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2023.09.20 AMG
8891 AMGホールディングス(東証スタンダード)
株価=1937△38(09月15日終値)   
出来高=16700株(09月15日) (売買単位=100株)
実質予想PER=4.69倍(2025年3月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=1289円(01.17日)~1958円(09.15日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A
注=株価等は推奨時の数値。

2021年11.16日の推奨銘柄で、その時の株価は1030円だった。

同社株が、ここ急騰しているのは、熊本市本社の有望子会社がありTSMC関連であることが、遅ればせながら知られてきた(新四季報での言及)ためと思われる。
この子会社については、私は子会社化を発表した時(2022年8.08日)以降、何回か詳しく書いてきたので、ご記憶の方も多かろう。ただ、その実態・実力は、私の説明にもかかわらず、ほとんど投資家に知られてこなかったのではないか。たとえば、四季報は2022年秋号(22年9.16日発売)で、AMGの予想売上を2024年3月期270億円としている。
しかし川崎ハウジング、およびそのメンテ会社・シンメンテの合計売上は21年9月期実績でさえ94億円余あったのだから、こんなに少なくなるわけは、なかったのである(この辺のことも、当時当ブログで書いたと記憶する)。

新四季報ではAMGの2024年3月期の予想売上を300億円にしている。さらに25年3月期は320億円(前号は310億円予想)である。
要するにこの2子会社が、もともと高収益会社だったうえ、TSMC進出で予定地周辺を中心に熊本市周辺が戸建て住宅ブームとさえ言ってよさそうな活況を呈していて、さらに業績を伸ばしているという構造だろう。

さて、それでは。同社の業績がいかに素晴らしいかを次に示そう。
         
 決算期    売上   経常利益
20.3月期   104億円   8.26億円
213月期   131億円   9.71億円
22.3月期   164億円  14.09億円
23.3月期   228億円  13.88億円
24.3月期予   300億円  15.00億円
25.3月期予   320億円   17.00億円
この5年間で
売り上げは104億円→320億円(予想)と、3.1倍にもなっている。
経常利益も8.26億円→17.00億円(予想)と2.1倍になっている。なお23.3月期のみ、経常減益になっているが、この期でさえ本業の利益を表す営業利益は増益だった。

マンション業者にしろ戸建て業者にしろ、これだけの高成長で利益面でも減益知らずに伸びている会社は、ほとんどない(直近5期)。
注=今ざっと、好業績と思われるところを当たってみたが、三井不、三菱地所を含めほとんどが売り上げまたは経常利益減、もしくは両方とも減を経験している。
唯一そうでなかったのが。AMGオープンハウス(先日、三栄建築へのTOBを発表)。

このように、AMGは出色の好業績・高成長企業にも関わらず、来期予想実質PER4.69倍という、ありえないような低PERに放置されている。AMGとオープンハウスには、実は共通点がある。どちらも果敢にM&A・TOB等で有望な企業を傘下に収めている(そしてこの方針は今後も堅持とみられる)ことである。
売り上げの伸び(AMG3.1倍、オープンハウス2.2倍)、経常利益の伸び(AMG2.1倍、オープンハウス1.9倍)ともにAMGが上回る。
PERはAMG4.69倍に対しオープンハウスは6.11倍で、AMGがはるかに低い。

AMG(来期予想実質1株利益413.0円)をPER6.11倍に買うと株価は2478円。
控え目に5.5倍で2272円。
この辺があって当然だろう。

20日の相場は大きく下げ、道場銘柄も銀行株がそろってかなりの下げになり、またクリアルが前日の上げ以上に下げるなど、かなり厳しい結果になった。
ただ、これは大きく上げた当然の反動安で、心配することはないだろう。私なども、栃木銀行(推)は出遅れとみて朝方買い増してみたら終値はかなり下になってしまった。
しかし、現在、日経平均先物は実質で250円前後の大幅高となっている。21日の相場が楽しみだ。

9月20日 23時59分記
新四季報の発売は15日だが、私は現時点で、大半を読み終えた(ただ整理してどの銘柄を買うか、おすすめするかなどの決定はこれからで、これがまた大変なのである)ので、ここでは新四季報の記事等で多少なりと、読者諸氏に喜んでもらえそうなことを、簡単に書いておこう。

建設技研(推)
2023年12月期の予想経常利益は、前号と同じ(=四季報)86億円だが来期予想は94億円(前号は23年12月期予想が73億円だったこともあって78億円予想)。
それより予想外のいい情報が掲載されている。
【空飛ぶ車】沖縄県初・離島初の空飛ぶクルマの試験飛行成功。ビジネスモデル探る。(後略)

新報国マテリアル(推)
やはりおっと期待したくなる記載がある。
「世界最先端の半導体装置企業へサンプル出荷狙う。」「3D造形はプリンタ選定へ。JAXSA科学衛星など複雑形状の部品製作に活用。」(後略)

【新四季報から発掘した妙味株】
いつもだと、これはもう少ししてからだが、今回、少し時間的余裕があるので、特別に第1弾として4銘柄だけ公表する。いずれも推奨銘柄である。

6229 オーケーエム 1465△39
予想経常利益は2024年3月期は前号の7.4億円→9.5億円、25年3月期予想は10.4億円。
アンモニア燃料船用バルブ、LNG船用バルブについても好材料が書かれている。

他は比較的普段の出来高が少ない銘柄なので、高寄りを避ける意味で、銘柄名だけにとどめておく。

8891 AMG HD 1899△117

9145 ビーイングHD 2183△14

9377  エージーピー 900△5

あまりに高く始まりそうな場合は熟慮の上、買い方を工夫されたい。

9月15日 0時24分記


銀行株の動きがいい。よって銀行株をポートフォリオの中核にしていたり、少なくとも2割以上(金額ベース)にしていた場合、ここにきてのパフォーマンスは抜群に良かったはずである。
当道場では8.3日付けで注意喚起、「宝探し」に入ることをお勧めしておいた。9.03日付けでは北洋銀行とほくほくFGの2銘柄を挙げておいた(推奨銘柄にしなかったのが悔やまれる)。
その後、銀行株の推奨銘柄を早くと心がけてきたのだが、銀行株はほとんど押し目らしい押し目を入れず上げ続けたので、推奨銘柄を出せずに来てしまった。それでも12日、「銀行株が下げているようなら、そこは仕込み場になるので、その場合は北洋、ほくほくを買い増すでいいだろう。」(9.11日)と書いておいたので、12日、北洋、ほくほく(ともにそれなりに前日比マイナスの場面があった)を買い増したり新規買いされた方もあろう。

さて、前置きが気が長くなってしまったが、遅ればせながら、ここで銀行株の推奨銘柄を発表しようというわけである。
銀行株のどこを買うかの選択で、私が重視するのは

①低PBRであること
②その場合、地方の人口減が激しく今後の成長は期待薄の地域を主力地盤とする銀行は除外し、なにがしかの期待が持てる銀行にする。
③これは②とダブル面もあるが、何か夢のある材料があればなお良し。
(先に挙げた北洋銀行、ほくほくFGはラピダス関連という材料があって、あれだけ上げたわけである。

②の視点から超低PBRでも大光銀行(新潟県長岡市本社で経常収益≒売り上げは減少の一途)や高知銀行、秋田銀行、大分銀行などは外される。

【8550 栃木銀行】 345△4
栃木県の2番手の銀行だが、店舗は栃木県56のほか埼玉県15等もあり、2025年3月期の予想経常利益は急増する見込みだ。
PBRは1週間前くらいまではプライムの銀行株で1位の低さだったが、株価上昇で現在4位(1~3位は東和銀行、秋田銀行、大分銀行で魅力に乏しい地域が地盤)で0.23倍。

【8360 山梨中央銀行】 1708△4
山梨県唯一の地銀。そう言えば私の道志村(山梨県)の固定資産税は都留信用組合か何かに振り込むんだった。山梨県の財政も苦しそうだが、山梨中銀は道志村などには店舗を置かず、八王子市等の東京西部に早くから積極進出、好業績を誇る。大昔、会社の先輩でめじろ台(当時、八王子市に作られた新興住宅地)にお住まいの方は山梨中銀の愛用者だった。
PBRはプライムの銀行株で9位で0.27倍。

【8361大垣協立銀行】 2165△11
岐阜県大垣市本社だが、155の店舗のうち岐阜県は90に過ぎず、愛知県に57もの店舗を構える。
PBRはプライムの銀行株で21位で0.31倍。

【8558 東和銀行】 632△9
第2地銀で群馬県で2番手の銀行。ただし店舗は群馬県より埼玉県の方がやや多く41店舗あり、東京都にも8店舗を構える。このへんは魅力的なのだが、業績が低迷気味なので、最後に持ってきた。
PBRはプライムの銀行株で1位で0.22倍。

いずれも推奨銘柄である。
一応、推奨度合い的には挙げた順ということになるが、実際は必ずしもそうはならないものである。各自、吟味の上、買われたい。ただし、できるだけ全部の銘柄を最小単位でもいいので買うよう、頑張っていただきたい。
1銘柄に絞ったりすると、えてしてババをつかんだりするものだ。
もちろん、あまりに高寄りするようなら、寄るのを待ってから指し値を入れる等の工夫もいいだろう。
そう言えば、建設技研(推)は嫌な値動きで高値掴みになった方も多いだろうが、今から嘆いたりせず、今後に期待。

9月12日 22時45分記
11日の相場はほぼ横ばいだった。日経平均は139円=0.43%安、TOPIXは0.06%高だった。やや値下がり銘柄の方が多い程度だったわけだが、日経平均は東エレク、信越化学、ファストリなど寄与度大の銘柄の値下がりで下げ、TOPIXは影響の大きな銀行株が軒並み高で値上がり率も4.69%にもなったため小幅高になったわけである。

道場銘柄は高安まちまちだったが、久世(推)、北洋銀行、ほくほくFGが大幅高したため、これら銘柄の比率の高い方は、かなりのプラスになったはずである。
私の場合、久世のプラスをクリアルが大半食いつくすというパターンがここ続いているわけだが、それでも、この日は両銘柄計でややプラスで、銀行株もかなり保有しているので、トータルではそれなりのプラスに持ち込むことができた。

久世については8.29日付けで
>久世の来期予想1株利益は名目で248.6円、実質でも216.3円である。トーホー、尾家との比較で、実質PER10倍(控え目な数字である)に買うと、株価は2163円になる。
と書いたが、この日の高値は2150△181だった。終値は2028△59。こうなってみると2100円台はある程度売っておきたかったところだが、2130円以上だったのはほんの数分そううまく売れるものではない。私は2027円~2112円まで計5600株売った。持ち株の12%ほどである。何度も書いていることだが、こうまで上げた場合、高値のめどなど知りようもないから、基本は分けて売るである。堅実に行くかリスク覚悟でとことん頑張るかだが、どちらも問題があるわけで、結局は分けて売るのがいいのである。ただ、ごく一部にせよ、じっと持ち続け、天井近くで売るのを狙うのが「地獄の道行き」論で、だから私は今もピーク時の半分近くは保有しているわけである。

クリアルは下げ止まらず4190円まであって4205▼665(グロース値下がり率4位)。そろそろ下げ止まるか的観測を書いて恥じ入るばかりだが、それでも、こういう過激な下げの場合、どこかで爆発高することが多いから、昨日売っていて正解だったとは必ずしも言えまい。12日は4000円まであって4500△495かもしれないのだから。PTSでは現在4245△40(ただし出来高100株)。

今日は新四季報先取り銘柄(第1弾)として銀行株を紹介する計画だったのだが、11日の相場で銀行株は軒並み5%前後の急騰となってしまい、躊躇せざるを得ない。12日、銀行株が一息入れるとみて(外れるかもしれない)、銀行株をここで取り上げるのはやめる。もし、12日、銀行株が下げているようなら、そこは仕込み場になるので、その場合は北洋、ほくほくを買い増すでいいだろう。

9621 建設技術研究所 4570▼35 (推奨銘柄でもある)
2023年12月期業績予想を、会社は8.14日に上方修正している。予想経常利益は73億円→86億円
新四季報では24年12月期についてさらに大幅増益予想を打ち出すはずである。
今や毎日が異常気象で、いつどこで河川が氾濫、道路が陥没してもおかしくない。建設技研の出番である。

9月11日 23時44分記

27日の相場はかなりの上げとなった。先物安を受けて安く始まったわけだが、その後は戻りに転じ、後場に入って大きく上げた。日経平均は223円=0.68%高、TOPIXは0.53%高。大型株中心の上げで、小型株は小幅高にとどまった。
スタンダードは0.05%高、グロースも0.16%とともに小幅な上げだった。

道場銘柄は、前日の逆行高、白洋舎特損もあって上げ幅は小さかったが、何とかプラス堅持。

クリアルは7450△220。出来高も極端に細った前日の2倍強に増加した。7.24日の6800円が今回の下落局面の底となったとみてよさそうだ。

内外テック(推)は311△24と反発。半導体関連はTSMCショックが尾を引いているが、こういうことは過去幾たびも繰り返され、結局は、やはり半導体は不死身だとなり株価も上げてきた。今回もそうなりそうと思うが、果たして結果やいかにというところ。

ニーズウェルは767△14と続伸。インボイス制度が、いよいよ10.01日から始まる。我が家に今、地下車庫天井の漏水箇所の補修等に来てくれているペンキ屋さん(最近、独立。開業された)も、どう対処したらいいか頭を悩まされていた。ニーズウェルはインボイス特需で潤う。

京三製作(推)は522円まで下げる場面もあったが終値は531±0。ここは一息入れるべきところだったので、±0は良しとすべきだろう。

メタリアル(推)は1622▼43と続落。こうまで下げるわけが分からないが、TDSE等、こういう銘柄が結構あるのが今の相場でもある。

シンワワイズ(推)、エンシュウ(推)、久世(推)、トーヨーカネツなども下げた。

白洋舎(推)は2571▼244(スタンダード値下がり率4位)。これは前日引け後発表の2023年12月期業績予想を受けてのもの。予想経常利益を9.50億円→13.00億円に上方修正したわけだが、この数字が期待外れだったということだろう。実際四季報予想は17.50億円であり、これには遠く及ばない。
実際のところはどうなのだろう。
1-3月期の経常利益は4.00億円(前年同期は0.27億円)だった。前年同期を3.73億円、上回っている。今回の通期予想13.00億円というのは、前年(通期)の13.57億円を下回るということになる。会社の今回の発表を読んでも、こうなる理由は全く書かれていない。結局、とんでもなくシビアな予想数字を出していたので、今回修正に追い込まれたが、それでも控えめな数字にこだわる体質は変わらず、13.00億円などというほぼありえなさそうな(私の個人的感想である)数字をまたまた出してしまったというのが真相なのではないか。私の見方が当たる確率7割、会社の予想数字が妥当だったとなる確率3割とみる。

6369 トーヨーカネツ 3645▼30
をここで推奨銘柄にする。2日続落で仕込み場とみるからである。それなりに商いのある銘柄なので、この推奨の影響はわずかとみるが、大幅高で始まるようなら、慎重に。

7月28日 0時04分記
2023.07.11 京三製作所
6742 京三製作所(東証プライム)
株価=505▼8(07月11日終値)   
出来高=110300株(07月11日) (売買単位=100株
実質予想PER=7.1倍(2025年3月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=396円(01.05日)~524円(07.04日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A

6.18日付けで新四季報銘柄」として推奨している(6.18日の終値は445円)から、今回は2回目の推奨となる。
推奨後は快調に上げ7.04日には524円の年初来高値をつけている。どうみても大化けの素質を有しているので、押し目で再度推奨を狙っていたわけだが、この日の安値引けで、ゴーサインを出したわけである。

最大の注目点は、同業の日本信号、大同信号と比べての飛び抜けた割安さであるが、これについては6.29日付けで詳述しているので、未読の方はよく読まれたい。

以下では、そこでは書かなかったことについて書く。

2024年3月期の経常利益は42.0億円(23年3月期は26.83億円)を見込むが、これは同業他社同様、鉄道信号システムが好調の上、インドはじめ海外案件が寄与することが大きい。また子会社で発生した退職給付費用の追加計上もなくなることも大きい。
25年3月期は経常64.0億円と大幅増益を四季報は予想する。
鍵を握るのは半導体製造装置用電源装置だろう。
「パワーエレクトロニクス事業では今年度後半頃から再び拡大が見込まれる半導体需要の変動に柔軟かつ迅速に対応できる体制の整備をさらに進めるとともに、主力商品である半導体製造装置向け電源装置の新たな製品展開に向け研究開発を加速し、事業拡大を目指してまいります。」(決算短信)としている。
それでも当事業の売り上げは140億円と前期の156.9億円より少なくしか見積もっておらず、増額の期待が持てそうだ。

【自動運転、可動式ホーム柵で材料】
同社は先端技術に関し社長直轄の新部署を立ち上げ、開発を加速しようとしている。
自動運転に関しては本年8月ころから実証試験に入る予定だ。

また従来品より4割軽量の可動式ホーム柵を開発、阪急電鉄春日野道駅に設置、本年3.18日、供用開始。

以上については、詳しくは次回。

7月11日 23時53分記

12日、道場銘柄はクリアルが8120△400と急反発した以外も、メタリアル(推)、内外テック(推)、新報国マテ(推)、オーウィイル(推)、久世(推)など、多くの銘柄が上げ、京三(推)、エンシュウ(推)などは下げたものの、トータルでもかなりのプラスとなった。
日経平均先物も、小幅プラスに転じてきたので12日もいい相場になることを期待しよう。(12日0時08分記)
20日の相場は小動きだった。日経平均は18円=0.06%高、TOPIXは0.29%安。
スタンダードは0.33%高、グロースは0.62%高。

道場銘柄は高安まちまちだった。

クリアルは変わらずで始まって直後の9時03分には7090△270まで急騰、その後は6660▼160まで下げるなど乱高下。後場に入っても7170△350まであって終値は6770▼50。

メタリアルは2096▼9。引け後に、以下のIR.が出され、PTSでは2150△54。
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「新四季報銘柄」は高くなるものが多かった。
特にシンワワイズ(推)は693△63(スタンダード値上がり率6位)。
京三製作は、私が大いに期待しているのだが、465△4。詳しくは後日に譲るが、同業の日本信号と比較したら、私の注目する理由が想像できよう。

今日は「新四季報銘柄」第2弾を公表しよう。どちらも推奨銘柄である。

3374 内外テック 2349△39。
新四季報の記事を読んで投資家としての目で考えれば、「買い」だとお判りになろう。

5542 新報国マテリアル 1308△14。
新四季報には、いろいろ面白そうなことが書かれているわけだが、裏付けをと思って会社のHPを見たりしても、どうもよく分からない。こういう会社の常として、詳しい説明がないのである。それでも、私の相場師としての勘が化けると言っているとでも思って買われるといいだろう。当たるも八卦外れるも八卦と割り切って。

6月21日 0時05分記
16日の相場は小型株中心に上げた。
道場銘柄は主力どころの多くが大幅高し、トータルでも文句のない上げとなった。

クリアルは6410△630(グロース値上がり率26位)。乱高下が激しく対応が難しいが、やはり基本的には強気が勝ちそうだ。私は、信用の期日がずうっと続く(昨年の末から今年の1月に買った分)わけだが、現引きにこだわらず、多少は売って財務内容をよくして、今後の現引き資金を確保しておこうと、久しぶりに1700株売った(終値は平均売り値を170円ほど上回りってしまった)。

ニーズウェル(推)は好材料に素直に反応、年初来高値を大きく更新、終値は872△114(プライム値上がり率4位)。

メタリアル(推)は1960△131。

なお、この日はさくらインターネットが856△150のストップ高比例配分になった。経産省が同社の整備するスパコンの経費の半額を補助すると報じられたため。同社は2024年以降、生成AIの開発力の底上げにつなげるという。
また、経産省はトヨタなどのEV電池事業や半導体、工作機械などに、最大で2000億円超の助成を決定した。
こうした流れの中で、ニーズウェルのほか多くの銘柄が値を飛ばした。
スパコンのフィックスターズ、6.13日の稿で挙げたTDSE、ヤプリ、サイボウズなどである。
いずれにせよ、スパコン、AI、AR(拡張現実)、メタバースといった最先端技術に密接に関連する銘柄は、今後、相場の柱になりそうだ。
ポートフォリオにおいてそれなりのウェイトにしておきたい。

さて、「新四季報から発掘した妙味株」(第1弾の予定)である。

2437 シンワワイズ 619△22

2445 タカミヤ 512△7

3143 オーウイル 1214△36

6218 エンシュウ 727△26

6742 京三製作所 445▼3

9731 白洋舎 2822△89

いつも、ほぼ大きく上げるわけだが、素直に買えず泣きを見る読者が多いように思うので、今回は、思い切って、全銘柄を推奨銘柄にする。
資金の問題もあろうが、できるだけ、全銘柄を買うことをお勧めする。

材料、推奨根拠等はここでは書かないが、新四季報で、前号比、大きく業績予想が良くなっていることは一つの理由ではある。これ以外の面(PER、個別の材料等)も加味して厳選したものである。

最後に前もって書いておきたいことがある。
四季報を発売前日に全巻読了し、それをもとに、いろいろ有望とみた銘柄を推奨することを、長年続けてきたわけだが、正直、これが、最近、かなり苦しくなってきている。
これの理由は体力とか気力的なことはほとんどなく、もっぱらメンタル面のことである。
昔はただひたすら、すごい材料の出ている銘柄を誰より早く発見してやろうとがむしゃらにやってきた。それも結構楽しく。
しかし、最近は大言壮語している1日で全巻読了に縛られるあまり、時間との戦いにもなり、苦痛に感じるようになってきたわけである。ページ数の増加や分かりにくい銘柄が増えてきたのも時間を多くとられる要因になっている。
そういうわけで、とりあえず、次号からは1日で全巻読了にこだわらず、比較的楽に自由にやらせてもらおうというわけである。
と言っても、実際やることは大差なく、私は、また同じように頑張れると思うので、ご懸念には及ばないと思うので、まあよろしくお願いしたい。

6月18日 23時19分記
2023.06.13 メタリアル
6182 メタリアル(東証グロース)
株価=1831△73(06月13日終値)   
出来高=477600株(06月13日) (売買単位=100株)
実質予想PER=35.0倍(2025年2月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=1065円(01.17日)~1917円(06.13日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A

「新四季報先取り銘柄」の第2弾として取り上げる。推奨銘柄でもある。
実は「新四季報から発掘した妙味株」として取り上げる予定にしていたのだが、6.12日に1750△90と急伸、13日には一気に1917円まで上げる場面があって、これはたまらんと、急遽、ここで出さざるをえんだろうということになった。
この急伸の背景にあるのが、6.10日(土)の日経朝刊1面にトップ記事として大きく掲載された

NTT、生成AI開発
 金融・医療 顧客ごとに最適化
 年度内にも 米大手より低コスト

というニュースと思われる。
これをきっかけに、生成AI関連のみならず、その周辺銘柄が、私が注目していて多少は買っていた銘柄も含め、かなりの銘柄が12日(月)に急騰した。
メタリアルのほか、4168ヤプリ、7048TDSE、4776サイボウズなどである。
これだけ騒がれている以上、このテーマは本年最大のテーマになるのではないかという見方が、一気に急速に株式市場で広がったと解釈してもそう的外れではなかろう。

5月30日に開催された政府の観光立国推進閣僚会議では、岸田首相が「国際会議の開催件数を30年までに世界5位以内とする」、国際展示会・見本市の外国人参加者数を25年までにコロナ前より2割増加させる」と発言した。
これもメタリアルに取って追い風となるニュースである。

これに業績絶好調が加わるわけである。
なお、メタリアルのような小型のグロース銘柄は、株価の乱高下が、こにきて特にはなはだしい。とりあえずわずかだけ買い、株価の動きを見ながら、追加で買うといった工夫が必要だろう。

6月13日 21時41分記

13日の相場は、大きく上げた。ただ、危惧していたことが現実になり、主力大型株一辺倒の相場になり、小型株は蚊帳の外で、特に道場銘柄は冴えなかった。
日経平均は585円=1.80%高、TOPIXは1.16%高。プライムの騰落銘柄数は値上がり1066、値下がり695と、指数等の大幅高に似合わぬ値下がり銘柄の多さだった。
スタンダードは0.29%高だったが、値下がり銘柄の方が多かった。グロースは0.94%高だったが、値上がり銘柄の方がわずかに多かった程度だった。

道場銘柄は高安まちまちだった。
ニーズウェル(推)は年初来高値更新となる828△102まであって789△63(プライム値上がり率10位)。
ブティックス(推)も2670△60で年初来高値更新。
メルディアも続伸。

クリアルは6310▼390と急反落。
久世(推)も小幅反落。

明豊エンター(推)は234▼18と急落する場面があって232▼10。どうみても、14日発表の決算への警戒がさせる値動きだろう。

アメリカでは消費者物価指数の上昇率が、月を追うごとに小さくなっていて、この発表を受けてFOMC(6.13日-14日)では利上げ見送りが確定的との見方か強まっている。
NYダウ、NQ指数とも、それなりのプラスになっているわけだが、日経平均先物は、もっと大きな値上がりになっている。
14日も13日のような大型株一辺倒相場になる懸念がなくはないが、どこかで待てよとなり小型株も買われる展開になることを期待しよう。

6月13日 23時45分記
2023.06.06 久世
2708 久世(東証スタンダード)
株価=876△18(06月06日終値)   
出来高=7000株(06月06日) (売買単位=100株)
実質予想PER=5.7倍(2025年3月期。四季報予想の経常利益に基づき算出)
年初来安値=745円(01.25日)~1044円(03.24日)=年初来高値
自信度=A
推奨度=A

昨年12.28日付けの推奨銘柄である。その時の株価は680円。その後1040円まで上げたわけだが、決算発表(5.15日引け後)で5.16日は812▼116と急落した。2023年3月期の経常利益は予想の3.60億円に対し9.00億円だったわけだが、併せて発表の24年3月期の予想数字として6.20億円が示され、投資家の失望(絶望か)を誘ったわけである。
会社は、この大幅減益予想になる原因について、原材料費や電気料金等の値上がりのほか「コロナ禍において見送ってきた設備投資や労働環境の改善のための適切なコストを投じる必要」があるためとしている(決算短信)。

この説明をある程度は認めるにしても、ここまでの悪化はないだろうというのが、私の見方であり、これまでにブログでも書いてきた。

それでは、原材料費や電気料金の値上げが一巡する一方、設備投資も平準化し会社による価格転嫁も進む来期はどうなりそうか。
実は、こういうケースは、過去、幾多もあったわけで、私は、そういう事例を山のように見る中で、ある法則を発見、投資に生かすようにしてもいる。

その法則とは(成長力のないような沈滞企業には当てはまらない)―
有望企業、優良企業が珍しく大幅減益になった場合だが、次の期はほとんど例外なく、大幅増益になるということである。
それも3割減益だった場合で言えば、5割増益(これで減益前をやや上回る)程度ではなく、6割とか7割、あるいはそれ以上の大幅増益になるケースが珍しくないということである。
この法則を頭に入れて置き、そうしたこと(次の期が大幅増益になりそうといった情報が出てきそうになること)が接近してきたら、遅れずに買うことが、成功の秘訣のわけである。

明日、あまり高寄りするのは困るので、ここから当然書くべきことについては、今回はあえて書かない。
賢明な読者諸氏なら、言わずもがなであろう。
書くのが遅れてしまったが「新四季報先取り銘柄」)第1弾でもある。

6月06日 21時00分記

異様に強い相場が続く。
06日は主力株中心に上げ、日経平均は289円=0.90%高、TOPIXは0.74%高。値上がり銘柄933に対し値下がり銘柄も829もあった。小型株指数の値上がり率は0.02%にとどまった。

このように小型株には不向きな相場だったが、道場銘柄は好調を維持、大きく上げた。
クリアルは年初来高値を更新、6870△270。日興アセットマネジメントが保有割合が5%を超えた(5.27%)として大量保有報告書を提出(9時50分?)。

明豊エンター(推)がついに年初来高値を更新、終値は246△6。一気に300円は無理でも、260円から275円程度が、とりあえず期待できそうだ。

ニーズウェル(推)も740△32で年初来高値更新。

6月06日  23時49分記