前川喜平元文科省事務次官が、加計学園をめぐる文書に関して記者会見した(5.25日午後)。
この発言をめぐる菅官房長官、NHK等の態度に怒りを覚え、まずは、これについて。

前川氏の発言内容は、具体的で分かりやすく、まさに、今回の「怪文書」が、怪文書などではなく真正なものであると、まともな判断力のある人すべてを納得させるものだった。
ロッキード事件で、田中角栄の死命を決したともいえる決定的事件が、あの榎本美恵子の「蜂の一刺し」発言(1981年10.28日)だったわけだが、今回の加計学園事件、「総理のご意向」問題における「蜂の一刺し」とも言えるのが、今日の前川記者会見だったと言ってもいいくらいだ。

これだけの重要事件を、NHKは、故意に衝撃を和らげるのに腐心するかのごとき対応をした。つまり、19時のニュースでも21時のニュースでも、トップにイギリスのテロ事件の追悼を持ってきて、延々とやる始末。
前川発言はごく簡単に紹介、菅官房長官の反論は詳しく放映。菅氏は前川氏について「天下り問題で隠ぺいした責任者で、自ら辞める意向を示さず地位に連綿としがみついていた。」と、口をきわめてこき下ろした。

【「でんでん」総理に「連綿」官房長官。】

どう聞いても「れんめん」と聞こえるので、ネット検索すると「連綿」としているのと、「恋々」としているものがある。今、動画で確認したが、はっきり「連綿」と言っている。TVやニュースでは「連綿」はおかしい、このままでは菅さんに傷がつくと、得意の「忖度」で「恋々」に直したのだろう。
そうしたらTBSのインタビューで前川氏が菅氏の発言に反論していたが、その時の発言が面白い。
「地位に連綿、・・・恋々と言われるが」といった言い方をされていた。菅発言(5.25日午前)をニュースで聞いて、それが耳に残っていて「連綿」と言ったが、すぐおかしいと気付き「恋々」といい直されたのであろう。
知性の差といい、相貌の差と言い、どちらが真実を語っているかは、議論の余地がなかろう。
「レク文書」という記者会見でも示されたペーパーについて、前川氏は文科省のそれを自分のところに持ってきた役人の名前もTBS記者には明かしたようで、この記者にTBS記者が確かめたら何も言えない的反応(正確に記憶していないのでこういう表現)だったという。
もう事実は明確なのである。「黒を白と言いくるめる」政府、迎合するNHK、読売新聞(憲法改正で安倍首相のインタビュー記事掲載に続き、この問題でも前川氏が出会い系バーに出入りと報道)には、恥を知れと言いたい。

前川前事務次官に心からのエールを送り、この問題はひとまず終わりにしよう。

【丸和運輸機関はれっきとしたアマゾン銘柄】
アマゾンはは配送業者一覧を公表している(5.09日付け参照)。
それを見て、ヤマト、佐川以外の、まだ市場で知られていない上場企業はないかと、私が探し発見したのがロジネット(推)=札幌通運だったことは、ご存知の通りだ。
その後、読者の方から教えていただいたのが丸和運輸機関である。

配送業者として挙げてある「ジャパンクイックサービス」というのが丸和運輸の子会社なのであった。
カトーレック、摂津倉庫、DHL等については確認したのだが、ジャパンクイックサービスは、なぜか飛ばしてしまっていたのだ。四季報にも【連結】の欄に載っている。

結局、アマゾン公認の上場配送業者は、ヤマトを除くと、新規に加わった遠州トラックのほか

ファイズ
SBS=SBS即配サポート)
ロジネット(札幌通運)
丸和運輸(ジャパンクイックサービス)

丸和運輸も、まれにアマゾン関連銘柄として出ていることがあるが、これはジャパンクイックサービスなど知らず、単に宅配便的サービスも行っている運送業者として、ほかのそうした業者と一緒に出ているものである。
この意味で、確かに、ファイズや遠州と同列のれっきとしたアマゾン関連だというのは、ほぼ未知の材料だと言っていいだろう。

5月26日 0時48分記

「美の巨人たち」(TV東京22時~22時30分)を見ていて、気になったことがあり、これを書いている。
与謝蕪村 久隅守景 国宝「夜色楼台図」「夕顔棚納涼図屏風」
という題であった。
「夕顔棚納涼図屏風」の絵をバックに、いろいろ語られるが、夕顔が何か分かり難いまま、話は「夜色楼台図」に移る。しばらくして、また「夕顔棚納涼図屏風」に戻り、「言う迄もなく夕顔はひょうたんのことですが」というナレーション。ここでは前とは違って絵もアップされ、棚にひょうたんがなっているのが分かる。

しかし、「夕顔」と言って「ひょうたん」のことと思う人などほとんどいないだろう。自分自身、知らないくせに、何が「言うまでもなく」だと毒づきたくもなる。
「夕顔」、「ユウガオ」という言葉は、誤解されやすい、分かり難い言葉である。

話が少し飛ぶが「さくらんぼ」と「桜桃」の紛らわしさを思い起こす。
私の場合、「さくらんぼ」と言えば「桜の実」のことであり、「佐藤錦」などは「桜桃」と言って区別する。しかし、今や、世は「さくらんぼ」=「桜桃」であり、と言うか「桜桃」は死語に近く、わずかに太宰治の忌日「桜桃忌」に残るばかりなくらいである。

さらに話は飛ぶが、数年前、知人と話していたら、子供の頃、よく食べたことを思い出して「さくらんぼ」(もちろん桜の実の方)を最近食べたら、まずくてと話される。実は私も同じ経験があり「うまいものがいっぱい出回って口がおごってしまったんだろうなあ」ということになった。
しかし、その後、よく考えたら、別の結論になった。
最近私が食べた「さくらんぼ」はソメイヨシノの実である。しかし子どもの頃食べたのは、自宅に生えていた八重桜の実である。さらに思い起こせば、その実はソメイヨシノのそれとは比べ物にならないくらい大きかった。いずれにせよ、昔食べた「さくらんぼ」は、確かにおいしかったと、今確信を持って言えるのである。小学生の私は桜の木に登り、黒紫に色づいたそれなりに大きく立派な実を葉っぱの間から取って食べたものである。毎年の楽しみな行事でさえあったのである。ソメイヨシノの実が無数と言っていいくらい生っていてごく小さいのとは大違いだと、今気付いた。

本題に戻って「夕顔」である。
今「夕顔」と言えば、普通、「朝顔」に対する「夕顔」、すなわち「ヨルガオの別名」などと、辞書などで説明されるもののことだろう。
そしてややこしいことに、「ウリ科のつる性1年草」の「夕顔」もあって、これは野菜で、かんぴょうにされたり、みそ汁の具にしたりする。「ひょうたん(瓢箪)」は、「ウリ科のつる性1年草」の「夕顔」=ユウガオの変種だという。

このように複雑なうえ、今や「ひょうたん」なども、ほとんど見かけなくなったから、死語というのは変だが、これまた太宰治「桜桃忌」ではないが、志賀直哉の「清兵衛とひょうたん」でかろうじて生き延びているくらいだ(というのは少し言い過ぎで「瓢箪から駒が出る」なる慣用句は健在でした)。

注=ウィキペディアでは、ウリ科の一年草の「ユウガオ」の項で
>『源氏物語』をはじめ古くから説話や民間伝承にも登場するなど口承文芸のモチーフになっている(後略)としている。しかし源氏物語の「夕顔」(巻名・人物名)の由来は、同人が本帖の中で詠んだ和歌「心あてにそれかとぞ見る白露の光そへたる夕顔の花」にあり、夕顔=「朝顔」に対する「夕顔」、すなわち「ヨルガオの別名」のわけで、ウィキペディアは取り違えているのである。

さて私の田舎(新潟県長岡市)では、「ウリ科のつる性一年草」のかんぴょう材料のことを「夕顔」とか「ユウガオ」などとは言わない。「ゆうごう」と言うのである。しかし、辞書で「ゆうごう」と引いても「融合」しかない。方言なのかとはうすうす思ってはいたが・・・

念のためネットで検索してみた。そしたらあるはあるは。

ゆうごうレシピ・作り方の人気順|簡単料理の楽天レシピ
楽天が運営する楽天レシピ。ゆうごうのレシピ検索結果 67品、人気順。1番人気はゆう ごう(夕顔)の油炒め!定番レシピからアレンジ料理までいろいろな味付けや調理法を ランキング形式でご覧いただけます。

ゆうごう - 長岡野菜加工研究会
特徴: 大きいものは長さが70~80㎝にもなり、若い実を食べます。ゆうごうを細く切って 干すと、「かんぴょう」になります。 由来: インドやアフリカなどの熱帯地域原産の「ゆうが お」の実のことで、長岡弁がなまって「ゆうごう」となりました。

ゆうごう(ゆうがお) | 新潟・食品名産図鑑
ゆうごうは夕顔がなまった言い方で長岡野菜・柏崎野菜に指定されています。夕顔は 通常は細く切って干して干ぴょうの原料となりますが、中越や上越では野菜として若い実 で食しています。

積年の疑問が、これですっきりしたので、興味のない方も多かろうが、書いてしまった。お許しあれ。

1月21日 23時56分記

SJI(推)、PTS最終値 86△2

最近、身近でも、またテレビ等でも、お寺の住職が困窮しているという話をよく聞く。つい最近も住職が袈裟姿から作業服姿に着替え、これから旅館の仕事に行くというのがあった。もうかなり前に、同じく住職が土方に出ているという話を聞き驚いたが、さらには焼身自殺されたという悲惨な話には、言葉を失った。

これは、結局、地方が急激な人口減に見舞われていることが、最大の原因であろう。檀家は減少の一途とか、あるいは形はあっても東京などに出て行った息子や娘は、そのまま帰らず、田舎の実家は打ち捨てられていくという図式である。農業(コメ作り)で食って行くことができなくなり、生計を立てるおおもとの仕事の大半が失われたのだから、ほとんどの地方都市、町・村は人口減・衰退となるのは、避けがたいことと言っても過言ではない状況のわけである。

こうしたことは、世の中の常識のはずだが、必ずしもそうではなさそうである。
「田舎に泊まろう」(TV東京系列、2003年4月~10年3月。現在は特番で放送)とか「鶴瓶の家族に乾杯」(1995年8月~)などを見ていると、私は違和感を覚える。
細かい話は別として、要するに、これらの番組に出て来るのは、地域住民の「富裕層」(かなり豊かな家くらいの意味)がほとんどなのではないかと思うからである。今、ああいう番組で取り上げられる地方に、ゆとりのある生活をし、子供も元気にやっている家族など、かなり珍しいと思うからである。
「やらせ」か「仕込み」か「編集」かなどを論じる気は全くない。そういうことではなく、地方で大半の人(家)は、経済的に苦しい生活を強いられており、そういう実態に、かたくなと言っていいくらい目をつぶり、少数派の「富裕層」ばかり取り上げ、地方はこんなに元気だ、みんな明るく、子供たちはすくすく育っている的な番組作りを延々続けているのは、いかがななものかと言いたいわけである。夫婦に子供2人の家族を「標準世帯」と言っていた時代そのものの感覚であろう。

【タワマン建設ラッシュのもたらしたもの】

私が、今日、ここで書きたいのは、こうした地方の衰退と「タワーマンション(タワマン)」の関係についてである。

近年、武蔵小杉(JR、東急等の「武蔵小杉」駅周辺。川崎市)はタワマンが建設ラッシュで、とどまる所を知らないかのようである。
私などが東京に出て来た頃(1960年代半ば)は、まだ高層建築物はほとんどなかった。1971年に西新宿に京王プラザホテルが建設され、その後、周辺には続々高層ビルが建設されていった。「超高層の夜明け」とか言ったような。鹿島建設黄金時代である。
この後もしばらくは、こういう高層ビルは、西新宿以外、そうは広がらなかったように思う。それが、いつ頃か判然としない(面倒なので調べないこと、お許し願う)が、次第に東京の中心部では続々高層ビル(マンションを含む)が建設され出し、大阪、名古屋その他の地方中核都市にも広がって行ったわけである。

中でも、近年はいわゆるタワマンブームである。なぜ、こんなことになったのかと思ったら、1997年、建築基準法が改正され、各種の規制が緩和されたためだった。これで、殺伐とした光景が広がり(あくまで私の主観である)「人外魔境」と私が呼んでいた東京湾沿岸地域には、特に大量のタワマンが建設された。こうした地域の評価も一変、海が見えるということもあって人気エリアになったのだった。

最近のタワマンは、一段とスケールアップ、1団地(複数棟構成のタワマンが結構あるので古風な表現をあえて使う)当たりの戸数は500戸以上が珍しくないというか普通と言っていいくらいだ。THE TOKYO TOWERS(2棟)2794戸、ワールドシティタワーズ(3棟)2090戸のような、まさに一つの街のような巨大タワマンもある。

ある日、私の頭にひらめいたのは、こうしたタワマンで一体どれだけ、人口移動が起きるのだろうか、いやもしかしたら、これこそ、東京の郊外(例えば練馬区の西部や市部の多く)や千葉県の大半がマンションの不人気地域になり、ひいては地方都市の衰退が進むことにもつながっているのではないかということである。

武蔵小杉では、この10年で10棟6000戸のタワマンが建設され1万5000人が移り住んだという(2014年時点)。その後も、なお建設は続き、今後は北口の方で大規模な再開発が予定されている。控え目にみても累計では8000戸が建設され、2万人が移り住むことになろう。
東京都区部で2016年以降完成予定のタワマン(20階建て以上)は92棟、4万5577戸(2015年3月末現在。不動産経済研究所「超高層マンション市場動向2016」)という。
1戸当たり2.5人とすると11.4万人が、タワマン住人になるということである。

【11.4万人の持つ意味】
佐渡島の人口がどれくらいかご存知だろうか。
おおよそは知っていると思っているような人でも、時々チェックしていないと、大きく狂うことになる。息子が小学生の時、先生が世界の人口は26億人と教え、誰かが違うと言っても譲らなかったという。26億人というのは私が中学生くらいの時、つまり半世紀も前の数字であろう。世界の人口は今73億人、息子の小学生の時代でも60億人前後はいたであろう。

佐渡島の人口は、世界の人口と正反対の激変をしているわけである。
1960年=11.3万人
1970年= 9.3万人
1980年= 8.5万人
1990年= 7.8万人
2000年= 7.2万人
2010年= 6.3万人
2015年= 5.7万人

東京都区部では今後(数年内か)タワマンに11.4万人が吸い込まれるわけだが、これは佐渡島全住人のちょうど2倍である。
1棟1000戸の大規模タワマンができると2500人が移住可能、ほどなく5万人になる佐渡島の住人は20棟のタワマンで全員収容できることになる。佐渡島の住人がタワマンに移り住んだわけではないが、タワマンの建設はちょっとした離島の全住人が消滅するくらいのパワーを秘めていることを言いたいわけである。

【タワマンをどうするか】
タワマンの功罪を論じるのは、本稿の趣旨ではないのでしない。
言いたいのは、何も問題を感じず、どんどんタワマンを作って行くと、タワマンのある自治体はどんどん豊かになり、逆にその影響で人口を吸い取られる自治体は、その分税収減で貧しくなるということである。

1棟1000戸の大規模タワマンができると、1戸当たり25万円の固定資産税・都市計画税が入るとしよう。年間総税収は2.5億円である。逆に言えば、住人を引き抜かれた自治体は、その分、税収が減るということである。
別に、これでタワマンを建設許可した自治体が犯罪を犯したわけではないが、野放図に、これを放置すれば、各自治体間の経済的格差は拡大の一方であろう。為政者は、早くこうした問題点に気付き、手を打たなくてはならないことは論を待たないであろう。

何もしなければJR北海道は苦しくなる一方、JR東海はリッチになる一方である。これはJR分割の際のやり方に問題があったとみるべきだろう。例えば「持参金」をはるかに多くJR北海道には渡すとよかったのである。
タワマンに関しても、何もしなければ、東京都はますますリッチになり、東京の郊外やさらに外縁部は、ひいては地方は苦しくなる一方であろう。

小泉・竹中路線、アベノミクス、いずれも、「東京が豊かになれば地方も豊かになる」とか「トリクルダウン」効果を前提にしているようだが、こうした考え方が間違いだったことは、今日の地方の疲弊を見れば、だれの目にも明らかである。
ここでは、処方箋を示すことはしないが、いずれにせよ、上述のような現状認識にたって、根本的に政策転換する必要があるとだけ、言っておこう。

12月25日 0時14分記



何事にも批判的で、自分の頭で考えることが染みついているので、どうしても、世の多くの有名人やマスメディア等も、批判的に見てしまう。

近年は世の右傾化傾向もあって、右寄りのマスメディアや有名人のはしゃぎ過ぎや暴言が目立つ。
左寄りは、例の朝日新聞の従軍慰安婦報道問題や民主党(現民進党。ここが左寄りと言っていいかはやや疑問だが))の与党時代の政権担当能力欠如露呈で、すっかり人気離散となり、今なお謹慎中とさえ言っていいような状況が、今日の安倍人気、高内閣支持率につながっているのだろう。
これについて論じるのは、当ブログになじまないし、長文も要するのでしない。

それでも、あえて、これを書くのは「右寄りのマスメディアや有名人のはしゃぎ過ぎや暴言」が目に余り、それを批判するマスメディアもないからである。

豊洲問題をめぐる各種報道で、私は、上記のことを強く感じ、これを書いている。

『週刊新潮』は何を考えているのか?

新潮社というのは言うまでもないが、いわゆる文芸出版社である。いかなる理念(があるとして)の出版社か、創業者の佐藤義亮氏(現社長は創業者の曽孫)がいかなる人物か等について、私は知識がないし、調べてもいない。漠然と文芸出版社だから、政治的には無色の出版社だろうくらいに思っていた。
ところが、近年新潮社というより『週刊新潮』が、右傾化というか、自民党寄りというかの傾向を強めている。特に原発問題では、藤原正彦氏を重用するなど礼賛路線をひた走っているように見えるが、何を考えているのだろうと思ってしまう(やや無責任な表現にしたのは、断言できるだけのデータを持っていないからでありご了解願う)。
これは私の偏見だろうが、今を時めく『週刊文春』が原発に批判的なことへの対抗で、こうなっちゃったという面もあるのかもしれない。

原発問題はともかく、ここで私が言いたいのは、同誌の豊洲問題へのスタンスである。
豊洲問題が急浮上したころ、9月の初めだったと思うが、同誌では豊洲の土壌汚染について、「盛り土が4.5メートル」してあるから問題なしという趣旨の記事を大きく掲載していた(もう少し具体的に書きたいのだが、歯科クリニックで読んでいてじきに呼ばれたので記憶で書いている次第。ただ、ネットで調べた限り、これは間違いないと思われる)。
この記事を読んだ翌日、盛り土が建物の下ではされていなかったことが判明した。その後、この落とし前を同誌がどうつけたか知らないが、なんでも為政者様の仰せの通り的スタンスの招いた失敗としか思えない。もう少し、いろいろな可能性を考え、慎重に取り上げるという姿勢が欲しいと思うわけである。
なお、この問題でも、『週刊文春』は『週刊新潮』と反対のスタンスである。小池知事に対しても文春は好意的、新潮は批判的である。

日経新聞の共産党揶揄記事

9.24日付けの同紙朝刊1面の「春秋」という欄に、豊洲市場の建物の地下の水からヒ素が検出したことを取り上げている。共産党都議が独自に採取した水からヒ素は検出されたことを発表したさい、「猛毒のヒ素がと口走った」ことを皮肉交じりに、批判的に書いたものである。検出されたのは1リットル当たり0.04ミリグラムで水道水の基準の0.01ミリグラムよりずっと少ない、こうしたことで、「猛毒のヒ素が」と口走るのは「お化け屋敷の客寄せみたいな怖がらせではないか。」と書いている。

注=「春秋」は「ヒ素は様々な食物にもふくまれている。」とわざわざ書き、ヒ素怖くなしというかのごときスタンスだが、これは低毒性のあるいは生体内で無毒化される有機ヒ素化合物のことではないのか。豊洲のヒ素は東京ガスがガス製造を行ったことに伴い発生したものであり、「食物にもふくまれている」ものとは違うのではという疑問を私は持つが、専門家ではないので、これ以上は書かない。

この後の展開は、誰でも承知していることである。地下水のモニタリング調査で、環境基準の1.1倍から1.9倍のベンゼン、ヒ素が検出されたのである(9.29日、東京都の発表)。
特にヒ素は1.9倍、つまり1リットル当たり0.019ミリグラム検出されたのである。共産党の0.004ミリグラムを馬鹿にしていたら、わずか5日後に、こういう赤っ恥をかく結果が出たわけで、『週刊新潮』とうり二つのことになったのである。
共産党憎しという感情が強過ぎるため、こういう慎重さに欠ける記事を安易に書くのではないかと、私は勘ぐっている。

石原慎太郎氏の責任

>石原都知事は国会議員の当時弟の石原裕次郎が倒れたとき、自衛隊のヘリコプターを私用して駆けつけた話は本当ですか。

これはヤフー知恵袋にある質問である。
正解は、もちろん「本当です。」のわけだが、ベストアンサーに選ばれているのは

>同じ都内の父島から慶応病院まで行くのも、 定期便待ちだった男に、そんな政治力は ない。

石原慎太郎氏(以下敬称略)は、今やアンタッチャブルらしい。しかし、今回の豊洲問題で、誰が最も責任を問われるべきかと言えば、言うまでもなく石原慎太郎であろう。それが何ら責任を問われることなくのうのうとしていられることに、私は、日本のマスメディアのだらしなさを痛感し、恐ろしくすらなる。水に落ちた犬は情け容赦なくたたき続けるのに、ひとたび相手が強いとみると、まったく知らんぷりとほおかぶりするのだから、どうしようもない。
知事時代、彼は週平均3日程度(『サンデー毎日』が入手した公文書)の「出勤」だったという(2004年1.25日号)。末期には週1日(それも実質半日くらい)だった(「LITERA」による)というから、もう何をか言わんやである。
豊洲の問題など、自分でいい加減にプランを紹介、あとは良きにはからえで職務放棄に近い勤務ぶりだったのだろう。あげくのはては「僕はだまされていたんですね。」(9.13日BSフジ「プライムニュース」)と都職員を批判するのだから、まともな神経の持ち主ではない。それはともかく、小池知事と会うということだったが、結果はどうだったのだろう。小池知事にもアンタッチャブルで闇から闇に葬られたのだろうか。
「蜂の一刺し」(ロッキード事件・榎本美恵子発言))ではないが、舛添元知事、猪瀬元知事の暴露発言が聞きたいものだ。以下の発言内容は、あくまで、私が憶測で期待しているものです。

舛添元知事=「豪遊」も「湯河原行き」も石原さんに比べればかわいいものでしょ。
猪瀬元知事=徳田虎雄氏にあいさつに行ったのは石原さんに勧められたからなのにな。
 注=猪瀬・徳田については「蛇足」参照。

蛇足=『作家の値打ち』という本がある。2000年に出版された本で、著者は福田和也氏(以下敬称略)。
比較的辛口の評価が売りのようで100点満点の評価で、船戸与一は「いずれも20点以下、測定不能」とされている。最下位は鈴木光司の「バースデイ」17点。
トップは同点の97点で、「仮往生伝試文」(古井由吉)、「ねじまきどりクロニクル」(村上春樹)、そして「わが人生の時の時」(石原慎太郎)。
「わが人生の時の時」など、読んだことはないから、無責任は承知だが、この評価にはずっと違和感を抱いていた。ところが、この疑問に答えるかもしれない記事を最近見つけた。石原慎太郎が高級料亭を使って「接遇」した相手として徳田虎雄とともに福田和也の名前が挙がっているのだ(「LITERA)。

大事なのは右でも左でもなく、真実を愛するという心である。
しかし、それにしても『週刊文春』(田中角栄金脈問題も入れると文芸春秋社というべきか)と共産党がなかったら、日本はどうなっていたんだろうと思ってしまう。別にこの2つを礼賛するわけではないが、政府や時の権力者に不都合な情報の多くが隠蔽されたままになっていたのではと思う。他は権力と癒着しすぎていたり、真実を報道しようという気概がないのではないか。

10月02日 1時07分記
ここ雨続きで、鬱陶しいが、反面、いろいろいいこともある。
その一つは、草木が元気いっぱいなことだ。
私は、今アシュガをグランドカバーに使って、庭を改造しようとしている。
もともとは(前の持ち主の時代)大半に芝が植えられていたようだ。しかし中古で私が購入した時点では、芝は見る影もなく、ほとんど消滅、雑草が生い茂っていた。芝を植えるというのは、建築士とか家の建設を請け負った人達の発想だったのであろう。しかし、芝はかなり日当たりが良くないとうまく育たない。周りを生け垣で覆い、木もたくさん植えてしまったので、結局芝は根付かなかったわけである。

私は雑草を取った後、苔がかなりあったのにヒントを得て、苔庭にする壮大なプランを思いついた。と言っても、もちろん、そう広い面積の話でないのは言うまでもない。
それでも、私の夢は大観園に住み、美女たちに囲まれ、広大な庭園を散策することなので、そのミニチュアバージョン(の積もり)を作り空想の世界に遊ぼうというわけである。乱歩が、妖しくもグロテスクな夢を『パノラマ島奇談』で饒舌に語っているのは、あまりに有名だ。私はもっと風雅な世界にあこがれるので、曹雪芹の『紅楼夢』の主人公で美の司祭とも言われる宝玉の住む大観園を空想するというわけだ。
注=大観園の景観を再現した北京に1986年オープンの公園「大観園」の面積は13万㎡。

苔庭にするというプランに燃え、道志の山や崖、川沿いの土手などで採集して来た苔を植えたわけである。10年くらい前のことである。途中経過ははしょるが、結果としては大成功、庭は条件の悪いごく一部を除き、全面苔で覆い尽くされるという壮観を呈した。道志から移植した苔はほぼ全滅したのだが、その下から土着品種の苔が生えてくるという経緯をたどって、結果として成功したのであった。ホタルを別の地方から持ってくるといろいろ問題があるというような話を聞いたことがあるが、生物は、むやみに別のところから持ってきてもだめなことがあるということだろう。

ただ、このほれぼれするような夢のような景色も、わずか2、3年の命だった。その後、雨の少ない夏などのせいか、次第に、条件の悪い場所の苔は枯れ土がむき出しになって行った。毎日のように散水するなど手を尽くしたのだが徒労に終わった。
今日、小雨の中、庭に出て、アシュガの生育状況などを見ていたら、どうも、苔がこの雨で元気なだけでなく、失くなってしまった場所にもかなり出ているようなのに気付いた。これまでにも多少はあったのだが、ほとんど広がらず、一進一退だったのが、今回の記録的長雨で、かなり広がったようなのだ。

日当たりの比較的よく、苔には不向きなところには、ムスカリ、その隣にはアシュガを植えているのだが、こちらは順調に育ち、今、ムスカリの小さな球根(ごろごろしている)を、適正配置している。アシュガは、日当たりが悪く、苔も出て来ない場所にぴったりなので、現在、繁殖期(ランナーが出て来る)に一気に増やそうと考えている。それはともかく、雨に打たれたアシュガの元気いっぱいな葉の美しさに、しばし見とれたことだった。アシュガは多湿を好み、日が当たり過ぎると見ていられないくらいの姿になるのである。

【アジサイの殖やし方】
3ヵ月くらい前、散歩で長谷寺に立ち寄ったら、大盛況でごった返している。アジサイ鑑賞の順番待ちで、30分待ちだったか1時間待ちだったか、えらく待たされるのである。行列大嫌い人間の私は、即やめて、成就院に向かった。
そうしたら、なんとこちらは50年ぶりかなんかに、アジサイの植え替えをやっていて、やはり見られない。2019年の創建800年を迎えるにあたって参道の修復工事をしているのである。今HPを見ると、津波被害を受けた南三陸町の名刹大雄寺に成就院参道のアジサイ262株を2016年6月に送ったとある。
注=262株は般若心経の文字数であり、成就院参道に植えられているアジサイの数でもある。
そう言えば、ちょっと奥まった所にアジサイが挿し木されていた。20センチくらいの鹿沼土らしき土を入れた木箱かトロ箱に20センチ足らずの枝が6本くらいずつ挿し木され、いくつか並べられていた。

実は、今、アシュガの殖やし方に妙案はないかとパソコンで調べていて(妙案は見当たらなかった)、ついでに、ムスカリ、アジサイの殖やし方を見てみた。そうしたら、アジサイについては一様に、成就院で見たのと同じやり方が書いてあったのである。
私は成就院であれを見て、植木屋さん(の仕業と見た)が、あんな非効率的やり方をやっているんだと驚いたことを思い出し、そして、今回、それが標準的やり方で、誰も疑いを抱いていないようなので、これを書こうと思ったのである。

鎌倉式アジサイ急速増殖法=普通、アジサイを挿し木する場合、枝先を15センチから20センチ切る。それを鉢などに挿し木する。
その際、茎をはさみなどで斜めにカットすると発根しやすいとか、葉は水分の蒸散を避けるため、下の方は取り、残す葉も半分くらい斜めに切るとか、挿し穂を水にさし1時間くらい水揚げするとか、メネデールなどの発根促進剤を使うと成功率アップとか、いろいろうるさいことが書いてあることが多い。

しかし、実際は、こうした面倒なことは一切せずに100%挿し木を成功させる、しかも効率も何倍か何十倍かというのが、私の考案した方法である。

まず、挿し穂であるが、これは10センチであろうと40センチであろうとかまわない。新芽がいいだろうが、確か古い枝でも構わないはずである。葉もそのままで構わないが、全部付けておくと、場所をとるので適宜切り取ればいいだろう。
これを鉢等に挿し木するわけだが、土もなんでもいい。鹿沼土とか赤玉土プラス腐葉土とかこだわる必要は全くない。庭土でも構わない。ミソはこの挿し穂を鉢にびっしり密植することである。良く数えたわけではないが20~30センチくらいの鉢なら20~30本くらいは挿し木できよう。要は隙間ないくらいびっしり植えるのである。こうすれば一気に30本挿し木苗が出来上がるというわけである。密植の利点は、効率よく大量に挿し木できることに加えて、お互いが支え合って倒れなくなることにある。
ネット上には、「一気に4本挿し木成功」とか「5本とも挿し木成功で、鉢上げしました」などと、ほほえましい書き込みがいくつもあり、笑ってしまう。

さて、ここからが、鎌倉式オリジナルである。この密植挿し木した鉢を、水をある程度以上満たした容器(プラスチック製の深さ10センチから20センチくらいの物)などに入れておく。容器はポリトロなどでも代用できる、要するになんでもいい。これだけである。
「水をある程度以上満たした容器」に鉢を入れておくところに、成功の秘密がある。こうすることで挿し穂は常に十分な水分を確保でき、元気に育つのである。置き場所も選ばない。かんかん照りでも大丈夫なくらいだ(ただ長時間は避けた方がいいだろう)。朝昼晩の3度水やりをと書いてあるブログもあるが、私の方法では、もちろん、水やりは不要だ。外に出しておけば、降雨で容器の水は補充される。運悪くゼロになってもあわてず補給すればいいだけのことである。

私は
①容器に水を浸し砂を入れてそこに挿し木するという方法
②ドンキの密植展示という展示手法
この2つをヒントに、この方法を思いついたのである。

例によって分かってしまうとなあんだという方続出となりそうだが、おそらく誰もやっていない方法であり、これで、アジサイは、一気に大量に挿し木でき、しかも成功率ほぼ100%、さらに技術必要なし、手間暇も一番かからないという画期的手法なのである。
私は、この方法で、6月下旬に3鉢に挿し木、100株くらいが、現在元気に生育中である。
本当は、もう完全に活着しているので、定植したいのだが、植え場所に困り放置、あまりに元気に育ち、今互いがおしくら饅頭状態で困っている。
もともとの計画では、道志川支流の土手等に植える予定だったのだが、以前に植えた分がすでにかなりあるうえ、シャガの大群落を作るという計画との整合性に迷いが生じ、このアジサイの植え場所が決まらないというのが今の状況なわけである。

実は、この手法は、アジサイ以外でも、かなり広範囲に、いろいろな植物に応用できそうだ。また、挿し木には適期があるが、この方法なら、あまり時期にも左右されない可能性が大きい(これについては、今後実際に確かめる予定)。
特許も実用新案も認められそうにないが、アナログな原始的技術が、挿し木の世界に革命をもたらすかもしれないのである?!

「自分の頭で考える」という題にしたのは、株式投資も挿し木の世界も同じだということを書きたかったからなのだが、長くなったので、これで終わりとする。

9月24日 23時00分記
エコス(推)が、引け後1Qの好決算を発表した。

これについて書く予定だったのだが、都知事選の候補者選びが白熱、おかしなことになって来た。
自民党からは小池百合子、増田寛也両氏が立候補の方向、一方、野党はなお混沌状況だが、今日、石田純一氏が「野党の統一候補であるならば」立候補したいと記者会見で語った。冗談かと思ったら、市民団体か何かの代表が共産党に協力要請、共産党は私心のないさわやかな会見として、野党4党と相談して決めると言った(この部分、TVニュースを聞いた記憶で書いているので多少不正確の恐れあり)とのことだから、共産党は否定せずとみるところで、2割前後は野党統一候補に石田氏がなる可能性があるかもしれない。

若い頃は非政治的人間を標榜していた私だが、老年に差し掛かってから政治に目覚め(笑)、こういう状況に黙っていられなくなり、急遽、これを書いている次第である。

社会的弱者を切り捨てる自民党政治、小泉・竹中路線以降の政治には決別しなければならないというのが、私の基本的考え方である。東京が豊かになればその効果が地方にも次第に及ぶなどという竹中氏の言が間違いだったことは、もはや論を待たない。やや大げさに言えば、今や、地方に豊かな人はいないとさえ言っていいくらいではないか。長岡市には私の少年時代、デパートが4つ(数え方によって少し異論もあろうが)もあったが、今や大和の撤退でゼロである。
資本主義というのは、ほっておけばどんどん格差が広がる宿命なのである。これをどうやって、小さくし、多くの人が納得できる仕組みを作っていくかは、政治に課せられた最も大きな課題の一つであろう。
しかし、野党各党は、すべて経済音痴と言ってよく、語るべき経済政策を持っていない。かくして、私のような人間は、どこにも投票しようがないとなるわけである。

自民党の候補になりそうな小池、増田両氏。
両氏とも、ややタカ派的言動が目立ち、こういう方に都知事になってもらいたくない。また増田氏のいわゆる「増田レポート」(日本創生会議・人口問題検討分科会)は、経済オンチの方の見方としか思えないということは、以前に、当ブログで書いた。

野党のカギを握る民進党の動きは情けないの一言だ。同党の都連会長の松原仁氏は「私は、増田さんは自民党の候補であるとは考えておりません。」(7.03日)と言う。これだから民進党は見放されるわけだと納得する。原発について、自民党とどこが違うのかという方針しか示さず、支持を大きく失ったのとまったく同じである。この党には、もはやまともな人は期待しないだろう。
株価が下がろうと、誰かが失言しようと、実質賃金が低下しアベノミクスの失敗が(少なくとも結果として)明らかになろうと、安倍内閣支持率が一時的に少し下落してもすぐ持ち直すのは、民進党が見放された政党になってしまったということに他ならない。

では、小池、増田、石田の3氏で選挙が行われたら、結果はどうなるか。
先を急ぎたいので、結論だけ書こう。
小池氏の圧勝とみる。少なくとも石田氏の当選はなかろう。
小池氏あるいは増田氏の勝利を許さないためには、どうしたらいいか。
野党は石田氏に代わるいい玉を見つけなければならない。
そう考えたら、すっといい玉が脳裏に浮かんだ。

たけし氏である。
彼しかいない。彼なら勝てる。そして彼なら、きっといい政治をやってくれよう。そう確信した私は小踊りしたくなった。電話して要請したいところだが、電話番号が分からない。
かくて、これを書いたわけである。

万に一つの可能性かもしれないが、たけし氏立候補というビッグニュースが聞けることを楽しみに待つとしよう。
青島幸雄氏の例を持ち出すまでもなく、たけし氏なら、選挙運動なし、公示日より後の立候補でも勝てる。相場師を自称する私が自信を持って言える。
燎原の火のごとく、たけし氏への立候補待望論が広がることを願って筆をおく。

7月08日 22時49分記

そう珍しいことでもないが、日本株だけ、やけに突出して下げるという展開になっている。
大体、世界的株安の元凶は、結構早く立ち直り、余波を受けた国(特に日本)は激震収まらずというのは、これまでも何度かあった。
今回も、06日の上海は引けにかけ上げ幅を拡大、結局2.25%の急騰となった。一方日経平均は高寄りし、その後始まった上海株高の援護もあったのに、終値は183円(0.99%)の大幅安だった。

ここまではまあいいとして、その後、日経平均先物・大証夜間はあっさり18000円大台を割り込み、現在は17980▼211と、目も当てられない。
まあ、打つ手なし、耐えるしかありませんな。
そう言えば、経済3団体の新年祝賀会(05日)で、企業トップが日経平均2万3000円などと極楽とんぼのようなことを言っていたなあ。と言ってもああいう方たちに株価見通しを聞くのがそもそもおかしく、また答える方もどうかしていると思うのだが、いつの間に誰もおかしいと思わなくなっている。

解説してもせん無きことなので、株の話はやめ、雑談に。

私は、こういう事態になると、「からきめを見するものかな」という文句を思い出す。
確か『徒然草』にある文句である。
姉から譲り受けた(ぼろぼろになっている)松尾聡氏(元学習院大学教授で学習院高等科時代の教え子に三島由紀夫がいる)の名著『新纂徒然草全釈』(初版1953年、私のは1956年刊の22版)
を探し出し開いてみる。

第六十九段にある。

「疎(うと)からぬおのれらしも、恨めしく、我れをば煮てからきめを見するものかな」といひけり。

松尾訳=(その豆は)「よりによって他人でもないお前たちが、このわたしを煮て、ひどい目に合わせるとは、本当にうらめしいことだなあ」と言っていた。

性空上人は功徳が積もって六つの感覚器官が異常に発達、旅の宿で豆がらで豆を煮ている音で、上記のような会話を聞いたというわけである。ちなみに「豆がら」というのは、豆(枝豆を想起されたし)のさやだけのことではなく、豆を取った後の、豆の茎・葉・さやなどのことである。

我ら投資家も今、塗炭の苦しみを味わっているわけだが、豆と違って命まで奪われるわけではなく、間もなく、この苦しみから解放されるわけだから、その日の近からんことを期待しよう。

1月06日 23時27分記
個人的事情で、年末年始はひそやかに過ごし、読者諸氏へも失礼してしまった。事情を推察、了とされたい。

2016年相場が、どう展開するか。
年が改まったからと言って、にわかに相場動向が大きく変わるわけでもないから、この時点で、こうと決めてかかる、方針を決めることもなかろう。なお、経済・景気に加え、政治、気象等にも気を配り、慎重に、先行きがどうなるかを熟考し、方針を決めて行くこととしたい。

こういうことを書くのも、多くのことが、先行き不透明だからである。
例えば為替相場。アメリカの利上げで、円安にというのが、常識的見方だろうが、新興国はじめ世界景気への懸念が一段と強まれば、またぞろ、安全資産としての円買い→円高といった展開もありうるので、読みは難しい。したがって物色の方向も内需株か輸出株かにも迷うところだ。
世界景気にしても、アメリカの景気はまあよさそうだが、中国がどうなるか、新興国経済(アルゼンチン、ブラジル等)の苦境が一段と深刻にならないかといった問題がある。
そうした中、日本経済はどうなるのか。目先的には暖冬異変で冬物衣料の売れ行き不振で業績の下方修正続出といった事態もないではない。ここ経済指標もやや芳しくない。ただ、原油安は日本経済にとって、かなりのメリットをもたらしているはずで、今後、それが数字に出て来るかもしれない。

とりあえずはここまでとし、長くブログの更新をしていなかったことをお詫びし、具体的な投資方針、銘柄等については、明日、書くこととする。

最後になってしまいましたが、年末、年始にいただいたかなりのコメントに個別に返信できなかった非礼を、ここでお詫びします。

本年もどうぞよろしくお願いします。

1月02日 21時19分記

今日は久しぶりに都心に出たのだが、あまりの暑さに驚愕した。時々我が家に来られる都心勤務の方が、都心に比べると、こっち(鎌倉)は涼しいですねと何度か漏らすのを聞いたのを思い出した。それにしても、年々暑くというより熱くなり、いったいあと20年、30年後はどんなことになってるんだろうなと思ったことだ。

そういえば、井戸水の話などで水温が14度とか16度とかで冷めたくていいというような話をTVなどで聞くことがある。しかし、昔(私が小学性の頃だから60年近くも前のことだ!)、生家の井戸(掘り抜き井戸を掘ったら自噴したのである)水の水温を測ったことがある(理科の自由研究のためだったか)が、いつも8度だった。水風呂などという言葉を知り、やや疑問を抱きつつも沸かす前のこの井戸水を入れた(昔は風呂に井戸水をばけつに汲んで運んで入れる(結構重労働)のは我が家では子供たちの仕事だったのだ)ばかりの風呂に、真夏の猛暑の日、時々挑戦するのだが、あまりの冷たさに1分も入っていられず、這う這うの体で上がったものである。

そう言えば、男の平均寿命もついに80歳の大台にのった。いつも女の伸びに負けているなと数字を以前は眺めていたものだが、今回見ていたら、様相が違う(直観的に)。それでちょっと暇だったので計算してみたら(1990年に対する2014年の比率)
男は106.0327
女は106.0195
で、わずかながら男が伸び率で上回っている。
ちなみに1990年に対する2000年の比率は
男は102.3709
女は103.2967
で、はるかに女が上回っていたのである。
この発見にちょっと感動。こうしたことに敏感に気付くのが株式投資には、結構役立つのである、と無理やり株にこじつけてみる。

話が拡散していると感じられようが、言いたかったのは、ぼんやり過ごしていると見落としてしまいそうだが、100年とか1000年といった長期でなくとも数十年で、このように時代は大きく変わっているということである。

今日は園芸植物の増やし方について書くのだった(単に本人の腹積もり)。前振りが長くなったので簡単に。
私はなんでも増やすのが好きなようで、植物を増やすのも好きである。『園芸植物の増やし方』(梧桐書院、1976年刊)などという本も後生大事に持っている。

2年くらい前から、私は道志川支流の斜面に、シャガ、アジサイをかなり広範囲に植えたら、素晴らしいだろうなと思い、せっせと植えている。
シャガは勝手に根を伸ばし増えてくれるのでいいのだが、アジサイはそうはいかない。それで挿し木で苗を作るのだが、天候に左右され、思うように増やせない。

そこで先ほどの本で調べたら、「水挿し」という方法が出ている。プラスチック容器などに川砂を2~3センチ入れそこに水を8分目くらい入れ、挿し穂を垂直にびっしり挿すというものである。
なるほどと思い川砂を買ってきて試したが、まったくうまくいかない。ただし、今もう一度読み返したら、やり方が少しまずかったかもしれないが・・・

その後もいろいろ考え、ついにひらめいた。植木鉢にびっしり挿し、雨によく当てる、あるいはポリトロなどにその植木鉢を入れポリトロにも水を数センチ入れておく、というやり方である。葉は水分の蒸散を防ぐため少しだけ残しあとは切り捨てる。びっしり挿すのはドンキホーテの圧縮展示にヒントを得たのである。
結果は大成功(9割以上が活着)であった。1鉢に20本ほどを挿し10鉢余り作ったので、一気に200本以上ものアジサイの苗木ができた。先日1鉢を誤って倒してしまったら、土から出た苗木からかなりびっしりと根が出ていて驚いた。
日曜は、この一部を植えに道志に行こうと思っている。

8月02日 0時31分記


4月に入って鎌倉市が鎌倉市ゆかりの文化人らが暮らした旧邸5施設(旧川喜多邸別邸、旧華頂宮邸、大佛次郎茶庭、吉屋信子記念館、扇湖山荘)を期間限定で無料一般公開している。
旧華頂宮邸以外は行ったことがあるのだが、桜が見ごろなので、扇湖山荘を再訪した。相模湾(逗子辺りか)が扇形の湖のように見えることから命名されたのである。夫の長尾欽也とともにわかもと製薬を創業した長尾よねが晩年を過ごしたところ。13万坪もある。三菱東京UFJ銀行からの寄付を受けて現在は鎌倉市が管理。荒れ放題だったのだが、市からの要請を受けた鎌倉造園界の協力(無償)で庭木・生垣の整姿・剪定が続けられ、数年前とは見違えるようになっていた。
注=「鎌倉造園会」としているケースがあるが正しくは「鎌倉造園界」である。
遠望される小山(広町の森か)は桜やこぶしの花に彩られまさに絶景。
柳はないが
 
見渡せば 柳桜をこきまぜて 都ぞ春の錦なりけり
 
という素性法師の歌を思い起こす。
「こきまぜ」というのは、どういう意味かご存じだろうか?高校で「かきまぜ(る)」ということで、簡単にすまされたのではなかろうか。ただまあしかし、こきまぜるなどというのは粗野な感じで古今和歌集になじまないような、それよりなにより、柳と桜をかき混ぜるというのも何か変ではないか。桜と連翹(れんぎょう)の花をかき混ぜるというのなら分からんでもないが。
『例解古語辞典』(1980年第8刷発行)に(前書き的なところに)、実はこの「こきまぜ」の語釈について延々書かれている。要は、「かき混ぜる」とか「しごきとって(「こき」=稲こきの「こき」とみる)混ぜる」というのは間違いで「摘み取って混ぜる」という意味だろうというのである。僭越ながら小生もこの考えに賛同。
古語の解釈など(何せ用例が少ないケースが多々ある)、必ずしも定まっていないものが結構あるという好例である。

さて株である。
週末金曜のアメリカ市場は休場だったわけだが、3月の雇用統計が発表された。予想を大きく下回ったことで、アメリカの金利引き上げが遠のくのではということで、ドルが売られ円は一時1ドル118円台まで上昇した。
こうした流れを受けて、輸出関連など中心に主力株は、月曜日、安くなる展開が予想される。
内需関連や小型株(2部、JQを含め)はどうなるか。微妙なところだろう。
当道場銘柄に限って言えば、3.24日~4.01日まで7立会日連続安を演じた後だけに、強気でいいのではと考えている。

巴コーポ(推)、サカイ引越センター(推)、ニックス(推)などの下げ過ぎ修正、一息入れたがここからが大相場とみるIBJ、動きのいいダイナック、ハローズに期待。DLE(WEB銘柄)も評価不足が著しいとみる。

ハードオフ(推)、N.フィールド、高度紙(推)は、読みにくいが、相場は相場に聞くで行くところだろう。

マイナンバー関連でトッパン・フォームズが03日、1443△57と急伸、年初来高値を更新した。同関連でもあるM2M、IoT本命のNSW(推)にも人気波及を期待。

ふるさと創生ではサイネックスも03日、2160△234と急騰した。出来高も回復傾向にあり2333円の年初来高値更新もありうる様相だ。となれば、サイネックスに取って代わって新しいふるさと創生関連本命になると私がみるIBJの人気沸騰も時間の問題ではないか。

数日前から(我が家での話だが)蚊さん(感謝の意を込めてあえて敬称を付す)が現れてくれた。空間用虫除け製品の効果が問題になっている(2.21日消費者庁)。実際、あの虫コナーズとか平気で虫クルーズなんですよね。今年の売れ行き急減は必至だろう。今夏はニックス製品の出番ではないか。少なくとも株式市場的には。1000円~1050円(ないかもしれないが1030円以下なら恩の字)は拾っておけば蚊さんの出現数に比例して報われるのではないか。

4月05日 23時02分記