大晦日を迎え、本年の全推奨銘柄の実績表を掲載する。
十分な校正をしていないので、今後多少の訂正があるかもしれないことを、お断りしておきたい。

本年中は、ご愛読いただきありがとうございました。
地合いにも恵まれ、まずまずの成績で終われたかと思います。来年は、一層の成績アップに精進する所存、引き続きのご愛読を、お願いいたします。
皆様、良いお年を。

下表で数字は左から
推奨日、推奨時株価(推奨直後値)、その後の高値(それを付けた日)、現在値(12.28終値)

01.11 カンセキ    134円(159円)→161円(02.16)        ー     ◎
01.17 Gテイスト    39円( 41円)→ 57円(02.29)        ー     ◎
01.25 浅香工業    128円(131円)→173円(01.30)       ー     ◎
02.02 ヤマダコーポ  159円(168円)→218円(03.22)       ー     ◎
02.07 ハザマ     248円(253円)→275円(02.22)        ー     ○
02.08 サンコー    225円(226円)→285円(04.03)        ー     ◎
02.20 FJネクスト  431円(439円)→607円(03.13)        -     ◎
02.29 Gテイスト    49円( 51円)→ 57円(02.29)        ー     ○
03.07 マミヤOP   135円(135円)→202円(04.16)        ー     ◎
03.13 IDホーム  2340円(2400円)→2500円(03.14)       ー    △
03.29 エクセディ  2407円(2412円)→2417円(03.29)      ー    ×
04.04 CDS 139800円(142600円)→163400円(04.04)    ー     ○
04.16 コメ兵      527円(535円)→608円(04.20)        ー    ○
04.17 WDB 103500円(109500円)→171900円(10.16)     ー   ◎
04.24 セプテーニ 73100円(73500円)→81500円(05.02)    ー    ○
04.27 パラベッド  2435円(2449円)  →2845円(10.26)    ー     ○
05.28 ファマライズ 60000円(62000円)→63300円(05.31)   ー    △
06.15 UBIC    6440円(6500円)  →8320円(11.06)     ー    ◎
06.26 IDEC     711円(715円)→    837円(12.25)     ー    ○

07.01 前田工繊  1998円(2012円)  →2202円(12.28)   2127円  ○ 
08.27 和田興産   437円(449円)    →522円(12.27)    499円  ○
09.08 ケンコーマヨ 653円(656円)    →810円(11.06)    779円   ◎
09.23 ソフトクリ  1293円(1308円)  →1336円(12.26)   1326円  (×) 
10.02 ユニそよ風  999円(1025円)  →1118円(10.12)    827円   ○     
11.19 OKK      96円  (98円)   →117円(12.27)    114円   ◎
11.30 FPG    1055円(1055円)   →1099円(12.27)   1086円    -
12.11 オンワード   640円(639円)    →659円(12.29)   652円    -
12.18 クリヤマ    630円(637円)    →694円(12.28)   694円   ○
12.20 日信電サ   1035円(1053円)  →1100円(12.26) 1065円   △
12.20 パイオラック 2022円(2024円)  →2050円(12.25)  1990円   -
12.20 タカトリ     440円(449円)    →488円(12.27)   479円  ○
12.20 オプトエレ    384円(391円)    →441円(12.27)  429円  ○
12.20 タカショー    413円(417円)    →458円(12.26)  446円    ○

評価基準は、推奨後6ヵ月以内に、推奨時株価比
20%以上上昇で    ◎
10%以上上昇で     ○
 5%以上上昇で    △
 5%未満上昇で    ×

注1=(×)は今後△以上にランクアップする可能性があるため( )が付いている。
注2= - は、推奨後1ヵ月未満のため。
注3=1月から6月までの推奨株については、推奨後6ヵ月が経過、評価は確定、現在値は無意味なので、現在値欄を ー にしている。

12月31日 18時36分記
2012.12.30 大納会
28日の大納会も相場は強く、日経平均、TOPIXとも4連騰、日経平均は、ついに大震災当日1の2011年3月11日の終値を141円上回った。ただしTOPIXは916に対し860で、大きく下回ったままだ。

当道場銘柄は、大きく値上がりするものが目立った。
TPR、ブリヂストン、住友ゴム、パイオラックス(推)の輸出関連は、そろって上げた。
クリヤマ(推)も694△28の高値引けで年初来高値更新。前稿でも述べたが、大きく育ちそうだ。シェールオイル・ガス革命という材料は、今後も、大きく取り上げられ続けるだろうからである。
久世が710△75まであった(終値は675円)。
レーサムが25日に続き再びストップ高の54200△7050。

「葬祭業でサン・ライフ、平安レイ」(12.10付け )としたが、この2銘柄も、そろって上げた。平安レイは、ここ連日、高値更新となっているが、サン・ライフも節になっていた780円を上回ってきたので、ここから上昇加速となりそうだ。

オプトエレクトロニクス(推)は、やはり前日の決算が嫌われたようで、406▼28まであったが、引けは429▼5の高値引け。必ずしも悪い決算だったわけではなく、また減額修正でも、すぐ戻したフコクのような例もあるので、今後については読み難いが、この程度の水準なら売却も選択肢だろう。

過去の推奨株で、これまで冴えない動きをしていた銘柄も、ここに来て次々上げて来たので、次はソフトクリエイト(推)あたりかと思っていたら、なんと前田工繊(推)だった。この銘柄は7.01日の推奨なので6ヵ月期限で実質最終日となる大納会に暴騰を演じたのだった。2202△264まであって2127△189。私を含めもうお持ちの方もほとんどいないだろうから、まさに帳尻合わせと言うか消化試合での大活躍と言うかの上げだったが、ともかく、これで評価は○にアップ、驚かされた。ただこういうラッキーもあっていいだろう。

昔のことはご存知ない方のために書かせてもらうと、2011年の推奨銘柄に次のものがある。

06.21 電産リード   950円 (950円)→ 997円(12.15) (1201円)  ×(確定)

当道場開始から半年で唯一の×銘柄がこの電産リード。この銘柄は推奨後、6ヵ月経過直前から急騰、ついには1350円(2012年04月)まで上げたのであった。この悲運を天は哀れと思し召したのであろう。天も帳尻合わせをされるのであった。

12月30日 2時42分記
28日は、ついに大納会。こんな終わりは、ついこの間までは、露予想しなかったが、こういうのをうれしい誤算というのだろう。
安倍、麻生などという、もう再起不能の烙印が押されたはずの方々が、見事に復活。「再チャレンジできる社会」(安倍ちゃん、のたまう)とは、こういう社会だったのね、と、変に納得。原発まで再チャレンジしそうで、いやはや。
ばかばかしいを通り越して呆れ果てるが、我ら投資家は、黙々と、自力更生、成果を積み上げるとしましょう。

もう見捨てようかと思っているような銘柄が突如復活したり(和田興産等)、ここは一気に突っ走るかと期待すると、ずっこけたり(FPG、パイオラックス、日信電子サービス等)と、なかなか一筋縄ではいかない相場が続く。
とは言え、大きな流れとしては、ほとんどの銘柄が値上がり、みんなホクホク顔で終わるという大団円に向かっているようだ。こんなことを書いても、もう1日限りだが。

【ジューテックが急伸】
私が、長らくかかずらわっていたジューテックが、420円にあった15000株の売りを、一気にはらって430△23。私の持ち株もかなり減ってしまっているが、今日の決然たる買いからして、なお期待できそうだ。
実は、これに限らず、こうしたマイナー銘柄で上っ放れ、超然としている銘柄が、結構ある。シノブフーズがそうであり、久世も徐々にそうなりつつあるのかもしれない。久世は635△10。これで終値としては高値更新だ。
SFoods、柿安なども、候補かもしれない。
しかし、それより、私が注目しているのはクリヤマ(推)だ。677円高値を付けた(12.19日)あと、もたついて心配させたが、666△9。配当を考慮すると高値更新だ。この動きを見ていて、少し気が早いかもしれないが、どうも、この相場は大きそうだと思ったことだった。じりじり上げて、想像以上の高値をつけるのではないか、と、今考えている。

【日信電子サービス(推)はこれから】
27日は、終日軟調で、業を煮やした売りに1052▼33まで急落。やむなく、小生が買い出動(というほどのもんじゃあござんせんが)、ザラ場最終値1057円に対し、最終気配は1061円買い、1089円売りと、大きく開いている。しかし、これは今後の大きな上げのために必要な調整と考えてよかろう。
パイオラックス(推)にも、全く同じことが言える。なお調整未了だったようで、27日は再び反落となったが、大きな方向を見失わないようにしよう。

【大和小田急建設が一瞬急騰】
前稿で挙げた大和小田急建設が220△20まであったが、すぐ急落、引けは208△8。ただ、年初来高値が230円であり、早晩、これは抜くとみる。お持ちの方は持続。210円前後までなら新規買いもいいだろう。
建設、不動産では、このほかサンヨーハウジング名古屋、穴吹工務店、タカラレーベン、グランディハウスあたりの押し目を狙うといいだろう。

TPRは、乱高下しながら、着実に上昇波動を描いている。なお、大きく上値を残しているとみる。日々の振幅が大きいので、突っ込んだところを拾いたい。

東急コミュニティーも、狙って面白い。不動産の周辺銘柄として、早晩、割安・出遅れが見直されよう。これも、思わぬ突込みを見せるので、そこを拾いたい。

基本的に、とりあえず強気でいいと考えるが、「財政の崖」が気になる堅実派の方は、年末年始の休みを控え、多少は持ち高を減らしておくのもよいだろう。
私は、強気で押してみます。まあ、これが性分ですので・・・

オプトエレクトロニクス(推)の決算に関しては、コメント欄に私が書いたものをご参照ください。

12月28日 0時29分記
26日の相場は、円安の進行(2011年4月以来となる1ドル85円台に)、日銀による一段の金融緩和(1月の金融政策決定会合)への期待から、続伸、日経平均の終値は3.27日に付けた年初来高値10255円に後25円と迫る10230円だった。なおTOPIXは3.27日の872に対し848と、かなり開きがある。
前日、経営統合を発表したパワービルダー6社がそろって急伸、アイフルなど消費者金融株も大幅高した。業種別では海運、消費者金融、鉄鋼の上げが大きかった。、電気・ガス業、鉱業、食料品は値下がり。またコスモス薬品、ツルハ、クックパッドなど、内需の一角には、値下がりするものもみられた。

当道場銘柄はおおむね堅調だった。
和田興産(推)が503円まであって引けは494△40。ここ出遅れが目立つFPG(推)も1100円まであって引けは1088△44。OKK(推)も年初来高値更新となる113円まであって引けは111△5。

12月の配当権利落ち銘柄も強い動きだった。トラストパーク、住友ゴム、ブリヂストンは、配当落ち分を埋めて、なお高かった。クリヤマは6円安だったが配当14円を考慮すると実質プラスだった。

現在の相場は、誰の目にも過熱感が気になるところだ。ただ、金融は無制限に緩和、公共投資もどんどんやる、為替も円安がなお進行、と来ては、とりあえずは警戒するより、この流れに乗るにしくはない、というところだろう。

和田興産やFPG、さらには前田工繊(1919△89)などまで、ここにきて大幅高していることでも分かるように、過熱感の無い出遅れの割安株へ、物色の手が伸びている。これは、先駆した銘柄への警戒感が、そうさせているとみていいだろう。
また、業種的には、不動産、建設の値動きの良さが際立つ。
こうした観点から、私は、ここに来て、手薄だった不動産、建設株の組み入れ比率を高めている。逆にデフェンシブ、内需の、ケンコーマヨネーズ(推)、SFoods、柿安、オンワード(推)などは、持ち高を減らしたり、ゼロにしたりしている。

新たに買った銘柄を、参考までに列挙しておこう。

8928穴吹工務店、8999グランディハウス、3241ウィル、3528グローベルス、8890レーサム、1834大和小田急建設、8904サンヨーハウジング名古屋、8897タカラレーベン、3244サムティ
ややウィングを拡げて2151タケエイ、4956コニシ

といったところである。いま一つ、本命が絞りきれないので、とりあえず、幅広く網を張って、値動きを見ながら絞っていく作戦である。その辺がはっきりしてきたら、これという銘柄を紹介したいと思う。

パイオラックス(推)は、前日の急落から、ひとまず立ち直って1987△10。1085▼3だった日信電子サービス(推)とともに、この小休止で、27日以降、むしろ期待できよう。タカトリ(推)、オプトエレ(推)、タカショー(推)はそろって大幅高だった。タカトリは年初来高値接近で高値吸い寄せパワーが炸裂するか。オプトは、この一段の円安で人気沸騰も。タカショーは1.20日決算で配当・優待取りの動きが継続しよう。

フコクは25日、引け後、今期業績の減額修正を発表している。26日の下げはこのためだが、お持ちの方は、資金効率からは処分も一法だろう。

12月27日 1時17分記
2012.12.26 乱高下
25日の相場は、為替の円安もあって堅調だった。ただ値上がり銘柄数1001、値下がり銘柄数577が示すように、日経平均140円高の割には値下がりする銘柄も結構多かった。主力株ではトヨタ、三菱商事、東京海上などが安く、当道場銘柄では、住友ゴム、FPG(推)クリヤマ(推)などが安かった。一方、不動産株の値上がりが目立ち、三井不、東京建物などのほか、ショーボンドが新高値、ハザマ、ライト工、世紀東急は年初来高値に迫った。飯田産業などのパワービルダー各社が急伸したが、引け後、一建設、東栄住宅などを含む6社が経営統合で合意という発表があった。和田興産(推)も連れ高し454△19。

乱高下も目立った。前日、一時ストップ高まであったSBIライフは19万円で寄り付いた後17万円まで急落、その後20万円高値があって引けは190000△3000。ジューテックは、いきなり年初来高値更新となる417△19で寄り付いたものの引けは402△4と、だれた。「四季報から有望株を選別 」(12.14日付け)で挙げたレーサムは48300△7000のストップ高。11.27日以来の連続上げが12.21日に途絶えたシノブフーズは378△22と急反発、再び年初来高値を更新した。

もっとすさまじったのがパイオラックス(推)。小安く寄った後9時05分に2050△1まであって9時10分には1860▼189まで急落。引けは1977▼72。業績等で何か悪材料が出たわけでもなし、この急落の理由は、はっきりしない。いろいろ考えた末至った結論は、ここまで13連騰して来た反動安ということ。
シノブフーズも、変わらずの日を除くと13連騰、この間14.7%上昇し5.1%急落した。
パイオラックスの場合、同じく13連騰、この間15.2%上昇、終値で3.5%、ザラ場安値で9.2%の急落。シノブの例に倣えば、26日は2050円以上になるのだが・・・
こういう楽観的シナリオのようにはならないかもしれない(むしろ、ならないだろう)が、基本的には強気でいいだろう。ただ、最終的判断は、少なくとも明日の値動きを見てからにしたい。

このほかの推奨5銘柄は、そろってかなりの値上がりとなった。
日信電子サービス    1088△ 8
タカトリ            470△16
オプトエレクトロニクス   410△23
タカショー           436△11

12月26日 1時01分記
2012.12.25 強気継続
21日の日本株は、アメリカの「財政の崖」問題で悪材料が出た(下院で共和党の法案採決見送り)ことで、後場に入って下げ、日経平均は99円安で引けた。ただ、この下げは3連休を控えての手仕舞い売りも影響していよう。
この後のアメリカ株はNYダウで121ドル安だった。180ドル安程度まであって、かなり戻したわけで、さほどの下げではなかったと言えよう。「財政の崖」問題は、依然視界不良だが、なお妥協成立への期待は大きい。警戒しつつも、パニック的なことになる怖れはかなり小さいとみておいていいだろう。
CME日経平均先物は10095円であり、「財政の崖」でのアメリカ株安は、12日の下げで織り込み済みということだろう。

以上のような情勢分析のもと、強気継続でいいだろう。
外国人買い主導の上げが続く可能性が大と想定、この場合、ブリヂストン、住友ゴムがいいだろう。この流れで、フコク、TPRも有望だろう。こうした主力株やそれに準ずる銘柄を全くもってない方は、ある程度組み入れておいた方がいいだろう。

12.20日付けで推奨した5銘柄について。

日信電子サービスは、前稿で書いたとおり。

パイオラックス=9月中間期の経常利益は35.01億円で前の期比68.1%増益だった。2013.3月期通期の経常利益について会社は前期比11.0%増予想の57億円を変えていないが、これは無いだろう。四季報予想は62億円。QUICKコンセンサスは63億円。いずれにせよ、57億円をかなり上回ることになろう。来期についても四季報は66億円、QUICKコンセンサスは68億円と、かなりの増益を予想している。四季報予想で来期実質1株利益は318.3円、PERは6.4倍にすぎない。2251円の年初来高値更新のコースだろう。

タカトリ=2011.5.30日付けで推奨(推奨時株価866円、その後の高値1012円)したときの材料はワイヤソーだった。この材料で、同時期、旭ダイヤ、安永なども大きく上げたわけだが、その後、各社ワイヤソー(あるいはワイヤ)の不調で業績が悪化、株価も大きく下げた。ただ、実は、ここに来て大きな変化が出ているのだ。つまり、旭ダイヤ、安永等は、依然業績低迷が続いているが、独りタカトリのみ様変わりに業績が回復しているのだ。経常利益は2011.9月期の7.76億円が12.9月期は3.84億円に急減したが、13.9月期は7.44億円に回復する予想(会社発表)だ。四季報は14.3月期7.7億円予想。タカトリの2011年の高値は1012円(6月)だった。利益水準、1株利益ともに当時と遜色ないレベルに回復しているのに、株価のみ454円と高値の5割にも達しない水準なのは、どうみてもおかしい。488円の年初来高値更新から、さらに大きく上げるとみる。

オプトエレクトロニクス=推奨5銘柄で、唯一、終わり値が寄り付き値を下回った。需給関係の悪さがやや気になるが、少なくとも多少長い目でみれば、こんな理不尽な株価でいることはないだろう。輸出比率64%の会社で、1ドル75円、1ユーロ97円という想定為替レートなのだから、2013.11月期決算は驚異的大増益になるとみる。

タカショー=2012.2-10月期の経常利益は10.67億円だった。2013.1月期通期の経常利益は会社は8.6億円(8.4億円から上方修正)予想。2012.1月期の場合、11-1月期で0.36億円の赤字を出している。これを考慮しても、8.6億円という会社予想は、控え目すぎよう。上方修正必至とみる。

なお、12月決算会社は、12.25日が権利付き最終、26日が権利落ち。
オプトエレ、クリヤマが12月本決算。オプトエレは一括5円配当、クリヤマは一括14円配当。
またトラストパークが12月中間決算で中間期分820円配当。

12月25日 0時18分記

追記=24日のアメリカ株は現時点で小幅安となっている(1時00分記)。
ここでは、日信電子サービスについて書くのであるが、その前に、クリヤマ(推)に、追い風になりそうな材料があるので、それをまず書いておこう。
日経の12.23日付け朝刊1面トップに「三菱ケミカル、米ダウケミカルと」「シェールガス利用 提携」
なる記事が掲載されている。ダウがテキサス州にシェールガスを利用する巨大エチレン工場を建設、三菱ケミカルはアクリル樹脂原料の工場をダウの工場の隣に建設するという。今後、三菱ケミカルに追随する日本企業がでる可能性もあるという。
いずれにせよ、シェールガス革命は、今後一段と進むことが予想され、クリヤマのホースへの需要は大きく伸びるとみていいのではないか。

12.20日付けで5銘柄を推奨したとき、日信電子サービスについて
>材料については、四季報参照。たいていの方は納得されよう。
としたが、私の言いたかったことが、通じただろうか。ああいう書き方にしたのは、勉強熱心な方には、通じるようにとの思いからである。
四季報には「13年春からの交通系ICカード共通化実施で改札機などの更新需要高まる。」とある。ただ、同様な記述は、すでに前号からある。重要なのは、12.18日付けの朝刊各紙で、「スイカ」などのIC乗車券が、「来年3月から全国相互利用」という記事が、いっせいに報道されたことである。TV等でも報道された。
つまり、このニュースから、その本命企業=日信電子サービスに思い至ることが出来れば、同社株を18日の寄り付き値=984円(前日比9円安)で買うことも可能だったのである。しかし、これに気付いた投資家はほとんどいなかったようで、この日、同社株は安く寄り付いたわけである。私にしてからが、四季報がらみのほかの銘柄を買うのに忙しく、誰も気付いていないようだからと、18日は放置していた。惜しいことをしたものである。

ICカード共通化実施での改札機などの更新需要であるが、素人考えでは、実施される2013年3月までにあらかた終わりそうだが、事実は全く違う。2013.3月期下期から=2013.10月~需要が本格化するようなのだ(四季報前号)。四季報は、同社の予想経常利益を2013.3月期=11.5億円、2014.3月期=14.5億円としているのは、このためだろう。この場合、2014.3月期の実質1株利益は145.2円。時価の1080円=PER7.4倍の割安さがよく分かろう。とりあえず2014.3月期の名目予想1株利益125.2円の10倍=1252円、そして実質予想1株利益の10倍=1452円あたりが、目標になろう。

12月24日 0時39分記
総選挙の大勝利に酔う安倍自民党総裁は、ついに原発の新設もありうると言い出した。

世の中に論争の的になる問題の多くは、白黒をつけることが難しい、どちらの見解が妥当なのか判断が難しいものが大半だ。日本の株価が来年上がるか下がるかなどは、その典型だ。しかし、中には、非常に簡単な問題もある。
日本において原発をどうすべきかは、まさにその類の問題だ。

少なくとも日本においては、原発は、早急に無くすべきなのである。
私が、そう考える根拠を、以下、ごく簡略に書いてみたい。

原発維持派の、原発を必要と主張する際の根拠は、以下のようなものだろう。

①原発に代わるエネルギーが無い。風力、地熱、太陽光などは取るに足らない発電量しかない、あるいは天候等に影響されたりして信頼度がない。

②原発はコストが安く、これをなくすと電力料金が大幅に上がる。これは企業の国際競争力を殺ぎ、また家計を直撃する。

③CO2排出量を大幅に減らすという国際公約達成のためには、原発維持が必須である。

④その他。
これの代表的なものには、核兵器を将来持つ、あるいは簡単に持つ能力があることを示すために、原発維持が必要だというものがある。

これらについて、反論する。

①について。
この議論は、一昔前まで特によく言われたものだ。しかし、今、原発はほとんど全部ストップした状態でも、日本のエネルギー供給が何とかなっていることで、ほとんど破綻してしまった論と言っていいだろう。もちろん、なお、風力や太陽光が風頼み、お日様頼みで安定性に欠けるという問題は残るわけだが、今後遅くも10年以内には地熱(これは安定性も十分ある)も戦力化するだろうし、蓄電システムと組み合わせるとか、安定性の問題をクリアする方策はいくらでもあるはずだ。さらに言えば、東京都の取り組み(天然ガス発電所の新設等)を含め、現在、発電能力アップの取り組みは種々なされており、原発抜きで早晩、エネルギー不足は解消されるだろう。

②これも、おかしな議論だ。かつて、原発が最も低コストと言っていたのが、その計算方法のいい加減さが指摘され、少なくとも何割かアップすることは、いまや常識だ。その上、そういう修正されたコスト計算でも、核のごみの処理費用、今回の過酷事故による全損害のコストへの加算等は、全くなされていない。彷徨う汚染土、原発周辺住民の精神的被害、地価の下落等々もそうだ。特に地価の下落は、巨額になるはずで、これを無視した議論がまかり通っていることには、あきれるばかりだ。
注=現時点で直ちに全原発を廃炉にし、その費用の会計処理も早急に電力各社にさせたり、それを踏まえた電力料金の改定を認めれば、電力料金は当然大幅に上がる。しかし、これは国家予算を投入して処理すべき問題である。
2030年代末までに廃炉の場合、実質的コスト増は、ほとんどないであろう。核燃料サイクルを含め、有象無象投入されている資金が要らなくなることも大きいのである。10年以内に廃炉の場合、まだ使える原発を処分するわけだから、減価償却費用が発生するが、それでも早く廃炉するかは、国民の判断である。

③これは、日本の特殊事情(地震・津波の危険のきわめて大きい国)で原発廃止を決定したので、CO2削減には他の方法で全力をあげて取り組むとして、なお不十分なところは、お許しを乞うしかないだろう。

④は、全く次元の違う問題をはらむので、今回は論じない。
原子力産業(東芝や日立にとっては重要な事業である)の維持、発展のために、原発を維持すべしという論もあるが、これも、今回は論じない。

以上、ごく大雑把に、原発維持派の根拠を、論破したわけだが、次に、私が積極的に原発を無くすべしと考える論拠について、書いてみたい。

一つは核のごみの問題である。

専門的なことは専門家にまかせるとして、ただ、これが始末におえないくらい厄介な問題であり、看過しえない問題であることは、議論の余地が無いだろう。最終処分場が、いつまでたっても決められないなか、なお原発を稼動させ、ごみを増やしていいわけはない。地下深くに保管する方法が、現時点での最有力方法のわけだが、これについても、今、その危険が言われだしている。以下、かなり雑な議論になるのをお許し願う(今、詳しく調べている時間が無いため)。数百年、数千年ならともかく数万年数十万年という途方も無い期間で考えるとき、地下深くに保管することは、安全とは言い切れないことが、はっきりしてきているのである。巨大地震による地殻変動、地下水の浸透等による容器の腐食リスクなどがある。たしか日本学術会議だったと思うが、数ヵ月前、地下深くでの保管のリスクを指摘、根本的見直しを政府に提言している。

もう一つは、地震・津波のリスクである。

今回の大震災で分かったことは、原発を稼動させている国で、日本ほど、地震・津波リスクの高い国は無いということである。しかも、大飯原発、敦賀原発、東通原発と、次々、活断層の上に原発があるらしいことが明らかになりつつある。しかも、これで終わりではないだろう。そもそも、活断層など、すべて調べつくされているわけではないどころか、知られていない活断層の方が多いのかもしれないのである。しかも、今ある原発は、原発推進派によるお手盛り判定で活断層でないという判断がされている地層の上に建設されているのだ。
それはそれとして、いつどこで震度6強以上の強い地震が起き、大きな津波が襲ってこないものでもないのである。
海外各国が、ドイツ以外は、ほとんどの国が原発を維持しようとしているからと言って、日本も同じでいいとはならないということを、私は強調しておきたい。日本ほど、原発に不向きな国は無いのだ。狭い国土に多くの人人が寄り添って住んでいるというのに、1ヵ所に5つも6つもの原発を集積させるという愚挙を犯してしまっている。

のどもと過ぎれば暑さ忘れると言うが、どうして、こうも日本人は過去を簡単に忘れるのだろう。

12月22日 23時43分記
相場に過熱感がないでもない中、ここからは、出遅れの小型株が、リスク回避、投資妙味、どちらからみても、良さそうだ。ただ、そうした銘柄を、当道場で推奨すると、値が飛び、うまく買えないリスクが高まる。私としても、自分でも想定内の値段で買えないことになりかねない。

そこで、今回は、自信のある、小型株5銘柄を一気に公開、セットで推奨することにした。そうすれが、明日の寄り付きが比較的穏健になるだろうからである。
出来れば、5銘柄全部を買っていただきたいところだが、予算もあろうから、そういう方は、最少でも2銘柄は買っていただきたい。「4勝1敗」を掲げる鎌倉雄介なれば、2銘柄買わせて失敗ということは、よもやないはずだからである。よほどの悲運に見舞われない限り。

4713 日信電子サービス(東証2部) 1035△25(12.20日終値、以下同じ)
材料については、四季報参照。たいていの方は納得されよう。ただ、この材料は、株価に反映されていない、たぶん。

5988 パイオラックス(東証1部) 2022△22
業績は上方修正含み。カテーテル専用工場建設へ。

6338 タカトリ(大証2部) 440▼9
今期は経常利益で94%増益予想。1株利益は82円。かつての当道場銘柄が、フコク、TPR、ハザマ、ライト工等等、続々復活中。これに気付いて次なるは?と探索して浮上したのがこれ。

6664 オプトエレクトロニクス(JQ) 384▼3
読者からの銘柄。1ドル75円、1ユーロ97円という浮世離れした想定レートを、今期、設定している。しかも輸出比率64%。11月決算なので来年1月半ば前後にも決算発表となろう。そこで2013.11月期決算について大幅増益予想を発表か。

7590 タカショー(JQ) 413▼1
1月決算だが、なんと月末ではなく1月20日決算。権利つき最終取り引き日は1月15日。権利取りは待ったなし。しかも配当は15円で一括配当。利回りは3.63%。さらにさらに15円ではなく20円に増配する可能性もある。その場合、利回りは4.84%。LED照明が絶好調で、業績も文句なくPER的にも割安。

全部、最低単位(そろって100株単位)買うと43万円程度。出来れば、各銘柄等金額にしたいところ。その場合、パイオラックス100株=20万円余、に金額を合わせ、各銘柄20万円程度ずつ買って100万円となる。
ふところがさみしい、あるいはたまたま、資金が枯渇状態という方は、株価400円前後の3銘柄から2銘柄を選んで買われるといいだろう。8万円程度で買える。もちろん、金満家の方は各1万株とか買われても結構です。ただし、値をあまり飛ばさない形で。

いずれ、この5銘柄の中から、通常の形で、推奨銘柄として、取り上げることもあるかと思う。それはそれとして、変則的な形ではあるが、この5銘柄も「推奨銘柄」である(実績表に載る)ことを、くどいようですが、明言しておきます。

なかなか運用成績のあがらない方、しこっている銘柄があって処置に迷っている方は、特に、この5銘柄を買うことを、強くおすすめしておきます。

12月20日 22時34分記
19日の相場は主力株中心に買われ、ほぼ全面高となった。日経平均は10160△237(本年最大の値上がり幅)で4月03日以来となる1万円大台回復となった。大型株中心の上下だったため、TOPIXのほうが値上がり率は大きかった。JQ平均は0.12%の上昇にとどまり、マザーズ指数は0.22%の下落。

キヤノン、新日鉄住金、三菱UFJ、大成建設などは6%台の上昇率となった。自民党の言う公共投資がらみで、世紀東急、不動テトラなどは10%超の急騰。

売買高も本年最多となる40億株余となったが、こうした活況裡の大幅高には、安倍新政権への期待以外に、ギリシャ国債が6段階格上げ(ヨーロッパ債務不安の緩和)、アメリカの「財政の崖」問題が何とか妥協が成立しそう、日銀による追加緩和が実施されそう、といった好材料が、そろったことがある。

基本的に、なお強気でいいだろうが、さすがにここまで来ると、主力株には、警戒感もでて来よう。ここからは、出遅れが目立ってきた中小型の割安銘柄の方が、投資効率はいいだろう。

【クリヤマの円安メリットについて】
同社の想定為替レートは1ドル75円である(2012.3月期決算短信)。12.14日付け日経新聞に、円高修正が輸出企業に恩恵をもたらすという記事が掲載されている。そこに、以下の記述がある。

>年間の想定レートを公表している上場企業330社のうち、対ドルで75円と最も円高で設定しているのは横浜ゴム(12年7~12月期分)。

クリヤマは、この公表企業に入っていないのだろうが、いずれにせよ、クリヤマも横浜ゴムと同じく75円(2011.12月期)なのである(「決算短信」参照)。
詳しい計算方法は省くが、川重の為替感応度等を参考に、クリヤマの場合、1ドル75円想定に対し83円になった場合、連結営業利益をどれくらい押し上げるかを推計してみた。そうすると、ざっと10億円と出た。同社の連結営業利益は2013.12月期22億円予想(四季報)だから、10億円というのは、非常に大きい数字だということが分かる。
もちろん、こういう計算には、落とし穴がありがちである。例えば、一部に円建て輸出があるとか、為替予約をしている分があるとか、いうことがあるかもしれない。円安だからといって相手が値引き要求してくるといったこともないではないだろう。
とは言え、いままで1ドルの輸出で75円しか入ってこないと思っていたのに83円とか85円とか入ってきそうなのである。北米事業の売り上げ比率が42%。
年間売り上げ350億円の42%=147億円
147億円÷75×83≒182億円
つまり単純計算では、クリヤマの手取り金額は182億円-147億円=35億円も8円の円安で増加する。それを実態に即して10億円程度の増益要因になろうとしたのが、前記の結論である。そう荒唐無稽な結論でないことがお分かりいただけよう。
2013.12月期の営業利益、経常利益がともに10億円押し上げられるとすると、四季報予想の数字を基に計算した実質1株利益は、なんと184.3円(1ドル75円の場合は135.0円)に達する。時価670円はPER3.6倍に過ぎない。

12月20日 1時31分記