相場は、前日のNYダウの急騰もあって、依然として、輸出関連や証券・保険などの金融関連中心に、大きく上げた。
ただ日経平均、TOPIXとも1.5%前後の大幅高の割には、値下がりする銘柄も多い。新規資金の流入はあまりない中、動きの悪い銘柄を売って動きのいいものに乗る動きが顕著なのだろう。JQは小幅安、マザーズは6立会日連続安で888ポイント台まで下げた。

平田機工は3日続落で、ついに6000円大台を割った。前日、109円安から11円高で終えた日本ライフラインは、09日はその再現かと思わせる場面もあったのだが、結局終値は2284▼46。ここまで下げて来ると、戻りは売りたいという向きがほとんどとなるので、売り圧力は尋常ではない。安易にナンピン買いなどすると火傷をしかねないので、静観が無難だろう。

リゾートトラスト(推)、昭和真空(推)も、一時はマイナス(リゾートトラスト)、変わらず(昭和真空)まであったが、終値では、ともに小幅高だった。ここいいところのなかったMARUWAも3830△60と上げ、同じくアルバックも3365△70と上げた。
好業績で注目しているTOWAも一時は高寄り後は4日続落となる1262▼13まであったものの、終値では変わらずまで戻した。

こういう動きを見ていると、やや楽観的に過ぎるかもしれないが、大相場を出してしこりが大きすぎるような一部銘柄は別として、中小型の好業績銘柄も、そろそろ、出遅れが意識され出し、遅ればせながら、主力株を追いかける相場がスタートするのかもしれないと思う。今更、主力株に浮気してもしようがないだろう。
特に昭和真空は、大真空が変わらずをはさんでついに10連騰となり、一段と株価が開いたので、逆にあまりの出遅れに注目が集まるのも時間の問題だろう。

日本軽金属は263△7で、年初来高値を更新した。比較的大型のため、今の相場に乗れている。
オエノンHD(推)も、完全に上昇気流に乗っており273△4と、これも年初来高値更新。TOKAI HDも759△6で引け新値。こういうじり高銘柄は強い。

12月09日 0時36分記
今の相場を見ていると、動きのいいものに、ともかく飛び乗る、ファンダメンタルズだの業績だのは二の次ということになる。

安永とか黒田精工のように、強力材料が出たとなると、とんでもないくらい上がる。安永の場合、11.27日、527円だったのが12.05日には3750円と、9立会日でほぼ7倍になった。ちなみに07日は2195▼500。

一方、12.06日「日経平均高値更新の中、安値銘柄が続出の怪」で取り上げた9銘柄は、全般高の中、07日も半分は下げた。平田機工は6070▼490で前日と合わせると880円も下げたことになる。

また、前稿で挙げた大真空は1445△98と急伸したが、ファンダメンタルズからはとても買える水準ではない。会社発表の数字では今期予想PERは、名目で78倍、実質でも54倍に達する。

こういうのをうまく予想して儲けようと思っても、それは無理というものだろう。
木の葉が沈み、石が浮くときもあると割り切って、そういうのとは一線を画し、本当に割安な銘柄は、早晩見直されると信じ、頑張ろう。

オエノンHD(推)は新値追い、TOKAI HDも高値圏で頑張っている。日軽金も続伸で、年初来高値にあと3円まで来た。

昭和真空(推)は一時マイナスに沈む場面もあったが終値は1168△3。
株価が利益で決定されるとするなら、時価総額は利益額に比例するわけだが、
昭和真空=今期予想経常利益9.0億円で時価総額76億円
大真空 =今期予想経常利益3.6億円で時価総額131億円
割高銘柄と比較して割安だと言ってもしようがないが、このように割高銘柄が天井知らずに上げ、割安銘柄がもたつく、場合によっては下げ続けているのが、今の相場なのである。

リゾートトラスト(推)は引けにかけやや戻し2186▼14。こうした値嵩株に逆風が吹いているが、一方、こうした長期下落基調だった銘柄や今期減益予想銘柄には、堅調なものが多い。リゾートトラストの場合、大底から出直り基調にあるのが強みだ。

カネヨウ(推)は79▼2と、再び80円大台を割り込んだが、上場維持基準からして、ここから下はほとんどなかろう。というより北日本紡(07日は90△1)の値動きや比較からして、再騰が期待できよう。

12月08日 0時31分記
07日の相場は、海外株高、円安等、好条件に恵まれ、反発した。ただ、前稿で書いたように、ここに来ての安値を更新する銘柄も、結構多かった。値下がり率上位銘柄を見ると、ここ急騰した反動の安永は別としても、株価1500円以上の高株価銘柄がほとんどだった。レック、ニチハ、日本ライフライン、ABCマート、富士紡、キーエンス、江崎グリコなどである。

当道場銘柄はまちまちだった。
オエノンHD(推)は269円まであって年初来高値を更新、終値も268△3。
リゾートトラスト(推)、カネヨウ(推)、日本軽金属、エラン(推)などが上げた。
一方、昭和真空(推)、アルバック、エコスなどは下げた。

半導体関連やその周辺的企業では、ローム、大真空、三益半導体などが上げている。大真空、三益半導体は年初来高値更新である。こうなると、昭和真空、アルバックの出遅れが際立つ。
昭和真空と大真空を比較しておこう。

昭和真空=水晶デバイス製造装置でシェア9割強。光学製造装置、圧電部品関連にも展開。
大真空=水晶デバイス総合大手、音叉型や民生用振動子などシェア首位級。
TCXO(温度補償水晶発振器)の需要急増で恩恵を受けるのは、両社共通である。
今期予想実質PERは
昭和真空=13.3倍
大真空  =50.4倍
両社とも、今期業績は上方修正が有望だが、いずれにせよ、とんでもないくらい、昭和真空が割安なのである。これが今の相場と言ってしまえばそれまでだが、いくらなんでも、そう遠くない将来、昭和真空の割安が認識されるとみて強気を堅持しよう。

リゾートトラストはBNCTを含めメディカル部門の急成長を評価するところだろう。今期の減益はすでに十分織り込んだが、来期2017年3月期の業績は急回復の方向だ。こちらは全くと言っていいくらい織り込まれていない。新四季報発売接近を見据え、株価も回復の方向。

12月07日 0時42分記
【逆行安銘柄が多発】
日経平均などが高値を付ける中、逆に弱い銘柄は、ここに来て下げ足を速め、ここ1~2ヵ月弱での安値を付けるものがかなりの数にのぼる。

そこで、私がマークしている銘柄を中心に、そうした銘柄の値動きを調べてみた。
銘柄         高値(日付け)    安値(日付け)   下落率
アイティメディア  840円(10.21日)   551円(12.06日)   34%
平田機工     8630円(10.31日)  6420円(12.06日)   26%
日本ライフライン 2960円(10.20日)  2292円(12.06日)   26%
ハビックス    1240円(10.31日)   951円(12.05日)    23%
リニカル      1499円(11.01日)   1231円(12.06日)   18%
IBJ          795円(11.10日)  656円(12.06日)   17%
カルビー      3895円(10.27日)  3320円(12.06日)   15%
エラン       1407円(10.31日)  1211円(11.25日)   14%
MARUWA     4220円(11.04日)  3715円(12.06日)   12%

注=高値(10.20日以降の最高値)・安値(10.20日以降の最安値)はともにザラバ場を含む株価。

やけに下げる銘柄があるなとは思っていたが、こうして調べてみたら、はっきり分かって驚いた。一番驚いたのは、ほとんどの銘柄が今日(12.06日)に10.20日以降の安値を付けていることだった。

いずれにせよ、このように、日経平均の動きとは全く関係なく、というより逆行して、これら銘柄は大きく下げているということである。内需系の円安デメリット銘柄(ハビックス、日本ライフライン等)が下げるのは、ある程度分かるとしても、円安メリット銘柄で好業績な銘柄(平田機工、MARUWAなど)でも大きく下げる銘柄があるのに注意したい。
そして一番の問題は、なぜ、これら銘柄がこれだけ売られるのかの理由が、はっきりしないということである。

エコスも、この間、かなり下げている。一方、綿半HDは、ほぼ横ばいである。
両社の業績を見ると、エコスは絶好調、綿半は10.28日(金)に大幅な減額修正をし、10.31日は1634▼133と急落している。  
10.31日の株価→12.06日の株価(ともに終値) を示そう。
エコス=1237円→1156円
綿半 =1634円→1627円
1例に過ぎないが、株価と業績に関連がほとんどなさそうなのである。
では、何が原因で、こういう動きになるかだが、残念ながら、私は、今答えを持っていない。逃げ口上的答えとしては需給関係でそうなっているのだろうということになる。

12月06日 19時38分記

相場見通し等については、別稿で深夜に。
05日の相場は、イタリアの国民投票で憲法改正が否決され、レンツィ首相が辞任を表明、ヨーロッパの政治情勢への懸念から円が買われたことで、大幅安となった。

当道場銘柄は、エラン(推)、エコスなど、人気離散となっている銘柄が引き続き売られた。
昭和真空(推)は02日、逆行高した反動で下げた。アルバックは底堅く3360▼10と小幅安で終えた。
リゾートトラスト(推)は高寄りしたが、徐々に売り物に押され結局2195▼4、日軽金も253▼2と、ともに下げたわけだが、底堅かったとも言えよう。
カネヨウ(推)は80△1と小反発した。前稿でも書いたように、上場維持が絡み(ここで廃止基準をクリアしたからと言って、それで問題が雲散霧消したわけではなく、株価が70円台半ば以下になれば、再び同じ問題が再燃する)、下値不安は小さい。むしろ、新四季報発売接近で、好業績見通しに注目が集まる可能性の方が大きいだろう。

イタリアの国民投票の結果は、ほぼ予想されていたことであろう。オーストリアの大統領選はリベラル・緑の党の候補が極右・自由党の候補を破った。こうしたこともあってか、NYダウは現在90ドル(0.5%)高、円相場も1ドル114.34円と円安方向だ。こうしたことで日経平均先物・大証夜間は205円高となっている。

12月05日 23時51分記
02日の相場は日経平均、TOPIXとも小幅安だったが、実感としては、全面安的大幅安だった。このずれの理由は業種別指数をみると分かる。
銀行、証券が3%台の大幅高、そのほか海運、パルプ・紙といった多くの投資家があまり持っていない業種の上げが突出して高く、その他業種は1%台の値下がりが大半で、上がった場合もごく小幅にとどまったわけである。

いずれにせよ、日々、物色動向が大きく違い、波に乗るのがきわめて難しい、やりにくい相場が続いており、イライラも募りがちなわけだが、我慢のしどころと、耐えるところだ。

当道場銘柄も、こうした中、軟調なものが大半だった。
リゾートトラスト(推)は2199▼22。3連騰後の当然の一服と見ていいだろう。
昭和真空(推)は20円高まであったが、全般安に押され終値は1180△5と小幅高にとどまった。それでもプラスで引けたあたり、今後に期待を持たせる動きだったと言えよう。
一方アルバックは3370▼115と急落した。ただ、こうした値嵩株は、このように振幅が大きいのが、特に最近の特徴で、急落・急騰が当たり前なので、弱気になって安いところを売ることのないようにしたい。

カネヨウ(推)は79▼4の安値引け。上場廃止基準クリアで、ひとまず売っておこうという売りが優ったということだろうが、先行きはというと、必ずしも暗いわけではない。
11.01日にクリアした3社(省電舎、ファステップス、北日本紡)の場合、11.02日はそろって下げたが、その後はファステップス以外は堅調だ。ファステップスは業績が大きく悪化、2017年2月期は経常利益1.1億円の黒字予想を1.0億円の赤字予想に減額しているにも関わらず400円台という高株価になった反動安。
省電舎は771円(11.02日)→910円(その後の高値)。831円(12.02日)。
北日本紡は87円(11.02日)→92円(その後の高値)。88円(12.02日)。
業績上方修正がほぼ確実なカネヨウの場合、省電舎のパターンになっておかしくない、少なくとも業績がいまいちの北日本紡よりはいい動きとみると、85円前後が最低線、うまくいけば100円前後は、依然、期待できよう。

12月04日 23時25分
02日の相場は、主力株中心に上げた。日経平均は18513△205と、ついに18500円台に乗せた。ただ値下がり銘柄も735と値上がり銘柄数の65%もあり、日本ライフライン、パーク24、ゲンキー、ツルハなど、内需系の高収益銘柄の値下がりが目を引いた。2部、JQ,マザーズは小動きにとどまった。

ここまで円安になってくると、今後は輸出関連で上方修正が、いずれ相次ぐことになりそうだ。
半導体、有機EL、さらには水晶デバイスなどの、今後鋭角的に業績が上振れしそうな銘柄をポートフォリオに加えておきたい。
その一つ、アルバックは3560△125まであって3485△80。戻り高値更新にあと一歩と迫っており、そのあとは、年初来高値4015円更新も期待できよう。
昭和真空(推)は1175▼18と続落した。ここ物色が比較的大型の銘柄に偏っていて、特に2部銘柄には逆風が吹いているのも影響しているのだろう。しかし、筆頭株主のアルバック以上に、業績は好調であり、BNCTの材料と相まって、先行きは明るい。

リゾートトラスト(推)は2221△6と、三菱モルガンの格下げ後3連騰。理不尽な格下げへの怒りをエネルギーに、戻り高値2292円更新と行きたい。
同じくBNCT関連の日本軽金属は年初来高値更新となる260円まであって257△2。9月中間期の経常利益は105.00億円の会社計画に対し113.9億円だった。トラック荷台(子会社の日本フルハーフが生産。トラックにこの社名を見た方も多いだろう)の需要が大きく伸びており、通期業績は上方修正となろう。1株利益は30円をかなり上回るだろうから、株価300円前後があっていい。

カネヨウ(推)が、引け後
「当社株式の時価総額に係る猶予期間の解除についてのお知らせ」を発表した。

>今後の見通しについて
当社は、2010 年3 月期以降、連続して経常利益、当期利益を計上してきていますが、繰越欠損金を解消し、配当を復活出来る状態には至っていないこともあり、株価が低迷しておりました。今後は、平成29年3月期を初年度とする中期3ヶ年計画に掲げる3つの基本方針(収益基盤の拡大と強化、財務体質の改善、配当可能な体制の確立)に沿った重点施策を着実に実行していくことで、今後も引き続き東京証券取引所における上場を維持するよう最大限の努力をしていくことはもとより、企業価値の更なる向上に取り組んでまいります。

猶予期間の解除直後の株価は、例外なく大幅安となっているという趣旨の書き込みがあるが、これはかなり乱暴で、事実とも少し違う。
業績を無視して上げて解除となった銘柄の末路は厳しそうだが、カネヨウのような場合は、ちょっと違うだろう。
PTSでは89円まであって87△4。出来高も16000株とPTSとしては大商いだった。

12月02日 0時42分記
私用で、相場を見ていなかったので、簡単に。
アビストが3455△325となる一方、MARUWAは3985▼120と急落した。また、「タイと米に550億円投資」と伝えられた(日経30日朝刊)UACJ(推)は318円まであって330▼20。相変わらず、予測不能の相場である。
アビスト、MARUWAの方は、格別な理由はない模様。UACJは財務内容の悪化を警戒する売りがかさんだための下げとみられる。
タカチホ(155△5)の上げがIR(統合型リゾート施設)整備推進法案(いわゆるカジノ法案)成立への思惑からというのも、納得しにくい。

昭和真空(推)、アルバックは、ともに下げたが、東京エレクトロン、大真空などは上げており、弱気になる必要はないだろう。

日軽金は小幅安となったが、ネット通販好調でトラック荷台の需要が急増しており、今期業績は上方修正の可能性が高まっている。BNCT関連でもあり、ここから一段高が期待できよう。

オエノンHD(推)が、引け後、180万株(発行済み株式の2.87%)の自社株買いを発表した。2.87%なので7~8円程度はあがっていい計算になるが、じり高、株不足もあって、さらに上げる可能性も十分あろう。

リゾートトラスト(推)は安寄りしたが2215△15の高値引け。三菱モルガンのおかしな格下げで目先筋をふるい落とし、すっきりして、かえって株価的には良かったかもしれない。いずれにせよ、意外なBNCT関連の親玉として、ここからこそ面白いのではないか。
2015年8月に3800円高値を付け、以降は長期下落相場に入り、16年11.09日の1952円で底入れ(ここで、今期業績の下方修正は織り込んだ)、現在は、そこからの大出直り相場の初期とみることができる。
となれば、ここからは長期にわたって上昇相場が続く可能性が高い。

12月01日 0時08分記
29日の相場は、円安が一服、アメリカ株も下げたことで、日経平均、TOPIXとも小安くなった。

こうした状況は、当道場銘柄には向いていて、大半の銘柄が上げた。

リゾートトラスト(推)は2200△44と、まずは2200円台を回復した。
昭和真空(推)も後場一段と買われ1208△32の高値引けとなった。
日本軽金属は高値面合わせまであって257△7。
これら3銘柄に関係する(株)CICSについては、最後に書く予定。

カネヨウ(推)も前場出来高43000株に対し、後場は176000株の大商いとなり、これまた82△3の高値引け。

TOKAI HD、アビストはそろって年初来高値更新。

MARUWA、アルバックなども上げたが、UACJ(推)、オエノン(推)はともに1円安だった。

今後も、日がわり的に物色対象が変わるようなめまぐるしい相場になりそうだが、真に割安な銘柄は強いはずの信念でやって行きたい。

【CICSについて】
すでに書いたように同社はリゾートトラストの100%子会社である(株)ハイメディックの持ち分法適用会社(持ち株比率41.08%)だったが、2016年9月に、リゾートトラストの連結子会社になっている。
リゾートトラストが、成長戦略の要と位置付け、こうした措置をとったとみてよい。

CICSは、日本で唯一、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の研究開発を主力事業とするベンチャー企業である。
2005年、今堀良夫氏によって設立。同氏は京都府立医科大学出身で、同大学院医学研究科助教授だったが、「BNCTを普及させるために大学を辞め会社を設立した」という人物である。現在も臨床医を続けている。

>本事業において、現在2つの新技術に関して特許申請を行っている
①中性子発生用ターゲット(田中貴金属工業株式会社、株式会社CICS)
②フッ化マグネシウム焼結体の製造方法、中性子モデレータの製造方法及び中性子モデレータ
(日本軽金属株式会社、株式会社CICS)

とあるように、CICSは名実ともにBNCT開発で中心的役割を果たしている。

実証事業コンソーシアム構成メンバー

事業管理機関
株式会社CICS

事業実施機関
独立行政法人国立がん研究センター
社会福祉法人仁生社江戸川病院
島根県産業技術センター
株式会社守谷刃物研究所
日本軽金属株式会社
田中貴金属工業株式会社

ここにはないが、部材供給企業として昭和真空の名も別の資料には出ている。

なおAccSys Technology, Inc.について触れて来なかったので、以下の資料を載せておく。

>「ホウ素中性子捕捉療法」臨床研究機器から医療機器へ:㈱CICSとAccSys Technology, Inc.、病院設置型BNCTの実用化に向け連携に合意

株式会社CICSは、加速器を用いるホウ素中性子捕捉療法を用いた新たながん治療の普及化に取り組んでおりましたが、今般、株式会社日立製作所の100%出資会社である米国・AccSys Technology, Inc.(カリフォルニア州プレザントン、CEO & President Hirofumi Seki, PhD.)がシステム全体の製品化に向けた技術協力を行うなど、これまでの臨床研究機器から医療機器へと進化させるべく、実用化に向け推進することに合意いたしましたので、お知らせいたします。(2012年9月)

リゾートトラストは、現在メディカル分野に注力している。検診など医療用施設の会員数は2016年度は2012年度から倍増の約15000人(前年度比2062人増)になる。1人当たり年会費は約50万円なので、これだけで75億円に達する。

>リゾートトラストグループは、株式会社CICSによる直線型陽子線加速器およびリチウムターゲットを用いたBNCT(ホウ素中性子補足療法)の開発支援のほか、「東京放射線クリニック」での先進的な放射線がん治療(IMRT:強度変調放射線治療)や「東京ミッドタウン先端医療研究所」におけるがん免疫療法など、QOL(生活の質)向上を目的とした提案ができる治療や研究を支援しています。

というわけで、BNCTの開発に成功すれば、単に売り上げに寄与するだけでなく、医療用施設の会員集めに多大の寄与をするなど、諸々の効果が期待できよう。

最後に、BNCTの直接的業績への寄与、売り上げの多寡を気にする方に対して。
これは、海外展開は少し先になることでもあり、少なくとも当面はさほどではなかろう。
しかし、BNCTのがん治療への寄与、日本初の画期的技術としての意義、一般社会への衝撃の大きさ等を考えるとき、株価材料として、やはり非常に大きなものであることは、誰の目にも明らかだろう。

リゾートトラスト、昭和真空、そして日軽金に注目。

11月29日 23時05分記

推奨銘柄のリゾートトラストが売り込まれた。安値では2114▼148まであって終値は2156▼106。
下げた理由は、おそらくは三菱UFJモルガンスタンレー証券が25日付けでレーティングをBuyからHoldに引き下げ、目標株価も3310円から2560円に引き下げたことと思われる。

しかし、同証券の言い分は納得できない。「中期経営目標の2018年3月期連結営業利益240億円は未達にとどまると予想」と言うが、そんな夢物語的数字を信じていた(その結果が目標値3310円なのだろう)のは、同証券だけではないのか。
四季報予想は190億円である。

ちなみに同証券の予想営業利益は
2017年3月期=142憶円(会社計画と同じ)
2018年3月期=210憶円(四季報190億円)
2019年3月期=240億円
である。

この数字を信じるなら、リゾートトラストの今日の株価は106円安ではなく150円高が妥当だっただろう。
ちなみに、同証券は5月18日にサンフロンティア不動産の目標株価を2070円から2580円に引き上げて、私を驚かせた。その時の株価は1100円台後半だったが、1251円までしか上昇せず、その後は、ほぼ下げ続け、891円まであって今日は966円である。
エレコムについても8.25日に目標株価を引き上げたが、その後はいいところなしだった(7.25日に天井を付けた後での引き上げという失敗を犯したわけである)が、詳しくは省略。

三菱モルガンのいい加減なレーティングはひとまず、ここまでとして、リゾートトラストの9月中間決算の減額修正(10.28日=金、引け後発表)の理由(会社発表)を、示しておこう。

>当社グループの第2四半期(累計)期間及び通期の業績予想につきましては、主にホテル会員権の販売が当初の想定を下回て推移していることや、今期2017 年3 月に開業予定の「エクシブ湯河原離宮」の契約高が当初の想定より減少し、開業に伴う不動産収益の一括計上額の下振れが見込まれること、また、営業外費用において為替差損を計上したことなどにより、連結・個別ともに、売上高及び各利益は、当初計画を下回る見込みであります。
当初計画においては、「芦屋ベイコート倶楽部」の発売効果が顕著であった前年と概ね同水準の販売を見込んでいたのに対し、実績においては同効果の一巡や、マクロ環境の影響等により、前年を除いた例年の販売水準からは順調に進展しているものの、計画に対しては未達となる見込みであります。
なお、当初計画を上回って販売が進捗している「芦屋ベイコート倶楽部」や「ラグーナベイコート倶楽部」の不動産部分の収益については、今後の販売分も含め、それぞれ開業予定である2018 年3 月期と2019 年3月期に一括して計上される予定であります。

これを受けて大和証券は11.14日朝(11日の可能性も)、レーティング、目標株価を引き下げている。
株価を見ると、
減額修正直後の10.31日=2101▼75
大和レーティング後の11.14日=2066△11(11.11日=2055▼40)

いずれにせよ、この業績減額修正とかレーティング引き下げは、ここですでに織り込み済みだったわけで、なおさら三菱モルガンの夏炉冬扇的、いや一周遅れ的発表が腹立たしいわけである。ここ大幅高した後だったので、効いたのかもしれない。
ともかく、会社が「修正の理由」で言っているように、また三菱モルガンの業績予想を見ても分かるように、来期以降の業績見通しは明るい。28日の急落は、絶好の買い場だったということになりそうだ。

CICSについては先送りするのをお許し願う。

昭和真空(推)は1176△24と、ひとまず反発した。円安も加わって、今期業績は大幅上方修正が必至だろう。加えてBNCT関連であり、1238円の戻り高値更新となろう。

カネヨウ(推)は、1円安で始まったが、売り物をこなし79±0。79円に買い物を残して終わった。北日本紡91△1、倉庫精練130△4と上場維持関連の仲間はどちらも高いことでもあり、カネヨウも86円高値更新の可能性は十分あろう。

TOKAI HDは742円まであって739△1で、年初来高値更新、オエノン(推)も259△4で年初来高値面合わせとなった。こういうじり高銘柄は、結構強い。

ステラケミファが3055△182と急騰した。ただ、これはBNCTで買われたのではなく、リチウムイオン電池で買われたようだ。
ニッポン高度紙工業、関東電化、田中化学なども大幅高していた。トヨタまで電気自動車にシフトしそうで、電気自動車が売れればということなのだろう。

11月28日 23時57分記