安倍内閣の支持率急落も加わって、相場環境が、ややあやしくなって来た。円高も進んでおり、厳しい状況だが、攻撃こそ最大の防御であり、ここで2銘柄を推奨銘柄とする。

両銘柄とも、半導体、有機EL関連である。
半導体業界は好調を持続しているが、先行きには、一抹の不安がないでもない。
一方、有機ELは、大手スマホメーカーが続々有機ELディスプレーを採用の方向で、今後需要急増は必至とみられる。こうした読みから、前に、今後有機ELが市場のテーマに浮上するのではと書いたわけであり、この見方は、今も変わらない。

こうした状況のわけだが、19日の日経朝刊に
半導体向けエッチング装置 東京エレク、生産能力倍増
という記事が掲載された。

このニュースに、半導体の見通しも悪くないとみて、以下の2銘柄を推奨銘柄にする決断をしたわけである。

【6264 マルマエ】
上記の日経記事にある「半導体向けエッチング装置 東京エレク、生産能力倍増」を実際にやるのは、東京エレクトロン宮城である。マルマエは主要取引先が、1位ニッパツ、2位東エレクである。この辺は掲示板にもある。
私が注目したのは、マルマエの取引先が東エレクは東エレクでもでも東エレク宮城なことである。東エレク宮城は主要商品がエッチング装置であり、ここがマルマエの主要取引先のわけである。となれば、2019年度までに東エレク宮城のエッチング装置の生産能力を2倍にするという今回のニュースは、文句のない好材料だろう。

業績は、これを除いても絶好調だが、いろいろおかしなことになっていて、完全に理解している方は意外に少ないと思われるので、簡単にふれておこう。
5.11日引け前に2017年8月期業績の上方修正(経常利益4.79億円→6.60億円)を発表。5.12日の株価は960△82。
6.30日(金)引け後2017年8月期の第3四半期決算を発表、この数字は良かったのだが通期予想は(当然)据え置き。7.03日は1423▼107。織り込み済みだったということだろう。
ところで、実は新四季報は5.11日発表の数字を会社予想として載せながら、独自予想の方は前号のまま(2017年8月期の予想経常利益は4.80億円=これは会社の前回発表数字と実質同じ)である。
中には、四季報編集部は、会社の上方修正にもかかわらず、4.80億円予想(来期は5.30億円予想)を堅持したと思っている方もあろう。しかし、実際は単に修正し忘れたものと思われる。狂いの少ない売り上げ予想が25.00億円(会社の上方修正後の数字は28.40億円)のままなのだから。
いずれにせよ、業績は絶好調、受注も好調で月次受注残高は今期、2016年10月に微減となった以外は増加の一途である(6月の受注残高は7.08日発表)。

他の材料等については後日。

【7826 フルヤ金属】
セグメント別重点施策の中に、以下の記述がある。
有機EL燐光材向け原材料(イリジウム化合物)
・ イリジウム化合物の高純度化技術により 世界トップシェアを維持
・ 2017年から大手スマートフォンメーカーのOLED採用に 伴うイリジウム化合物の受注拡大

スマホ、クルマとも、今後はOLED化が進むと思われ、同社もそういう見通しを書いている。
鎌倉注=有機EL(有機エレクトロルミネセンス)=OLED のようだ。
また、同社は次世代半導体(STT-RAM)向けターゲットや「FT-eco触媒」ほか、期待の材料を数多く抱える。この辺はオハラ(推)を連想させるが、オハラ同様、これらの正当な評価はこれからとみる。

他の材料等については後日。

今の相場は、エネルギーに乏しく、人気離散した銘柄の人気復活は厳しい。このため、含み損だからとじっと持ち続け、新たな銘柄を買わないと、いつの間に、不人気株のデパート化しかねない。
こうした事態を避けるためには、一部でも銘柄の入れ替えをそれなりに活発に行い、ポートフォリオを、時流に乗るものにしていくことが重要だ。持ち高は増やさず、上記銘柄は買うことをお勧めする。

7月19日 22時49分記
2017.07.07 クレステック
7812 クレステック(JQ) 
株価=1530△1(7月06日終値)   
出来高=2万4400株(7月06日) (売買単位=100株)
PER=10.3倍(前期=2017年6月期予想実質値)  
01月20日=865円~1888円=06月16日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

オハラ(推)、アテクト、クレステック、この3銘柄に共通点があるわけではないが、私的には、似たようなイメージでとらえ、いずれも、どこかで爆発高もと思っていた銘柄である。

そうしたら、06日、アテクトが1763△300とストップ高した。6.21日付けで次のストップ高候補に挙げていた銘柄である。PIMという強烈材料を有するのが強みだ。残るオハラ、クレステックも早晩見直されるとみるが、実は、このタイミングで、クレステックに面白い材料を発見したので、前々稿で取り上げたばかりだが、急遽、推奨銘柄として取り上げたわけである。面白い材料は、後の楽しみにということで。
6.27日と比べ230円程度も急落したわけだが、その後も売り物がやまず、戻りは鈍い。しかし、業績・材料等を考えれば弱気になる理由はゼロだ。チャートは、一見なお下げそうでもあるが、見方を変えれば、ここは大底で拾えるチャンスとみることもできる。
あえて、真っ向から推奨銘柄として取り上げたが、これがどう出るか。もし大幅高で寄りそうなら、いったん見送り、ダレた(ダレないかもしれないわけだが)所を拾うとか、工夫して買われるといいだろう。安寄りとかあまり高寄りしないようなら、もちろん素直に買ってよかろう。100株単位なので、いくつかの指値を出すのも有効だ。

【相場について】
動きの悪い銘柄への見切り売りで、小型株でずるずる下げる銘柄が続出している。その資金はごく一部の材料の出た銘柄(典型は「ヒアリ」関連。フマキラーやニックス、サニックスなど)やアテクトなどに向かっているのであろう。
別の言い方をすれば、株価がPERや業績ではなく、ただ需給関係で動いているということである。だから、ここまで下げることはなかろうというところまで下げもするわけである。この典型は前日の決算を受けて3020▲330と暴落した薬王堂である。決算を云々する方もいるが、決算自体はそう悪かったわけではない。ウエルシアも同じく好決算を受けて急落(3960▼230)しており、決算即売りという投資行動がもはや定着したかのようである。なおこの2銘柄は反動高が期待できよう。

ただ、オハラ5日連続安、丸和運輸機関(推)、LITALICO(推)4日連続安など、どう見ても下げ過ぎとしか思えない値動きの銘柄もある。そろそろ売り飽き気分抬頭→反発とみてよいのではないか。

7月07日 0時12分記
2017.06.26 オハラ
5218 オハラ(東証1部) 
株価=1282▼15(6月20日終値)   
出来高=28万4200株(6月20日) (売買単位=100株)
PER=39.9倍(今期=2017年10月期予想実質値)  
01月24日=809円~1438円=02月27日(月日=年初来安値~年初来高値=月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注=株価等は推奨時の数字。

この銘柄は、最近だけでも2つの材料で、2回、大きく買われている。

①5.31日引け後、世界初の車載カメラレンズ用光学ガラスを開発と発表。これを受けて6.01日は1215△108まであって1177△70(出来高は前日の7倍余の102.0万株に急増。
②6.14日引け後2017年10月期中間決算を発表。経常利益は会社計画の3.20億円(四季報予想は4.40億円)に対し6.55億円だった。なお会社は通期予想11.70億円は据え置いた。これを受けた15日は1275△70まであったものの終値は1210△5。

オハラにはこれ以外にもいろいろ材料があり(後述)、前述の材料も含め、全貌が理解されれば、株価は居所を大きく変えると思われる。にもかかわらず、意外に上げていないのは、材料の多さもあって、それらをきちんと理解、正しく消化するということがなされていないからだろう。

一つ一つ、材料を詳述すると、膨大な量になりそうなのでやめ、詳細は、各自、調べていただくとして、ここでは重要な点や、意外に知られていない点に的を絞って書くとしよう。

①ナノセラム(耐衝撃・高硬度クリアガラスセラミックス)
②クリアセラム(極低膨張ガラスセラミックス)
③車載カメラレンズ用光学ガラス(S-LAL20など3種あり)
④固体電解質(開発中)

①はスマホの画面保護材、同カバーガラス向けが主要な用途だが、その特性からさらに多様な用途が期待できそうだ。
なおカバーガラス向けは、立ち上げが遅れ2017年10月期の予想売り上げは22.0億円→4.5億円に減額している(第2四半期決算説明資料)。
②はFPD露光装置向けが好調。
③は直射日光や雨、雪などによる温度変化があっても屈折率がほとんど変わらず、鮮明な画像が常に得られる。このため、自動ブレーキ、自動運転等に不可欠のセンシング用車載カメラのレンズに使われることを想定。
完全な自動運転の実現をめざし、世界の自動車メーカーが熾烈な開発競争をしているわけだが、オハラは「車載カメラを製造する光学機器メーカーや電機メーカーに新開発のガラスを拡販していく。」(日経6.14日朝刊、神奈川・首都圏経済)
鎌倉注=オハラの筆頭株主はキヤノン、また販売先首位もキヤノン。そのキヤノンは2017年1月11日、車載カメラ事業への参入を明らかにしている!
④については後日。新四季報には「固体電解質の開発着々。」とある。いずれにせよ、これだけでも大変な材料なのである。

デジカメ市場急縮小で2016年10月期には、ついに経常赤字にまで追い込まれたオハラだが、上記のように、次世代をにらんだ成長力のある新製品を続々開発、大きく変貌を遂げつつ、新たな成長ステージに突入しようとしている。
夢を語れば、車載カメラレンズ用光学ガラスは、世界中の自動車メーカーに続々採用が広がるといった展開もありうるのである。
こうしたことを、投資家が理解し始めれば、株価が、こんな水準に甘んじているのがおかしいと分かろう。
1438円の年初来高値更新からが、車載カメラレンズ用光学ガラス、固体電解質を織り込む相場だろう。

6月26日 19時45分記

相場は、依然薄商いの中、膠着感の強い展開が続く。ただ、そうした中でも、個別の銘柄(特に小型株)の場合、1日で値段が大きく動くので要注意だ。
26日もエスプール2870△195のように、23日135円下げたのが猛反発となるなど目まぐるしい動きだ。
三洋貿易2569△109、エステー2710△120、萩原工業3055△90、MORESCO2079△25と、3000円前後の銘柄だが、そろって年初来高値を更新した。日本精線、進和、ハリマ化成なども高く、「新四季報から発掘した妙味株」の勢いが止まらない。まだあまり上げていない銘柄では、バイテック、本多通信などが面白そうだ。

アテクトは反発したが、オハラ(推)は続落となった。この水準は絶好の拾い場だろう。

6月27日 0時12分記
20日の相場は、前日のNYダウが大幅高だった時の常として、主力株中心に大幅高、小型株は蚊帳の外という展開となった。
日経平均は0.8%の上昇だったがJQは0.3%高にとどまり、マザーズは0.5%の下落だった。

当道場銘柄はまちまち。
エスプール(推)は3020円まであって2930△178、ここじりじり上げているSBS(推)は853△14と8連騰、862円の戻り高値を抜くと年初来高値903円更新の可能性も出て来よう。
丸和運輸機関(推)も反発。
ウエルシア、ウィルグループは年初来高値を更新。ツルハは引け後2017年5月期決算を発表。好内容。併せて同5月期配当を140円への増配(2016年5月期は118円)を発表した。

「新四季報で発掘した妙味株」は大幅高するものが目立った。
ダイトロン1348△126、エステー2561△101をはじめ、日本化学産業 、フジマック、 インターネットインフィニティー 本多通信工業、 信和、 日本瓦斯、フェローテック、 バイテックなどが大きく上げた。
なおオンキョーはNHKが19時のニュースでAIスピーカーを特集で取り上げたが、「アマゾンの音声入力AI対応機器を米国で発売へ。」(新四季報)とあり、人気化するかもしれない。

なお、エスプールは引け後、中間決算の上方修正を発表、また以下のニュースリリースも出した。
>越境EC の強化を目指し、世界の国と地域を広範囲にカバーするDHL エクスプレスサービスを活用した海外発送支援サービスを開始 米国Amazon.com 向け越境EC にも対応
PTSでは出来高400株ながら3150△220。

現在NYダウは小幅安、日経平均先物・大証夜間も小幅安となっている。このまま行くと、20日、冴えなかった小型株に人気が回って来そうだ。

5218 オハラ 1282▼15
16日に急騰した後、19、20日と調整している。反発近しとみて急遽、ここで推奨銘柄として公表する。乱高下が激しいのが昨今の特徴なので、2回、3回に分けて買えるように準備して仕込みたい。

6月21日 0時28分記

2017.05.24 丸和運輸機関
9090 丸和運輸機関 (東証1部) 
株価=3125円(5月24日終値)   
出来高=5万7000株(5月24日) (売買単位=100株)
PER=16.7倍(今期=2018年3月期予想実質値)  
2016年04月14日=2440円~3170円=2017年05月23日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

丸全昭和運輸と紛らわしいが、同社は1961年上場で顧客は昭和電工、日本電産などの製造業が多い。
これに対し丸和運輸はマツモトキヨシなどのドラッグや食品スーパー、ネットスーパーなどが主要顧客だ。2014年4月に上場したばかりで、値動きが軽快なのも魅力だ。

5.08日に2017年3月期決算を発表した。
売り上げは2016年3月期比微減予想だったが実際は11.3%増と、高い伸びを示した。経常利益は45.00億円(2016年3月期は38.88億円)予想に対し46.10億円と1.10億円上回った。
2018年3月期の予想経常利益は8.4%増の50.00億円を見込む。
要するに、着実に増益を続け、今期もまずまずの高い増益率が見込まれるわけである。

同社は1990年代前半に3PL(企業の物流業務を一貫して請け負う)事業に、国内でいち早く参入した。今や3PLはごく一般的な言葉になったが、その草分け的企業のわけである。
同社が近年力を入れているのが低温物流だ。ネットスーパー等が提供する当日お届けサービスは、丸和運輸の得意とするところ。鮮度維持をセールスポイントとしたサービスの提供で、顧客を増やしている。

低温物流では、中国に進出する。昨年7月、煙台市にある同市最大の小売業煙台振華集団と合弁設立で合意、また煙台市政府とも提携した。コールドチェーンの整備が急務となっている中国でモデルケースとなるサービス体制の構築を目指す。
中国がらみの材料で、大きな商売のタネを手に入れたと急騰するケースを散見するが、丸和運輸の中国における低温物流開始(2019年の予定)も、もっと評価されていい材料だろう。

もちろん、これらに加え、アマゾン関連であることが、最大の材料だ。実は、私がうっかりしていて見落としていたのを、読者の方に教えていただき(詳しくはコメント欄参照)、ならば、ひそかにほかの読者諸氏にも買ってもらおうと、ここまでブログ本体では書かなかったわけである。
この材料については、後日詳しく書く予定。

5月24日 21時01分記
北朝鮮リスクもひとまず収束した。
読者諸氏は、ここから何に投資しようかと、それなりに投資意欲も十分で、銘柄を渇望されている方も多かろうと考え、このタイミングで、推奨銘柄を発表しようと思う。

ただ、この3銘柄、最初の1銘柄を除いては値動きも荒っぽいので、材料等は書かず、密やかに、そして3銘柄同時発表で、高寄りリスクを幾分たりと軽減しようと思う。

2384 SBS ホールデンィグス(東証1部)
株価=795△14(4月25日終値)   
出来高=21万8600株(4月25日) (売買単位=100株)
PER=7.9倍(来期=2018年12月期予想実質値)  
02月07日=769円~903円=03月09日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

2471 エスプール(JQ)
株価=2312△158(4月25日終値)   
出来高=5万8600株(4月25日) (売買単位=100株)
PER=15.6倍(来期=2018年11月期予想実質値)  
01月18日=1352円~2330円=04月25日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

9027 ロジネット ジャパン(札証)
株価=820▼10(4月25日終値) 注=最終気配は861円の買い気配   
出来高=6万4000株(4月25日) (売買単位=1000株)
PER=7.3倍(今期=2018年3月期予想実質値)  
02月07日=455円~918円=04月25日(年月日=年初来安値~年初来高値=年月日)

今日も、ヤマト運輸が23年ぶりに運賃を値上げする方針と日経1面トップで大きく報道されるなど、通販、宅配便業者をめぐる話題は、ここにぎやかだ。その背景には、時代の大きな変化があると、私はみる。
人口密集地以外では本屋を筆頭に実店舗が減少の一途だ。ますます便利になる都心等は即日配達等、その便利さを享受しているわけだが、今後は、地方や過疎地も、本や衣料品を筆頭にネット通販で購入することが激増、それが当たり前の社会構造になって行こう。
アマゾンの配達が宅配業者のキャパシティ・オーバーだから、一般消費者も、もう少し配慮して…的報道もあったが、そうした、ある意味お門違いの分析を超えて、時代は通販・宅配を求めており、好むと好まざるとに関係なく大きく変わろうとしている。

上記3社は、そうした時代の流れに乗る、今後業績が大きく伸びることが期待できる有望企業として、選定したものである。
SBSは底値圏にあり、最も堅実だが、その分、値動きは重いかもしれない。
ロジネットは値動きが軽過ぎるので買い方が難しい。札証かつ1000株単位、ネット証券では買えないところもあるという制約だらけの銘柄。
エスプールは両社の中間だが、1日でも値動きが激しいので、突っ込んだ場面では追加買いできるようにしておくといいだろう。

4月26日 0時15分記



2017.03.27 ニイタカ
4465 ニイタカ (東証1部) 
株価=1731円(3月22日終値)   
出来高=2万6200株(3月22日) (売買単位=100株)
PER=12.4倍(来期=2018年5月期予想実質値)  
2016年02月12日=1151円~1739円=2017年03月21日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

注1=3.23日付けで推奨しているので、株価等は3.22日の数値にしてある。
注2=PERは鎌倉雄介の予想に基づき算出。

地味な会社で、2015年4月、1部昇格時にストップ高を交え急騰した時を除くと、相場らしい相場を出したことがなく、万年低PERに甘んじて来た.2017年初めくらいまでの株価低迷は2016年5月期決算が一転減益になることが嫌気されたと思われる。しかし、これは「退職給付債務関係の損出」という特殊要因のためで、これが消える17年5月期決算は、反動もあって大幅増益が見込まれる。経常利益は会社予想は9.7億円、四季報予想は11.0億円。私の予想は、後日詳述の予定である。
いずれにせよ、2016年5月期の数字を特損を除いて考えれば、ここに来て、同社は順調に高成長軌道に乗りつつあることが読み取れる。

この背景には、食中毒事件の多発、食品の安全への関心の高まりという時代の変化がある。

【スーパーセーブ】
ノロウィルスは近年猛威を振るい、また3.26日には広島県三原市の入浴施設でレジオネラ菌に40人が感染、1人死亡というニュースもあった。こういう状況で、ニイタカの業務用洗剤の需要は大幅に増加しているわけである。
中でも注目の製品が「スーパーセーブ」だ。これは、ウィルス除去率99.999%という強力アルコール製剤である。

以下は「フードビジネスにおける食中毒および感染症対策セミナー」で(株)すかいらーく・食品衛生専門官・三牧国昭氏が書かれた(or語られた)ものの一部である。

>ノロウイルスは冬場の感染性胃腸炎の主原因で感染者も非常に多いのですが、感染症としては低い位置にあります。しかし飲食が原因の食中毒が起こってしまうと、飲食店にとって大問題になります。
ノロウイルスについてはたくさんの研究がなされ、検査精度が向上する一方、可能性のある原因すべてに対応することはできないので、現場対応可能レベルとのギャップが益々大きくなってきているのが現状です。
そのなかで、「すかいらーく」としては、個人衛生の徹底と汚染を広げない対策として、「下痢やおう吐があれば出勤停止」「手洗い」「トイレ使用時の約束」「おう吐物の処理」「触れる場所の消毒」という「5大対策」を徹底しています。
最後に、触れる場所の消毒については、一般的にはアルコールは効かないということになっていますが、外部の研究機関に依頼してデータをとった結果を基に、有効性を確認したニイタカ社様の「スーパーセーブNV」を使って、ドアノブや水道の蛇口、冷蔵庫の取手、トイレの便座や周辺を毎日消毒しています。

ニイタカはこうした製品の好調のため、事業拡大に備え、茨城、滋賀県で倉庫を増設している。これらが完成する2018年5月期以降は一段と業績向上が期待できよう。

【当道場銘柄は快調】
日経平均は大幅安となったが、当道場銘柄は、値上がりするものが多かった。
アピックヤマダ(推)589△29、LITALICO(推)1719△17、ニイタカ1808△18、日東ベスト(推)1132△16などである。ベルーナ、石光商事も上げた。
不二製油(推)、フジッコ、ヨコレイ(推)のほか、ダイフク、ミネベアミツミなどの輸出関連は下げた。

LITALICO、アピックヤマダは正念場か。ここで一段高出来るようなら、昨年来高値更新から一段高が見えてくる。
石光も2.23日以来1ヵ月余続いていた380円台についに決別、390円台に終値で乗せた。418円の昨年来高値奪回も近いか。
日東ベストは好業績さえ知れ渡れば1337円高値を上回るのも、そう難しくない。

なお、以前、上場維持関連として名前を出した倉庫精練がTOBを発表、PTSで150△26と値上がり率1位。このままでは上場廃止だが、どうするのかと見ていたのだが、こういう手があったのか!

3月27日 23時58分記
2017.03.08 日東ベスト
2877 日東ベスト (JQ) 
株価=1037▼5(3月08日終値)   
出来高=1万3500株(3月08日) (売買単位=100株)
PER=11.0倍(来期=2018年3月期予想実質値)  
2016年05月17日=693円~1079円=2017年03月06日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

前稿でヨコレイ(推)を推奨したばかりだが、以下のような理由で、ここは躊躇しているところではないという判断で推奨する。

まず、ヨコレイは1100△19と上げ、明日にも1122円の昨年来高値更新が期待できそうな状況だ。掲示板の投稿508も参照されたい。
また、かどや製油はついに6000円を付けた(昨年7.04日付けで取り上げたときは2955円だった)。
食品株は、かつての寿スピリッツ等に続き、ここに来ては、かどや、あじかん等が暴騰しており、次なる大化け株を見つけたいという投資家心理が強まっていると思われる。

その候補としては

不二製油(推)
ヨコレイ(推)
フジッコ
日東ベスト

などを、私は考えているが、初めの二つはすでに推奨している。
そのうえ、実は最も期待するのが日東ベストである。
この銘柄の唯一の難点は、出来高が少ないことである。このため、人気化する前に仕込んでもらおうと、これまで何度かふれて来たわけである。読者諸氏は、こうした場合、自分で調べ、PERや材料から判断し、いいと思ったら買うようにするといいだろう。

さて、もう十分過ぎるほど調べた銘柄だが、ここに来ての環境の変化を考慮して、さらに行けるという判断になったので、出来高の少なさに目をつぶって推奨する。
高寄りしそうな場合の判断が難しいが、できれば1055円以下、それが無理でも1079円以下で仕込みたい。
無理そうな場合は、とりあえず100株だけでも押さえ後は臨機応変で。

詳しいことは、後日書くとして、ここでは業績についてだけ書こう。
2.10日に2017年3月期の4-12月期決算を発表している。経常利益は15.56億円(前年同期は11.66億円)だったが、これは通期の会社計画14.00億円を大幅に上回る。細かい算出根拠は省略するが、私は通期は17億円強とみる。
そして3月の今、もっと重要な2018年3月期は19億円前後とみる。この場合、実質1株利益は94.3円。予想実質PERは11.0倍。
ちなみに、来期予想実質PERは、かどや23.5倍、不二製油19.6倍、フジッコ20.0倍、ヨコレイ13.8倍、あじかん13.8倍などとなる(来期の予想経常利益は、鎌倉雄介が各種情報をもとに独自算出)。
要するに、日東ベストは段違いに低PERなのである。あじかんは今期大増益だった反動で来期業績は減益の恐れがある。ここを除くと、こうした小型の食品株のPERは20倍前後が普通で、ヨコレイの13.8倍、日東ベストの11.0倍が飛び抜けて低PERなことが分かる。

日東ベストの妥当PER(来期予想値)を最低15倍、あわよくば20倍、中を取って17.5倍として、その時の株価を示そう。

15倍 =1415円
17.5倍=1650円
20倍 =1886円

3月08日 22時38分記

08日の相場は主力大型株中心に下げた。ただJQはついに19連騰、マザーズも上げた。
なお2部の騰落はやや指標として信頼性に欠けるように感じるので、今後は原則触れないこととする。
LITALICO(推)、アピックヤマダ(推)は、小幅ながら、ともに反発した。前日の下げは適度の休息となり、かえって良かったということになりそうだ。ともに、ここからがおいしいところだろう。

TOKAI HD(推)は852△23と急反発、いよいよ配当・優待権利取りの買いが本格化か。
ヨコレイ(推)は1100△19と、ついに1100円大台回復。1122円高値が視界に入ってきたことで、09日にも更新の可能性が十分ある。それでも出遅れは顕著で1200円以上があって当然だろう。

アルバック、渋谷工業、ダイフクも上げた。現在、為替は1ドル114.61円と円安となっている。円安、円高どちらに転ぶか読みにくいことでもあり、円安になった場合も想定、それなりの対策を打っておきたい。
ダイフク、ミネベアミツミ、渋谷工業、新しいところでツバキ・ナカシマなどをポートフォリオに加えておくのもいいだろう。

3月08日 23時54分記

2017.03.07 ヨコレイ
2874 ヨコレイ(横浜冷凍) (東証1部) 
株価=1081円(3月07日終値)   
出来高=17万3400株(3月07日) (売買単位=100株)
PER=13.5倍(来期=2018年9月期予想実質値)  
2016年01月21日=963円~1122円=2016年6月30日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

今日もニチレイは昨年来高値を更新した。マルハニチロもそうである。さらに食品株では、不二製油(推)が大幅高で5日ぶりに昨年来高値を更新、地味な動きに終始していた日清オイリオまでもが昨年来高値を更新した。
こういう動きを見ていて、これはもはや、次はヨコレイ(推)の番だ!とひらめいた。
というわけで2.14日に推奨してから3週間しか経っていないが、あえてここで再度推奨するわけである。

ヨコレイの07日の株価は1081△10。これでも引け値としては戻り高値更新ではあるが、昨年来高値の1122円(2016年3.30日)には届かない。

>中小型のヨコレイと業態が比較的近い各社の株価の値上がり率(昨年来安値からそれ以降につけた昨年来高値までの上昇率)を比較してみた。予想通りの結果が出た。

として、前回、推奨した時に示した表に、3.07日時点の値上がり率を加えたのが、下表である。5位に日本水産を入れていたのは間違いなので削除した(恐縮です)。

                2.14日    3.07日
1位 あじかん        115%    162%
2位 ケンコーマヨネーズ  94%     94%
3位 かどや製油       93%    115%
4位 マルハニチロ      79%    84%
5位 不二製油        43%    55%
6位 ヱスビー食品      31%    31%
7位 ニチレイ         24%    28%

8位 ヨコレイ         17%    17%

この3週間で、あじかん、かどや製油が大きく上げ、マルハニチロ、不二製油、ニチレイも上げて、昨年来安値からの上昇率の数字もアップした。しかし最も上昇率の低かったヨコレイは、昨年来高値に届いていないので、この間、多少は上げたのだが、上表の数字は変わらない。
ちなみに時価は昨年来安値からの上昇率は12%と、17%よりかなり下なのである。
業績等、材料もいろいろあるが、それ以上に、この異常に上げていない低株価こそが最大の株高材料とみるので、あえて、再びこのように詳述するわけである。

ヨコレイを除いて、最も上昇率の低いニチレイ並み(28%上昇)に、ヨコレイの株価が上昇とすると、ヨコレイの株価は、いくらになるであろうか。
963円(昨年来安値)×1.28(128%)≒1233円

ヨコレイに関しては2.23日付けで大和証券が投資判断「2」(アウトパフォーム)、目標株価1250円でカバーを開始している。
同証券は2017年9月期の予想営業利益(≒経常利益)59憶円(会社計画57億円)、2018年9月期66.5億円と予想している。
私は2017年9月期予想経常利益(≒営業利益)62憶円(前回の推奨記事では59億円~65億円とした)、2018年9月期・同69億円と予想。

買収したノルウェーのサーモン事業が業績をけん引、2018年3月期も大幅増益が期待できそうで、新四季報で、人気化することも可能性としてはあろう。
小粒ながら「西洋わさび」という材料もある。グループ企業のダイヤモンド十勝(株)が生産する西洋わさび等の十勝の農産品販売は2016年3月期3.7億円だったが、2019年3月期は2.2倍の8.2億円を計画している。

株価見通しだが、昨年来高値1122円に接近してきたことで、高値吸い寄せ理論に従い、近々1122円更新とみる。そして、その後は、上記で試算した1233円前後、あるいはそれ以上も期待できよう。

【07日の相場について】
LITALICO(推)は1723円まであったわけだが終値は1650▼47。この銘柄の場合、このように高値を更新しては下げを繰り返し、ここまで来た。今回も、適度の調整を入れ再騰1750円~1800円どころを目指すとみる。

アピックヤマダ(推)も598円まであったが終値は570▼15。これまた、適度の調整だろう。
デンソーがFOWLPに強い関心を示し(2016年11月の「第3回電子デバイスフォーラム京都」)ており、今後自動車業界でFOWLPに膨大な需要が生まれる可能性が高まっている。これが知れ渡れば、株価は新たなステージに突入するかもしれない。詳しくは後日。

不二製油(推)、ダイフク、渋谷工業、ミネベアミツミなどが07日は堅調だった。これら銘柄は、業績上方修正も期待でき、なお上昇が続きそうだ。

3月07日 23時37分記

6300 アピックヤマダ (東証2部) 
株価=490▼4(2月20日終値)   
出来高=35万0300株(2月20日) (売買単位=100株)
PER=19.9倍(来期=2018年3月期予想実質値)  
2016年02月12日=170円~505円=2017年2月17日(年月日=昨年来安値~昨年来高値=年月日)
自信度=☆☆☆
推奨度=☆☆☆

「お年玉銘柄」として1.03日付けで推奨している(その時の株価は335円)。
その後、株価は2.17日の505円まで5割以上上がっている。
ただ、この間、2.06日の引け後に2017年3月期4-12月期決算を発表、またアルバック、TOWA など、半導体関連銘柄で人気化、大きく値上がりするものがあったという変化がみられる。

【決算を読む】
4-12月期決算を見てみよう。
売上は74.43億円で前年同期の65.05億円比14.4%増である。
経常利益は▲1.82億円で前年同期の▲4.64億円比2.82億円、赤字幅が縮小している。

通期の売上(会社計画=四季報予想)は120.00億円だがこれは前期比11.0%増である。4-12月期実績の同14.4%増は、これを3.4ポイント上回る。決算数字をよく見ている方なら気付くことだが、利益面で予想や期初計画を上回っても、売り上げは未達というケースが目立つ。デフレで値下げ圧力が強い中、売り上げを増やすのは至難のわざで、各社、経費節減等で辛くも利益は計画達成というケースが多いのである。この意味で、売上が計画を3.4ポイントも上回り、前年同期比14.4%増というのは、実は、かなりすばらしい数字なのである。

4-12月期の経常利益=▲1.82億円
前期の1-3月期の経常利益は6.86億円だった。
今期の1-3月期の経常利益は5.32億円を見込む=3.50憶円-(▲1.82億円)。
これは常識的にみてありえない(前期の6.86億円をかなり上回るとみて当然だから)。

4-09月期で前年同期を1.94億円上回った。
4-12月期で前年同期を2.82億円上回った。
4-03月期で前年同期を ?億円上回れるか?
ということである。

A=1.94億円を2.82億円は0.88億円上回ったので、
4-03月期では前年同期を2.82億円+0.88億円億円上回るとすると3.70億円上回ることになる。
この場合、通期の経常利益は2.22億円+3.70億円=5.92憶円

B=1.94億円を2.82億円は45.36%上回ったので、
4-03月期では前年同期を2.82憶円×1.4536上回るとすると4.10億円上回ることになる。
この場合、通期の経常利益は2.22億円+4.10億円=6.32憶円

A、Bどちらを取るかはともかく、上記の計算では、2017年3月期の予想経常利益が6億円前後となるわけである。
会社、四季報とも3.5憶円予想だから、もし6億円とか、いろいろな要因があってここまで行かなくて5億円台だとしても、いずれにせよ、驚異的上方修正となる。
TOWAは2.10日、今期の予想経常利益を21.0億円→37.0億円に驚異的上方修正した(この数字さえ控え目過ぎることは明らか)。
TOWAとアピックヤマダは四季報の【特色】で、それぞれ「半導体後工程用製造装置大手」、「半導体後工程装置メーカー」とされ、【比較会社】としては、TOWAにはアピックヤマダ、アピックヤマダにはTOWAが記載されている。
このように類似点が多いうえ、4-12月期の数字も誰も注目していないようだがすばらしく、アピックヤマダもTOWA同様、驚異的上方修正に進む可能性は十分あろうというのが、私の読みである。

これとは別に、知る人ぞ知る、株価大化けにつながるかもしれない材料を秘めるわけだが、これについては、明日以降に譲ろう。

2月20日 22時10分記