2013.10.31
消費増税が大材料のナガホリ
決算発表が最盛期を迎えている。
当道場銘柄でもフェンオール(推)、DMS(推)、CTS(推)、加地テック(推)の発表があった(後の2つは、すでに以前に修正を発表済みなのでインパクトはほとんどないが)。
これらについて書く前に、前日引け後、決算を発表したアートネイチャーの今日の値動きについて。
1Qの対通期進捗率が40.0%に達し2位(営業利益50億円未満会社で)ということで、上方修正必至とみて、私も200株だけ29日に2067円で買っておいた。決算は9月中間期は予想をかなり上回ったものの通期予想(四季報予想はこれを上回る)は据え置くという、微妙なものだった。
今日は1981▼118と急落して始まり1915円まで下げたが、引けは2098▼1の高値引け。一体何を考えて売買してるんだろう?と言いたくなるような値動きだった。
こういうことを書いたのは、妥当な(と私が考える)見方を書くが、市場の反応がどうでるかは、分かったものではないということである。
【フェンオールの決算】(単位=100万円)
1- 6月期の経常利益は期初予想は652だったが結果は 830(前年同期は 820)
1- 9月期の経常利益は期初予想は700だったが結果は1037(前年同期は 949)
1-12月期の経常利益は期初予想は1253だが今回も 1253(前年同期は1230)
要するに、1-6月期で前年同期を10上回り、1-9月期では88上回った。しかし1-12月期の23上回るという期初予想は変更しなかったのである。尻上がりに前年同期比で業績は良くなっており、通期業績の上方修正は必至とみてよい。四季報予想の1450前後は十分期待できよう。
というわけで、この決算は好決算、株価にプラスであろう。
【DMSの決算】
9時00分に2014年3月期決算の上方修正を発表した。経常利益は1090を1220(四季報予想は1230)に増額した。99円高で寄り付いた後9時35分に1074△150のストップ高をつけ、あと買い気配となり大引ストップ高比例配分となった。株価を見るる限り、好決算を素直に好感したわけで、なお上昇が期待できよう。
【ナガホリの決算】
いろいろわけの分からない言説があるが、事態を正確に理解できていない人が多いようだ。
決算発表予定は11月01日。当社等、推奨株で激しい値動きがみられたので、急遽、昼休みに前稿を書いた。この時、ナガホリの決算発表が引け後かどうか書こうと思って会社に電話。担当者が席を外していて折り返し電話をいただくことに。13時過ぎに電話をいただいた。そうしたら、今わずかですが上方修正をとか仰る。決算は01日13時とのこと。慌てて確かめると、確かに2014年9月中間期決算、および通期決算が上方修正されていた。これが、アートネイチャー同様微妙な内容。
株価は、これを受けて直前の320△48から1時00分09秒に326円まで上昇した。ところが徐々に値を消し1時19分49秒に301円まで下落、314円まで戻る場面もあったが14時53分には294円まで急落、引けは300△28だった。みんな決算をどうみるべきか戸惑ったものと思われる。
9月中間決算は、経常利益を110予想を179(前年同期は117)に大幅上方修正した。ただ通期の経常利益は480予想を490へ、わずかだけ上方修正したにとどまった。これが、引けにかけ売り物がかさんだ理由だろう。
ただ、私は、これは予想が慎重過ぎると考える。いずれ四季報予想の510をも大きく上回る上方修正が行われるとみる。もちろん、9月中間期までの流れからでもそうだが、もっと確かな材料がある。
それは消費増税である。来年4月01日から5%から8%へ増税されると分かっているのだから、大量な駆け込み需要が発生するのは確実だ。こういうと、来期の需要先食いだから、そんなことで株価は上がらないなどと、したり顔で言う人が必ず現れるが、それは過去のこうした場合の値動きを知らない無知な人の言である。同社はこの駆け込み特需を全く織り込んでいない。10万円なら3000円、50万円なら1万5000円も違うのだから、大変な駆け込み買いがおきるのは必至だ。このため同社の経常利益は490とか510ではなく600とか700にもなるというのが、私の読みのわけである。何十万円かのダイヤモンドを買う人になって想像力を働かせよう。
1株純資産911円、PBRは0.33倍の低さだ。また10位大株主にはあの竹田和平さん(「タマゴボーロ」)がいる。
10月31日 23時48分記
当道場銘柄でもフェンオール(推)、DMS(推)、CTS(推)、加地テック(推)の発表があった(後の2つは、すでに以前に修正を発表済みなのでインパクトはほとんどないが)。
これらについて書く前に、前日引け後、決算を発表したアートネイチャーの今日の値動きについて。
1Qの対通期進捗率が40.0%に達し2位(営業利益50億円未満会社で)ということで、上方修正必至とみて、私も200株だけ29日に2067円で買っておいた。決算は9月中間期は予想をかなり上回ったものの通期予想(四季報予想はこれを上回る)は据え置くという、微妙なものだった。
今日は1981▼118と急落して始まり1915円まで下げたが、引けは2098▼1の高値引け。一体何を考えて売買してるんだろう?と言いたくなるような値動きだった。
こういうことを書いたのは、妥当な(と私が考える)見方を書くが、市場の反応がどうでるかは、分かったものではないということである。
【フェンオールの決算】(単位=100万円)
1- 6月期の経常利益は期初予想は652だったが結果は 830(前年同期は 820)
1- 9月期の経常利益は期初予想は700だったが結果は1037(前年同期は 949)
1-12月期の経常利益は期初予想は1253だが今回も 1253(前年同期は1230)
要するに、1-6月期で前年同期を10上回り、1-9月期では88上回った。しかし1-12月期の23上回るという期初予想は変更しなかったのである。尻上がりに前年同期比で業績は良くなっており、通期業績の上方修正は必至とみてよい。四季報予想の1450前後は十分期待できよう。
というわけで、この決算は好決算、株価にプラスであろう。
【DMSの決算】
9時00分に2014年3月期決算の上方修正を発表した。経常利益は1090を1220(四季報予想は1230)に増額した。99円高で寄り付いた後9時35分に1074△150のストップ高をつけ、あと買い気配となり大引ストップ高比例配分となった。株価を見るる限り、好決算を素直に好感したわけで、なお上昇が期待できよう。
【ナガホリの決算】
いろいろわけの分からない言説があるが、事態を正確に理解できていない人が多いようだ。
決算発表予定は11月01日。当社等、推奨株で激しい値動きがみられたので、急遽、昼休みに前稿を書いた。この時、ナガホリの決算発表が引け後かどうか書こうと思って会社に電話。担当者が席を外していて折り返し電話をいただくことに。13時過ぎに電話をいただいた。そうしたら、今わずかですが上方修正をとか仰る。決算は01日13時とのこと。慌てて確かめると、確かに2014年9月中間期決算、および通期決算が上方修正されていた。これが、アートネイチャー同様微妙な内容。
株価は、これを受けて直前の320△48から1時00分09秒に326円まで上昇した。ところが徐々に値を消し1時19分49秒に301円まで下落、314円まで戻る場面もあったが14時53分には294円まで急落、引けは300△28だった。みんな決算をどうみるべきか戸惑ったものと思われる。
9月中間決算は、経常利益を110予想を179(前年同期は117)に大幅上方修正した。ただ通期の経常利益は480予想を490へ、わずかだけ上方修正したにとどまった。これが、引けにかけ売り物がかさんだ理由だろう。
ただ、私は、これは予想が慎重過ぎると考える。いずれ四季報予想の510をも大きく上回る上方修正が行われるとみる。もちろん、9月中間期までの流れからでもそうだが、もっと確かな材料がある。
それは消費増税である。来年4月01日から5%から8%へ増税されると分かっているのだから、大量な駆け込み需要が発生するのは確実だ。こういうと、来期の需要先食いだから、そんなことで株価は上がらないなどと、したり顔で言う人が必ず現れるが、それは過去のこうした場合の値動きを知らない無知な人の言である。同社はこの駆け込み特需を全く織り込んでいない。10万円なら3000円、50万円なら1万5000円も違うのだから、大変な駆け込み買いがおきるのは必至だ。このため同社の経常利益は490とか510ではなく600とか700にもなるというのが、私の読みのわけである。何十万円かのダイヤモンドを買う人になって想像力を働かせよう。
1株純資産911円、PBRは0.33倍の低さだ。また10位大株主にはあの竹田和平さん(「タマゴボーロ」)がいる。
10月31日 23時48分記
2013.10.31
ヤマウ、ナガホリへの対処方針
刹那的というか、第六感に頼るというか、いずれにせよ、あまり頭がいいとはとても思えない支離滅裂な売買で、株価が乱高下している。
当道場銘柄もその荒波のなかで激しい動きをしているわけだが、これへの対処について、簡単に。
ヤマウ(推)は前場引け値387▼54(安値引け)。今期業績は、いずれ再度大幅に上方修正が必至だ。1株利益の100円大台乗せもありうる。となれば、PERが3倍台の株価となる400円割れは、どうみても下げすぎ。お持ちの方は、狼狽売りは慎みたい。
DMS(推)は、前日ストップ安寸前まで売られたわけだが、今日は逆に1074△150のストップ(買い気配)高。この株はなお得体の知れないエネルギーを秘めている感じだ。持続。
ナガホリ(推)は320△48で寄って312△40の安値引け。寄付きで少し買った人は、310円以下(言うまでも無いがこの表現は310円を含む)は買い下がり方針で。買い下がりとは、310円、306円、301円といった風に少しずつ買いを入れて置くということである。
10月31日 11時57分記
当道場銘柄もその荒波のなかで激しい動きをしているわけだが、これへの対処について、簡単に。
ヤマウ(推)は前場引け値387▼54(安値引け)。今期業績は、いずれ再度大幅に上方修正が必至だ。1株利益の100円大台乗せもありうる。となれば、PERが3倍台の株価となる400円割れは、どうみても下げすぎ。お持ちの方は、狼狽売りは慎みたい。
DMS(推)は、前日ストップ安寸前まで売られたわけだが、今日は逆に1074△150のストップ(買い気配)高。この株はなお得体の知れないエネルギーを秘めている感じだ。持続。
ナガホリ(推)は320△48で寄って312△40の安値引け。寄付きで少し買った人は、310円以下(言うまでも無いがこの表現は310円を含む)は買い下がり方針で。買い下がりとは、310円、306円、301円といった風に少しずつ買いを入れて置くということである。
10月31日 11時57分記
2013.10.30
ナガホリ
8139 ナガホリ(東証2部)
株価=272△7(10月30日終値)
出来高=39600株(10月30日) (売買単位=100株)
01月04日=200円~279円=03月21日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆
宝飾品の製造卸小売り大手。ダイヤモンド主力。デパートに強い。
4-6月期決算は経常利益が0.47億円で前年同期の0.15億円の赤字から大きく改善した。9月中間決算は1.10億円(前年同期は1.17億円)予想を、会社は据え置いている(四季報は1.20億円にわずかながら上方修正)。1Qだけで、前年同期を0.62億円上回ったのに2Qでは前年同期を0.07億円下回るというのである。
2014年3月期の経常利益は前年同期の4.52億円に対し、会社は4.80億円(四季報は5.10億円)を見込む。
しかし、デパートと組んだ大型展示会で客数・客単価とも伸び、高額受注が増えているという(四季報)。また、時計、特に高級時計の売れ行き絶好調がたびたび伝えられているが、ダイヤモンドなどの宝飾品も同様とみてよい。加えて株高が続けば、売り上げは一段と伸びるだろう。消費増税前の駆け込み買いも今後本格化するのは必至だ。
いずれにせよ、私は今期の経常利益は大変な増益になると踏んでいる。決算の発表は11月01日。待ったなしなのだ。それで、やむを得ず、急遽、ここで推奨するわけである。
明日、いくらで寄るかが問題だ。ただ高く寄ったので見送った人は、多くの場合、特に最近は後悔することになっているのも事実だ。
100株単位なので、寄りで(成り行きで)、ほんの少しは、まず押さえる戦術をお勧めしておく。
1000株予定なら寄りで100株ないし200株、10000株予定なら1000株ないし2000株を、まず入手するのである。残りは値動きを見ながら買う。買えない、買わないこともありうる。
最低でも300円超はあるとみるので、290円以下が希望だが・・・・
長期のチャートを見ると、2006年2月に693円を付けて以降下落、2009年2月の100円で底打ち、同年8月に249円まで戻し、以降は150円~250円程度のもみ合いに終始、今、このレンジを抜けようとしている。長期にわたって溜め込んだエネルギーを爆発させるとみれば、350円~400円程度があってもおかしくない。
以上のような見方を頭に入れて、うまく対処されたい。
10月30日 11時39分記
株価=272△7(10月30日終値)
出来高=39600株(10月30日) (売買単位=100株)
01月04日=200円~279円=03月21日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆
宝飾品の製造卸小売り大手。ダイヤモンド主力。デパートに強い。
4-6月期決算は経常利益が0.47億円で前年同期の0.15億円の赤字から大きく改善した。9月中間決算は1.10億円(前年同期は1.17億円)予想を、会社は据え置いている(四季報は1.20億円にわずかながら上方修正)。1Qだけで、前年同期を0.62億円上回ったのに2Qでは前年同期を0.07億円下回るというのである。
2014年3月期の経常利益は前年同期の4.52億円に対し、会社は4.80億円(四季報は5.10億円)を見込む。
しかし、デパートと組んだ大型展示会で客数・客単価とも伸び、高額受注が増えているという(四季報)。また、時計、特に高級時計の売れ行き絶好調がたびたび伝えられているが、ダイヤモンドなどの宝飾品も同様とみてよい。加えて株高が続けば、売り上げは一段と伸びるだろう。消費増税前の駆け込み買いも今後本格化するのは必至だ。
いずれにせよ、私は今期の経常利益は大変な増益になると踏んでいる。決算の発表は11月01日。待ったなしなのだ。それで、やむを得ず、急遽、ここで推奨するわけである。
明日、いくらで寄るかが問題だ。ただ高く寄ったので見送った人は、多くの場合、特に最近は後悔することになっているのも事実だ。
100株単位なので、寄りで(成り行きで)、ほんの少しは、まず押さえる戦術をお勧めしておく。
1000株予定なら寄りで100株ないし200株、10000株予定なら1000株ないし2000株を、まず入手するのである。残りは値動きを見ながら買う。買えない、買わないこともありうる。
最低でも300円超はあるとみるので、290円以下が希望だが・・・・
長期のチャートを見ると、2006年2月に693円を付けて以降下落、2009年2月の100円で底打ち、同年8月に249円まで戻し、以降は150円~250円程度のもみ合いに終始、今、このレンジを抜けようとしている。長期にわたって溜め込んだエネルギーを爆発させるとみれば、350円~400円程度があってもおかしくない。
以上のような見方を頭に入れて、うまく対処されたい。
10月30日 11時39分記
2013.10.30
東証1部だけ上げる変則相場
前回、大人気なくちょっとすねたので?たくさんの温かいコメントをいただいた。たくさんなのと、右肩が痛い(パソコンの打ち過ぎ)のと、頭痛気味なのとで、お礼は、これで代用させていただくのを、お許し願う。
30日の相場は、ちょっとないような、おかしなものだった。
日経平均 1.23%
2部指数 -0.34%
JQ平均 -1.12%
マザーズ -5.73%
大型株中心に日経平均のみ高く、2部以下は、そろって値下がり、マザーズにいたっては暴落だったのである。10月中旬以降、一番弱かった日経平均が、下げ過ぎ修正に動いたに過ぎないとも言えるのであり、相場じゅんばんこと、納得されたい。
83000△2000まであったJBR(推)が76500▼4500と下げて終わるなど、当道場銘柄の多くは結局下げて終わった。
DMS(推)は900▼185とストップ安寸前まで売られて引けは924▼161。不二サッシ(推)、加地テック(推)、CTS(推)、フェンオール(推)も下げた。わずかに明豊ファシリテ(推)が上げた。
ヤマウ(推)は、買い気配で寄らず大引けで441△80のストップ高比例配分。
ヤマウもDMSも買わず、我が身の不幸をお嘆きの方のために、このあと推奨銘柄を稿を改めて。
10月30日 22時55分記
30日の相場は、ちょっとないような、おかしなものだった。
日経平均 1.23%
2部指数 -0.34%
JQ平均 -1.12%
マザーズ -5.73%
大型株中心に日経平均のみ高く、2部以下は、そろって値下がり、マザーズにいたっては暴落だったのである。10月中旬以降、一番弱かった日経平均が、下げ過ぎ修正に動いたに過ぎないとも言えるのであり、相場じゅんばんこと、納得されたい。
83000△2000まであったJBR(推)が76500▼4500と下げて終わるなど、当道場銘柄の多くは結局下げて終わった。
DMS(推)は900▼185とストップ安寸前まで売られて引けは924▼161。不二サッシ(推)、加地テック(推)、CTS(推)、フェンオール(推)も下げた。わずかに明豊ファシリテ(推)が上げた。
ヤマウ(推)は、買い気配で寄らず大引けで441△80のストップ高比例配分。
ヤマウもDMSも買わず、我が身の不幸をお嘆きの方のために、このあと推奨銘柄を稿を改めて。
10月30日 22時55分記
2013.10.30
白玉は・・・・
ヤマウ(推)が、引け後、2014年3月期決算について、中間期、通期ともに上方修正を発表した。
私が予想していたとおりの結果になったわけだが、これだけぴったり行くと、まさに小気味良いであり、やっぱり株が好きというか、わらわは株のために生まれて来たんだなあなどと感慨に浸ったことであった。
そのわりに反響が少なく
白玉は 人に知らえず 知らずともよし
知らずとも 我し知れらば 知らずともよし
と、元興寺の僧に我が身をなぞらえ、少々ふてくされていたら、それでも、その後いくつか感動のコメントが寄せられた。
ヤマウが前回、上方修正を発表した後の株価推移は、前々稿で書いたことに間違いがあり、読者の方の指摘を受け訂正済みだが、ここに、その部分を再掲しておこう。なお、前々稿末尾に上方修正前後の株価・出来高も追加しておいたので、ご覧になることをお勧めしておく。
>2013年4.26日の引け後に3月期決算の上方修正を発表したときは、この後の立会い初日の4.30日、313△80のストップ高・比例配分(このため出来高は比較的少なかった。)、5.01日は買い気配から393△80のストップ高で寄り付き終値は331△18だった。
要するに、うれしい間違いで、実際はストップ高は1回ではなく2回だった!のである。今回の上方修正は、前回を大きく上回る大上方修正でもあり、かなり期待できよう。ご存知のようにPTSでは、すでに441△80とストップ高となっている。
中間期の経常利益(単位=100万円)を▲370から30へ400上方修正したが、通期では390を600へ210だけ上方修正した。これも、これまで同様4.26日頃、また上方修正するとみてよかろう。通期でも400(これでも控え目なわけだが)上方修正とすると経常利益は790、この場合実質1株利益は118.5円になる。
PER4.5倍に買って533円
PER5.0倍に買って592円
JBR(推)が高値85500円と、分割後の高値を更新、引けは81000△3900。政府・与党が福島第1原発周辺の除染費用を国も一部負担の方向で調整に入ったなどと伝えられた(日経朝刊1面)ことが好感されたものと思われる。91900円の年初来高値更新は、簡単ではないかもしれないが、どこかではありそうな状況になって来た。
DMS(推)が、この日も乱高下の末、終値は1085△1。どこで売るか?答えようがありませんな。私?まだかなり持ってますよ。「耳無し芳一」が、怨霊から逃げるとき、1枚また1枚と、お札を投げながら逃げるが、ああいう感じで1枚ずつ売っていきましょう。
岩谷産業が468△10と快調に上げている。481円の年初来高値更新が見えて来た。加地テック(推)も高値358円まであって352△9と反発した。徐々に減益ショックも薄れ戻り相場に入るのではないか。
住友電工は、日経に4-9月期の営業利益が従来予想の300億円から500億円弱になるもようという記事が載ったが、1523△38まであったものの、引けは1585変わらず。
同社株に限らず大型株、特に輸出関連の大型株は、動きが悪い。多少上げても少し円高になったと言っては、すぐ上げ分を帳消しにする。少し前に挙げたアマノも情ないが、冴えない動きになっている。やはり、しばらくは小型株に徹した方が良さそうだ。
10月30日 0時37分記
私が予想していたとおりの結果になったわけだが、これだけぴったり行くと、まさに小気味良いであり、やっぱり株が好きというか、わらわは株のために生まれて来たんだなあなどと感慨に浸ったことであった。
そのわりに反響が少なく
白玉は 人に知らえず 知らずともよし
知らずとも 我し知れらば 知らずともよし
と、元興寺の僧に我が身をなぞらえ、少々ふてくされていたら、それでも、その後いくつか感動のコメントが寄せられた。
ヤマウが前回、上方修正を発表した後の株価推移は、前々稿で書いたことに間違いがあり、読者の方の指摘を受け訂正済みだが、ここに、その部分を再掲しておこう。なお、前々稿末尾に上方修正前後の株価・出来高も追加しておいたので、ご覧になることをお勧めしておく。
>2013年4.26日の引け後に3月期決算の上方修正を発表したときは、この後の立会い初日の4.30日、313△80のストップ高・比例配分(このため出来高は比較的少なかった。)、5.01日は買い気配から393△80のストップ高で寄り付き終値は331△18だった。
要するに、うれしい間違いで、実際はストップ高は1回ではなく2回だった!のである。今回の上方修正は、前回を大きく上回る大上方修正でもあり、かなり期待できよう。ご存知のようにPTSでは、すでに441△80とストップ高となっている。
中間期の経常利益(単位=100万円)を▲370から30へ400上方修正したが、通期では390を600へ210だけ上方修正した。これも、これまで同様4.26日頃、また上方修正するとみてよかろう。通期でも400(これでも控え目なわけだが)上方修正とすると経常利益は790、この場合実質1株利益は118.5円になる。
PER4.5倍に買って533円
PER5.0倍に買って592円
JBR(推)が高値85500円と、分割後の高値を更新、引けは81000△3900。政府・与党が福島第1原発周辺の除染費用を国も一部負担の方向で調整に入ったなどと伝えられた(日経朝刊1面)ことが好感されたものと思われる。91900円の年初来高値更新は、簡単ではないかもしれないが、どこかではありそうな状況になって来た。
DMS(推)が、この日も乱高下の末、終値は1085△1。どこで売るか?答えようがありませんな。私?まだかなり持ってますよ。「耳無し芳一」が、怨霊から逃げるとき、1枚また1枚と、お札を投げながら逃げるが、ああいう感じで1枚ずつ売っていきましょう。
岩谷産業が468△10と快調に上げている。481円の年初来高値更新が見えて来た。加地テック(推)も高値358円まであって352△9と反発した。徐々に減益ショックも薄れ戻り相場に入るのではないか。
住友電工は、日経に4-9月期の営業利益が従来予想の300億円から500億円弱になるもようという記事が載ったが、1523△38まであったものの、引けは1585変わらず。
同社株に限らず大型株、特に輸出関連の大型株は、動きが悪い。多少上げても少し円高になったと言っては、すぐ上げ分を帳消しにする。少し前に挙げたアマノも情ないが、冴えない動きになっている。やはり、しばらくは小型株に徹した方が良さそうだ。
10月30日 0時37分記
2013.10.29
DMS(推)は5回目のストップ高後、乱高下
28日の相場は、主力の大型株中心に大幅高となった。日経平均の上昇率は2.19%、TOPIXは1.70%。2部は0.64%、JQは0.19%にとどまり、マザーズは0.39%の下落。
DMS(推)は197円高で寄り付き1350△300とストップ高(推奨後5回目)まであったが、なんと、その後1001▼49まで急落、引けは1084△34と、激しく乱高下した。
目標値をあらかじめ設定するのが、いかに無謀なことか、よく分かろう。こういう銘柄は、どこまで上がるのか予想するのは不可能に近い。2単位以上ある場合、分けて売ることを忘れないようにしたい。
CTS(推)は1955円△115で寄り付いたが、これが高値となって引けは1900△60。持続。
ヤマウ(推)は362△27、出来高も急増した。10.29日にも9月中間期決算の上方修正をするのではないかという読みで推奨したわけだが、ここで、どう対応すべきか。
2013年4.26日の引け後に3月期決算の上方修正を発表したときは、この後の立会い初日の4.30日、313△80のストップ高・比例配分(このため出来高は比較的少なかった。)5.01日は買い気配から393△80のストップ高で寄り付き終値は331△18だった。これを念頭に対処されたい。29日にさらに大幅高したら、そこで利食う(一部あるいは全部)のもありだろう。持続して29日引け後上方修正があって、30日買い気配で始まったら、堅実に行くなら寄り付きなり早々に売却。
もちろん、上方修正がないリスクもある程度はあることも念頭に対処すべきは言うまでもない。
不二サッシ(推)、JBR(推)は小反落となったが、戻り待ち。
加地テック(推)は大幅安となった。25日、意外に小幅な下げだった反動が出た感じだ。ただ岩谷産業は458△7と上げており、燃料電池車人気が消滅したわけではないので、ここは持続。
フェンオール(推)は続伸した。31日の決算待ち。
10月29日 1時32分記
追記=ヤマウの4.26日以降の値動きについて誤りがあり(読者の方からご指摘いただいた)、本文の当該箇所、訂正しました。お詫びいたします。
参考までに、4.26日前後のヤマウの株価を、掲載しておきます。
日付の後は4本値(始値・高値・安値・終値)、出来高です。
5月08日 338 338 331 333 33,000
5月07日 350 350 320 337 84,000
5月02日 338 350 332 338 83,000
5月01日 393 393 330 331 502,000
4月30日 313 313 313 313 36,000
4月26日 210 234 210 233 86,000
4月25日 203 209 202 208 26,000
4月24日 206 206 203 204 17,000
10月29日 16時57分記
DMS(推)は197円高で寄り付き1350△300とストップ高(推奨後5回目)まであったが、なんと、その後1001▼49まで急落、引けは1084△34と、激しく乱高下した。
目標値をあらかじめ設定するのが、いかに無謀なことか、よく分かろう。こういう銘柄は、どこまで上がるのか予想するのは不可能に近い。2単位以上ある場合、分けて売ることを忘れないようにしたい。
CTS(推)は1955円△115で寄り付いたが、これが高値となって引けは1900△60。持続。
ヤマウ(推)は362△27、出来高も急増した。10.29日にも9月中間期決算の上方修正をするのではないかという読みで推奨したわけだが、ここで、どう対応すべきか。
2013年4.26日の引け後に3月期決算の上方修正を発表したときは、この後の立会い初日の4.30日、313△80のストップ高・比例配分(このため出来高は比較的少なかった。)5.01日は買い気配から393△80のストップ高で寄り付き終値は331△18だった。これを念頭に対処されたい。29日にさらに大幅高したら、そこで利食う(一部あるいは全部)のもありだろう。持続して29日引け後上方修正があって、30日買い気配で始まったら、堅実に行くなら寄り付きなり早々に売却。
もちろん、上方修正がないリスクもある程度はあることも念頭に対処すべきは言うまでもない。
不二サッシ(推)、JBR(推)は小反落となったが、戻り待ち。
加地テック(推)は大幅安となった。25日、意外に小幅な下げだった反動が出た感じだ。ただ岩谷産業は458△7と上げており、燃料電池車人気が消滅したわけではないので、ここは持続。
フェンオール(推)は続伸した。31日の決算待ち。
10月29日 1時32分記
追記=ヤマウの4.26日以降の値動きについて誤りがあり(読者の方からご指摘いただいた)、本文の当該箇所、訂正しました。お詫びいたします。
参考までに、4.26日前後のヤマウの株価を、掲載しておきます。
日付の後は4本値(始値・高値・安値・終値)、出来高です。
5月08日 338 338 331 333 33,000
5月07日 350 350 320 337 84,000
5月02日 338 350 332 338 83,000
5月01日 393 393 330 331 502,000
4月30日 313 313 313 313 36,000
4月26日 210 234 210 233 86,000
4月25日 203 209 202 208 26,000
4月24日 206 206 203 204 17,000
10月29日 16時57分記
2013.10.27
ヤマウ
5284 ヤマウ(JQ)
株価=335△17(10月25日終値)
出来高=71000株(10月25日) (売買単位=100株)
02月15日=173円~393円=05月01日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆
推奨度=☆
この銘柄は、10.02日付け(10月02日0時32分記)で「 新しい試み 」として、ファミリーとともに取り上げた(私としては、実質的に推奨株の積もりで)。10.01日の終値が268▼5、02日の始値が278円、終値が280△12だった。それから、かなり上げたわけだが、ここで取り上げるのは、当然それなりの理由がある。
この理由を書く前に、お断りしておくことがある。私としては、この銘柄は当然10.02日、03日までに買っておいて欲しかったし、かなりの読者諸氏がそうされたと思う。ここで取り上げるのは、後述の理由で、10.30日(1日2日のずれはありうる)に大きく上げるのではないかと予想するからである。
というわけで、28日、29日は株価が、あまり上げていなければ買ってもいいが、大幅高してしまっていれば、買うのはどうかということである。自信度、推奨度が低いのは、こうした事情からである。
【業績の大幅上方修正があるか】
ここ数年の同社の業績が予想と比べてどうなっているか?昔は、これを調べるのは至難の業だった。しかし、ネット時代になり、各社がHPでIRの一環として過去の業績を公表するようになって、多くの会社で、比較的容易に出来るようになった。地道に緻密に真面目に、これをやる人間がほとんどいないだけである。
で、私が、これをヤマウについてやったわけである。経常利益についてのみ掲載。単位=100万円
注=2009年4月30日以降の業績修正全てを掲載している。
2009年04月30日=▲249→▲134(2009年3月期決算)
2009年10月29日=▲271→▲111(2010年9月中間決算)
2010年04月30日= 300 → 716(2010年3月期決算)
2010年10月29日=▲340→▲147(2010年9月中間決算)
2011年04月28日= 176 → 391(2011年3月期決算)
2013年04月26日= 280 → 383(2013年3月期決算)
これで分かることは、2009年4.30日以降6回の業績修正を発表しているが、これが全て上方修正だということである。それも、そろって、かなりの大幅なものである。
それでは、今回、つまり2013年10月29日(前後)に、上方修正があるかどうか?
2014年3月期の4-6月期の経常利益は▲54だった。前年同期は▲204だった。
2014年3月期の4-9月期の予想経常利益は▲370である。前年同期は▲306だった。
これから判断すれば、100人中99人は2014年3月期の4-9月期経常利益は▲370ではなく、大幅な上方修正になると考えるだろう。
そして、上記の表も併せ考えると、いよいよ上方修正は必至、そしてそれは10月29日(狂って10月28日、30日、31日)に発表されるだろうというのが、鎌倉雄介の下した結論のわけである。これは10月02日の原稿を書いたとき、すでにそういう結論になっていたわけだが、それを書いては大幅高で寄るのが必至と考えたので、あえてああいう形にしたことは、ご理解いただけよう。
私は、これ以外の根拠も持っていて、業績大幅上方修正の推理にかなりの自信を持っているが、絶対ではないのは言うまでもない。ただ論理的に推理を重ねれば、こういう推理、結論に達するということである。
10月27日 22時06分記
株価=335△17(10月25日終値)
出来高=71000株(10月25日) (売買単位=100株)
02月15日=173円~393円=05月01日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆
推奨度=☆
この銘柄は、10.02日付け(10月02日0時32分記)で「 新しい試み 」として、ファミリーとともに取り上げた(私としては、実質的に推奨株の積もりで)。10.01日の終値が268▼5、02日の始値が278円、終値が280△12だった。それから、かなり上げたわけだが、ここで取り上げるのは、当然それなりの理由がある。
この理由を書く前に、お断りしておくことがある。私としては、この銘柄は当然10.02日、03日までに買っておいて欲しかったし、かなりの読者諸氏がそうされたと思う。ここで取り上げるのは、後述の理由で、10.30日(1日2日のずれはありうる)に大きく上げるのではないかと予想するからである。
というわけで、28日、29日は株価が、あまり上げていなければ買ってもいいが、大幅高してしまっていれば、買うのはどうかということである。自信度、推奨度が低いのは、こうした事情からである。
【業績の大幅上方修正があるか】
ここ数年の同社の業績が予想と比べてどうなっているか?昔は、これを調べるのは至難の業だった。しかし、ネット時代になり、各社がHPでIRの一環として過去の業績を公表するようになって、多くの会社で、比較的容易に出来るようになった。地道に緻密に真面目に、これをやる人間がほとんどいないだけである。
で、私が、これをヤマウについてやったわけである。経常利益についてのみ掲載。単位=100万円
注=2009年4月30日以降の業績修正全てを掲載している。
2009年04月30日=▲249→▲134(2009年3月期決算)
2009年10月29日=▲271→▲111(2010年9月中間決算)
2010年04月30日= 300 → 716(2010年3月期決算)
2010年10月29日=▲340→▲147(2010年9月中間決算)
2011年04月28日= 176 → 391(2011年3月期決算)
2013年04月26日= 280 → 383(2013年3月期決算)
これで分かることは、2009年4.30日以降6回の業績修正を発表しているが、これが全て上方修正だということである。それも、そろって、かなりの大幅なものである。
それでは、今回、つまり2013年10月29日(前後)に、上方修正があるかどうか?
2014年3月期の4-6月期の経常利益は▲54だった。前年同期は▲204だった。
2014年3月期の4-9月期の予想経常利益は▲370である。前年同期は▲306だった。
これから判断すれば、100人中99人は2014年3月期の4-9月期経常利益は▲370ではなく、大幅な上方修正になると考えるだろう。
そして、上記の表も併せ考えると、いよいよ上方修正は必至、そしてそれは10月29日(狂って10月28日、30日、31日)に発表されるだろうというのが、鎌倉雄介の下した結論のわけである。これは10月02日の原稿を書いたとき、すでにそういう結論になっていたわけだが、それを書いては大幅高で寄るのが必至と考えたので、あえてああいう形にしたことは、ご理解いただけよう。
私は、これ以外の根拠も持っていて、業績大幅上方修正の推理にかなりの自信を持っているが、絶対ではないのは言うまでもない。ただ論理的に推理を重ねれば、こういう推理、結論に達するということである。
10月27日 22時06分記
2013.10.27
半歩先を投資家に倣って経営者も政治家も見よう
阪神阪急ホテルズのメニュー虚偽表示問題での社長の記者会見と、その後の展開をみていたら、例の伊豆大島の大島町長のそれがオーバーラップしてきた。さらにみのもんたのそれも重なってきた。
私が、ここで書こうとしているのは、「芝エビ」と「バナメイエビ」の見分けがつくかといったことでは、全く無い。話は例によって、自由に飛翔するのを、お許し願う。
しかしバナメイエビとは、漢字でどう書くんだろう?これを書いていてようやく覚えたが、最初テレビで耳にしたときは覚えられず、とりあえずバナナエビみたいなやつとインプット、そういえば、昔バナナウオとかいう訳のわからんやつがあったなと、学生時代を思い出した。
私らの時代、サリンジャーが人気で、一橋大に行った友人は『ライ麦畑でつかまえて』(キャッチャー・イン・ザ・ライ)がテキスト(恐らく教養の英語の授業)だったが、私は『ナイン・ストーリーズ』で、その中の一つが「バナナウオ」なのだ。バナナウオが何だって?それは「バナナウオ」を読んでもよく分からない謎の魚なのである。
そういうこともあって、私は長らく「ライ麦畑」は読んでいなかったのだが、10余年前ようやく読んだ。批評は差し控えるが、翻訳(野崎孝訳)がどうもという感を禁じえなかった。そうしたら、2003年、村上春樹の新約(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)が出て話題になった。私とほぼ同世代の彼も同様の思いを抱いていたんだろうなと思ったことだった。
注=今大学時代のテキスト『J.D.サリンジャー作品集』(繁尾久/武田勝彦共訳。私は、この武田さんの授業を受けたのでした)を見つけ出して調べたら「バナナウオ」は小生の勝手な訳語・造語で、もとは「バナナフィッシュ」でした!!「ウナギイヌ」(赤塚不二夫)世代なもんで。ま、どうでもいいか。
話を本題に戻そう。
阪神阪急ホテルズが犯したことは、社長の言う「誤表示」のレベルではなく「偽装」と言われて当然のことであり、これを、そういう判断が、すぐに出来ず、その後もグループの「ザ・リッツカールトン大阪」で同様の問題が発覚しても、同様の主張をリッツ大阪の社長が繰り返したのは、重大な判断ミスだということである。
これは、台風避難を巡る大島市長の記者会見、息子の窃盗事件を巡るみのもんたの対応についても、全く同じことが言える。
こうした対応ミスには、もちろん、単なる対応ミスにとどまらない、本質的なこと(人格的なことなど)もあるかもしれないが、私が今ここで、問題にしているのは、そういうことではなく、純然たる判断能力についてである。
こうした問題が起きたとき、自らが犯してしまったことを客観的に早急に分析、世間はどう反応するかを熟慮、マスコミ等への対応をどうするか、こうしたことを、当事者は、ごく短時間に決定しなければならない。
大島市長は、最初の記者会見の後の翌日の記者会見からは態度を一変させ、次の台風襲来では、早期に住民を避難させた(羹に懲りて膾を吹くの結末になったとは言わないが、そう言いたくなるようなことになるのは、こうした場合の常である)。次の選挙が脳裏をよぎり、「潔い」「変身」になったのだろう。
しかし、最初からなぜできないのかということである。
株式投資の世界では、先を読むのは常識中の常識である。半歩先を見ていなくては、どうにもならない。前期実績の1株利益でPERを算出していてはどうにもならない(結構いるわけだ・・・)。
ところが、前記のような例だけでなく、世の中では半歩後を見て判断・行動するのが、日本ではむしろ常識である。
例えば、国会議員の定数是正のやり方がいい例だ。
国会は選挙区の人口として国勢調査の結果を使うのを通例としている。しかし、「国勢調査は人口調査」というのは過去の話で、いまや調査項目は多岐にわたり、その結果、調査から公表まで数年もかかる体たらくである。だから、これをもとに、ぎりぎり格差を2倍未満にしたといっても、実際は、その時点ですでに2倍を突破している選挙区がある(アバウトな話で恐縮だが、これは直近の改正でそうのはずである)。これなど、基になる人口統計として、国勢調査ではなく、ほとんど遅れずに現在人口を反映できる住民基本台帳を使えばいいのである。こんな簡単なことが、全国会議員の誰一人気付けないとしたら、嘆かわしい限りだ。
経済統計などでも、似たようなことがみられる。日本の経済統計の発表が、世界の主要国に較べ遅いことは前に書いたが、その遅い統計を基に、半歩遅れた政策を続けて来たのが例えば日銀であり、国交省のわけである。
地価の統計などは、1物四価などと揶揄されるくらい、各種発表しているが、これが遅すぎて、政策が後手にまわる元凶になっているのではないかとさえ思われてくる。リアルタイムの実勢地価(取引価格をリアルタイムで集計し公表するシステムを構築すべきなのである)をもとに、土地取引を管理すれば、バブル抑制に多大の効果を発揮するはずである。
カネボウ化粧品の問題でも、その対応が問題になった。
考えてみれば、カネボウ化粧品の場合、花王、阪神阪急ホテルズの場合、阪急阪神HDという収益基盤の固い巨大企業が、バックに控えている。だから逆にこうした危機意識の薄いノー天気な対応になったのかもしれない。しかし、そうでなかったら、カネボウ化粧品にしろ阪神阪急ホテルズにしろ、直ちに経営危機に直結する由々しき問題である。その危機管理能力の欠如は深刻である。
阪急阪神グループは、どうすべきだったか。
グループトップが、ホテルズのトップ、事情に詳しい責任者等数名を直ちに召集、実態把握に努める。
冷凍したオレンジジュースを輸入、自然解凍してお出しして、それがフレッシュジュースだとお!!
これひとつで、もうこりゃだみだ、と判断できるような、ごく簡単な事案なのである。
ということは、阪急阪神グループは、そういう対応はせず、甘くみていて、当事者=ホテルズの社長等に任せていたのだろう。安定的に運賃という日銭の入ってくる電鉄会社の甘さが露呈したと言われてもしようがない。
これは原発事故を起こした東電にも通じることである。
こうした半独占企業の経営陣は、こうした事例を他山の石、反面教師として、身を引き締めて、経営に当たって欲しいものである。
10月27日 12時21分記
私が、ここで書こうとしているのは、「芝エビ」と「バナメイエビ」の見分けがつくかといったことでは、全く無い。話は例によって、自由に飛翔するのを、お許し願う。
しかしバナメイエビとは、漢字でどう書くんだろう?これを書いていてようやく覚えたが、最初テレビで耳にしたときは覚えられず、とりあえずバナナエビみたいなやつとインプット、そういえば、昔バナナウオとかいう訳のわからんやつがあったなと、学生時代を思い出した。
私らの時代、サリンジャーが人気で、一橋大に行った友人は『ライ麦畑でつかまえて』(キャッチャー・イン・ザ・ライ)がテキスト(恐らく教養の英語の授業)だったが、私は『ナイン・ストーリーズ』で、その中の一つが「バナナウオ」なのだ。バナナウオが何だって?それは「バナナウオ」を読んでもよく分からない謎の魚なのである。
そういうこともあって、私は長らく「ライ麦畑」は読んでいなかったのだが、10余年前ようやく読んだ。批評は差し控えるが、翻訳(野崎孝訳)がどうもという感を禁じえなかった。そうしたら、2003年、村上春樹の新約(『キャッチャー・イン・ザ・ライ』)が出て話題になった。私とほぼ同世代の彼も同様の思いを抱いていたんだろうなと思ったことだった。
注=今大学時代のテキスト『J.D.サリンジャー作品集』(繁尾久/武田勝彦共訳。私は、この武田さんの授業を受けたのでした)を見つけ出して調べたら「バナナウオ」は小生の勝手な訳語・造語で、もとは「バナナフィッシュ」でした!!「ウナギイヌ」(赤塚不二夫)世代なもんで。ま、どうでもいいか。
話を本題に戻そう。
阪神阪急ホテルズが犯したことは、社長の言う「誤表示」のレベルではなく「偽装」と言われて当然のことであり、これを、そういう判断が、すぐに出来ず、その後もグループの「ザ・リッツカールトン大阪」で同様の問題が発覚しても、同様の主張をリッツ大阪の社長が繰り返したのは、重大な判断ミスだということである。
これは、台風避難を巡る大島市長の記者会見、息子の窃盗事件を巡るみのもんたの対応についても、全く同じことが言える。
こうした対応ミスには、もちろん、単なる対応ミスにとどまらない、本質的なこと(人格的なことなど)もあるかもしれないが、私が今ここで、問題にしているのは、そういうことではなく、純然たる判断能力についてである。
こうした問題が起きたとき、自らが犯してしまったことを客観的に早急に分析、世間はどう反応するかを熟慮、マスコミ等への対応をどうするか、こうしたことを、当事者は、ごく短時間に決定しなければならない。
大島市長は、最初の記者会見の後の翌日の記者会見からは態度を一変させ、次の台風襲来では、早期に住民を避難させた(羹に懲りて膾を吹くの結末になったとは言わないが、そう言いたくなるようなことになるのは、こうした場合の常である)。次の選挙が脳裏をよぎり、「潔い」「変身」になったのだろう。
しかし、最初からなぜできないのかということである。
株式投資の世界では、先を読むのは常識中の常識である。半歩先を見ていなくては、どうにもならない。前期実績の1株利益でPERを算出していてはどうにもならない(結構いるわけだ・・・)。
ところが、前記のような例だけでなく、世の中では半歩後を見て判断・行動するのが、日本ではむしろ常識である。
例えば、国会議員の定数是正のやり方がいい例だ。
国会は選挙区の人口として国勢調査の結果を使うのを通例としている。しかし、「国勢調査は人口調査」というのは過去の話で、いまや調査項目は多岐にわたり、その結果、調査から公表まで数年もかかる体たらくである。だから、これをもとに、ぎりぎり格差を2倍未満にしたといっても、実際は、その時点ですでに2倍を突破している選挙区がある(アバウトな話で恐縮だが、これは直近の改正でそうのはずである)。これなど、基になる人口統計として、国勢調査ではなく、ほとんど遅れずに現在人口を反映できる住民基本台帳を使えばいいのである。こんな簡単なことが、全国会議員の誰一人気付けないとしたら、嘆かわしい限りだ。
経済統計などでも、似たようなことがみられる。日本の経済統計の発表が、世界の主要国に較べ遅いことは前に書いたが、その遅い統計を基に、半歩遅れた政策を続けて来たのが例えば日銀であり、国交省のわけである。
地価の統計などは、1物四価などと揶揄されるくらい、各種発表しているが、これが遅すぎて、政策が後手にまわる元凶になっているのではないかとさえ思われてくる。リアルタイムの実勢地価(取引価格をリアルタイムで集計し公表するシステムを構築すべきなのである)をもとに、土地取引を管理すれば、バブル抑制に多大の効果を発揮するはずである。
カネボウ化粧品の問題でも、その対応が問題になった。
考えてみれば、カネボウ化粧品の場合、花王、阪神阪急ホテルズの場合、阪急阪神HDという収益基盤の固い巨大企業が、バックに控えている。だから逆にこうした危機意識の薄いノー天気な対応になったのかもしれない。しかし、そうでなかったら、カネボウ化粧品にしろ阪神阪急ホテルズにしろ、直ちに経営危機に直結する由々しき問題である。その危機管理能力の欠如は深刻である。
阪急阪神グループは、どうすべきだったか。
グループトップが、ホテルズのトップ、事情に詳しい責任者等数名を直ちに召集、実態把握に努める。
冷凍したオレンジジュースを輸入、自然解凍してお出しして、それがフレッシュジュースだとお!!
これひとつで、もうこりゃだみだ、と判断できるような、ごく簡単な事案なのである。
ということは、阪急阪神グループは、そういう対応はせず、甘くみていて、当事者=ホテルズの社長等に任せていたのだろう。安定的に運賃という日銭の入ってくる電鉄会社の甘さが露呈したと言われてもしようがない。
これは原発事故を起こした東電にも通じることである。
こうした半独占企業の経営陣は、こうした事例を他山の石、反面教師として、身を引き締めて、経営に当たって欲しいものである。
10月27日 12時21分記
2013.10.26
CTSは通期再上方修正必至で株価は2500円以上も
「CTSは業績上方修正、そして大幅増配が有望 」(10.15付け)として
売り上げ(前年同期比) 営業利益(前年同期比)
会社発表 23.5億円(+12.9%) 2.8億円(+ 7.5%)
四季報予想 25.0億円(+20.1%) 3.2億円(+19.9%)
鎌倉雄介予想 26.0億円(+25.0%) 3.9億円(+46.6%)
私の予想について簡単に述べよう。売り上げは1Qの伸びよりややシビアにみて25.0%増とみた。一方営業利益は、1Qではあった「人員増で販管費等が増加」したという特殊要因の影響が、2Qではある程度は緩和するとみて、前年同期比+αの増益率が可能とみた。それをややシビアにみて結局1Qと前年同期比同率の伸びとした。
という予想を書いたわけだが、25日、引け後発表の上方修正された数字は
売り上げ 営業利益
今回修正 26.71億円 3.91億円
売り上げ予想を27.0億円ないし26.5億円にしなかった(迷ったのだが)のが、悔やまれるが、実際のところ、売り上げは、株価的には重要ではないので、さして問題ではない。営業利益はドンピシャと言っていいだろう。
配当は、
>配当は前期の45円に対し今期は48円(会社情報予想)からせいぜい53円とみられているが、実際は64円~71円へ、驚異的な大幅増配が実施される可能性が十分ありうるのである。
と、私がしたのに対し、今回の発表は58円だった。
これについて簡単に説明しよう。
会社は2014.3月期の予想純利益を4.44億円(前回予想3.72億円)に増額した。しかし9月中間期の純利益(実績)が2.31億円(同1.56億円)で、0.75億円増額しているのに、通期では0.72億円しか増額していないわけで、結局、これまた、いずれ上方修正必至とみてよい。
2014.3月期の私の業績予想を、会社予想とあわせ示しておこう。(単位=100万円)
多少、楽観的にみているかもしれないことをお断りしておく。
経常利益 利益 1株利益 配当
会社予想 740 444 165.3円 58円
鎌倉雄介予想 850 510 189.3円 66円
要するに、中間決算は、私の予想と、ほぼ同じになった、2014.3月期の配当は、私の予想より低い増配になったが、これは、会社の通期業績予想(上方修正前の数字だったので訂正しました)が、控え目すぎるからである。
そして、最も重要なのは、今回の会社の通期業績予想は、前述のように、ありえないようなシビアな予想であって、今後上方修正されることは、ほぼ必至だということである。
予想1株利益が165.3円ではなく189.3円どころが見込まれるわけで、こういうことを、今後織り込んでいくとなれば、株価は、大幅な水準訂正が必至だ。
私は、前に株価は2000円前後は、早期にほぼあろうとし、2006年につけた2250円高値挑戦もあるだろうという趣旨のことを書いたが、これを、さらに上方修正する必要がある。
今回の上方修正を受け、PTSではすでに2000円を付けた。ここからは2250円が最低目標になろう。その後は2500円、あるいはそれ以上も十分期待できよう。
10月26日 19時34分記
売り上げ(前年同期比) 営業利益(前年同期比)
会社発表 23.5億円(+12.9%) 2.8億円(+ 7.5%)
四季報予想 25.0億円(+20.1%) 3.2億円(+19.9%)
鎌倉雄介予想 26.0億円(+25.0%) 3.9億円(+46.6%)
私の予想について簡単に述べよう。売り上げは1Qの伸びよりややシビアにみて25.0%増とみた。一方営業利益は、1Qではあった「人員増で販管費等が増加」したという特殊要因の影響が、2Qではある程度は緩和するとみて、前年同期比+αの増益率が可能とみた。それをややシビアにみて結局1Qと前年同期比同率の伸びとした。
という予想を書いたわけだが、25日、引け後発表の上方修正された数字は
売り上げ 営業利益
今回修正 26.71億円 3.91億円
売り上げ予想を27.0億円ないし26.5億円にしなかった(迷ったのだが)のが、悔やまれるが、実際のところ、売り上げは、株価的には重要ではないので、さして問題ではない。営業利益はドンピシャと言っていいだろう。
配当は、
>配当は前期の45円に対し今期は48円(会社情報予想)からせいぜい53円とみられているが、実際は64円~71円へ、驚異的な大幅増配が実施される可能性が十分ありうるのである。
と、私がしたのに対し、今回の発表は58円だった。
これについて簡単に説明しよう。
会社は2014.3月期の予想純利益を4.44億円(前回予想3.72億円)に増額した。しかし9月中間期の純利益(実績)が2.31億円(同1.56億円)で、0.75億円増額しているのに、通期では0.72億円しか増額していないわけで、結局、これまた、いずれ上方修正必至とみてよい。
2014.3月期の私の業績予想を、会社予想とあわせ示しておこう。(単位=100万円)
多少、楽観的にみているかもしれないことをお断りしておく。
経常利益 利益 1株利益 配当
会社予想 740 444 165.3円 58円
鎌倉雄介予想 850 510 189.3円 66円
要するに、中間決算は、私の予想と、ほぼ同じになった、2014.3月期の配当は、私の予想より低い増配になったが、これは、会社の通期業績予想(上方修正前の数字だったので訂正しました)が、控え目すぎるからである。
そして、最も重要なのは、今回の会社の通期業績予想は、前述のように、ありえないようなシビアな予想であって、今後上方修正されることは、ほぼ必至だということである。
予想1株利益が165.3円ではなく189.3円どころが見込まれるわけで、こういうことを、今後織り込んでいくとなれば、株価は、大幅な水準訂正が必至だ。
私は、前に株価は2000円前後は、早期にほぼあろうとし、2006年につけた2250円高値挑戦もあるだろうという趣旨のことを書いたが、これを、さらに上方修正する必要がある。
今回の上方修正を受け、PTSではすでに2000円を付けた。ここからは2250円が最低目標になろう。その後は2500円、あるいはそれ以上も十分期待できよう。
10月26日 19時34分記