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「その一」の趣旨は、株式投資で資産を増やそうというのであれば、結局信用取引を使って=レバレッジを効かせて、つまり現金の3倍で、まあ3倍速ですな、で高速増殖させる(モンジュのような事故を起こす恐れも無きにしも非ずなのは怖いが)ことが、必須ではないまでも、非常に重要であるということである。

例えば、サンコーという銘柄。
私は、自分の知識、経験等から、この銘柄発掘時、必ず上がるということに、ほぼ100%の自信を持っていた。300円までか350円以上か、運悪く250円程度かはともかく、何があろうと最低2割超程度は上がる自信があった。こうした場合、信用で3倍(3.3倍強のわけだが、不足金発生リスク等を考慮、3倍で話を進める)できることが、ものを言うわけである。

しかし、もちろん、技量の伴わないまま、信用取引で3.3倍目一杯やったら、3割下がってゲームオーバーでは、話にならない。そこで、言うまでもなく、自らの技量、腕前を確かなものにすることが、肝要なわけである。
その前に、まず自分の腕前を、客観的に知る必要がある。人と話していると、みんな成功した話ばかりする。そういう話ばかり聞いていると、私なんぞ

人がみな
我よりえらく見ゆる日よ
花を買い来て妻と親しむ

で、花屋さんに直行しなければいけないことになりそうだ。しかし、そんなわけはない。みんな不都合な真実には目をつぶって、成功体験の中に生きているだけなのである。そういうのは、やめよう。失敗は失敗としてきちんと自覚し、トータルでどうなのかを、客観的に見つめるようにしよう。

自分の腕前把握には、どうすればいいか。
証券会社提供のシュミレーションゲーム的なものがあるはずで、そういうものを利用し、1ヵ月とかの期間で日経平均なりTOPIXなりのベンチマークと比べてみる方法が、一つある。ただ、この場合、日経平均等は、いいときに売る、安いときに買うといったことは出来ないわけで、そういうハンディ戦をやっているようなものだから、ベンチマークに勝ったといって、浮かれていてはいけない。そういうものには、基本的に苦もなく、ある程度の差はつけて勝てないとダメである。
小生の推奨株と比べてみるのもいい。この場合、推奨株を、いつどういう風に売るかで、大きく結果が違ってくるので、判断が、やや問題だ。一つの方法としては、ネット証券に2口座もち、一方は鎌倉銘柄、一方が自分で選択した銘柄にし、売り時期は、どちらも自分の頭で、鎌倉銘柄はブログ記事も参考にしつつ、判断する。
こうしたことで、ある程度、自分の腕前が分かるから、それをよく把握しておこう。

そういうことは、よく分かっております。だからブログを参考にしてるんじゃい、という方。
そういう方は、まず、次の点をチェックしよう。

全推奨株を、推奨時株価比1.5%上の値段で、寄り付き前に買い注文を出す、というやり方をした場合に比べ、実際に買った値段が、どうであったかを、調べる。IDホーム(推)について、1度も買値を上回らなくて、損をして売ったという書き込みをされた読者がおられる。しかしIDホームの推奨時株価は2340円。翌朝3月14日の寄り付き値段は2400円、その後の高値は、当日の2500円、21日まで2400円を上回る値段を付けてるから、この方が真実を書いているなら2500円を付けて以降、おそらく2450円以上で買っているのである。これでは、うまくいくわけがない。この株を買う場合、多少リスク覚悟なら、寄り付き値段の2400円で買う、リスクいやなら2340円に1.5%乗っけた2375円で指し値(この場合当日は買えないので、そのまま断念か出し続けて22日に購入となる)する、ということになる。

大体、うまくない人というのは、私の忠言を聞かず、買いが遅れ、それも想定外の高値で買っている。それで、上記のようなことをあえて言うわけである。

結論として、このブログを信用しようとなったとして、後は、実戦の中で、買い方、売り方、これだという銘柄は多目に買うといったメリハリの付けかた等々の技術の向上を図り、出藍の誉れを目指していただきたい。

最後につけたし。
夕刊フジに「株ー1グランプリ」という企画記事がある。5人の方が1ヵ月間の成績を競うものである。3月分の結果(3月28日まで出ている)を見ていて、感じたことを書く。その後の高値で騰落率を算出するので、皆さん、なかなかの数字だが、現在値で騰落率を出してみた。
注=騰落率は、各氏とも推奨3銘柄の合計。1割引き券3枚でも3割引きにはしてくれないので、実際は、この数字の3分の1の騰落率と考えるとよい。( )内の数字は3分の1にした数字。

1位氏= 38.0%(12.7%)
2位氏= 42,4%(14.1%)
3位氏=-22.4%(-7.5%)
4位氏= 31.2%(10.4%)
5位氏=-20.7%(-6.9%)

しかしまあ、この3位氏など、夕刊フジでは騰落率55.9%(-が付くわけではない)なんだから、数字など、なんとでも操作できるということを、まざまざと見せつけている。信用で目一杯3.3倍やっていると、確かに、その後の高値で3銘柄全て売っていれば、ん、一体いくらになるんだろう?やはり55.9は3で割るんだろうな、自信がないので省略、ともかく資産は激増する、しかし、売らずに持っていただけで、元金1億円で3.3億円運用して、これが22.4%=6720万円減るから3280万円になる。

この間、日経平均は4.9%上昇している。
この5氏の騰落率を平均したら、・・・・・(絶句)
4.6(4.56)%だった。AIJ投資顧問社長氏は野村の営業マンで株のプロじゃなかったとか、社保庁から年金基金に天下った連中も年金運用のプロじゃなかったとか、変な言い訳だらけ。結局、日本にはプロと呼べるほどの技量の人を見つけるのは至難の技だということだろう。

やや脱線気味ですが、次回「その三」で、まとまるはずです。

3月31日 18時12分記
たっぷり眠り、少し前、新聞を読んでいたら「11年度 年金運用プラス」という見出し(日経1面)が、目に入ってきた。主な企業年金の平均利回りは2011年度(2011.4.1~2012.3.31)、1.9%と2年ぶりのプラスとなりそうだ、という。

それで、小生の場合はどうかと、暇にあかせ計算してみた。
あまり生々しいのは、いろいろおかしな反響を巻き起こしかねないので指数の形で示そう。

総運用資産(元金ベース)の推移(途中の出し入れは影響がないように調整済み)
100→231.9=利回り131.9%

ただ、もちろん、これは信用取引を使って、ほぼ目一杯強気運用を貫いてきた結果だから、恐らく担保を最大限利用して来たはずで、大体投入金額の3倍くらいを、年平均で運用していたと推測される。
つまり100ということは300を実際は運用、それが・・・・
単位をつけないと実感が少なく、かつ分かり難い気がするので、以降、100は100万円、いやしかしこれは、なにかうらぶれた気がするので、やはり100億円と表示しよう。運用額100万円前後の人、許されよ。私も生まれて初めて株を買ったのは予備校時代、6万円余でした。

100億円という元金で300億円を運用、1年後にこの300億円に利益131.9億円を加えた総運用額は431.9億円になったということである。つまり運用額ベースでは
300億円→431.9億円=利回り44.0%

そうなのである。私がこの1年間くらいの相場環境で、株式を運用すると、運用額に対し44%程度、増やすことが出来る。かなりなものではあるが、損失を出す年もある、大震災リスクもある等考えれば、それほどのこともないという見方も出来よう。しかし、自分の腕に自信があれば、当然信用取り引き制度を使い、つまりレバレッジを効かせ、稼げるときに稼ぐにしくはない。
で、結局、元金比では131.9%増やすことが可能で
100億円は231.9億円に化けるわけである。

AIJ投資顧問は2000億円くらいの預かり運用資産を数年間で200億円かそこいらまで激減させてくれたらしいが、鎌倉投資顧問なら1年で4638億円になっていた!?

(その二に続く)

3月31日 13時35分記
ダイユー8(推)が15時00分に前期決算を発表、あわせて今期見通しを発表した。
前期決算は売り上げ、経常利益等、先に上方修正で出した数字をわずかに上回るという、予想通りのもの。売り上げは、つとに私が詳細な分析の末387億円と推理したのに、会社は上方修正時386億円としたが、結果は386.96億円。私の読みがドンピシャだったことが、よく分かろう。

しかし、こんなことで喜んでいる場合ではない。
経常利益は前期実績19.68億円に対し今期予想は13.7億円!!

今期見通しの危うさについては、ある程度書いてきたので、もう大量に同社株をお持ちの方はいないと思う。私は前に書いたように3月19日に782円で100株購入、ちょっと勘違いしていて上方修正期待だったのだが、そうだ、もう修正はないんだとあとで気付いた。それはともかく、この情けない値動きは、今期見通しで減益を出して来ることを暗示しているのでは、という懸念を抱き、3.26付けで「こうまで株価低迷が続く場合、えてして悪い数字が出やすい。」と書いた。この悪い方の予想が予想以上の酷さで的中してしまったわけだ。
読者の方から、今日、場中、ここで買うのはどうかという質問をいただき、急いで慎重論を書いたのは、こうした懸念を強く持っていたためである。

私は、単なる憶測で、インサイダーなどと言いたくはないのだが、ただ、経験で言うと、今回のような値動き、つまり、やまやなどと、ある程度連動して良いはずのダイユーの株価が、どうみても、不自然に下げ続ける、こうした場合、往々にして、こういう結末が待ち受けているのである。とすると、インサイダーかどうかはともかく、どこかで、今期大減益見通しを出すという情報が漏れているのではないか、という疑いを、どうしてももってしまう。

3月30日 15時41分記
2012.03.30 迷い道
輸出関連のエクセディを推奨した途端の円高、欧州債務危機再燃の兆しである。ヨーロッパ各国株は、軒並み安、特にイタリアは3.3%の急落となっている。アメリカはNYダウで0.5%強と比較的小幅な下げにとどまっているが、終値でどうなるか。

なにせ日本の市場は、輸出株vs内需株、主力株vs小型株と、相反する動きをめまぐるしく交代させて物色している。もうはまだなりで、こうと決め付けるのはまずい。なおしばらくはこういう展開だろうから、多少こっちが良いか程度はあっても、完全にこうと決め付けるのだけは避けたい。

エクセディ(推)、NOKは、NY次第で30日は厳しいだろうが、そう心配することはないだろう。アメリカ経済が回復軌道に乗っているのは、ほぼ確実で、となれば、欧州債務危機もおのずと何とかなるはずであり、先行き、そう悲観的になる必要はなかろう。となれば、早晩、また輸出関連復活となろう。

逆に、ここ下げていた建設、不動産が復活したわけだが、持続性について注意深く見守りたい。8連続安から反発したIDホームは、ここからなお戻れるのか?Gテイスト(推)は、結局42円をボトムに戻り基調に変わったように見えるが、はたして50円台への復帰は(そう遠くなく)あるのか?ハザマ(推)はもう一花咲かせることはあるのか?ニューフレアが5万円を射程に入れてきたが、一体どこまで上げるのか?
こうしたことに注意を払いながら、これからの相場を見ていきたい。

エクセディが買った途端に下げたとパニック症候群になってる方がいますが、こういうことも相場では、結構あること。今までなかったのが不思議なくらいです。慌てず冷静にいきましょう。
私も29日、エクセディ、NOK、寄り付きで少し買っています。その後下げたのでナンピン買いしたらさらに下げ、最後はNOK1811円、東海ゴム1028円を少し買いました。

それでも今は手数料がほとんど要らないので楽です。昔は往復で税金も込みで3%くらいかかりました。私は、買った時点でこれを入れて計算してたので、29日のエクセディ寄り付き買いの場合、
2412円1000株買いとすると終値が2371円で4.1万円のマイナス。加えて手数料・税金で約7.2万円、合計11.3万円の含み損発生。だから、かなり買った日は、少々持ち株が上がっても、その日はマイナスになることが多かったです。株式投資は3%との戦いでもあったのです。それが、いまやほとんど考えないで済むのですからありがたいご時勢です。

3月30日 1時49分記
乱高下、日替わり物色と、めまぐるしい相場が続く。
そうしたなか、小生へのややピントはずれな批評、恨みつらみ、下げた銘柄への嘆きも、多く寄せられている。

ただ、一部のご批判や、嘆きは、それなりに受け止めさせていただくが、大半は的外れというか、ご自身の腕前・技量の問題なのではないか、という思いを、失礼ながら私は強く持ってしまう。

例えば、もう不動産株は終わったのでは、という方がおられる。ニューフレアは今日の下げでついに含み損になってしまった(その後損切りされたとか)と嘆く方もいる。もっとすごい方はエクセディ(推)とNOKは寄り付きで買ったがアイディホームの失敗を踏まえて 早めに損切る予定だと仰る。

今日の相場は、それまでとは打って変わって、輸出関連中心に主力株が急落する一方、不動産株はFJネクスト(推)、アイディホーム(推)、フジ住宅等、上げるものが多かった。「爆騰御三家」はやまやが急伸(終値はかなりだれたが)、西尾レントも上げたがカメイは急落、またTPR、東海ゴムは急落したがフコクは急伸というように、相関性の強い銘柄同士でも、明暗がくっきり分かれた。また、ニューフレアなどは小高く寄ったが安くなる場面もあり、その後急伸479500△66000まであり引けは475000△62000。

こういうめまぐるしい相場では、瑣末な動きに惑わされず本質を見抜けないと、成功できない。世の中には、私が「直近情報に左右される人」と名づける、どうしようもない人がいる。前日、深夜まで何時間もかかって説得したのに1夜あけたら、ころっとまたもとの木阿弥になっている、どうしたのかと思ったら、しょうもないやつに再洗脳されたらしい。こういう人は、信用できないし大事を成し遂げることも出来ない。

ニューフレアについて言えば、私は四季報発売直後(といってもまだ店頭に出る前)に、月曜(3月12日)寄り付き買いで報われようと、推奨株にこそしなかったが、強力に買い推奨した。その後も一貫して強気を書き、私自身も買っていることを書いている。ちなみに、私は3月07日284600円で1株打診買い、12日328500円で数株、21日415600円で数株、22日404000円で少し、27日391000円で1株と買っている。

鎌倉銘柄も終わりとか、何を根拠に言われるのか分からないが、言ってる方もいるが、事実ならともかく、ただ困惑する限りだ。
実は私の運用資産額は、3月12日のピークを、今日久しぶりに更新している。もちろんニューフレア効果が大きいわけだが。読者諸氏の場合、ニューフレアを買ったか(そしてまだ持続しているか)で大きく違うだろうが、私を信じるというのであれば、ニューフレアは外せない銘柄であったはずだ。

開き直りと誤解しないようお願いしたいのだが、アイディホーム(推)が少し下がろうが(私自身1000株買い現在700株保有)、Gテイスト(推)が42円まであろうが(私はピーク時20万株弱、現在10万株強)、これらの下落率など、たかが知れている。ヤマダコーポ(推)もサンコー(推)もマミヤ(推)も大きく上げている。FJテイスト(推)はストップ高した。ニューフレアを持ってればもうウハウハだ。よほど変なことをしない限りかなりの利益、それも日経平均などをかなり上回るものがあげられたはずなのである。

以上の話が納得できないなら、当道場を見切り自力更生されればよい。
納得でき、うまく行ってない方は、その原因をよく考え、買い方等、適切に軌道修正されることを期待する。

3月29日 22時47分記

追記=よもや、そんなことはないと思うが、100人に1人くらいはと思って書く。
3月末配当落ちで株主にはかなりの配当が入った。しかしネット証券の画面に表示される自分の総資産額には、配当分は算入されていない。まだ会社から支払われていないからである。サンコー、ヤマダコーポ、ニューフレア等、かなりの配当だったので、軽視できない。その額は自分で計算するしかない。誰も言わないので言うが、配当は税引きで計算しよう。例えばサンコーの場合、7円配当なので1000株で7000円だが1割税金で引かれるので6300円として計算するわけだ。







読者の方から、いろいろコメントをいただく。今日は、推奨株のエクセディが高寄りした後急落したためか、特に多くのコメントをいただいた。
コメントをくださる際、別に名前(ペンネーム等)を名乗っていただくこともないのだが、ただ、
- でいただくと、いろいろ混乱を生じて、当方として、非常にやり難い。

まだ、あまりコメントも多くなかった頃は、- を使われた方は、皆無だった。最初に-を使って寄せられたコメントは、まあ、有り体に言えば、悪意に満ちたものだった。それで、温厚な小生、スルーさせていただいた。ところが、そのあと、-で「鎌倉先生、尊敬してます」みたいなのをいただいた。と思ったら、次はまた悪意に満ちたのが・・・
こいつ、じゃなかった、このお方、分裂症なんかいなと思いつつ、四季報を見ていて、出くわしたのが8769アドバンテッジリスクマネッジメントという会社。「メンタルヘルスケア(EAP)で首位」という。これだ!!と思い、6000円台で、少し買った(ブログで、持ち株として書いたので記憶力の良い熱心な読者なら、ご記憶のことと思う)。世の中、病んでいる人が激増している、この支離滅裂な-さんのような人が、我がブログにも現れるようでは、この会社は、これから大きく伸びるだろうと思ったわけだ。そして、その予測が当たったか、アドバンテッジはストップ高を3、4回も演じ、今日はついに9650円まであった。私も、そこそこ儲けさせてもらった。
読者の方はもうお気づきだろうが、-はお一人ではなく、何人もの方が使われていたのだった(ようだ)。だが、当初、私はそう思っていなかったので、お褒めの言葉やねぎらいの言葉等、ありがたいコメントも無視してしまった。ここに、時期を失してしまったが、お詫びする次第だ。
そういうわけで、今は、その辺のことも分かったわけだが、それでも-だと、特に今日のように-が6連発も続くと返信するとき、どの-さんへの返信なのかの区別がしづらいなど、やりづらいこと、おびただしい。
よって、意図的に、鎌倉雄介許さんといったお気持ちでバトーしたいとか言うのでなければ、なにかペンネームをつけて、コメントいただきたいわけである。Aでもアでも、毎回違ってもかまわないが、何か付けていただけると、ありがたい。

3月29日 18時55分記
2012.03.29 エクセディ
7278 エクセディ(東証1部) 2407△26(3月28日終値)
出来高253600株(3月28日) (売買単位=100株)
3/215=1800円~3045円=7/28(昨年来高値・安値、月日=注釈がない場合2011年)
自信度=☆☆☆

相場環境は、外部環境的にも、時期的にも、良い。こういうときは、投信、外国人投資家も買うような、ある程度以上の規模の銘柄(東証1部)の方が、人気を集め上がりやすい。業種的には輸出関連、自動車関連などの円安メリットを享受するところが狙い目だろう。

5191東海ゴム
5949ユニプレス
6463TPR
7240NOK
7278エクセディ

詳しいことは省くが、リストアップした上記5銘柄で、東海ゴム、TPRは、すでにブログで、繰り返し強く推奨してきたので、お持ちの方も多いと考え、まず除いた。ユニプレスは来期予想PER7.6倍は魅力だが、この業種は常に低PERであり、ならば7.9倍のTPRの方が魅力的と考え、候補から外した。
NOKとエクセディで迷った。強気に勢いを買うならNOK、出遅れ・堅実ではエクセディだが、昨年来高値まで600円以上あり、下値不安の小さいエクセディを最終的に選んだ。ただ本音を言えば、こうした場合、えてして逆の方が良い結果になるものなので、余力があれば、両方買うのをお勧めしておく。

エクセディはクラッチ最大手だが、輸出比率54%、中国、ASEANに続きメキシコ、インドに照準を合わせ、2012年8月にメキシコ工場、13年1月にインド工場が稼動予定だ。現代自動車も主取引先の1社である。財務内容も抜群で今期50円配当、来期は60円へ増配の可能性がある。2010年以降は1800円が安値であり、時価の2407円は、同業他社に比べ、いかに上げていないかが際立つ。
来期予想1株利益は実質で249.1円、予想PERは9.7倍。

話は変わるが、今日もやまやは急伸、やまや、カメイ、西尾レントの3銘柄の強さには脱帽するばかりだ。
これを「爆騰御三家」と名付け、これに対抗できる「新爆騰御三家」を発掘したいと、今私は虎視眈々、調査中だ。といっても、実は2銘柄は、ある程度決まっている。TPR、東海ゴムである。残る1枠の候補が、エクセディ、NOKなどというわけである。

注=「御三家」と言えば、我らの時代の用語で橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦を指すわけだが、しっくり行ってないのか、先日「青春ビッグスリー」と称して舟木一夫、西郷輝彦、三田明で公演をやってました。9000円の席が2000円だったかの超ダンピングについ行ってしまった私。しかし、いかにデフレとは言え、御三家、ビッグスリーにも厳しい時代ですな。

2012年3月29日 0時23分記
徳倉建設については、読者からのコメントに答えたと記憶するが、繰り返し似た質問が寄せられる。
やむなく、ここで再度、対処法について書くこととする。

残念ながら、スカイツリーの地元の坂田建設を子会社化しているという材料は、ほとんど評価されることなく、過ぎている。ならば自力更生で、とも思ったのだが、私の使っているネット証券では、信用取引が出来ず、さらに、あろうことか、信用取引の担保にもならないので、とても買えないことが分かり、退散したことは、かなり前に書いた。
実は、今日徳倉建設の株価が95円をつけているのを、たまたま見て、上記のことをすっかり失念していて、とりあえず96円に1000株の買いを入れた。そうしたら、信用枠が130万円余あったはずがわずか9.6万円の買い注文で一気に100万円そこそこまで30万円も急減しているではないか。そうであった、この道はいつか来た道と、あわてて注文を取り消したことであった。
注=楽天証券で徳倉建設を96円で1000株買うと、その代金9.6万円というか買った徳倉株は隔離され消失したと同じことになる(信用の担保には当然入らない)のだ。だから3万株とか買うと信用枠900万円くらいがなくなる。一体、楽天や、どこにそんなこと書いてあるんじゃい!!

[今徳倉建設をお持ちで鬱々とされている方へ]
①5月22日のスカイツリー開業までには、いい局面があるのでは、と気長に待つ
そんなに待てない人は
②泣いて馬ショクを切る(101円から103円くらいの指し値で)
③92円~95円の指し値で買いを出し、買えたら、すかさず99円~103円で売りを出す。
この買い・売りが完了したら、またこれを何度も繰り返す。(この指し値は、あくまで今日時点での判断)
(損きり可の人は②で、どうしても徳倉の損は徳倉で取り返したい人は③で)

ついでにIDホームについて。
これで8連続安。今日上がるはずだったんじゃあないかと、お叱りを受けそうだが、何事も多少のぶれはあるのである。最長10連続安くらいはあるかもしれないが、それは例外中の例外。下がれば下がるほど反発接近は間違いない。問題は、大きく反発して、反発を待ったかいがあったと言えるような結果になるかだ。穴があったら入りたいところだが、とりあえず持続。
厳しい状況にあることは認めるが、まだ勝負は付いたわけではない。谷深ければ山高しで、最後に笑う者が最もよく笑うになるか、尻尾を巻いて退散となるか、あと数日もしないではっきりしよう。

お待たせしている推奨株ですが、禁断症状の方もおられるようで、深夜には発表できる段取りです。

3月28日 19時58分記

27日の相場は値下がり銘柄数77という、まさに全面高となった。輸出関連や金融株中心に主力株の大幅高が目立った。一方で、マザーズ指数はマイナス、2部指数、日経JQ平均も小幅高にとどまった。主力株に精気を吸い取られたといったところだろう。

東海ゴム(高値更新)、TPRが大きく上げた一方、フコクは前日の急落に続き、いまひとつの動きだった。原因はよく分からないが、実は日立金属が、似た動きをしている。東海ゴムと同水準の株価でシーソーゲーム的な動きをしつつも、最近は徐々に引き離しつつあった。日立金の方が良かったかと残念に思うときもあったのだが、3月21日、22日と連続急落、東海ゴムの後塵を拝すことになり、ここようやく戻りつつあるが東海ゴムとの差はむしろ拡大気味だ。フコクにしろ日立金にしろ、最近下げずに上げ続けた後遺症が出ただけとみておいて良さそうだ。

やまや、カメイ、西尾レントの異常に強い3銘柄は、珍しく3銘柄とも下げた。ニューフレアは乱高下の末結局390500△7500で引けた。最後は居所を変えるという確信を持ってじっくり見守ろう。

ヤマダコーポ(推)、サンコー(推)は、明日の配当落ちがどうなるか、固唾を飲んで見守るしかない。マミヤOP(推)は、売るも良しという水準ではある。

アイディホーム(推)が、良いところなく下げている。こうしてみると、推奨が1日遅れたかと反省している。ただ推奨直後に買うと2400円、それが現在2280円。5%の下げである。必ずしも小さいとは言えないが、そう大きな下げでもない。しかも、これで7立会日連続安とくれば、明日にも反騰に転ずる可能性も高い。高値更新は、やや遠のいたが、そう悲観的になるのは早すぎる。とりあえず、今後の展開を見よう。

Gテイスト(推)。私は45円のとき、これで無配発表という悪材料を織り込んだのではないかという趣旨のことを書いた。それが今日42円まであったわけだが、この読みに対する批判は甘んじて受けるが、ただ、こういうことはよくある。と言うか、相場環境の変化で、こういう風になった場合、必ずしも、見方が的外れだったわけではなく、それに応じて45円も多少変更があって当然だということである。言い訳にしか聞こえない方もおられようが、私としては、現況を、そう驚かず、今の地合いで、こうなっただけのことと受け止めているということである。
主力株に物色が偏る中、反動として、こういうマイナーな銘柄があおりを食う形で売られ、また行き過ぎ分1円も加わって42円、終値は43円になったという解釈である。
そういう解釈は、どうでもいいとして(本当はそうでもないと思うが、これ以上書いていると長くなりすぎる)、今後の展開である。2012.3月期決算、2013.3月期決算見通しに大きく左右されるわけだが、繰り返し書いているように、2013.3月期が四季報の言うような大きな減益になるとは思われない。同社は月次売り上げを公表していないが、2789カルラ(JQ)(宮城県本社、和食ファミレス)の月次を見ると、2012年に入っても、1月、2月とも既存店売り上げは前年を上回っている。これはダイユー8もそうである。急に4月以降落ちるとみるより、復旧・復興本格化は、飲食店への労働者来訪というような意味では、むしろこれからだろうから、堅調に推移するとみるのが的を射ているのではないか。
というわけで、私は強気なのである。42円まで突っ込んで43円(44円まで戻って終わりたかった!)で、底入れ(絶対はないわけでその辺は承知されたい)とみるが、果たしてどうなるか。

3月28日 0時09分記
いやな語感の言葉である。
それを、小生に対し「まさか売り抜けてない?」などと使われては、絶句するしかない。

よくよく考えてみれば、私は当ブログで、いつ売れとか売り時はいつかといったことは、原則書かないつもりだった。タイミングを見計らい、最善のタイミングで銘柄推奨する。読者は、それを見て寄り付き前に注文を出して買う。推奨銘柄は、かなりの高確率で上がる(と私は考えている)から、よほど下手なやり方をしない限り、利益を上げられるはず、と言うのが、私の予測であり、願っていたことである。だから、その上がった株を、自分の才覚でうまく売ってほしいと考えていたのである。(実際、投資雑誌や投資顧問でも、リアルタイムに近い形で売り時期を書いているところなどないだろう。電話相談などが受けられるとしても、どんなレベルの方が、どういう根拠で答えるか考えてみよう)。

ところが、ほとんど、押し目も入れず、毎日毎日上げるといった展開にならない限り、動きが鈍いですね。もうダメじゃないでしょうね。あんたもう売り抜けたんじゃねえ?といった質問やコメントが頻繁に来るようになった。困ったものだと思いつつも、極力お答えしてきたのだが、どうも、一部の方は、株式投資の根本を分かっていないのではないかと、最近思い始め、これを書いている次第だ。

東証2部とかJQの比較的出来高の少ない銘柄を推奨したとする。
最近は当ブログの影響力もそれなりにあるので、あまり強力に、材料も詳しく書いてここだ!的に推奨すると、極端に高寄りし、そこが当面の高値になる恐れがあるから、そういう場合、私が細心の注意を払い、推奨していることはお分かりいただけるだろう(カンセキ、サンコー等)。そして、そういう普段1日数千株しか出来高のない銘柄でも、材料がある程度知られ人気が出れば出来高も増えるから、多少の技術は必要だろうが、いくらでも売る(利食う)ことは可能だ。小型株だから・・・とか言って逡巡する人は、経験が不足していてよく分かっていないだけである。
私の場合、こういう銘柄でも数万株とか10万株以上を買うことも珍しくない。人気化場面で売るなり、じっくり時間をかければ売れると踏んでのことである。
そういう状況にある私が、こっそり売るのは不可能に近い(一気に売るとしたら出来高急増場面に限られる)。また、私が××銘柄はここは売りだ、とか昨日私は全て売った・物どもも売るといいぞよとか書いたら、どうなるかは、火を見るより明らかだろう。
こんなことを書くのも口はばったいが、私のほど、こういう銘柄推奨に関し、誠実に対応している、記事・ブログ等は、ないと断言する。『夕刊フジ』などでは、推奨時の株価を、あるときは新聞発行日の寄り付き値にし、あるときは終値にしている。上がった銘柄は必ずあとで言及するが、下げたら絶対言わない。まあ、人のことはいい、言わずもがなのことを書いてしまった。

前述のように、私は、場合によっては小型の出来高の少ない銘柄でも大量に買う。大震災後、推奨した郷鉄工は、いろいろな意味で反省を迫られる結果となってしまった(この反省も踏まえその後の推奨方法を、工夫しているという面もある)。私自身、大量の保有株の処理に四苦八苦したことは、このブログをずっとお読みになっている方なら、ご存知であろう。私がどういう風に始末したかと言うと、それは数ヵ月かけて売ったのである。1日数千株しか出来ないところに私がどんどん売ったらとめどなく下がる、あるいは一気に売ればSP安必至なのある。そんな自らの首を絞めるようなことは、自分の利益からいっても、しないだろうが、それだけではなく、私は読者のことも念頭に置いて、そうしたのである。値崩れを起こさぬよう、前日比と同値か高い値に買いが入っているときに、1000株、2000株と地道に売りを出して始末していったのである。最終的には本年1月136円を付けた場面で完了した。

やや分かり難いかもしれないが、トヨタやキヤノン、三菱商事といった銘柄なら、いつ売れと書こうと問題ないが、小型株の場合、そうは行かないということである。

以上のような意味において、私は、読者を欺いてこっそり売るというような意味で「売り抜ける」ようなことは、しない。多少の不自由に耐え、李下に冠をたださず・瓜田に履をいれず、でやっている。だから、そういう品のない質問もご遠慮願いたいのである。

注=こう書いたからと言って、私が、こういう一切の質問に答えないという意味ではない。
ただ、ちょっと下げたからと言って大騒ぎしないようにしてほしいのと、心配症だったり極度に小心の方は、ブログの中で書いた銘柄などは原則買わず、推奨銘柄だけを買うようにしてほしい。

3月27日 16時39分記