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2010.08.13 未曾有
この字を見ると、どうしても「みぞゆう」と発音したくなる。
言うまでもなく、あの、どうしてこんな人が総理大臣になったのだろう?と真剣に疑問を抱き、本を書いた人がいる(残念ながら、その書評をとっておかなかったので、書名が書けない)、そう。あの人のせいだ。昭和天皇なら
「あ、そう」とおっしゃるだろう。

トテ日(『とてつもない日本』)のアソウ君はもういいとして、今TVのニュース番組で、アシスタント風の女性(こういう人も言葉のインフレでキャスターと称したりするが)がMIZOUと発音したのには魂消てしまった。ほんと魂が消えるとは、このことだ。しかし、実はこれをMIZOUと発音するのを聞くのは、私は、これが初めてではない。自民党の石原伸晃氏が、こう発音しているのをTVで見たのが初めてだ。もう5年以上も前のことだと思うが、このころから、日本語のむちゃくちゃな使われ方が、目に余るようになってきた。朝日も日経もNHKも、もうどうしようもない。

言うのが遅れたが、言うまでもなく、未曾有は「ミゾー」と発音する。「MIZOU」というのは「弟」を「OTOUTO」と発音するようなものである。「オトート」と発音するというのは、中学校あたりで教えられたはずである。

もっとひどいのに、「(声を)あららげる」というのがある。これは、局アナが、マイクを持って中継しているといった状況で、絶叫するので、思わず、およよと叫びたくなる。高校の国語の先生はアララギ派の詩人だということだったなあなどと、思いは45年前に飛んでしまう。

と、ここまで書いて、手元の『ハイブリッド新辞林』(三省堂)で「あらげる」を引いたら、語釈は「あららげる。」とあるのみで、(本来は「あららげる」)と追記までしているではないか!!
そんな馬鹿なと思い、広辞苑、新世紀大辞典、岩波国語辞典、現代国語例解辞典等も見るが、ドイツもこいつもと言うか、ブルータスお前もかと言うか、全てが「あららげる」しかなく「あらげる」は見出しにないのみならず、「あららげる」の項でも、言及すらされていない。スタンダード和英辞典まで見たが、こいつさえ同じ。

しかし、知識人とまでは言わないが、多少なりと、まじめに勉強した人で「あららげる」と言う人は皆無に近いだろう。40歳以上と限定をつけたほうが安全かもしれないが。ああ、我輩は今後、どう発音したらいいんだろう。
「あららげる」なんていったら、ほとんどの人は、あの馬鹿としか思わんだろうなあ。
慣用では「あらげる」だが、本来は「あららげる」。それで、古い辞書は「あらげる」を無視してきたが、最近の辞書である『新辞林』は、これではあまりに不親切と「あらげる」も見出しに立てたということのようだ。

いやはや、一知半解なことを書いてはいけませんな。

昔、ある人と2人で話していたら「我々だんこんの世代」と言われて、ほんとに発狂しそうになったことだが、もしかして、あれも、本来は「だんこんの世代」だったりして。私、1947年生まれ。正真正銘の団塊の世代。でも「だんこんの世代」じゃいやだ。だってだってあさってしあさって・・・・
2010.08.12 円高止まらず
11日、対ドルで円相場は1ドル84円台に突入、昨年11月末の84.82円を上回り15年ぶりの高値水準となった。米欧がそろってドル安ユーロ安歓迎で突き進む中、日本は政府=管内閣は機能停止状態、日銀は例によって、景気認識が甘く後追いの対応しか取れないのは、白川総裁の10日午後の記者会見の内容を見れば明らかだ。
こうなると、今後も円高は続き史上最高値79円75銭も意識せざるを得なくなる。以前書いたように、為替相場ほど、読みにくいものはなく、今後どう進むか、私は読めないが、上述のような展開も頭に入れて、対処しないといけないということである。

11日、場中の14時に浜井産業が決算を発表、通期の業績見通しも変えなかった。ところが四季報は会社発表の経常利益4.4億円に対し7.4億円見通しを打ち出していたため、発表直後から、株価は急落、引けも安値引けとなった。7、8円安の材料と思われるが、地合いの悪さと期待の強さからこうした結果(15円安)になったといえよう。まだお持ちの方は、とりあえず、持続、多少の戻りを待って、売る姿勢で。

現在(12日午前3時45分)NYダウは245ドル安、為替は1ドル85円26銭前後と、やや円安となっている。12日の日本の株式市場も、厳しい展開が予想される。11日ですでに大きく下げている、為替も円高一服(現時点でだが)となっていることから、NYほどは下げない、場合によっては小幅安にとどまることもありうるが。
ただ、企業決算も好調とはいえ、それは4-6月期のこと、7-3月を見据えて、通期業績は据え置いたところが多く、かつほとんどの企業が為替相場を1ドル90円前提で業績予想を立てているので、現状で5円程度の円高分が、業績の下押し要因となる。加えて、前述の、政府および日銀の無策がある。当面、株は買いにくいい状況が続くことになる。
やはり、以前から言っているように、基本姿勢としては10月まではお休みということだろう。

今後、9月末で自動車に対するエコカー減税が終わり反動が出る等もあって、景気の中だるみが顕在化してくる。それがどの程度になるか、2番底はないというのが一般的見方だが、果たしてそれで済むか、為替相場もどうなるか、今後1-2ヵ月ではっきりするだろう。
というわけで、やはり10.21国際反戦デーあたりまでは見送り姿勢、以降は買い場を探りたい。

8月12日 4時14分記
2010.08.11 心衰えた日に
井上靖の詩に「心衰えた日に」というのがある(『挽歌』所収)。

心衰えた日に

書くべき何ものもない日―と、ある詩人は歌った。書
くべき何ものもない日―と、私も原稿用紙の上に書く。

八日間、車窓から白い幹と緑の葉の林ばかりを見た。見
渡す限り白樺の原始林だった。それから五ヵ月経った一
一月のいま、一枚の葉もなくなったシベリアの白樺の林
には、毎日のように、こやみなく雪は落ちているだろう、
いまこの時も。この想念ほど、私を鼓舞するものはない。

書くべき何ものもない日―と、私も書く。原稿用紙の
上に、こやみなく雪が落ちている。

8月11日 22時02分記
2010.08.10 決算発表
主要企業の決算発表は峠を越したが、中小型企業の方は、まだまだ続く。
9日、場中に住友軽金属が発表、通期の経常利益を100億円から110億円に、純利益も70億円から75億円に上方修正した。しかし株価は101円まであったものの大引けは98円△2にとどまった。機関投資家好みの主力株でないため、この程度ということだろう。

10日は菊川鉄工、不二サッシ、永大化工、フジコピアン(いずれも私の保有株)
11日は浜井産業、岡本工作

の決算発表。すべて引け後と思われるが、未確認。
2部、JQ、マザーズ、ヘラクレス始め、1部市場の小型株も含め、投信など機関投資家が手を出さないような銘柄の軟調が際立つ相場が続いている。

ソニーは7月29日引け後に第1四半期の決算を発表した。通期業績予想を上方修正、経常利益では1400億円予想を1700億円に引き上げた。これを受け株価は発表前の3連騰を含め5連騰した。ただ四季報予想は1800億円であり、通常なら、この決算は、手放しで好感されるほどのものではない。それが、これだけ評価され上げ、一方中小型のマイナー銘柄の場合、この程度だと急落することさえ珍しくない。たとえば日本電産は7月23日に好決算を発表した。通期では増額こそしなかったが、一般の見方は、第1四半期の絶好調振りから今後上方修正必至ということで一致している。
株価はというと翌日こそそこそこ上げたものの、その後の下げで大半を消してしまっている。しかも想定為替レートは、ソニー1ドル90円、日本電産85円なのである。
さらに辺境の銘柄になると、もっと悲惨である。私の保有銘柄で含み損になっているJFEコンテイナーの場合、通期経常利益13.4億円予想を16.4億円へ大きく上方修正したが、これを受けて228円△8円しただけで、じきに221円に戻ってしまった。

これらの動きが、現在の相場の状況を如実に物語っている。機関投資家、投信好みの、かつ日経平均寄与度の大きい一部銘柄だけが、異様に実態以上に強く、その対極の銘柄は、逆に実態を無視して売り込まれるという展開である。

流れがそうである以上、当面は、その流れを受け入れるしかない。時の流れに身を任せというか運命愛というかである。
しかし、そう悲観することはない。正義は時に敗れるが、真実は必ず勝つからである。
木の葉が沈み石の浮くいやな相場だが、いつか花実のなるものを、死んで花実のなるものか、である。忍耐強く待とう。

忍耐力のない人へ  忍耐力は信念から生まれます。信念は実力から生まれます。
              実力に自信のない人は不肖鎌倉雄介を信じられたし。

8月9日 23時33分記
三協立山が6日後場になって一転反発109円△4の高値引けとなった。出来高も後場急増した。
理由は、必ずしも明確ではないが、日経の6日付夕刊(都心では後場寄りより前に配達)1面トップで住宅エコポイントについて、「最長1年延長へ」と報じられたためと思われる。
住宅エコポイントの本命=内窓の主要メーカーは、YKKSP、(非上場)、トステム(親会社の住生活グループが上場)、そして三協立山の3社のわけだが、非上場のYKKは除き、住生活の6日の株価はというと、終日小動きで、結局変わらずで引けた。この理由としては、三協立山の株価が、安値圏にあったことのほか、内窓の売上高が、鎌倉理論が重視する「1株当たり」で考えると、三協立山のほうが圧倒的に大きいことが、ようやく評価されてきたのではないか?

先の日経記事で、トステムの内窓について
「年間100億円以上」と2年前の10倍以上の売上高を目指している。
としている。
一方、翌7日付け夕刊で再び内窓について取り上げ、そこにようやく、われらが三協立山も登場、確か年間売り上げ30億円となっていた(と記憶する。切り抜いたのが、所在不明!)。
もともとの記事自体が、トステム、三協立山ともいつの期か明確でないが、いずれにしても、年間総売上高は三協立山は、住生活の21パーセント程度に過ぎないから、1株当たりでは三協立山のほうが、内窓の売り上げは多いということになるのである。

また、住宅エコポイント制度が1年延長というのは三協立山の業績にとって、非常に大きい。
なぜなら同社は5月決算、制度の導入は2010年3月なので、2010年5月期(前期)は、3月から5月までの3ヵ月間しか恩恵を受けられなかった。2011年5月期(今期)は1年間フルに受けられる。しかし、業績の今期予想は、制度の延長は当然織り込んでないから6月から12月までの7ヵ月間の制度として立てたはずである。しかも、内窓の売り上げは6月から急増したということで、これも織り込まれていない。
となると、同社の今期業績は、想像以上に大きく上方修正されるのは決定的と見ていいだろう。
8月4日付の「休むも相場」の中で、

1年を3日で暮らすいい男 という格言?があったような気がするが・・・・

といい加減なことを書いてしまいましたが、調べがついたのでご報告。
「3日で」の3日が10日、20日、4日だったりする(そういう使われ方をする)わけですが、この格言、というより成句が適切か、の元は、大相撲に発していて、
「1年を20日で暮らすよい男」というものでした。なぜこう言うかというと、これのできた江戸時代、大相撲は長く年2場所10日間興行だったからです。

この辺のことが出ている平凡社大百科事典(「相撲」の項)を引用すると

大正時代の土俵は、太刀山のひとり天下となったが、(中略)(19)17年に国技館が失火により焼亡、すぐに復興したものの角界は衰退に向かい、23年には退職金の倍額を要求して<三河島事件>が起き、そのため<一年を二十(はつか)で暮らすよい男>といわれた江戸時代からの10日間興行(年2場所)は1場所11日間となった。

角界も労働強化でだんだん労働日数が増加、現在の15日間興行、年6場所にもなってしまったわけですな。
そういえば、平凡社も、完全週休2日制要求で、団交、ストライキの末、週休2日制は1日当たり労働時間30分延長を飲まされた上で実現したのでした。それまでは土曜半ドン(いまや死語ですな)だったのです。
私事にわたる、どうでもいい昔話を、ついしてしまいました。後漢書、じゃない御寛恕ください。
為替相場が対ドルで85円台前半まで円高が進んだ(8月4日)。
しかし思えば、1971年8月のニクソンショック、同年12月のスミソニアン協定で、変更されるまで1ドルは360円だった。ついでに言えば1ポンドは1000円前後だった(1960年代後半)。それが、今は
1ドル  86円
1ポンド137円 
程度になっている。

変動相場制に移行後は、細かい値動きは無視すれば、対ドルでは(おそらくは、その他の通貨に対しても)円はずっと円高に動いてきた。自虐的日本人は、この間、たまに円安になれば「日本が売られている」と大騒ぎし、円高局面では、決して「日本が買われている」とは言わず、燕の洋食器産業がつぶれる、トヨタは1円円高で営業利益で350億円減益要因と大騒ぎする。

一体円高がいいのか円安がいいのか。
為替相場は、どう決まるのか。
こうしたことに定見を持たずいや持てず、右往左往してきたのが、日本及び日本人であった。
特にこの20年は、日本株はおおむね下げ続け、為替は円高に進んだから、日本人は、特に投資家は悲惨であった。日本株に投資すれば、基本的に下げ、値動きのいい外国株への投資では、常に為替差損を意識せざるを得ないからである。

思えば、昔は(いい加減な表現を許されたい)株価は
日本(東証旧ダウ式平均株価))   1万円台前半
アメリカ(NYダウ工業株30種平均)1千ドル台前半
で、単位を無視して、日本がアメリカの10倍見当というのが、長く続いた。
ブラックマンデー(1987年10月19日)の直前=10月16日金曜日でも
日本  26366円
アメリカ 2246ドル
と、むしろ、さらに日本がアメリカを引き離す株価関係になっている。
その後、日本株暴落、アメリカ株暴騰で、両国の株価は、ほぼ同じになったのだった。
そして今(8月3日)
日本   9694円
アメリカ10636ドル
で、日本はアメリカの1割下にまで落ち込んでいる。

もちろん、銘柄の入れ替えとか、テクニカルな問題もいろいろあろうが、それにしても、この惨状を、つくづく眺めると、情けなさに、思わず涙しないではいられない。

この間一貫して、経済音痴の総理大臣、先を読む能力ゼロの日銀総裁が、一周遅れの経済政策を採ってきたのである。
あの速水優(タレントの方ではない)とか三重野某とか、怒りをもってしか思い出せない、とんでもない日銀総裁が無策か逆噴射策を実施した。

思わず繰言がでてしまったが、嘆いていても仕様がない。我らは自力更生しかないようだ。

8月5日 0時55分記

注ートヨタの円高による営業利益減少額は、最近は1円円高で300億円と言われる。(8月15日追記)
4日の相場は200円あまりの下げ、ただ7月1日の本年最安値比では、なお299円も上である。納得できない人も多いと思うが、そうである、以前に書いたやり方=騰落銘柄数を上げ、下げそれぞれ足しあわすと、やはり、今回も7月2日から8月4日までで
値上がり17104
値下がり18559
と値下がりが1455も多いのだ。1455÷5=291
7月1日の日経平均終値の9190-291=8899となり、これは7月21日の同様の計算で出した8897円と、奇しくも2円しか違わない値となった。

いちいちこういう計算もしてられないから、簡単なやり方としては、単純平均をチェックしていると良いだろう。
単純平均は
7月1日=233円
8月4日=231円
で、日経平均本年最安値時より低い水準だ。ただし単純平均の本年最安値は7月22日の229円。

こんなことを嘆くのが、本稿の本意では、もちろんない。相場の位置を正しく知っておこうということである。

8月4日 11時58分記
2010.08.04 休むも相場
ある程度、予想していたことではあるが、相場は夏枯れ症状を呈している。
2日は、例によって、値上がり642銘柄に対し値下がり854銘柄にもかかわらず日経平均は33円高。3日は値上がり銘柄数も1000を超え124円高で文句のないようだが、実は上げていたのは1部市場(特に日経平均=1.3%高。TOPIXは1.0%高、単純平均は0.7%高にとどまる)だけで、2部、JQは、ともに+0ポイント、マザーズは小幅-、ヘラクレスはわずかに+、というわけで、全く動きなしといっていい状況だった。

為替相場は、なおやや円高に動いている状況であり、ここは、なお形勢観望で行くところ。
相場などというものは、ダメな時にあがいてもいいことは無い。いい時に一気に勝負に出るものなのだ。
1年を3日で暮らすいい男 という格言?があったような気がするが、いろいろ調べても分からない。間違ってたらお許し願いたい。ともかく、相場師は1年を半年で暮らすいい男(女でもいい)を信条にしたい。

パソコンに水をこぼし、おしゃかに。
機能が半分失われたポンコツに再出馬願い、その老骨に鞭打って、苦労しつつ、これを書いています。1週間後には、新しいものが来る予定です。

8月4日 0時28分記