで、CME日経平均先物は210円ほど高い(今後は、原則として日経平均終値との比較で言うこととする)。
15日は、大幅な戻りを期待して良さそうだ。

夢の街は15日が2分割の権利付き最終売買日、16日が権利落ちとなる。権利を取るか取らないか。15日、大幅高の場面があったら、ある程度は売るのも、堅実に行きたい向きにはいいだろう。

クラリオンが174△8まであって170△4。出来高も急増した。これはフィスコが投資判断を「中立」から「買い」に引き上げ、目標株価も159円から230円に引き上げたことが原因とみられる。リアカメラや全周囲俯瞰モニターの成長を言っているが、介護ロボットには着目していないようだ。いわゆる専門家や証券会社などが、意外に不勉強で情報に疎いことはよくあること。
今後、クラリオンは自動駐車システム、クラウド音声認識機能、介護ロボット(第1号が服薬支援ロボット)の3大材料でさらに人気化、200円挑戦の可能性が出て来たのではないか。
今期予想経常利益は、四季報は41億円(前期は会社30億円、四季報33億円予想)だが、会社情報は43億円、QUICKコンセンサスは53億円であり、いずれにせよ、驚異的大増益が見込まれる。
私は買い増してポートフォリオの構成比を4%にアップさせた。

4月15日 1時51分記
2014.04.13 相場見通し
別稿で相場見通しは書くことに変更した。

月曜以降の相場がどう動くか、正直な話、全く読めない。

CME日経平均先物(6月物清算値)は13895円。これは大阪取引所の日中取り引き終値比では160円安、日経平均の11日終値比では65.5円安となる。
どちらと比較すべきか?今さら聞けない・・・という文句があるが、これなど、私に取ってまさしくそうなのである。確か日経新聞も、しょっちゅう、これに関する書き方というか表現が違うはずである。よく分からず、書く人で違ってしまっているのだろうか。
どちらと比較すべきかはともかく、私の経験では、日経平均の終値と比較した方が、実態としては良かった(言い換えれば、翌日はCME日経平均先物の値程度で始まることが多かった)ように思うが、かなりいい加減な推測であるとお断りしておく。この辺のことについて詳しい方がいらっしゃったらご教示願う。

もし65.5円安とみるなら、これは、アメリカ株などの下落率に比べかなり小幅で、日本株も先行して下げたので、そろそろ下げ止まる予兆かという見方もありうる。
一方160円安とみれば、なお弱い動きだったということになる。ただし、アメリカ株が大きく下げるとそれに輪をかけて下げていた今までに比べれば、多少はましな動きだったとは言えよう。

ウクライナ情勢は、TVのニュースでは、緊張が多少高まっているようにも思われるが、今一つはっきりしない。いずれにせよ、これが一段と悪化するようだと、株式市場にとって、かなりの重荷になることは論を待たない。警戒感を持って見ていく必要がある。

チャート的には、前々稿で書いたように正念場。ここで踏みとどまれるか、下っ放れるか。
日経平均は4.04日以降6立会日連続安で、下げすぎのようにも見える。PERも前稿で書いたように、米欧各国との比較では、めったにないほどの日本株割安局面である。

以上のように、一段安とも下げ止まり・反騰とも読める局面であり、まさに予断を許さない。
結局、どう転んでもおたつかないように、リスク管理をしっかりし、硬軟両様で臨みたい。事態が明瞭になるまでは、値ぼれ買いは慎もう。

4月13日 23時48分記
12日の日経朝刊に、日本、アメリカ、ドイツの最新時点のPERが掲載されている(17面)。
日本のPER(日経平均採用銘柄)は13.70倍となっていて、これを基に、日経は「世界的に見ても日本株は割安だ」としているが、このファクトセット(アメリカの調査会社)の数字と、それを基に論じた日経の記事をみていて、ちょっと面白いことに気付いた。

日経には、「3月期企業が決算発表を終える5月中旬以降の数字を基に考えると、予想PERは13倍弱に低下する計算になる。」という記述もある。ここで、はたと気付いたのである。今は4月、今期予想PERを算出するには3月期決算会社(日本ではほとんどの企業がそうである)の場合、2015年3月期の予想利益が必要のわけだが、これはまだ会社側からは発表されていない。
それなのに、日経はPERは「予想」としているが、少なくとも3月期決算企業に関しては「実績」というか「前期の数字」だということである。

ここまでだと、まだそれほどたいした話ではない。
しかし、もう少し重要な事実があるのである。つまり、日本では大半の企業が3月決算である。しかし、世界、重要なのはアメリカのほか、ドイツ、イギリス、フランス等であるが、これらの国々が何月決算かである。3月決算なら問題ないが、恐らくそんなことはあるまい。と、私は推理したわけである。
案の定、アメリカ企業は12月決算がほとんどのようである(東証外国部上場の全上場企業=アメリカ、中国、韓国が12月決算だった)。

となれば、結論は簡単だ。日経の言うPER13.70倍を予想値とするのは問題である(確かにまだ2014年3月期決算は未発表なので「予想値」に嘘はないが「今期予想値」ではなく「前期予想値」なのだ!)。米欧との比較では3月決算企業の場合、2015年3月期の予想値でPERを算出すべきであり、その場合PERはかなり低下するはずだ。こういうことになる。

それでは、日本株の予想PERは、実際はどれくらいになるのだろうか。
日経は日経平均採用銘柄(225銘柄)のPERに持って行きたがるが、これは少しおかしいだろう。アメリカのPERがNYダウ工業株30種平均採用の30銘柄のPERということはないだろう(ただし推測)。
東証1部全銘柄のPERは14.67倍となっている。これは3月期決算企業について2014年3月期の予想値を使って算出しているものなので、今期=2015年3月期10%程度増益という大方の見方を基に予想PERを算出すると(3月期決算でない企業も多少あることを考慮し)、13.5倍程度となろう。

日本は3月決算企業が大半、米欧は12月決算企業が大半として、日本企業には3ヵ月のアドバンテージがあるわけだが、これは無視してもいいだろう。シビアにみる方は日本のPERを13.7倍程度にみればいいだろう。
いずれにせよ、これは世界の先進国中、ドイツなどと並んで最も低PERな国ということになろう。しかも、過去の実績として、日本株は、おおむねアメリカ株と並んで最も高PERだった。ヨーロッパ各国株との比較では、ほぼいつでも、これらを上回る高PERだった。
結論としては、PER的には、日本株は、米欧各国株と比べて歴史的な低水準レベルにあるということである。
もちろん、この一事をして、日本株の先行きを楽観視するのは危険だが、少なくとも、事実は事実としてしっかり頭に入れておきたい。

4月13日 21時18分記
11日のアメリカ株は続落となり、週明けの日本株についても悲観的な見方が多いかもしれないが、これについての私の見方については、1日じっくり考えたうえ明日書くこととし、ここでは11日の相場について書くこととする。

11日の相場は前日のアメリカ株の大幅安(NYダウ1.62%安、NQ3.10%安)を受けて急落、日経平均の下落幅は4.04日から6立会日連続安の中でも最大となった。
これまでは、おおむねアメリカなど海外市場は堅調、(ロシアを除けば)日本独歩安だったわけだが、11日はウクライナ問題、中国経済減速懸念等で米欧株が下げたことで、事態は深刻化した。つまり、日本株だけ下げ続けたことで、そろそろ下げすぎではという見方も台頭していいところだったのだが、11日の米欧株の大幅安でこうした見方は吹き飛ばされ、加えて円高も進行して、売り一色の展開になったわけである。

日経平均は13970円と14000円を割り込み、年初来安値を更新、昨年10.08日以来の安値となったわけである。ここでダブル底というかなべ底というかの底値形成となって反発に転じるか、さらなる下値を探る展開になるのか、まさに正念場となっているとみるところだろう。

主力株は、業績下方修正のファーストリテイリングが急落、ここ大きく下げたことから高寄りしたトヨタも結局小幅安となるなど、主力株は総崩れとなった。2部、JQは下落率1%未満と比較的下げ幅は小さかった。

当道場銘柄は、こうしたなか、そこそこ健闘した。
大同工業(WEB銘柄)は309△5と前日に続き連騰。エスイー(推)、ソリトン(WEB銘柄)も上げた。
夢の街(推)は一時2355▼199と、私を含む読者諸氏の心胆を寒からしめたが、なんと引けにかけ急速に戻し2538▼16の高値引け。
ハーツ、EMシステムズ、日商開発(推)、澁谷工業(推)、ローランドDGなどは大幅安。

明日(先行き)はまたどうなるか分からないのが相場だが、このため、私の場合、11日は軽微な下落にとどまった。読者諸氏の多くも、大きな傾向としてはそうだっただろう。
ここで久しぶりに、私のポートフォリオを示しておこう。

夢の街     27.8%
大同工業   17.8%
EMシス    6.2%
エスイー    5.6% 
日商開発   5.3%
SRA      5.1%
中西製作   2.6%
クラリオン   2.4%
ヤマダコーポ 2.4%
その他計   24.8%

夢の街は以前34%と書いた記憶があるが、ピーク時もう少し多かった比率(基本的に私は1銘柄の比率は最大20%~25%を目途としている)を下げるべく、上昇局面で少しずつ売ったのと値下がりで数ポイント下がったわけである。だからといって私の売りを心配したりするのはやめていただきたい。基本的に私は推奨株を売り崩すような売り方はしないのと、この銘柄について基本的に強気だからである。
大同工業は、熟慮の末、この波乱相場で最も下値抵抗力があり、あわよくば逆行高出来る銘柄として4.10日まで買い続け夢の街に次ぐ中核銘柄にしたわけである。しかし今にして思えば、ここはもっと思い切って勝負に出て夢の街と同じくらいまで持ち株を増やすところだった。勇気と思い切りに欠けていました(反省)。
クラリオンは、今かなり期待して継続買いしている銘柄。比較的大型株なので、この地合いにかなり左右されるのが問題だが、相場師的勘(などというアナクロニズム的言辞を発するのは問題だが)は、昨年来高値183円更新をささやくのである。

4.12日 21時47分記

追記=ソリトンシステムズ、中西製作所、ヤマダコーポについて材料を詳しくという約束を果たしていないというご指摘をいただき、慌ててコメント欄に書いたのだが、ここにも転記しておく。

ソリトン=LTE関連として大きく見直される可能性と、
こうした業態としてはPERが異常に低いこと(これはWEB上でもある程度書いた)
そして、最大の注目点は今期業績見通し。
4-12月期決算が経常利益4.75億円(前年同期6.07億円)と大幅減益だった
ことが割安放置の原因かもしれないわけですが 、期末に売り上げが集中しているため、
通期では会社見通しどおりの増益達成可能だろうということ。

中西製作所=四季報にもあるように、近年の市町村合併で逆に給食センターの新設や大型化が
進み受注増。新洗浄機開発。

ヤマダ=海外展開強化、東南アジアなどでの売り上げ増が今後期待できそうです。
2014年3月期、経常利益は2.07日に10.9億円から11.8億円に上方修正
していますが、4ー12月期の数字、いつも控え目な予想をすることから、再上方修正必至
とみます。四季報予想の12.5億円も上回るとみて、発表期待。

4.12日 22時22分記
2014.04.11 不気味な下げ
前々稿で,思わずこの下げはおかしい!のではないかとしたが、そうは言っていられない状況になってきた。アメリカを始め世界主要国がそろって高い中、日本株だけが弱いという状況は10日も続いた。
日経平均は155円高で始まり213円高まであったのだが、後場に入ってじりじり下押し、一時は66円安まであって終値は0.43円高。いろいろ下げの理由が言われるが、そういう理由では説明できない。中国の3月の貿易統計で輸出が減速したことを挙げているところがあったが、中国株(上海総合指数)は1.38%の大幅高となっているのである。

結局、急騰の後遺症でマザーズが大きく下げているのと同じなのではないか、というのが、現時点での私の見方だ。
2013年、日本株は1年間で57%もの急騰を演じた。世界主要国で1番の上昇率である。アベノミクスへの期待が大幅高の主要な原因である。それが、本年に入って、次第に懐疑を持って見られるようになっている。特に例の安倍首相による靖国参拝以降顕著になったと言えるのではないか。昨年大幅買い越しだった外国人は売り越しに転じ、また消費増税以降は、その悪影響を見極めたいとして積極的な買いは手控えられている。

こうして下げ始めると、何もかもが悪循環となる。比較的堅調だった2部やJQなどの小型株にも売りが波及、これら銘柄は取り引きに厚みが無いため、一端下げると歯止めがなくなったように下げたりすることも珍しくない。

アメリカ株は、取り引き開始後しばらくは、NQは下げていたがNYダウは小動きだった。それがNYダウもここに来て50ドル前後の下げとなっている。これを受けて日経平均先物 大証(夜間)は下げ幅を急拡大、現在140円安程度になっている。

常識的には、ここまで下げたら反発が近いとみるのが普通だが、今は常識が通じない相場となっている。例によって、ここ大きく下げている過去の推奨株を買うのはどうかといった質問をいただくが、基本的に、現在は、そういう行動は原則しないほうがいいと考える。日経平均は2.04日に付けた14008円の年初来安値を目指している可能性が出てきている。最悪の場合、そういう事態もありうるという前提で対処したい。とりあえずは持ち高は少なめに、新規買いは原則しないのがいいだろう。

日本株のPERは14.9倍(東証1部全銘柄)とアメリカの16倍程度を大きく下回る。この点からは反発近しとみる所だが、そういうのでは計れない力が働いているのではないかというような疑心暗鬼をうむ不気味な状況が今の相場なのであり、注意深く行くにしくはない。

4月11日 0時31分記
「4半期ごとの業績を調べ、そこから通期業績の予想をする」というのは、今度の拙著でも書いた私の手法だが、ここで、大同工業(推)について、この手法を使って2014年3月期業績を予想してみよう。
注=数字は経常利益、単位は100万円、予は予想

          2013年3月期    2014年3月期

04-06月期     215         868 
07-09月期    ▲ 84         633
10-12月期     331         471
01-03月期     661        予478( 予678=四季報)
 
04-03月期     992        予2450(予2650=四季報)


上表で重要なのは、

01-03月期     661        予478( 予678=四季報)

の部分である。

1Q、2Q、3Qと全ての期間で2014年3月期は2013年3月期の数字を大幅に上回っている。
しかるに、4Q(01-03月期)のみ、そうではないことが、はっきり読み取れるわけである。

2014年3月期の4Q(01-03月期)の経常利益を478と前年同期の661を大幅に下回る予想にしている会社発表の数字が現実的でないのは言うまでもない。

ただ各四半期の数字は、ある意味読み難いものがあり(例えば2014年3月期は各四半期、期を追うごとに経常利益は減少しているから1-3月期は10-12月期の471より少なくなるのではという見方もないではないであろう)、軽軽な判断は差し控えるべきだろう。

しかし、それでも、会社発表の数字を上回ることは必至であり(この数字は上方修正したものであり、それを下回ることは、過去の例からしてまずない)、四季報の数字もどちらかといえば控え目、これを上回る可能性も十分あるであろう。

また2014年3月期の配当は、会社情報は前の期と同じ3円予想だが四季報は今号で「増配か」という文言を追加、3~5(円配当)としている。

というわけで、大同工業は、一番うまく行けば、業績上方修正、増配となるわけである。最悪の場合はどちらもなしとなるだが・・・

相場見通しについては稿を改めて。

4月10日 22時29分記