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21日の相場は、主力株が輸出関連を中心に下げる一方、食料品、小売が上げ、補正予算成立を受け復興関連の中堅建設の一角も上げた。日経平均は小幅下げで年初来安値をついに更新した。TOPIXは連日の年初来安値更新。
こうした中、前場、人気を集めたのがハザマ(推)。連日の高値更新で195円まであったが、大引けにかけ利食い売りが優勢になり183▼1の安値引け。
逆に後場人気になったのがライト工(推)。一気に高値更新、368円まであって、大引けは366△20。
またオリンパスがストップ高する一方、DeNAが12%超の急落となった。

21日の欧米市場は、そろって急落している。
ヨーロッパ各国は2~4%程度の下落。アメリカもダウ、NQとも、現在2%強の下落となっている。
ヨーロッパについては、財政問題への懸念が強いなか、ムーディーズがフランス国債利回りの上昇による格付けへの悪影響を指摘したことが、響いている。アメリカは、これに加え8月にもめた財政赤字削減を巡る超党派協議が、難航していることも悪材料だ。。

CME日経平均先物も90円弱の下げとなっており、22日の相場は厳しい展開が予想される。

11月22日 0時52分記
2011.11.21 闇に蠢く
言うまでもなく乱歩から拝借した。

まさにこの言葉がぴったりの、日本の株式市場だ。
NYタイムズ、WSジャーナル、FACTAなどが、オリンパスと闇社会の関係に言及する中、日本の主要マスコミはだんまりを決め込み、これが功を奏したか、21日、オリンパスはストップ高。オリンパス情報がらみで「闇株新聞」(ブログ)も人気独占状態。

また、ここ何のまともな材料もなく日東紡、新日本理化が急騰を演じている。例の旧誠備グループ=加藤晟が手がけているのでは、という噂で上げているのだという。こちらも、もちろん「闇」社会とのつながりが云々されるところだ。

不幸につけこんで取り込むのは、オウムなどカルト宗教の常套手段だ。
現在の日本の株式市場も、打つ手なしの超閑散・底なし沼状況だ。そのため、こうした、怪しげな勢力にすがる人たちが激増しているのだろう。

情なくもあり、また驚いたことが二つある。

一つは、夕刊フジ(11月16日付け)「株ー1グランプリ」に登場の6氏の推奨銘柄(1人3銘柄挙げるので合計18銘柄)を見ると、なんとオリンパス、新日本理化を2人が、また1人は日東紡を挙げているではないか。もちろん誰も加藤晟に期待などとは、決して書かない。「日東紡は断熱材需要が見込め、株価は高値圏ながら要マーク」といった具合だ。
まあ、このルールは、「その後の高値」方式だから第一ステージで遅れをとった方が、博打的手段に出るのも、分からんではないが、ちょっとさもしいんでは・・・

もう一つは、日本の主要マスコミ(朝日、読売、毎日、日経、NHK)は、オリンパスと暴力団、あるいは、それを報じたNYタイムズ電子版について、沈黙を守っている。何があるのだろう。オリンパス上場維持に向けた阿吽の呼吸かなどと、私は憶測していた。
で、昨日ネットで調べてみたら、なんと日経電子版がNYタイムズ電子版の記事について書いているではないか。しかし、今日の夕刊時点までで、日経は、依然触れていない。アリバイ工作的に電子版にだけ載せたのだろうか。NYタイムズだって電子版だろ。電子版の読者獲得に燃えてるところだから、ちょうどいいし、申し開きも立つ、まさに一石二鳥だわい、ということか。
いやはや、茫然、唖然。

というわけで、まじめに株をやってるのは、わらわ一人ではないか(まさか)と嘆く鎌倉雄介であった。

11月21日 16時45分記
日経平均が8500円を割り込み、9月26日に付けた年初来安値にも、ほぼ並んだことで、案の定8000円割れもとか言い出している(そういう見方が紹介されている)。少し前までは、今後のレンジは8500円~9500円とか8500円から10500円とか、ほとんどの人が言っていたのではないか。

私など、日経平均が数ヵ月後1年後どうなっているかなど、少なくとも責任を持って予測することなど、ほぼ不可能と思っているし、また、日経平均がどうなるかを、そう精確に予測できなくても、株式投資において、さほど支障はないと思っているので、そうした予測は原則しないことにしている。

他人の予測を見ていても、まさに天気予報の長期予報と同じだと、いつも思う。
つまり、冷夏と言ったら猛暑になったり、厳しい寒さと言ったら暖冬だったり、もちろんぴったり当ててみたり、まさに当たるも八卦当たらぬも八卦なのである。

そもそも、そんな遠くまで人間の視力、洞察力は及ばないと自覚すべきだと思うのである。

さて、今後の相場見通しである。
欧州債務問題は、依然楽観を許さない。ドイツ以外、どの国も悪役に踊り出かねないという、まさに役者ぞろいなのである。スペイン、フランスという大国も危うさを秘め、頼りのドイツは積極的支援に及び腰なのだから、我らは、これからも、はらはらしながら見守るしかない。

アメリカは8月にもめた財政赤字削減を巡る超党派協議が、現在またもや難航している。23日が期限だが、いずれにせよ当事者でない日本市場も振り回されることになる。

ほとんど明るい材料は見当たらないが、ここアメリカの個人消費は堅調な指標が出ており、週末から本格化するクリスマス商戦に期待がかかる。

日本では、タイの洪水がようやく山を越え自動車を始め各社生産が正常化しつつあることが、多少の好材料。
また第3次補正予算案が21日に成立する見通しだ。またその財源を確保するための復興増税法案など5法案が24日に衆院を通過する(民主・自民両党で合意済み)。
これを材料に、復興関連銘柄が人気化する可能性が、ある程度あろう。

何せ、輸出関連などの主力株、また金融株などの主力株の下げは、目を覆いたくなるほどである。反社会的勢力の関与も言われる(NYタイムズ電子版ほか)オリンパス問題も、単にオリンパスだけのことで済まない恐れも出ている。

こうしたことから、逆に復興関連の中・小型株(すなわちハザマ(推)、ライト工(推)、五洋建設、東亜道路(推)、世紀東急等)に人気が集中するか、そうは問屋が卸さず、これら銘柄も冴えない動きを余儀なくされるか。
相場は相場に聞くで、柔軟に対処したい。運用額はやや控え目にキャッシュポジションはやや多めにしておきたい。

11月20日 20時56分記
2011.11.19 利休鼠
雨が降っている。
うちの猫が外へ出せと、脅したり甘えたりと、しきりに寄ってくるが、無視。もう、一度、うっかり脱走されて(「猫穴」の封印を忘れていたのである)ずぶぬれになって帰ってきて難渋したのである。

雨で、ふと思ったのが「利休鼠」、北原白秋の「城ヶ島の雨」に出てくるあれである。

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

「利休鼠」とは、どんな色か?
昔、インターネットなどない時代、どういう色かはっきりしないとか書かれているのを読んで、ちょっと驚いたことがある。そんななぞに満ちた言葉、色が、現代に残っているのかと。
今日、ネットで検索してみた。
なんと、いとも簡単に、自信満々の説明があふれているではないか。カラーで実際の色さえ見られる。それはそれで、便利な時代になったものよ、でいいのだが、看過できなかったのがWikipediaの以下の記述である。

利休鼠(りきゅうねず)は緑色がかった灰色。(りきゅうねずみと読むのは誤り。)

江戸時代後期の「四十八茶百鼠」と呼ばれる流行色の一つで、織田信長や豊臣秀吉の茶頭であった安土桃山時代の堺の商人千利休とは関係が無い。

名の由来として「地味で控えめな色彩であることから、侘びた色として侘茶を大成させた利休を連想した。」「地味で品のある色合いから、利休好みの色と想像された。」「抹茶のような緑から利休を連想した。」などの説がある。

同じく歴史上の有名人の名を冠した流行色には「小町鼠」などがある。
(以上Wikipediaより)

「千利休とは関係がない」と書きながら、後段の記述は一体どうなってるのだろう。

それ以上に驚かされたのは「りきゅうねずみと読むのは誤り」という記述だ。
えっと思い辞書を調べるが、全て「りきゅうねずみ」である。染料業界では「りきゅうねず」というらしい(ネットの見出し)。(注=考えてみれば「ねずみ色」のことを略して「ねず」と言うことがある。戦前の匂いのするような言葉である。明治生まれの人が言っていたのを、今思い出した)

Wikipediaは便利だが、信頼性にかけることおびただしい。ただほど高いものはないということか。
そういえば、かなり前、野口悠紀雄氏が、自分の経歴をWikipediaで調べたら、事実でないとんでもないことが書いてあったと怒っておられた。そういうエリートコースから外れたポスト(これは私のうろ覚え的解釈。要するにあんまり冴えない部署と野口氏は考えているポスト)には行っていないと怒っておられたのである。こういう怒り方、その露骨な書き方にもまた絶句したが。

なんにしろ言葉というのは、長い歴史を有するのであり、簡単に「間違い」などと断定することは、よほど慎重にすべきだろう。

以前「荒らげる」について書いたことがある。私が「あらげる」とばかり思っていたのに、実は「あららげる」が伝統的正統な読みであったということである。しかし、それを書いてあまり時が経たず、文化庁が、「あらげる」は間違いで、何%の人が正しく覚えているかという調査(「国語に関する世論調査])をして結果を発表しているのを知り、唖然とした。本来はこうだが慣用としてはこうも言うとか、その判別は難しいものがあるのではないか。
 

「憧憬」を、皆さんはどう読むだろうか。
[どうけい」と読む人のほうが多いと推察する(少なくとも団塊の世代は)が、普通、辞書は「正しくは」「しょうけい」といった記述をしている。「どうけい」については「誤り」とするもの、「慣用読み」とするもの、→「しょうけい」として判断しないものとさまざまである。

11月19日 20時20分記

追記=白秋は隣家に住む虐待されていた人妻松下俊子と、同情から恋愛関係になり、夫から姦通罪で訴えられ、1912年(明治45)市ヶ谷の未決監に身柄を拘束される。その後釈放になるが、結局松下俊子は夫と別れて白秋と結婚する。三浦三崎で二人の新生活が始まり、その家のすぐそばに城ヶ島があり、毎日見ていたという。

どうにも止まらないと言っても、どうにも下げ止まらない相場が止まらない。
なんとかもたせて来た日経平均も、ついに9月26日に付けた8374円13銭にあと78銭と迫る安値で、18日は終えた。

主力株は輸出関連、金融、不動産等、ほぼ全面安だったが、ツガミ、森精機、牧野フライスなど機械株には、値上がりするものが目立った。これはタイの洪水復興需要を期待してのものと思われる。HDDや自動車関連をてがける機械株の値上がりが目立った。
なお株式新聞は大手ゼネコン株を本命に挙げる記事を配信していたが、見込み違いに終わろう。株を知らない方の見方としか思えない。実際大手ゼネコン4社はそろって値下がりしていた。
「材料は1株当たりで考えよ」というのは、私の投資手法の重要な1つなのだが、これで考えれば、ツガミなどが上がり大手ゼネコンが上がらないわけが良く分かる。
すなわち大手ゼネコンの1社、大成建設の発行株数は11億4026万株余り、対してツガミは6801万株余りに過ぎない。もっと分かりやすく言えば、売り上げは大成建1兆2181億円余り、対してツガミは359億円余り(いずれも2011年3月期)であり、ツガミが機械を18億円売れば年商の5%になるが、同じく5%を売ろうとしたら、大成の場合610億円も売らなくてはならない。610億円という数字は、オリンパスの買収会社の将来売り上げ超過大評価みたいなもので、ありえない。

ハザマ(推)は安寄り後、一時188円と年初来高値を更新したが、引けは184▼1。格好の休養になったとみていいだろう。弱気になる必要はないとみる。

ハザマの一服に対しライト工(推)、五洋建設は、ともに反発した。前日、ここで反発しないと危ない的なことをライト工については書いたと記憶するが、それは五洋建にも言えること。ともに、この難所を乗り切って、期待をつないだ。

東亞道路(推)が3日続落となった。ただ133円安値をつけるとダブル底になるとしたのを実現したと考えればよかろう(132円まであったわけだが1円程度の違いは問題ないことは言うまでもない)。もちろん、月曜以降132円を割り込んで下げるようだと、見方を変える必要があるが。

11月19日 1時12分記
17日の相場は、前日のアメリカ株の大幅安にもかかわらず、小幅ながら上げた。
主力の輸出株(パナソニック、ソニー、など)が、そろって上げたことで分かるように、ここ大きく下げた銘柄に対する買い戻しが中心の上げだったと言えよう。

いかがわしい筋の介入が言われる日東紡が値上り率1位。こうしたまともでない(業績も悪く論理的に買われる理由がない)銘柄を除くと、1日小休止を入れただけで高値更新したハザマ(推)の強さが目立った。今後の対処方針については11.15「ハザマが急伸」で書いたとおり。

直近の推奨株、東亞道路が推奨後2日続落となってしまった。今こそ仕込み場ではないかと考えるが、すでに高いところを買ってしまった方には、お詫びしたい。年初来安値吸い込みパワーが働くと123円まで下げる恐れもあるように、以前書いたかと記憶するが、よくよくチャートを見ると、9月30日に133円をつけており、よほどでないと、ここで下げ止まろう。17日の安値が135円。これでダブル底形成となった可能性もある。世紀東急も同じだが、年初来安値近辺で底這う銘柄は、なかなか底値圏から脱出できないでいるので、楽観は出来ないが、どこかで反転するはずで、辛抱が肝要。

ライト工(推)は9日に急伸した後調整している。これで3日続落となる。そろそろ戻らないと、戻れなくなりかねない急所に来ている。

ここまで書いてアメリカ株を見たら、数10ドルの下げだった(それを前提に書いていた)のが、180ドルくらいの下げになっている(NYダウ)。ヨーロッパ各国も1.5%前後の下落だ。
為替も1ドル77円を割り込むかどうかの水準、また1ユーロも103円台と円高が続く。
ヨーロッパの債務問題が依然重くのしかかっており、薄氷の上を行く相場環境と覚悟すべきだろう。

11月18日 3時11分記
ハザマ(推)が、後場14時過ぎから上げ足を速め186円まであって大引けは185△6。
後場だけで300万株近い大商いで、持続して上げる銘柄がほとんどない市場の希望の星となっている。

11月17日 15時07分記
現在の日本の株式市場は、タイトルの言葉(アガサ・クリスティーですな)を、思わず思い出してしまう惨状だ。東証1部のそこそこの企業の株価が20分以上も全く動かない、というかその間全然商い成立せずなどということが、結構起きるのである。15日の売買代金7287億円は本年最低だった。

16日の相場は、アメリカ株高にもかかわらず下げた。
TOPIXは724▼7で10月05日に付けた726を下回って、年初来安値を付けた。
騰落銘柄数は値上がり279、値下がり1235だから、その差-956。これを5で割った値が実感としての日経平均の下げ幅というのが、私の考案したやり方なのだが、日経平均が除数を決めたときより大きく下げてしまったため、今は6で割るのが妥当かもしれない。それでも-956÷6=-159、すなわち日経平均は79円安(実際の下げ幅)より159円安の方が、しっくりする全面安だった。

フランス国債の格下げ懸念、イタリア国債利回り再度7%台乗せ、円高継続と、悪材料には事欠かないが、欧米各国、さらに中国と、懸念材料だらけの中、日本経済の方がよほどましという見方も出来る。
上げ下げの繰り返しで、強気にも弱気にもなりきれないが、慎重に、しかしあまり弱気にならずに対処していきたい。

11月17日 1時34分記
2011.11.16 災厄の国の民
かのエラリー・クイーンの小説に「災厄の町」というのがあるが、我が日本は東北の大震災、オリンパスの損失隠し事件による株価暴落等、普通に生きている、いわば無辜の民が、とんでもない災厄に見舞われる事件が、近年、異様なくらい多発している。

津波で肉親を失い年賀欠礼しますという葉書をいただいたり、東電株を遺産相続でもらって途方にくれている人とか日本航空がらみで酷い目にあっている人とかを身近に見聞きしたりして、一体、日本航空倒産(2010年)以降で、どれくらいの人が、こうした大災害、事件に巻き込まれて難渋しているのかを、考えてみた。

もとより、細かく精緻に分析しようというものではなく、大雑把に、しかし大本はしっかり押さえてを基本に、考察してみた。

A=大震災・原発事故関連

福島県≒200万人(被害の程度は千差万別だろうが、風評被害を含め全県民が災厄に遭ったとした)
宮城県≒100万人(全県民235万人中これくらいと考えた)
岩手県≒ 50万人(全県民133万人中これくらいと考えた)
その他≒ 50万人(茨城県民等周辺県民で災厄にあった人の合計)
その他≒ 50万人(柏等のホットスポットなどの災厄にあった人の合計)
その他≒ 10万人(浦安等の液状化、長野県栄村等の余震被害)
その他≒ 50万人(狭山茶など近県の農作物汚染等での被害者)

B=株式の価格暴落関連(株主数×2.5。2.5は1株主の家族数)

日本航空=39万人×2.5≒100万人
東京電力=75万人×2.5≒190万人
その他電力=127万人×2.5×0.5≒160万人(東電に比べ下落率が小さいので×0.5。沖縄電力は原発がなく下落もしていないので入れてない)
オリンパス=2万人×2.5=5万人

注=大王製紙もあるが、こちらは株価の下落率が比較的小さいのであえて無視。

C=安愚楽牧場関連

投資家≒7万人×2.5≒17万人
牧場経営者≒0.4万人×2.5=1万人(安愚楽と契約して牛を育てていた農家)

有効数字的にグジャグジャになったが、お許し願って、これらを合計すると
983万人になる。
このほか、大震災の被害の大きかった3県の人たちを除いても、放射能がらみで地価が下がった、海の近くのため津波の危険が言われ地価やマンション価格が下がったといった災厄にあった人も多い。
(水害も大変なものがあったが、数字が分からないのと、程度の差こそあれ毎年起きることなので除いたことをご了承願いたい。)

これをまとめると、A~Cの合計で約1000万人、
これに3県を除く地価下落等による被害者を加えると、恐らく1200万人つまり全日本人の1割にも当たる人たちが、わずか1年余で、ほとんど考えられないくらいの大災厄に遭遇してしまったのである。

私たちは、こうした、先の見えない不確実な世界を、浮き草のように生きているのであった。
折しも東証株価指数は本日、また年初来安値を更新した。
板子一枚下は地獄と心得、心の安寧を保ってこの浮世を生きていこう。

追記=大震災で大変なめにあわれた方とそれ以外のもろもろのことを一緒に論じることは、ややデリカシーにかけるやも知れません。ただ本稿の真意をおくみいただき、ご容赦ください。

11月16日 21時23分記

2011.11.16 東亞道路
1882東亞道路(東証1部) 142△3(11月15日終値)
出来高23000株(売買単位1000株)
2/24=123円~238円=3/23(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆

同じ建設株でもハザマ、ライト工のように、最近年初来高値を更新した銘柄もあれば、大手4社(鹿島、大成、清水、大林)や世紀東急のように年初来安値よりやや高い程度の大底圏で悶えているものもある。
大手の場合、現在の市場エネルギー不足で他業種でも同様の傾向が見られるので、ある程度納得できるが、東亞道路の場合、どう考えても納得できない。

11月07日、引け後に9月中間決算を発表した。売り上げ、経常利益、税引き利益全て期初予想を上回った。経常利益は11.0億円の赤字予想を7.65億円の赤字予想に上方修正した。ただし2012年3月期については、据え置いた。経常利益は16.5億円(前期は21.24億円)の減益予想である。
なお、これを受けての、08日の株価は1円安で寄り付き大引けは3円安。ただし日経平均112円安の日であり、東亞道の出来高も前日比減だから、要するにこの決算は、ほとんど材料視されなかったとみてよいだろう。

1株利益は17.5円予想。四季報は20.0円予想。
中間期が予想を上回ったことでもあり、ここでは四季報予想の20.0円が妥当とみ、これで計算する。
PERは7.1倍。実質1株利益で算出した実質PERは6.2倍。
これはいくらなんでも安過ぎないか。

ちなみに同業各社のPERを名目値(実質値)の形で示す。
日本道路 =10.2倍(8.5倍)
NIPPO   =14.1倍(12.6倍)
前田道路 =12.1倍(11.1倍)

なお受注動向をみると通期で前期比1%増計画で四季報は「達成微妙」としている。これに対し9月中間期の受注実績は1・8%増と好調だった。

11月16日 0時17分記