30日の相場(東証1部)はアメリカ株高もあって全面高となった。
日経平均は102円余りの値上がりにとどまるが、値上がり銘柄数1393(値下がり銘柄数185)が示すように、小型株中心に大半の銘柄が値上がりしたわけだ。

これで4立会日連続高となり、徐々に投資マインドも回復しつつある。物色の圏外に放置され続けて来た2部市場(東証・大証)や新興市場(すでに上げていた主力株は除く)の銘柄も、息を吹き返し始めるものが、増えている。

前回、ゲームソフト会社3社について書いたが、コナミが急騰、コーエーテクモ、スクエニも上げた。カプコンも急騰した。コナミは、これで高値更新だが、コーエーテクモ、カプコンも同様のコースとなろう。
グリー、おそらくはDeNAも、こうした流れからすると高値更新の可能性が大きい。

スタートトゥデイも急伸、高値更新をうかがう勢いだ。

いずれにせよ、こうしたネット関連は、為替やアメリカ株に左右されにくく、大半が需給関係もよいので、思っている以上に息の長い相場となりそうだ。

ライト工業(推)が続伸、7月11日に付けた311円の戻り高値を更新した。出来高も増加する一方、日証金の買い残は減少している。来期経常利益は今期の会社予想の2.08倍の25億円が期待できPERも11.0倍、PBRは0.56倍とくれば、338円高値更新は時間の問題だろう。

8月31日 8時10分記
29日の相場は、トヨタ、ホンダは下げたが、中小型の好業績株を中心に値上がりする銘柄が目立った。
最近当道場で取り上げた銘柄では、グリー、DeNA、スタートトゥデイ、エービーシーマート、ダイセキ環境ソリューションなども大きく上げた。

推奨銘柄にしたライト工業は309円まであって307△6。25日に付けた307円を抜いたことで、次の節目は7月11日に付けた311円。これを抜けば、いよいよ338円高値が見えて来る。

29日のアメリカ株は、ハリケーン「アイリーン」が竜頭蛇尾というかたいしたことにならなかったうえ、いい経済指標(個人消費支出)が発表されたことで、大きく上げている。円の対ドル相場もやや円安方向。
アメリカの場合、経済指標次第で、どちらにも大きく動くので、今後も、しばらくは、数字に大きく振り回されることになろう。

ライト工業は、出来高も順調に増加しており、また信用の取り組みも好転しつつある。大震災復興関連の本命として、また好材料豊富な好業績株、PERでも買える建設株として、ここから佳境か。

ソーシャルゲームでは、グリー、DeNAのほかコーエーテクモ、コナミ、スクエニなどのゲームソフト各社も要注目だ。この3社は16日に日経がSNS(交流サイト)向けゲームの売り上げ急増としたため急騰し、その後調整していたもの。ここ出直り傾向にある。この3社ではコーエーテクモの出遅れ・割安さが際立つ。他の2社に比べ取り組みの悪いのは気になるが、PER、成長力どちらで見ても、コーエーテクモが上回る。
来期ベースのPERをみると、コナミ、スクエニが23倍強だが、コーエーテクモは14倍に過ぎない。

8月30日 1時13分記
2011.08.29 ライト工業
1926ライト工業(東証2部) 301△1(8月26日終値) 出来高258.1千株(売買単位100株)
1/04=205円~338円=3/22(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆

26日の相場を見ると、フェローテックが太陽電池関連で急騰したが、これは太陽電池がらみで好材料が出たためで、再生エネルギー特別措置法が成立した割には、同関連銘柄の株価は目立った反応を見せなかった。
むしろグリー、DeNA、クルーズなどソーシャルゲーム関連が急伸したのが目立った。特にグリーは年初来高値が再び射程に入りつつあり、日証金の取り組みが再び株不足になったことでもあり、期待できよう。

また不動テトラ、日特建設などの特殊土木というか地盤改良等が得意な中堅土木各社の堅調も目を引いた。
この流れで、これまでたびたび触れてきたライト工業を推奨する。

同社は大震災復興関連の本命とも一部で言われるが、東北発祥であり連結子会社に気仙沼本社の小野良組を有するなど、本命に恥じない実体を持っている。さらに東北リアライズ(仙台)、みちのくリアライズ(盛岡)など、東北各地に地域子会社も持つ。
小野良組は4-6月、震災関連工事で15億円の受注を確保したという。前期の年商が35億円だから、3カ月で震災関連15億円受注が、いかにすごいか分かろう。

こうした状況からみて、今期はともかく来期業績は飛躍的によくなるのではないか。
実際四季報速報は8月19日、来期営業利益=経常利益を25億円に増額した(現四季報では15億円)。予想1株利益は28.5円。
なお今期経常利益は会社は12億円予想(前期は11.71億円)を据え置いたが四季報速報は14.3億円予想(現四季報は13.5億円)。

さらに同社は液状化対策工事でも豊富な実績と高い技術力を有する。宅地の液状化対策で個人負担を軽減する新制度を国交省が設けることがすでに伝えられており(日経7月6日朝刊参照)、この関連工事も、今後大いに有望だ。

最後に、取って置きの材料を紹介しよう。少し前に同社HPを見られたしとした材料である。
以下8月16日の同社HPのニュースリリースより

福島県飯舘村現地ほ場における農地土壌の物理的除去試験への協力について
 
当社では、東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所事故により放射性物質に汚染された農地土壌(水田)の除染に関して、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所が推進している物理的な除去工法に係る研究開発に協力して取り組んでおります。

このたび、福島県飯舘村における現地実証試験を農村工学研究所の下で実施することとなりました。詳細については、農村工学研究所のホームページ(http://www.nkk.affrc.go.jp/)に掲載されております。

なお、地合いの悪さもあってか、このニュースでも、四季報速報でも、同社の株価は、全くと言っていいほど反応していない。この本来、大変な材料は、今後じわじわと評価されることになろう。

8月29日 0時20分記

2011.08.28 払沢の滝
26日(金)のNYダウはバーナンキFRB議長の注目の講演直後、具体的な追加緩和策への言及がなかったため急落、一時下げ幅は220ドル余になった。しかし、その後徐々に戻し、結局134ドル余高、1.20%の値上がりとなった。NQは2.48%の急騰となった。
具体策への言及はなかったものの、「検討を続ける」としたことで、期待が持ち越され、結果的に、ある意味最もいい形になったということだろう。

円の対ドル相場は76.6円台とやや円高気味、CME日経平均先物は、ほぼ変わらずの水準となっている。

私事ながら、右小指しびれ収まらず、右肩の鈍痛も1日の7割がた継続、ここに来てさらに首にも痛み。
というわけで、27日、28日と、パソコン休養日にし、水、河、滝好きの私は、払沢(ほっさわ)の滝に行って、そのあと道志で湯治とのんびりしてきました。
結果は、残念ながら効果なしですが、先週行った評判の個人病院は週1の専門医が今週お休みで、9月3日の来院待ち。MRI画像をみながら診断してもらう予定です。

払沢の滝(東京都檜原村)の滝つぼまで行ったら、大雨後のためものすごい水量(道志の雄滝の3倍くらい)で爆風に体がふらつきそう。滝つぼにうたれる人がTVなどでよく放映されますが、あんなことをしたら首を捻挫するか、水勢にふっ飛ばされそうでした。

相場については、しばらくあと(今日中の予定)に書きますので、今しばらくお待ちください。

8月28日 21時46分記
25日はアメリカ株の続伸もあって、主力株中心に上げた。
ただホンダ、コマツが5%を超す上げとなる一方、キヤノンは下げたので分かるように、これまで下げた銘柄ほど上げ、比較的堅調だった銘柄には冴えない値動きのものもあった。

26日はバーナンキFRB議長の講演がある。つまり日本市場の26日(金)の取引終了後のこととなる。何らかの金融緩和措置に言及するのではという期待があり、24日までのアメリカ株の大幅高は、そうした期待が背景にあるとみて良いだろう。アメリカの金融緩和は円高要因でもあるわけだが、よほどの措置でもない限り、すでに織り込み済みで、大きく円高に振れることはないとみていいのではないか。

25日のアメリカ株はNYダウ、NQとも高寄り後急落、現在1.3%程度の値下がりとなっている。
円相場は1ドル77.4円台と久し振りの77円台への円下落となっている。

いずれにせよ、アメリカ国債格下げショックから次第に落ち着きをみせ始めているようにみえる。この傾向が確かなものと言えるか、26日のバーナンキ講演が一つの回答になるだろう。

エービーシー・マートは小幅高だった。チャートを見ると、震災直後の安値2550円を除くと2800円どころを大底に反発している。直近でも8月23日に2806円をつけて戻っているわけだが、時価が2853円。好業績の上、円高で業績の上方修正が期待できるのに、この大底圏の株価は、魅力十分だ。

ライト工業は307円まであって引けは300△3と7月26日以来1カ月ぶりの300円大台回復となった。
実は誰も気付いていないようなのだが、面白い材料もある(興味のある方は同社HPで探してみられたい)。震災復興関連の本命として人気化する素質を備えているので、いずれ338円高値更新が見られるのではないか。
1株純資産563円、利益剰余金は時価総額173億円を上回る200億円と、抜群の財務内容なのも魅力だ。

8月26日 2時59分記
前日のNYダウが322ドル高したのに対し、24日の日経平均は93円安。
円高もあって、比較的小幅高で寄ったのだが、その後じりじり下げたのは、ムーディーズによる日本国債格下げ(Aa2→Aa3)が響いたためと思われる。
しかし日本国債の格下げというのは、かつてたびたび行われたが(その後は格上げが続いた)、ほとんど株価には響かなかったように思う。国債利回り等への影響もほとんどなかったと記憶する。それが今回、かなり下げたのは、ついこの前のアメリカ国債格下げショックの記憶が生々しかったからであろう。
さすがに、93円安はNYダウ322ドル高も考慮すると下げすぎと考え直したようで、現在、NYダウが43ドル安となっているのに対し、CME日経平均先物は40円高程度になっている。

円相場は介入警戒があって膠着状態だが、歴史的高値圏にあることに変わりはなく、前に書いたように、80円台への復帰すら、簡単にはかないそうにない。
というわけで、多少なりとここで買うとすれば、円高メリット株となる。

24日の日経3面に「円高還元なぜ進まぬ」という記事がある。
その中で、ニトリ、ベルーナが、それぞれ原材料の高騰、中国の人件費高騰で円高還元が難しいと言っていることを紹介している。
こうした中、円高メリットを受ける企業として、唯一挙がっているのがエービーシー・マート。1円の円高で営業利益が1億5000万円増えるという。
同社の今期予想営業利益は285億円。現在程度の水準が続けば円高メリットは5億円程度は出よう。
韓国、台湾等海外展開も本格化している。しかも株価は、円高メリット株の代表銘柄ニトリが年初来高値を更新したばかりなのに対し、エービーシー・マートは年初来安値を1割強上回るだけの安値圏にある。加えて、24日の株価も2831△1と、日経記事はほとんど影響していないかのような値動きだった(記事が3面だった、よく読まないとエービー・マートへの言及に気付かないことのためか)。
というわけで、運用額はあまり増やさないことを基本に、少し買ってみるのもいいだろう。

ライト工業が、やや出来高を増加させ逆行高。鹿島などのJVによる宮城県石巻地区でのガレキ処理受注、ゼネコン大手4社の建設受注が復興需要で拡大という2本の記事が、24日の日経に掲載されている。前回に書いたように、復興関連が、いよいよ現実買いの段階に入ってきたことの現われとみて良いだろう。

8月25日 1時49分記
23日の日本株は、アメリカの小幅高に加え、アジア各国市場が韓国始め軒並み高となったこともあって、日経平均で100円余りの値上がりとなった。
このあとのアメリカ市場は。HSBC中国製造業PMIが前回を上回ったこともあって、現在NYダウで120ドル高となっている。
ただ為替相場は、円は対ドル、対ユーロともやや円高となっている。これもあってかCME日経平均先物は、ほとんど値上がりしていない。

23日はトヨタ、日産などが上げたが、これは下げすぎと見た向きの買いによるリバウンドに過ぎないだろう。円高に歯止めがかからない限り、こうした輸出株は買えないとみる。

円高はむしろプラスで海外展開を急速に進めるグリーを引き続き注目。ゴールドマン・サックスが格下げしたことで19日、22日と続急落したが、この評価は、同社の成長力を見誤っているとしか思えない。少し長い目で見れば、まだまだ相場を残しているとみる。

震災復興は、遅々として進まないため、先駆した銘柄は大きく下げたが、ここに来て、理想買いから現実買いに向かう萌芽が出つつあるようにみられなくもない。この観点からライト工業の押し目は買っていいのではないか。

8月24日 0時32分記
2011.08.23 剣が峰
22日の相場は、前場は比較的堅調だったが、終わってみれば、ほぼ安値引け。
日経平均91円安は値下がり銘柄数1200超が示すように実態とあまりに乖離、200円近い下げが実感。
ソニー、トヨタ、パナソニックなどの主力株が連日の安値追い、さらにこの日は、日産自、三菱商事なども新安値を付けた。

DeNA、グリー、スタートトゥデイなども、後場大きく崩れた。DeNAに至っては、高値は120円高まであったのに引けは3780▼250。

アメリカ株は、元気よく200ドル高くらいまで行ったNYダウだったが、現在は45ドル高で、雲行きが怪しくなってきた。朝起きてどうなってることやら。
トンボ釣り今日はどこまで行ったやら
とかいう俳句があった(?)と思うが、
NYダウ今日はどこまで落ちたやら
という暗鬱な日々が続く。今38ドル高。ワンクリック7ドル安ですな。
一喜一憂せず、持ち高少なく、冷静に眺めるとしよう。

8月23日 0時54分記
結局19日のアメリカ株は、NYダウ、NQとも1.6%前後の下げとなった。
地合いが弱いからだが、最近のアメリカ株は、このように途中までは比較的がんばって最後は崩れる、場合によっては大崩れするというパターンが目立つ。それだけ、自国の経済状況が深刻だということを物語っている。

1ドル75円95銭の史上最高値を付けた円相場のほうは、その後やや円安に戻り結局76円48銭。
こうしたこともあってかCME日経平均先物は約89円安というアメリカ株に比べ小幅安の水準。

TOPIXは19日752と3月15日につけた767を大きく下回った。これで見る限り、ダブル底形成から反転の期待が裏切られた可能性が高い。
ただし日経平均は同じく3月15日の年初来安値8605円に対し19日が8719円で、22日にある程度下げたとして、ちょうどダブル底形成となる。
両者を総合判断して、22日の日本株が、比較的小幅な下げ(もちろん上げも含め)に踏みとどまれば、チャート的には、かろうじて、なお首の皮1枚付けて残ったというところのわけだ。

まあしかし、こうしたことも、さほど重要な意味はなく、要は、今後の展開は、アメリカ株次第、為替相場次第である。

為替の方は、政府・日銀による介入が言われるが、ただ、これがほとんど効果がないのは論を待たない。多少のけん制、抑止力になっているとみればよい。いうまでもないことだが、効果の期待できる各国政府との協調介入は100%期待できない、少なくとも現時点では。
それより、政府・日銀一体となった円高に対する姿勢が問われている。追加緩和を核に、どれだけ本気で効果的な対策が打ち出せるかであろう。

あいも変わらず、東証1部全銘柄のPBR1倍割れ(19日現在0.94倍)をたてに、下値は限定的的なこととを言う人がいるようだが、0.94倍ということは、常識的には半分かそれ以上の銘柄が1倍を割り込んでいる(実際がどうなっているかは調べていないので不明)ということで、PBRを株価尺度で重視する見方が破綻していることの証左に他ならない。そもそもPBR0.1倍台の銘柄も東証1部を含めあるし、0.2倍台ならそれこそごろごろある。PBRに頼るのは笑止千万なのである。

話がややどうでもいいことに行ってしまったが、要するに、日本株の行方は、アメリカ株、為替相場次第であり、これが何とかならないことには、チャートもPBRも当てにならないということである。
PER的には0.5倍前後の好業績銘柄も続出の状態になっているが、こちらは、この円高で、今後、業績下方修正→PER急上昇の恐れを内包しており、やはり、あまり当てに出来ないのである。

暗い話にばかりなったが、どこかでころっと変わるのが、株式相場である。
あせらず、リスク管理をしっかりやって、相場の反転を待とう。

8月22日 4時18分記
NY外為市場で円が1ドル75.95円まであり、3月17日に付けた76.25円の史上最高値をあっさり更新した。
バーナンキFRB議長が8月26日に行う講演で、追加緩和策を打ち出すのではないかという思惑からドル売り円買いの流れとなっている。その後、円はやや円安になり、現在は76円20銭台の取引。

アメリカの株式市場は、NYダウは安寄り後戻しプラスになる場面もあったが、現在再びマイナス圏、NQは安寄り後は戻して、ほぼプラス圏での推移となっている。
いずれにせよ、先が読みきれない疑心暗鬼の投資家心理を映した動きであり、終値がどうなっているか、まさに終わって見なければ分からない。

いずれにせよ、円高に関しては。さらに進むかどうかは分からないが、大きく円安に戻し、80円台に復帰といったシナリオは、考えにくくなっている。少なくとも短期的には、そう考えて(恐らく)いいだろう。
というわけで、輸出関連銘柄は、手出し無用と言えよう。
これは、逆に言えば、物色の対象が絞りやすくなったとも言え、その点では、歓迎なのだが、果たして物色して良い相場環境になるか、それが問題だ。

8月20日 0時57分記