3.26日になったわけだが、権利付き最終売買日は28日(火)、権利落ちは29日となる。今後は、この権利取り・権利落ち、そして3月期決算の業績予想修正が、注目点となる。

当道場銘柄は、食品株やその関連株が多いので優待がある銘柄が結構ある。
カンロ、不二製油(推)、ヨコレイ(推)、フジッコ、石光商事である。またTOKAI HD(推)、ベルーナ。
ベルーナは24日、引け後、株主優待制度拡充を発表した。分かり難い(少なくとも私には)説明で、よくわからないが、ともかく「拡充」と謳っている以上良くなったはずである。PTSでは売り物はなく、買い物は最高値では865円に100株ある(24日終値は844円)。
先日の自社株買い発表後も全く上げておらず、今回の材料と併せて、877円高値更新から900円大台かわりが期待される。

業績見通しを、再度チェックしてみた。

日東ベスト=今期の予想経常利益は、会社=14.0憶円、四季報=16.0憶円のわけだが、3.13日の稿で詳しく書いたように、私は17.5億円を予想している。4-12月期で15.56億円に達しているわけだから、程度はともかく上方修正は確定的だ。なお会社予想の14.0億円というのは昨年10.26日に11.5億円から引き上げたもの。早ければ4月の半ばくらいまでには発表の可能性もあろうから、多少は期待していて見ていよう。

石光商事=今期の会社予想経常利益は、3.0億円だが、4-12月期で4.66億円となっている。1-3月期は前年は0.46億円だったが、それでもプラスである。4.66億円+0.46億円=5.12憶円。四季報予想は4.4億円。というわけで通期では会社予想を大きく上回ることはほぼ確定的、四季報予想をも上回る可能性大とみるのは普通だろう。

ニイタカ(推)=詳しくは後日に譲るが、進捗状況等からして、いずれ上方修正必至とみる。ただし5月決算。

フジッコ、アピックヤマダ(推)、ヨコレイも、上方修正の可能性が大きいとみる。

【割安こそ買い】
日経の25日朝刊18面に「中小型株に2度目の春」「成長に着目、割高でも買い】という記事が掲載されている。
アリアケジャパンなどPER30倍~54倍の7銘柄が取り上げられている。しかし、この記事を書いた記者氏、株式投資の実戦経験があるのか疑問だし、掲載銘柄にも疑問だらけだ。ダイショーなどここ業績は伸び悩み、2017年3月期の予想経常利益5.1億円というのは2011年3月期の14億円から大きく減少しているのである。さらに言えば、この7銘柄の昨年末比上昇率(昨年末炉3.24日を比較)は掲載の表によると5.3%~42.4%だが、日東ベストの上昇率は46.5%で、1位銘柄を上回る。

「割高でも買い」と、わざわざリスクを冒して割高株を買う意味はなかろう。割安株の代表、日東ベストの方が大きく上げていたのだから。不二製油やフジッコでも表の7銘柄と比べ上位に入線する。一知半解的知識や乏しい情報で「割高株を進めるかのような言説は慎んだ方がいいと忠告しておきたい。

嫌味はこれくらいにして、私が言いたいのは、我らは割安な好業績銘柄を投資の中心に据えるという基本に忠実に行きたい、いわんや経済紙においては、さらにそうあるべきだろうということである。

日東ベストは上記のことも加味して強気で行きたい。
LITALICO(推)は1702△14と2日続伸、再び1700円台を回復して来た。上げては下げ下げては上げの繰り返しで尺取虫のような動きだが、着実に目的地に進んでいるのもまた尺取虫と同じだ。1770円の高値奪回から1800円台がわりを期待しよう。もちろん、その先には2137.5円(上場来高値)がある。こういう銘柄こそ「割高でも買い」である。(本当の意味では割高ではないのだが)

アピックヤマダ(推)は567△5。全般大幅安の22日の逆行高、この後は反動安も懸念されるところだが、この2日間で計3円高と以上に強い。PTSでも上げた(通常、PTSで商いがあるのがおかしい銘柄)。依然、こうしたことが何を暗示するのか判断に迷うが、606円高値奪回の狼煙かもと、期待しよう。

閑話休題。
興味のない方はスルーを。律儀な方はお読みを。

「迷う」と書いたら、なぜか「慰められつつ悩む」という言葉が脳裏に浮かんで来た。これは我が愛する渡辺啓助(推理小説作家。代表作「義眼のマドンナ」)の遺作『鴉白書』のあとがきで知った言葉、作品名である。
わずか20歳で夭折した天才洋画家関根正二の代表作にして遺作の題名である。
といっても、実は私は絵など門外漢で知らなかったのだが、今調べて、こんなほとんど忘れ去られた画家がいたことを知り驚いた。今残る代表作「信仰の悲しみ」等を見て(ネットでだが)、天才画家と呼ばれたことを納得した。本当の代表作「慰められつつ悩む」は紛失し作品を写した絵葉書しかない(ウィキペディア)という。
ちなみに、関根は隅田川支流の小名木川河畔、猿江裏町に住んでいたが、同時期、渡辺も猿江に住んでいたのである。しかし「不思議なことに」(『鴉白書』)2人は顔を合わせることなく、関根は肺結核で1919年、他界、20歳だった。渡辺啓助は彼より2歳年下だが、2002年101歳の長寿を全うした。啓助の弟、温も27歳で自動車事故で死亡している。
渡辺啓助は独り長寿(ながいき)して、また『鴉白書』刊行に際してのファンやひいきの方の大変な尽力に「慰められつつ悩む」と、あとがきを結んでいる。
ウィキペディアは、晩年のことはほとんど書いてないが、1991年『鴉白書』を出し、2001年1.30日には『ネ・メ・ク・モ・ア』が
推理文壇最長老 渡辺啓助100歳記念
という帯(腰巻)が付けられて刊行されている。なお、101歳の誕生日の9日後の2002年1.19日に永眠、その11日後に『ネ・メ・ク・モ・ア』は刊行されたわけである。
渡辺啓助、「義眼のマドンナ」、「ネ・メ・ク・モ・ア」については、過去にも何度か言及していることをお断りしておく。

3月26日 22時28分記

閑散薄商いのなか、いたずらに株価だけが大きく乱高下するという困った展開となっている。
日東ベスト(推)、遠州トラック、ベルーナ、当道場銘柄ではないがエスプールなどである。
ベルーナは好材料を受け昨年来高値更新となる877円まであったが前日比1円安まで売られる場面があり、850△6。
高寄りしすぐに1773△77まであったエスプールは、その38分後には1650円まで急落、終値は1668▼28。

いずれにせよ、このように、大したと言うより、何も材料がないのに大きく株価が上下に動くことがままあるというのが、今の相場である。いたずらに軽挙妄動することなく、趨勢を見極めることが重要である。

23日の相場は、小動きながら、日経平均、TOPIXとも上げた。ただ寄与度の大きい銘柄、主力株中心の上げで、騰落銘柄数は値下がり銘柄数の方が多かった。指数も上げたのは大型だけだった。

ニイタカ(推)は高寄りしてしまい1820△89まであったが、1757円まで下げ終値は1796△65。ここからどう動くか。とりあえず、業績、事業内容、チャート等、各自調べられるといいだろう。

フジッコが上っ放れて来た。出来高も急増、日証金の取り組みも前日の0.36倍から0.18倍に急低下した。食品株としては変わった値動きをしてきており、昨年来高値は7月につけた3100円。時価の2622円からは差があり過ぎ、何とも言えないが、夢があるという見方もできよう。私は同社のカスピ海ヨーグルトを久しぶりに買って来て食した。10日ほど前にドラッグストアで「ごぼう茶」を見つけたあじかんはお先に大相場を出している。

LITALICO(推)は1688△12と4日ぶりに上げた。この株にしては珍しい3日続落をしたので、ここからは1770円高値更新に向かう可能性もある程度あろう。

アピックヤマダ(推)は前日の逆行高に引き続き23日も底堅い動きだった。562▼2。16日以降の強い動きが先高を暗示するものか、逆にそろそろ目先天井を打つサインか、判断に迷うところだが、地合いさえ良ければ、600円台奪回もあろう。

日東ベスト(推)は1080▼39で、推奨直後値と並んだ。ストップ高後遺症とも言えようが、相場スタート時の1080円に戻ったことで、再スタートが期待できよう。今期は会社予想を大幅に上回ることがほぼ確実、来期はベトナム加工食品工場稼働も加わって大幅増益の見通しだ。来期予想実質PER10倍そこそこが見込まれ、超割安是正相場に期待。

【石光商事】
1年前に円高メリット銘柄として推奨、円高メリットはどうなったのかというような業績で、いまいちの結果になった銘柄である。
19日付けで「第2の遠州トラック?」という「淡い」期待を抱かせるとした銘柄である。

>パナソニックは、家庭用コーヒー焙煎機とあわせて、専用スペシャルティ豆と焙煎プロファイルを定期頒布する新サービス「The Roast(ザ・ロースト)」を発表。同社のショッピングサイトPanasonic Store(パナソニック ストア)にて、4月上旬より開始する。

この「家庭用コーヒー焙煎機」の定価が10万円で話題を呼んでいるわけである。

>「おうちで、極上のコーヒー体験」をコンセプトに、新開発の家庭用焙煎機「スマートコーヒー焙煎機 AE-NR01」と、厳選した生豆の定期頒布と焙煎士による豆にあわせた焙煎プロファイル(焙煎工程のプログラム)をセットで提供し、特別な焙煎技術や知識がなくても、自宅で手軽に焙煎したての味と香りを楽しめるコーヒーサービス。なお、本サービスでは、コーヒー輸入商社の石光商事ならびに2013年焙煎世界大会チャンピオンの後藤直紀氏「豆香洞(とうかどう)コーヒー」と提携している。

「定期頒布する生豆」を提供するのが石光商事なのである。
>厳しい品質管理と安全基準で選定した世界中の良質なスペシャルティ豆を季節ごとの4つのテーマにあわせて毎月届けられる。

とは言え、10万円もするコーヒー焙煎機が、どれだけ売れるのか、生豆の定期頒布で石光の売り上げは微々たるものではないかといった疑問も生じよう。
しかし1株純資産1000円(PBR0.4倍)、来期予想名目1株利益40.2円(名目PER9.5倍)という無相場割安株に出た材料である。
しかももう一つ、実は秘密兵器がある。四季報の前号に以下の記述がある。

>一杯抽出バッグをアスクルへ納入開始。通販カタログの表紙飾る。

パナソニックとアスクル、合わせ技で1本(これは確かルール改正で無くなったようだが)、もしかしたら、第2の遠州トラック(ミニ遠州)になれるかも。
なお、新四季報では2017年3月期の予想経常利益を前号の3.00億円→4.4億円に驚異的な上方修正をしているが、市場は見落としているかのように無反応だ。円高が好影響、ならばここに来ての円高でさらなる期待が。

3月23日 23時31分記
>ここに来て円高が進んでいる。現在1ドル111.9円台と112円を割り込んできた。WTI原油先物も48.4ドル台と弱含みで、これも響いてかNYダウは170ドル(0.8%)前後の下落。日経平均先物も大幅安となっている。
多少の円高、NYダウ安は、小型株には悪材料ではないが、このまま大きく円高NYダウ安だと、小型株も含め売られる可能性が大きくなる。

前稿の末尾で、こう書いたわけだが、NYダウは238ドル(1.1%)安、為替もさらに円高進行とあって、22日の日経平均は本年最大となる415円(2.1%)の大幅安となった。1.04日、2.10日にともに470円台の大幅高を演じているわけだから、今回の下げは総騒ぐほどのことではない。とは言え、これで日経平均は大発会比553円安、大納会比でも73円安となってしまった。
しかしJQ、マザーズ、2部は、そろって大発会比でも大納会比でも大幅高となっている。
最近特に顕著な傾向なのだが、今や東証1部、特にその主力株とJQやマザーズは、プレーヤーが大きく違い、値動きも連動性が小さいことを、特に個人投資家はしっかり頭に入れて、投資判断をしなければならない。

アメリカの利上げでのち米金利差拡大→円安というシナリオを、かなりの人が当然のように語っていたわけだが、利上げ後の展開は、むしろ逆で、円高気味に推移、ここに来ては、一段と円高が進行、現在は1ドル111.0円前後となっている。
トランプ政権は、あちこちで軋轢を生み、人事は滞り、証券界から特に期待されていた経済政策の実行はいつのことやらという状況だ。
いつ事態の急変がないでもなかろうが、とりあえずは、輸出関連は避け、内需中心に、円高に強い銘柄で行くところだろう。

当道場銘柄は、大幅安の中では健闘した。
アピックヤマダ(推)は564△4、またフジッコは戻り高値を大きく更新する2567円まであって2553△28だった。
「新四季報で発掘した妙味株」もカッシーナ、ヒラキが、続伸した。特にカッシーナは一時1010△102まであった(終値は944△36)。

輸出関連は、当道場銘柄もかなりな下げに見舞われた。ダイフク2800▼76、ミネベアミツミ1500▼76、渋谷工業3150▼110、ツバキ・ナカシマ1890▼39などである。
遠州トラックは1577△277まであって1271円まで下げ終値は1277▼27。

ベルーナ(「新四季報で発掘した妙味株」)は、引け後、自己株の消却を発表した。約1595万株・発行済み株式総数の14.09%にもなるため、それなりに好感されよう(自己株は通常1株利益算出の際、発行株数に入れないが、現実に将来どうなるかは不明なので、消却は株価には好材料である)。PTSでは現在終値比26円高の870円に100株の買い注文。売りは無し。

外部環境は波高しだが、逆にこういう時こそ、安く買えるときであり、チャンスでもある。推奨銘柄である。
4465 ニイタカ 1731△13

3月23日 0時10分記

前稿で挙げた「新四季報から発掘した妙味株」の21日の株価を見ておこう。

2216 カンロ        571△16
2777 カッシーナ      908△64(JQ値上がり率8位)
2908 フジッコ       2525△12
3059 ヒラキ        1048△64(東証2部値上がり率5位)
3814 アルファックス   1280△83(JQ値上がり率12位)
4220 リケンテクノス    556△7
4998 フマキラー      858△36(東証2部値上がり率14位)
6272 レオン自動機    1085△7
6298 ワイエイシイ    1294△5
6383 ダイフク       2876△38
6464 ツバキ・ナカシマ  1929△18 
6619 ダブル・スコープ   1645▼7
7814 日本創発G      723△28
9997 ベルーナ       853±0

12勝1敗1分け

だったわけである。ただ、高寄りしたものも多く、どう買うかは、それなりに難しかった。
いずれにせよ、最近は東証1部の主力株の値動きが悪くなっており、それがむしろ好影響をもたらし、まともな割安銘柄の値動きが良くなっている。ファンダメンタルズ重視、PER重視の相場と言い換えてもいいだろう。
こういう流れの中で、上記のような好業績で割安な銘柄が買われたとも言えよう。
ちなみに全上場銘柄値上がり率1位は遠州トラック(1300△300)だった。アマゾン旋風は凄まじく遠州はPTSで1600△300。

ここに来て円高が進んでいる。現在1ドル111.9円台と112円を割り込んできた。WTI原油先物も48.4ドル台と弱含みで、これも響いてかNYダウは170ドル(0.8%)前後の下落。日経平均先物も大幅安となっている。
多少の円高、NYダウ安は、小型株には悪材料ではないが、このまま大きく円高NYダウ安だと、小型株も含め売られる可能性が大きくなる。

3月22日 0時38分記
恒例の「新四季報から発掘した妙味株」である。
リストアップした銘柄の中には前稿の遠州トラックのほか協立電機等、大幅高してしまったものもあり、こういう銘柄は除いた。

まずは銘柄名と3.17日の終値を示す。

2216 カンロ         555▼5
2777 カッシーナ      844△4
2908 フジッコ       2513△3
3059 ヒラキ         984△9
3814 アルファックス  1197△19
4220 リケンテクノス    549△6
4999 フマキラー      822△4
6272 レオン自動機   1078△16
6298 ワイエイシイ   1289▼13
6383 ダイフク      2838▼23
6464 ツバキ・ナカシマ 1911▼17 
6619 ダブル・スコープ 1652▼2
7814 日本創発G     695△4
9997 ベルーナ      853△14

次に、各銘柄に関する注目すべき記述等を示す。

2216 カンロ=「マイナス成長の飴は世界的な菓子職人ピエール・エルメ氏と提携した新商品発売。」とある。2018年12月期は経常利益で35%増益予想で、予想実質PERは14.6倍で、製菓会社としては突出して低PER。      

2777 カッシーナ=2018年12月期の経常利益は前期比5割増予想。予想実質PERは7.1倍に過ぎない。    

2908 フジッコ=「ロコモティブ症候群」防止も意識した冷蔵総菜「ベスタデリ」に手応え」とある。       

3059 ヒラキ=2017年3月期、18年3月期の予想経常利益を、前号の6.0億円、6.5億円から、それぞれ7.5億円、8.0億円に増額。 

3814 アルファックス=「好採算の飲食店向け自動発注システムが伸長。外食産業の労働需給逼迫が一段背中押す。」とある。
2018年9月期予想経常利益は前号の2.5億円→3.1億円に増額。

4220 リケンテクノス=「業務用ラップ絶好調。」2017年3月期、18年3月期とも予想経常利益は前号比大幅増額。 

4999 フマキラー=世界初ワンプッシュ型ゴキブリ駆除剤拡販。」とあるが、これは前号でも言及済み。「日本初の殺虫、虫除け成分入り除草剤「虫よけ除草王」発売に期待。2017年3月期予想経常利益は前号の24.0億円→26.0億円(会社予想20.2億円)に増額。  

6272 レオン自動機=2018年3月期の予想経常利益は前期比14.8%増。予想実質PERは13.8倍の低さだ。     

6383 ダイフク=「18年3月期は国内外の豊富な物流関連投資取り込む。」とある。なお18日日経朝刊「有機EL関連 業績拡大期待」という見出しの記事に、ダイフクも「自動化投資」として出ている。   

6464 ツバキナカシマ=「電気自動車の米テスラ社向けにセラミックボールの本格納入開始。」とある。

6619 ダブル・スコープ=2017年12月期、18年12月期の予想経常利益は、前号の23.0億円→28.0億円、33.0億円→48.0億円に大幅上方修正。

7814 日本創発G=「昨年10月連結化したソニックジャムなど2社が通期寄与。」とある。2018年12月期は経常11.5%増益予想で、予想実質PERは8.4倍に過ぎない。     

9997 ベルーナ=2017年3月期、18年3月期とも予想経常利益は前号比大幅増額で、来期予想実質PERは9.5倍。  

詳しくは、各自、四季報を開いて確認し、そのうえで買う・買わないの判断をされるといいだろう。
この銘柄の中から、前回同様、大きく値上がりる銘柄がかなり出るだろうと考えている。ただ、思惑通りにはいかず、あまり上がらない銘柄もいくつかは出る恐れは当然ある。
ただ、私としては、トータルでは(市場環境の大きな悪化がないとして)かなりの好成績になることに、それなりの自信は持っている。極力、全部とは言わないが、多くの銘柄を買うことをお勧めする。
私がすでに買った銘柄もあるが、買ってなくてこれから買う予定の銘柄もある(6銘柄)。
戦略について一言。買った後、さらに上げる銘柄と、あまり上げない銘柄とあったとしよう。この場合、えてして、あまり上げてない方を追加で買う方も多いと思うが、基本的には、これはあまりお勧めしない。さらに順調に上げる銘柄からこそ大化け株が生まれる可能性が大きい。基本は順張りで行こう。

最後にフジッコについて。
19日の日経朝刊にサントリーの「ロコモア」の1000円お試しキャンペーンの広告が掲載されている。筋肉の衰え用の健康食品だ。ロコモティブ症候群にいいと謳いそうなものだが、そういう記述がないのは、医薬品でないので、チェックがうるさいからなのか。
それはそうと、ロコモティブ症候群と言えば、フジッコの「ベスタデリ」である。
かどや製油はセサミンで上げたということも大いにあると思うが、セサミンと言えば言うまでもなくサントリーだ。
ロコモア-ロコモティブで、サントリーとつながったフジッコも、同様な回路で大幅高することを期待。
なお「ベスタデリ」は「健康経営」の観点からも注目を浴びているようだ。
近年、企業が従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する「健康経営」という取り組みが話題で、自治体による保険の補助など、「健康経営」をサポートする事業やサービスが増えているが、東京商工会議所も健康経営ガイドブックを公表し、「健康経営」を薦めている。
フジッコも「健康経営」に着目して、「ストック型ランチプロジェクト」を開始した。賞味期限が47日間と長く、レンジで温めるだけで、できたての味が楽しめる「ベスタデリ」を「ストック型ランチ」として利用することを推進していくというものである。
時間短縮、健康管理、節約(ほくほくポテトとマカロニのグラタン等6種類、全て税込み409円)と一石三鳥なので、今後大いに売れる可能性がある。

3月20日 18時56分記

   
前稿で書いたように、3.16日、私は15時30分過ぎから、新四季報を読み始め17日の1時前には8割がた読み終えた。
いつも、つい行き当たりばったりに読み始め、有望銘柄が見つかった時、どうするかが雑になり、あとで整理に困ることがほとんどだった。
今回は、その轍は踏まじとノートに記入欄をつくって準備万端整えておいた(コード番号、銘柄名、3.16日の株価、昨年来高値、昨年来安値とそれぞれを付けた月日、材料、1株利益、PERを記入する欄を区分けしておいた)。こうしておけば、コード番号、銘柄名だけ記入、あとで残りを記入すれば、見やすく分析しやすい有望銘柄候補一覧が完成するわけである。

さて、1時07分にブログを書き終え、再び読み始めたが、2時くらいには、まだ1割分くらいは残っていたのだが、切り上げた。
それは、これまでの経験で、ピックアップした銘柄から、(17日に)買う銘柄を決定する作業が重要なので、その時間を十分確保すべしという教訓を得ていたからである。
ピックアップした銘柄は75銘柄になった。それから10銘柄をセレクトした。前回、頑張り過ぎて、朝起きたら8時45分くらいになっていて、寄り前の注文が予定通りにできないという失敗をしたので、2時半くらいで、まだがんばる手もあったのだが、やめ、寝ることにした。そして、この10銘柄を発注ノートに記入、17日の取り引きの準備完了となった。

それでも、多少未練もあり、そのあと、いつも飛ばす(後回しにする)金融は飛ばし、運輸以降をぱらぱら見ていた。
そうしたらである。

【最後に秘宝発見】
「期初受注のネット通販大手アマゾンの幹線輸送が本格化、独自増額。」という文句が!
9057遠州トラックである。
さらに末尾には【アマゾン】幹線輸送に続き物流センター業務でも受注獲得目指し営業攻勢かける。」とある。
株価(16日終値)を確かめると850-(比較なし)、出来高1000株。

これは行けると確信、17日の買い銘柄に遠州トラックを加えた。
17日、寄り前の気配、誰も気づいていないようで、850円以下で買えそうな気配である。とは言え、売り物も少なく、とりあえず851円(寄り直前の買い注文等も考慮し850円ではなく851円にしたわけである)で、1400株の買い注文を出した。850円で寄り付き、ここで1400株約定(寄り付きの全約定株数は1500株)。その後は無風状態だったのだが9時半過ぎに売り物もあり、上げそうな雰囲気になって来たので、あわてて860円で1200株買いを出し、800株が860円で約定。この時点で、総出来高2600株中2100株が、私の分なので、「相場操縦の疑い」とか言われかねない(出来高の3分の1以上だと注意喚起となるようだ)ので、その後は静観。しばらくして見たら10時13分過ぎには買い気配になっていて1000円のストップ高になりそうだ。結局、10時38分に1000△150のストップ高になり、一時1000円割れの場面もあったが、10時49分の979円の後は、ストップ高買い気配となりそのまま売買が不成立状態が続き、大引けでストップ高比例配分で2200株出来た(1日の出来高は20800株)が、1206800株の買い物を残して終わった(全上場企業で値上がり率3位)。
その後のPTSでは最終値1300△300(ストップ高)。

自分だけいい思いをしてと思われそうだが、まあそれはお許しねがう。
私が言いたいのは、株式投資では、先んじれば人を制すだということである。四季報を発売日(現在はその1日前)に読み切ることの意味はここにあるわけである。

過去、「四季報で発掘した妙味株」は、非常に高い確率で、高パフォーマンスを挙げている。それは、まだ一般の投資家がほとんど気付いていない銘柄を発掘、紹介できたからであろう。しかし、遠州トラックのような場合、まさに先着数名様しか超おいしい所は食せない。私が17日の朝、この銘柄を、ブログで書けない理由を分かっていただこうという意図もあって、本稿を書いているのである。

しかし、リストアップした75銘柄には、まだあまり上げていない有望銘柄もかなりある。
20日付けで公表するので、乞うご期待である。

【第2の遠州トラック?】
という期待を淡いながら、抱かせる銘柄も見つけた。しかし、本当に「淡い」。
というのは、アマゾンから大受注というのとは、受注規模が桁違いに小さそうだから、いや小さいからである。また、過去、苦渋を舐めさせられたという嫌な経験も有する銘柄なのである。
それでも、それなりに上げそうな気もする。昨年来高値にもかなり近づきチャートもいい。というわけで、私は、この銘柄を5000株だけ買ってみた。終値は前日比変わらず。誰も気づいていない?もしかしたら誰も評価しない?

この銘柄だが、これまた薄商いなので、ここで、公表すると、高値掴みさせかねず、できない。後日、目立たない形で公表することとし、ここではヒントだけ書こう。

①過去の推奨銘柄である。
②アマゾン-遠州トラックのように、超大企業との取り引き成立
③超大企業の業種は電気機器

ただ、もしこれで分かったとしても、(ある程度は上がるだろうが)大きく上がるかとなると微妙であろうということは、心得ておかれたい。

3月19日 23時53分記
四季報が15時半頃といつもより早く来て(ヤマトの愛想の良い方が早過ぎてすみませんと仰っていたが、何をおっしゃるヤマトさんである)、ために今回は比較的余裕を持って読める。
といってもまだ8割程度読み終えたところなので、以下、必要なことのみ、ごく簡単に。

16日の相場は、期待通り、小型株優位の展開となり、当道場銘柄は、大半が上げた。
特にLITALICO(推)は1745△74と急騰、アピックヤマダ(推)、不二製油(推)、ヨコレイ(推)、日東ベスト(推)、渋谷工業、ダイフク、はごろもフーズ、ミネベアミツミなども上げた。

これら銘柄で、注目すべき新四季報の記述を紹介しておこう。

ヨコレイ=2017年9月期の予想経常利益は60.0億円→62.0億円、18年9月期は66億円→70億円に、今号で増額。
>スペインの高品質白豚「栗豚」を量販店や外食店向け提案。とある。

日東べスト=予想経常利益は2017年3月期16.0億円(会社予想は14.0億円)→16.5億円、18年3月期17.0億円→18.5億円に、大幅増額。(2017年3月期16.5億円としていたの誤記で上記のように16.0億円に訂正・お詫びします)

ダイフク=予想経常利益は2017年3月期215億円→230億円、18年3月期220億円→255億円に、大幅増額。

はごろもフーズ=「日清食品の焼きそば新製品に削り節が採用。ブランド力向上に一助。」とある。

ミネベアミツミ=予想経常利益は2017年3月期440億円→470億円、18年3月期530億円→650億円に、大幅増額。

フジッコ=【シニア市場】「ロコモティブ症候群」防止も意識した冷蔵惣菜「ベスタデリ」に手応え、高齢者向け中心に拡販。 とある。

アメリカの利上げペースがゆっくりになりそうという観測が影響してか、円高が進んでいる。
現在は1ドル113.00円。日東ベスト、ヨコレイ、フジッコ、はごろもフーズなどには円高はプラスなのは、言うまでもない。17日から1部昇格のLITALICOも円高は無縁なのは心強い。
輸出関連も、中小型株は、最近は円高にそう大きく影響されなくなっているように思う。

3月17日 1時07分記



15日の相場はFOMC(3.14日~15日。声明の発表は日本時間16日、午前3時)を控えていることもあってか、軟調な展開になった.
日経平均、TOPIXは0.2%前後の小幅安だった。しかし値上がり銘柄数420、値下がり銘柄数1461から鎌倉式実感日経平均を算出すると
(420-1461)÷6から-174円となり、実際の日経平均の-32円とは大幅に乖離している。
指数大型=1446-1
指数小型=2888-18
で分かるように、主力大型株は高安まちまち(海運、保険などの金融株、食料品などは上げた)だったが、小型株は大半が下げたわけである。
目を引いたのがマザーズの急落だ。3.4%という本年最大の下げとなった。6%以上下げた銘柄が26に達した。JQの下落率も1.0%と大きかった。

ここ、市場エネルギーが乏しく、閑散薄商いになっているわけだが、15日も売買高16.5億株、売買代金1.7兆円で、繁閑の分岐点の20億株、2兆円を大きく下回った。

こうした薄商いで、日東ベスト(推)などは1199△43まであったのだが、大引け直前には1160円、そして大引けは1147▼9、まさに風に揺れる葦である。
マイネット、夢テクノロジー、デザインワンなど、これまで大きく上げた銘柄の下げがきつかった。
アピックヤマダは小幅高で始まったのだが、結局532▼26の安値引けだった。前日、やや不可思議な上げを演じたわけだが、その反動ということだろう。

わずかに、不二製油(推)、はごろもなどが上げた。
「 LITALICOは15日は高いはず?」と、前稿の見出しにした LITALICO(推)は、何10回もプラス圏とマイナス圏を往復の末、1671△9と、上げて終え、怪しげな私の推理は何とか当った。

16日は、小型株優位の展開になることを期待しよう。
LITALICO、アピックヤマダのほか、新四季報発売も見据え、フジッコ、不二製油、ヨコレイ(推)、ダイフクなどに期待しよう。

3月16日 0時33分記
14日の相場は小動きで方向感がはっきりしないものだった。やや小型株優位の展開で、日経平均、TOPIXは小幅安だったが、小型株指数はわずかにプラスだった。JQも小幅高。

当道場銘柄はおおむね堅調だった。
ただ、変わらずや高く始まった銘柄の多くは下げて終わり、逆に安寄りした銘柄の多くは高く終わるという、おかしな結果となった。

LITALICO(推)は1720△30まであったのだが終値は1662▼28。前日の40円高と合わせると+12円。東証1部昇格で、これはないだろうという読みで、私は少し買い増してみた。株価は2.28日以降、
○×○×○×○× ×○×
(○は上げた日、×は下げた日)
と来ており、15日は〇の日とみたことも買い根拠の一つである(あまり当てにならないが・・・)

不二製油(推)、ヨコレイ(推)は安寄りしたが切り返しプラスで終えた。日東ベスト(推)も一時は16円安まであったが1156△4で終えた。

FOWLP関連の材料の出たアルバック(前稿参照)は5310△80、TOWAは1906△15、アピックヤマダ(推)(前稿参照)も529▼11まであったが558△18と急反発。

ヨコレイは後場終盤になって買われ1127円まであって1120△9だった。終値としては前日に続いての高値更新となる。ニチレイは連日の昨年来高値更新となっており、マルハニチロも高値圏にあって14日も上げて3連騰。こうなると、ヨコレイの出遅れが一段と目立ってくる。ここからがおいしい局面となりそうだ。

日東ベストも安定感はないが上げて終えたことを評価したい。食品株人気が継続しており、残された大化け株最有力候補として、強気を貫くところだ。フジッコ、はごろもも底堅い動きで期待して良さそうだ。

ミネベアミツミ、ツバキナカシマは上げた。ダイフクは下げた。この3銘柄は、好業績見通しであり、強気でいいだろう。

3月15日 0時11分記

【FOWLPは市場の大きなテーマに浮上か】
FOWLPに関しての報道も最近は徐々に増えているが、昨日も以下の発表がアルバックからなされた。
注=以下にいくつかの資料的なものを載せるが、長いことでもあり、ざっと目を通す程度にされるといいだろう。

高密度実装向け600mm角基板対応ドライエッチング装置NA-1500を開発、販売開始のお知らせ―大型角基板で均一なDescumプロセスを実現

大容量情報端末の市場拡大に伴う高速・大容量情報の品質向上を達成する為に、配線パターンを微細化し配線抵抗を低減、寄生容量を除去することで高密度実装技術が脚光を浴びています。
また、スマートフォンをはじめとしたモバイル機器の高機能化,薄型化に伴い、実装されるICパッケージも多ピン化,薄型化の要求がより強くなっています。これらの要求を満たすパッケージ技術としてFO-WLP(Fan-Out Wafer Level Package)が脚光を浴び、昨年より大量生産も始まりました。現在、パッケージ各社は、次のステップとして
FO-WLPの生産コストを下げるために基板サイズをΦ300mmから600mm角程度まで大型化(Panel Level Package)し、面積比約5倍になることで大幅に製品コストを下げることが可能です。
φ200mmやφ300mmのドライエッチング装置は市場に多く存在していますが、600mm角基板サイズで、均一にDescum*1処理やTiエッチングができる装置が存在していませんでした。今回、アルバックはいち早く市場のニーズを汲み、量産型の実装基板用ドライエッチング装置を開発し販売を開始しました。

次にマイナビニュースより。
「FOWLP(Fan Out Wafer Level Package)」は半導体実装業界にとって昨年来最大の話題になっている。2017年1月18日~20日に東京ビックサイトで開催された第18回 半導体・センサ パッケージング技術展の併催セミナーで、東芝ストレージ&デバイスソリューション社研究開発センター技監の明島周三氏が「世の中を騒がしているFOWLPってこれからどうなるか?」と題して講演したので、ここに要約して紹介したいと思う。

注目される新パッケージ技術「FOWLP」 - 東芝が語った今後の方向性

FOWLPの市場規模は年間6000億円

世間で注目を浴びているFOWLPは、シンプルで機能的なパッケージである。ただし、シリコンウェハ(前工程)のプロセスであるスパッタリングやリソグラフィなどを使って再配線層を形成する必要がある。今までは、先端パッケージはフリップチップから、TSVを使った2.5D/3Dパッケージへ移行すると言われていたが、製作が難しく、コストが高いため、一気には移行せずに、FOWLPへ移行する方向に動いている。「2016年、Appleが、TSMCの技術を使ってiPhone 7用のA10アプリケ―ション・プロセッサ(AP)にFOWLPを採用したのがきっかけで、皆の注目が集まった。今後はAppleだけではなく、ほぼすべてのアプリケーションプロセッサにFOWLPが採用になり、2020年には5億個/年のアプリケーションプロセッサにFOWLPが採用される、という調査レポートも出ている。フランスの調査会社Yole Developmentは、今後、スマートフォン1台当たり10個あるいはそれ以上の半導体チップにFOWLPが採用されるようになると見ている。同社の予測によると、今後, FOWLPは年率32%で市場が拡大し、2020年には25億ドルを超える。この成長率がさらに継続するとして計算すると、2023年までに5000億円を超える市場規模になる」と明島氏は話す。

同氏は、私見であると断ったうえで、近い将来のFOWLPの市場規模は、世界半導体市場規模を出発点にして、表1に示すさまざまな仮定を元に、6000億円/年とはじき出した。これより、FOWLPの設備市場規模は6000億円、材料市場規模は2400億円/年規模と予測した。設備や材料企業にとっても、「とてもおいしい市場になる」と明島氏は語る。

最後に、アピックヤマダ(推)のHPより。

 >近年、WLP(ウエハレベルパッケージ)をはじめとする先端パッケージ分野及び車載向けパッケージ分野の量産において新工法が提唱・採用されてきていますが、当社グループはこの新たなトレンドに対応する製造装置の開発に取り組んでまいりました。特にハイエンドの情報端末機器及び将来を有望視されているウエアラブル分野及びIoT分野に採用が進んでいるFOWLP(ファンアウト型ウエハレベルパッケージ)に対応した量産モールド装置の開発に関しては世界においてトップランナーとして認知されています。

>WLPが市場に出てから10年。技術的なブレークスルーを経て全自動装置による量産がスタートしようとしています。当社は、これまで蓄積したWLP成形技術を基に、更に改良を加えた最新の全自動装置「WCM-300L」の開発と市場投入を行いました。独自の圧縮成形技術を中心に、ウエハ、樹脂の自動供給から、成形、アフタキュア、検査及び製品収納までの装置構想を見直し、より高度な圧縮成形技術と安定した品質の確保、安定稼働、大量生産への対応を具現化しています。

「FOWLP(ファンアウト型ウエハレベルパッケージ)に対応した量産モールド装置の開発に関しては世界においてトップランナーとして認知されています」という部分を、しっかり頭に入れておいていただきたいと思う(鎌倉雄介)。

3月14日 23時02分記

相場見通し等については別稿で深夜の予定です。