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2011.11.15 ハザマが急伸
ハザマ(推)が変わらずで寄って直後には2円安まであったが、切り返し、結局182円まであって大引けは179△13で、東証1部値上がり率4位。

ヤフーファイナンス掲示板には、PER2倍といった銘柄もあるからPERは関係ないといった投稿が見られる。こういう見方をする人がいると、私は悲しくなる。
PER2倍というのは、それを信じるとしたら、それは詐欺商法に引っかかったのと同じなのである。すなわち、特別利益か何かのため税引き利益が異常に膨らんでそうなっているだけなのである。私の経験で行くと、PER4倍割れくらいが限界で3倍以下といったことは、実質利益(後述)で1株利益を計算、PERを算出する限り、まずない。
「PER2倍といった銘柄もあるから」などと言うということは、こうしたことを全く知らないということだろう。まあしかし私が「実質1株利益」ということを言い続けて何十年、未だ、誰も、この概念を使わないことを、私は残念に思う以上に情なく思う。なぜなら、これは私の編み出した概念である以前に、当たり前の、使わないわけには行かない必須の概念だと思うからである。

前置きが長くなったが、私はハザマを推奨銘柄として取り上げた(10月17日)稿の直前の稿で

>来期予想1株利益は15.2円(鎌倉式実質値で18.8円)、PERは8.8倍(7.1倍)。

と書いている。実質1株利益=税引き利益を経常利益の6割とみなして算出した1株利益=で算出したPERは、わずか7.1倍に過ぎないから超割安とみて取り上げ、翌日推奨銘柄としたわけである。
これこそ鎌倉式修正PER理論による銘柄発掘であって、PER理論は、私の提唱するような修正を加えれば、この上なく実戦に役立つ理論なのである。

このあと、ハザマは驚異的上方修正をしたので、同社のPERは、株価上昇にもかかわらず、なお非常に低い水準にある。
今期の予想1株利益は18.4円(鎌倉式実質値で21.9円)である。
株価179円なのでPERは9.7倍(同8.2倍)。
今期増益予想の建設株では、少なくとも最も低PER銘柄の1社と言えよう。

200円前後までは、かなりの確率でありそうだ。
注=200円が高値とみたら198円とか199円で指し値するのが基本

PER的には230円~260円程度まで行ってもおかしくない。ただ、そこまで行くにしても、一気にではなく、一押ししてからだろう。

以上のような分析を参考に、各自対処方針を立てられたい。

11月15日 23時35分記

14日の相場は、前稿で書いたように、アメリカの上昇率には及ばないながらも、まあまあ上げるというものだった。
オリンパスがストップ高、大王製紙も一時ストップ高となった。これは、オリンパスについて毎日新聞が上場維持の可能性が出て来たと報じるなど、上場維持観測が強まったためで、大王製紙は連れ高・連想買いといったところ。オリンパスについてPBR(株価純資産倍率)を云々する人もいるが、これは全く無意味だろう。なぜなら東証1部全銘柄の平均PBRが現在0.92倍(11日現在)と1倍割れとなっており、オリンパス損失隠し以前に、BPS(1株純資産)株価下支え論=PBR理論は、破綻しているのである。

清武さんという人も、どうもいろいろ問題のある人のようで・・・・
真実はよく分からないとしか言いようがないが、それはそれとして、私としたことが、不用意に書いてしまったことを反省している今日この頃。しかし一度書いたものは、しようがない。覆水盆に返らずなので、せめてものことに、ここに反省の弁を述べておく次第。
ただ渡辺さんに関することは、あのままで差し支えない。

相場に戻ろう。
小高く寄ったハザマ(推)、ライト工(推)、五洋建は、一時そろってマイナス圏に沈んだ。五洋にいたっては9円安まであった。それでもハザマ、ライト工は小高く引け、五洋も2円安の小幅安で終わった。
まあこんなもんだろうといったところか。要するに先行きに確信が持てないので、少し上げると、とりあえず利益を確定しようという売り圧力が強いのだろう。手数料が安いのだから数%の上げで売るのも、それはそれで一つの行き方だろう。
それはともかく、これら銘柄が、今後どう転ぶか、14日の値動きでは判断しかねることとなった。15日の動きを注視したい。
いらいらする方も多いと思うが、あせらず見守ろう。

底値圏で底這う世紀東急、東亞道路も引き続き注視していきたい。

円が対ドルで77円割れ、対ユーロで105円割れの円高となっている。NYは小幅安。この程度だと、主力株が元気をなくし、私の推奨株、注目株に元気が出て来ることが多いのだが、はたしてどうなるか。

11月15日 1時28分記
イタリアの上院が11日、財政安定化法案を可決したことを受けて、11日の欧米各国の株式市場は、軒並み大幅高となった。イタリアの3.68%高を筆頭に2%から3%程度の上昇となっている。アメリカはダウ、NQとも2%強の上昇。
CME日経平均先物は80円ほど高い水準。このところ、海外高にストレートに追随できない(上昇率が見劣りする)ケースが多い。逆に海外安の場合も同様であるが。

イタリアの財政安定化法案は、その後、12日夕(日本時間13日未明)下院でも可決、これでようやく成立した。ベルルスコーニ首相も辞任。
イタリア国債の利回りは一時7.4%まで上昇と伝えられたが、その後どうなったか。少し調べてみたが、なかなか出てこない(ネット)。必死に調べれば見つかるだろうが、簡単には出てこないのは、どうしたことか。実はベルルスコーニ辞任も、簡単には出てこない。最初に出て来たのはウォール・ストリート・ジャーナル日本版。もう少し、最新ニュース、特に海外の経済ニュースが、スムーズに見られる体制を日本のマスコミは構築してほしいものだ。イタリア国債の利回りである。確かどこかのTVで6%台に低下といっていたのを、一瞬聞いたと記憶する。恐らく、現在(週末)7%を割っていると思われるが、未確認。

為替相場、不正確な話で恐縮だが、NY市場が休場?で最新相場はロンドン市場のものということだったと記憶するが、要するに、NY市場の最新値よりさらに対ドルで円高が進み、77円00銭~77円10銭となっていた。細かいことはご容赦いただいて、要するに円相場が、介入後の最高値を更新しておリ、要注意だ。ただ、介入懸念が強いから、以前から言っているように、75円割れといった事態には、当分ならないとみてよい。
イタリア債務危機が、やや和らいだことを受けて、多少円安になる可能性もある。

以上のような外部環境での、週明けの日本市場の動向である。
それなりの上昇で始まるとみていいだろう。
円の高止まり、先週末、復興関連などの銘柄は逆行安したことを考えると、復興関連は、かなりの反動高が期待できるのではないか。
小幅上方修正が嫌気されて急落した五洋建の動向が要注目だ。また急騰後一服となったハザマ(推)、ライト工(推)が、すぐ切り返せるか、もう1日2日調整を強いられるかも、注視したい。

先駆した上記のような銘柄がある一方、同じ中堅建設でも、年初来安値圏に沈んでいる銘柄群がある。
その代表が東亞道路。どうみても割安だが、年初来安値吸い寄せパワーが働くとどこかで123円(11日終値138円)前後を瞬間にせよつける公算も否定しきれない。私は10日に143円どころで少し仕込み済みだが、こうした懸念もあって、推奨銘柄にはしていない。ただ、ここからの下げは限定的とみるので、多少のリスク覚悟なら、ここからは買いでいいだろう。
世記東急が、なおずるずる下値を切り下げているのでも分かるように、市場エネルギーが不足というか、個人投資家の懐が痛みすぎているのか、下降局面にある銘柄は、なかなか脱出のきっかけをつかめないでいる。こうした銘柄を、ファンダメンタルズを重視して反騰近しとみるか、現実の動きを重視するか、難しいところではある。

11月13日 21時47分記

追記=イタリア国債の利回り、12日23時02分現在、6.508%。
やはり、かなり低下していたんですな。
親切な読者に適切なサイトを教えていただきました。謝謝。11月14日 8時14分記
11日の相場は、日経平均こそ小幅高したものの、TOPIX、単純平均、2部指数、日経JQ平均は、そろって下落(マザーズ指数は上昇)した。
騰落銘柄数は、後場半ばくらいまで値下がり銘柄数が1000前後と値上がり銘柄数を大きく上回っていた。それでも日経平均はおおむねプラスで推移した。これは、これまで大きく売り込まれていたソニー、ホンダなどの反動高のほか、食料品、水産・農林業、陸運業などのデフェンシブ銘柄や普段見落とされている地味な業種の銘柄が買われたためである。また原油価格高騰を受けて商社を含め資源株が上昇したことも大きい。

逆に言えば、当道場を含め、こうした銘柄を組み入れていない人たちにとっては、かなりの値下がりとなった。マスコミは値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を大きく上回っていても、日経平均が1円でもプラスなら、上げた理由を解説するが、これは、かなりおかしなことである。「TOPIX、単純平均のマイナスが示すように、実体としては、下げているが、かくかくしかじかの理由で日経平均だけはプラスである。」といった解説をするのが妥当だろう。
こういう説明なら、私は納得し、気持ちよく聞けるのだが、実際はそうではない。だから、やむなく、自分で書くのである。孤独な抵抗であり、戦いなのである。
ただ、私が、こういうことを長々書くのは、単に気分の問題ではなく、相場の実体、実相をしっかり把握しておかないと、相場に勝てないと考えるからである。

なお各平均株価、指数の11日の位置は、10月05日=TOPIXが年初来安値726を付けた日=の水準近辺ないしそれより下にあるものが多い。すなわちTOPIXは729、2部指数は11月10日に10月05日の数値を下回り11日はそれをさらに下回った。日経JQ平均も同じ、マザーズ指数は10日に下回った。日経平均のみ10月05日の水準を、かなり(131円余)上回っている。
注=東証1部以外は、それでも震災直後の3月15日に付けた年初来安値よりは、まだかなり上にある。この理由は、言うまでもなく、こうした市場に上場する銘柄は流動性が低いので追い証絡み等の待ったなしの成り行き売りで3月14、15日と暴落し、ありえないような安値を付けたからである。それにもかかわらず、その安値に今接近しているところに、現在の、これらの市場に上場する銘柄の、深刻さがある。

ここ相場は、二律背反というか、一方が上がれば他方が下がる、あるいは業種・企業規模等ごとの循環物色となっているということを指摘してきた。11日の値動きも、そういう解釈でいいだろう。
すなわち、ここ大きく買われてきた復興関連の中型株、ハザマ(推)、ライト工(推)などが売られ(利食われ)、売り込まれていたソニー、ホンダなどが買われた(しかし「かわれた」を変換すると1番目に「換われた]を出す感性は信じられない)。「換わる」はともかく「換われた」などという表現はほとんどないと言っていいだろう)。しかし、こういう上げはあだ花に終わるだろう。

五洋建設が14時00分に決算を発表した。
9月中間期はすでに上方修正済みなので影響は基本的にない。問題は2012年3月期の見通しのわけだが、これは経常利益で74億円予想を79億円予想に上方修正した。これを受けての株価の反応であるが、直前259円(前日比変わらず)だったのが260円をつけすぐに259円。あとはじりじり、ずるずる下げ、結局241▼18の大幅安だった。
中間期、経常利益▲7億円を40億円上回る47億円に上方修正済みなのだから、通期74億円予想は74億円プラス47億円で118億円などという楽観的数字は誰も予想していなかっただろうが、わずか5億円プラスの79億円も、また誰も予想していなかっただろう(なお四季報予想は91億円)。これが、この下げの理由だろう。
ただ、同様の経過から、通期決算を据え置き10円安と健闘(他の中堅建設の下げ率のほうがこの日はむしろ大きかった)、翌日20円高と急騰したライト工の例を考えるにつけ、動きを予想するのは、きわめて難しい。重要なのは、五洋建の決算は、ライト工同様、決して悪いものではなく、ただ会社が、減額修正を怖れてきわめて慎重な数字を出したに過ぎないとみるべきだろうということである。月曜以降に期待。私は3分の1、259円で売却、残りは持続。

週末の欧米の株価は、各国とも大幅高している。
これを含めた今後の見通し等については、明日書く予定です。

11月12日 15時41分記
巨人軍人事に不当介入した、あのナベツネこと、渡辺恒雄氏を厳しく批判した清武英利球団代表の勇気にエールを送るものである。渡辺会長は、自らも報告を受け了承していた球団の決定を覆しヘッドコーチを江川卓氏に変えようとしたのである(清武氏の会見による)。

清武氏は会見趣旨を説明する文書(声明)の中で「巨人にもコンプライアンスが要求される。それを破るのが、渡辺氏のような最高権力者であっては断じてならない」と痛烈に批判した。

注=清武氏の声明全文は末尾参照

清武氏も記者会見で言っていたように、このような渡辺氏の横槍に屈するようでは、読売・巨人グループも大王製紙やオリンパスになってしまう。非上場をいいことに、読売グループでは、とんでもない方が、やりたい放題やっているのではないかと、まともな人は、みんな思っているのではないか。
困ったおじいちゃんは、早く引退するべきだ。
誰も直言できない読売グループの体質が、厳しく問われている。

11月11日 14時46分記

追記=しかし江川卓(すぐる)氏といえば、あの「空白の1日」を利用したダーティーな巨人入団事件がある。今回また渡辺恒雄氏の、こうした横槍人事に乗ろうとするとは、一体この方は、どういう性格をしているのだろうか。
泉下のロシア文学者、江川卓(たく)氏は、今また同姓同名であったことを嘆いておられることだろう。

11月11日 15時37分記

清武氏の声明は以下のとおり

私は一昨日、11月9日、読売新聞社の主筆であり、読売巨人軍の取締役会長である渡辺恒雄氏から、「巨人軍の一軍ヘッドコーチは江川卓氏とし、岡崎郁ヘッドコーチは降格させる。江川氏との交渉も始めている」と言われました。

すでに桃井恒和オーナー兼代表取締役社長や原監督と協議して、ヘッドコーチは岡崎氏と内定しており、その旨を岡崎氏や監督に伝え、オーナーが決定した年俸で今日11日に契約書を取り交わすことになっていました。ご本人やチーム首脳もそのつもりで、宮崎で秋季キャンプに入っていたにも関わらず、渡辺氏はそれを覆し、江川氏をヘッドコーチにするというのです。

江川氏は私も尊敬する優れた野球人であります。しかし、私と桃井オーナーは10月20日に読売新聞本社の渡辺会長(のもと)を訪れ、岡崎氏がヘッドコーチに留任することを含む、コーチ人事の内容と構想、今後の補強課題を記載した書類を持参して報告し、渡辺氏の了承も得ていたのです。にもかかわらず、渡辺氏は11月4日夜、記者団に「俺は何にも報告聞いていない。俺に報告なしに、勝手にコーチの人事をいじくるというのは、そんなことありうるのかね。俺は知らん。責任持たんよ」という発言をされています。

しかし、それは全く事実に反することであります。もし、私と桃井オーナーが書類を持参して報告したことに対し、自分が了承したことを全く忘れておられるということなら、渡辺氏は任に堪えないということにもなりかねません。忘れておられていないというのならば、渡辺氏は自分も報告を受けて了承し内定し、さらに一人ひとりの意思も確認され、契約書締結にも着手されていた人事を、オーナー兼代表取締役社長を飛び越えて、鶴の一声で覆したことになります。コーチたちにはプライドもあり、生活もかかっているのです。

これはプロ野球界におけるオーナーやGM制度をないがしろにするだけでなく、内示を受けたコーチや彼らの指導を受ける選手を裏切り、ひいてはファンをも裏切る暴挙ではないでしょうか。ことは、コーチや選手との信頼関係を基盤とする球団経営の原則、プロ野球界のルールに関わることです。それが守られないのでは、球界で生きる選手やコーチ、監督の基本的人権をないがしろにした、と言われかねません。

巨人軍も読売新聞グループの一員であることは十分承知しているからこそ、渡辺氏に丁寧に報告をし、意見を伺ってきましたが、巨人軍は子会社といえども独立した会社でもあります。渡辺氏が酔ったうえで「俺に報告なしに、勝手にコーチの人事をいじくっている」と事実に反する発言を記者団にすることは、経営者としても許されないことであります。

一方、11月7日、桃井オーナーは渡辺氏から次のような内示を受けています。

桃井オーナー兼代表取締役社長をオーナーから外し、清武は「専務取締役球団代表・オーナー代行・GM兼編成本部長」から「専務取締役球団代表・オーナー代行兼総務本部長コンプライアンス担当」とする。「常務取締役総務本部長コンプライアンス担当」の原沢敦を「常務取締役GM兼編成本部長」とする、などという内容です。

さらに、私は11月9日、直接、渡辺氏から「一、二年後に君を社長にする。今後君の定年は68才まで延びる可能性もある。全てのことを受け入れて、専務、球団代表・オーナー代行として仕事を続けてくれ」と要請されました。

野球は人々に夢や希望を与えてくれる国民的スポーツであります。中でも巨人は日本のプロ野球で最も歴史のあるチームであり、とりわけ責任の重い球団でもあります。巨人軍の代表取締役でもない取締役会長である渡辺氏が、その一存で代表取締役社長である桃井氏からオーナー職を突然、剥奪するというのは、多くのファンを集める伝統球団の名誉を貶めるだけではなく、会社の内部統制、コンプライアンスに大きく反する行為であると思います。

また、私は「総務本部長コンプライアンス担当」であるにも関わらず、「GM編成本部長の権限である、補強、とりわけFA交渉と外国人選手獲得を直接担当しろ」との指示も、渡辺氏から受けています。それならばなぜ、FA交渉や外国人獲得交渉が目前に迫ったこの時期に、混乱を招く人事を内示するのでしょうか。

私は読売新聞記者から巨人軍に入団しました。渡辺氏が巨人軍オーナーを退くに至った不祥事の直後に建て直しを期待され、7年間、巨人軍のため、プロ野球界のため、まっとうな経営をやらねばならぬとの信念で、一生懸命取り組んできました。必要なことは、監督、コーチ、選手、スタッフらと相談し、桃井オーナー、渡辺氏にも報告、相談し、了解をえてことを進めてきました。

巨人軍GM編成本部長の仕事は、巨人が闘う人的物的環境を整え、また新たな思想のもとで、常勝の巨人軍の実現に貢献することだと思い定め、補強一辺倒の強化策からの脱皮をはかって来ました。育成制度や選手練成システムを充実させて若者の力を生かしながら、補強とバランスをとった永続的なチーム整備に力を尽くしてきました。

全ての会社にそれが求められるように、読売巨人軍にも内部統制と健全な企業体質、つまりコンプライアンスが要求されると思います。それを破るのが、渡辺氏のような最高権力者であっては断じてならないのではないでしょうか。大王製紙やオリンパスのように、企業の権力者が会社の内部統制やコンプライアンスを破ることはあってはならないことであります。私は 11月9日に渡辺氏とお会いした際、これらのことにつき翻意を求めてきましたが、聞き入れられませんでした。そこでやむなく本日の会見に至りました。

私は、ジャイアンツというチームにも読売巨人軍という会社、そして私を育ててくれた読売新聞社にも深い愛着があります。選手、コーチ、監督を心から敬愛しています。そして、何よりも多くファンの方々を愛しています……。(言葉を詰まらせる)

私には、彼らを裏切ることはできません。不当な鶴の一声で、愛する巨人軍を、プロ野球を私物化するような行為を許すことはできません。これからどのような立場になろうとも、巨人軍、プロ野球界、プロ野球ファンの皆様に寄り添う存在でありたいと願っております。以上です。
10日の相場は、前日の欧米市場の大幅安、イタリア国債の利回り7%突破、さらに(私の先読みすぎるかもしれないが)スペイン、ポルトガル、ひいてはフランス等へも債務危機が広がる懸念で、全面安となった。
値上がり銘柄数は147に過ぎなかった。100を割り込むと暴落という雰囲気になる(鎌倉雄介の独自指標)。なおTOPIXは730▼19で10月5日に付けた年初来安値まで4ポイントに迫った。

パナソニック、ソニー、トヨタなど日本を代表する輸出関連企業の株価が年初来安値を更新、また新日鉄、郵船、野村證券なども年初来安値を更新した。業種別指数は全業種値下がりだった。わずかDeNA、カプコン、スクエニなどゲーム関連の一角が上げた。

ハザマ(推)、ライト工(推)、五洋建、世記東急などは、下げたとは言え、前日の上げに比べ半分程度の下げであり、比較的強い動きだったと言えよう。

ハザマは14時00分に決算を発表した。注目の2012年3月期についても上方修正した。
経常利益は24億円予想(四季報は28.5億円予想)を36億円に増額した。純利益も9億円予想(同14億円予想)を18億円に倍増させた。予想1株利益は18.3円(会社発表は15.72円、この違いについては後述)。
これを受けて株価は、170円だったのが177円まで急騰したが、例の「折込済み」(この漢字あえてこうしてます、これについても後述)ビョウの連中の売りに押されたか、じりじり下げ結局169▼4の引け。

「オリコミ済み」は、言うまでもなく「織り込み済み」が正しい表記だが、「折込済(み)」とする人が、最近は圧倒的に多い。嘆かわしいが、これにはワープロ(便宜上ワープロなる言葉を使う)の罪も大きいと思われる。気付いておられる方が多いと思うが、ワープロで漢字変換すると、一番使うものは、ほとんどの場合1番目になく2番目にあることが多い。これは意図的としか思えないが、一体どういう人が、こういう愚かしいことをしているのだろうか。さきほど「つみ(罪)」という言葉を使ったが、これも1番目は「積み」となる。「おりこみずみ」も1番目は「折込済」だから、株式投資を始めてまもなくこの言葉を知った人は、「折込済」が専門用語だとでも思ってしまうのではないか。

話が本筋から離れてしまったが、言いたいのは、ハザマのこの上方修正は、織り込み済みでは、決してなかったということである。PER9倍そこそこの株価は、評価不足がはなはだしい。「真実は勝つ」の信念でがんばりたい。

[1株利益は18.3円か15.72円か]
今期予想1株利益、決算短信では15.72円になっている。利益18億円としての数字である。
しかし会社四季報では利益14億円で1株利益14.2円としているから、18億円なら1株利益は18.3円程度になる(会社情報も同じ算出法)。
この違いは、どうしたことか?結論だけ言うと、どうも自己株式の扱いの違いによるもののようである。会社は自己株式も含めて算出、四季報、情報は除外して算出しているので、こういう違いが出るわけだ。
こういう重要なことが、ほとんどの一般投資家に知られていないのは、由々しきことではないか。
それはともかく、普通、投資家は、四季報や情報の数字で1株利益やPERを考えるから、ハザマの1株利益は18.3円とみてよかろう。

欧米各国の株価は、現在そろって大きく上げている。
明日に期待して、早めに寝るとしよう。

11月10日 23時41分記

追記=オリンパス、大王製紙は第2四半期報告書を提出期限の11月14日までに提出できないと発表、これを受けて東証は両銘柄を監理銘柄に指定すると発表した。今後は管理ポストで売買される。12月14日までに提出できないと上場廃止となり、整理ポストに移される。
9日の相場は、前日とは打って変わって、ほぼ全面高だった。中でも当道場の推奨株や取り上げてきた銘柄には、大きく上げるものが目立った。
すなわちハザマ(推)173△18(東証1部値上がり率4位)、ライト工(推)363△20(同26位)、五洋建、グリーが、そろって年初来高値を更新した。

前日の決算発表で、今期業績については上方修正しなかったライト工は、それを嫌気してと思われるが、小安く寄り付いて始まった。ここまでは予想通りだったが、そのあと大きく切り返し結局高値引けし年初来高値も更新したのは、うれしい誤算だった。投資家は、結局、早晩上方修正すると読んで、この会社の震災復興本命としての評価を強めたということだろう。

ハザマは10日の9月中間決算発表を控え、そのとき発表される今期予想への期待が高まったための急伸であろう。今期予想1株利益は四季報の数字でも14.2円、中間期の増額分を通期予想にオンするだけで来期予想1株利益は20円近いものになる。会社が、どういう数字を出してくるかは、ライト工の例でも分かるように、予想不能ではあるが、実態としては15円から20円程度とみるなら、173円の時価は、なお著しく割安といえる。

世記東急は、相変わらず重い動きだ。それでも引けにかけプラス圏に浮上した。先行する五洋建、ライト工、ハザマ等の人気が今後他の銘柄にどれだけ波及するかだが、早晩見直されるとみて持続。

今私が注目している銘柄を挙げておこう。
前稿で書いたネットワンシステムのほか

1812鹿島(東証1部)
1882東亞道路(東証1部)
6964サンコー(東証2部)
9624長大(東証2部)

イタリアでベルルスコーニ首相が辞意を表明したが、イタリア国債の利回りは危機水域とされる7%台に一気に乗せてきた(一時7.4%)。後継首相選びの難航も予想されていて、欧米各国の株価は、そろって大きく下げている。上げ下げが日替わりで、安心していられるときがないという相場環境だが、そういう時代だと割り切って対処していくしかない。

11月10日 2時09分記
ライト工(推)は、増額修正されなかった昨日の決算発表を受け、340▼3で寄った後339円まであったが、切り返し、347まであって345△2の引け(前場段階)。
この辺をどう読むかについては、ヤフーファイナンス参照。

7518ネットワンシステムズ 219000△1800(前場終値)
かなり前に社名だけ挙げておいたように記憶するが、ここに来て大きく上げている。何のことはない。10月27日に今期業績予想を大きく上方修正しているのだ。実質PERは11倍程度と、今後の同社の将来性を考えると超割安。
こういうこととは別に、同社は今日の日経朝刊に
「ITはコスト」
そう考える経営者は、
もう少数派です。

という全面広告を掲載している。
今後の業績への満々たる自信を示すものとみる。
というわけで小生、22万円強で、少し買ってみた。読者諸氏にも、急ぎご紹介しておく次第。

11月09日 11時41分記
8日の相場は、時間を追うにつれ下げ幅を拡大、結局、日経平均で111円あまりの値下がりとなった。しかし値上がり銘柄数が182(値下がり銘柄数1429)が示すように、全面安で、実感としては200円以上の値下がりだった。
TOPIXの終値738は年初来安値を付けた10月05日の726の翌日06日の737とほぼ同じ水準だ。2部指数、JQ、マザーズも06日とほぼ同水準、一人、日経平均だけが8522円に対し8655円とかなり上回る。

8日の下げにはオリンパスの損失隠しの影響が大きかったようだ。これに野村證券グループが関与したのではないかという疑惑(野村證券は否定)で、野村證券株も大きく売り込まれた。
注=オリンパスは有価証券虚偽記載とか背任(前社長等)、粉飾決算等々の疑惑が出ているわけで上場廃止のおそれも否定しきれない。

ハザマ(推)、ライト工(推)、五洋建、世紀東急なども、そろって下げた。

世紀東急が決算を13時ちょうどに決算を発表した。9月中間期は会社発表の、これまでの予想数字を、やや上回った(経常利益は▲430予想が▲294だった)が、通期予想は期初予想を据え置いた。
これを受けての株価は13時00分10秒に直前と同値の49円で22000株、商い成立となっており、中立要因だったとみていいだろう。ただし、その後の全般安に押され引け値は47▼2。

ライト工は16時30分に決算を発表した。9月中間期は、当然ながらながら先般の上方修正したときの数字と大差なかった。問題は今期予想だが、修正はなかった。

なお、通期業績予想に関しましては、現時点では見直しを行なっておりません。
今後修正が必要となった場合には、速やかに開示いたします。

という、先般上方修正したときと同じ文言が、再び掲載されている。
まあ、ぎりぎりで上方修正するのだろうが、市場がどうみるか。9日は期待はずれの売りがかなり出るかもしれない。いつも言ってることだが、日本の企業が、下方修正を過度に恐れ上方修正すべきときでも、なかなかしようとしない(今回がそうだとまでは断言できないが)。これもまた、投資家の不信感を買う一つの要因である。

イタリア情勢がらみで、円が対ドルでまた円高になっている。

11月09日 3時07分記
オリンパスの巨額損失隠し(粉飾決算疑惑)が、明らかになった。

オリンパスの今回の件は、いろいろ各所で詳しく論じられるだろうから、ここでは論じない。
ただ一つ言いたいことは、解任されたマイケル・ウッドフォード元社長の告発内容を見れば、どうみても、オリンパスはおかしい、何か隠さなければならないことをやっていて、それを隠すために、あのような、とんでもない行為(英ジャイラス買収に伴い助言会社に買収総額の3分の1もの報酬を払っている、ほとんど売り上げのないような会社3社の買収に730億円も支払った)に走ったのは、疑いの余地がないのに、どうしてこうも日本のマスコミや証券取引等監視委員会の動きは鈍いのかということである。

オリンパスのあまりに情ない、とんでもない行為に、また日本の証券市場の信頼性が揺らいでいる。
政治、経済、教育、何もかもぼろぼろの日本、「とてつもない日本」(麻生太郎)とか「日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか」(竹田恒泰)などと、血迷ったようなことを言っているときではない。
「はやぶさ」や「スカイツリー」に浮かれているのは、あまりに悲しいではないか。
それはそれとして、最近の日本の株式市場は、プロデュ―ス(2008年10月上場廃止)、FOI(2010年6月上場廃止)など、とんでもない事件が多すぎる。東証などは上場審査をきちんとやる能力があるのかという疑念を持っているのは、私だけではないだろう。

そして今回のオリンパスである。
しかし、今回の件は、また別の意味を持つ。

すなわち、問題発覚の端緒となったのが、外国人だったということである。このウッドフォード氏を社長にしなければ、この問題は、少なくとも、まだまだ発覚しなかったであろう、もしかしたら、永遠に隠しおおされたであろう。ロッキード事件に相通じるものがある。
要するに、日本人の隠蔽体質が根底にあるのではないかということである。

もう一つ、日本を代表するような優良企業で、このような酷いことがおき、善良な投資家が酷い目に遭うということである。
思えば、まず日本航空が倒産、株主優待期待の多くの株主に多大の損失を与えた。続いて東京電力が原発事故を起こし60万人もの株主が酷い目に遭った。東電株暴落は他の電力株安も招いたから被害者の数はこの何倍にもなる。そしてオリンパス。

私は日本航空も東電もオリンパスも持ってなかったから、幸い被害はなかったが、実はプロデュースもFOIも持っていて被害を被っている!!粉飾を見抜いたわけではなく、そこそこあった保有株は問題発覚直前にあらかた売り、損害額は笑って済ませられるくらいのものだったが。私は株をやって半世紀弱、数え切れないくらいの企業の株に投資してきたが、倒産会社の株は持っていたことがないというのが自慢だったのに、このわずか3年で2社が立て続けに上場廃止という憂き目に遭っているのである。
ここにこそ、私は、壊れている日本、アソーさんとは全く逆の意味で「とてつもない日本」を感じるのである。

日本は必ず復活すると敬愛するドナルド・キーン先生も仰っていたかと思うが、キーン先生は文学者、不遜ながら、先を読む能力では、私の方が上だと自負している。この体たらくでは、日本は、そう簡単には復活できない。失われた10年は20年になり、さらに続いているではないか。

自民党はだめ、民主党はもしかするともっとだめ、4%成長などという世迷言をいっているみんなの党は論外、経済オンチの社民党、共産党もだめ、嗚呼、我らの未来は暗い。

このままでは日本は想像を絶する人口急減に見舞われよう。先を読めない日本の政治家、国民は、これに気付いていない。猪口邦子とか小渕優子とか、どうしてこうもとんでもない人を重要閣僚の少子化担当相に据えるんだ。一体少子化対策にこの二人、何をやってくれたか。ああ小渕優子氏は日本の人口を1人増やしてくれましたな、確かに。しかし少子化と貧困が密接に結びついていることをご存知ない人達としか思えない。
いやいや、八つ当たりしてもしようがない。

嘆けとて月やはものを思はするかこちがほなるわが涙かな

11月08日 20時27分記