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三協立山が、ここ異常と言ってもいいくらいの強い動きだ。今日も全般大幅安の中、上げ、3連騰となった。すでにくどいほど書いているように、この背景には期日向かいの動きがあると見られる。
実際、日証金の買い残をチェックしてみると、ここ数ヵ月のピークは8月11日の258.3万株、それがここに来てようやく減少に拍車がかかってきて9月30日は154.6万株と4割減だ。短期的には148円高値奪回とは行くまいが、当欄推奨後の高値118円は更新する可能性が大きいと見る。

ここで、同じような経緯から注目したいのが、これもすでに何度か言及している住軽金。高値を付けたのが三協立山より、ほぼ1ヵ月後なので、同じく出直るのも1ヵ月後と見ると10月16日頃となる。今日の93円はここ1ヵ月の安値89円に接近した値段。94円以下なら基本的に買いでいいだろう。ちなみに今期予想1株利益は17.4円(鎌倉式実質値では16.1円)。PERは5.34倍(5.78倍)の低さ。5倍という私の基準には、わずか届かないが、来期も増益予想であり、非常に魅力的であることは、間違いない。

9月30日 23時39分記
2010.09.30 天国と地獄
昨日までは推奨株が順調に上げ、「この世をば我が世とぞ思う」状態だったのが、今日は一気に暗転、「友がみな我より偉く見ゆる日よ」(正確には、友も同じく死んでるわけだが)状態。ほんに株は難しい。
まあしかし、こういう乱高下、暴落に、泰然自若、気力を持ち続けられるかが、相場師たる資格の有無に通じるわけだ。9月末日、10月初日は、例年乱高下しやすい。おたつかず対処したい。

綜研化学が見事な下げっぷりをみせ、昨日の上げ分以上の下落となった。しかし、これは、出来高の少ない株ゆえの行きすぎであり、心配することはない。私は1202円から1156円まで指値を入れたら、全て買えてしまった。明日も下げると参るが、現状(NY高、円安)では、上げる公算大。

9月30日 23時10分記
綜研化学が昨日に続き、今日も7600株の成り行き買いに1288円△118まであった。
ニッポン高度紙が先行、すでに1550円の年初来高値を更新しているが、遅ればせながら、綜研も前に書いたように、負けずに追い上げる展開となってきた。とりあえず、ここから100円高の1350円どころが狙えよう。もちろん1505円の年初来高値更新も十分ありうる。

この株の今期予想PERは推奨時に書いたように5倍程度(推奨時)である。
これだけ低PERの株は、そうはない。

昔と違い、今は、誰でも簡単に低PER株ランキングを見られる。そういうものを見ると、実はPER5倍くらいだと、各市場20位以内にも入れない。そんなに低PERの株がごろごろしている訳がないのであり、これには、裏がある。ほとんどが特別利益等により、純利益が上げ底されているのである。1例を挙げると、7877永大化工(私の持ち株でもある)は、ある資料でJQの低PER22位にランクイン、3.53倍となっている。計算の根拠がはっきりしないが、いずれにせよ、この会社、今期の純利益は経常利益とほとんど同じである。だから、通常であれば経常の6かけくらいだから、それで再計算するとPERは5.17倍に上昇する。

結局、私の考案した低PER株投資法は、PER5倍(現時点の話)を基準とするというもの。もちろん、算出に当たっての1株利益は、鎌倉式修正PER理論の原則にのっとり、実質値(純利益は経常利益の6かけとする)を使うのである。また、業績見通しも良い(来期減益見通しなどはだめ)ことを条件とする。これらの条件を満たす企業の株は、まず上がる。しかしこういう条件を満たす企業はめったにないのだ。しかも面倒なことに、これは自分で見つけないといけない。だからこそまた、密やかにお宝銘柄を発見できるわけでもあるが。
その稀有な例が綜研だったわけである。こういう会社は、安心して持っていられる。

後場、綜研化学に大量の成り行き買いが入れられ、大幅高買い気配となっている。
このブログをを見ての買い?

9月29日 12時36分記
8.15付けの推奨株、電産トーソクが、遂に6.21に付けた年初来高値2068円を、逆算で一気に抜いた。

思えば、長い道のりだった。多少の感慨を禁じえない。昨年11月5日に800円弱で初めて打診買いして以降、12月から徐々に本格買いし、本年に入っても、ほぼ一貫して買い続け(ごく一部だが2000円強の買いもある)てきたのである。

この間の私のこの株に対する見解は、YAHOOファイナンス掲示板を、ご覧いただければと思う。
誰も注目しなかった昨年12月5日に初めて投稿、以降2月8日まで、無人の荒野でただ一人書き続けているのを見れば、その信念の強さが察せられよう。

なお、その他の推奨銘柄についても、掲示板を時々チェックされると、私の見解が見られ参考になるかと思うので、見られるといいと思う(私の見解がどれかは当欄の読者ならお分かりいただけるだろう)。

ただ、もちろん、リアルタイムで、私の推奨株を載せるのは、この株道場なので、ぜひ、頻繁にチェックしていただけたらと願っています。
ともに権利落ちの電産トーソク、電産リードが、寄りからしばらくは一進一退の値動きだったが、結局理論値より、かなり高くなった。
特にトーソクは1013円まであって1010円の引け。理論株価977円に対し33円高。配当を無視した場合は27円高ということになる。全般軟調の中、大健闘と言えよう。乱高下があろうが、結局、年初来高値2068円奪回となるとみる(2分割したので1034円を上回ると高値更新となる)。

綜研化学が、やや軟調に推移していたのが、10時半過ぎ成り行き2000株の買いに急伸、1215円をつけた。ただ、これはどなたか奇特な御仁が買っただけで追随者ゼロで、その後は1203円に100株の売り物が出ている(買いは1150円200株までなし)という状況。
明日は権利落ちです。
当欄推奨銘柄の電産トーソク、電産リードは、配当に加え2分割もあわせての権利落ちになります。落ち後の理論株価が、いくらになるか、算出方法がわからない方もいるでしょうから、簡単に説明しましょう。

電産トーソク=9.27日終値が1967円。2分割なので1株当たりの株価は2分の1の983.5円が理論値。ただ、これには配当分が考慮されていません。配当分が6.5円(前に12.5円としましたが、分割に伴い13円に増配、2分割でその半分6.5円になったので訂正)あるので、この分を983.5円から引いて977円。

電産リード=9.27日終値が1820円。2分割なので910円に。これから配当10円(これも前に20円としましたが2分割に伴い半分の10円に訂正)を引いて900円。

要するに、配当及び分割の権利落ち後の理論株価は
電産トーソク=977円
電産リード =900円

この値段より高ければ、実質的に値上がり、安ければ値下がりということになるわけです。
私も9月半ばまでの1ヵ月ほどは、信用取引の委託保証金率維持に追われ、ほとんど買いはしなかったが、以降は買い余力もできたので、ある程度買っている(とはいえ10月までは基本的にお休みと言ってるので、たいした量ではない)。ここで私の最近買った株を明らかにしておこう。と言っても、株道場のサブタイトルが「私はこの株を買う」であり、私は愚直に、そのとおりを実践しているので、ほとんどは、当欄での推奨株や当欄で言及した株である。

①綜研化学=9月14日以降24日まで1100円から1168円まで、そこそこの株数を。
②日本高度紙工業=9月17日以降買い24日であらかた利食い。
③電産トーソク=これは昨年11月5日に800円弱で初めて買って以来、一貫して買っている。途中、利食ってもいるから、ピーク時よりはかなり減らしているが、当欄で推奨以降は当然増やしている。9月16日、24日にも買っている。
④住友軽金属=当欄で、すでに書いたように、かなり前(7月下旬)からちびちび買い続けている。平均の買値は現在の値段より3円下程度。信用の期日がこれから到来なので、なお軽やかな動きはむずかしいか。いずれ推奨株として取り上げるつもりで、タイミングを見ている。
⑤妙徳=9月22日に259円で少し買い24日に278円で売却(買ったあと夕刊フジで推奨されたため急騰したのが分かったので、反動安を嫌って売ったのである)。
⑥浜井産業=9月24日、大きく突っ込んだので141円で少しだけ買った。138円安値引けとなったが、27日(月)以降の反発期待。

これらの例でも、ある程度、お分かりいただけようが、分析の末、これはいけると見たら、かなりの長期にわたって、持続、途中でも買い乗せるというのが、数年前くらいからの私の基本的な投資手法である。参考にしていただければ幸いだ。

24日は散々な相場だったが、続いてのNYは急伸中。円高傾向が、やや気になるが、まずは月曜日の東京市場はおいしい展開となろう。
9月権利付き最終となるが、電産トーソクは12.5円配当、電産リードは20円配当なので楽しみだ。ただ権利落ちは楽しみな反面、地獄を見るときもあるので、それなりの覚悟を持って臨む必要はあるが。
いずれにせよ、27日(権利付き最終)、28日(権利落ち)は、特に上記2銘柄は2分割プラス高配当なので、心して臨戦態勢で臨みたい。
23日のNY市場は、ダウ、ナスダックとも安く始まった後戻し、23時54分現在、ダウは小幅安、ナスダックは小幅高となっている。最近のアメリカ株は、粘り強く、先行きの景気回復に自信を持っていると読めなくもない。
一方、円の対ドル相場は84円32銭程度と、一段と円高が進んでいる。対中関係の悪化、経済オンチのみならず、英語も日本語もだめなことが判明した菅首相のもと、有効な対策が打てるか、はなはだ心もとなく要注意だ。ただ、先日為替介入をしたばかりであり、とりあえずは83円割れともなれば介入ということだろうから、大きな円高はなかろう。あくまでとりあえずという限定付きでだが。

月末接近だが、9月27日が配当権利付き最終、28日が権利落ちとなる。
推奨株の電産トーソク、電産リードは、ともに1対2の株式分割権利付きだが、これも同様だ。ということは権利付きの取引は24日(金)と27日(月)の2立会日しかないということだ。電産トーソク、電産リードの2銘柄は、この2日間の内のどこかで大きく乱高下する可能性もある。200株以上お持ちの方は大きく上げる場面では一部を利食うのも一法だ。私は大半は権利取りのつもりである。何せ強気一貫、無鉄砲というのが、我が人生なので、あまり人様には勧められない。

相場は、かつてのような日経平均採用銘柄だけ強い、私の言ういやな相場は、影を潜め、大きく売り込まれていた中小型株も、出直り傾向を強めている。大底圏、あるいはそこから少し戻しただけの出遅れ中小型株が、ここからの狙い目だろう。

そういう観点から、先に推奨した綜研化学(押し目買い一貫)のほか、5738住友軽金属が面白そうだ。日本軽金属と比べて割安は歴然だ。なお相場動向を見極めたいので、今推奨株としては取り上げないが、買いたい人は買ってもいいだろう。私は、半月くらい前からちびちび打診買いしている。

前から言っているように、10月は鬼門の月だ。今年がどうなるかは、なんとも言えないが、警戒は続ける必要がある。9月末から10月初めで持ち株がいい線行ってるようだったら、ある程度利食っておく慎重さが大切だ。

9月24日 0時30分記