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30日の相場は、小高く寄って、一進一退の動きだったが、次第に弱含み、後場後半、日銀による金融緩和が発表されると、急落、結局日経平均は安値引け(下落率1%弱)だった。主力株は東京海上、三井不動産、日産、コマツ、新日鉄住金など、ほぼ全面安だった。ツクイ、わらべや日洋、スタートトゥデイ、大黒天物産などは上げた。

こうした中、当道場銘柄は、堅調なものも多かった。急伸したケンコーマヨネーズ(推)のほか、ソフトクリエイト(推)、リソー教育、セントケア、ケアサービス、ヒューマンHD、パラカ、和田興産(推)、ユニマットそよ風(推)などが上げた。わずかに東急コミュ二ティー、ケア21、チャームケア、鈴与などが下げた。

ケンコーマヨは大幅上方修正にもかかわらず、わずか7円高で寄り付いた。これは前日来ある750円どころの16500株?だったかの大量の売り物のせいと思われる。私は寄り付きの755円でわずかだが買った。資金枠が乏しかったとは言え、もっと思い切ってそれなりの株数を買う決断が出来なかったのが、悔しい。この16500株?の売りを出した人は、前日の上方修正を知らなかったのではないかと、私は推測する。寄り付いた後はじりじり上げ幅を拡大、結局800△53の高値引け。東証1部値上がり率9位。前回書いたようなシナリオは、やや難しくなったかもしれないが、それでも、800円という株価は、評価不足。もう少し売らずに今後の推移を見守りたい。

リソー教育が終始堅調で5950円まであって5910△20。ここからどう動くのか、判断は、やや難しい。私は、ここで持ち株の3割近くを売った。次なる銘柄用の資金作りでもある。

介護・老人ホーム関連は、相変わらず、セントケア、ヒューマンHDが強く、チャームケア、ロングライフが弱い。強い方に乗るのが上策だろう。ユニそよ風は3日ぶりに反発した。日証金の取り組みはなお改善中で、貸借倍率は、ついに1倍台に突入した。微妙なところではあるが、強気で行ってみたい。

「 新四季報から有望株をピックアップ」(9.17付け) で取り上げたネクストジェンが78900△10000でJQ値上がり率2位。チャートを見てみると勉強になろう。こういう長らく無相場の場合、どこかで吹き上げることがままある。「全銘柄保有エネルギー一定の法則」により、たまっていたエネルギーが噴出するのだろう。

鈴与シンワートが引け後決算を発表した。減額修正の怖れは小さいとみていたのだが、予想に反して減額修正となった。不明を恥じる。今期予想経常利益が4.01億円から3.45億円に減額された。それでも前期が3.11億円なので、1割強の増益ではある。それでも、ある程度の下げは覚悟せざるを得ないだろう。

東急コミュニティーが12時30分に決算発表。9月中間期は上方修正、通期は実質据え置き。株価は期待が高すぎたのか、発表後、むしろ下げた。ただ、今後プラスに作用するのではないか。

コメ兵が引け後決算を発表。9月中間期、かなりの上方修正。株価は、なお底値圏にあるので、ここは狙って面白いのではないか。

11月01日はソフトクリエイトの決算発表。

朝方発表の鉱工業生産指数が3ヵ月連続の下落となった。日本経済の先行きは視界がいよいよ不良になってきている。こういう状況では、ポートフォリオに占めるデフェンシブ銘柄の比率を、やや高めるのがいいだろう。というわけで、私は、ここ食品株を買い増している。ケンコーマヨに加え、亀田製菓、S Foods、シノブフーズあたりが、今後に期待が持てよう。

10月30日 23時44分記
ケンコーマヨネーズ(推)について、私は、これまで、繰り返し、今期業績の上方修正が濃厚ということでいろいろ書いて来た。それが、ついに現実のものとなった。

9月中間期については、経常利益は、これまでの11.8億円予想を15.31億円に上方修正した。
2013.3月期通期については21.5億円予想を25.0億円に上方修正した。ただ、

>第3四半期及び第4四半期会計期間は、連結・個別ともに売上高及び経常利益は、期初に策定いたしました業績予想とほぼ同水準で進捗するものと想定した通期業績予想としております。(決算短信)

と、会社が言うように、これは下期については21.5億円予想のときの下期分を15.31億円に加えたものである。つまり、実際は、かなり非現実的な控え目な予想ということである。

結局、2013.3月期の経常利益は26億円~28億円程度になるのではないか。

私は9.08日の推奨時、以下のように書いている。
 
>4-6月期=753に7-03月期は前年実績の1729を加えると2482。これが絶対的最低水準であろう。3400と2482の中間が2941、さらに控え目にみて2800。この程度は、十分達成可能とみても、文句は出ないだろう。(数字の単位=100万円)

さて、それでは、この上方修正で、株価はどれくらい上がるだろうか。

経常利益を会社公表どおりの25億円として、実質1株利益は105.5円。PERは7.1倍。
同じマヨネーズメーカーのキューピーは14.0倍、味の素は17.9倍。

これくらいまで買ってもいいわけだが、実際は現実的でないので、先般、上方修正したわらべや日洋と比較して考えてみよう。わらべやのPERは9.7倍。
ケンコーマヨをPER9.7倍に買うと1023円。
また、わらべやは1307円だった株価が、上方修正後5連騰で1597円まで急伸している。上昇率22.2%。さらに一息入れた後また上昇、1689円まで上げている。上昇率29.2%。
ケンコーマヨが22.2%上昇で913円。29.2%上昇で965円。
なお、上方修正率ではケンコーマヨの方がはるかに上、かつ、わらべやの上方修正した通期予想(経常利益)は四季報予想と同じだった(ケンコーマヨは四季報予想23億円を2億円上回る25億円)。

以上を総合判断して、ケンコーマヨの目標値としては
とりあえずの短期的最低ラインが913円
多少時間をかけての最低ラインが965円
多少時間をかけての妥当ラインが1023円
今期のさらなる上方修正も見込んだラインが1064円以上。

今日は楽しい夢を見ながら眠りに落ちるとしましょう。

10月29日 23時40分記
ケンコーマヨネーズ(推)が予想通り、上方修正した。
そろそろ発表してもいい頃と、15時15分、15時30分とチェックしていたら、15時30分に、発表があった。

2012.9月中間期の経常利益予想を、前回の11.80億円から15.31億円に
2013,3月期通期の経常利益予想は21.50億円から25.00億円に
それぞれ変更した。
通期については、さらなる上方修正が必至とみるが,詳しくは深夜に。

10月29日 15時40分記
相場環境は、微妙な状況が続いている。

アメリカ経済は、おおむね順調な回復基調にあるとみられるものの、企業業績に不安がある。ヨーロッパは、依然スペイン等、予断を許さないとは言え、ひところのような深刻さはなくなったとみていいだろう。中国は景気減速をほぼ織り込んだとみてよさそうだ。
そして日本だが、ここ景気減速、後退期入りかと思わせる指標が続いており、また輸出関連等の企業の減額修正が相次いでいる。ただ、さほど深刻なものではなく、かつ30日に日銀が追加緩和に踏み切ると思われ、総合的に判断すれば、さほど心配することはないだろう。

というわけで、依然もやもや状態の中での投資が続くことになろう。言葉を変えれば、どういう業種・銘柄に投資するかが、一段と重要になるということである。

これまで、繰り返し書いて来たように、輸出関連(さらに言えば大半の製造業)、素材、景気敏感株等は、基本的に買ってはならない。主力株・大型株対小型株で言えば、これも繰り返し書いて来たように、主力株・大型株よりは、小型株がいい。ただ、業種によっては、大型株でも買えるものはある。

以上のような分析にのっとって、何がいいかを考えると、以下のようなことになる。ほぼ、これまで書いてきたことだが、一応、ここで整理してみたのである。

介護・老人ホーム関連
食品株
不動産株

今、この中で特に注目しているのが、食品株である。ケンコーマヨネーズ(推)が、再び、年初来高値をうかがう位置に復帰してきており、また少し前に挙げた亀田製菓、S Foodsも順調に上げている。というわけで、ほかに見落とされている有望銘柄はないかと、現在調査中である。

10月27日 23時21分記
26日の相場は、後場の入り徐々に下げ幅を拡大、結局、日経平均、TOPIXとも1.4%弱の大幅安となった。主力株は全面安となった。中小型株は比較的、小幅な下げにとどまった。
クスリのアオキは好取組を支えに高値更新、パラマウントベッドも連日の高値更新、100円ショップのセリア、セルフ式うどんのトリドールなどが高いのは節約志向の高まりを反映しているのかもしれない。
2部、JQは小高かった。

ここ輸出関連の大手企業の減額修正が相次いでおり、ある程度は織り込んできたとは言え、やはり、積極的に買っていくのは躊躇されるところだ。内需の小型の好業績銘柄に絞っていく戦略を堅持するところだろう。

介護・老人ホーム関連は、ここに来て、二極分化の傾向がみられなくもない。
ユニマットそよ風(推)は別として、今日も高値更新したセントケア、ヒューマンHD、ケア21などは強い動きだが、ロングライフHDは急落、チャームケアコーポも冴えない動きが続く。ただ、これは一時的な現象の可能性もある。今後の動きをよく見て判断したい。

前に少し言及したアスカネットが、じりじり上げ26日は720△13、ネクストジェンも72900△8500まであった。動きがよくなると、はずみでとんでもない値段に跳ね上がるケースがまま見られるのが、今の相場の特徴である。

和田興産(推)は小反落。不動産株は、上方修正したグランディハウスが急伸、サンヨーハウジング名古屋も上げた。一方、ここ急伸していたシノケン、フージャースやタカラレーベン、ゴールドクレストは下げた。

鈴与シンワートは141円変わらず。出来高1000株。10.30日(火)が9月中間期決算発表日。ここで、どういう数字が出るか。4-6月期の数字からみて予定線の達成は、ほぼ大丈夫だろう。これを上回る可能性(通期業績の上方修正も含め)も、ある程度はあろう。

10月26日 22時59分記
25日の相場は、前場は小高く推移、後場に入って日銀が30日の金融政策決定会合で追加緩和に動く模様と伝えられ、上げ幅を拡大、日経平均は1ヵ月ぶりに9000円大台を回復した。
値上がり銘柄数は1200を超え、ほぼ全面高、中でも鉄鋼が業種別上昇率で1位。日特建設、佐田建設など建設株の上昇も目立った。

当道場銘柄は和田興産(推)が450△11。売り物もこなせるようになって来ており、依然、小型の不動産株が次々乱舞する中では大きく出遅れており、じっくり取り組みたい。
パラマウントベッドがついに2800円をつけた。こうなると東急コミュニテイーの出遅れが気になる。2869△42で引けたが2950円高値更新の方向だろう。
ケンコーマヨネーズ(推)も反発、リソー教育も5890△70と高値引け。

介護関連はまちまちだった。ユニマットそよ風(推)、チャームケア、セントケアは上げたが、ケア21、ケアサービス、ロングライフは下落。

翻訳センターが連日の高値更新、WDBも強い。パラベッド、UBIC等も含め、こうしたかつて取り上げた銘柄が、次々いい動きをしていることから、では、次に狙えるものはと考えて、ピックアップしたのが、
3271 THEグローバリスト(JQ) 409△18
2780 コメ兵(東証2部)      493△ 7
私は、25日、少し買ってみた。

鈴与シンワートは142円まであって141△1。出来高13000株。10月11日の56000株はクロスによるものなので除くと、8.15日(37000株)以来の大商い。この8.15日というのは、155円の年初来高値を付けた日である。
ちなみに8.15日の4本値は次のとおり。
始値124円
高値155円
安値114円
終値117円(前日比7円安)
いやはや、恐ろしい値動きですな。
鈴与については、前稿に詳しいので、まだお読みでない方は、そちらをお読みください。

10月26日 0時43分記
鈴与シンワートを、当欄で取り上げてから、同社株はじりじり上げ、それまでは、ほとんど買いが入っていなかったのが、ここに来て、1円刻みで、漏れなくびっしりと買いが入るようになった。一方売り物は、この2日間ほどの買いで、かなりの上値はともかく、ほとんど無くなりつつあった。
それが今日の後場あたりから、ようやく143円から150円まででも、それなりに出て来た。

こういう状況に鑑み、このタイミングで、鈴与の評価、材料、魅力といったことについて、書いておくこととしよう。

同社は1963年に東証2部に上場したが、社名が頻繁に変わっているので、簡単に整理しておこう。

1963=新和運輸株式会社として上場
1975=スリー・エス・シンワ株式会社に社名変更
1989=株式会社シンワートに社名変更
1994=鈴与シンワート株式会社に社名変更(前年に鈴与グループ入り)

2005年にはNTTデータに第三者割当て増資を行い、同社が現在第4位株主になっている。これより前、1988年にはソフトウェア開発会社を買収、物流に加え、情報サービスも主力事業になっていく。

このような、変遷の中で、鈴与は、事業基盤を強固にし、収益力を高めていったわけである。数年前までは低収益企業だったが、2007年3月期に2.5円復配を果たし、近年の収益力の向上は目を見張るものがある。

営業利益(単位=100万円)の推移は
2010.3  =320
2011.3  =334
2012.3 =360
2013.3予=423(会社見通し)
2014.3予=600(四季報予想)

実質1株利益は、今期予想で16.9円、来期予想で24.5円にもなる。PERは来期ベースで5.8倍にすぎない。

【データセンターで躍進】
すでに述べたように、同社はNTTデータが第4位の大株主であり、主要顧客のわけだが、そういうこともあって、近年力を入れ、利益の稼ぎ頭になっているのがデータセンターだ。東京第1データセンターを有するが、さらに第2、第3と増やしていくというニュースを待っている私の期待を長らく裏切り続けてくれたのだが、ここに来てついに、動きが出て来た。今下期に第1データセンターを2割ほど増床する。さらに第2センターの建設に向けて検討を開始したと伝えられるのである。
昨年の大震災以降、企業はデータの保存にこれまで以上に気を使わざるを得なくなっている。バックデータの保存、信頼できる業者の選定(激安業者がデータを消失という事件があったと記憶する)等もあり、データセンターの需要は大きく増加しているわけである。

株式市場でデータセンターと言えば3811ビットアイル(JQ)である。少なくとも、私の場合はそうである。
ビットアイルは
株価758円(10.25日終値)
1株利益54.6円(来期予想。実質値)
PER13.9倍(同)

成長力、財務内容、配当等の差はあるにせよ、両者の差は酷すぎないか。詳しくは読者自身で両者のデータを四季報等で比較されたい。

このほか買収を重ねて来たソフトウェア開発では、今期中にもさらなる買収が検討されている模様だが、ここではこれ以上書かない。

これまでも、繰り返し書いて来たように、こういう小型株は、いかに下値でうまく種玉を仕込むかが重要だ。その上でなら、ある程度上値を買ってもいいわけであるである。明日株価がどう動くか分からないが、高いところを買えば、それなりのリスクがあること、急騰した場合、どこで売るか(出口戦略)が重要であることを十分念頭において、対処されたい。

10月25日 22時14分記
24日の相場は、前日のアメリカ株急落を受けて輸出関連中心に主力株が軒並み安となり、日経平均は60円安と、8日ぶりに反落した。ローソン、アインファーマ、クスリのアオキ、太平洋興発などのほか、前日、今期決算の減額修正を発表した日本電産、業績好調の日本光電工は上げた。総じて、小型の好業績内需株は堅調なものが多かった。

当道場銘柄では、これまで臥薪嘗胆を強いられてきた銘柄で大き上げるものが、ここ続出している。
その代表のUBIC(推)は結局、下げて終わったが高値は6970円まであった。これは、もちろん推奨後の高値である。パラマウントベッドも2759円まであって2741△45と、連日の高値更新。

和田興産(推)は440円まであって439△9。出来高は久々の大商いとなる30600株。日証金の融資残高も急減しており、いよいよ出遅れ返上相場が始まるのかもしれない。440円に5000株の売り物が再び出て来るなど、なお需給面には不安を残すが、それでも、基本的には上昇相場に入ったとみてだろう。

ジューテック、パラカも上げた。

介護・老人ホーム関連は、セントケアが連日の年初来高値更新となり、太平洋興発も3連騰となったが、ユニマットそよ風(推)を始め、下げるものが多かった。目先の動きに惑わされず強気堅持。

ケンコーマヨネーズ(推)は、超薄商いで3日続落となった。ただ、その前に4連騰しており、この反動が出ているだけだろう。11.09日(あわよくばその前)に好決算が発表されることを期待して、待とう。

鈴与シンワートは140△1。高値は141円まであり、141円に1000株の買いが入っている。売り物は
142円  1000株
144円 10000株
149円  2000株
179円 10000株
188円  1000株
着々、想定どおり、作戦通りの展開で進んでいる感じだ。あせらず、140円以下は着実に拾い、仕込み値段が安い人は、ある程度は上も買って、年初来高値(155円)更新を待とう。144円の1万株が無くなれば(もちろん、そうなれば、新たな売りもある程度出てくることは想定しておこう)、真空地帯突入で一気に急伸ということもありえよう。

10月25日 0時36分記
UBIC(推)が、ここ人、株が変わったようにするすると上昇、7000円台をうかがう勢いだ。とりあえずは期待薄とした見方を反省せざるを得ない。とは言え、正直なところ、株式投資の世界では、こういったことはいくらでもあることである。

UBICだけではなく、JQ、マザーズ等の小型株で、ここに来て動きが一変しているものが散見される。

昨日はパラカが一気に100000円に乗せて驚かされたが、今日は翻訳センターが一時ストップ高の258000△50000。またアクトコールも2050△216と急伸した。

またジューテックも安寄り後、切り返し、この株にしてはかなりの株数の買いがびっしり這わされているのは、要注目だ。もしかしたら、大きく上げる前兆かもしれない。

そして、こうした銘柄以上に注目すべきは和田興産(推)だ。10時半過ぎ、430円に7100株の売り物が出され、これが一気に買われたと思ったら、その後も430円に数千株の売り物が2度3度と出されたが、これらも全て買われた。そして、その後は431円、432円に買い物が入って前場終了。前場の出来高は、なんと18900株にのぼった。この大商いで、ようやく和田興産の唯一の弱点とも言うべき需給関係が改善されて、上っ放れる可能性が出て来たということだろう。

鈴与シンワートも、前日の引け段階であった139円10000株の売り物が、今日の寄り前段階ではなく、140円で寄り付き141円まであって140円で前場終了。前場引け段階で逆に140円には買いが入っている状態と、まさに様変わりの板になっている。

NYダウ変調で、逆にこうした小型の動けば大きそうな銘柄に注目が集まるということか。

10月24日 11時59分記
23日の相場は、主力株中心に値下がりするものが多かったが、ファナック、ファストリ、セブン&アイHDなどの日経平均寄与率の高い銘柄の上昇で、日経平均だけは小幅高となり、これで7連騰。ただ、TOPIXは前日に続き続落、単純平均も下落、騰落銘柄数は、値上がり474、値下がり1031と圧倒的に値下がり銘柄の方が多く、総合的にみれば軟調だったことが分かろう。2部、JQ、マザーズは、そろって小幅高だった。

介護・老人ホーム関連は、前日、上方修正を発表したツクイが値下がりとなったほか、ユニマットそよ風(推)、チャームケア、メッセージなどは値下がりしたが、前稿で上方修正が有望としたケアサービスが139000△5000と急伸したほか、ケア21、セント・ケア、太平洋興発も値上がりした。名前を挙げ忘れていたが学研も227△9と急伸した。

リソー教育は前日の上げを帳消しにする下落となり、ケンコーマヨネーズ(推)も下落した。
パラマウントベッド(推)は新値追い、パラカは高値100000円まであった(新高値)。

鈴与は139円に前日を大きく上回る21000株の売り物が出たが、うち11000株は買われ、大引け段階では139円の売り物は1万株。これに対し138円に8000株という、この銘柄にしてはかつてない大量の買い物が入ってきた。板を見ると、売り物は、ほかに140円2000株、144円1万株、177円1000株、179円1万株、そして188円1000株。一時は189円(ストップ高)にも1000株出ていたのだが、大引け段階ではなし。
いずれにせよ、こうした板を見ていると、139円、144円の1万株が処理できれば、ストップ高の189円はともかく、天井は高いという思いを強くする。

23日の欧米各国株が、急落となっている。すなわち、ヨーロッパ各国株は軒並み2%前後の大幅安で引けている。アメリカ株も、現在、250ドル近い下げ(下落率約1.85%)となっている。またぞろ欧州債務不安再燃(ムーディーズ・インベスター・サービスが前日、スペインの5自治州の格付けを引き下げ)、アメリカで企業決算が不振といったことが、背景にある。

10月24日 1時12分記