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28日の相場は小幅高だった。日経平均は41円=0.15%高、TOPIXは0.25%高だった。3.22日から27日の4立会日、小型株指数は全勝だったが、日経平均は2勝2敗だったことでも分かるように、ここ小型株優位の展開だったわけだが、28日は大型株が買われ小型株は売られた。大型株指数が+0.36%だったのに対し小型株指数は-0.36%だった。騰落銘柄数も値下がり銘柄の方がはるかに多く、結局、主力大型株に物色が偏っていたということである。
スタンダードは0.35%安、グロースは1.69%安だった。

このように、道場銘柄には不向きな展開だったわけだが、高安まちまちでしのいだため、大きく上げたクリアル(推)の持ち株に占める比率の高い方だったら、かなりのプラスになっただろう。

クリアルは昨年来高値の3725円を一気に大きく更新する3775円まであって3745△230(グロース値上がり率7位)。
>24日の3200円という株価は意味深いものがある。新ファンドは3月発表予定なので、もう発表は秒読みである。ここ小粒の物件が続いているので、今回は大物物件発表→株価急騰というシナリオも、多少は期待していいだろう。(3.26日)
と書いたわけだが、ファンドの新物件は27日に発表、大物とはいかなかったが、それでも前2物件よりは大型である。株価は、この影響はともかく、期待どおり急騰となったわけである。ここからの対処が難しいが、私から何か言っても始まらない。私は大量に抱えたままのわけだが、実は困ったことに信用の期日が到来しようとしている。28日の朝、担当の営業マン氏から、4.03日と05日に各500株、期日が来るときかされ、少し焦った。それで3590円と3715円に各100株売りを出しておいたら、どちらも約定。さらに上げるので3740円、3755円でも各100株、出したら、これも難なく約定。1100円台の買いなので100株につき25万円程度の決済益が出て、残る分の現引きも余裕をもってできることになった。
これは伝統証券分。ネット証券では突っ込んだところで3650円で100株買い。3735円、3765円で各100株売り。

推奨3銘柄は、やはりというか2勝1敗。
ニーズウェル(推)は1116△29で寄り付き終値は1140△53(なんとこれでもプライム値上がり率2位)。
ペットゴー(推)は1588△83で寄り付き1760△255(グロース値上がり率5位)の高値引け。
リンク&モチベーション(推)は533△2で寄り付き終値は527▼4。
というわけで2勝1敗だが、すべて買っていれば、トータルでは、かなりのプラスになったわけである。ただ、ニーズウェル、ペットゴーは大幅高で始まったので、買えなかったという方も出たのではないか。いつもそういうことになりがちな方は、思い切ってごく一部は成り行き買いなり前日比かなり高い買えそうな株価での指し値をすることおお勧めしておく。

MSOL(マネジメントソリューションズ)は3310△130(プライム値上がり率5位)。

エルテスは912▼75と急落。別に何か材料が出たわけではなく、最近はこういうわけの分からない乱高下がよくあると心得ておこう。PTSでは950△38の後949.9円に売り物。

ブティックス(推)も3645▼160。

久世(推)は987▼16と続落。出来高も大きく減少してきた。そろそろ下げ止まりとなるか。

29日は権利付き最終日だ。と言っても、道場銘柄は無配(クリアル、ジーニー等)や決算期が3月でない(メルディア、エルテス等)等で、無縁な銘柄が多い。
久世が一括12円配当。株主優待で自社特選米。
ジーニーは株主優待ポイント付与。
私はあわてて先ほど、この2銘柄は一部を、なけなしの現金を吐き出して現引きした(信用のままだと優待はない)。

3月28日 23時59分記

24日の相場は日経平均、TOPIXとも小幅安、騰落銘柄数でも値下がりの方がわずかに多かったが、小型株指数は、わずかながらもプラスだった。
道場銘柄は値上がりする銘柄が多く、トータルでもまずまずのプラスだった。

クリアル(推)は3200△110の高値引け。お気付きの方は少ないと思うが、これは終値としては昨年来高値更新である。昨年来高値の3725円(2.17日)を付けた日の終値は3115△20で、長い上ひげとなり翌18日は2920▼195と急落、以降、3.22日まで終値としては3000円を割り込んでいたのである。そういうわけで、24日の3200円という株価は意味深いものがある。新ファンドは3月発表予定なので、もう発表は秒読みである。ここ小粒の物件が続いているので、今回は大物物件発表→株価急騰というシナリオも、多少は期待していいだろう。

久世(推)は高寄り後987▼43まで突っ込む場面があったが、後場後半に復活、終値は1032△2。これで目先筋の売りをかなりこなしたので、やや展望が明るくなってきた。
四季報オンラインが業績予想を更新した。3.22日(会社が決算予想を上方修正した日)付けとなっているが、ほとんどのオンライン購読者もすぐには気付かなかったのではないか。私もその一人で、読者の方からのコメント(24日6時29分)で知った。マーケットスピードには四季報速報24日0時00分とある。以上からすると、この材料は24日の株価に全くかほとんど織り込まれていないとみてよさそうだ。
さて、そのオンラインの内容だが、2023年3月期の経常利益予想を5.30億円から会社予想に合わせて8..00億円に増額。
材料になるのは24年3月期予想を7.50億円→10.50億円に大きく引き上げたこと。2023年3月期業績は、まだコロナの影響が下半期半ばまで残っていたわけだが、24年3月期は期初からコロナの影響ゼロといっていいくらいになるのだから、この上方修正は当然だろう。今後コロナが多少なりとぶり返すとかならないとすると、さらに利益は膨らむ可能性は十分あろう。

グッドライフは1630△292とストップ高寸前まであって1530△192(スタンダード値上がり率2位。

【エルテス】
同社は連結子会社がバンズ保証全株式およびバンズシティのプロパティ・マネジメント事業を取得することを発表済みで、これに絡んで「2023年2月期業績予想の上方修正を行うことを想定しております」としていることは、すでに書いた。
以下では、どのくらいの上方修正になるかについて書く。

バンズ保証の2022年3月期の経常利益は227万円に過ぎないので、ほとんど貢献はない。ただし21年3月期は853万円なので23年3月期業績次第では多少の貢献はありうる。
バンズシティのプロパティ・マネジメント事業の2022年3月期の経常利益は2.13億円。
エルテスの2023年2月期の予想経常利益は会社、四季報とも1.80億円。
つまり取得費用等がそれなりにかかるとかするかもしれないが、そういうことをとりあえず考慮しないと、エルテスの2023年2月期の予想経常利益は
1.80億円+2.13億円=3.93億円
と、一気に急増するわけである。993円高値更新から1000円大台乗せがあって、何らおかしくない。

3月26日 23時51分記

1.09日付けの稿で
久世(推)、クリアル(推)、ヴィス(推)
の3銘柄をポートフォリオの中核し、運用することをお勧めした。
私は、実際にこの3銘柄でポートフォリオの5割くらい(金額ベース)にして、運用してきた。   

       1.06日(金) 3.24日  騰落率
久世     774円   1030円  +33.0%
クリアル  1866円    3090円  +65.6%
ヴィス    1024円   964円    −5.9%
3銘柄平均              +30.9%
日経平均  25974円   27420円    +5.6%

ここ3銘柄に均等に資金を振り向けて運用していたとすると、資金はこの間、30.9%増えたということである。
私流に元手1000万円をもとに信用取引で3000万円運用すると、利益は3000万円×130.9%で927万円。つまり元金の1000万円は1927万円になっていたということである。信用取引はしないで、銘柄を選ぶのも面倒だからと、日経平均連動型投信で運用すると1000万円は1056万円になっていたわけである。
注=信用取引をお勧めしているのでないことは言うまでもない。

まあ言いたかったことは、当ブログを信じ、できるだけ、私がお勧めすることに忠実にやっていただければ、それなりの投資成果が得られることが多いということである。
何を信用したらいいか、それを判断するのも、株式投資で重要なことであり、投資成果を大きく左右するのである。

23日の相場は小幅安だったが、小型株は値上がりする銘柄が多かった。

道場銘柄は、ほとんどの銘柄が上げ、特に久世が大きく上げたため、トータルでも本年最大の値上がりとなった。私は3.09日の最高値を更新した。

その久世は1030△126(スタンダード値上がり率4位)と、ついに1000円大台に乗せた。私は、こういうケースでほとんど売らず臍を噛むケースが続いていたので、今回は堅実に行こうと決めていて、かなり積極的に売ったら、持ち株の25%が売れた。@1010円。
まだまだ上げそうな気もするが、欲張るとやけどするよの声も聞こえる。熟慮して決められたい。

クリアルは3090△85と続伸。こちらは強気堅持で迷うことはないだろう。

「新四季報銘柄」はグッドライフ、SPK以外の5銘柄は上げた。特にMSOL、ジーニーなどは、もうかなりの値上がりになっている。「すぐに全部買う」が「新四季報銘柄」の鉄則と言っていいだろう。

エルテスがストップ高後、2日続落となっているが、ここから再騰とみる。それは久世同様、今後業績の上方修正が必至だからである(これが秘蔵材料)。昨年7.21日にバンス保証の全株取得を発表している。これに絡み「2023年2月期業績予想の上方修正を行うことを想定」と、その発表時に明言しているからである。詳しくは後日。

3月24日 23時59分記




22日の相場は幅広く買われ、大幅高となった。日経平均は521円=1.93%高、TOPIXは1.74%高だった。どちらも20日の下落率を上回る上昇率だったわけだが、2日間計の騰落銘柄数を見ると、値上がり1797、値下がり1833となり、値下がり銘柄の方が多かった。
スタンダードは1.26%高、グロースは2.12%高。
こういう全面高相場にはやや弱いのが道場銘柄で、日経平均などの大幅高の割には小幅な上げにとどまった。前日ストップ高したエルテスが逆行安したのも響いた。
それでもクリアル(推)が3005△52と、2.17日以来となる3000円大台を回復するなど、ほとんどの銘柄が上げた。

【新四季報銘柄は快調な出だし】
20日の株価..・・・22日の始値→同終値の形で示す。

2170 リンク&モチベーション 506▼15・・・523→519△13

2652  まんだらけ 1290▼46・・・1338→1342△52

2970 グッドライフカンパニー 1177▼47・・・1339→1360△183(スタンダード値上がり率2位)

4218 ニチバン 1848▼30・・・1887→1891△43

6562 ジーニー 2082△27・・・2169→2262△180(グロース値上がり率19位)

7033  マネジメントソリューションズ(MSOL) 2899▼26・・・2949→3020△121

7466 SPK 1607▼6・・1662→1683△76

このようにそろって大きく上げたわけだが、始値で買ったとしてもリンク&モチ以外は終値で買値を上回った。中でもジーニー、MSOLは、大きく上げて終えた。

【久世がとんでもないことに】
引け後、久世(推)が2023年3月期の業績予想と配当予想を発表した。
予想経常利益は3.60億円→8.00億円
予想配当は未定(四季報予想は0円)→12円
どちらも、ほぼ私が言ってきた内容である。

>通期の予想経常利益としては、4-12月期実績の6.34億円に上記の予想数字を加えて9.00億円~12.00億円
会社予想3.60億円、四季報予想5.30億円を、はるかに上回る空前の史上最高経常利益になるわけである。
配当も、会社は無配を公言しているわけではなく未定であるから、おそらくは復配に踏み切ろう。最低でも6円、場合によっては12円、うまくすると15円といったこともあり得よう。(2.12日の稿より)

これを受けてPTSでは1054△150のストップ高まであって1041.1△137.1。出来高も12900株、この株としては、それもPTSでは、とんでもない多さになっている。
ただこうした宴の後、カタストロフィーに襲われたことが一再ならずある。注意深く対応したい。

3月24日 0時00分記
3.20日の日本株が大きく下げた後のアメリカ株は20日、21日と連続で大きく上げている。連れて日経平均先物も現時点で293円(1.09%)高となっている。こうなると、新四季報銘柄は、いつ発表したら一番良かったか、悩ましいところだが、過ぎてしまったことのことは言うまい。

2170 リンク&モチベーション 506▼15

2652  まんだらけ 1290▼46

2970 グッドライフカンパニー 1177▼47

4218 ニチバン 1848▼30

6562 ジーニー 2082△27

7033  マネジメントソリューションズ(MSOL) 2899▼26

7466 SPK 1607▼6

各銘柄について注目点を、ごく簡単に書いておこう。

リンク&モチベーション=2023年12月期、24年12月期とも、四季報では前号比の予想経常利益は大きく増額されている。史上最高益を大きく更新する予想にもかかわらず、株価が底値圏にあるのも魅力。 堅実派の方に特におすすめしたい。

まんだらけ=四季報は前号でも予想経常利益を会社計画を大きく上回る予想にしていたが、今号ではさらに増額、前期比でも減益予想から増益予想にした。来期もさらに1割強の増益予想だ。四季報をお読みいただきたいが、この会社、新たな成長期に入りそうな雰囲気だ。 

グッドライフカンパニー=福岡本社だが、TSMC工場のある熊本県菊陽町に積極展開。大幅増益が続く。

ニチバン=「親指専用テーピングテープ発売。スマホ操作による親指腱鞘炎対策用とで拡販。」という記述に注目。 

ジーニー=2023年3月期の予想経常利益は会社計画11.00億円に対し四季報は前号13.00億円→今号13.70億円。もっと注目すべきはアメリカの同業を買収、これの通期貢献で24年3月期の予想経常利益が27.00億円(前号は18.00億円)に急増すること。 

マネジメントソリューションズ(MSOL)=中期計画通りにいけば2025年12月期の予想実質1株利益は232円(2022年10月期実績は31.円)に急増する。 

SPK =今来期とも、予想経常利益は前号比、大幅増額。ここまで25期連続増配だが、今期も増配必至で配当利回りも2.72%と高い。

3月21日 23時44分記
17日の相場は大幅高となった。前日のアメリカ株がNYダウ、NQ!指数とも大きく上げたことが、買い安心感を誘った。FRBによる利上げ加速懸念が、今回の一部金融機関の経営不安で後退したことが、米日の株高の背景にはあるのだろうが、逆に言えば、それは危ういどちらにも転ぶ要因であり、安心していられる状況ではないわけである。

日経平均は323円=1.20%高、TOPIXは1.15%高だった。
スタンダードは0.69%高。グロースは3.66%(9ヵ月ぶりの高い上昇率)の大幅高だったが、アメリカの利上げ加速懸念が後退したことが、グロース株買いにつながったようだ。

道場銘柄は、ほとんどの銘柄が上げ、トータルでも大幅高となった。

クリアル(推)は2933△104と3連騰、再び3000円大台が狙えるところまで戻した。相場環境が相場環境だけに、ここからすんなりと3000円大台回復は難しいかもしれないが、ここにきての戻りが示唆するように、やはり先高観は強く、3725円高値奪還から一段高の可能性は十分ありそうだ。

メルディアは890△20と3連騰。戸建て住宅業界が業績不透明になる中、メルディアは主力の建築請負で豊富な受注残を抱え、「戸建ての自社販売力強化し回転期間改善に奮闘。」(四季報)というわけで、親会社の三栄建築を支える。経常利益は2023年6月期22.0億円予想(会社予想は21.7億円)だが、24年6月期は11.8%増益の26.0億円予想だ(四季報予想)。来期予想実質1株利益299円の会社の株価が、わずか890円。予想PER2.98倍。どこか狂っている。

久世(推)は883△5とこちらも3連騰。3.15日前後のNHKの朝7時からのニュースの中でタイが「おまかせ」ブームだと報じていた。数万円もするすしのおまかせが人気なのだという。最近の経済発展で富裕層が増加していることから、日本から直送された新鮮でおいしいネタをつかったすしに人気が高まっているというわけだ。これはもちろん、100%子会社で豊洲の仲卸業者の旭水産にとっての好材料だ(1.11日付け「久世はアメリカの「OMAKASE」ブーム」で子会社が稼ぐ」参照)。マスク着用が原則不要となったことも追い風になり外食業界は一段と活況になる方向であり、久世には追い風が強まるばかりで、株価も一段高への期待が強まる。

ブティックス(推)、セック(推)も大幅高。

エージーピーは813△55と出直り色を鮮明にしてきた。業績予想が、新四季報では一段と増額されたのが好感されたようだ。予想経常利益は今期は4.20億円→4.50億円、来期は8.40億円→9.80億円に上方修正されている。

前稿で取り上げたエルテスは843△59。今期業績の上方修正は必至とみるので、ここからでも押し目があれば買ってもいいだろう。

「新四季報銘柄」は発表の準備は終わっているのだが、最近の恒例になりかかっているが、地合いの悪さに、お待ち願う。

アメリカでは、依然、金融不安を高めるようなニュースが続いていて、18日のNYダウは385ドル=1.19%安、NQ指数も0.74%安だった。日経平均先物は392円安。

クレディスイスに関するスイス金融大手UBSの買収問題について。
【ロンドン時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は19日、スイス金融大手UBSが、経営不安が続く同業クレディ・スイスに対し、最大10億ドル(約1320億円)で買収を提案したと報じた。同日中の決着を目指し、大詰めの協議が続いている。ただ、買収額が低過ぎるとの指摘もあり、合意に達するかは不透明だ。
これが20日の、東証の立ち合い開始前にも結論が出ている可能性もありそうだ。いずれにせよ、これの決着の仕方で、相場の雲行きが大きく変わる可能性があるので、要注目だ。

3月19日 23時40分記
厳しい相場環境が続く。15日も厳しい結果を想定して臨んだわけだが、最初は私の場合で数百万では済まないくらいの損失になっていた(ネット証券分のみ)わけだが、その後、メルディア、久世(推)、クリアル(推)が、大幅安からプラスに転じたため、終わってみれば、そこそこのプラスになるという、思わぬいい結果になった。
これで道場銘柄は2日連騰で、懐具合もかなりの改善となった。私の場合で、信用の委託保証金率が35%弱(3.15日の立ち合い開始前)だったのが16日には一時31%くらいまで急低下、金策も考えなくてはと思ったが、最後は32.85%にまで回復した。

さて、17日は、四季報の発売日である。
私は例によって、一生懸命読んでいるわけだが、19時くらいからはWBCを見ながらで、また日経平均先物を見ると200円前後の下げになっていて、すっかりやる気をなくしたため、現時点で7割程度しか、まだ読めていない。
ところが、ここにきて日経平均先物は急速に戻し30円安程度にまで回復している。
少し気合を入れて読むとしよう。

新四季報では、メルディア、久世、クリアル、セック(推)、ブティックス(推)は、明るい見通しが書かれている。
新四季報銘柄の発表は、お待ちいただきたいが、特別に1銘柄だけ、書いておこう。 

3967 エルテス 784▼1 (3.16日終値)
2024年2月期の業績予想が、3.60億円→4.80億円に大きく増額されている。これに加えて秘蔵の材料(と言っても実際はみんな忘れているだけのことなのだが)がある。

最新の時点で日経平均先物は80円弱のプラスになってきた。

3月17日 0時54分記
前稿で最近の日本株の弱さについて書いたが、15日の動きはまさにそういうものになってしまった。
14日のアメリカ株はNYダウ336ドル=1.05%高、NQ指数2,13%高と大きく上げた。これを受けて、15日の日経平均は200円高で始まったわけだが、ほぼ寄り天となり、以降はほとんどいいところなくじりじりと値を消し、大引け近くには116円安まで下げた。終値では何とか7円=0.03%高にはなったが、アメリカ株に比べ、弱さは歴然だ。ただしこれにはファストリ、ソフトバンクGがともに1.5%前後の大幅安だったことが大きく影響している。TOPIXは0.65%だったが、それでも弱いのには変わりない。
ただ、道場銘柄は、前日の下げがきつかったこともあって、ほぼ全面高となり、前日の下げ分の半分近くを取り戻した。

しかし、さらに追い打ちをかけるように、その後,欧米各国市場が、軒並み大幅安となっている。
ヨーロッパ主要国の株価は3%弱から4%弱の急落となった。
アメリカはNYダウは現在520ドル(約1.96%)安、NQ指数は約1.5%安となっている。
これを受けた日経平均先物は配当落ち分を考慮しても550円=約2.0%安と、アメリカ株を上回る下げとなっている。
この各国株の大幅安の原因は、経営不安が続くスイスの金融大手クレディ・スイスの株価が10%(一時は20%超)も急落したこと。10%株式を保有する筆頭株主のサウジ・ナショナル・バンクが追加出資できないと言明したことが報じられたことが売りを誘った。

何とも気の重い相場が続くわけだが、こうした困難に耐えることが相場をやるものの宿命と心得、耐えるとしよう。いずれにせよ、予断を持たず、最悪の事態にも耐えられるように、リスク管理はしっかりしておきたい。

3月16日 0時05分記
悪夢のような3日間(3.10日、13日、14日)だった。この3立会日の中でも14日は特に激しい激震で、なかでも小型株の下げが強烈だった。
日経平均は611円=2.19%安、TOPIXは2.67%安だった。日経平均の値下がり幅としては、本年のこれまでの最高は1.04日(大発会)の378円だったわけだが、これを3.10日の479円が更新し、さらに14日611円と大幅に更新したわけである。
値下がり銘柄1770に対し値上がり銘柄は59に過ぎなかった。
ちなみにプライム指数は1002.08▼27.53だったが、これは、つまり指数算出開始(昨年4.01日)の時=1000.00にほぼ戻ったということである。
スタンダードは1.85%安、グロースは2.38%安だった。

アメリカの銀行の相次ぐ破綻は、保有する債券の含み損拡大が原因だが、この流れは、この日の日本株にも波及、銀行株が軒並み安となった。銀行業の値下がり率は7.41%に達した。三菱UFJは3.09日の高値は996.7円だったが14日の安値は822.6円だった。
アメリカでは、こうした金融不安の高まりから、FRBは追加利上げに慎重にならざるを得ないとする見方が強まり、2年物国債の利回りが急速に低下している。
こうしたこともあって、13日、比較的穏やかな値動きだったアメリカ株(NYダウ-0.28%、NQ指数+0.44%)は、14日は大きく上げている(NYダウ+1.38%、NQ指数+2.23%)。
日本株は、今回の波乱相場ではアメリカ株に比べ弱い動きになっている(原因ははっきりしないが、これまでは逆に強い動きだったのだから反動が出ているとみればいいかもしれない)が、現在の日経平均先物も、アメリカ株ほどの大幅上げにはなっていない。
それでも、現時点で220円前後(約0.8%)の上げとなっている。なお予断を許さないが、それでも、これで一息入れて上昇に転じることを期待しよう。

3月14日 23時56分記
相場環境が急速に悪化してきている。

アメリカでシリコンバレー銀行に続いて、12日にはニューヨーク州が地盤のシグネチャー銀行(全米29位)が破綻した。
こうしたことを受けて、13日の日経平均は311円=1.11%安、TOPIXは1.51%安になった。
その後の欧米各国市場だが、ヨーロッパ各国はおおむね2.5%前後の急落となった。アメリカ株は、NYダウは続落して始まり200ドル以上下げる場面があって、現時点では小幅高、NQ指数もそれ以上の値上がりとなっている。(23時30分頃)

それでも日経平均は13日の下げ方が足りなかったというのか、大幅安となっている。日経平均先物は配当落ち分を考慮に入れて400円超の値下がりとなっている。

ここからのアメリカ株(13日)の行く末も終わってみないことには、どうなるか皆目見通し難であり、いわんやそれに引きずられる日本株は、もっと読みにくい。
いずれにせよ、今は内外とも暴風雨状態であり、防御を固めて慎重に行くしかないと心得られたい。
その後、NYダウは上げ幅を拡大、現在200ドル前後のプラス、日経平均先物は378円前後のマイナスとなっている。

3月14日 0時08分記