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JBRが引け後、自己株式の処分及び株式売出しを発表した。これを受けPTSでは現在66250▼6350と急落(下落率は8.7%強)している。実質的には自己株式を売り出すわけだが、基本的に自己株式は除外して1株利益を算出するから、結局、今回のケースでも「希薄化」は起きることになる。
売り出し株式数は、オーバーアロットメント分を含め56295株、総発行株数が34万株だから、その16.6%弱になる。
会社側は、

>調達資金を道路除染に必要な除染作業用特殊車両等の追加購入及び「バイノスフロック」等の製造費用にかかる前渡金等に充当し、「バイノス」を活用した除染事業を推進する予定であります。

としている。こうした前向きな資金手当てなのだから、株価が急落するのは納得できないといったコメントもあるが、増加株式数より下落率(PTSのものだが)が小さいのは、その辺をある程度評価したものとも言えるかもしれない。こうした場合、東証1部の主力大型株の場合、その辺をかなり評価して、株価はほとんど下げないケースもあったと思うが、JBRクラスの場合、決算でわけもなく大きく売られるのと同様な現象が起きるとみるところだろう。

いずれにせよ、こういうことは、交通事故とあきらめるしかない。決算前に全株売った方、全く売らなかった方、18日に買ってしまった方、いろいろだろうが、こういうこともあるということで、教訓にしたい。
私は確率論者なので、決算直前にもかなり売ったが、ある程度は残し、現時点での持ち株はピーク時の16%である。総運用額の4%程度、まあしようがないと諦観。この下げ分は基本的に別の銘柄で取り返そうと考えている。読者諸氏も、JBRにあまりこだわらないようにされたい。JBR株の展望としては、19日のショック安は別として、その後は、そう悲観することはなかろう。それだけ除染業務が繁忙だということで、先行きは明るいからである。だからといって、あまりこだわるのもやめようというのが、私のスタンスだ。

CTS(推)、CKD、加地テック(推)等、楽しみな動きになってきた。

11月18日 23時9分記
11.08日の日経平均終値は14087円(安値は14026円)だったが、その後の5立会日は13日の22円安以外は大幅高となって、15日の終値は15156円(高値15603円)だから、08日で1069円上げたことになる。常識的には、スピード違反で調整が入るところだが、15日のアメリカ株は続伸してNYダウは連日の史上最高値更新、CME日経平均先物は150円近い値上がりとなっている。予想外の強い相場つきになっており、予断を持たず、相場動向を見守りたい。

日経平均は5.22日に15627円の年初来高値を付けて反落、8.28日の13338円で底入れ、9月初め以降は14400円前後を中心に揉み合ってきたわけだが、ここに来て一気に揉み合いを放れて来たわけである。アメリカでFRBの次期議長に指名されたイエレン副議長が金融緩和縮小に慎重な姿勢を示し、緩和継続、緩和策長期化へ期待が膨らんでいることが、日米の株高の背景にある。また、ヨーロッパ、中国経済への懸念も薄らいできており、円相場も円安が進行、1ドルは1ドル100円台に乗せて来たことも株高を支える。

相場エネルギー回復に伴い、主力株の値動きが良く、逆に小型株、2部、JQ、マザーズ銘柄は、動きが鈍い。しかし、前に書いたように、こうした爬行相場は多くの場合、程なく修正されるものである。

それでも多少は主力株も持ち株に加えたいというのであれば、今期業績見通しを上方修正済みの住友電工。

前稿で挙げたCKDは、ジェネリック関連で面白い。沢井製薬等のジェネリック医薬品メーカーはジェネリックの利用に消極的な病院は診療報酬を引き下げとの報道を受け急騰(11.12日)、厚労省が公定価格を新薬の7割から5割に引き下げとの報道で急落(11.14日)と、乱高下しているが、CKDの場合、ジェネリック医薬品向けの薬品自動包装システムを手がけており、ジェネリックが値下がりしても悪影響は無く、むしろ、値下がりでその利用が広がれば、薬品自動包装システムの売上げが増えるわけで、12日の報道も14日のそれも好材料だ。1005円高値(10.21日)更新から一段高へ向かうとみる。

岩谷産業が水素ステーションを急速に設置するというようなニュースを日経で読んだ(17日?18日?)記憶があるのだが、出て来ない。これを受け岩谷、加地テックの株価がどうなるか、注目したい。

11月18日 0時22分記
15日の相場は、前日のNYダウが史上最高値を更新し、為替相場も1ドル100円台乗せと円安が進んでいる小ことで、14日に続いて大幅高、日経平均は15166円と5.22日以来の15000円大台を回復した。外国人の強力買いが入っているようで、野村、郵船、新日鉄住金、ソニーなどの主力株の上昇が目立った。ただアマノ、日本航空電子、MARUWA、キトー、イーグル工業など比較的高株価の銘柄には下げるものも、それなりにあった。

こうした主力株中心の全面高に弱いのが、当道場銘柄で、ご多分にもれず、いまひとつ冴えない値動きとなった。

JBR(推)は、ある程度予想されたことだが、決算を受け急落した。期待が高かったのと、地合いが小型株に逆風だったためだろう。それにしても下げ過ぎで、やはり、決算前に、特に値上がりしていたら売るのを基本戦略とすべきなのだろう。
明豊ファシリテ(推)、加地テック(推)、ヤマウ(推)、DMS(推)なども下げた。
こうした中、CTS(推)は1881△9と続騰、出来高が増えないのは気になるが、高値更新に期待。

エー・アンド・デーは679▼3と5日ぶりに反落した。一息欲しかったところであり、この下げはむしろ歓迎。アートネイチャーも同じである。

このように主力株だけ上げ、持ち株が冴えないと、迷いが生じ、主力株に手を出そうかなどと考える人もでて競うだが、相場じゅんばんこであり、下手に方針転換すると、裏目にでることが多い。自信をもって泰然としていよう。

私は資金枠たっぷりになっているので、次のような銘柄を少しだけだが、打診買いした。

6407 CKD     984△8
6409 キトー    1600▼4
6858 小野測器  434変わらず
9233 アジア航測 390比較なし

CKDはジェネリック関連の穴株、キトーは超低PER、小野測器はエーアンドデーと類似業態、アジア航測は自動運転システム関連としてパスコに比べ出遅れ。

11月15日 23時52分記
14日の相場は、日経平均が一時15000円まであと34円に迫り、終値も14876△309と急伸した。ただ、TOPIXは1.19%と、日経平均の半分強の上昇率にとどまった。2部、JQ,マザーズは小幅高。

当道場銘柄は、不二サッシ(推)、DMS(推)が下げた以外は、ほぼそろって上げた。

CTS(推)は1872△17と、変わらずをはさんで5連騰。1955円高値更新が期待できそうな雰囲気になってきた。出来高が回復するか注視。
明豊ファシリテ(推)は後場14時過ぎから大商いとなって高値247円まであって244△9。通期業績の上方修正がなかったことで失望売りがかさんだわけだが、いずれ上方修正されるのは、ほぼ確定的のわけで、こうしたことが見直されて高値更新という展開も、それなりにありうるとみる。
アートネーチャーは2490円まであって2449△100。下げ知らずで買い増したいのに買わせてくれない。こういう場合、なおじり高展開が続くことが多い。

【JBR(推)の決算】
引け後2013.9月期決算と今期見通しを発表した。決算への期待と不安が交錯、株価も前日の値段をはさんで神経質な動きをしたが、結局、この日の高値に近い81800△1700で終わった。よほどの決算を出さない限り、明日は売られることはあっても大きく上げることはなかろうとみていたので、私は持ち株の半分近くを売った。
さて、その決算だが、これが微妙なものだった。2013.9月期(前期)の経常利益は6.89億円で直近予想の7.41億円をやや下回る期待はずれだった。ところが今期予想は9.24億円と大幅な増益予想で、四季報予想の9.0億円も上回った。以上を客観的に評価すれば、トータルでは、まずまずの内容だったと言える。ただ、最近の市場の求めるハードルは高い。この観点からは、決算は期待をやや下回るものだったというのが、妥当なところだろう。PTSで株価がプラスになったりマイナスになったりしているのは、この微妙な決算に、評価が分かれている証拠であろう。ただ、地合いがよくなっていることでもあり、15日の株価がどう動くか、なんとも言えない。

【エー・アンド・デイ】
高値は704△36まであって682△14。
自動運転システム関連について調べていて、これまで、結構この材料で急騰している銘柄があることが分かった(うっかり見過ごしていたのを恥じるが、全分野に網を張っているのは、今の時代至難の技でもあるのである)。
日本プロセス、ルネサスエレクトロニクス、アイサンテクノロジーなどであり、ドーン、ベリサーブ、きもと、長大などもよく名前が各所で挙げられている。ただ、面白いのは、これら銘柄は同時に上げていることは少なく、散発的に上げ、程なく調整に入っていることが多いことだ。市場全体には必ずしも認知されていない、また裾野が広すぎるうえ技術的なことはよく分からないためか、どこが本命か、ようとして分からないのも特徴だ。またエー・アンド・デーのほかパスコ(読者が言ってこられた)、ゼンリン等、ほとんど無視されている有望関連銘柄も、まだまだたくさんありそうなのも要注意だ。

自動運転システムについては、グーグルが大きく先行、GMもいい線を行っていて、日本勢の旗色は悪いというのが大方の見方のようだが、私は必ずしもそうは思わない。先行バテというのは、往々にしてある。トヨタが本気を出したとなれば、安倍政権の後押しもあって、一気にトヨタなど日本勢がキャッチアップという展開もありえよう。
自動運転ではアナログをデジタルに変換することが必須である。制御システムのデジタル化である。
「アナログとデジタルの変換技術を原点に」というのは、同社HPのトップにある文言だ。
トヨタ系の世界的自動車部品メーカーのデンソー(今期予想売り上げ4兆円)が、医療健康事業の拡大を狙って売り上げ400億円弱のエー・アンド・デイ(ヒットした「熱中症指数モニター 熱中症みはりん坊」は同社製品)の株式を取得したのが、自動車関連に提携を拡大したのは、このためだろう。同社の成長を支えるDSPとは「デジタル信号即時・高速処理」のことに他ならない。

【お願い】
締め切りまで日程が結構きついということで、新著について、もう書き始めて結構との連絡をいただいて、あせっている。ざっと見積もったら、これから2ヵ月、毎日、このブログと同分量書かないといけないことになる。
というわけで、当ブログについて、今までどおりには行かなさそうだ。
ご質問等には、極力お答えしたいとは思うが、そうも行かないケースもでてくるかと思う。そういう場合、笑って許されよ。特に当道場で取り上げたのではない銘柄についてのご質問は、きちんと答えようとすると、それなりに時間がかかるので、お許し願う。
ブログは、とりあえず1回当たりの分量を減量、週5~7回書いていたのは4~5回程度にすることを考えている。
事情を汲んでご了解いただきたい。

11月 0時39分記
13日の相場は、日経平均、TOPIXとも小幅安だった。11、12日と大きく上げた後だけに一息入れたというところだろう。これに対し、2部、JQ、マザーズは、10.28日頃をピークに半月間、調整を続けていた(日経JQ平均は10.28日=1967、11.11日=1914と大きく下落、この間、日経平均は14396円から14589円=11.12日へ上昇)だけに、ようやく、出遅れ・下げすぎが意識され始め、13日は前日に続き、そろって、小幅ながら上昇した。

こうした状況下、当道場銘柄も堅調なものが多かった。
不二サッシ(推)は240円まであって230△11、DMS(推)1142△112(高値引け)と急伸、CTS(推)も1874円まであって1855△25、これで変わらずをはさんで4連騰。
加地テック(推)、ファミリーは下げどまらない。期待はずれだった決算が響いているのだろうが、ほぼ、底値には届いたとみてよかろう。

余力のある方、何か買いたいという方に
7823 アートネイチャー 2250△13
7745 エー・アンド・デイ  600△30

として12日付けで挙げた2銘柄は、13、14日と、そろって連騰、アートネイチャーは2349円(高値は2368円)、エー・アンド・デイは668円(同680円)になった。

【エー・アンド・デイ】
今期業績未達懸念から、ここ大きく売られたわけだが、
>計測・制御・シミュレーションシステム(DSPシステム)は前年同期を若干上回る売上となった他、受注残高も増えてきております。(決算短信)
と言うように、先行きは明るく、今期経常5割増益予想も、達成の可能性は残ろう。

それはともかく、私が注目するのは、同社が自動運転車関連の本命になる素質を有しているのではないかという点である。これについては、なお調査中で詳細は差し控えるが、読者諸氏も、いろいろ調べられたい。燃料電池車同様、自動運転車もトヨタやホンダ、デンソーといった巨大企業ではなく、1株当たりでインパクトの大きい企業が、株式市場的には本命になるのである。
本年2月、デンソーはエー・アンド・デイの株式112万株(4.9%)を取得した。これは自動車部品以外の新規事業の育成に注力するデンソーが医療健康事業の拡大につなげるためだった。しかし、これが、思わぬ方向に進んで行きそうなのである。
四季報のエー・アンド・デイのところに「デンソーと業務提携範拡大し自動車関連など顧客ニーズ把握へ。」とある。

安倍首相が11.09日、自動運転の車に試乗するのが大々的に報道されるなど、ここ自動運転車への関心が急速に高まっている。株式市場的には、まだそれほど大きなテーマにはなっていないようだが、ビッグデータなどと同様、早晩、急速に関心を集めることになろう。

11月14日 0時35分記
12日の相場は、日経平均で319円(2.23%)高と急騰したが、前日とは打って変わって、小型株も2部、JQ、マザーズも上げる展開となった。
ガンホー、ナノキャリア、メドレックス、コロプラ、アドウェイズもそろって上げ、不二サッシ(推)、加地テック(推)、JBR(推)、CTS(推)も上げた。

私は、12日、久々に勝負に出た。

>余力のある方、何か買いたいという方に
7823 アートネイチャー 2250△13
7745 エー・アンド・デイ  600△50
どちらも100株単位なので、ほんの少しだけ、とりあえず打診買いしておくと、面白いかも知れない。

と、前稿の末尾に書いたが、この2銘柄買われただろうか?
アートネイチャーは2262△12で寄り付き、終値は2322△72。
エー・アンド・デイは612△12で寄り付き、終値は650△50。

本音を言うと、推奨銘柄にしたかったのだが、それでは、また大幅高で寄りそうなので、あえてああいう書き方にしたのである。そして、本命はエー・アンド・デイの方である。これは、コード番号順でない並べ方になっているのは、何か意味があるのでは、と考え、さてはエー・アンド・デイを目立たせないための深謀遠慮ではと推理してほしかったのである。
そんな推理をするわけないじゃないか!と怒られそうである。ごもっとも。まあしかし、私も買わないといけないので、ああいう形になったのである。

私は、信用の余力に加え、2万株近く残していた岩谷産業を1000株だけ残し売却、このほか保有株数比でごくわずかずつだが、持ち株の多くを売却して資金を確保、エー・アンド・デイを611円~646円まで大量買いした。ポートフォリオで1位はCTSで、2位以下は、不二サッシ、JBR、加地テック、明豊ファシリテ(推)、ナガホリ(推)、DMS(推)といったところだが、ごぼうぬきで一気にエー・アンド・デイを2位にしたわけである。

ポートフォリオ運用をやりながらも、自信のある銘柄にはかなりの資金を配分することも時にやる、というのが、私の投資手法である。最近でも、強靭2銘柄として不二サッシ、JBRに資金の傾斜配分をしたことは、前に書いた通りである。もちろん失敗もあるが、これも大体は4勝1敗以上では行けるから、たいしたリスクは感じないわけである。

【エー・アンド・デイ】
同社は4-6月期決算を8.07日引け後に発表、前年同期比で大幅に赤字幅拡大だったため08日604▼113と暴落、11.07日引け後に9月中間決算を発表したが、これも2.2億円の黒字予想に対し3.54億円の赤字で08日570▼38と大きく下げた。
これで悪材料は織り込んだとみて、11日に取り上げたわけである。なお、4-6月期、4-9月期と前年同期を大きく下回っているわけだが、会社は2014.3月期の予想経常利益19.5億円(前期は10.28億円)を、据え置いて入る。四季報は2015.3月期の経常利益を27.0億円と予想している。1株利益は名目88.9円、実質75.8円となり、PERは、実質でも8.6倍にすぎない。このほか、面白い材料も秘めていて、あわよくば1003円の年初来高値更新も、というのが、私の腹積もり。
買いそびれた方(買った方も)で、乗ってみようという向きは、この2日で80円上げた後なので、分けて買うようにするといいだろう。
ただチャートを見れば分かるように、時価は、なおどちらかと言えば底値圏と言っていい水準であり、ビビらず買う手もあろう。私は、もう少し買い増すつもりである。

11月12日 23時45分記
2013.11.12 小型株総崩れ
日経平均など、表面、上面だけ見ていては、分からないが、市場は今、極端な二局分化となっている。
日経平均は183円(1.30%)高だったが、値上がり銘柄数908に対し値下がり銘柄数も715あり、鎌倉式実感算出法では日経平均は32円高(908-715=193,193÷6=32)にとどまる。規模別株価指数は大型=1138.39△10.95に対し小型=2004.16▼10.82だ。つまり大型株、中型株は上げたが小型株は蚊帳の外で下げているのである。2部、JQ、マザーズもそろって下げている。

前々稿で、「個人投資家好みの、値動きの激しい新興市場の(かつての)人気株が、ここ急落している。」として、ガンホー、ナノキャリア、メドレックス、コロプラ、アドウェイズの、最近の下落率を算出したが、この5銘柄は11日も、そろって大幅安となった。このほか、サンワカンパニー、エナリスなどの最近のIPO銘柄やJトラスト、エスイーなども決算を嫌気して暴落した。

このような、最近大きく上げた銘柄の多くが大きく下落、これが、個人投資家の資産内容を大きく悪化させ、たまらず追い証、不足金回避のため、連鎖的な売りがでるという悪循環に陥っているのではないかという、私の読みが当たっている可能性は高いのではないか。期日要因などでは、東証1部主力株高、新興市場など小型株総崩れは説明できないのである。

パズドラ変調で売られたガンホーを筆頭に、これら銘柄の多くは、これまで大きく上げ過ぎ超高PERになっていた銘柄がほとんどで、ある意味下げるべくして下げているのである。
これに対し、連れ安させられた銘柄は、早晩、下げすぎ訂正に向かうことが期待できよう。

JBR(推)は83300△1900までありながら終値は79600▼1800と下げて終わった。典型的な連れ安であり、弱気になる必要はなかろう。

不二サッシ(推)は一時201▼22まで急落した。まだはもうなり、もうはまだなりで、一概に決め付けるのは危険だが、この201円で底入れした可能性が、かなりあるとみる。いずれにせよ、反発待ち。

CTS(推)が、底堅い動きを続けている。小型株が戻す展開になれば、大きく反発することになろう。

前にちょっとだけ触れた協和コンサルタンツが177△18まであって終値は169△10。いつ上がるかの予測は困難だが、こういう低位で上げていない銘柄は、どこかで吹き上げる(「全銘柄保有エネルギー一定の法則」)。

当道場銘柄は、大半が、ここが陰の極的状況なので、あせらず反発を待とう。

余力のある方、何か買いたいという方に
7823 アートネイチャー 2250△13
7745 エー・アンド・デイ  600△30
どちらも100株単位なので、ほんの少しだけ、とりあえず打診買いしておくと、面白いかも知れない。

11月12日 0時33分記

一番大事なことを書き忘れていた。私は、小型株は十分下げたとみており、今後について強気である。(1時01分記)
2013.11.10 JBRに期待
フィリピンの台風被害は、とんでもないことになりそうですね。それに引き換え、こととらは、ぬくぬくしたものですが、しかし、寒さがこたえます。よりによって、この部屋のエアコンが故障、ダイキンに来てもらい、一昨日、故障箇所を特定、昨日、部品持参で修理完了、4~5万円で直るはずだったのだが、スイッチをオンにしたら、修理前同様、ブレーカーが落ちた。再チェックしたらほかにも数ヵ所だめなところが・・・・。いくらくらいまでなら修理しますか?と聞かれ答えに窮していると、10万円でも厳しそうな話、なにせ23年も経ってますからねえ、というわけで修理断念。とっとと新品にすればいいだろと言われそうだが、説明が難しいのだが、要するに、そうするとかなり見苦しいことになるのだ。しかし、泣く泣くそうするしかなさそうだ。というわけで、今はガスファンヒーターで暖をとっているのだが、悪い空気には極端に弱いもので、苦しい。

と、らちもない愚痴をついこぼさせてもらったが、本を出すことになったことでは、たくさんのあたたかいコメントをいただき感涙に咽んでいる。深く感謝申し上げます。

JBR(推)に関してJPモルガンが大量保有報告書を提出したことで、いくつか質問をいただいている。これが何を意味するのかだが、こういうことは、当事者以外はっきりしたことは分からないとしか言いようがない。問題は、これが株高につながるのか、その逆なのかだ。明日以降、じきに分かることではあるが。強いて言えば、過去の例では、株高になったほうが多かったと思う。思うという心もとない言い様なのは、きちんとデータをとっているわけではないからである。
除染費用の引き上げを政府が検討とも伝えられており、株価は8割がたか、それ以上の確率で上に行きそうだ。とりあえず、持続、果報は寝て待て作戦で行こう。

先週末のアメリカ株は大幅高となった(NYダウは史上最高値を更新)。10月の雇用統計が予想外に改善したことを好感というが、過去、こういう場合、すわ金融緩和縮小かと、株価は下げることが多く、アメリカ株も、わけの分からない動きをする。それはともかく、今回こういう反応になったことは歓迎だ。為替も円安にふれ1ドル99.00円~99.10円。
こういう場合、輸出株中心に主力株一辺倒になるケースも多く、予断は許さないが、常識的には、小型株はここ大きく調整しているので、今回はそうはならないと期待を込めてみて、明日に臨もう。

11月10日 23時22分記
2ヵ月近く前、拙著『鎌倉理論で株が見えた』の電子書籍化について、読者諸氏に次のようなお願いをした。

BookLive!という会社が以下のような要領で電子書籍化をやっているので、
よろしかったらリクエストしてみてください。

20票以上のリクエストが集まった作品から、BookLive!が出版社に電子書籍化の交渉を行います。
絶版本や希少本など、どしどしリクエストをお寄せください!
配信が決定した作品は随時こちらのページで紹介していきます。

20票などはるかに上回る多くの読者諸氏にリクエストしていただいた。その後、電子書籍化の件はどうなったかとか、そろそろ返事が来る頃ですねといったコメントもいただいたが、放置してしまい失礼した。
実は、何の音沙汰もなく、お答えしにくかったのである。

ところが、最近、奇特な出版社から、良かったら自分のところで出しませんかという話が持ち込まれた。
『鎌倉理論で株が見えた』について、大幅な加筆・修正などの時間をとってくれるなら発行できるのだが、という連絡をいただいたのである。

ありがたい話だが、あのまま、小生が何もせず電子書籍化なら、どうぞどうぞだが、大幅加筆修正となると、4半世紀も前の本だから、新しく書くより厄介なことになりそうな気がする。
それで、ならば『鎌倉理論で株が見えた』をある程度生かすかとかは別として、基本的に全く新しい本として出すほうが、むしろすっきりしてありがたいのだが、という話をしたところ、快諾いただいた。

紙の本として出版、あまり遅れず電子書籍化もするということで、社内の決定もした、公表していただいて結構というご連絡もいただいたので、ここに読者諸氏にお知らせする次第である。

来年3月の出版予定。私が怠けずに、期日までに原稿を書けばですが。加齢に伴い、面倒なことが極端にいやになっていて、一抹の不安を感じている。過去の拙著を見返して、よくぞ、こんな面倒なことを、くどくど書いたなあと、我ながら感心したりする始末。

しかし、鎌倉雄介、礼儀正しく律儀な男、老骨に鞭打ってでも、必ずや約束どおり書き上げましょう。すばる舎の方、ご心配なく。

ここに、改めて、電子書籍化でリクエストしてくださった多くの読者諸氏に感謝申し上げる。
新著は、当ブログでいただいた多くの読者諸氏からのコメントから分かったことなども生かして、過去の3冊を上回る名著にしたいと、大それた野心を抱いてもいる。

11月09日 20時25分記






厳しい相場が続く。
決算はよほどいい決算(例=長大。決算発表後3日連続ストップ高))でない限り、異様にネガティブな反応になる。特に小型株にその傾向が顕著だ。アスモは07日、引け後に業績予想を上方修正した。経常利益では、9月中間期で28.7%、通期で14.2%増額した。これを受けての株価はというと、128▼5で寄り付き終値は131▼2。JKホールディングスは、08日11時に2014.3月期決算を上方修正、株価は一時666△64まで急騰したが終値は612△10。エー・アンド・デイは、07日引け後、前年同期比減益となる9月中間決算(4ー6月期決算からある程度予想されていた)を発表、通期予想は据え置いたが、570▼38と急落した。ファミリーも9月中間期の経常利益が、4.4億円予想に対し4.28億円だったというだけで、504▼41の大幅安となった。
好決算を発表、直後に大幅高となった銘柄でも、その後は大半の銘柄は、直後の上げ分以上下げていることは、前に書いた。

どうして、これほど、相場が弱い(決算がらみのこと以外も含め)のだろうか。
日経平均、TOPIXが5.22日に年初来高値をつけ、これの6ヵ月期日がらみの売りがかさんでいる。来年からの証券税制改正=利益にかかる税金が2倍になる=を控え、早めの益出しの売りが出ている、といった解説もあるが、一理あるかもしれないが、それなら、むしろJQやマザーズより東証1部のほうが影響が大きいのではないか。

個人投資家好みの、値動きの激しい新興市場の(かつての)人気株が、ここ急落している。
10月中旬前後に付けた高値と10.08日の終値を比較、下落率を出してみた。

ガンホー     10.16日= 85900円    57200円   -33.4%
ナノキャリア   10.15日=314000円   206300円   -34.3%
メドレックス   10.01日=  3190円     1954円   -38.7%
コロプラ     10.09日=  3395円     2782円   -18.1%
アドウェイズ   10.16日=  2495円     1765円   -29.3%

値下がり率上位銘柄をセレクトしたわけではなく、ガンホーショックのガンホーを含め、掲示板での人気銘柄=個人投資家の人気銘柄である。いつも言っているように、信用で目一杯やっていると、単純計算では3割下落で、運用資産はゼロになる。よって、上記銘柄は、コロプラ以外は、どれで運用していてもゼロになる、組み合わせて運用していてもゼロになるという恐ろしい下落率なのである。
私は、こうした銘柄を主力に運用していた投資家の戦線縮小に伴う売りが連鎖反応的な売りにつながって、小型株の変調の一因となっているのではないかと疑っている。

ナガホリ(推)、加地テック(推)、不二サッシ(推)等、厳しい展開となっているが、上記のようなこともあって、行き過ぎた下げになっている可能性が大きい。一部は見切るという選択も排除しないが、基本的に、これら銘柄は時価は底値圏にあると思われ、いたずらに悲観的、弱気にならないようにしたい。また、JBR(推)、DMS(推)、明豊ファシリテ(推)等、比較的堅調な銘柄も多いわけで、ポートフォリオ運用を心がけよう。1~3銘柄といった少ない銘柄で運用すると、不運が重なると、悲惨なことになるからである。

11月09日 0時29分記