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31日(前場終了段階)の相場は、前日の欧米株急落、為替の円高をうけて、大幅安となっている。しかし、意外に底堅いと言うか、個別に物色されるものもそれなりにあり、真っ暗闇というわけではない。

前日、調剤薬局首位のアインファーマシーズが決算を発表、これを受けた同社株の値動きはというと
4150円で寄り付き4315円まであって前場引け値は4295△340。
同社の決算は好調ではあったが、四季報予想とほぼ同じ。小型株だと、これほど好感されることはまず無いが、こうした外国人、投信も買うような銘柄の場合、素直に好感される場合が多い。これは知っておいたほうがいい知識である。この影響で調剤薬局2位の日本調剤も安寄りしていたのが2955△14と急反発。同じくクオールも切り返しプラスで引けた。

こうなると、当然見直されるべきはファーマライズ。アインの今期予想PERは名目11.4倍、実質でも9.8倍。ファーマライズの2013.5月期予想PERは、四季報予想で名目5.2倍、私の予想で実質3.4倍。真実は勝つの確信のもと、いま私はがんばっている。ここを買って報われるとみるので、多少はリスク覚悟という方には、お勧めしておく。ただし、リスク軽減のためには、他の銘柄を売って乗り換え、投資総額は、あまり増やさないでやるといいだろう。この手法なら、リスクはあんまりという方でも、買いでいいかもしれない。

なお、同じく安寄りしたパラベッドも切り返し2440△21の引け。アインの急伸とあわせ考えるとき、やはり、この円高で内需回帰は鮮明、かつ急速に進行する超高齢化社会で潤う調剤薬局や介護ベッド関連は、強気でいけそうだ。

5月31日 11時57分記

追記=こういう相場では、じっとただ耐えていると、いわゆる「茹でガエル」化しかねない。そういう意味では、ファーマライズの持ち株に占める比率を高めておくことを、お勧めしておく。こうすることが、苛烈相場に対する有効な防御策になりうるからである。何度も言うが投資総額は増やさないのが原則である。
2012.05.31 波高し
30日の相場は主力株中心に上げた前日とは一変、主力株は全面安となる一方、内需の中小型株には高くなるものも多く、日経平均は小幅安で終わった。
当ブログの推奨株に関し、小型株が多いことを批判するコメントが数多く寄せられているが、これは、相場の流れを理解しない見当外れの批判というべきだろう。相場は1日だけを見ても分からない。最低でも3日は見て判断しよう。何ヵ月も前から、相場は中小型株、内需株に分のある動きになっている。製造業はだめということを、私はかなり前から言い続けてもいる。

当道場銘柄は、CDS(推)は143000円まであって141000△3300、パラマウント(推)、WDB(推)、ローソン、コメ兵(推)も上げた。ただセプテーニ(推)は早くも反落してしまった。NQのフェイスブックが依然として下げ止まらないことも影響していると考えられる。
ファーマライズ(推)は小幅続伸となった。

こうした動きが続けば、最近の下げを挽回するのも難しくないと思い始めた途端、30日の欧米各国市場は、急落となっている。ギリシャのユーロ圏離脱をめぐる懸念後退から大幅高となった前日の流れが反転、スペインの金融システム不安などを受けて売りが先行し、ヨーロッパ各国株は2%前後の急落、アメリカ株も1%強の下げとなっている。

為替相場も円は対ドル、対ユーロとも大きく円高になっている。特にユーロは、ついに1ユーロ97円台突入と、急速な円高になっている。

結局、やはりヨーロッパの債務不安がおさまらない限り、おちおち眠れない相場が続くということだろう。慎重派・堅実派の方はぐっと持ち高を減らし、そうでない方も極力持ち高を減らしておくところだ。なんだかんだ言っても、結局、CDS、パラベッド、ローソンなどの下落率は、非常に小さい。こうした銘柄にシフトしておけば資産の目減りを小さく出来たわけだ。ファーマライズも、そういう銘柄と言えよう。私は30日はセプテーニをかなり売り(もちろんマイナス)、TPR、パラベッドも少し売り、売却代金の8割程度を使ってファーマライズを買い増した。

5月31日 1時02分記

注=私が上記のように書いたからと言って、ここでファーマライズを買うといいということではなく、読者諸氏には、直後に寄り付き値(62000円)で少し、下げたところで2の矢、3の矢で、平均6140円から6180円くらいで買っておいてほしいのである。
上記の私の行動は、私が、こういう風に損切りもどんどん進め、ポートフォリオを変え、その時点で最適と思われるものに、積極的に変更して行っていることを、お伝えしたいために書いているのである。
私の現時点での持ち株は多い順(金額ベース)に、ファーマライズ、パラベッド、WDB、CDS(結果的には失敗だが、やや売りすぎたのである)、サンコー、ローソン、TPR、セプテーニなどとなっている。総運用額はかなり減らしている。
雑音もぴたりとやんだので、今後は、このように私の投資行動を出来るだけ、お知らせし、読者諸氏の参考にしていただこうと考えている。NYダウ終わり値161ドル安。(5.31.7時29分記)
ファーマライズ(推)の2011.5月期と2012.5月期の業績を比較してみよう。
数字は経常利益、単位は100万円。

2011.5月期 通期実績1343  (内訳) 6月ー2月= 835、  3-5月=508

2012.5月期 通期予想1511  (内訳) 6月ー2月=1130、  3-5月=381(予想)

要するに、今期6-2月では前年同期比35.4%もの大幅増益を達成しているのに、3-5月は一転25.0%減益というのは、どうみてもおかしいだろうと言いたいのである。2012.5月期通期の経常利益を四季報は1650、JQアナリストレポートは1700と見込む。私は3-5月も6-2月と同じ増益率として1818も可能とみる。この場合、実質1株利益は15344円、実質PERは4.0倍。
6月01日から2013.5月期が今期になるわけで、重要なのは、こちらである。四季報は18億円、JQアナリストレポートは20億円を見込むが、私は2012.5月期の予想数字からして21億円程度は可能とみる。この場合、実質1株利益は16800円、実質PERは3.7倍となる。

それでは他の調剤薬局、ドラッグストア(調剤薬局併設)=スギ、クリエイトの今期予想実質PER(5.28日現在)は、どうなっているか。

アインファーマ  10.1倍
日本調剤      5.3倍
総合メディカル  6.4倍
クオール      7.6倍
メディシス    10.6倍

スギ薬局     13.0倍
クリエイトSD   8.1倍

ファーマライズ  3.6倍

いかにファーマライズが超割安か分かろう。
PER4.0倍で67200円
PER4.5倍で75600円
PER5.0倍で84000円

利益成長力をみてもトップクラスで、同社を、こうも低PERに放置しておく理由は、どこをどうつついても見当たらない。なお2012.5月期決算は7月中旬発表だろうが、ここで2013.5月期の大幅増配が発表される可能性が十分ある。

5月30日 0時22分記
現在、ヨーロッパ各国株は、スペインを除いて全て高く、アメリカ株も大きく上げている。前日は、鬼のいぬま(アメリカ市場休場)に洗濯と、ヨーロッパ株は高いことだしと考え、銘柄推奨したわけだが、例によって朝起きたら、スペインの財政悪化懸念の強まりからヨーロッパ株は大半が値下がりして終わっていた。まあ、それで、ファーマライズも比較的穏やかに寄ってよかったのかもしれない。

このまま欧米株が堅調に終わるという前提で、過去の推奨株の今後の見通しを、ざっと書いてみたい。

CDS(推)は5.15、5.22と2回にわたってザラ場で13万円を割ったものの、終わり値では13万円台を死守、5.25には138000△7800と急伸、今日は一時14万円台を回復するなど、明らかに、底入れから反騰に向かうのかと思わせる動きになっている。12月決算で6月が中間決算、2300円配当を実施する。かなりの高配当なので、株価へのインパクトもかなり期待できよう。というわけで、配当をにらみながら「とりあえず」14万円台回復、そしてプラス圏への復帰を期待しよう。

WDB(推)が急落している。見込み違いを恥じるが、大きく下げたようでも、実はこの程度の下げは、そう珍しくない。WDBの場合、比較的値もちが良かったので、その分ここに来て一気にまとめて下げて目立つという面もある。今日の下げで今期予想実質PERは4.5倍、理学系研究補助職派遣という派遣会社でも一味違う魅力的会社である。どうみても、早晩見直されるとみる。熟慮の末、私は今日97200円で少し買った。明日は97000円から98000円程度だったら、もう少し買おうと考えている。とりあえず26週移動平均線の102660円程度までは戻るのではないか。

セプテーニ(推)が、ようやく反発した。コンプガチャ関連もフェイスブック関連も、なお不安定な動きなので、予断を許さないが、いくらなんでも下げすぎであり、地獄を見たやまややダイユー8が戻しているように、セプテーにも、ここからはある程度は戻そう。

パラベッド(推)も、ややWDB的なところがある。つまり、多くの銘柄が急落しているときに比較的堅調だった反動が、ここにきて出ているのだと思われる。しかし2300円台前半は、ここで過去も下げ止まっている水準。今日もここから大きく戻した。時流に乗る業態であり、なんら弱気になる必要はないだろう。

ファーマライズ(推)については別稿で、間もなく。

5月29日 23時33分記

自由主義者の鎌倉雄介なれば、どうみても、事実無根の下品な書き込みも放置してきたが、今日、推奨銘柄のファーマライズについて、悪口雑言が多数寄せられるに及んで、これは、もはや放置している状況ではないと判断、今後は「承認制」にすることにした。

ファーマライズは昨日推奨、昨日の終わり値が60000円。
今日の寄り付き値が62000円。高値63000円、安値60900円。終わり値61800円。
これについて悪口雑言を吐くのは異常だ。勝負はこれからなのだ。私も損切りしたなどという見え透いた嘘としか思えないことを書く輩まで出る始末。

非常な短時間にこういういやがらせコメントが集中することからしても、ごく少数の人間が、せっせと送っているのではないかと疑われる。また、ブログを閉鎖せよという、およそ理解不能なお門違いなコメントが殺到するのも異様である。会員数激減、客からの苦情殺到の似非投資顧問等のものかとの疑いを抱いてしまう。

いずれにせよ、以上のような理由から、コメントを承認制にさせていただいたので、ご了解願う。と言っても、もちろん、基本的に、みんな承認させていただくので、普通の方には、何の痛痒も感じられないことと思う。

承認しないのは、事実無根の批判(鎌倉銘柄はほとんどが寄り付き高値=実績表をチェックしてから書くように)、あまりに礼節を欠いたもの、はなから悪意を持って敵意むきだしで書いているもの等、誰がみてもご納得いただけるものに限る。

まともな方のコメントは大歓迎です。ご相談等も極力、お答えしていく所存です。
私は読者を、ともに戦う戦友と思っています。今後は、そういう戦友と、ともに苦しみともに喜べると思うと、うれしい限りです。
読者諸氏のご支援を切にお願いいたします。

5月29日 20時01分記
2796ファーマライズホールデイングス(JQ) 60000△200(5月28日終値)
出来高154株(5月28日) (売買単位=1株)
2/15日=40200円~73900円=3/29日(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆
推奨度合い=☆☆☆ 

調剤薬局大手だが、2011.5月期の経常利益13.43億円に対し、2012.5期の予想経常利益は15.11億円だが、これは増額修正必至だ。
4.13に2011.6-2012.2月期(第3四半期)決算を発表しているが、経常利益は11.3億円、進捗率は75%弱と一見予定線だが、同社は3-5月期の利益比率が高い。第3四半期で前年同期比35.4%増益なので通期でもこれくらいの増益とみるのが妥当だ。この場合、2012.5月期の経常利益は18.18億円。

あと数日で、この2012.5月期は前期になる。重要なのは、むしろ2013.5月期だ。根拠等は省略するが、私は経常利益を21億円と予想している。この場合、実質1株利益は16800円。実質PERは3.6倍の低さだ。
M&A、医療モール(現在札幌駅前の1ヵ所のみ、10か所程度に増やすことをを狙っている)等で、今後の成長力は同業で屈指だ。

5月決算で、なんと29日が配当(1000円)権利落ち。
これも絡んでいくらで寄るか読み難い。1株6万円程度なので数株以上買う人は、指し値をいくつかに分けるのも一法だろう。一気に高寄りする場合は寄りで買うのはごく少なくし、2の矢、3の矢を放てるようにしたい。いずれにせよ、こういう地合いなので、慎重に行きたい。

5月28日 23時55分記

追記=この2倍くらい書いたのだが、2度にわたって記事が消失。とりあえず短くまとめた。許されよ。次回、同業他社との比較等詳しく書く予定。
2012.05.28 反転攻勢へ
推奨銘柄が下がると、私の場合、自らの懐勘定以上に、私を頼りにしている方に合わせる顔が無いなあと、そちらで陰鬱な気分になる。しかし、ダメなときにいくらじたばたしても、無駄である。そういう時はじっと耐えるのである。ただ耐えていると、被害は拡大する一方だから、多少なりと戻ったものの一部は売るとか、今後の展望の暗そうなものもは外すなどし、運用総額を減らし、信用でやっている私の場合で言えば保証金率を高くし、来るべき時に備える。武器・弾薬が乏しくては戦えないからである。

平時はともかく、こういう厳しい相場環境では、生半(なまなか)なことでは、うまくいかない。相場師は獲物を狙う猟犬のように、全神経を集中し、これだという獲物を見つけ、それに全力投球するのである。それが成功すれば、それまで負った傷のかなりを癒すことが可能になるかもしれない。

まあ、私は、こういうことを繰り返し、地獄極楽巡り、王様と乞食、天国と地獄を経巡り、しかし大半の場合で成功し、これまでを生き抜いてきた。最近の問題は、自分で言うのは不遜のそしりを受けそうだが、ハングリーさが不足していることにあったが、当ブログを始め、ハングリーさの代わりに、読者諸氏に褒められたい、何とかしてあげたい、こういう思いが、私を支えている。勘違いしている人は、相手にせず、粛々と、我が道を行こうと思っている。
この間、あたたかいお言葉で励ましてくれた多くの方に、ここでお礼申し上げる。

というわけで、自信の推奨銘柄を、いよいよ発表しようと思っているわけである。
こう大上段に振りかぶると、また誤解を生みそうなので、とりあえずは、最初に書いたことは忘れていただいて、読者諸氏には慎重に対応していただきたいと思う。

推奨銘柄は、別稿で、数時間以内に書くこととしたいが、銘柄は

2796ファーマライズ

時間のある方は、各自でも調査・研究・分析されたい。

5月28日 19時39分記
私は、このブログを始めたとき、このように毎日書くつもりは無かったから、基本的に銘柄を推奨するのがメインで、それ以外は、ほんの付けたしと考えていた。だから、読者が

推奨銘柄を推奨直後に買う→読者が自分の判断で適当な時期に売る

これで、ひとまず終了と考えていた。それがだんだん推奨株のアフターケア的なことも書くようになり、いつしか、それが常態化していった。これには、もちろん、読者からの要望もあったと思う。

まあしかし、銘柄についてのアフターケアというのは、特に当ブログのように読者がどういう方か全く不明とあっては、至難の業と、今では考えている。例えば、輸出関連の銘柄を推奨し順調にあげていたので「強気堅持、持続」と書いたとしよう。ところが深夜海外でミセスワタナベの寝入っているところで円売りが仕掛けられ一気に1円強の円高(対ドル)になったりする。そうすると、当然、その輸出関連銘柄は寄付きから大幅安になる。今さら、そこで、円高になったので前言取り消しとか、ここからは弱気に転換とか言っても遅いからと、何も書かないと、それだけで不満が出るのが、現状のようだ。

要するに、柔道の道場を開いて、有段者を入門資格にしたつもりが、受身できませんという方もいっぱい入ってこられたということだろう。投資経験、運用額、信用取引経験の有無とか、証券会社だったらチェックするところを、そういうことは全くなく、それなりに株式投資をやってきた方が読むんだろうくらいに考えていた私が、うかつだったとも言えよう。

こういうことを、総合的に考えると、やはり、推奨銘柄は、原則推奨直後以外買わないのを、今後は原則としたい。その後、強気とか書いても、それは売らずに持続でいいでしょうくらいの意味で、そこで買い増せとは、取らないようにされたい。「原則」と言うのは、読者が自分の才覚でどう転ぼうと何の不満も言いませんということで買われるのは、当然ご自由にだからである。

あと一つ、コメントを読んでいて気付き、どうしても言っておきたいと思ったことがある。それは、「あれだけ強く推奨したのだから」ということに関してである。そう言われると一言もないとまでは言わないが、だが私とて困ってしまう。それだけの銘柄なのだから、ダイヤのように硬く、どんな暴落が来ようと、びくともしないはずでしょ、だから私は最低5割上がるまでは売りません、鎌倉先生、強気でいいですよね。とか言われると、本当に言葉に詰まるときが出そうである。推奨したとき、それはある一定の外部環境を前提にしているわけである。そして強気も、目標値的なものも、それを踏まえてのものである。それが推奨後、時々刻々、外部環境は変わる。日経平均、為替、政治・経済状況、事故等々により、大きく変わることも十分ありうることは、誰の目にも明らかであろう。だから、私がいかに強気であっても、せいぜい売る値段を10%上ではなく20%とか30%に引き上げるくらいにとどめてほしいと思う。
そもそも、そんなに手軽に儲かる、つまり鎌倉雄介があれだけ強く推奨していたのだから
サンコーは225円が最低でも300円は保証されたようなものだ
CDSは139800円が200000円には最低でも必ず行く
こんなことが、100%近い確率で言えるなら、私は今頃資産1兆円とかの大富豪だろう。なぜなら信用でレバレッジを効かせてバンバン勝負、転がしていくからである。そのうち100兆円、1000兆円にもなってウォーレン・バフェットもビル・ゲーツも抜き去ってやるだろう。
私の言葉がそれほど大きな意味を持つとは思わず、比較的軽く言っていた点は反省し、もう少し控え目な表現に変えようとは思うが、読者にも、もう少し、世の中に、そんなうまい確実な話はないということを心えてほしいと思う。

最後に、私が推奨直後に売り抜けている、読者を肥やしにしているといった妄言、嘘だけは、やめていただきたい。何度も書いているように、私は、推奨直後に売ったことは1回も無い。読者の肥やしなどももらった覚えはない。何の根拠も持たず嘘を書くのだけはやめよう。

私が、もうやめようと何度も思いつつ、それでも、なおこういうことを書くのは、はなから聞く耳を持たない人は別として、どうしたら、あまり経験の無い人にも、なんとしてでも利益が上がる方策を伝授したい一心に他ならない。「肥やし」だの「売り抜ける」だののいやな言葉に惑わされず、素直な心で、「株道場」活用法(以前の分も含め)をお読みいただき、成果をあげられることを、心から願っている。

5月28日 0時51分記

どうしてこんな、しごくまっとうなことが分からないのだろうかと、正直、理解に苦しむが、もうこの問題は、これくらいで打ち止めにしよう。悪意があるか、よほど株式投資のことが分かってないか、そういうこと以外理由が分からないからである。
ただ、CDS(推)を、私の失敗例、外した例として、よくあげていることについてだけは、どうしても納得できないので、ここで取り上げておきたい。

推奨時株価  (4.02)139800円 日経平均=10110円
寄り付き値  ( 4.03)142600円 日経平均=10050円
その後の高値(4.04)163400円 日経平均= 9820円
現在値     (5.25)138000円 日経平均= 8580円

これについて、執拗に近いくらい悪い意味で取り上げる感覚は、別に株式投資に詳しくない人でも、違和感を覚えるのではないか。そもそもまだ推奨後2ヵ月も経っていない。兜町的感性の人なら、推奨後2日で17%弱も値上がり、大成功とか言いかねない。私は、そうは言わないが、これを失敗と決め付け悪く言うような人とは、議論が成立しないと考える。月曜日145000円とかになったら、どう言うのだろうか?
陰の声=もちろん、その場合だんまり作戦、下がったら一斉攻撃。決まってるでしょ。

私が読者なら、鎌倉さん、日経平均が15%も下げたのに、損失が小幅に済んで良かったですくらいの感想になるのだが。もちろん、少数派ではあろうが15万円台~16万円台で利食えましたという方もいただろうに。

ぜひとも、これについて、読者諸氏のご意見、ご感想をお聞きしたい。

5月27日 19時26分記
いろいろなコメントが寄せられている。批判的なコメントの多くは、はなから議論しようという積もりもなく、根拠も示さい、いい加減なものなので、どうでもいいのだが、一部、全くと言っていいほど、株式投資の経験の無いと思われる人の、批判と言うより、希望や無いものねだり、非常識(株式投資をある程度知っている人にとっては)に類するものがある。

これについて、期待に応えるものかどうか、やや自信はないが、書いてみたい。

①推奨銘柄が出来高が少ない、小型株過ぎる。
こういうことを言われる方で、具体的にご自分の推奨する銘柄をあげて来た方も何人かいる。それをどうこう言うつもりは全くないが、実は、それらの銘柄は全てその後、いいところなく下げている。それは、今の地合いが、エネルギー不足で、そういう中大型株にとって厳しい環境にあるからである。だから、私は最近小型株しか言っていないだけのことである。
少しさかのぼれば、ライト工、ハザマ、旭ダイヤなど、それなりに出来高のある銘柄も推奨しているし、最近でもパラベッドなどは、読者が買ううえで出来高など気にしないでいい水準の出来高がある銘柄である。
なお、私が読者を「肥やし」にして、「食い物」にして、といった、憶測というより邪推によるものも執拗に寄せられるわけだが、こう思う人には、早々に退散願うしかない。ただ自分が食い物にされたと書いてくる方はゼロで、書いてくるのはおためごかしに第三者を装っているものばかりなのは、文章力不足で自分が似非有料投資顧問だと認めているかのような書き方についなってしまっているのに気付かないのかもしれない。私は、当ブログの読者がいずれ増え、ここでの推奨で、推奨後、その銘柄にかなりの買いが入って高寄りするであろうことを、前々から(ブログスタート時からと言ってもいい)予測、対策について考え続けていた。だから実際にそうなってからは、すぐにそうした場合の注意点、どのように指し値すべきかについても、詳細にアドバイスしてきた。まあ、それさえも、私が読者に高く買わせ売り抜けるための巧妙なカムフラージュだとか言う輩が出て来そうだが、そういうのまで相手していられない。

②祭で終わらない息の長い銘柄を。
(「祭」などという用語は嫌いなのだが)こういうコメントは、おそらく投資経験がせいぜい数年以内の方の仰ることと推察する。
1970年代前後は、長期投資がいいこととして勧められた。ソニーを、ホンダをずっと持ってたら株数が何倍になり株価も何倍になったから100万円が5000万円に(これは適当に書いているのであるが、まあとんでもなく増えたのである)なっていたといった記事をよく見かけたものである。その後も、ヤフーを新規公開時に買って持っていればといった記事を散見した記憶があるが、そういうのも、これが最後で、最近はさすがに見かけなくなった。長期投資=いいこと=儲かる から長期投資=危険=損する に事態は一変したのである。
それは時代が変わり、日本経済が苦境におちいり、世界の変化のスピードが一昔前とは比較が出来ないくらい速くなり今日の勝者は明日の敗者になる時代だからである。シャープの惨状を想起されよ。亀山ブランド?悲しくなるではないか。TVの左上にAQUOS世界の「亀山」ブランド」というのが貼り付けられて売っていた!
だからと言って息の長い銘柄がないわけはもちろんないが、そういう牧歌的な株式投資で儲けたいという贅沢な望みは、基本的に捨てていただきたいのである。相場というのは、厳しい生存競争のなかで必死に戦う世界なのである。それを私が代理戦争をしているから、読者は、それほど危険を感じずやっていられるだけで、自分の才覚で、そういう感覚でやったら、恐らく、その怖さを身にしみて感じられることだろう。エルピーダメモリを買って身ぐるみはがれても誰も何もしてくれないのである。バブル崩壊のとき、いわゆる優良株を後生大事に抱えていたらどうなっていただろうか。

似たようなご意見にバリュー株を持ってればどんな相場環境でも早晩上がるはずとか、あまりに楽観的としか思えないものもある。パナソニックなど、ついこの間まではバリュー株中のバリュー株だったのではないか。大坪社長は家電世界トップを目指すだったかともかく景気のいいことを宣言されていたのである。上がる株をバリュー株というのならいざ知らず、「バリュー株」などという耳障りはいいが空疎な言葉は信じない方がいい。

③推奨銘柄の基準が分からない。
こういうコメントをいただくと、正直がっくりと来る。
私の長い付き合いの対面営業の証券会社の5月の「参考銘柄」(最近はお客の苦情を怖れてかこういう言葉をどこも使う。私が「推奨銘柄」としているのは私の覚悟を示しているのである)の、推奨後の株価推移を見ると

セブン&アイ=2452円→2442円→2384円(-2.9%)
積水化学  = 743円 →743円→ 671円(-9.0%
日立建機  =1622円→1657円→1504円(-7.3%)
タムロン  =2568円→2577円→2317円(-9.8%)
注=数字は左から基準日株価(5.08)→その後の高値→現在値(5.25)(騰落率)

全銘柄が基準日より値下がり、しかも3銘柄は基準日の値段がその後の最高値である。情けない気もするが、日経平均は5.08日9182円、5.25日8580円で、この間9.3%値下がりしているから、そう悪い成績ではないと言って言えなくもない。
それはともかく、こういうのが基準が分からないと言われてもしようがないと言うのである。確かに小型株でなくバリュー銘柄であり、息の長い相場が期待できそうな幻想を抱きそう(経験の浅い方なら)だが、そうは問屋が卸さないというのが、相場の現実なのである。

話が、ややそれてしまった。鎌倉雄介の銘柄選択の基準である。これを根源的に説明していては疲れてしまうのでしないが、基本だけいえば、鎌倉理論に従って、今最も割安かそれに近く、かつ時流にもある程度乗り、これからの値上がりが期待できる銘柄ということである。
しかし、こういうことを仰る方は、私の記事をよく読んでない、いわんや他の方の銘柄推奨記事を読んでいないのではないかと思う。分量はともかく、中身のあることを私ほど書いている記事はほとんどないことに、熱心な読者なら気付いてくれるはずである。なにか材料が書いてあっても、他の人の場合、それは既知の材料を、そうと言わず、かついつ明らかになったかも言わず書くのである。これは実に困ったもので、ある意味読者を欺くものなのだが、大半の人が、そういうことを平気でやっているのである。

④推奨銘柄が推奨時より下がっていたら買いでは?
これには、絶句してしまう。
「推奨銘柄は推奨時のみ推奨銘柄」(5.07付け)に説明したので、よく読んでいただきたい。もちろん、場合によっては、そういう場合に買いでいい場合もあり、実際私自身、そういう買い推奨をしたこともある。しかし、それはそういう相場環境だからそうしたのであって、読者は、特に経験が浅かったり腕前に自信がなければ、避けるべきだということである。

⑤あれだけ強気に推奨したのだから・・・
いろいろ反論したいところだが、こういうことを言われる読者が、株式専門誌も夕刊紙や雑誌の銘柄推奨記事もほとんど読んだことがないとしたら、ちょっと話が違ってくる。と言うか、よほど長時間話し合いでもしない限り、溝を埋められない気がする。
私も今後、書くトーンをもう少し弱めようとかいう気には実はなっている。これは反省したと言うより(多少はあるが)、いろんな読者がいて、私が常識と思っていることが通じない方も現実に存在するらしいからである。
昔、東スポを初めて見て、「えッ、馬場死んだの!!」とか叫ぶやつがいた。もちろん馬場さん元気にやってた頃の話である。東スポ記事・見出しに免疫が出来ていなかったわけである。お前の記事は東スポと同じかとかいう反応はやめていただきたい。要するに、どこの世界にも、それなりの常識があるのだが、今株式投資の世界では、ネット取り引きが圧倒的になるなかで、「暴落」が「ナイアガラ」に変えられるがごとく、まあ初心者が自分で用語を変え我流でやって、間違った理解も間違ったとも気付かずやっているという状況が生まれているのである。「今期予想1株利益」を正確に理解している人など10%もいないのではないか。掲示板で、しきりに「象担」(あるいは「像担」)という言葉が使われているのを見たことがある。これが何を意味し、どういう経緯でこうなっているかお分かりだろうか?これがきちんと説明できれば、あなたはそれなりの経験のある方と言えよう。「増担保」という言葉がある。これを「利確」を「隔離」と書くごとき感覚で「象担」にしたわけだろうが、「増担保」は「ましたんぽ」と読むから「象担」とした人は無知をさらけ出したのである。ただ誰も指摘しないから、ひとしきりそれが多く使われた。[増担保]、[追証」、「続柄」ではなく、「増し担保」「追い証」「続き柄」という表示にすればいいのだが、私は別といて世の大勢はそうなっていない。

本題に戻って、いくら強気に推奨した銘柄でも、状況の変化で、目標値なりここくらいまでいくかと思っていた値段がそれなりに下がることがあるのは言うまでもない。単純にいえば推奨時より日経平均が2割下がったら、目標値も2割下がると考えるのが常識だろう。バブル真っ只中のときでも、銘柄推奨は行われていたわけだが日経平均が3万8000円台で推奨した銘柄が目標値に届かない、このまま目標値まで行くと信じて持っていていいでしょうかと日経平均2万円割れでも聞く人はいないだろう。もちろん、そんな日経平均が素っ高値圏のときに買い推奨したのが間違いだったわけだが・・・

注=「売り時期」について、前回書いたわけだが、ああいう一般論は別として、当ブログでは、推奨銘柄について、ここで売りなさい的なことは、書かないのを原則にしていることをご了承いただきたい。範囲を広げれば、推奨銘柄と言っても何10にもなろう。それについて、いちいち売りとかそういうほのめかしがないから持っていた、だから推奨銘柄実績表もおかしい(100円で推奨、200円まで上昇、その後100円まで下落、この場合実績表の評価は◎ではなく×にせよといったコメントもあった。さすがにこれに賛同する人は、いやいや、それがいらっしゃるのだ!事ここに及んでは世も末じゃなのだが、そこまで常識が崩壊していたのであった。
この問題は、しっかり書かないといらざる誤解を持つ方が出て来そうなので、「売り方」の特別版として、近いうちに書くので、変な反応はなさらず、しばらくお待ちいただきたい。

5月27日 13日20分記

追記=前回の「ど素人」という言葉に怒りのコメントがあった。
「某ど素人氏の見立て」とあるように、これは私の親しい、株の実戦経験の無い人のことを言ったわけで、読者諸氏の一部を言ったわけではない(私はそれほど礼儀を知らない人間ではない)ので諒とされたい。