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クリヤマ(推)は大商いで658△28。
四季報には「13年12月期も北米樹脂ホースが油田掘削機向け需要を設備増強で取り込む。」とある。「油田掘削機」云々の記述は2012年3集(夏号)からある。そのときから多少気にはなっていたのだが、クリヤマの業績が、そう良いわけでもない(当時)こともあって、突っ込んで調べることはしないで来た。
ところが、今号で、業績(経常利益)について前号で上方修正したわけだが、それをさらに上方修正してきた。折りしもの円安も、追い風だ。

というわけで、この油田掘削機向けのホースについて、調べることにした。油田といっても、いまや、アメリカで、伝統的な油田開発が活況などということはあるまい。これは、例のシェールオイルの油田のことだろう。そう思ってクリヤマのHPや決算短信等を調べるが、どこにも、シェールオイルなどという言葉は見当たらない。
ただ「北米産業用ホース」として飲料用ホースがある。

> 数本の飲料用ホースを束ねて一体化した特殊商品です。ぺプシコーラ、コカコーラの両社でも認定されている飲料搬送用ホースの王様です。

とある。なるほど、こういうところにも、クリヤマのホースは使われているのだ。コーラを吸引してどこかに移すとかに使うのだろうが、シェールオイルでも、同様なことが行われているのだろうと推測。しかし、事実を確かめねばならない。
というわけで、会社に連絡。担当の方からメールで回答をいただいた。以下は、その要旨。

シェールオイルの掘削では、大量の水を使用するわけだが、その汲排水用ホースや掘削用ホース等を、クリヤマでは販売している。売り上げ高については、大半を代理店を通じて販売しているため把握していない。天然ガス価格の下落でかつてほどの活況ではないようだが、シェールオイルの埋蔵量は潤沢なので、次年度以降、活況を取り戻し、北米ホース製品の需要も増えていくものと期待している。

シェールオイル革命と言われるくらいで、アメリカの産油量は現在、激増中だ。激増分は、ほとんど全てシェールオイルなのは言うまでもない。あまりに急激な増加で、天然ガス価格の下落という副作用も出ているわけだが、そういう超短期のことは、そう気にしなくてよかろう。今後、一段とシェールオイルの開発が、全国規模で進むことが確実だからだ。早晩、アメリカは世界一の産油国になり、原油輸出国になるだろうとさえ言われているのは、周知の事実である。となれば、北米事業の売り上げ比率が42%もあり、そのなかでも急成長中の関連用途に使われるホースを手がけるクリヤマには、大きなビジネスチャンスである。今後かなりの長期にわたる成長が約束されたようなものだろう。

なお、現在、日本の上場企業で、シェールオイル関連企業というと、少なくとも株価に影響するくらいの企業では、クリヤマ以外は巴工業(北米油田向け遠心分離機を手がける)くらいなものだろう。中国で苦戦しているので投資妙味はさほど大きくないが、それでも、四季報には「北米向け遠心分離機が一段増。」「北米油田向け遠心分離機は今期170台(前期140台)受注狙う。」とあり、オイルシェール向けが好調なことが分かる。

業績が、今期伸び悩む巴工業と違い、クリヤマは、会社予想を上回る好業績が必至である。円安の追い風も加わって上方修正期待が一段と高まっているわけだが、加えて、北米シェールオイル関連の本命企業として、PER5倍台の時価は居所が違う。

円安で業績がどれくらい上ぶれそうかという分析は、次回に譲る。

【トラストパークの妥当理論株価】
発行済み株式数の4.48%の自社株買いを発表。これによる株式数減少で、妥当理論株価は35609円(18日終値は33900円)になる。

12月19日 1時14分記







深夜に、クリヤマの材料について書く予定なので、ここで、今日の相場について簡単に書いておこう。

18日の相場は、依然安倍新政権への期待、アメリカ株高を背景に主力株中心に上げた。トヨタが年初来高値を更新したが、大成建設、積水ハウスなども高値更新。ショーボンドなどに続き、ハザマ、不動テトラなども年初来高値が見えて来た。

ただ、中小型株、当道場銘柄も、それなりにがんばっている。
久世が急伸、一時659△42まであって、当然ながら年初来高値更新。
シノブフーズは11.27日以来続く下げなし相場を継続、18日は361△5と高値更新。
配当取りの動きから権利落ち前にどこかで吹き上げようとしたトラストパークは33900△800の高値引けで年初来高値更新。
ジューテックも一時400円大台を回復。出来高も伴っており、ここ住宅関連銘柄が人気になっていることでもあり、ここから期待していいかもしれない。
長らく低迷していたソフトクリエイト(推)も9.24日に付けた年初来高値を更新した。
和田興産(推)、オンワード(推)も、ほめられるような動きとは程遠いが、それでも、ようやく推奨時の株価を上回ってきた。
FPG(推)は、1055▼5と逆行安。安倍相場の熱気で、こうした銘柄には逆風だが、相場じゅんばんこである。あせらず行こう。
一時かなり上げていたブリヂストン、TPRも大引けは小幅安。しかし、こうした日々の動きに幻惑されてはいけない。両銘柄とも、ここはむしろ拾い場だったとみるべきだろう。

相場は、ややはしゃぎ過ぎの感がしないでもない。ここからは、むしろ、この1週間で、あまり上げていない割安株を探して投資した方がいいのではないか。

12月18日 20時17分記

追記=トラストパークが引け後の17時20分に自社株買いを発表した。読者にお知らせいただいた。深謝。これによる妥当株価等については別稿で(22時25分記)。
2012.12.18 クリヤマ
3355 クリヤマホールディングス(東証2部)
株価=630△10(12月17日終値)
出来高=12600株(12月17日)(売買単位=100株)
1月06日= 388円~633円=12月10日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

2012.12月期の予想経常利益は、会社発表20.0億円、四季報は前号が21.1億円、今号が22.2億円である。四季報予想で実質1株利益は124.0円。今期予想実質PERは5.1倍に過ぎない。
12月決算であり期末一括で14円配当。これにからむ動き(買い)が、すでに出ていることは、前稿で書いた。

注目材料は2つ。詳しくは次回以降に書くこととし、ここでは、ごく簡単に表題部分程度だけ書くとしよう。18日、出来るだけ穏やかに寄り付いてほしいからである。

1つは、円安で、業績が大きく上ぶれしそうなこと。同社の想定為替レートは1ドル75円である。全上場企業でも最も円高に設定している企業の1社なのである。同じく75円の横浜ゴムは、この材料で、すでに大きく上げている。

もう一つについては、四季報の記事を引用するにとどめよう。
>13年12月期も北米樹脂ホースが油田掘削機向け需要を設備投資で取り込む。

時価の630円は年初来高値633円にあと3円。年初来高値吸い寄せパワーが働き一気に行く可能性もあろう。100株単位なので、とりあえず100株(もちろん、もっと大口の取り引きをされている方は別である)を買い、追加分は値動きを見ながら買うといいだろう。

12月18日 0時27分記
最近の相場を見ていると、物色動向もめまぐるしく変わり、政権交代と相まって、投資家は、この流れの変化にいかに機敏に対応するかが問われている。
17日は電力各社がそろって暴騰した。何でもすぐ忘れる日本人はあの原発事故を、もう忘れたのだろうか。

当道場銘柄ではOKK(推)が、ついに110円大台にのせた。ここから、さらに上げるのかは地合いにもよるが、読み難い。私は、新四季報関連の有望株を買う資金を作るためもあって、あらかた売却した。
以前から年初来高値(2086円)更新の方向としてきたブリヂストンも、ついに高値を更新した。2096円まであって2082△19。
トラストパークは年初来高値33400円に迫る33200円まであって33100△800。

「四季報から有望株を選別」 (12.14日付け)、「私の買った銘柄」(12.15日付け)で挙げた銘柄は、ほとんどが、それなりに上げた。こうした状況も踏まえ、四季報からみた最有望株としてクリヤマを、推奨銘柄として別稿で取り上げることにした。実はクリヤマは12月決算。期末14円一括配当である。トラストパークも12月中間決算で820円配当が12月末にある。タカショーは1月20日決算で15円一括配当がある。これら銘柄は、すでに配当取りの動きが顕在化しており、待ったなしだ。というわけで、もう少し待ちたかったのだが、待っている場合ではないという結論にいたり、これから書くことにしたわけである。

12月18日 0時02分記
衆議院選挙は、自民党の圧勝となった。多少、大方の予想以上の自民党の勝ちっぷり、民主党の負けっぷりではあったろうが、それでも、これは想定内の結果であり、株式市場への影響は大きくないだろう。

今後は、安倍自民党総裁の言う無制限金融緩和といったことが、現実にどう政策として実現されるのか、あるいは実現できないのか、が問われることになろう。

12.19日、20日に日銀金融政策決定会合が行われる。追加金融緩和が実施されるという見方が多いわけだが、実施された場合でも、市場の期待に応えるものかどうかで、株価は上にも下にも行く可能性がある。

とりあえずは、物色動向が、どうなるかを見極めるところだろう。
依然、外国人投資家主導で輸出関連中心の主力株が主役なのか、出遅れの目立つ中小型株の見直しとなるのか
輸出関連が一服し内需株に目が向かうという展開はあるのか
四季報効果もあって2部や新興市場の銘柄でも投資効率のいいものが出てくるのではないか

こうしたことを念頭に、月曜からの相場をみていきたい。

12月17日 0時40分記
14日は、四季報を読んでセレクトした数十銘柄から朝方の気配(言うまでもないが8時から表示される)も考慮して10数銘柄ほどに、買い注文を入れた。前日、柿安が1107円程度だったのに、その後1120円に8000株だったかの大量買いが入り、いろいろ考えた末、これに持ち株の大半をぶつけ処分したので、私にしては珍しく資金枠もかなりあったので、多数の銘柄に、多様な値段で指し値買いを入れることが可能だったわけである。

以下、私が、現実に14日に買った銘柄(指し値が折り合わず変えなかったものは除く)を列挙し、読者諸氏の参考に供しよう。

2376サイネックス
2719キタムラ
3355クリヤマHD
3528グローベルス
5941中西製作所
5957日東精工
5988パイオラックス
6125岡本工作
7266今仙電機
7590タカショー
8928穴吹興産

注=これら銘柄でも、14日の値動きからして、どうかというものもある(例えばキタムラ)。あくまで参考として挙げたのであって、推奨しているわけではないことは、ご承知おき願いたい。

このほか、住友ゴム、ブリヂストンを買い増した。

前稿でもお知らせした日東精工は250円で寄り付き終値は高値引けの256△16。
これで東証1部値上がり率12位。

どうも、昔と違って四季報発売効果が薄れているように思う。その原因を考えてみた。
一番の理由は情報が事前に漏れることにあろう。つまり、少し前(こう、いい加減な表現にするのは、私自身、よくはわからないからである)までは、四季報発売日(今回で言えば12.14日)の立会い開始(9時00分)の少し前までは、四季報の内容は、ごく特殊な人(四季報関係者、書店関係者等)以外は、知りえなかっただろう。私など、書店の店主さんに頼んで開店前に売ってもらおうとか考えないでもなかったが、実行に移さず、わずかに、証券会社から、特定の銘柄についてファックスしてもらった程度である。しかし私の利用している証券会社の場合8時50分程度が限度だったので、たいしたことにはならなかった。
その後、四季報はネット証券の場合、発売日の立会い前から(8時からか?)見られるようになった。しかし、もっと早い方法がある。年間購読していると、前日に届けられるのだ。これがいつから始まったのか、私は承知していないが、こういう重要なことが、いつの間にかなっているのだから、ある意味恐ろしいことである。
こういうこととは別に、四季報速報というのがある。ネット証券で見られる(少なくとも私の場合)訳だが、これで東証1部などの主力銘柄の多くは10日くらい前から、五月雨式に「四季報先取り」という情報が配信される。だから、四季報を見て、これは凄い材料だと思って飛び付いたら、それは四季報先取りに既に書かれていた陳腐な材料であったというリスクがある。少なくとも東証1部の主力銘柄については、いわゆる四季報効果は、四季報発売日には、ほとんど無いとみるべきだろう。

それでも、東証1部の主力銘柄以外では、それなりに、お宝材料が埋もれている可能性がある。それを求めて、私は発売日前日から猛スピードで読むわけである。そして今も漏れはないかと会社情報(こちらは可能性が非常に低いがゼロではない)も含め、せっせと読んでいるわけである。

そうしたことを踏まえ、今後の有望銘柄については、前述の「14日に買った銘柄」を含め、今後の値動きも考慮にいれながら、適宜、紹介していく予定である。

12月15日 20時24分記
夕方届いた『会社四季報』を、今7時間ほどかけて、ほぼ読了。
70銘柄余りをセレクト、これから、どう絞り、14日にどう注文を出すかを含め、私的には、まだいろいろ作業が残っているわけだが、とりあえず、読者諸氏に、ざっと選んだ有望銘柄を、紹介しておこう。
株価は12.13日終値。

5957 日東精工(東証1部) 240▼4
今期予想経常利益は会社予想20.9億円に対し四季報25.6億円。

5985 サンコール(大証1部) 389△3
自動車関連の出遅れ。

6406 フジテック(東証1部)606△31
今期予想経常利益は会社予想77億円に対し四季報82億円。

7266 今仙電機(東証1部) 975△4
予想経常利益は今期37億円が来期60億円に激増の予想。

8890 レーサム(JQ) 35850△600
富裕層向け資産運用が想定以上。
今期予想経常利益は会社予想14億円に対し四季報16億円。

こうした四季報の記事を反映して、これら銘柄は14日、大きく値上がりして始まるものが多いだろう。ただ、四季報をまだ見ていない投資家の方が多いわけで、すんなり寄る銘柄もあろう。あるいは小高い程度で寄るものもあろう。どの程度までなら買っていいか、判断はそうやさしくない。各自、熟慮の上、対処されたい。

12月14日 1時14分記

当道場銘柄に関して注目すべき記載等があったものを簡単に記しておこう。

ケンコーマヨネーズ(推)=経常利益は今期、会社予想25億円に対し26.5億円、来期は30.5億円予想。
東急コミュニティー=経常利益予想は今期、来期とも各1億円上回る予想。
FPG(推)=来期予想経常利益は今期予想比20%の大幅増益予想。
ジューテック=来期の配当を前号7円としていたのを今号では7~9円。
トラストパーク=来期はマンションの引渡し戸数が増加するとして、来期予想経常利益を前号の7億円から7.5億円に増額している。創業80周年記念配当込みで40円予想。この場合、利回りは5.2%に達する。
鈴与シンワート=来期は経常利益で17%増益予想。データセンターは大阪に第2センターを建設中だが、ラック不足懸念で第3センターを物色中。

12月14日 1時39分記


12日の相場は、輸出関連の主力株中心に上げた。不動産、証券の上げも目立ったが、一方食品、薬品のデフェンシブセクターは下げた。子会社の三洋電機のデジカメ事業を投資会社に売却と伝えられたパナソニックが7%強の上昇。

米欧株全面高、円安となると、主力株に物色が偏り、えてして当道場銘柄は、蚊帳の外といった展開になる。うっかり、そういうよくあることを忘れていて、前稿で「12日の日本株は、少なくとも当道場銘柄は、堅調となろう。」としたのは、汗顔の至りだ。

為替が円安で推移、トヨタや富士重工などが大きく上げている以上、ポートフォリオを、もう一段、輸出関連、特に自動車関連のウェイトを高めたものにした方がいいと、考えている。

トヨタは4月に付けた年初来高値3635円をを11.26日に更新、現在も高値圏にある。富士重工の株価も同様だ。
これに対し、ブリヂストンは3月に2086円の年初来高値をつけたが、現在、なおこれを抜けず時価は2026円だ。しかし、業績はトヨタよりはるかによく、今期は史上最高益(経常利益)を大きく更新する方向だ。私が、同社の年初来高値更新を確信する理由の一つだ。
また、ブリヂストンに負けず好業績にもかかわらず、4月に付けた年初来高値1150円に対し、時価984円と、はるかに下にあるのが住友ゴムだ。
以上の分析から、主力株物色の流れに乗るという意味で、ブリヂストン、少し長い目で見れば、妙味の大きいのは出遅れている銘柄だろうという観点から住友ゴムが魅力的だ。
同じく自動車関連でもTPRは、時価が年初来高値より年初来安値に近い株価であり、今後は期待できよう。

このように考え、すでに、これまでも推奨しているのでお持ちの方も多かろうが、この3銘柄を、私はさらに買い増すことにした。特に住友ゴムの動きがいいので、12日かなり買い増しした。いまさら推奨銘柄にも出来ないが、読者にも、ここで推奨しておく。

OKK(推)が、戻り高値を更新する108円まであって引けは106△2。遅々たる歩みだったが、ようやく110円以上になりそうだ。もちろん、地合い次第では129円の年初来高値更新もありうるが、とりあえずは110円以上を期待。

オンワード(推)が下げているが、これは推奨タイミングがまずかった。反省しているが、ここで弱気になる必要はなかろう。
柿安は一時1090円まで急落したが引けは1110▼8。逆にSFoodsは788△5で、年初来高値に迫った。どちらも、持続でいいだろう。

FPG(推)は、そろそろ反発とみていたわけだが1046▼7と4日続落となった。3日で終わるかと思ったのが4日になっただけのことで、見通しを変える必要はないだろう。反騰の機が熟しつつあると考えたい。

11月初、280円前半だったときにお勧めしたシノブフーズは11.27日以来上げ続けていて12日はついに350△2。こういう流れになると、一体どこまで行くのか分からないくらい上げる。

半分は勘のようなものだが、日々の動きから、これはと思う銘柄を狙うことが、私でもある。そういうやりかたで、面白いと思ったのが
3644の1STホールディングス 589△12(12日終値)。じりじり上げ続けており、シノブフーズのような展開をたどるのではと期待するわけである。11月下旬に510円台から少し買っていったんあらかた利食ったのだが、どうも動きが強過ぎるのが気になり、12日、また買い、13日以降も上げるようなら買い増そうと考えている。

12月13日 1時06分記
11日の相場は小幅に下げた。ただ騰落銘柄数の、値上がり548、値下がり962が示すように、実態としては、値下がりするものが目立つ弱い相場だった。ファストリなどでお化粧した日経平均8円安だったわけだ。

ケア21が152200△30000のストップ高比例配分。前日引け後、本決算と今期見通しを発表したわけだが、今期の好見通しに加え、前期、今期と連続増配することが好感されたもの。同社株急騰が影響したか、ユニマットそよ風(推)、ケアサービスも上げた。
なおソフトクリエイト(推)も11日引け後、2013.3月期の下期配当を5円増配の25円にすると発表した(年間配当は40円から45円に)。

トラストパークは32200△50。高値は32450円まであった。年初来高値33400円を12月中間期配当落ち前に更新する可能性が強まってきたように思う。なお12.06日に
不動産特定共同事業法に基づく駐車場共同所有システム「トラストパートナーズ中呉服町」任意組合組成に関するお知らせというIRを発表している。

「トラストパートナーズ」第一号商品の概要
・募集総額 2,400 万円
・募集口数 24 口
・一口単価 100 万円
・予定利回り 5%

規模は小さいが、FPGの出資金販売を想起させる。「第一号商品」というからには、今後も同様な商品を売り出す予定と思われる。どの程度、業績に影響するか今のところ不明だが、楽しみだ。

FPG(推)は1053▼2だったが、これで3日続落、出来高も直近のピークだった11.29日の10分の1未満にまで減少、値幅的には12.07日の1078円で下値確認済みなので、ここから反騰に向かう可能性が大きいとみる。

オンワード(推)は636▼4と一服したが、仕込むにはよかった。貸借倍率0.2倍前後で0.05円の逆日歩が続く。もう一段高すると、逆日歩も0.1円に拡大、上昇加速となるのではないか。

現在(アジア市場のあとで始まったヨーロッパ、アメリカ、中南米の)世界主要国の株式市場は、すべて値上がりとなっている。これを受けて、12日の日本株は、少なくとも当道場銘柄は、堅調となろう。年初来高値を射程に入れている私の成績も、ようやく高値更新となるのではと期待している。読者諸氏も、多くの方がそれなりの成績になっていることと思う。

内需か輸出関連か、主力株か中小型株か、なおはっきりしないが、両睨みで、基本的にここは強気で、攻めたい。

12月12日 0時38分記

2012.12.11 オンワード
8016 オンワードホールディングス(東証1部)
株価=640△10(12月10日終値)
出来高=548000株(12月10日)(売買単位=1000株)
5月16日 552円~678円=3月29日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆
推奨度合い=☆☆

同社の業績は近年、やや意外なくらい急回復している。経常利益は2012.2月期133.29億円が2013.2月期は154億円(会社予想)、161億円(四季報予想)と、大幅増益になる見込みだ。2014.2月期は196億円と四季報は予想している。来期ベースの1株利益は44.6円、実質では74.9円。

前稿でも書いたように、日証金の貸借倍率は0.2倍前後の株不足状態で11.28日以降は、12.06日を除き連日0.05円の逆日歩がついている。
PERは来期予想で、名目14.3倍、実質8.5倍。名目はともかく実質では超割安。
PBRは0.65倍に過ぎない。
24円配当であるが2月末一括なので、3.75%の利回りは魅力的で、徐々に配当狙いの買いが期待できよう。なお、株主優待で1000株で3000円相当の自社グループ製品が来るので、これを加味した利回りは4.22%(1000株株主の場合)。

年初来高値が678円で、時価からは38円。これの更新は9割以上の確率であるとみる。

前回の推奨からあまり経過しておらず、また売買単位が1000株単位なので、やや買いにくい。推奨度合いが☆☆☆でなく☆☆なのは、このためだ。しかし、そういう事情を除けば、☆☆☆である。

諸諸の条件を考察すると、上昇率はともかくある程度上昇するのは非常に高い確率で保証されたようなものだろう。というわけで、あえて、今強く推奨するのである。
私は10日、635円指し値をして1000株購入、その後、後場になっても底堅い動きだったので637円で1000株購入。640円と買値を上回って引けた(こういう場合、その後順調に上昇することが多い)ので、11日はあと数千株買う予定だ。

10日の相場は、読み通り主力株は弱含みだったが中小型株は値上がりするものがやや多かった。
OKK(推)が相変わらず上げ悶えているが、ここからは下ではなく上と確信させる動きだった。
住友ゴムは、ここから面白そうだ。
FPG(推)は、一息入れただけのことで、弱気になる必要はない。
SMSは6連騰。年初来高値更新のめも出て来た。
和田興産(推)も、この株にしては驚きの5連騰。
私が苦労してきたジューテックが397△20。

12月11日 1時05分記