30日の相場は、CME日経平均先物安を受けて安く始まったが、さすがに下げ過ぎへの警戒感が台頭するところで、為替もやや円安になったことが援護射撃になって、プラスに転じ、後は上げ幅を拡大、結局日経平均で209円(1.53%)高となった。海運、その他金融、非鉄金属が上昇率上位だった。いすゞなど自動車株の上昇も目立った。業績不振の信越化学、キヤノンは続落。

当道場銘柄は、あいHD(推)、ニチリン(推)、IDEC,TPRなどは上げたが、戻りはやや鈍かった。アネスト岩田(推)は前日逆行高したのに続き、この日も続伸した。リロHD(推)、共立メンテナンスは大きく戻した。FPG(推)、Jトラストも急伸。
ビッグデータ関連は、前日急落したインフォテリアは339△22、シナジーマーケテイング(推)も804△16だったが、ブレインパッド(推)は1700△1にとどまり、CAC、DTSは続落するなど、全般大幅高のなかでは、弱い動きが目立った。サイオスは前日まずまずの好決算を発表したのだが、安寄り後600▼75まで急落、結局670▼5で引けた。
JBRは一時マイナスになったが引けは252000△3800。相変わらず乱高下が激しい。基本的に私は強気のわけだが、こういう乱高下はいやだという方は適当なところで(少なくとも一部は)処分もありだろう。
不二サッシ(推)は230▼11まであって240▼1。いずれ大輪の花を咲かせることを信じて、放置。今日の230円が底になるか210円~220円くらいがあるかといったところだろうが(以前に書いたのよりかなり下になってしまったが、全般安で切り下がったのであり了解されたし。こういうことは相場の世界では常識?)、いずれにせよ、たいしたことではない。230円以下は、ナンピン買いもいいだろう。新規買いも可。

8月相場について、この4年間を調べてみた。数字は日経平均の7月末日→8月末日の値。

2012年は、底入れから反騰に転じたといういい時期だったこともあって、堅調だった。
8695円→8840円
2011年は急落している。
9833円→8956円
2010年も大きく下げている。
9537円→8824円
2009年は小動きだったが、小幅高だった。
10357円→10493円

上げても小幅、下げたときは大幅であり、総合的に考えて、やはり、多少は警戒したほうが良さそうだ。持ち高は、やや少なめに管理したい。

決算発表だが、
7.30日=システムリサーチ・・・まずまずだった。
7.31日=ベネフィット・ワン
8.01日=IDEC、CAC
8.06日=不二サッシ、EMシステムズ、アネスト岩田

7月31日 0時32分記
29日の相場は、暴落となった。日経平均、TOPIXとも、仲良く3.3%の下落、大型株も小型株も大差なく大きく下げた。値上がり銘柄数57は100未満という、私の定義する「暴落」基準を満たす。
2部(下落率2.0%)、JQ(同2.6%)もかなりの下落。マザーズはバイオ関連銘柄の暴落で下落率は7.3%に達した。
円高、輸出企業の決算が期待外れ(キヤノン、信越化学等)といったことが、この暴落の原因とされそうだが、すんなり納得できる理由とも思えない。先週末のアメリカ株はNYダウ、NQとも小幅高、29日の中国、韓国株も下落したとは言え、日本株よりはるかに下落率は小さい。

ただ、このような、なかなか論理的に説明が難しいような下落は、5.22日に日経平均、TOPIXが、それぞれ、15627円、1276という本年最高値を付けて以来、たびたび経験してきたところだ。ここ各地で頻発している観測史上最多雨量記録と同じで、いつ何時、訳も無く、こうした暴落が起きても不思議ではないと、心得て、対処するしかない。ただ、訳の無い暴落は訳の無い戻りも伴うものであったのは、過去の値動きが示すとおりだ。そう考えれば、さほど、不安になったり、悲観的になる必要はないことが分かろう。

日経平均で言うと、7.24日から29日までの4立会い日で1118円、7.6%下げた。常識的には、そろそろ、売り飽き気分・下げすぎ警戒機運台頭となってもいい頃だが、外部環境は、良くない。
すなわち、現時点でアメリカ株は0.5%程度の下落、為替は1ドル98円前後と東証の取り引き終了時よりはわずかに円安だがCME日経平均先物は、少し下げている。
8月は警戒すべき月でもあり、行き過ぎた突っ込みもありうるという前提で、安全運転を心がけたい。
ただ、基本的に、今の株価は調整もいいところまで来ているという判断でよかろう。過度に警戒することはなかろう。

7月30日 0時36分記
26日の相場は、主力株中心に大幅安となった。年末、日経平均18000円というのを、やけに目にするようになって、おやおやと思っていたら、14130▼403と18000円は遠くなりにけりとなったわけである。為替相場が円高になったことが一応の理由だが、CME日経平均先物が大幅安で帰って来て、先物主導で下げるという展開となっている。いずれにせよ、出来高が、ここに来て大きく減少しており、大型株を支えるエネルギーはないということだろう。しかし、その余波が徐々に中型・小型株にも及び、全面安となったわけである。
2部、JQ、マザーズは小幅安だった。ただビリングシステム、アスカネット、GMOアドパートナーズ、アエリア、オルトプラス、フライトシステム、プラップジャパン、ベクトルなど、ストップ高する銘柄も多く、個別の材料株への個人投資家の物色意欲は強い。

当道場銘柄の動きについて。
IDEC、アネスト岩田(推)、あいHD(推)、リロHD(推)などは、全般安に押され、下げた。私が打診買いしていた大林組も、全般のムード暗転のなか動きがおかしく、私はかすり傷のところで処分。
インフォテリア(推)、ブレインパッド(推)、CACのビッグデータ関連もそろって下げた。ただサイオスは730△40だった。

こうしたなか、JBC、不二サッシ(推)は逆行高。

先週末のアメリカ株は、下げて始まり下落幅を拡げたが、その後戻し、結局、NYダウ、NQとも小幅高で終わった。しかしCME日経平均先物は追随できず、13955円と大幅安となっている。このため月曜の日本株は下げて始まる可能性が大きいが、26日までの3日間で日経平均で600円近く下げているので、売られすぎという見方が出て来る可能性もあろう。
以上は東証1部に関しての話である。JQ等の銘柄は、相変わらず、個別に物色されることになろう。乱高下が激しいうえ、どこに物色の矛先が向かうか読み難いので、ここで具体的に対処方針を示すことは困難だ。
ただ、上がる株は上がるわけで、この意味で、不二サッシ、JBCは強気堅持。ビッグデータ関連も、かなり上げた後なので、それなりにリスクも高まっており、吹いた所はある程度売りたいが、基本的には強気でいいだろう。

8月相場について、弱気・警戒を書いたが、これについては1、2日後に書くこととする。

決算発表について。

とりあえず発表が接近しているところについてだけ書く。
7.29日=サイオス
7.31日=インフォマート、べネフィット
8.01日=IDEC、CAC

7月28日 23時12分記
サザンオールスターズのニューシングル「ピースとハイライト」(8.07日リリース)、その歌詞もいろいろ話題になっているようだが、一般的に関心を呼んでいるらしきことはさておき、私は以下のフレーズを見て、これを書く気になった。

教科書は現代史を
やる前に時間切れ
それが一番知りたいのに何でそうなっちゃうの?

「何でそうなっちゃうの」かは、自明の理だと思っていたのだが、実は2ヵ月前くらいだろうか、渡辺淳一氏だったと思うが、教師の政治的対立に巻き込まれるのを回避したいという気持ちが理由だろうといった趣旨のことを書かれていて、驚いた記憶があり、「ピースとハイライト」の歌詞とあわせ、これに関して、一言したくなったという次第である。
注=渡辺淳一氏だったかやや自信がない、またその発言内容も多少不正確かも知れないこと、お断りしておきます。

念のため、ネットで調べてみたら「日本近現代史を教えないのは文科省と教職員組合との『共同謀議』なのではないかと、私は密かに疑っている。」という記述が、早速出て来た。私は採らないが、この説も意外に根強いようではある。

私は単に教師が時間配分をうまく出来ないから、そうなっちゃってると考えているわけだが、日本人全体ではどうなのだろうか。

【コロポックル】
コロポックル、あるいはコロボックル(アイヌ語で「蕗の葉の下の人」という意味)、この言葉を聞いたことが、おありだろうか?水木しげるの妖怪の中にも出て来るようだから、意外に聞いたことがある人も多いかもしれない。また佐藤さとるの児童文学の名作『だれも知らない小さな国』もコロポックルをテーマにしている(私は感動した記憶があるのだが全く覚えていない)。

私は、実は中学校の社会(歴史)の授業で、この言葉を聞き、深く心に刻み込まれた。さらになんと小金井良精(解剖学者、人類学者でコロポックル説を強く批判。私の故郷長岡出身)などという名前も、この授業で覚えた。要するに、社会の先生が日本人の祖先の話として「コロポックル説」について異様に詳しく、熱弁をふるわれたわけである。当然、授業は現代史まで行くわけはなかった。

話をやや脱線させることになるが、次のような例もある。

知り合いで宅建主任の試験勉強に取り組んで失敗した人の話である。原因を知ろうと話を聞くと、参考書を買って勉強したのだが、入母屋造りとか腰折れ(マンサード)はしっかりマスターしたのだが、税などは興味が無くて簡単に済ませたらしいのである。入母屋造りとか腰折れとかが出てくるのは、確か第1章というか最初である。そして、ここからの出題はほとんど無い(10年に1度くらいか)。

受験英語で、みんな(少なくとも我らの時代では)、アルファベット順の英単語集を勉強するわけだが、(aから始めて)abandonでabandon(やめる、断念する)といったジョークというか自嘲的な言葉が、広く伝えられていた。

要するに、みんな最初はフレッシュな気持ちでがんばるが、じきに熱意は薄れがちだということを,こうしたことは、物語っているわけである。

【歴史教師が現代史を教えない訳】
というわけで、歴史の先生が、授業において現代史というか、比較的最近の歴史にまでいけずに、終わってしまう理由は、間違いなく、単に最初ほど張り切って詳しくやりすぎ、次第に時間切れになって最後まで終わらせられないということだろう。しかし何十年とやってきて、これをなんとも出来ないのは、どうしてだろう?

ふとここで、ウィットフォーゲルの「アジア的停滞」という言葉を思い起こした。この言葉はかなり政治的意味合いの強い言葉のようだが、ここでは、10年一日のごとく同じことを繰り返していて進歩がないことの意味で使わせてもらう。これも大学の地理の授業で覚えたのである。ことほど左様に教師が熱弁をふるうと、教え子の頭には、どうでもいいことでも深く刻み込まれることが往々にしてあるのである。
しかし、歴史の先生方にも、いい加減に「アジア的停滞」から脱し、現代史も教えられるように上手に時間配分し、きちんと授業を進めてほしいものである。

注=「アジア的停滞」はウィットフォーゲル独自の概念ではないが、私の頭には、かなり長い間、そのように刷り込まれていた。

しかし、精神論だけでは今後も改善は期待できない。
いい方法がある。私は株価暴落でにっちもさっちもいかなくなり一時塾で教えていたことがあるが、ここでは年間授業回数が何回と決まっていて、各回ごとにやることが決まっている。だから歴史で言えば例えば15回=大正時代といった風になるわけだから、最後の授業は2.26事件だったなどということはありえない。
これにならい、しかしこれと同じでは、すこし幼稚にみえていやかもしれないから、一応の目安として、4月末はここまで、9月末だったらここまでといった進行の目安を示しておくといいだろう。これだけで、劇的に事態は改善すること間違いなしである。

7月27日 12時55分記
25日の相場は、主力株中心に幅広く売られ、業種別では、空運業、石油・石炭製品以外はすべて値下がりした。キヤノン、信越化学が業績下方修正から売られ、地合いを一段と悪化させた。
2部、JQ,マザーズはそろって上げた。

当道場銘柄は、比較的堅調だった。あいHD(推)、アネスト岩田(推)、IDECは下げた。こういう1部市場の中堅どころの銘柄は、ここ出来高も細り、上に行きそうになっても結局押し戻される。この地合いが続く限り、大きな期待は出来ないのかもしれない。

インフォテリア(推)は乱高下の末、上げて引けた。、シナジーマーケティング(推)、ブレインパッド(推)、ソフトバンクテクノも高く、やはりビッグデータは強いということだろう。このほかCAC、サイオステクノロジーも高く、要注意だ。

JBRもインフォテリアと同じく、安寄りしたものの切り返し結局264900△3800。高値更新こそならなかったが、引け値としては高値更新となる。

不二サッシ(推)は続落し250円台になったが、反発は時間の問題だろう。ピーク時出来高の10分の1~20分の1になることが、底入れのサインとみる(鎌倉理論)と、25日の出来高は、この要件を満たす。いずれにせよ、ここからの下げは、たかが知れている。

インフォテリアの動きが典型だが、最近の小型株の値動きの激しさは尋常ではない。堅実に行きたい方は、吹いたところでは、多少は売っておくのも選択肢だろう。ただ、あまり堅実に行こうとすると、大魚を逸することにもなりかねず、悩ましいところではある。

7月26日 1時57分記
3859 シナジーマーケティング (JQ)
株価=819△19(07月24日終値)
出来高=354500株(07月24日) (売買単位=100株)
02月15日=513円~1015円=5月10日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

前稿で書いたように、ビッグデータが、今後も長期にわたって相場のテーマになりそうだ。
24日はインフォテリアが一時ストップ高、ソフトバンクテクノも年初来高値を更新、高値は1830△326まであった。
そしてシナジーマーケティング。なんと910△110まであって引けは819△19。

実は、この銘柄、WBS(TV東京、23時00分~)で22日に、取り上げられている。これを受けての23日は800△30(4本値は785、829、768、800)。私は、この日、わずかだけ打診買いし、23日の深夜は、ビッグデータ関連銘柄の研究に没頭したわけである。
結論は、ブレインパッド、インフォテリアに続く有望銘柄はシナジーマーケティングをおいてない、というものだった。それで、24日は、かなりの株数を買う積もりで、臨んだのだが、あれよあれよと言う間の急騰、結局802円~890円で買う羽目になった。平均単価は842円だった。
これで900円前後で終わるようなら、推奨銘柄には、恐らくしなかったのだが、引けにかけ急速に値を消し、ご覧のような終値になった。850円以下なら買って大丈夫とみる。というわけで、推奨株にしたわけである。
この辺の経緯は、ブレインパッド(推)に、似ているところがある。株価も同様なコースをたどる可能性もあろう。

1月には、ビッグデータを用いた消費者行動予測サービスの更なる向上を目的に、クローラー技術に定評のある株式会社マイニングブラウニーと資本・業務提携、ここのWeb情報収集技術を活用して顧客の消費行動分析サービスを開発、「ビッグデータ第一弾として本格展開へ」と四季報にある。これがWBSで取り上げていた価値観マーケティングか(?)。

同社は顧客管理情報のCRM(顧客管理)ソフトをクラウド提供しているわけだが、EC機能を強化した新サービスが好調で顧客数は10%の伸びが見込まれるほどだ。
なお同社の4位株主がセールスフォース(持ち株比率2.5%)であることも注目点。セールスフォースは、CRMの世界シェア14%の世界トップ企業である。こうした巨大企業が売り上げ30億円台の同社に出資していることは、同社の評価が、それだけ高いという証左であろう。

ビッグデータ関連のPER(今期予想、実質値)をみてみよう。

ブレインパッドは36倍、インフォテリア40倍。これに対しシナジーは20倍。
実はソフトバンクテクノ、DTSは13倍前後である。CACは9倍強に過ぎない。
しかし各社のビッグデータ関連の事業内容を精査(といっても私は全くの素人だ。しかし大局的に本物を見抜く目を持っていると自分を信じてやるのである)した結果、シナジーはソフトバンクテクノ以下のグループ(低PER)ではなく、ブレインP、インフォテリアのグループ(高PER)に入れていい事業内容と判断、推奨するわけだ。
1015円高値奪回は、まずあるとみる。PER30倍の1200円以上も十分期待できよう。

値動きが荒っぽいので、指し値に気をつけよう。ちなみに1015円という年初来高値をつけた5.10日は引け値は875▼5だった!!
100株単位なので、とりあえず少々高くてもわずかだけでもまずは買い、後は値動きをみて大きくばらけさせた値段で指すといいだろう。

7月24日 21時21分記
23日の相場は、安寄りしたが、円相場に振り回されながらも、中国、韓国株が上昇したこともあって、結局、日経平均採用銘柄中心にあげて終わった。2部、JQは小幅高にとどまった。

当道場銘柄は、インフォテリア(推)は予想と反対に317▼33と急落。JBRも大幅安だった。
一方、不二サッシ(推)は安寄りし256▼11まであったが、切り返し285円まであって引けは276円。

3Dプリンタ関連が上げたのに連動したかあいHD(推)も901△20で900円大台を回復した。リロHD(推)、共立メンテナンス、アネスト岩田、ニチリン(推)、TPRなども上げた。
IDEC、ブレインパッド(推)などは下げた。

インフォテリア、JBRは前日の急騰の反動であり、スピード調整とみればいいだろう。反対に不二サッシは前日の急落に引き続く256円までの下げで、調整完了とみていいかもしれない。

【ビッグデータ関連人気続く】
前日はインフォテリアが突如ストップ高し、ビッグデータ関連の新たなスターに名乗りを上げた。23日はさすがに下げたわけだが、実はかつて取り上げたこともあるソフトバンク・テクノが1504△118と急伸、年初来高値1544円を射程に入れてきた。またCAC、DTSも、ここジリ高基調にある。
ブレインパッドも、値動きが荒く、ともすれば相場は終わったと勘違いする方が出てきそうだが、実際は、下げてもしぶとく戻し、なお相場は終わっていないように思う。

こうした動きをみていて、ふと思ったのは、昨年末くらいから本年春まで、大手から中小まで、ほとんどの銘柄が次々大きく化けた不動産株のようなことに、ビッグデータもなるのかもしれないということである。
本当にそうなるかは、まだなんとも言えないが、少なくとも、その可能性はあるとみて、前記銘柄を始めとする関連銘柄の値動きを注視していきたい。
インフォテリアの場合、今期の予想売り上げ高は14億円に過ぎない。この小さな会社が、NTT傘下のリアライズに出資・提携して「ビッグデータ時代のデータマネジメント市場を両社で牽引」とまで言っているのだから、やはり、株価は、こんなものでは終わらず、想像を大きく上回る高値をつけるかもしれない。
私は今、ほかに有望な見落としているところは無いか探索中である。

7月24日 1時31分記
22日の相場は、先週末の不自然な下げの反動で中小型株中心に戻した。上昇率は日経平均、TOPIXとも0.5%にも届かなかったが、値上がり銘柄数は1129に達した。業種的には海運、その他製品、不動産の上げが大きかった。アウトソーシング、フルキャスト、パソナHD、テンプHDなどの人材派遣関連が急伸したが、これは自民党圧勝で人材流動化への政策期待のためであろう。カジノ関連が上げたのも同じ流れだろう。

当道場銘柄ではインフォテリア(推)が350△80のストップ高。マザーズ値上がり率1位、全上場企業でも2位だった。9時00分01秒に276円で寄り付いたのだが、9時01分25秒には350円をつけ、13時54分20秒に350円で商い成立後は、買い気配になり、大引けストップ高比例配分・買い気配で終わった。23日はとりあえず買い気配でスタートする公算が大きい。430△80の目もあろう。どうするか?こういうのは、聞かないでくださいね。山師路線で行くか堅実路線で行くかだけとも言えるわけで。

JBRも260800△34700まであって引けは258500△32400。東証1部値上がり率5位。

あいHD(推)、TPRなども上げた。

一方、不二サッシ(推)は264▼35まで急落、引けも267▼32だった。
ブレインパッド[推)も1720▼56と大幅安だった。
アネスト岩田(推)、IDEC、リロHD(推)も冴えない動きだった。

インフォテリアは、19日、22日と連日のIRもあって、私の予想通り、ブレインパッドと並ぶビッグデータ本命銘柄におさまろうとしているのかもしれない。となれば、なお一段高も期待できよう。どう売るかは個々人の自由だが、天井がいくらかなど誰にも読めないのだから、分けて売る、簡単には全株は売らないを基本にしたい。

JBRは、放射能吸着藻「バイノス」の凄さは、まだほとんど市場に知られていないとしか思えない。22日も福島原発から汚染水が海に漏れていることを東電が認めたことが報道されていた。セシウム以外の放射能も含まれていて、こうした事態への対応も含め「バイノス」の価値は高まるばかりである。
なお7.18付けで
>すでに、大林組、ケルヒャー ジャパンと共同で、従来と同等のコストでアスファルト舗装道路を効果的に除染し短時間で水処理まで完了する「バイノスRD工法」を開発済みだ。
と書いているが、ここで出てくる大林組を、私はお遊びで1000株だけ買っている。22日は577△10。材料は1株当たりでインパクトを考えよ、というのは常々私の言っていることであり、この意味で大林組にとって、この材料の意味は非常に小さいのだが、大手(スーパー)ゼネコンで唯一年初来高値(645円)未更新は魅力なこともあって買ってみたのである。

不二サッシは、こんな下げにビビッていてはいけない。16日、17日で合計104円も上昇、その反動で18日以降3日間で48円下げただけのことである。行き過ぎて瞬間250円割れくらいまであるかもしれないが、そういう株価にいるのは、わずかな期間(時間)に過ぎないだろう。むしろ260円以下は買い下がるところ(積極的に薦めているわけではないが)。いずれにせよ、泰然自若、戻るのを待とう。本業の収益力だけで株価200円、KUMADAIマグネシウム合金の評価で最低100円、合わせて300円、これが絶対的最低価格、このように考えればいいだろう。正当に評価すればKUMADAIマグネシウム合金の価値は150円以上、200円、300円以上もありうるから株価350円以上は、控え目にみてもあるはずというのが、現時点での私の読みである。

7月23日 1時05分記
参議院議員選挙の結果は、まさに巷間言われていたとおりだった。
感想とて書く気にもならないが、と言いつつ、一言二言。

民主党というのは、昔の社会党のようになるのだろうか?つまり塩をかけられて縮むナメクジのように、社会党が社民党になったように、極小化するのだろうか。まあ、それも自業自得だが。
それはそれとして、日本の左派勢力は、もう少し、経済について強くならないと、どうしようもないのではないか。アベノミクスは危ないと言っても、民主党に任せていては、ゆで蛙になりそうだと気付いて、見放したという人も多かったはずなのだ。いずれにせよ、弱肉強食の新自由主義的、弱者切り捨て政策に反対するのはいいが、では、どうして日本経済を立て直すのか、韓国や中国の経済攻勢とどう渡り合うのか、しっかりしたブレーン、シンクタンクを抱え、対抗策を打ち出せなければ、自民党に押しまくられるだけだろう。

本題の株式相場の方に戻ろう。
19日(金)の欧米各国株は、おおむね小幅安だった。また為替相場は1ドル100.64円と円安が進んだ。これを受けて、CME日経平均先物は、19日の大幅安を恥じるかのように、14810円と大幅高となっている。
というわけで、(少なくとも株式市場的には)波乱無く終わった参院選の結果とも相まって、月曜は、かなりの反発が期待できよう。ただし、主力株中心の物色に偏る怖れ無きにしも非ずだが。

ゴールデンウェークを警戒しながら、まんまとわなにはまってしまったのを、何とか不二サッシ(推)の急騰等で乗り越え、現在がある。
次に警戒するのは8月である。8月も大体、相場はあまり良くないからだ。少なくとも、私はそういう想定で臨むことにしている。というわけで、今週は、基本的に上昇局面では売り上がるのを、基本にしたいと考えている。そうするためにも、月、火あたりで、かなり上げてほしいものだ。
この辺の具体的作戦については、そのとき書くとしよう。

7月22日 0時27分記
投資尺度で最も重視すべきなのはPERだというのは、私の変わらぬ考え方であり、ゆえに私はこれをもとに種々改良を加えた鎌倉式修正PER理論を考案、普及を図ってきた(積もりな)のだが、何十年経っても、親の心子知らずというか、おろかな人が多いのか、私が無力だから(まあ、これに決まってるだろうが)なのか知らないが、全く事態は変わらず、相も変わらずPERの算出法すら理解できていないのではと疑わざるを得ない記事が氾濫している。

そういう事例を、この3ヵ月足らずで立て続けに3例も見せられたので、たまらず、これを書いている。

【事例1=元スーパー投資顧問・・・・の場合】
2013年5月08日付けで2481タウンニュース社を取り上げている。

>株価を見てみましょう。
460円、実績ベースでPER13.1倍、PBR1.1倍、配当利回り2.17%ですね。
市場平均よりは割安なものの、成長を考えると13.1倍ってのは微妙な所なのではないでしょうか?13.1年後に元を取れる(配当は別で考えてね)って事なので。(中略)
私の投資判断は「保留」となりました。

どこがおかしいか?

「実績ベース」のPERで、株価の割安・割高を判断してはいけない。確かに同社の2012.6月期の1株利益35.1円で計算するとPERは13.1倍になるが、2013.6月期では1株利益は53.8円(会社発表の数字)になりPERは8.6倍に大きく低下する。
しかも、この記事が書かれたのが5月なので、2ヵ月足らず経つと2013.6月期は前期になる。こういう場合、むしろ2014.6月期の方を重視すべきである。2014.6月期の1株利益は四季報予想で56.2円だからPERは8.2倍になる。
なお、1株利益は、全て名目値を使って算出されているが、鎌倉式修正PER理論に従って実質値(純利益は経常利益の6割とみなして算出)を算出、PERを計算しなおし実質PERを出すと、
2013.6月期=7.8倍
2014.6月期=7.4倍
要するに、この方がPER13.1倍として「微妙」(13.1倍はJQのこういう業種の銘柄としてはかなり割高と判断すべきと私は考えるが)としたのは、実際は7.8倍なり7.4倍になり、これをもとに常識的には「やや割安」と判断するところだったのである。

【事例2=梅屋敷・・・・の場合】
このブログの場合、「タカちゃん作成」なる「世界各国のバリュエーション表」(2013年5月版)(寄稿)が掲載されていて(6月19日付け)、それがおかしいということである。
この表には世界の主要国ほとんどのPER等が掲載されていて、こういうものは意外に、ほとんどお目にかかれないものなので、私も驚き喜び、利用させてもらおうかと見たわけである。

どこがおかしいか。

この表を見ると、一番上に日本があり、PERは24.6(倍)とある。ちなみに米国(アメリカ)17.0(倍)、ドイツ12.4(倍)である。こうした主要国のPERについては、私も過去何回か書いているので、読者の方も、これのおかしいのには気付かれた方も多かろう。いつ時点でいくらまでは、ほとんどの方が分からないだろうが、日本のPERがアメリカのPERと大差ない水準で、ほぼ推移しているというのは、理論を重視する投資家には、ほぼ常識であろう。だからアメリカ17.0倍に対し日本24.6倍というのを見たら、即おかしい!と反応できないといけないのである。ちなみに7.19日現在の日本のPER(東証1部全銘柄)は16.91倍である。

では24.6倍というのは何なのか?これは恐らく前期実績に基づくPERであろう。実際調べたら24.59倍、四捨五入で24.6倍だった。
しかし株式投資に当たってPERに前期実績値を使う人はまずいない。それより何より、アメリカやドイツの数字は今期予想値で間違いない。要するに日本だけ(ただしこの3カ国以外で今期予想値でない国があるかどうかまでは未調査)前期予想、アメリカやドイツは今期予想のPERのわけである。
しかし、せっかくの表なのに、こうした致命的ミスを犯し、しかも誰も気付いていない(少なくとも、そういう指摘・苦情が届いていないらしい)のは、恐ろしいことではないか。

【事例3=日経新聞の場合】

7月18日付け朝刊の「市場展望」という欄で「新興市場銘柄の株価上昇率」という表が掲載されている。
18位にランクインしているのが、我が?ブレインパッド(推)。
それはいいのだが、予想PER138(倍)とある。なんだ、この138倍!と驚いた。

どこがおかしいか?

私は7月14日付けの記事で、以下のようなブレインパッドの実質PERを掲載している。
 
          2013.6月期   2014.6月期
ブレインパッド   55.0倍       33.0倍

この違いは、どこから来ているのだろう。日経の場合、当然1株利益は名目値を使い、PERも名目PERであろう。そこで今期(2014.6月期)の名目1株利益29.9円を使ってPERを算出すると
1855(円)÷45.5(円)=40.8(倍)となる。
ウーム、理解不能・・・・
さらに推理を進める。例の自己株のせいか。しかし同社にはそういうものは無く、このため四季報と会社情報(日経発行)で、1株利益に差は無く、このためでないのは明らかだ。
詳しく書くと長くなるので、結論だけ書こう。
失礼ながら、これはこの記事を書いた記者氏が、事例1や事例2のレベル並みかそれ以下という推定で導き出されたとして推理してみた。

日経記事掲載の7.14日時点で今期は2014.6月期のわけだが、記者氏は2013.6月期、いやもしかしたら2012.6月期の数字を使用したのではないか。この場合、PERは2013.6月期の場合で62.0倍、2012.6月期の場合で63.3倍。ところで、同社は2012年末に1株を2株にする株式分割を行っている。このため1株利益は、これを考慮すると2分の1になる。この処理方法が、時代により会社(東洋経済、日経新聞等)により異なりやっかいなのである。
実際、2012.6月期の1株利益を、同じ純利益に基づきながら四季報は29.3円、会社情報は58.5円としている。四季報は株式分割を考慮、過去にさかのぼって1株利益を修正しているが、日経は例によって手間隙コスト重視で(私の推定、邪推?)修正を加えていないわけである。ここからが鎌倉先生の凄いところなのだが(笑)、記者氏は、株式分割したのだから1株利益は半分にしなくてはいけないと考え、自社のではなく秘かに信頼する東洋経済の四季報を見て(2012.6月期)1株利益29.3円を2で割り14.65円とし
1855(円)÷14.65(円)=127(倍)
を導き出した!?

138倍と127倍、少し違いますなあ。
しかし、合理的に考えると、以上の推論に大きな間違いはないと私は考える。138と127の差は、記者がさらに電卓操作を誤りでもなさったか。転記ミスでもなさったか。要するに信じられないようなミスにミスを重ねて、ああいう数字になったのだろう。

【PERの正しい計算方法を身につけよう】
以上のように、専門家かそれに近い方、責任ある立場の方でも、PERが正しく算出できないのが、日本の現状なのである。これははるか昔、拙著で、『大学教授の株ゲーム』で、この著者(のお一人)の大学教授氏が、「今期」が理解できていない、わけの分からない計算ミスをやっているということを指摘して以来、何の進歩もしていないことが、図らずも今回分かった。

今期とは?
今は2013年7月である。
6月決算会社=今期は2014.6月期
7月決算会社=今期は2013.7月期
8月決算会社=今期は2013.8月期
となるわけである。ん?という方はじっくり考えよう。ごく簡単なことなのだが、骨の髄まで叩き込んでおかないと、今はわかっても実際の投資行動においてミスを犯しかねないのである。
そしてまた、これは形式的なことで、株価は通常半年から1年先を見越して動くものである以上、期末が迫っている場合等は、今期よりはむしろ来期を重視すべしというは、鎌倉理論の強調するところである。

1株利益はどう計算するか?
事例1で挙げたタウンニュース社の場合

             経常利益    純利益     1株利益
2012.6月期  5.06億円  1.93億円   35.1円
2013.6月期  5.40億円  2.97億円   53.3円  

経常利益はたいして伸びていないのに1株利益だけは激増している。
また、経常利益は半減するのに純利益は2倍に激増するといったケースだってありうる。こういう予想が出た場合、株価はどう反応するか。通常は経常利益重視で株価は大きく下げるのである。である以上、特別利益[損失]に大きく左右される純利益は無視、経常利益の6割とみなした実質純利益をもとに実質1株利益を算出、これに基づいたPER(鎌倉式実質PER)を使用せよ、というのが、鎌倉式修正PER理論の骨子である。

ちなみに、タウンニュース社の場合、2012.6月期、経常利益が5.06億円なので純利益はこの6割=3.036億円とみなした実質1株利益を計算するわけである。こうすると、1株利益は35.1円(私が名目値と名づけるもの)ではなく55.2円になるわけである。同様にして2013.6月期の実質1株利益は58.1円になる。

お断り=事例1、事例2で、ブログ名を一部省略しました。本来、こういうのは明記すべしというが、私の立場ですが、長く残るものであるというブログの性質等を考慮、しかし読者等が検証できるようにという配慮もして、あえて、こういう表示方法にしてあることをお断りしておきます。

7.20日 12時16分記