日置電機(推)が引け後、決算を発表した。
掲示板を見ていると、どうもこの決算の意味があまりと言うかほとんどと言うべきか、ともかく理解されていないのではないかという疑念を抱かざるを得ない。このためもあってかPTSでも終値より少し高いところにパラパラ買いが入っている程度に過ぎない。

2017年12月期決算を発表したわけだが、この数字は、19日の配当予想でほぼ分かっていたものである。すなわち配当性向40%メドと標榜しているわけだから
60円配当=1株利益150円前後
と読めるわけである((1.21日分参照)。実際1株利益は147円だった。
問題と言うか問題視すべきは、今期(2018年12月期)予想のわけである(前稿参照)。
経常利益は30.0億円(前期は26.3億円)予想だった。前期比14.0%の増益、四季報予想の28.3億円を大きく上回った。しかも配当性向40%に従い、配当も前期比5円増配の65円予想とした。
どこをどう突ついても文句のない素晴らしい決算だったわけである。普通、業績予想はあくまで予想だから、配当はそう簡単に変えないあろう。それを配当性向40%に従い65円にするというのは、その程度の増益に大きな自信を持っていることに他ならない。実際、決算短信を読んでも、受注等、車のEV化の波に乗って絶好調であることがよく分かる。
大村紙業をここまで買いまくる狂気はいい加減にして、日置のような堅実に利益を出す優良企業にこそ、投資資金が向かうのが正常なのだが。

1月25日 21時11分記

前稿で高値吸い寄せパワーが働くかもとした6銘柄のうち、ウィルグループが1920△78まであって1901△59と急伸、一気に昨年来高値を更新した。
カネヨウ(推)も197△16と急伸、昨年11月につけた194円高値を2カ月ぶりに更新した。格別材料が出たわけではないようだが、ここのところ昨年秋に高値を付けた銘柄で高値更新するものが目立つ(フルヤ金属は一例)。

東邦化学(推)は807円まであって791△11、これで7連騰、出来高も前日に続いて10万株を超えており、これまた昨年11月につけた高値840円高値更新の可能性が高まってきた。

アイティフォー(推)は24円安まであったのだが切り返し967△2。一息入れての出直りだけに、いよいよ終値でも1000円大台乗せから一段高が期待できそうだ。

エンビプロ(推)は、、激しい乱高下の末、1200▼13。むしろ底堅さを感じさせる動きだった。とりあえず1300円~1400円程度を念頭に見て行くところか。

一つ紹介したい銘柄があるので、その他の銘柄については略。

紹介したい銘柄というのは
4635 東京インキ(東証2部) 3625▼5
読者の方が言ってこられた銘柄である。調べれば調べるほど、面白いとなり、ここに紹介するわけである。インキメーカーなどと、ほとんど調べずに来たわけだが、いつの間にやら大変身。今やインキ(34%)より化成品(46%)の方が主力の企業になっている。
そしてオールドエコノミーの低成長企業から、将来性豊かな急成長企業になっているのだ。
しかし、こうしたことはほとんど評価されておらず、来期予想PERは何と7倍台。
出来高が少ないので、買い方には注意したい。余裕のある方は2回、3回に分けて買うことも選択肢だ。
ひそかに推奨銘柄にしておく。

1月25日 11時33分記

『鎌倉雄介の株道場』(ダイヤモンド社)、本日(一部で26日)発売となりました。
2018.01.15 広栄化学工業
4367 広栄化学(東証2部) 
株価=3390△15(01月15日終値)   
出来高=1万5200株(01月15日) (売買単位=100株)
PER=13.2倍(来期=2019年3月期予想実質値)  
11月15日=2785円~3660円=09月28日(月日=昨年来安値~昨年来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

「新四季報から発掘した妙味株」の一つとして12.17日付けで3030円で取り上げている。また昨日も取り上げているので、すでにお持ちの方も多いであろう。
それを、ここであえて推奨銘柄にして取り上げる理由は業績にある。
15日はヒトコムは2473▼500のストップ安となった。期待外れの決算だったにせよ、常識的には200円安程度の反応が妥当だろう。
一方、11日に好決算と1対5の株式分割を発表したエスプールは11日3465△502のストップ高、15日も4165△500のストップ高比例配分となった。
また15日、引け後、好決算・分割を発表した黒谷はPTSで1668△300のストップ高に大量の買いが入っている。

こうした業績に過剰なまでに反応する状況に鑑み、今期業績の好調必至で大幅上方修正が期待できる銘柄として、広栄化学を取り上げるわけである。
詳しくは後日に譲るが、2017年9月中間期の数字からして、今期経常利益14.00億円の会社計画の数字はあり得ない。また四季報予想の16.5億円も、なお控え目過ぎるとみる。

【エンビプロ(推)ストップ高の夢】
上記の黒谷は銅スクラップ相場上昇で、今回の好決算となったわけである。
となれば、鉄スクラップ価格の相場に業績が大きく左右されるエンビプロにも、投資家の連想が働くのは必至であろう。
さらに書くと、ややこじつけめくが、エンビプロは新規事業として障碍者就労移行支援に乗り出している。障碍者雇用支援のエスプールへの連想が働く。

ヒトコムでパニックの方もあるかもしれないが、とりあえず、ヒトコムは放置、早晩、ビービーエフの快進撃等で株価も大きく戻るのを期待するとしよう。
江戸の敵を長崎でではないが、ヒトコムの特損は広栄化学とエンビプロで取り返すとしよう。

1月15日 20時48分記
2018.01.08 お年玉銘柄
お待たせしてしまったが、遅ればせながら、恒例の「お年玉銘柄」である。
実績表でも分かるように、昨年の5銘柄(LITALICOからデザインワンまでの表の上の方5銘柄)は☆が3銘柄、残る2銘柄が◎と好成績だった。本年も好成績になるはずである(あくまで私の個人的な読みである)。

お年玉銘柄 (推奨銘柄でもある)

① 3844 コムチュア(東証1部) 2965▼15

② 4743 アイティフォー(東証1部) 874▼6

③ 5698 エンビプロ(東証2部) 897△25

④ 6322 タクミナ(東証2部) 2019▼2

各銘柄について、とりあえず簡単に注目ポイント、材料等を書く。

①のコムチュアは「新四季報から発掘した妙味株」の1つ。その時の株価が2839円、時価は2965円であり、それなりに上げたとはいえ、ヒトコムより400円近く高かった株価は逆に100円以上安くなっており、出遅れが目立ち始めている。
RPA(ロボテック・プロセス・オートメーション)は2018年の中心テーマの1つになるとみての推奨だった。今期業績が上方修正必至とみており、これも大きな材料だ。

②のアイティフォーは、実はRPA関連銘柄について、その後も調べていく中で発見した銘柄。

③のエンビプロは今期業績の大幅な上振れに確信を深めつつあることからの推奨である。

④のタクミナ(推)は、すでに12.20日付けで推奨している。ここで再度推奨するのは、新たな材料を発見した(遅ればせながら気付いたといった方が適切かもしれないが)からである。バラスト水の話はおいておくとしても、同社製品がリチウムイオン電池など2次電池向けに活況を呈していることは投資家ならある程度承知していることだろう。しかし、調べてみると、さらに半導体、有機EL、車載用電子部品と、実に多彩な分野で使われていることが分かった。となれば、時価のPER15倍(来期予想実質値)程度は、居所が違うということになろう。

最後に、お年玉銘柄以外についても、簡単に触れておこう。

ここ半導体関連が完全復活と言うか、それ以上に人気化している感がある。
レーザーテック、トーカロ、岡本工作などは昨年来高値を大きく更新して上げている。マルマエ(推)も好決算発表(1.05日引け後)を受けてPTSでは昨年来高値を上回った。トリケミカルも復活中だ。

こうなると、東邦化学(推)が見直されよう。トリケミカル同様、半導体微細加工化で追い風を受ける、隠れた半導体関連として、トリケミカルを追いかけ、さらには他の半導体関連の人気銘柄同様昨年来高値挑戦もありうる展開も期待できよう。

ここ戻りの鈍いダイトロンも一気に出遅れを解消して当然だろう。東洋合成も同様にみていいだろう。

また周辺銘柄として太陽誘電(推)も上昇加速となりそうだ。レーティング引き上げ等が相次いでいる。マッコーリーキャピタルは目標株価を2150円(昨年来高値は2147円)に引き上げた(1.05日)。

ロジネットは、高寄り後、売りに押される場面があっても、また買い向かう向きが出現、堅調な展開が続き、05日の2084△14で6連騰。相場全般がこれだけ上げてくると、誰しも警戒心を強めてくるものである。それでも基本的に強気が多いから、割安出遅れ銘柄への物色傾向が相対的に強まる。こう考えると、ロジネットは超割安・超低PER銘柄として、さらに評価は高まろう。何せなお来期予想実質PERは6倍台なのだから。

1月08日 18時58分記
相変わらず、薄商いの中、株価だけが激しく乱高下するという相場が続く。主力株と小型株の目まぐるしい人気の入れ替わりも相変わらずだ。

      値上がり  値下がり  日経平均   
18日    1291     695    +349円    

19日     698    1265    - 34円

騰落銘柄数を見ると、値上がり銘柄数と値下がり銘柄数が逆転しただけで、18日と19日は酷似している。
にもかかわらず18日は349円高、19日は34円安。
日経平均(あるいはTOPIX)連動型投信ばかりはやって頭を使わず運用する(銘柄を買う)から、こういうことにもなるわけで、嘆かわしい限りだ。

「新四季報から発掘した妙味株」(追加4銘柄は除く)は一進一退の動きとなっている。いずれ、ほとんどの銘柄が上っぱなれるとみるが、とりあえずは、値動きのいいものに特に注目だ。
広栄化学、コムチュアである。
ただし、今動きが悪いからと言って悲観的になる必要はない。特にザ・パックはEC向けに段ボールなどの需要が伸びており期待できる。12月決算だが、1-9月期で経常利益は前年同期を7.27億円上回っている。通期(1-12月期)で1.75億円しか上回らない会社予想はあり得ない。4.75億円上回るように増額した新四季報予想もなお控え目過ぎよう。早晩、上方修正になるとみる。

追加の4銘柄は、そろって好スタートとなった。

特にタクミナは1878△140と高寄り(寄り天)し、終値は1818△80と急伸した。かつてバラスト水処理関連で取り上げた銘柄である。
船舶のバラスト水処理装置向けポンプの搭載期限が2年延長となり、受注鈍化という。にもかかわらず業績は高性能ポンプが絶好調で予想以上だ。

マニーも3420円まであって3410△115と急騰、一気に年初来高値を更新した。世界に展開、ここ業績は一段と向上している。相場もここが天井ではなく、ここからの上昇加速を予感させるような動きだ。

この2銘柄は、超目先はともかく、2ヵ月程度のスパンで見れば、居所を大きく変えているような気がする。
というわけで、この2銘柄は推奨銘柄にする。
すでに仕込み済みという前提で書いているが、ここから買おうという場合は、まず買って下げたら第2弾買いを入れる作戦がいいだろう。

12月19日 23時50分記
2017.11.21 東邦化学
4409 東邦化学(東証2部) 
株価=624△54(11月21日終値)   
出来高=35万8000株(11月21日) (売買単位=1000株)
PER=11.1倍(今期=2018年3月期予想値)  
01月18日=266円~634円=11月21日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=今期業績を上方修正したばかりなこともあり、上表ではPERはこの会社発表の数字をそのまま使い来期ではなく今期予想PERを示した。私の今期予想数字、来期予想数字(ともに経常利益)、それに基づく今来期の予想実質PER等は、後日、詳しく書く予定である。

11.20日、突如、人気化、570△80のストップ高となった。出来高も前日の11千株から128千株に急増した。そして21日はさらに出来高は増え続伸したわけである。
11.07日14時00分に2018年3月期中間決算を発表、併せて発表した通期業績予想は上方修正した。この日の株価は510△6。
その後、株価は一進一退だったわけだが、ここに来て半導体関連銘柄が大きく値上がりする中で、同じ半導体関連の出遅れとして注目する向きが現れたということだろう。

詳しくは後日書くとして、ここではごく簡単に。
中間期業績の数字からして通期業績は、さらに上方修正が期待できる。半導体関連としては、PERが異常に低い。
こういうことから、大きく上げた後ではあるが、ここからでも大利を得ることは十分可能とみて推奨するわけである。
ただ2日間で134円も上げた後だけに、22日の株価がどう動くかは読みにくい。
例えば、ここで推奨したこともある程度影響して650円とかそれ以上で始まり、そのあと多少上値を追っても息切れ、終わってみれば変わらずとかマイナスということもないではない。
こういうことも念頭に、よく作戦を練って仕込むようにされたい。
1000株単位なので、資金に不安のある方には厳しいが、できれば、2回、3回に分けて買える資金を用意して臨むことが望ましい。

【一転主力株を物色】
前日が小型株優位の展開だった反動で21日は主力大型株中心の物色となった。それでも終盤になりJQの値上がり率は日経平均を逆転、終わってみれば、日経平均、TOPIX、JQ、マザーズの値上がり率が、四捨五入するとすべて0.7%高でそろうという珍現象が起きた。

東洋合成は1844△44と年初来高値更新、ウィルグループ(年初来高値更新)、オハラ(引け新値)も上げ、こういう天井知らずに上げる銘柄の強さが際立つ。
日置電機(推)は2579△46と4連騰、引け新値となった。いよいよ22日は2613円の年初来高値更新となるかもしれない。
日特エンジも4840△160の高値引け。年初来高値4855円更新は22日にもありそうだ。
一足早く年初来高値に迫っていたカネヨウ(推)は191円の年初来高値の壁は厚く、結局180▼6の安値引けとなった。この一休止がどういう結果を生むか。いずれにせよ、弱気になることはなかろう。油断というか、よもやというタイミングで一気にということはよくあることだ。

太陽誘電(推)は1922△42まであったのだが、大きくだれ1888△8。モルガン・スタンレーMUFG証券の空売りが頭を押さえているという見方がある。事実にせよ、上がる株なら上がるだろう。強気あるのみ。

11月21日 23時07分記
6866 日置電機=HIOKI(東証1部) 
株価=2427△12(10月03日終値)   
出来高=2万2200株(10月03日) (売買単位=100株)
PER=21.2倍(来期=2018年12月期予想実質値)  
04月14日=2043円~2490円=05月11日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

6976 太陽誘電(東証1部) 
株価=1709△25(10月03日終値)   
出来高=184万0000株(09月13日) (売買単位=100株)
PER=19.7倍(来期=2019年3月期予想実質値)  
04月13日=1208円~1918円=07月26日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

詳しくは後日に譲ることにして、ここでは、ごく簡単にアウトライン的なことを書くとしよう。
2銘柄にしたのは、できるだけ高寄りを避けたいのでということのほか、共通点も多いからである。

①両銘柄とも、人気の電気自動車(EV)関連である。
②両銘柄とも今期業績の上方修正が高い確率であると私はみている。
③両銘柄とも円安メリット銘柄である。

①日置の主力商品の電子測定器は電気自動車のほかバッテリー(電池)等にも必須で、数量が伸びている。

太陽誘電は車載機器向けの開発に注力しているわけだが、電気自動車も当然にらんでいる。ここエルナー株が大きく上げているが、これは同社が2位株主となった中国企業と車載用コンデンサーの合弁企業に関して協議中という材料が、中国の電気自動車への急傾斜で脚光を浴びているからである。このエルナーの筆頭株主が太陽誘電。2014年11月に資本・業務提携を結んでいる。

②日置は2,017年12月期6月中間期の業績を上方修正済みだ。2割近い増額だったにもかかわらず通期業績は据え置いている。早晩上方修正、増配予定だがその幅の拡大もありえよう。

太陽誘電の2018年3月期4-6月期決算は、経常利益では前年同期の5.3倍というとんでもないものだった。通期の経常利益は前年同期比34%増予想の150億円だ。私は少なくとも170億円以上になるとみている。もちろん、もっととんでもない数字になる夢もある。

③日置の今期期初対ドル想定レートは1ドル110円だ。1円円安で0.3億円の増益要因なので、現在の113円程度だと0.9億円程度の増益要因となる。4%程度の増益要因。

太陽誘電は想定為替レートを公表していないが、現在の為替レートは想定レートより円安とみていいだろう。同社の輸出比率は90%にも達する。

④タイミング
日置の年初来高値は5.11日につけた2490円。10.03日の終値は2427円、高値は2439円まであった。まさに年初来高値吸い寄せ理論からすると、ここは待ったなしの仕掛け場のわけである。

太陽誘電は9.21日に戻り高値1767円を付けた後、9.28日には1629円まで急落、ここ戻り基調にあったわけだが、10.03日は後場に入って出来高も増え、1712円まであって終値は1709△25。これまた戻り高値1767円に挑戦の流れとみる。
そのあとは7.26日につけた1918円ということになるが、ここに至るシナリオについても考えてある。

10月03日 21時16分記

03日の相場は日経平均中心に上げ、日経平均は213円(1.1%)高となり、年初来高値を更新、2年1ヵ月ぶりの高値を付けた。ただ、この上げ幅には違和感を覚える投資家も多いだろう。鎌倉式実感日経平均(値上がり銘柄数1172−値下がり銘柄数759=413 413÷6≒69)は69円高にとどまる。JQは0.2%高にとどまり、マザーズは0.4%の値下がりだった。
NYダウ大幅高の時の恒例となった現象で、物色が主力大型株に集中、中小型株は蚊帳の外という展開だったわけである。

当道場銘柄はフルヤ金属(推)の値動きが目を引いた。高値では4465△285まであったのだが終値は4265△85。

>丸和運輸(推)、ロジネット(推)、カネヨウ(推)は調整モードから抜け出せないでいる(逆に夜明けは近いようにも思える)。
と前稿で書いたわけだが、丸和運輸は5日ぶりに反発する一方、ロジネットは続落となった。
カネヨウは168△12まであって163△7と急反発した。9.25日に183円の年初来高値を付けたわけだが、その時の終値は167円。これに迫ったわけで、これを抜くと183円更新から一段高への展望も開けてくる。

ニイタカ(推)は1894△22と決算前の株価に近づいて来た。決算は好決算だったと認知され始めたのかもしれない。またまた前橋市でO157で死亡というニュースが03日、報道されている。いい加減、ニイタカ人気爆発となってもいいのだが・・・

NYダウは70ドルほど高いのだが、CME日経平均先物は小幅安となっている。こういう状況のまま終われば、04日は中小型株の日になろう。

10月03日 23時48分記
2017.09.20 カネヨウ
3209 カネヨウ(東証2部) 
株価=141▼1(09月13日終値)   
出来高=31万4000株(09月13日) (売買単位=100株)
PER=11.0倍(来期=2019年3月期予想実質値)  
01月04日=75円~168円=07月04日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=株価等は推奨時の数字。

前(2016年10月)に推奨したことがあるが、この時の推奨理由・材料は、上場基準がらみであった。すなわち、時価総額10億円以上という上場基準をクリアできるか、できるはずとみて、ならば上場基準割れの株価は上がるはずとみたわけだが、以下に引用した実績表(抜粋)で分かるように大きく値上がりして上場基準をクリアした。

10/25 カネヨウ   73円( 75円)→  144円・ 01/30   105円 ☆

現在の同社の時価総額は約20億円で、上場基準割れの懸念は全くなくなっている。

今回の注目材料は、業績の驚異的向上である。

カネヨウは本年7.31日付けで「事業の一部 譲受 に関するお知らせ」を公表している。
これについて書く前に、ここに至る経緯を明らかにしておこう。

>兼松繊維グループは2015年1月1日付で、グループ名をフォワード・アパレル・カンパニーに変更する。兼松繊維はフォワード・アパレル・トレーディングに、フェニックスインターナショナルはフォワード・アパレル・リミテッドになる。社名の変更は、同グループが2012年に香港の大手商社リー&フォングループ(現フォングループ)の100%子会社となった当時からの既定路線だが、新グループ名に「アパレル」の名を付すことで繊維事業のみならず、国内向けの自社ブランドと海外ブランドのインポートを強化する姿勢を鮮明に打ち出す。
>兼松繊維は、総合商社の兼松から1999年に繊維事業を分社化後、リー&フォングループ(現フォングループ)が2007年に株式の55%を取得。2012年に100%子会社化していた。

事業の一部 譲受 に関するお知らせ

当社は、平成29年7月31日開催の取締役会において、下記のとおり、フォワード・アパレル・トレーディング株式会社が保有する原料・テキスタイル貿易部門の事業を譲り受けることを決議し、事業譲渡契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1.事業譲受の理由
当社は、寝装・インテリア・アパレル等の関連商品を国内市場向けに販売しておりますが、事業領域を拡大し、収益力を強化すべく、中期3ヵ年計画で輸出取引の立ち上げを注力分野の一つとして掲げております。
今回、譲り受ける対象事業は、生機・織物等製品の輸出取引を主体とした事業であり、安定的な商権に裏打ちされた収益に加え、将来的には当社が行う事業とのシナジー効果も期待できると判断し、事業の譲受を行うことといたしました。
2. 譲受事業の概要
(1) 事業内容
繊維原料(紡績糸他)・生機・織物等の輸出入
(2)売上規模
平成28年12月期 70億円

70億円という金額に注目されたい。カネヨウの売り上げは2017年3月期で89億円弱。低採算の事業からの撤退を進めており、これを考慮すると今期は80億円強とみていいだろう。そういう規模の会社が70億円の売り上げの会社を買収したわけである。

2017年10.01日付けで事業譲受(買収)となるので、2018年3月期は下半期だけ、2018年3月期は通期で、寄与することになる。
四季報が、カネヨウの売り上げ予想を

2018年3月期=120億円
2019年3月期=157億円

としているのは、まさにこのフォワード・アパレル・トレーディングの分が上乗せされるからである。
四季報は経常利益については以下のように予想している。

2017年3月期  =1.26億円
2018年3月期予 =1.70億円(会社予想は1.30億円)
2019年3月期予 =3.00億円

2016年3月期以降の経常利益(予想を含む)は
0.11億円→1.26億円→1.70億円→3.00億円
となる。
まさに売り上げ、利益とも様変わりに急増するわけである。これだけの変身企業の来期予想PERが12.0倍(表よりアップしたのはこの間の株価上昇のため)に過ぎない。

【中東向けトーブが成長を牽引か】
フォワード・アパレル・トレーディングの売り上げの7割は中東向けトーブ用生地だという(四季報)。
トーブ=サウジやドバイなど、中東諸国の男性がまとう真っ白な民族衣装「カンドゥーラ」の生地のこと。高級品は日本企業の独壇場で、東レ、シキボウが大手。日本製品の品質の良さが知れ渡り、他の模倣品の追随を許さないわけである。
ちなみにサウジの人口は2010年の2756万人→3238万人(2017年)と急増中である。トーブの売り上げもこれにつれて順調に伸びると期待できよう。

9月20日 19時47分記

【相場動向】
20日の相場は主力大型株中心の上げとなり、中小型株には下げるものが多かった。
特に当道場銘柄は、ここ上げたものが多かった反動で値下がりするものが目立った。循環物色と心え、心穏やかに行こう。

フルヤ金属(推)は3515▼95まで下げる場面があったが終値は3630△20。この強さを見ていると、やはり上に行くのかと思うが・・・
丸和運輸機関(推)もプラスで引けた。9月末の分割を控え、その前に一吹きあるのを期待。
ニイタカ(推)は何とかプラスで終えた。これも一吹き待ち。
ウェーブロックは大きく下げたが、サンゲツとの資本提携で見本帳に掲載商品が大幅増。この効果もあって今期業績は大幅上方修正が期待できる。ここは買い乗せの好機だろう。

ロジネット(推)が、動きが一変しそうな雰囲気だ。100株単位への移行が迫り、売りが引っ込み買いが増えて来た。886△27だったが、887円に1000株の買いが入って終えた。出来高も7000株と増加。この株が下値鍛錬中にほかの銘柄が軒並み上げたので、ロジネットの安さが際立つ。ありえないくらい下げた反動で上げもありえないくらいのものになるかもしれない。

9月21日 0時18分記
2017.08.31 ニイタカ
4465 ニイタカ(東証1部) 
株価=1900△43(8月30日終値)   
出来高=1万7600株(8月30日) (売買単位=100株)
PER=13.6倍(来期=2019年5月期予想実質値)  
01月18日=1419円~1975円=03月31日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

前稿で推奨したので、株価等は例によって前日の終値にしてある。本日は寄り天になってしまったわけだが、安値からはかなり戻して終えた。高寄りしそうならとりあえず見送りだれたところを買うとか、思い切って寄りで最少分は買い、その後の動きを見て追加で買う等、何度も書いたことだが、工夫して買うようされるといいだろう。

今回の食中毒事件では、8.30日になって、ポテトサラダ以外を食べた5人からもO157検出が検出されるなど、問題は複雑化している。言うまでもなく、ニイタカはO157など、食中毒事件の大本命銘柄である。
外食産業や旅館等では、いったん食中毒事件を起こしてしまったら、死活問題であり、こうした事件を起こさないよう、必死の取り組みが日夜行われているはずであり、ニイタカの出番は増える一方だろう。
実際同社は「衛生管理関連サービス」を行っており、現在のシェア15%を10年以内に30%に拡大する構えだ。
以下は同社HPより。

衛生管理推進サポートシステム「NICE SYSTEM」

「HACCP」の基礎となるのは、各店舗・現場の条件に応じた最適の衛生管理システムを構築することです。
そのお手伝いをさせていただくために開発したのが「NICEシステム」です。このシステムでは当社の独自のノウハウを基に、最適な洗剤・洗浄剤の選択・提供、作業効率改善のノウハウ提供、専門スタッフによる実践的な現場指導、講習等による衛生教育、システム導入後の定期点検等々、あらゆる面から衛生管理の推進をサポートします。
HACCP(危害分析重要管理監視方法―Hazard Analysis Critical Comtrol Point)は、NASAで開発した食品衛生管理手法です。

【業績は上方修正の方向】
私が、今同社株に注目するのはO157事件というタイミングに加え、業績の上方修正が必至になって来たようだとみるからである。
岩井コスモ証券は8.03日付けで投資判断を「A」(強気)、目標株価2180円でカバーを開始した。
2017年5月期業績は、会社予想を上回り営業利益は10.76億円だった。岩井コスモは18年5月期について12.2億円(会社計画11.5億円)、19年5月期13.5億円と予想している。なお経常利益はこれを0.2億円程度上回るとみていいだろう。
いずれにせよ、順調に利益を伸ばし、時流にも乗る成長企業であることがよく分かろう。

これだけの企業がPER13.5倍にしか買われていないわけである。名目PERでは11.9倍に過ぎない。
成長力、時流に乗る業態ということからすれば、PERは20倍程度に買って当然だろう。
この場合、株価は2782円となる(名目PER20倍なら3188円)。

8月31日 22時28分記

【丸和運輸機関(推)が波乱】
高寄りし前場を4845△115の最高値で終えた同社株だが、後場に入ると様相が一変、4835円で始まり12時50分には4410▼230まで一気に急落、終値は4550▼190。出来高も前場の67700株に対し後場は346100株と急増した。最近はこうした1日での乱高下が頻発する。フルヤ金属でも似たことがあったが、今日は何のことはない、年初来高値を更新、高値引けで3370△150だった。要は業績であり成長力だ。丸和運輸はどちらも心配ない。冷静に動きを注視したい。

SBS(推)が805△14と800円台を回復して来た。アマゾン関連の未評価株として、ここから面白そうだ。
トーカロは4030△50と久しぶりに終値で4000円台を回復して来た。有機EL関連の出遅れとして4425円の高値更新もないではない。
不二製油も出直り色を強めて来た。

9月01日 0時07分記
30日の相場は、アメリカ株の上昇、円の対ドル相場の大幅円安と好条件に恵まれて、大型株中心に上げた。日経平均は144円(0.7%)高、TOPIXも0.6%高。JQ、マザーズは安い場面もあったが、最後はともに0.3%弱の小幅高。
当道場銘柄は前日に大きく上げた銘柄の多くが反落したため、高安まちまち、やや値下がりするものが多かった。

激しく乱高下する銘柄が珍しくなかったが、なかでも目を引いたのがダイフクだ。
前日まで7連騰で、この間4555円→5010円と455円も上げていたわけだが、30日は4715▼295まで急落、その後かなり戻し終値は4845▼165。
ただ下落率では東洋合成の方が激しかった。1250▼92と前日の上げ(94円)を帳消しにしたが終値は1322▼20。
また丸和運輸機関(推)は高寄りして4875△75まであったのが、後場に入って間もなくして急落、4680▼120まであり終値は4740▼60。なお丸和運輸は逆日歩が、ここ低下、28日は0.55円にまでなっていたが、29日は一気に9.60円と、今回の相場で最高になった。貸借倍率からして、なお逆日歩は続きそうで、この点からして、相場はこんなものでは終わりそうにないに、私としては賭ける(こういう書き方だと博打のようだが、ある意味、合理的推理での結論である)。
なおロジネット(推)は897△27と順調に戻している。

夢の街、日本高度紙、ノーリツ鋼機、ツバキナカシマ等、かつて取り上げた銘柄で、苦難の時期を経たりしつつも、大きく化けた銘柄が続出している。ここに来てのダイフクやツバキナカシマもそうである。

この流れで注目したいのがニイタカ(推)だ。3.22日1731円で推奨している(3.22日付けの推奨記事参照)。3.31日には1975円までつけたが、その後反落、ここ戻り歩調にあったが、30日は1900△43と、1900円大台を回復した。
O157の食中毒事件が発生(熊谷市拾六間のスーパー内にある惣菜店「でりしゃす籠原店」) 、注目されていいところだが、少なくとも発生直後はほとんど反応しなかった。しかし、この事件は、さらなる広がりを見せており(8.30日NHKニュース9。疑われていた別の食材で感染か)、株式市場でももっと反応して当然だろう。
それはともかく、3月に推奨した時は、夏に向かって食中毒が増えると期待(不謹慎だが)したわけだが、これは知識不足で、食中毒は冬に向かって増加するのだった。その意味で、今回O157で初動、寒くなってきて食中毒シーズン入りで相場がスケールアップというシナリオも期待できよう。再度推奨銘柄にする。

8月31日 0時05分記
2017.07.27 フルヤ金属
7826 フルヤ金属(JQ) 
株価=2754△12(7月19日終値)   
出来高=1万2100株(7月19日) (売買単位=100株)
PER=27.0倍(今期=2018年6月期予想実質値)  
01月04日=1681円~2885円=07月14日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

7.19日付けでマルマエとともに推奨したわけだが、その後、他の書くべきことへの対応に追われ、両銘柄について材料等を書くのが遅れていたわけである。
推奨後、マルマエは一時は下落する場面もあったが、その後切り返し、ここ戻り高値更新中だ。一方、フルヤ金属は、推奨直後2875円と年初来高値にあと10円まで迫ったが、その後調整に入り、27日の終値は2739▼21と、推奨時の株価を、やや下回っている。この水準なら、新規の買いもいいだろう。
と言うわけで、まずは両銘柄のうち、フルヤ金属を取り上げるわけである。

2017年6月期~セグメント別重点施策

①薄膜
・高密度ルテニウムターゲット ルテニウム合金ターゲット =HDD業界再編の中で既存顧客のシェア維持⇒拡大
・ルテニウムターゲットの新用途需要へ対応
・5G市場の立ち上がりへ向けBAWデバイス向けターゲットの受注増
・APCの韓国市場における受注増。中国市場(タッチパネル、有機EL向け)開拓
・高純度パウダーの強みを生かし、次世代半導体(STT-RAM)向けターゲットの市場投入をさらに加速 ⇒量産時の当社製品のス タンダード化への布石

②センサー
・好調な半導体市況への対応= 一貫生産体制の強みを生かし納期・品質で顧客要求に応えていく
・新規開発製品量産に向けた準備 =千歳工場⇒クリーンルーム増設
・積極的な海外展開の推進 =大手半導体製造装置メーカーとの連携ほか
・半導体大型設備投資が相次ぐ中国市場への 参入の検討を継続

③その他
・有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・イリジウム化合物の高純度化技術により 世界トップシェアを維持
・ 2017年から 大手スマートフォンメーカーのOLED採用に 伴 うイリジウム化合物の受注拡大

いろいろ書きたいことが多いのだが、素人の私が簡潔にまとめるのは至難のわざなので、断念した。詳しくはHP(2017年6月期第2四半期決算説明会資料)を、お読みいただきたい(上記の重点施策は、これをもとにまとめたものである)。

いずれにせよ、同社はPGM(プラチナグループメタル)の中でも加工の難しいイリジウム (Ir)・ルテニウム (Ru) に いち早く取組み、世界一になり、高いシェアと高度な加工技術を確立、PGM製品の安定供給責務を果たすことで、最先端技術開発の一翼を担うという、独自の地位を確保、今後は有機EL、次世代半導体、水素インフラ触媒(燃料電池等に使う)等の先端分野での飛躍が期待されるのである。

ナノ合金技術(京都大・北川博教授が開発)、FT-eco触媒という大きな材料もあるわけだが、これについては、別の機会に譲る。

2017年6月期本決算発表は8.07日の予定。
5.09日に2017年6月期決算に関しては上方修正済み(経常利益予想6.59億円→8.19億円)なので、これに関してはサプライズはまずない。問題は2018年6月期見通しでどういう数字を出すかだ。決算への市場の反応は読みにくいので、ある程度の警戒は必要だが、5.09日の上方修正でも分かるように、業績はしり上がりに好転の方向とみてよさそうなので、あまり心配しなくていいのではないか。

7月27日 21時14分記

27日の相場は、小動きだった。任天堂が4-6月期、スイッチの販売好調ということで買われ東証1部、売買代金1位、株価も7.6%上げた。なお日本精線は856△150のストップ高まであって835△129(東証1部値上がり率2位)。
オハラ(推)は1641△73まであったものの終値は1509▼59。1600円前後では、少なくとも一部は売っておきたかったところだが…私?数%は売りましたが・・・

アテクト(推)、アルバック、フェローテック、東エレク(当道場銘柄ではない)、MARUWA(同)、平田機工(同)など、相変わらず、半導体・有機EL関連が強い。
こうなると、やはり、フルヤ金属(推)、マルマエ(推)がもっと評価されてしかるべきだろう。
本多通信は引け後、第1四半期決算を発表した。経常利益は前年同期比3.4倍(少しウラがあるが)で、文句のない好業績。通期業績予想は据え置いたが、いずれ上方修正だろう。同社も半導体関連だ。PTSは売買不成立だが、終値より37円高い1850円に100株買いが入っている。

ロジネット(推)は852▼8。4.25日、918△88まであって820▼10だった時の出来高が64000株で、おそらく本年最多だった。その前日830△120の時の出来高は15000株に過ぎない。言いたいのは、現在の850円台の株価というのは、、ほぼ相場スタート時の株価にまで戻った水準だということである。札幌市場で参加者が少ないので、ブレはありうるが、いよいよ底打ちが見えて来たのかもしれない。7.26日の出来高が15000株と5.29日以来の多さ(ちょっとしたセリング・クライマックスか)、27日は一転2000株の少なさ。
なお最終の板は850円に2000株の買い、851円~前日比1円高の861円まで計7000株の買いがびっしり(ちょっと大げさに聞こえようがこの銘柄としてはそうなのである)入っている。この辺も相場の転機を暗示している気がしないでもない。

7月28日 0時20分記