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相変わらず、取り組みのいい主力株の一角やネット関連銘柄の一部を除きさえない相場展開が続いている。

こうした中、日本精線(推)も、じり安展開が続くが、同社の第1四半期決算(4-6月期)は、比較的早く7月25日(月)に発表される。
会社四季報、会社情報とも、主力の鋼線部門が、顧客の自動車メーカーの減産による操業度低下の影響で冴えないとして、今期微減益(経常利益で前期35.55億円、今期34億円予想)予想だが、これは、会社発表をそのまま反映したもので、鵜呑みには出来ない。

自動車各社は、好きで減産していたわけではなく、サプライチェーンの途絶で、減産に追い込まれたわけで、その復旧を受け、予想以上のスピードで急速に生産を回復させている。このため自動車関連各社の株価は、セットメーカー、部品各社とも、比較的堅調な展開となっているわけである。
日本精線の場合、工場は枚方、東大阪、名古屋で、震災の影響なしのわけで、自動車各社に原材料を供給する立場なのだから、どんどん供給することを要請されるわけで、4月から5月上旬まで位はともかく、基本的に、自動車業界の減産の影響は、通期でみればほとんどないのではないか。

このような見方から、同社の今期決算は前期比横ばいが最低線、増益の公算の方が、むしろ大とみる。
いずれにせよ、ここは売らず持続、25日の決算発表を見るところだ。
もちろん、4-6月期決算だから、震災の影響がある程度出ようから、過度な期待は禁物だが、会社側の現状説明、今期通期に対しての見解等に期待したい。

7月21日 11時45分記
7235東京ラヂエーター製造(東証2部) 537△2(7月20日終値) 出来高20.8千株(売買単位100株)
3/17=424円~704円=3/07(年初来高値・安値、月日)
自信度=☆☆☆

主力株以外は極端に動きの悪い相場が続く。
日本精線(推)、タカトリ(推)については、ギブアップしたわけではないが、投資効率も考えなければならない。
過ちを改むるにはばかるなかれという言葉もある(「過ち」と判定しているわけでは決してないが)。
泣いて馬謖を斬るという言葉もある。

ここは、とりあえず、近々にも上昇の期待できる銘柄を買ってみたい。
自動車部品株の値動きが非常にいいので、そのなかから、選ぶことにし、種々検討した。東証1部で取り組みもいいものをと考えたが、そうすると、河西工業(推)、ヨロズ、ユニプレス等、ここ年初来高値を更新したり、そうでなくとも接近しているものが多い。

結局、東証2部の東ラヂになってしまったが、これは、今の所、動きが悪いが、後述のように、近々材料を発表するのが、ほぼ確定的なので、そうなれば、値動きも一変しようから、心配無用であろう。
このように考えて、選定したわけである。

同社はカルソニックカンセイ傘下のラジエーター中堅だが、売り上げの約5割はいすゞ向けである。
自部品株は、ここ日産系企業の値動きがいいことは前稿で書いたとおりだ。日産グループの好調を反映してのものである。逆にホンダ系はエフテック、エイチワンが大幅減益見通しを開示したように、いまいちだ。

いすゞ系は、いすゞが6月22日、自動車部品工業が同24日に、今期決算について、ともに予想を上回る好見通しを開示した。となれば東ラヂにも当然期待がかかる。
同社の経常利益は前期22.41億円。今期については震災を理由に非開示のわけだが、
四季報は19億円予想、
会社情報は20億円予想
しかし、主取引先のいすゞが四季報では減収予想だが、会社側は増収予想を出している。自動車部品に至っては四季報が経常利益26億円予想だったのに対し37.5億円というのが、会社の出した数字だ。この流れでいくと、東ラヂは21億円~25億円どころが期待できよう。1株利益は90円~100円程度。95円とするとPERは5.7倍。実際、同社の国内メーカー向け生産量は4月7割、5月10割弱というから、通期売り上げが1割弱減る予想の四季報の数字は、十中八九外れるであろう。

その今期見通しであるが、すでにいすゞ、自部品と2社が開示、多くの企業が続々開示を終わろうとしていることからして、東ラヂも、そう遠くない時期に開示するであろう。そこで経常利益22億円といった数字が出れば、株価は大きく見直されることになろう。

中国で排ガス規制が強化されており、同社の排ガス循環器には、追い風で引き合いも増加している。

1株純資産811円、PBRは0.66倍。
有利子負債6億円弱に対し利益剰余金97億円弱、一方、時価総額は77億円強に過ぎない。

どこをどうつついても、時価は超割安だ。

7月20日 22時34分記
2011.07.20 平身低頭
日経平均も小型株指数も、比較的底固いなか、日本精線(推)、タカトリ(推)の下げが止まらない。

反省しつつ、この原因を考えてみた。
ソーワイヤ・ワイヤソー関連でも、実は旭ダイヤ(推)は、19日、年初来高値更新となっている。
また工作機械株でも、オークマが連日の高値更新の一方、牧野フライスは下げ、両社の株価の差は、おおむね10円から50円程度(オークマが上)だったのが、今や100円強になっている。
後半で論じる予定の自動車部品株でも、こうした動きが見られる。

値動きの良いものと悪いもの、何が明暗を分けるのか?

銘柄     貸借倍率    今期予想PER
旭ダイヤ   0.60倍   14.2倍 
タカトリ  17.22倍   11.0倍   

オークマ   0.06倍   25.8倍
牧野フライス 1.26倍   21.2倍

エクセディ  0.18倍   13.0倍
愛知機械  38.40倍    7.0倍  

上表で、2銘柄ごとに比べているわけだが、上段が値動きの良い銘柄、下段が悪い銘柄である。
貸借倍率(19日現在、日証金ベース)は、上段の銘柄が圧倒的に良い(低倍率)ことが分かろう。
今期予想PER(鎌倉式実質値で算出)も上段が高く(割高)、下段が低い(割安)ことが読み取れる。

結局、比較的大型の投信好みの銘柄が、少々の割高もものともせず買い上げられ、割高とみた個人投資家の空売りを誘い貸借倍率良化→一段高というサイクルになっているのだろう。
逆にそうでない銘柄は、この逆のサイクルで、冴えない値動きとなっているのだろう。

この分析が正しいとしても、日本精線、タカトリは、どうするのよということになろう。
仰せごもっとも。されど人間辛抱だ(確か土俵の鬼・若乃花のお言葉)、今しばしの辛抱を。ネバーギブアップ。


自動車部品株の一角が、ここ快調に値上がりしている。
この数日以内に年初来高値を更新した銘柄だけでも、
河西工業(推)、ユニプレス、カルソニックカンセイなどがあり、
年初来高値に迫っているものには
エクセディ、武蔵精密、ミツバ、フタバ産業、ナブテスコなどがある。

日産自動車系列ないし同社との取引が多い企業が多い。河西工業、ヨロズ、ユニプレス、エクセディ、カルソニックカンセイがそうである。

こうした流れで、面白そうな銘柄を探すと、

7214GMB(大証2部)1527△12(19日終値) まだ貸借倍率5.78倍だが、徐々に改善していて、年初来高値まで113円と迫っている。

7235東京ラヂエーター(東証2部) 535▼17(同) これまで述べてきたことと矛盾して我ながら困るのだが、今期業績は四季報予想を上回り前期比横ばい近くまで戻す可能性十分。となれば1株利益は100円接近。同業の自動車部品工業(483△8)との株価差52円は、ずっと100円以上あったことからして異常接近状態。

7月20日 1時08分記
日経が19日朝刊1面トップで、大きく原発を始めとする電源別発電コストの比較を行っている。
その心は、結局、原発をやめると発電コストがアップし日本経済は衰退する、性急な「脱原発」反対というものだ。

しかし、この論旨は、大本で間違っている。「(日本の鉄鋼業界が払う電気料金は)原発が停止すれば火力の燃料費増加で15%上昇する」というみずほコーポレート銀行の試算を援用する形で「(電力料金)15%値上げも」と言うが、これは今回の原発事故の処理・賠償費用を考慮しないもの。これを入れると、日経センター試算でも1kw時当たり13.3円程度(約7円~8円のアップ)になり石炭火力とLNG火力の中間のコストになる。
原発事故の処理費用や賠償額は税金でまかない電力料金に転嫁しなければ、鉄鋼業界等産業界の負担は増えないが、そんな理屈は、屁理屈以外の何ものでもない。その分税金投入となり、実質電力料金を値上げしたのと同じで、国民負担に変わりはないのである。こんな児戯にも等しい理屈をもてあそび、原発を擁護するのは、理解に苦しむ。要するに、原発をやめなくとも、電力料金は実質値上がり必至なのである。

それでも、ようやく、日経あたりでも、原発の発電コストについて、以前私が書いた内容に、ある程度符合することを言うようになったのは、喜ばしい。

しかし、今回の原発事故のもたらしたコストは、原発事故の処理費用や賠償額にとどまるものではない。
今後の人生を破壊された畜産農家への東電の補償額が桁違いに小さいものになるのではないかとか、放射能汚染された下水道汚泥の保管・処理費用、多くの人々に与えた健康不安、買わずずもがなの放射能測定器代等々は、ひとまず言うまい。

ただ、次の二点は、その巨額さゆえ無視し得ない。

一つは
地価の下落による損失。
一つは
株価の下落による損失。

まず地価の下落であるが、原発から半径70kmの半円形(東側は海なので)の地域の地価が下落したとしよう(その外側も下落しているわけだが、その分もある程度考慮しての平均下落率と考えられたい)。
その総面積は
70km×70km×3.14÷2で約7700k㎡=77億㎡≒23.3億坪
坪単価(事故前)は1坪5万円から8万円と推定。
これが1坪当たり2~3万円下落したとしよう。
総額で約47兆円~70兆円。

次に株価の下落。日経平均が原発事故で下落した分を1000円とする(控え目にあえてしている)。
これによる東証1部時価総額目減り額は約40兆円。

両者計で87兆円~110兆円となる。
東証1部以外の下落分があることも考慮し100兆円としよう。これは、日経センターの試算に従えば1kw時当たり37円になる。
現在の、事故等を考慮しない原発の発電コストが1kw時5.4円から6.4円というから、5.9円としよう。これに37円が加わるのだから、
42.9円
が、上記の各種コストをオンした場合の原発の発電コストとなる。
これは、もちろん各種火力、水力、地熱、風力等をはるかに上回り、太陽光と、ほぼ同じだ。

注=日経の方式に従って計算したが、原発事故は毎年起きるわけではなかろうから、上記の計算には、問題がある(日経センターの13.3円も含む)ことも付言しておく。それを考慮しても、原発は各種火力、水力より高コストとみて間違いない。

7月19日 20時19分記

付記=相場、惨状を呈していますが、これについては深夜に書かせていただきます。

日本精線(推)期待の新製品であるダイヤモンドソーワイヤー「さスカット」について、14日、会社に電話して、いろいろ、話を聞くことが出来た。
以下、その要点をお伝えするが、その前に、同社のダイヤモンドソーワイヤーの特徴や用途について知っていただくために、同社HPを引用させていただく。
 
●概要
当社の固定砥粒式ダイヤモンドソーワイヤー『さスカット(SUSCUT)』は、芯材に高強度ステンレス鋼線を採用し(業界初)ニッケルでダイヤモンドを電着させたソーワイヤーです。耐食性に優れ、水溶性クーラントによる錆を防止し長期保存、使い回しが可能です。

 
●特徴
1.高強度である 芯線の引張り強さは、ピアノ線A種,B種(SWP-A,-B)に匹敵する強度を有しております。従来と同一条件で切断を行えます。
2.耐食性に優れます 芯線にステンレス鋼線を採用しました。水溶性クーラントによる発錆の心配無く、長期保存や使い回しも可能です。
3.切れ味 良好 従来の遊離砥粒式に比べ切断加工時間が1/3~1/10に短縮可能、加工歪も約1/3に低減できます。


●用途と主な仕様
太陽光発電,半導体用結晶シリコンや白色・青色発光ダイオード(LED)材料となるサファイアの切断用ソーワイヤー
(以上HPより)

同社は数年前より、ダイヤモンドソーワイヤーの開発に取り組んできた。2010年4月末~6月央には、これを材料に、旭ダイヤ、ノリタケとともに、人気化、株価も大きく値上がりした。
2010年6月15日、電着ダイヤモンドソーワイヤーのサンプル出荷を開始、早い時期に本格出荷の見通しと伝えられ株価は急伸している。この頃、ノリタケも同様のことが言われている。

ところが、この両社、そろってHPでダイヤモンドソーワイヤーについて載せているのに、その後、発売のニュースが聞こえて来ないという状況が続いているわけである。

日本精線の場合、試作ラインを1ライン作っている。ここで製造した製品をサンプル出荷して来たわけである。このサンプルを使ったメーカーは、実際に使っているもの(例えば旭ダイヤ製品であろう)と、比較し、あれこれ意見や希望を言うわけだ。そういう意見、アドバイスを受け、ユーザーの希望に沿った形への改良を加え、今日に至っている。
当初は、サンプルは無償で供給して来たのだが、次第に評価も高まり、最近は、まあまあいいんじゃないの、お金出しても使うから出してよという企業も出て来る状況になっている。このように、ユーザーの評価も高まり、本格出荷も近いという感触だが、それがいつかは、まだ言える段階ではないようだ(6月初めにお聞きしたとき=別の方=は、2011年中に製品化、発売とのことだった。遅れているというより、対応される方により、慎重な言い回しをされるということであろう)。

注=タカトリは2010年10月の記事で、太陽電池向けシリコン切断用ワイヤーソーがユーザーの評価を受けているとあるが、いまや、これが主力だったLED用に負けない伸びを示している。ユーザーとしては京セラ、住友金属鉱山、LG、サムスン、中国・台湾企業。

サンプル出荷先は具体的には言えないということだったが、国内メーカーのほか韓国・台湾企業とのこと。どちらかといえば、韓国・台湾企業が有望のようだった。このあたり、上の「注」と併せ考えると、そう遠くない将来、一気に花開き、同社の稼ぎ頭になることも、大いに考えられるのではないか。

7月16日 23時54分記



14日の相場は、久しぶりに、主力株全面安の一方、中小型株は比較的しっかりという動きだった。
東証1部規模別株価指数は
大型株  839.72  -4.04
中型株  944.83  -3.60
小型株 1377.43  -2.86

日本精線(推)は、前稿でも書いたように、420円と、ここに来ての安値である13日に付けた423円を下回ったが、大引けは切り返し426△1。一昔前盛んに言われたサイコロ(ジカル・ライン)は、2勝10敗で20%。

注=サイコロジカルラインの作り方
直近12日間の中で終値が前日比プラス・マイナスの各日数を数え、その比率を求める。たとえば、9日高くて3日安ければ(9勝3敗)、9÷12で75%となる。
なお、当日が変わらずの場合は、前日がプラスならプラス、前日がマイナスならマイナスとして数える。

いくらなんでも、下げすぎで、反騰必至と言いたいところだが、なお心もとないところが残る。
14日、会社に電話、あちこち回された末、「さスカット」について、かなり、詳しく聞くことが出来た。手放しで喜ばしい内容ともいえないが、それでも一歩一歩本格発売に近づいているということだった。これについては、3連休中に、改めて詳しくお知らせすることとしたい。
また、4-6月期決算が7月25日発表予定。これはインパクトなしか好材料となるかのどちらかと思われる。悪材料となる公算は非常に小さいとみる。なぜなら、主力のステンレス鋼線が自動車向けに停滞し操業度低下となり減益という想定だが、自動車産業の急回復はご存知のとおり。となれば当社の業績も上方修正の公算大とみるからだ。

いずれにせよ、ふがいない値動きに恐縮の限りだが、なお見捨てず、しばらくの辛抱を。

7月15日 1時32分記




相場の方は、この暑さにイカレてしまったのか、支離滅裂と言うか、意味不明と言うか、ともかくしっちゃかめっちゃかの動きになっている。

液状化でサムシング(JQ)が、どうにも止まらない状態で、またまたストップ高、23万円ちょうどと、7月5日の75900円から3倍に。一方液状化トップの三信建設は2円安。他の液状化関連銘柄のライト工業、日特建設、日本基礎技術もそろって討ち死に。一将功成りて万骨枯るの図。

6月28日の450△1以降、上げ1回、下げ7回、変わらず2回という惨状を呈していた日本精線(推)は、420円安値があって引け近くでも421▼4をつけていたが大引は426△1。
一方、14時48分、本日の高値945△6をつけたタカトリは続いて14時54分、933▼6の安値をつけ、そのままザラ場引け。

ネット関連の主力銘柄の動きがいい。
すなわち、ディー・エヌ・エー、グリーのほか、スタートトゥデイ(ZOZOTOWN好調)、エムスリー、クックパッドなどである。

暑さと節電で、みんなあっぷあっぷ状態なのに、異常にテンション・アップで元気なのが、カンさんと東電株。
いやはや、この難破船日本丸は、どうなるんじゃろう。

7月14日 16時40分記
13日は、前日のアメリカ株は結局小安く終わったものの、アジア各国市場が軒並み高だったこともあり、日本も小高くなった。ただ2部市場は続落するなど、主力株中心の相場だった。

13日はヨーロッパ各国、アメリカともに上げている。ひとまず、一転して世界的に明るい展開になっているわけだ。13日午前に発表された中国の4-6月期GDPが、前年同期比実質9.5%増(1-3月期は9.7%増)となったことは、どちらかと言えば好材料と受け止められたようだ。

為替相場は、対ドル79円ちょうど前後と、円高高止まりだが、対ユーロでは、やや円安気味、今後、これがどうなるのか、さらなる円高・史上最高値更新もなのか、多少なりと円安回帰となるか、注視していく必要がある。

7月14日 3時40分記
対ドル・対ユーロでの大幅円高、ヨーロッパ、アメリカ、アジアと世界的株安と、外部環境は最悪だ。
こうした中、日本の政治は、原発でにわかに元気付いたカンさんとしらけるその他という図式で、経済無策状態が続く。政治に期待しない日本の株式市場だが、ここまで無法状態が続くと、大丈夫かと思わざるを得ない。

猛暑が続くが、東電は余裕綽々、8月には柏崎刈羽原発の1・7号機が定期検査で停止するが、何ということなくクリア、西日本の電力各社への融通も検討と言う。お前らの需給予測はどうなってるんだと怒りたくもなる。

こうなってくると、アメリカ株の動向が大きく影響するが、小幅安で推移していたのが、3時30分現在、ダウ、NQとも小幅高に転じてきた。

いずれにせよ、今週末からの3連休(下げるケースが多い)も控え、慎重にいくところ。

7月13日  3時36分記
11日は、これまで続いた主力株高・中小型株安とは異なり、主力株がおおむね値下がりしたのに対し、中小型株は比較的しっかりした動きだった。
最近は堅調なアメリカ株に支えられて主力株が物色され、逆に中小型株は対象外に放置され弱い動きになるという相場だったのが、先週末のアメリカ株の大幅安もあって、ようやく、この流れが止まった感じだ。ただ、これで流れが変わったかは、もちろん現時点では、分からない。

アメリカ株は6月の雇用統計が予想外の悪化を示したことで急落したわけだが、週明け11日はさらに大幅な下げになっている。景気の踊り場入り懸念が強まり、順調に回復してきた株価も踊り場入りないし調整局面入りの懸念が出ているのかもしれない。

円の対ドル相場も急速に円高が進んで、現在80円台前半となっている。こうした状況を受けて日本株も急速に戻した主力株中心に、12日は下げよう。中小型株は率的には、それよりは小さいにせよ連れ安は避けられないだろう。
とりあえずは、アメリカ株の動向を見守るところ。

日本株は、出来高不足も気になるところだ。すでに夏枯れ症状を呈している。中小型株の場合、大量の売りで値下がりするのではなく、売りは通常レベルなのだが、買いが細っているため、ちょっとした売りでも、意外な大幅安になるというケースが目立つ。

アメリカ株の落ち着き、日本市場の出来高回復がないと、日本株の本格回復も難しい。

7月12日 3時54分記