2017.09.20 カネヨウ
3209 カネヨウ(東証2部) 
株価=141▼1(09月13日終値)   
出来高=31万4000株(09月13日) (売買単位=100株)
PER=11.0倍(来期=2019年3月期予想実質値)  
01月04日=75円~168円=07月04日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=株価等は推奨時の数字。

前(2016年10月)に推奨したことがあるが、この時の推奨理由・材料は、上場基準がらみであった。すなわち、時価総額10億円以上という上場基準をクリアできるか、できるはずとみて、ならば上場基準割れの株価は上がるはずとみたわけだが、以下に引用した実績表(抜粋)で分かるように大きく値上がりして上場基準をクリアした。

10/25 カネヨウ   73円( 75円)→  144円・ 01/30   105円 ☆

現在の同社の時価総額は約20億円で、上場基準割れの懸念は全くなくなっている。

今回の注目材料は、業績の驚異的向上である。

カネヨウは本年7.31日付けで「事業の一部 譲受 に関するお知らせ」を公表している。
これについて書く前に、ここに至る経緯を明らかにしておこう。

>兼松繊維グループは2015年1月1日付で、グループ名をフォワード・アパレル・カンパニーに変更する。兼松繊維はフォワード・アパレル・トレーディングに、フェニックスインターナショナルはフォワード・アパレル・リミテッドになる。社名の変更は、同グループが2012年に香港の大手商社リー&フォングループ(現フォングループ)の100%子会社となった当時からの既定路線だが、新グループ名に「アパレル」の名を付すことで繊維事業のみならず、国内向けの自社ブランドと海外ブランドのインポートを強化する姿勢を鮮明に打ち出す。
>兼松繊維は、総合商社の兼松から1999年に繊維事業を分社化後、リー&フォングループ(現フォングループ)が2007年に株式の55%を取得。2012年に100%子会社化していた。

事業の一部 譲受 に関するお知らせ

当社は、平成29年7月31日開催の取締役会において、下記のとおり、フォワード・アパレル・トレーディング株式会社が保有する原料・テキスタイル貿易部門の事業を譲り受けることを決議し、事業譲渡契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1.事業譲受の理由
当社は、寝装・インテリア・アパレル等の関連商品を国内市場向けに販売しておりますが、事業領域を拡大し、収益力を強化すべく、中期3ヵ年計画で輸出取引の立ち上げを注力分野の一つとして掲げております。
今回、譲り受ける対象事業は、生機・織物等製品の輸出取引を主体とした事業であり、安定的な商権に裏打ちされた収益に加え、将来的には当社が行う事業とのシナジー効果も期待できると判断し、事業の譲受を行うことといたしました。
2. 譲受事業の概要
(1) 事業内容
繊維原料(紡績糸他)・生機・織物等の輸出入
(2)売上規模
平成28年12月期 70億円

70億円という金額に注目されたい。カネヨウの売り上げは2017年3月期で89億円弱。低採算の事業からの撤退を進めており、これを考慮すると今期は80億円強とみていいだろう。そういう規模の会社が70億円の売り上げの会社を買収したわけである。

2017年10.01日付けで事業譲受(買収)となるので、2018年3月期は下半期だけ、2018年3月期は通期で、寄与することになる。
四季報が、カネヨウの売り上げ予想を

2018年3月期=120億円
2019年3月期=157億円

としているのは、まさにこのフォワード・アパレル・トレーディングの分が上乗せされるからである。
四季報は経常利益については以下のように予想している。

2017年3月期  =1.26億円
2018年3月期予 =1.70億円(会社予想は1.30億円)
2019年3月期予 =3.00億円

2016年3月期以降の経常利益(予想を含む)は
0.11億円→1.26億円→1.70億円→3.00億円
となる。
まさに売り上げ、利益とも様変わりに急増するわけである。これだけの変身企業の来期予想PERが12.0倍(表よりアップしたのはこの間の株価上昇のため)に過ぎない。

【中東向けトーブが成長を牽引か】
フォワード・アパレル・トレーディングの売り上げの7割は中東向けトーブ用生地だという(四季報)。
トーブ=サウジやドバイなど、中東諸国の男性がまとう真っ白な民族衣装「カンドゥーラ」の生地のこと。高級品は日本企業の独壇場で、東レ、シキボウが大手。日本製品の品質の良さが知れ渡り、他の模倣品の追随を許さないわけである。
ちなみにサウジの人口は2010年の2756万人→3238万人(2017年)と急増中である。トーブの売り上げもこれにつれて順調に伸びると期待できよう。

9月20日 19時47分記

【相場動向】
20日の相場は主力大型株中心の上げとなり、中小型株には下げるものが多かった。
特に当道場銘柄は、ここ上げたものが多かった反動で値下がりするものが目立った。循環物色と心え、心穏やかに行こう。

フルヤ金属(推)は3515▼95まで下げる場面があったが終値は3630△20。この強さを見ていると、やはり上に行くのかと思うが・・・
丸和運輸機関(推)もプラスで引けた。9月末の分割を控え、その前に一吹きあるのを期待。
ニイタカ(推)は何とかプラスで終えた。これも一吹き待ち。
ウェーブロックは大きく下げたが、サンゲツとの資本提携で見本帳に掲載商品が大幅増。この効果もあって今期業績は大幅上方修正が期待できる。ここは買い乗せの好機だろう。

ロジネット(推)が、動きが一変しそうな雰囲気だ。100株単位への移行が迫り、売りが引っ込み買いが増えて来た。886△27だったが、887円に1000株の買いが入って終えた。出来高も7000株と増加。この株が下値鍛錬中にほかの銘柄が軒並み上げたので、ロジネットの安さが際立つ。ありえないくらい下げた反動で上げもありえないくらいのものになるかもしれない。

9月21日 0時18分記
2017.08.31 ニイタカ
4465 ニイタカ(東証1部) 
株価=1900△43(8月30日終値)   
出来高=1万7600株(8月30日) (売買単位=100株)
PER=13.6倍(来期=2019年5月期予想実質値)  
01月18日=1419円~1975円=03月31日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

前稿で推奨したので、株価等は例によって前日の終値にしてある。本日は寄り天になってしまったわけだが、安値からはかなり戻して終えた。高寄りしそうならとりあえず見送りだれたところを買うとか、思い切って寄りで最少分は買い、その後の動きを見て追加で買う等、何度も書いたことだが、工夫して買うようされるといいだろう。

今回の食中毒事件では、8.30日になって、ポテトサラダ以外を食べた5人からもO157検出が検出されるなど、問題は複雑化している。言うまでもなく、ニイタカはO157など、食中毒事件の大本命銘柄である。
外食産業や旅館等では、いったん食中毒事件を起こしてしまったら、死活問題であり、こうした事件を起こさないよう、必死の取り組みが日夜行われているはずであり、ニイタカの出番は増える一方だろう。
実際同社は「衛生管理関連サービス」を行っており、現在のシェア15%を10年以内に30%に拡大する構えだ。
以下は同社HPより。

衛生管理推進サポートシステム「NICE SYSTEM」

「HACCP」の基礎となるのは、各店舗・現場の条件に応じた最適の衛生管理システムを構築することです。
そのお手伝いをさせていただくために開発したのが「NICEシステム」です。このシステムでは当社の独自のノウハウを基に、最適な洗剤・洗浄剤の選択・提供、作業効率改善のノウハウ提供、専門スタッフによる実践的な現場指導、講習等による衛生教育、システム導入後の定期点検等々、あらゆる面から衛生管理の推進をサポートします。
HACCP(危害分析重要管理監視方法―Hazard Analysis Critical Comtrol Point)は、NASAで開発した食品衛生管理手法です。

【業績は上方修正の方向】
私が、今同社株に注目するのはO157事件というタイミングに加え、業績の上方修正が必至になって来たようだとみるからである。
岩井コスモ証券は8.03日付けで投資判断を「A」(強気)、目標株価2180円でカバーを開始した。
2017年5月期業績は、会社予想を上回り営業利益は10.76億円だった。岩井コスモは18年5月期について12.2億円(会社計画11.5億円)、19年5月期13.5億円と予想している。なお経常利益はこれを0.2億円程度上回るとみていいだろう。
いずれにせよ、順調に利益を伸ばし、時流にも乗る成長企業であることがよく分かろう。

これだけの企業がPER13.5倍にしか買われていないわけである。名目PERでは11.9倍に過ぎない。
成長力、時流に乗る業態ということからすれば、PERは20倍程度に買って当然だろう。
この場合、株価は2782円となる(名目PER20倍なら3188円)。

8月31日 22時28分記

【丸和運輸機関(推)が波乱】
高寄りし前場を4845△115の最高値で終えた同社株だが、後場に入ると様相が一変、4835円で始まり12時50分には4410▼230まで一気に急落、終値は4550▼190。出来高も前場の67700株に対し後場は346100株と急増した。最近はこうした1日での乱高下が頻発する。フルヤ金属でも似たことがあったが、今日は何のことはない、年初来高値を更新、高値引けで3370△150だった。要は業績であり成長力だ。丸和運輸はどちらも心配ない。冷静に動きを注視したい。

SBS(推)が805△14と800円台を回復して来た。アマゾン関連の未評価株として、ここから面白そうだ。
トーカロは4030△50と久しぶりに終値で4000円台を回復して来た。有機EL関連の出遅れとして4425円の高値更新もないではない。
不二製油も出直り色を強めて来た。

9月01日 0時07分記
30日の相場は、アメリカ株の上昇、円の対ドル相場の大幅円安と好条件に恵まれて、大型株中心に上げた。日経平均は144円(0.7%)高、TOPIXも0.6%高。JQ、マザーズは安い場面もあったが、最後はともに0.3%弱の小幅高。
当道場銘柄は前日に大きく上げた銘柄の多くが反落したため、高安まちまち、やや値下がりするものが多かった。

激しく乱高下する銘柄が珍しくなかったが、なかでも目を引いたのがダイフクだ。
前日まで7連騰で、この間4555円→5010円と455円も上げていたわけだが、30日は4715▼295まで急落、その後かなり戻し終値は4845▼165。
ただ下落率では東洋合成の方が激しかった。1250▼92と前日の上げ(94円)を帳消しにしたが終値は1322▼20。
また丸和運輸機関(推)は高寄りして4875△75まであったのが、後場に入って間もなくして急落、4680▼120まであり終値は4740▼60。なお丸和運輸は逆日歩が、ここ低下、28日は0.55円にまでなっていたが、29日は一気に9.60円と、今回の相場で最高になった。貸借倍率からして、なお逆日歩は続きそうで、この点からして、相場はこんなものでは終わりそうにないに、私としては賭ける(こういう書き方だと博打のようだが、ある意味、合理的推理での結論である)。
なおロジネット(推)は897△27と順調に戻している。

夢の街、日本高度紙、ノーリツ鋼機、ツバキナカシマ等、かつて取り上げた銘柄で、苦難の時期を経たりしつつも、大きく化けた銘柄が続出している。ここに来てのダイフクやツバキナカシマもそうである。

この流れで注目したいのがニイタカ(推)だ。3.22日1731円で推奨している(3.22日付けの推奨記事参照)。3.31日には1975円までつけたが、その後反落、ここ戻り歩調にあったが、30日は1900△43と、1900円大台を回復した。
O157の食中毒事件が発生(熊谷市拾六間のスーパー内にある惣菜店「でりしゃす籠原店」) 、注目されていいところだが、少なくとも発生直後はほとんど反応しなかった。しかし、この事件は、さらなる広がりを見せており(8.30日NHKニュース9。疑われていた別の食材で感染か)、株式市場でももっと反応して当然だろう。
それはともかく、3月に推奨した時は、夏に向かって食中毒が増えると期待(不謹慎だが)したわけだが、これは知識不足で、食中毒は冬に向かって増加するのだった。その意味で、今回O157で初動、寒くなってきて食中毒シーズン入りで相場がスケールアップというシナリオも期待できよう。再度推奨銘柄にする。

8月31日 0時05分記
2017.07.27 フルヤ金属
7826 フルヤ金属(JQ) 
株価=2754△12(7月19日終値)   
出来高=1万2100株(7月19日) (売買単位=100株)
PER=27.0倍(今期=2018年6月期予想実質値)  
01月04日=1681円~2885円=07月14日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

7.19日付けでマルマエとともに推奨したわけだが、その後、他の書くべきことへの対応に追われ、両銘柄について材料等を書くのが遅れていたわけである。
推奨後、マルマエは一時は下落する場面もあったが、その後切り返し、ここ戻り高値更新中だ。一方、フルヤ金属は、推奨直後2875円と年初来高値にあと10円まで迫ったが、その後調整に入り、27日の終値は2739▼21と、推奨時の株価を、やや下回っている。この水準なら、新規の買いもいいだろう。
と言うわけで、まずは両銘柄のうち、フルヤ金属を取り上げるわけである。

2017年6月期~セグメント別重点施策

①薄膜
・高密度ルテニウムターゲット ルテニウム合金ターゲット =HDD業界再編の中で既存顧客のシェア維持⇒拡大
・ルテニウムターゲットの新用途需要へ対応
・5G市場の立ち上がりへ向けBAWデバイス向けターゲットの受注増
・APCの韓国市場における受注増。中国市場(タッチパネル、有機EL向け)開拓
・高純度パウダーの強みを生かし、次世代半導体(STT-RAM)向けターゲットの市場投入をさらに加速 ⇒量産時の当社製品のス タンダード化への布石

②センサー
・好調な半導体市況への対応= 一貫生産体制の強みを生かし納期・品質で顧客要求に応えていく
・新規開発製品量産に向けた準備 =千歳工場⇒クリーンルーム増設
・積極的な海外展開の推進 =大手半導体製造装置メーカーとの連携ほか
・半導体大型設備投資が相次ぐ中国市場への 参入の検討を継続

③その他
・有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・イリジウム化合物の高純度化技術により 世界トップシェアを維持
・ 2017年から 大手スマートフォンメーカーのOLED採用に 伴 うイリジウム化合物の受注拡大

いろいろ書きたいことが多いのだが、素人の私が簡潔にまとめるのは至難のわざなので、断念した。詳しくはHP(2017年6月期第2四半期決算説明会資料)を、お読みいただきたい(上記の重点施策は、これをもとにまとめたものである)。

いずれにせよ、同社はPGM(プラチナグループメタル)の中でも加工の難しいイリジウム (Ir)・ルテニウム (Ru) に いち早く取組み、世界一になり、高いシェアと高度な加工技術を確立、PGM製品の安定供給責務を果たすことで、最先端技術開発の一翼を担うという、独自の地位を確保、今後は有機EL、次世代半導体、水素インフラ触媒(燃料電池等に使う)等の先端分野での飛躍が期待されるのである。

ナノ合金技術(京都大・北川博教授が開発)、FT-eco触媒という大きな材料もあるわけだが、これについては、別の機会に譲る。

2017年6月期本決算発表は8.07日の予定。
5.09日に2017年6月期決算に関しては上方修正済み(経常利益予想6.59億円→8.19億円)なので、これに関してはサプライズはまずない。問題は2018年6月期見通しでどういう数字を出すかだ。決算への市場の反応は読みにくいので、ある程度の警戒は必要だが、5.09日の上方修正でも分かるように、業績はしり上がりに好転の方向とみてよさそうなので、あまり心配しなくていいのではないか。

7月27日 21時14分記

27日の相場は、小動きだった。任天堂が4-6月期、スイッチの販売好調ということで買われ東証1部、売買代金1位、株価も7.6%上げた。なお日本精線は856△150のストップ高まであって835△129(東証1部値上がり率2位)。
オハラ(推)は1641△73まであったものの終値は1509▼59。1600円前後では、少なくとも一部は売っておきたかったところだが…私?数%は売りましたが・・・

アテクト(推)、アルバック、フェローテック、東エレク(当道場銘柄ではない)、MARUWA(同)、平田機工(同)など、相変わらず、半導体・有機EL関連が強い。
こうなると、やはり、フルヤ金属(推)、マルマエ(推)がもっと評価されてしかるべきだろう。
本多通信は引け後、第1四半期決算を発表した。経常利益は前年同期比3.4倍(少しウラがあるが)で、文句のない好業績。通期業績予想は据え置いたが、いずれ上方修正だろう。同社も半導体関連だ。PTSは売買不成立だが、終値より37円高い1850円に100株買いが入っている。

ロジネット(推)は852▼8。4.25日、918△88まであって820▼10だった時の出来高が64000株で、おそらく本年最多だった。その前日830△120の時の出来高は15000株に過ぎない。言いたいのは、現在の850円台の株価というのは、、ほぼ相場スタート時の株価にまで戻った水準だということである。札幌市場で参加者が少ないので、ブレはありうるが、いよいよ底打ちが見えて来たのかもしれない。7.26日の出来高が15000株と5.29日以来の多さ(ちょっとしたセリング・クライマックスか)、27日は一転2000株の少なさ。
なお最終の板は850円に2000株の買い、851円~前日比1円高の861円まで計7000株の買いがびっしり(ちょっと大げさに聞こえようがこの銘柄としてはそうなのである)入っている。この辺も相場の転機を暗示している気がしないでもない。

7月28日 0時20分記
安倍内閣の支持率急落も加わって、相場環境が、ややあやしくなって来た。円高も進んでおり、厳しい状況だが、攻撃こそ最大の防御であり、ここで2銘柄を推奨銘柄とする。

両銘柄とも、半導体、有機EL関連である。
半導体業界は好調を持続しているが、先行きには、一抹の不安がないでもない。
一方、有機ELは、大手スマホメーカーが続々有機ELディスプレーを採用の方向で、今後需要急増は必至とみられる。こうした読みから、前に、今後有機ELが市場のテーマに浮上するのではと書いたわけであり、この見方は、今も変わらない。

こうした状況のわけだが、19日の日経朝刊に
半導体向けエッチング装置 東京エレク、生産能力倍増
という記事が掲載された。

このニュースに、半導体の見通しも悪くないとみて、以下の2銘柄を推奨銘柄にする決断をしたわけである。

【6264 マルマエ】
上記の日経記事にある「半導体向けエッチング装置 東京エレク、生産能力倍増」を実際にやるのは、東京エレクトロン宮城である。マルマエは主要取引先が、1位ニッパツ、2位東エレクである。この辺は掲示板にもある。
私が注目したのは、マルマエの取引先が東エレクは東エレクでもでも東エレク宮城なことである。東エレク宮城は主要商品がエッチング装置であり、ここがマルマエの主要取引先のわけである。となれば、2019年度までに東エレク宮城のエッチング装置の生産能力を2倍にするという今回のニュースは、文句のない好材料だろう。

業績は、これを除いても絶好調だが、いろいろおかしなことになっていて、完全に理解している方は意外に少ないと思われるので、簡単にふれておこう。
5.11日引け前に2017年8月期業績の上方修正(経常利益4.79億円→6.60億円)を発表。5.12日の株価は960△82。
6.30日(金)引け後2017年8月期の第3四半期決算を発表、この数字は良かったのだが通期予想は(当然)据え置き。7.03日は1423▼107。織り込み済みだったということだろう。
ところで、実は新四季報は5.11日発表の数字を会社予想として載せながら、独自予想の方は前号のまま(2017年8月期の予想経常利益は4.80億円=これは会社の前回発表数字と実質同じ)である。
中には、四季報編集部は、会社の上方修正にもかかわらず、4.80億円予想(来期は5.30億円予想)を堅持したと思っている方もあろう。しかし、実際は単に修正し忘れたものと思われる。狂いの少ない売り上げ予想が25.00億円(会社の上方修正後の数字は28.40億円)のままなのだから。
いずれにせよ、業績は絶好調、受注も好調で月次受注残高は今期、2016年10月に微減となった以外は増加の一途である(6月の受注残高は7.08日発表)。

他の材料等については後日。

【7826 フルヤ金属】
セグメント別重点施策の中に、以下の記述がある。
有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・ イリジウム化合物の高純度化技術により 世界トップシェアを維持
・ 2017年から大手スマートフォンメーカーのOLED採用に 伴うイリジウム化合物の受注拡大

スマホ、クルマとも、今後はOLED化が進むと思われ、同社もそういう見通しを書いている。
鎌倉注=有機EL(有機エレクトロルミネセンス)=OLED のようだ。
また、同社は次世代半導体(STT-RAM)向けターゲットや「FT-eco触媒」ほか、期待の材料を数多く抱える。この辺はオハラ(推)を連想させるが、オハラ同様、これらの正当な評価はこれからとみる。

他の材料等については後日。

今の相場は、エネルギーに乏しく、人気離散した銘柄の人気復活は厳しい。このため、含み損だからとじっと持ち続け、新たな銘柄を買わないと、いつの間に、不人気株のデパート化しかねない。
こうした事態を避けるためには、一部でも銘柄の入れ替えをそれなりに活発に行い、ポートフォリオを、時流に乗るものにしていくことが重要だ。持ち高は増やさず、上記銘柄は買うことをお勧めする。

7月19日 22時49分記
2017.07.07 クレステック
7812 クレステック(JQ) 
株価=1530△1(7月06日終値)   
出来高=2万4400株(7月06日) (売買単位=100株)
PER=10.3倍(前期=2017年6月期予想実質値)  
01月20日=865円~1888円=06月16日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

オハラ(推)、アテクト、クレステック、この3銘柄に共通点があるわけではないが、私的には、似たようなイメージでとらえ、いずれも、どこかで爆発高もと思っていた銘柄である。

そうしたら、06日、アテクトが1763△300とストップ高した。6.21日付けで次のストップ高候補に挙げていた銘柄である。PIMという強烈材料を有するのが強みだ。残るオハラ、クレステックも早晩見直されるとみるが、実は、このタイミングで、クレステックに面白い材料を発見したので、前々稿で取り上げたばかりだが、急遽、推奨銘柄として取り上げたわけである。面白い材料は、後の楽しみにということで。
6.27日と比べ230円程度も急落したわけだが、その後も売り物がやまず、戻りは鈍い。しかし、業績・材料等を考えれば弱気になる理由はゼロだ。チャートは、一見なお下げそうでもあるが、見方を変えれば、ここは大底で拾えるチャンスとみることもできる。
あえて、真っ向から推奨銘柄として取り上げたが、これがどう出るか。もし大幅高で寄りそうなら、いったん見送り、ダレた(ダレないかもしれないわけだが)所を拾うとか、工夫して買われるといいだろう。安寄りとかあまり高寄りしないようなら、もちろん素直に買ってよかろう。100株単位なので、いくつかの指値を出すのも有効だ。

【相場について】
動きの悪い銘柄への見切り売りで、小型株でずるずる下げる銘柄が続出している。その資金はごく一部の材料の出た銘柄(典型は「ヒアリ」関連。フマキラーやニックス、サニックスなど)やアテクトなどに向かっているのであろう。
別の言い方をすれば、株価がPERや業績ではなく、ただ需給関係で動いているということである。だから、ここまで下げることはなかろうというところまで下げもするわけである。この典型は前日の決算を受けて3020▲330と暴落した薬王堂である。決算を云々する方もいるが、決算自体はそう悪かったわけではない。ウエルシアも同じく好決算を受けて急落(3960▼230)しており、決算即売りという投資行動がもはや定着したかのようである。なおこの2銘柄は反動高が期待できよう。

ただ、オハラ5日連続安、丸和運輸機関(推)、LITALICO(推)4日連続安など、どう見ても下げ過ぎとしか思えない値動きの銘柄もある。そろそろ売り飽き気分抬頭→反発とみてよいのではないか。

7月07日 0時12分記
2017.06.26 オハラ
5218 オハラ(東証1部) 
株価=1282▼15(6月20日終値)   
出来高=28万4200株(6月20日) (売買単位=100株)
PER=39.9倍(今期=2017年10月期予想実質値)  
01月24日=809円~1438円=02月27日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=株価等は推奨時の数字。

この銘柄は、最近だけでも2つの材料で、2回、大きく買われている。

①5.31日引け後、世界初の車載カメラレンズ用光学ガラスを開発と発表。これを受けて6.01日は1215△108まであって1177△70(出来高は前日の7倍余の102.0万株に急増。
②6.14日引け後2017年10月期中間決算を発表。経常利益は会社計画の3.20億円(四季報予想は4.40億円)に対し6.55億円だった。なお会社は通期予想11.70億円は据え置いた。これを受けた15日は1275△70まであったものの終値は1210△5。

オハラにはこれ以外にもいろいろ材料があり(後述)、前述の材料も含め、全貌が理解されれば、株価は居所を大きく変えると思われる。にもかかわらず、意外に上げていないのは、材料の多さもあって、それらをきちんと理解、正しく消化するということがなされていないからだろう。

一つ一つ、材料を詳述すると、膨大な量になりそうなのでやめ、詳細は、各自、調べていただくとして、ここでは重要な点や、意外に知られていない点に的を絞って書くとしよう。

①ナノセラム(耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス)
②クリアセラム(極低膨張ガラスセラミックス)
③車載カメラレンズ用光学ガラス(S-LAL20など3種あり)
④固体電解質(開発中)

①はスマホの画面保護材、同カバーガラス向けが主要な用途だが、その特性からさらに多様な用途が期待できそうだ。
なおカバーガラス向けは、立ち上げが遅れ2017年10月期の予想売り上げは22.0億円→4.5億円に減額している(第2四半期決算説明資料)。
②はFPD露光装置向けが好調。
③は直射日光や雨、雪などによる温度変化があっても屈折率がほとんど変わらず、鮮明な画像が常に得られる。このため、自動ブレーキ、自動運転等に不可欠のセンシング用車載カメラのレンズに使われることを想定。
完全な自動運転の実現をめざし、世界の自動車メーカーが熾烈な開発競争をしているわけだが、オハラは「車載カメラを製造する光学機器メーカーや電機メーカーに新開発のガラスを拡販していく。」(日経6.14日朝刊、神奈川・首都圏経済)
鎌倉注=オハラの筆頭株主はキヤノン、また販売先首位もキヤノン。そのキヤノンは2017年1月11日、車載カメラ事業への参入を明らかにしている!
④については後日。新四季報には「固体電解質の開発着々。」とある。いずれにせよ、これだけでも大変な材料なのである。

デジカメ市場急縮小で2016年10月期には、ついに経常赤字にまで追い込まれたオハラだが、上記のように、次世代をにらんだ成長力のある新製品を続々開発、大きく変貌を遂げつつ、新たな成長ステージに突入しようとしている。
夢を語れば、車載カメラレンズ用光学ガラスは、世界中の自動車メーカーに続々採用が広がるといった展開もありうるのである。
こうしたことを、投資家が理解し始めれば、株価が、こんな水準に甘んじているのがおかしいと分かろう。
1438円の年初来高値更新からが、車載カメラレンズ用光学ガラス、固体電解質を織り込む相場だろう。

6月26日 19時45分記

相場は、依然薄商いの中、膠着感の強い展開が続く。ただ、そうした中でも、個別の銘柄(特に小型株)の場合、1日で値段が大きく動くので要注意だ。
26日もエスプール2870△195のように、23日135円下げたのが猛反発となるなど目まぐるしい動きだ。
三洋貿易2569△109、エステー2710△120、萩原工業3055△90、MORESCO2079△25と、3000円前後の銘柄だが、そろって年初来高値を更新した。日本精線、進和、ハリマ化成なども高く、「新四季報から発掘した妙味株」の勢いが止まらない。まだあまり上げていない銘柄では、バイテック、本多通信などが面白そうだ。

アテクトは反発したが、オハラ(推)は続落となった。この水準は絶好の拾い場だろう。

6月27日 0時12分記
20日の相場は、前日のNYダウが大幅高だった時の常として、主力株中心に大幅高、小型株は蚊帳の外という展開となった。
日経平均は0.8%の上昇だったがJQは0.3%高にとどまり、マザーズは0.5%の下落だった。

当道場銘柄はまちまち。
エスプール(推)は3020円まであって2930△178、ここじりじり上げているSBS(推)は853△14と8連騰、862円の戻り高値を抜くと年初来高値903円更新の可能性も出て来よう。
丸和運輸機関(推)も反発。
ウエルシア、ウィルグループは年初来高値を更新。ツルハは引け後2017年5月期決算を発表。好内容。併せて同5月期配当を140円への増配(2016年5月期は118円)を発表した。

「新四季報で発掘した妙味株」は大幅高するものが目立った。
ダイトロン1348△126、エステー2561△101をはじめ、日本化学産業 、フジマック、 インターネットインフィニティー 本多通信工業、 信和、 日本瓦斯、フェローテック、 バイテックなどが大きく上げた。
なおオンキョーはNHKが19時のニュースでAIスピーカーを特集で取り上げたが、「アマゾンの音声入力AI対応機器を米国で発売へ。」(新四季報)とあり、人気化するかもしれない。

なお、エスプールは引け後、中間決算の上方修正を発表、また以下のニュースリリースも出した。
>越境EC の強化を目指し、世界の国と地域を広範囲にカバーするDHL エクスプレスサービスを活用した海外発送支援サービスを開始 米国Amazon.com 向け越境EC にも対応
PTSでは出来高400株ながら3150△220。

現在NYダウは小幅安、日経平均先物・大証夜間も小幅安となっている。このまま行くと、20日、冴えなかった小型株に人気が回って来そうだ。

5218 オハラ 1282▼15
16日に急騰した後、19、20日と調整している。反発近しとみて急遽、ここで推奨銘柄として公表する。乱高下が激しいのが昨今の特徴なので、2回、3回に分けて買えるように準備して仕込みたい。

6月21日 0時28分記

2017.05.24 丸和運輸機関
9090 丸和運輸機関 (東証1部) 
株価=3125円(5月24日終値)   
出来高=5万7000株(5月24日) (売買単位=100株)
PER=16.7倍(今期=2018年3月期予想実質値)  
2016年04月14日=2440円~3170円=2017年05月23日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

丸全昭和運輸と紛らわしいが、同社は1961年上場で顧客は昭和電工、日本電産などの製造業が多い。
これに対し丸和運輸はマツモトキヨシなどのドラッグや食品スーパー、ネットスーパーなどが主要顧客だ。2014年4月に上場したばかりで、値動きが軽快なのも魅力だ。

5.08日に2017年3月期決算を発表した。
売り上げは2016年3月期比微減予想だったが実際は11.3%増と、高い伸びを示した。経常利益は45.00億円(2016年3月期は38.88億円)予想に対し46.10億円と1.10億円上回った。
2018年3月期の予想経常利益は8.4%増の50.00億円を見込む。
要するに、着実に増益を続け、今期もまずまずの高い増益率が見込まれるわけである。

同社は1990年代前半に3PL(企業の物流業務を一貫して請け負う)事業に、国内でいち早く参入した。今や3PLはごく一般的な言葉になったが、その草分け的企業のわけである。
同社が近年力を入れているのが低温物流だ。ネットスーパー等が提供する当日お届けサービスは、丸和運輸の得意とするところ。鮮度維持をセールスポイントとしたサービスの提供で、顧客を増やしている。

低温物流では、中国に進出する。昨年7月、煙台市にある同市最大の小売業煙台振華集団と合弁設立で合意、また煙台市政府とも提携した。コールドチェーンの整備が急務となっている中国でモデルケースとなるサービス体制の構築を目指す。
中国がらみの材料で、大きな商売のタネを手に入れたと急騰するケースを散見するが、丸和運輸の中国における低温物流開始(2019年の予定)も、もっと評価されていい材料だろう。

もちろん、これらに加え、アマゾン関連であることが、最大の材料だ。実は、私がうっかりしていて見落としていたのを、読者の方に教えていただき(詳しくはコメント欄参照)、ならば、ひそかにほかの読者諸氏にも買ってもらおうと、ここまでブログ本体では書かなかったわけである。
この材料については、後日詳しく書く予定。

5月24日 21時01分記
北朝鮮リスクもひとまず収束した。
読者諸氏は、ここから何に投資しようかと、それなりに投資意欲も十分で、銘柄を渇望されている方も多かろうと考え、このタイミングで、推奨銘柄を発表しようと思う。

ただ、この3銘柄、最初の1銘柄を除いては値動きも荒っぽいので、材料等は書かず、密やかに、そして3銘柄同時発表で、高寄りリスクを幾分たりと軽減しようと思う。

2384 SBS ホールデンィグス(東証1部)
株価=795△14(4月25日終値)   
出来高=21万8600株(4月25日) (売買単位=100株)
PER=7.9倍(来期=2018年12月期予想実質値)  
02月07日=769円~903円=03月09日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

2471 エスプール(JQ)
株価=2312△158(4月25日終値)   
出来高=5万8600株(4月25日) (売買単位=100株)
PER=15.6倍(来期=2018年11月期予想実質値)  
01月18日=1352円~2330円=04月25日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

9027 ロジネット ジャパン(札証)
株価=820▼10(4月25日終値) 注=最終気配は861円の買い気配   
出来高=6万4000株(4月25日) (売買単位=1000株)
PER=7.3倍(今期=2018年3月期予想実質値)  
02月07日=455円~918円=04月25日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

今日も、ヤマト運輸が23年ぶりに運賃を値上げする方針と日経1面トップで大きく報道されるなど、通販、宅配便業者をめぐる話題は、ここにぎやかだ。その背景には、時代の大きな変化があると、私はみる。
人口密集地以外では本屋を筆頭に実店舗が減少の一途だ。ますます便利になる都心等は即日配達等、その便利さを享受しているわけだが、今後は、地方や過疎地も、本や衣料品を筆頭にネット通販で購入することが激増、それが当たり前の社会構造になって行こう。
アマゾンの配達が宅配業者のキャパシティ・オーバーだから、一般消費者も、もう少し配慮して…的報道もあったが、そうした、ある意味お門違いの分析を超えて、時代は通販・宅配を求めており、好むと好まざるとに関係なく大きく変わろうとしている。

上記3社は、そうした時代の流れに乗る、今後業績が大きく伸びることが期待できる有望企業として、選定したものである。
SBSは底値圏にあり、最も堅実だが、その分、値動きは重いかもしれない。
ロジネットは値動きが軽過ぎるので買い方が難しい。札証かつ1000株単位、ネット証券では買えないところもあるという制約だらけの銘柄。
エスプールは両社の中間だが、1日でも値動きが激しいので、突っ込んだ場面では追加買いできるようにしておくといいだろう。

4月26日 0時15分記