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最近の相場は、化学、鉄鋼、海運などは下げ続け、電機、機械、精密などの輸出関連もダメ、業種横断的に中国関連の下げもきついという状況が継続している。比較的がんばっていた自動車も中国リスクの顕在化で下げ足を速めめている。

その一方、食品、ドラッグ、介護・医療、100円ショップなどは上げ、コンビニ、ディスカウント・ストア、不動産なども比較的堅調だ。乱暴なまとめ方になるが、内需の個人消費関係の好業績企業は、総じて堅調な展開を続ける。
具体的には、味の素、コスモス薬品、ツクイ、沢井製薬、キャンドゥ、ローソン、大黒天物産、住友不動産などである。
当道場銘柄のケンコーマヨネーズ、東急コミュニティー、リソー教育、パラマウントベッド、イーピーミントなども、この範疇に入る。なお人気サイトを運用し、高成長を続けるネット企業には、着実に値上がりする銘柄が結構みられる。代表は「MR君」を運用するエムスリーだが、ソフトクリエイトやクロス・マーケティングもここに入れられよう。

以上をまとめると、要するに、現在の相場は、投資環境としては、そう悪くはない、というより、むしろまずまずなのである。銘柄選択を誤らなければ、まずまずの投資成果をあげられるのである。しかも、銘柄選択においては、最初に挙げたような業種の銘柄は除外できるから、選択の幅は大きく狭められるので、比較的容易なのである。

ごく最近の動きとしては、建設の一角などの復興関連に動意が見られるということある。これをどうみるか。持続性はあるのかは、今後注視していく必要がある。

また、これまでもたびたび書いてきたことだが、相場エネルギーが著しく乏しいので、需給関係に、注意を払う必要が、通常に比べはるかにある。具体的には信用の取り組みは、常に注視していくようにしたい。

週末のアメリカ株はNYダウ、NQとも小幅に下げている。ただCME日経平均先物は10円ほどの下落にとどまっている。中国経済への懸念、尖閣を巡る中国リスク、ヨーロッパ債務問題は、尾を引くが、アメリカでは住宅市況に持ち直しの動きが見られるとも伝えられる。
総じて、銘柄選択を誤らねば、何とかなる相場とみてよさそうだ。

気を配らなければならないのは、むしろ10月という特殊月の問題だ。近年は10月は、意外に平穏に通過している。しかしブラックマンデーを持ち出すまでもなく、かつては10月は何度も暴落が襲っている。だからといって、巣ごもりともいかない(私の場合だが)が、まあ、それなりの覚悟を持って臨むようにしたい。心配性の方は、多少は運用額を減らし気味にする選択もあっていいだろう。

長くなったので、個別銘柄については稿を改めて。

9月30日 21時24分記

パラカを前稿で挙げたら、28日はかなりの上げとなった。どうみても割安なのだが、この上げに気を良くして、他の駐車場運営会社と、PER等を比較してみた。

株式投資というのは、こうしたことを地道に、半歩先に調査・研究するのが重要なのだが、他に仕事のある人は時間的に厳しい、時間のある人でも発想が無ければダメ、時間も発想もある人でもまじめさに欠ける人はダメというわけで、なかなか難しいのである。

貸し駐車場というと、まず思い浮かべるのはパーク24(業界1位)、そして最近良く目にするのが三井のリパーク(三井不動産販売の子会社、業界2位)、またコインパークなどもあるが、以下は上場企業を網羅したもの(その積もりだが、やや怪しい)である。
注=イチネンHLも貸し駐車場を手がけているが、売り上げ比で7%程度に過ぎないので除いてある。

社名           市場      来期予想売上  株価(9.28) 実質PER
パーク24       東証1部     1550億円     1278円    15.3倍 
日本駐車場開発   東証1部     117億円     4085円    11.3倍 
トラストパーク     マザーズ      110億円    30850円      3.7倍
パラカ          マザーズ     88億円    94200円     4.8倍
駐車場総合研究所  マザーズ     60億円      167円    10.0倍

トラストパーク、そしてパラカのPERだけが異常に低い。
トラストパークの場合、不動産の売上比率が34%ある。中小不動産株のPERは概して低いので、これが影響していると思われれる。また自己資本比率が10.1%と、これまた異様に低い。他の4社は33.2%~40.6%の狭い範囲に収まる。トラストパークは、これだけ低PERでも、実は9.28日に年初来安値を更新している。大穴狙いならいざ知らず、これでは、やはり、なにか問題があるとみて敬遠するところだろう。

というわけで、PER4.8倍のパラカが、やはり狙い目ということになる。
問題点を探してみると、有利子負債の多さが見つかる。100億円。これは来期予想売上を上回る。ただ、これでも減少傾向にあり、かつ利益剰余金が34億円弱と増加傾向で差し引きでは67億円弱になる。現在のような低金利時代では、そう気にしなくていいだろう。

なおパラカの決算期は9月。対してトラストパークは6月。両社の決算期には9ヵ月もずれがあるのだ。来期というのは、パラカ=2013.9月期、トラストパーク=2014.6月期であり、大雑把に言えば、パラカは1期古い数字ということになる。これで低PERのライバルだったトラストパークと比べても、パラカにもう一つ有利な材料がで出たわけだ。

パラカは9.28日、年初来高値を更新したが、明後日、10.01日からは、同社の来期は2014.9月期になる。2014.9月期業績も続伸が予想され、実質PERは3.9倍前後もありえよう。というわけで、パラカの今後の株価に期待しよう。

9月29日 21時33分記
27日の相場は、アメリカでNYダウが、ギリシャのデモ活発化などから4日続落となったが、小高く終わった。為替が対ドル、対ユーロとも、やや円安になったこともあって、輸出関連の主力株には高いものが多かった。

当道場銘柄では、パラマウントベッド(推)が2597△67と急伸、また以前取り上げたのだが冴えなかったマンダムも2108△58と大幅高となった。ようやく、出遅れが認知されたということだろう。

ケンコーマヨネーズ(推)は732△7と、引け値としては新高値。株不足が続いているが逆日歩が継続的に付くようになることが望まれる。

リソー教育は6150△30で、9.13日に付けた引け値の最高値に面合わせ。ここを抜けると、新たなステージ入りとなる。

ソフトクリエイト(推)は安寄り後切り返し1271△3。日証金の貸借倍率は0.13倍と再び株不足になってきた。逆日歩が付くと思われる。ここは強気でいい。この水準なら、新規買いも可。

パイプドビッツは850円まであって780△19。今後は?
IRJは4800円まであって4770△270。5050円高値更新もありえそうな雰囲気になってきた。

イーピーミントは下げたが、ここはスピード調整で、当然の一服。弱気になる必要はなかろう。

こういう乱高下の激しい相場であり、また、パイプドビッツを持ち出すまでもなく、化ける銘柄も結構出る相場だ。という訳で、私は、今、化ける素質を持っていそうな銘柄に幅広く種を播くことにしている。

27日は3629クロス・マーケティング(終値911△10)、3798ULSグループ(40150△650)、4809パラカ(90000△3700)を、ほんの少しずつ買った。今後、順調に上げるようなら追加で買い増して行くのである。

9月28日 0時28分記
26日の相場は、日経平均は185円安、TOPIXも15ポイント安と、そろって2%の急落となった。ただ、配当落ち分が74円程度あることを別にしても、実体は、意外に強い相場だった。つまり値下がり銘柄数1103に対し、値上がり銘柄数も434と結構多かった。主力株、特に輸出関連が軒並み安となった一方、内需の好業績、好取組株には、大きく上げる銘柄も多かったのである。単純平均は213.88▼2.08と下落率は1%にも達しなかった。配当落ち分も考慮すれば、小安い程度だったのである。規模別株価指数を見ても、小型の下落率は0.8%に過ぎない。
三井化学、ソニー、キヤノン、郵船、三菱商事などが大きく下げた。一方、コスモス薬品、クスリのアオキ、東和薬品、JPホールディングスなどが年初来高値を更新、当道場銘柄でも東急コミュニティー、パラマウントベッド(推)は、配当落ち分を埋めて連日の高値更新となった。

リソー教育も逆行高、ケンコーマヨネーズ(推)、イーピーミントも配当分の10円、55円を考慮すれば小幅高だった。
パイプドビッツ(Pビッツ)は761△100のストップ高買い気配で終わった。年初来高値も一気に再び更新。こうなると6月に付けた870円高値を更新する可能性が高まったとみるところか。ちなみに27日は制限値幅が拡大され150円なので911円までありうる。
IRJも4580円まであって4500△490と急伸した。これまた9.18日に付けた5050円高値を更新する可能性が出て来た。

UBIC(推)も6120△500と急伸、高値は6300円まであった。目先は大きくは戻れないだろうという見方をこれまで書いて来たわけだが、安易に予想を書いたことを恥じる。まあ、どこか資金力のあるところが、腕力で動かしているのだろう。ともかく、訳も無く(外部の者にとってはだが)乱高下するので、やり難い。突っ込んだら買い、吹いたら売りで行くか、じっくり長期戦覚悟で持続かというところ。

パラベッドも癖が悪いが、結局は上っ放れた。揉みに揉んできたので、なお大きく上げる可能性もあろう。

ソフトクリエイト(推)は配当落ち分以上下げた。どうもクオカード銘柄は配当権利落ちに弱いように思う。権利を確定した100株株主の怒涛の売りが出るのかもしれない。しかし、早晩、9月中間決算の上方修正に進むだろうから、心配無用だろう。配当も20円予想を22円に増配という発表がある可能性がある。なお、日証金の貸借倍率が25日、0.02倍まで低下したことを書いたが、26日は1.09倍に悪化してしまった。期末の特殊現象だったようだ。ただ25日の逆日歩は前の日の0.05円から1.65円になった。

和田興産(推)は434▼4のザラ場引け。その後437円に300株の買いが入っている。底堅い動きと言っていいかもしれない。

またぞろ、スペインでは25 日に緊縮財政に反対するデモが激化するなど、ヨーロッパでは、不透明な状況が続いている。このため、ユーロは再び1ユーロ100円割れとなっている。尖閣・中国経済減速ともども、要警戒だ。少なくとも、輸出関連は手出し無用、その他銘柄も安易な新規買いは厳禁だ。

9月27日 0時20分記
25日の相場は、業種別では海運、鉄鋼などが下げ、またコマツ、ファナックなどの中国関連や日航が下げたが、全体では値上がり銘柄が1100を超え、日経平均、TOPIXとも小幅高となった。
コスモス薬品、アインファーマシーズが年初来高値を更新、クスリのアオキ、ウェザーニューズ、大黒天物産等も大幅高。また大光銀行など地銀株も全面高。

当道場銘柄も東急コミュニティー、パラマウントベッド(推)が年初来高値を更新した。
和田興産(推)は438△10。上方修正の割りに伸び悩んだという印象だが、需給関係で動いてる今の相場では、こういうことになるのだろう。前記のコスモス薬品、アイン、クスリのアオキ等は、ほとんどが逆日歩が付いている銘柄なのである。和田興産の場合、今期はもちろん、来期も大阪進出で大いに期待できる。じっくり取り組みたい。

ソフトクリエイト(推)は15円安の1290円まで下げる場面もあったが、結局25日も下げず1305円変わらずの引け。推奨時、私は次のように書いている。

>9.19日以来、日証金の取り組みは株不足(売り残>買い残)である。逆日歩は付いていないが、今後株価がさらに上昇すれば、空売りが増え、逆日歩が付く可能性が高い。

こう予想したとおり、9.24日には0.05円の逆日歩が付いた。買い残1800株、売り残6000株。
そして25日だが、買い残700株、売り残36000株と、売り残が激増、貸借倍率は0.02倍に急低下している。最高料率は6円なので、今後の逆日歩がいくらになるか興味津々見て行きたい。

ケンコーマヨネーズ(推)、リソー教育は反発、そろって高値引け。今後に期待を持たせる値動きだった。
IRJ、パイプドビッツは続落。今後は?明日は明日の風が吹く。

9月25日 23時21分記
24日の相場は、為替がやや円高気味なこともあって、輸出関連の主力株が下げ、また尖閣がらみで中国関連が下げ、日経平均、TOPIXとも小幅安となった。ただ電気・ガス業、食料品、医薬品などデフェンシブ銘柄や不動産などは高いものが多く、騰落銘柄数も値上がりの方が多かった。

当道場銘柄は、先週末上げたリソー教育、ケンコーマヨネーズ(推)は、反落した。パイプドビッツ、IRJも反落。東急コミュニティー、ジューテック、前田工繊(推)は上げた。1部市場の不動産株高に歩をあわせて和田興産(推)、タカラレーベン、サンヨーハウジング名古屋も上げた。

ソフトクリエイト(推)は1305△12、これで6連騰。9.19日から株不足になっているわけだが、24日の日証金の貸借倍率は0.30倍(21日は0.86倍)に急低下した。逆日歩が付くか注視するところ。
なおパラマウントベッド(推)も2498△38と大きく上げたが、こちらも6.13日以来となる株不足。クセの悪い株で、世話を焼かせたが、いよいよ5.10日に付けた2510円高値奪回となるかもしれない。残念ながら、私はすでに持っていないことは、以前に書いた。

和田興産が16時ちょうどに、8月中間期業績の上方修正を発表した。経常利益はこれまでの4.0億円の赤字から1.2億円の赤字に2.8億円上方修正された。マンションの引渡し戸数が4戸増えたこともあるが、「販売促進にかかる経費の削減効果」(同社の発表より)も大きいと思われる。つまり、私が前に何度か書いたように、売れ行き好調で契約が非常に順調に進んでいるから、完成在庫をかかええて宣伝費や人件費がかさむとか値引きを余儀なくされて利幅が減少するとかいうことがほとんどないというわけである。
和田興産は超割安ではあるが、弱点は、今期業績に不安があったことである。四季報の記述は前号以上に、その懸念をあおるかのようなものだった。私は、契約進捗率等から、業績は上方修正の可能性こそあれ、下方修正や前期比減益になる懸念なしという見方から推奨、強気を書いて来たわけだが、これで、唯一の弱点も消えた。ここから、出遅れを修正する動きを期待しよう。

世界的に景気減速懸念が強まっているが、特に日本は、対中国で尖閣諸島を巡る問題が景気の足を引っ張る懸念があり、要注意だ。

9月25日 1時00分記
3371 ソフトクリエイト(東証1部) 
株価=1293△14(9月21日終値)
出来高=9900株(9月21日) (売買単位=100株)
6月05日=1030円~1294円=9月21日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆
推奨度合い=☆☆☆ 

もともとはパソコン販売からスタート、現在はeコマースサイト構築エンジン「ecbeing」の販売・カスタマイズ、保守を主力事業に、システムインテグレーション、パソコン販売を手がける。パソコン販売といっても、eコマース構築と連動して企業に販売するもののようで、両方に強い同社ゆえのメリットが、成長の源泉かもしれない。

8.01日に4-6月期決算を発表している。(単位=100万円)

          売上高   営業利益   経常利益   純利益
2011.4-6  1990     124     128       64
2012.4-6  2343     234     241      142  

9月中間期の経常利益は前年同期の495に対し590の予想。また2013.3月期通期の経常利益は前年同期の1113に対し1180予想(会社)、四季報は今号でやや増額して1270予想。
いずれにせよ、第1四半期の経常利益は前年同期比2倍近い数字になったにも関わらず、会社は通期予想を変更せず、四季報もわずかな増額にとどめているわけだ。
実際の数字がどうなるか、確たることは分からないが、会社予想を上回ることは、ほぼ確かだろう。そして四季報予想をも、程度はともかく上回るとみるのが普通だろう。

来期については、四季報は1350予想、QUICKコンセンサスは1410である。
今期、四季報予想を上回るとすると、来期も四季報予想の1350を上回るとみて、一応1410としよう。この場合、実質1株利益は199.5円。実質PERは6.5倍となる。

株価は、ここ連日のように上げているとは言え、年初来安値1030円からの上昇率は25.5%にとどまる。また第1四半期決算発表直前の8.01日終値1145円からの上昇率は12.9%に過ぎない。こうしてみると、現在の株価は、好業績をほとんど織り込んでいない株価と言えよう。いわんや今後の上方修正(があるとして)は、全く想定していない株価と言えよう。
9.19日以来、日証金の取り組みは株不足(売り残>買い残)である。逆日歩は付いていないが、今後株価がさらに上昇すれば、空売りが増え、逆日歩が付く可能性が高い。
なお9月中間期20円~22円配当予想、100株株主に対し1000円クオカード。9.25日が9月権利付き最終、26日が権利落ちである。

なお、こういう高利回り銘柄の場合、権利落ち後配当分以上に大きく下げるケースもあるので、こうしたリスク回避のためには、24日に2単位以上買い、上がったら25日に半分(あるいは1単位だけ)残して売るという戦法もある。
注=100株(12.93万円)買うと、クオカード分込みで3000円~3200円が受け取れる。利回りは2.32%~2.47%(年率では5.02%=今期5円増配の45円配当として)。

9月23日 22時15分記
先日「夕刊フジ」(9月21日付け)を見ていたら

石破は「株長者」軍資金集めニガ手

という見出しが踊り、自民党党首選候補者の全資産なる表が掲載されていた。別に目新しいものではなく、公開されているものの流用に近いものである。最近は、フジも厳しいらしく、こういうローコストで作れる、こうした表、統計が1面をよく飾るのである。

そういうことは、どうでもいいのだが、この表を眺めていて、各候補の所有株式、中でも石破候補のそれに驚き、また見出しの「株長者」に笑ってしまった。

同氏の持ち株は
新日鉄(2万1140株)、JFE(600株)、住金(9224株)、三菱重(1万625株)、川重(5000株)、東急(4903株)、東電(4813株)、関電(2150株)の8銘柄である。
確かに、自民党総裁候補でなく、一般人なら「株長者」と言ってもさほどの違和感はないかもしれない、1、2年前までなら。しかしあの原発事故で、事態は様変わりしているのである。

あほくさと思いつつ、他人の不幸は蜜の味などというよからぬ気持ちからではなく、株式投資研究家としての興味から、石破さんの惨状について調べてみた。

現時点(9.21終値)での同氏の保有株式の資産価値は約1355万円である。取得価格は、もちろん分からないが、一昔前だったら、どれくらいだっただろうと思い計算してみることにした。安易なやりかたで恐縮だが、たまたま、以前用があって階下の書庫から持ち出してきておいていた四季報1997年夏季号があったので、これを使ってやってみた。1996年の高値と安値の中間値(アバウトに小生が算出)を採用。
注=JFEは日本鋼管と川鉄の株価の平均で算出

読者諸氏は、1996年時点で石破先生の保有株式の資産価値は一体いくらだったと思われるだろうか?
①2000万円
②2500万円
③3000万円
④3500万円
⑤4000万円
⑥4500万円
⑦5000万円
正解というか最も近いのは⑥である。約4645万円だったのである。
なんといっても東電の2640万円→64万円のダメージが大きかった。ただ、原発がらみの関電は除くとしても、他の銘柄も東急(-49%)以外は半減以下になっている。

しかし、石破さんは東大卒でもない(慶大卒)のに、よくぞ、こうまで鉄は国家なりというか官僚的というか、一昔前の日本を代表するというかの会社の株式だけを持っていたものである。
そういうオールドエコノミーの日本のトップ企業に投資、16年ほっておくと資産は4645万円→1355万円へと激減したわけである。
「半値8かけ2割引き」という相場用語があるが、4645万円の「半値8かけ2割引き」は1486万円になる。それ以上の下落になったのである。

いかに、日本において、長期投資が危険かということである。それも、日本を代表するような、経団連で大きな顔をしているような企業の株式を保有、後生大事にもっていると、こんなとんでもない目に遭うということである。

私の推奨株でも、ずっと持ってたら株価が半値以下にというのもあって(本人はすっかり忘れてたのだが、確かに推奨後3割近くも上がったのだが、その後下げ続け高値の3割、推奨時の4割くらいまで下げたといった例もある)、つくづく中長期投資の怖さを思ったことだった。

それはともかく、株式投資の手法というのは、時代にあわせて変わる、変えなければならないのである。今は高度成長期ではない。それどころかほとんどゼロ成長が続く人口減少社会である。こうした時代に「いい株を買ってじっくり保有」などという甘言に乗せられてはならない。社員持ち株会に入って目一杯買っていたりすると、日本航空やシャープのようなことも起こり得る時代なのである。目の付けどころがシャープどころではない。でも今日も吉永さんはCMがんばってました。
読者諸氏も、多少の含み損でも見切るときは見切る、あるいは見切るというより、別の銘柄の方が投資成果はあがるのではないかというふうに発想を変えて、不断にポートフォリオを見直すようにされたい。

9月23日 1時09分記
21日の相場は、値上がり銘柄数が900と多かった割りには、日経平均、TOPIXは小幅高だった。新日鉄、コマツ、トヨタ、野村等、主力株の大半が値下がりしたためで、中小型株には、値上がりするものが多かった。

ケンコーマヨネーズ(推)は大量の買い物を集め急伸して始まった。高値765円まであって引けは729△40。東証1部値上がり率11位。前日、年初来高値面あわせまであって引け値は高値更新まであと2円に迫っていたわけだが、ここで私の提唱する「年初来高値吸い寄せ理論」により、高値吸い寄せパワーが働いたとみることができる。
9.20日の稿で
>690円高値更新となると(獲らぬ狸の皮算用)、次の節目としては2011年3月に付けた777円がある。
としたが、もう狸は仕留め、777円も射程に入ってきた。この勢いで行くと、777円は軽くクリアしそうだ。どこで利食うかだが、堅実に行くなら777円前後、常識的には800円直前というところか。ただし、相場は相場に聞くであり、日々の動きの中で臨機応変に判断したい。いずれにせよ、乱高下の激しい相場が続くので、777円前後で売ろうという人も、全部ではなく、一部にとどめるのが賢明だろう。

パイプドビッツは高値は759円まであって安値は663円、結局706△12で引けた。年初来高値870円まであるか、なんとも言えないが、とりあえず私は大半は持続中。

IRJについて、前稿で
>判断は難しいが、まだ、相場は終わってないように思う。
としたが、4600円まであって4450△305と、急反発して終わった。JQ値上がり率15位。

イーピーミントは2590△110の高値引け。JQ値上がり率22位。これで取り上げてから6立会日で340円値上がりした。こうなると2730円高値更新がありそうだ。連日のように上げるので、私も買い乗せ方針なのに、全く出来ていない。月曜日は多少なりとも買うつもりだ。

前田工繊(推)、和田興産(推)は、とりあえず反発した。

9月22日 0時11分記
20日の相場は、円高でもあり、前日とは正反対で、主力株中心に大きく下げた。中国株が大幅安(2009年初め以来の安値で引 けた)したことで、コマツ、ファナック、牧野フライスなどが大きく下げ、また前日急伸した海運の下げもきつかった。ローソン、青山商事、コスモス薬品など小売りには高いものが目立った。また自社株買い発表のNTTは7%超の大幅高だった。2部、JQ、マザーズの下げは小さかった。

当道場銘柄はリソー教育が引けにかけ上げ幅を拡大、6070△70で引けた。
またケンコーマヨネーズ(推)は、じりじり上げ幅を拡大、結局、年初来高値に面あわせとなる690円まであって689△14。日証金の取り組みはさらに良くなっており、高値更新から一段高が見込めよう。

パイプドビッツは694△100とストップ高。最後は比例配分となり、大量の買い物を残した。
>株価1.5倍~2倍ということで取り上げたわけだが、1.5倍=711円、2倍=948円。
と、以前書いたが、1.5倍は、21日の寄り付きで実現濃厚となった。年初来高値は870円。この辺が、つぎなるターゲットとなるか。どこまで行くかは、正直、分からない。IRJと同じことである。ただ、2割上がったら売るといった機械的売買手法では、大魚を釣り上げることは不可能だということだ。

IRJは205円安まであって、結局変わらずの引け。判断は難しいが、まだ、相場は終わってないように思う。

パイプドピッツとともに株価2倍化期待として挙げたイーピーミントは2480△30。同じく挙げたネクストジェン、FPGは下げた。今の相場では、強い銘柄に付くのが、基本であり、パイプドビッツ、イーピーミントがいいわけだが、ただ、ネクストジェンは、急伸の反動安とも言え、まだここで判断を下すことは出来ない。私はこの下げたところを少し買う予定。FPGも9月末27円~30円配当+クオカード(100株で1000円相当)が魅力で、捨てがたい。両銘柄とも今後の動きを注視。

9月21日 1時13分記