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相変わらず、荒っぽい相場が続く。噴いたところは一部は売る等、慎重な運転を心がけたい。
穴吹興産が、激しい動きだが、超割安につき強気一貫。364円まであったわけだが、これが最終的な高値になる可能性はほとんどないだろう。ショーエイ(推)も、自然体に任せておこう。前回同様、それが、これからの相場の滋養になるのである。

前回、書き忘れたことを書く。30日、引け後、鈴与が3Q決算を発表している。きわめて分かりにくく、株価上昇がいやなのかといいたくなるような発表だった。3Qは前年同期比微減益、これしかみなかった方も多いのではないか。31日は前日比変わらずの132円に1000株の売り物がでて買い物は、かなり下にしかないという情けないスタート。
しかし、実際は今期通期業績について上方修正しているのだ!!以下決算短信より。

連結業績予想に関する定性的情報
当第3四半期連結累計期間における業績の進捗を勘案し業績予想の見直しを行った結果、平成
24年10月30日公表の予想から大きな変動はないものの、売上高は97百万円増(前回公表比0.9%
増)、営業利益は21百万円増(前回公表比5.6%増)、経常利益は31百万円増(前回公表比9.0%
増)、当期純利益2百万円増(前回公表比1.4%増)と変更しております。

「大きな変動は無いものの」は、余計だろう。
経常利益は前回の下方修正で3.45億円としていたのを3.77億円に増額したのである。9.3%の増額であり、立派なものだろう。しかも前期は3.11億円だったのだから、前期比では21.2%の大増益である。
全く無相場だったことでもあり、155円高値更新の可能性が、かなり出て来たのではないか。
まだお持ちで塩漬け状態の方は、安売り厳禁である。

1月31日12時00分記
30日の相場は、日経平均採用銘柄中心に、ほぼ全面高、日経平均は2年9ヵ月ぶりの高値を付けた。日経平均の上昇率は2.28%に達した。対して2部は0.85%、JQは0.54%にとどまり、バイオ関連暴騰後遺症の残るマザーズは1.22%の下落だった。

当道場銘柄は、ほぼ堅調だったが、値下がりするものも散見された。

トラストパーク(推)はストップ高、レーサムも85800△13200だったが、一時ストップ高、どちらも昨年来高値更新。
ケンコーマヨネーズ(推)、FPG(推)、グランディハウス(推)、かわでんも昨年来高値更新。

ショーエイ(推)は終日、軟調で367円まであって、引けは384▼7。これで微調整完了となるか、もう1日、2日もたつくかはともかく、こんなもので、相場は終わらない(はず)。信念を持って持続。万一360円割れがあれば、買ってもいいだろう。

これから決算発表が本格化する。

30日は、日信電子サービスとセゾン情報システムズの発表があった。
日信電子Sは、4-12月期では前年同期比、経常2.2倍増益と素晴らしいのだが、通期予想は売り上げを減額しただけで、据え置いた。多少は好材料視されるか?例の1枚の交通系カードが日本全国使えるようになる画期的新サービスは3.23日に始まる。

セゾン情報は逆に4-12月期では42.3%減益という、一見ぞっとするような決算だった。通期業績は据え置いた。決算短信には、何の説明も無い。「12月までにデータセンターの並行稼動なくなり費用が大幅に減る見込み。」(『会社情報』)のため、こういうことになるのではないかというのが、私が辿り着いた推理。今号から会社情報も、小生の批判がこたえたわけでもあるまいが、多少は役立つ内容があるのだ。
減額修正でもコマツは上げたように、異常に強い相場だ。事情が十分伝われば下げなくてもいいのだが。ここを乗り切れば1240円高値更新から一段高の方向。

31日はセンコー、大和小田急建設、ジューテックの決算発表。
センコーは424△7だったが、いよいよ428円高値更新となりそうだ。

30日はシノケンがストップ高、また和田興産(推)も615△30となるなど、不動産株の暴騰が止まらない。こうなると、どうみても安すぎるのが穴吹興産。

以上でも言及してない株価2倍化期待銘柄を最後に。
デンヨーはシェールガス関連なのだ。見落としていた!!失敗。まだ、ほとんど評価されていないようなので、今後が楽しみ。
キトーは、歴史的安値圏から、ようやく少し戻しただけというチャートが魅力。

1月31日 0時26分記
2013.01.29 次なるストップ高候補 として

3235 トラストパーク (マザーズ) 39950△150
3842 ネクストジェン (JQ) 79500△3000
6648 かわでん (JQ) 107000△1100
9640 セゾン情報システム(JQ) 1157▼18
8928 穴吹興産(大証1部) 324△11
6517 デンヨー(東証1部) 1098▼5
6406 キトー(東証1部)77600▼900

の7銘柄を挙げたが、先頭の(必ずしも確率1位というわけでもなかったが)トラストPが
48100△7100
とストップ高。
注=7000円高でないのは、前日、41100円に買い物が入るかたちで最終気配がなっていたため。

なお15時ちょうどに日信電Sが決算発表。良さそうだが、詳細は深夜に。

1月30日 15時28分記
29日の相場は、主力株中心に、小幅高となった。前日と正反対で、規模別で小型株指数のみ値下がり、また2部、JQ、マザーズも、そろって下げた。特にマザーズ指数は7.85%の急落で、前日の急騰分を上回る下落率だった。前日ストップ高続出となったバイオ関連銘柄でストップ安続出となったのである。

当道場銘柄は、FPG(推)が1682△300、SBIライフが338000△50000と、そろってストップ高。ショーエイ(推)も407円まであって391△9。

また前稿でストップ高候補、株価2倍化候補として挙げた7銘柄の値動きは、以下のとおり。

3235 トラストパーク (マザーズ)  41000△1050
3842 ネクストジェン (JQ)     83900△4400 
6648 かわでん (JQ)       111000△4000
9640 セゾン情報システム(JQ)   1209 △52 
8928 穴吹興産(大証1部)         330△6 
6517 デンヨー(東証1部)        1111△13
6406 キトー(東証1部)        78200△600

【トラストパーク】
ここ不動産株、駐車場経営会社株の株価が快調に上げている。両方を手掛け業績も絶好調なのに、不動産株としても、駐車場経営会社としても、最も低PERなのが、トラストパークである。来期予想実質PERは4.7倍。ところが、昨年12月18日に実施した自社株買いの結果、これがさらに4.4倍に低下している。
マザーズ上場の駐車場総研の株価が28日に続き29日も403△80とストップ高しているのも、刺激材料になろう。こちらの来期予想実質PERは19.6倍。

【ネクストジェン】
昨年9.17付けで「株価1.5倍~2倍化期待銘柄」として挙げた4銘柄は、29日にFPGも1.5倍以上になったので、ネクストジェンのみが1,5倍化を未達成だ。当時の株価69000円の1.5倍は103500円。次世代通信網NGN制御システム開発会社にして、通信制御プロトクルSIPの先駆的存在であるこの会社は、いずれとんでもないことになるだろう(正直な話、技術的なこと等、全く承知していない、ただ私の相場師としての勘がそう囁くのである)。だまされてもいいから、おいしそうな話には飛びつきたいという方は、1口なりと乗られるといいだろう。

【かわでん】
旧川崎電気。かわでんになって以降、全く相場を出していない。たまりにたまったエネルギーの放出に期待。その放出の産婆役をわらわが務めようというわけだ。

トラブル発生で2度書く羽目になりショック。疲れた。というわけで、他の銘柄については後日というこで・・・

1月30日 2時05分記
28日の相場は、日経平均こそ102円(0.94%)の値下がりだったがTOPIXは0.36%の下げにとどまり、規模別株価指数では、小型株はプラスだった。2部、JQ、マザ-ズは値上がり。
ここ、バイオ関連の銘柄に資金が集中しており、28日もDNAチップ研、ナノキャリア、タカラバイオ、アンジェスMG(以上マザーズ)、デ・ウエスタン・セラピ、ラクオリア創薬(以上JQ)などが、ストップ高か、それに近い急騰を演じている。マザーズは4年7ヵ月ぶり、JQは5年ぶりの高値を付けた。

動きのいい銘柄に資金がなだれをうって集まっている感じで、逆に東証1部の主力大型株は、蚊帳の外という相場になっている。ただ、バイオ関連などは、明らかに行き過ぎた値上がりとなっており、要注意だ。

こうした中、当道場銘柄は、おおむね堅調だった。
サニーサイドアップが連日のストップ高、レーサムも一時ストップ高となった。
ショーエイ(推)は新高値となる390円まであって382△24。
FPG(推)、パイオラックス(推)も大幅高、巴工業もようやく反発した。日信電子サービス(推)は1128△30の高値引けで昨年来高値更新。オプトエレも急伸。ジューテックは、535△50まであった。
なおFPGは引け後1Q決算と証券会社買収を発表したが、29日は急騰が期待できよう。

ブリヂストン、TPR、センコー、クリヤマなどは値下がり。

しかし、一部銘柄の華々しい値上がりをみていると、ここは、次なるストップ高候補、株価倍増候補を、発掘すべく、可能性を秘める銘柄に種まきしておきたくなる。

以下に、アトランダムに銘柄名を挙げておこう。あえて、とりあえず材料等については、書かない。

3235 トラストパーク (マザーズ) 39950△150
3842 ネクストジェン (JQ) 79500△3000
6648 かわでん (JQ) 107000△1100
9640 セゾン情報システム(JQ) 1157▼18
8928 穴吹興産(大証1部) 324△11
6517 デンヨー(東証1部) 1098▼5
6406 キトー(東証1部)77600▼900

なお 9.17付けで

【株価1.5倍~2倍化期待銘柄】として以下の表を掲載している。

3831 パイプドビッツ(マザーズ)    474△ 26(9.12終値)   945円(11.14)
6052 イーピーミント(JQ)       2250△ 10(9.12終値)  3800円(1.28)
3842 ネクストジェン(JQ)     69000△6200(9.14終値) 93900円(10.31)
7148 FPG    (東証2部)    1005△  25(9.14終値)  1395円(1.28)

注=9月の終値の後の値段は、その後の高値だが、FPGが1.29日に1508円以上になるとすると、4銘柄中、3銘柄が1.5倍以上になったことになる。

1月29日 0時36分記 

快調に上げ相場が続いている。アメリカ、EU、中国等、海外も徐々に明るい、回復をうかがわせる経済指標が多くなっており、株式市場を取り巻く環境は、申し分ない。為替も、なお円安が進む方向のようにみえる。

こうした中、何を買っても上がる相場にも見えるが、3Q決算発表本格化で、冷水を浴びせられるような決算や決算予想が、相次いでいる。

23日=安川電機
24日=日本電産及びグループ各社
25日=ファナック、レーザーテック、日立ハイテク
26日=アドバンテスト(日経の観測記事)

これらの減益決算の理由のほとんどは、パソコンの販売不振、スマートフォン減速である。パソコン不振は誰の目にも明らかだが、スマホも危ないことは、要注意だ。スマホ全体では、まだのびているわけだが、アップルがサムスンにやられ、アップル向け主体の日本メーカー苦戦という構図だろう。サムスンにしても、今後は大きな伸びは期待できず、すでにポストスマホ戦略を練っている。

投資家は、サムスン以上に先を読まなければならない。上記のような構図を頭に入れ、地雷原を踏まないよう、銘柄選定を行わなければならない。スマホ向け絶好調などという企業は、要注意だ。ただ、電機メーカーのかなりはスマホ向け売上げがあるわけで、スマホ向けがあるからといって直ちに投資対象外ということではない。

為替は1ドル90円台後半、1ユーロ122円台前半と、なお円安が進行している。この観点からは、輸出関連優位のわけだが、その一方上述のような警戒要因があり、また柿安、ケンコーマヨネーズ(推)の動きが示すように、食品株等には、下げ知らずに上昇を続ける銘柄も多い。
結局、前にも書いたが、やはり、どちらと決め付けず、両睨み、ポートフォリオ的には、バランスの良い形で運用するのが良かろう。

ケンコーマヨ、柿安、SFoodsはなお上昇を続けよう。特にケンコーマヨは2ヵ月余の調整をおえての上昇であり、チャートもおそろしい(いい意味で)形になっており、運に恵まれれば、1000円大台乗せもありえよう。持続。

住友ゴム、ブリヂストン、TPRも、この円安を受け、一段高の方向。

パイオラックス(推)は、振幅が大きいが、結局は2012.3.22日に付けた2251円高値更新か。

センコーは、他の銘柄が大幅高しているのを見せられると、見切りたくもなるが、結局は大幅高になるのであろう。取り組みもいい。ただ、辛抱は嫌いという人は、チェンジも一法だろう。

滝沢鉄工、高松機械(推)は、出遅れ。持続。岡本工作はスマホ向け手がけ、『会社情報』が下振れ懸念に言及しているのが、気にならないでもない。

タカトリ(推)もスマホ向けがあるが、多彩な需要向けに展開しているので、この円安もあり、心配なかろう。

大和小田急、テノックス(推)等、建設株の動きが、このところ、悪い。出直りの気配が感じられなくもないが、なお微妙。とりあえず、もう少し様子を見たい。
穴吹興産が25日は313▼7と逆行安した。私は318円で一部を売却したが、313円の終値を見て、逆にここは仕込み場ではないかと思ったことだった。いずれにせよ、ここからは下落懸念はほとんどなかろう。

FPG(推)は、そう自信があるわけではないが、可能性としては、1500円、あるいは2000円以上になる可能性を秘めているのではないか。

クリヤマ(推)も読みが難しい。まあしかし、収益力、円安メリットもあり、これだけ上げた後でも、大幅安懸念は小さい。大幅高の可能性はある。

トラストパークは、もうお持ちの方はほとんど無いだろうが、パーク24等の動きも併せ考える時、なお上昇が期待できそうだ。

巴工業が、4連続安となったが、なんら弱気になる必要はない。月曜、遅くも火曜から反発とみる。

ショーエイ(推)については、前稿に書いたとおり。強気。

1月27日 23時17分記
ショーエイ(推)は25日、389△79と、ストップ高まであと1円まであって、終値(ザラ場最終)は358△48。最終気配は358円に1300株の売り(成り行きの売り)、同2200株の買いというちょっと変わった気配になっている。引け直前、365円を付けていたのだが、成り行きの売りが出て、こういう終わり方になったのだろう。

実は1.18日もこれと似た引け間際の動きがみられた。引け直前、268円だったのだが、終値は260円。このときは、翌立会日の21日、273円で寄り付き289△29の高値引けとなっている。
今回も、同様な展開が期待できるかもしれない。

同社は現在の、包装資材等のセット販売を中核とするBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)会社から「一気にメーカーへ]変わることを、目指している。これを私流に言い換えれば、要するにBPOと言っても結局は、アウトソーシングで、顧客企業の下請け的立ち場で、低収益に甘んじなければならなかった。こうした弱い立ち場から、今回のCS、クルー買収によって、商品企画・開発力を強め、また海外ルートを使った商品調達力を強化、特色のあるメーカーになるによって、販路を100円ショップ、ドラッグストア、ホームセンター等にひろげ、低収益から脱し、一気に高収益企業になることを目指しているということである。
実際、株式市場では、商業(小売業、卸売り業)に属する企業は、ほとんどが低PERである。代表はコーナン商事や黒田電気。三菱商事などの総合商社もそうだ。

私が、今注目、これから調べようと思っているのが、ショーエイの第3位株主として40万株、5.8%を、クルーが保有していたこと。昨年10月に、ショーエイがクルーを買収したわけだから、この40万株は、ショーエイの保有になったであろう。ということは、この40万株は、自己株式(自社保有口)ということになる?ならば、1株利益を算出するさい、これは発行株数から除かれる(このことについては、かなり前、半年前くらい?に、一度書いた記憶がある)。当然、その分、1株利益は増加する。言い換えれば、ショーエイが40万株、総発行株数の5.8%分の自社株買いを発表したのと同じではないかということである。

ただ、私は、こうしたことに詳しくないので、以上の推論が正しいか、自信はない。思わぬ落とし穴があるやもしれない。よってこれから、調べようと考えている。読者諸氏の中で、詳しい方、あるいは調べられた方がいたら、お知らせいただければ、幸いである。

相場見通しや、その他の銘柄については27日夜に書く予定。

1月27日 0時09分記
予定通りの結果になりました。
ショーエイ(推)、来週早々にも400円台替わりの方向。389△79で売りたかった?
確かに。しかし、この終わり方がいいのです。慌てる乞食は貰いが少ない。少年も少女も熟女も後期高齢者も大志を抱いて、ショーエイ株を抱き締めつつ来週へ。

1月25日 15時24分記
昨年の6.19付けの「高利回り妙味株」で取り上げたIRジャパン(IRJ)は、1280円だったのが、ついに6470円になった(1.24日高値)。また昨年11.06付けで取り上げたSBIライフは102000円だったのが1.18日に297000円を付けた。
ごく最近では1.06付けで814円のとき取り上げたサニーサイドアップが1.24日1068△42だが、引け後、業績の大上方修正を発表しており、25日はストップ高の1368円をつけるかもしれない。

最近は、このように株価が2倍、3倍あるいは5倍と化ける銘柄が結構あるが、それ以上に注目すべきは、これだけ上げても、なお天井を打ったか分からず、高値圏で超然としている銘柄も多いということである。当道場で取り上げた銘柄ではシノブフーズ、ジューテック、久世、レーサム、グローベルス、リソー教育などである。

要するに数ヵ月から半年以上も上げ続け、高値圏に踏みとどまっている銘柄が、結構な数あるということが、言いたいわけである。

【ショーエイ】
ショーエイ(推)の今後の見通しを考えていて、上記の銘柄のことが、思い浮かんだわけである。もう少し前は、こうした急騰銘柄は、下げるときも速く、売り時を逸すると、大きく下げてがっかりすることが多かったように思う。しかし、昨今は、地合いのよさもあるのだろうが、持っていれば持っているほど上げるんじゃないかと思うくらい、値もちがいい。

というわけで、ショーエイは、じっくり、大化けするのを待とうと、私は今考えている。細かいことは、また後日書くとして、同社は2014.3月期、12.3月期に比べ、売り上げが倍増する。しかも、クルー買収で、メーカーの顔を持つようにもなる。要するに、これまでのショーエイとは、大きく異なる高収益な高成長企業に変貌するのである。となれば、株価は350円とか400円とかいったけちな水準ではなく450円とか500円、あるいはさらに上といったことを、夢みてもいいのではないかということである。2016.3月期の1株利益は、会社目標が達成されれば96円になる。株価は1000円になっても不思議ではなく、とりあえず500円を夢みてもバチは当たらないだろう。1280円から6470円になったIRJという先達もいる。

【その他の銘柄】
円安で、住友ゴム、ブリヂストン、クリヤマ(推)などが出直ってきた。滝沢鉄工、岡本工作はもたついているが、早晩キャッチアップしよう。タカトリ(推)は480円の売り物に阻まれているが、これまた、早晩ここを突破、500円に乗せてくるとみる。高松機械もこんな株価に甘んじている企業では無かろう。円の対ドル相場は現在再び90円に迫っている。
巴工業が弱い動きだが、3連続安であり、そろそろ反発のタイミングだろう。
テノックス(推)、大和小田急が、反発できずにいる。しばしの辛抱。
ケンコーマヨネーズ(推)は、この円安は逆風だが、業績再上方修正含みであり、気長に持てば950円以上もありうるか。卵価は低位安定という好材料もある。第3四半期決算の発表は2.08日。

1月25日 0時43分記
ショーエイ(推)は、9月中間決算発表時に「中期業績目標」を発表している。

これを紹介する前に、前々稿で書いた四季報の2013.3月期業績予想(特に売り上げ)が、おかしいということについて、ここで具体的に立証しておこう。

同社資料によると、今期、来期のショーエイ、CS、クルーの、それぞれの売り上げ(単位=億円)は

         2013.3予    2014.3予
ショーエイ   94.00       111.50
CS       10.38       22.00
クルー     16.80       35.82
合計     121.18      169.32

注=あとで書く中期業績目標の数字と、細かいところで差異がある(理由は不明)が、わずかな差であり、大きな問題ではない。

CS、クルーの売り上げについて、2013.3月期は5ヵ月余分なのに対し、2014.3月期は12ヵ月分がフル寄与するから、2014.3月期の売り上げは、四季報予想のような5億円増のわけはないとしたわけだが、上表は、私のこの見方を、まさに裏付けるものである。

次に本題に入って「中期業績目標」について。

次表はショーエイの公表している数字をもとに、私が作成したものである。
単位は億円。ただし1株利益、同実質値は円、実質PERは倍。

         2013.3  2014.3  2015.3  2016.3
売り上げ   120.14  167.12  189.00  208.00
経常利益     2.80    5.53    8.79   10.95
純利益      1.45    2.93    4.78    6.01
1株利益    21.16   42.77   69.78   87.74
同実質値    24.53   48.44   76.99   95.91
実質PER   11.94    6.04    3.81    3.05

2013.3月期は、間もなく今期から前期になる(2013.4.01日より)。よって、今や重要なのは、むしろ2014.3月期である(というのは、私がずっと言い続けていることである)。
業績目標とはいえ、2014.3月期の数字は、目標というよりは、むしろ予想に近い、現実的な数字とみてよかろう。少なくとも、売上げが四季報の言うような125億円にとどまる可能性は100%ないと言ってよい。

2014.3月期の実質1株利益は、四季報予想では26.28円だが、会社の数字では48.44円になる。
26.28円予想で株価が232円(当道場の記事の影響のない1.17日終値)だった。PER8.83倍。
48.44円予想が妥当であり、これを同じPER8.83倍に買うと428円。

中期業績目標が、達成可能かどうかはともかく、これだけの目標が出ていることは、それなりに評価すべきだろう。単にCS、クルー2社を買収したにとどまらず、3社統合で「BPO事業からメーカーへ」と、会社が掲げるように、大きなシナジー効果が期待できるのである。

このように考えると、現在の300円にも満たない株価は、まさに過小評価以外の何物でもない。

1月23日 20時12分記

追記=分かりやすくするため、2014.3月期の四季報の数字と会社発表の数字とを、以下に示しておこう。

        売り上げ    経常利益      純利益
四季報  125億円   3.00億円    1.50億円
会社    167億円   5.53億円     2.93億円

1月23日 22時54分記